2016年10月27日 12:00
独占スクープ「映画『デスノート』の最終ページ」 5時間4万字の記録 (9) デスノ、10年後復活には裏テーマがあった!「GANTZのその先へ」「桐島の真逆」
このことが大きかったかもしれません。
逆の方向への幅が広まったことで、新鮮な気持ちでエンターテイメントの大作について考えることができた。それまで『デスノート』のことは一切考えないようにしていたのですが、こと「エンターテイメント超大作」を目指すのであれば、そこに再度、目を向けるべきではないかと。そして、もうそろそろ10年なんだな……と。そんな節目なんてお客さんには関係ありませんが、「10周年の区切りで何か考えられるかもしれない」と思えるようになったんです。信介監督とであれば、新しいものを生み出せるかもしれない。「『GANTZ』のその先は、『デスノート』なのかもしれない」と。それで2013年、信介監督に「10年後のデスノート」で相談してみたところ、きっと悩んでいたと思いますが、わりと早いタイミングで「それで行きましょう」とお返事をいただきました。
○『GANTZ』の映像化権を他社がリリース
――まさか5年前にきっかけがあり、3年前に始まったとは……。われわれ観客は、映画作りのほんの一部分しか知らないことがよく分かるエピソードです。
実写映画『GANTZ』も、『デスノート』二部の製作中に集英社さんにオファーしています。