2019年2月23日 10:00
益若つばさ、平成が生んだ100億円ギャル「いつかいなくなる」仕事論
●『最後から二番目の恋』以降断り続けた女優業
2002年、『Popteen』の読者モデルになると、益若つばさの世界は変わった。身につけるものが飛ぶように売れることから「100億円ギャル」と呼ばれるようになり、経済効果をもたらすその現象は「つばさ売れ」と称された。しかし、その“流行発信源”は、埼玉県越谷市から1時間半をかけて渋谷に通っていた17歳の少女だったことも揺るぎのない事実である。
地元のイベントなどにも積極的に参加し、バラエティ出演時には埼玉をネタにすることもあった益若。そんな彼女に、“問題作”のオファーが舞い込む。魔夜峰央氏のマンガを原作とし、二階堂ふみとGACKTがダブル主演を務める『翔んで埼玉』(2月22日公開)。埼玉県人が東京都民から迫害を受ける様がユーモラスに描かれ、その世界に飛び込む覚悟はもちろん、演技の仕事を断り続けていた益若にとっては大きな決断だった。
埼玉県越谷市が育んだ、平成を代表するモデル・益若つばさ。
「埼玉」と「平成」をテーマに、一時代を築いた女性の原点を探る。
○■『ケンミンSHOW』『さんま御殿』にも感謝
――益若さんは、アメリカ帰りの転校生・麻実麗(GACKT)