元恋人の死と、突如現れた自分の子ども。常人の想像を超えるスタート【海のはじまり#1】
■なぜ水季は一人で子どもを産む決断をしたのか
水季の死因は病死だったようですが、例えばあの日、婦人科系の病気を患っていることも発覚し、子どもを持てるチャンスは今回が最後になるというようなことを医師に告げられていたとしたら……。
子どもを持ちたいという気持ちが芽生えたとして、病気でも、子どものことでも夏に迷惑をかけずに、子どもを産む選択をしたいと考えた結果、このような行動になったという可能性もあるかも知れません。
■突然目の前に現れた6歳の自分の子ども
突然、目の前に現れた水季の子どもが、あの時の自分の子どもだということを知り、気持ちの整理がつかない夏。しかもすでに6歳と、こんなにも大きくなって現れたのです。
水季の母や同僚に「水季のこの7年のことを何も知らないんですね」「この7年の水季のこと想像してください。今日だけでも」と言われるほど、壮絶な苦労をしてきたことが窺える水季の人生。
しかも、水季の子ども、海(泉谷星奈)は「月岡夏」という人物が父親であることを認識しているようで、夏が月岡夏であることを認識すると、「あの人が夏君?」と胸を躍らせているように見えました。
■時を経て夏に語りかける水季の動画
ある休みの日、夏が家を出ると、そこには海の姿が。