壁にぶち当たったときこそ冷静に考える。佐野玲於が考える“スランプの乗り越え方”
的な存在であり、『インフォーマ』は三島の成長物語でもあるんですよね。
――たしかに、共感するというか、“こういう人いるよね”ってキャラクターですよね。
三島はキャラクターとしては木原が言うように“ポンコツ”で、抜けてる。たとえば映画を見てるとゾンビから逃げていてピンチの時にコケちゃうようなキャラクターっているじゃないですか。そういう「ここでコケるなよ!」って、見ていてツッコミたくなるような部分を持っているのも三島だと思うので、演じる上でそういうところは意識しましたね。
――では、佐野さんと三島は共通点があるというより真逆のキャラクターでしょうか。
僕も僕で抜けてるとこはあるんですけど、三島みたいなところはないと思う(笑)!僕はどちらかというと普段は三島にイラッとしてるタイプの木原側の人間です。だからこそ、三島を演じるのがおもしろいんですよ。
イラっとするポイントが分かるので、三島の役をやれているのかなとは思います。
■1カ月半の海外撮影での心境の変化
――今回は東南アジア・タイでの撮影になりましたね。
お話を聞いたのが1年ちょっと前だったんですけど、最初に「来年3カ月くらいスケジュール空けられる?」