【日本沈没 希望のひと 2話】 自分の間違いを見つめるということ・ネタバレあり
しかし今の自分の立場でそれを通すためには、強引な手段を取らざるを得ない。
良かれと思って尽力した施策が驚異の元凶かもしれないなんて、普通なら逃げ出したくなるようなことだ。
そこで国民のために真実を追求できる天海はかっこいいと思う。そんな彼を理解し共に戦う仲間が、1人でも増えることを願ってしまう。
データの書き換えを指示していたのは…
そして天海は日本未来推進会議の場で、データの書き換えが行われていたこと、元データには関東沈没説の前触れがあったこと、書き換えを指示していたのが世良教授であることを明らかにする。
世良教授は「国民を不安に陥れないため、日本の信用のためには、『権威』である自分が関東沈没説を否定する必要があった」という旨を述べた。
関東沈没説という低い可能性のせいで、経済や外交に悪影響が及ぶのはナンセンスだという意見もあるだろう。しかし、最悪の可能性から目を背け何の対策も打たないままでは、ことが起こった時に多くの国民の命が失われる。
自分の発言が日本社会全体、ひいては世界から日本へのまなざしを変えてしまうこと。その恐ろしさは私のような一端の会社員には分からない。
それでも、「日本のため」