【婚姻届に判を捺しただけですが 7話】偽装夫婦の決断~高杉真宙と倉科カナの覚醒を添えて~・ネタバレあり
最終回を思わせるようなラスト
その後、物語は百瀬と明葉がご飯の約束をした日に移っていく。
約束の日に香菜との打ち合わせが入ってしまった百瀬。明葉を優先しようとする百瀬だったが、香菜の策略とトラブルによって約束に遅れてしまう。
帰宅した百瀬の目に飛び込んできたのは冷えたグラタン。ドア越しに明葉に謝る百瀬と部屋から出てこない明葉。
心のシャッターを閉められてしまった百瀬は本音を話し始める。
香菜とのやりとりによって、「明葉以外の人と偽装結婚の契約をすることはできない」「これからも明葉と暮らしていきたい」という自分の気持ちに気がついた百瀬。
百瀬の本音に心を動かされた明葉は一世一代の告白をする。
「百瀬さんのことが好きです。百瀬さんと離婚したくありません」
綺麗な展開に最終回かと錯覚しそうになるが、百瀬は「恋愛的な意味で明葉が好き」だとは言っていない。
恐らく自分が明葉にキスをした理由をまだ解明できていないのだ。
百瀬にとって『恋愛』とは美晴への想い、つまり「好きな人の幸せを願って遠くから見守ること」だ。
そんな百瀬が明葉への気持ちを恋だと認識するまでには時間ときっかけが必要なのかもしれない。