【妻、小学生になる。第9話 感想】『つましょー』は新島家だけが主役ではない・ネタバレあり
そんな千嘉を見て、万理華はその小さな身体でそっと抱きしめた。
一方、貴恵を失った圭介(堤真一)と麻衣(蒔田彩珠)。
うちのママは10年前に死んだ。それからお父さんと私は、ゾンビになった。
これは第1話で語られた麻衣のモノローグ。
そこに、新たな言葉が加わった。
10年後、ママは帰ってきた。小学生の姿で。
止まったままの10年が再び動き出し、新しく色づき始めた生活。
なのに、『ママはまた消えてしまった』。同じ家にいるだけの、心もバラバラのすれ違いの生活に逆戻りした。
そんな二人を守屋(森田智望)や蓮司(杉野遥亮)は気にかける。
連絡の取れない麻衣を心配し、蓮司は新島家を訪れるも、麻衣は一人になりたいと帰してしまう。
友利(神木隆之介)も心にはぽっかりと穴が空いたままだ。
遺してきた大切な人達に最後の別れをする貴恵
一方の貴恵はまだ成仏できていなかった。声が届かないと分かっていながら、遺してきてしまった大切な人達に最後のお別れをしていた。
ある日、貴恵は漫画を描き終えた友利のもとへ来ていた。
友利が心配でこちらも成仏できていなかった吉原(かたまり/空気階段)と共に完成した漫画を読む。