【『正直不動産』第3話感想・考察】視聴者を心を掴む山Pの「毒舌」と「柔らかい」演技のギャップ
客だろうと上司だろうと、この祟りは止まらない。
永瀬の恋愛事情に切り込むシーンでは、彼女は作らないという永瀬に月下が「そうなんですか?えっ、でも永瀬先輩、めっちゃモテそうなのに」と上手にヨイショする。
いつもなら謙虚にかわすはずの永瀬だが、ここでも祟りの力が発揮されてしまう。
「いや、そんな全然もうモテ…て、モテてしょうがねえわ。誰に向かって言ってんだ、おい」
正直不動産ーより引用
おっしゃる通りだ。誰もが認める国宝級イケメンにこんなことまで言わせてしまうのだから、このドラマは素晴らしい。
毒舌なのに何だかとても愛おしく、嫌味に聞こえないトーンもまた山下智久の魅力である。
このような随所にあふれるコミカルなシーンに、気付けば誰しもが魅了されているのだった。
信頼できる部下の存在、永瀬の心の変化
嘘がつけていた頃は金を稼ぐことにしか興味がなかった永瀬だが、カスタマーファーストにこだわる新人の月下と接することで、少しずつ心境に変化が起こっていた。
先述した商店街に駄菓子店を開きたい夫婦だが、月下は商店街を活性化させるためにも良い案だと前向きに捉えていた。
彼女は駄菓子店を子供が気軽に通えて、仕事で家にいない親たちが安心できる場所にしたいと語る。