【持続可能な恋ですか? 第1話 感想】自分なりの答えを見つけていく父と娘の奮闘記
ヨガの教えも自分が一番できていないと嘆いている。
しかし杏花は仕事や目標のために力を注ぎ、頑張りすぎている結果、雑になりがちになってしまうのだ。
杏花のように、全部を自分のやりたいことのために使いたいと思っていても、現代の忙しさの中で知らぬ間に仕事や目標に身を潰されていることもある。
杏花は日常に発散するはけ口を作りながら上手く生きているとも言える。
そんな杏花の父・林太郎は辞書の編さんをしている日本語学者である。
一年中コトバのことを考え、街に出て現代っ子達のお喋りを盗み聞きするほどの日本語オタク。
陽子に先立たれてからというもの、その日常生活能力は低さ故に杏花とすぐ喧嘩になってしまう。
ある日、杏花は独立のためのノウハウを知りたいと起業セミナーに参加する。
そこで、自分と家族に優しい働き方を見つけるために参加したと話す、東村晴太(田中圭)と意気投合し、杏花は早速お茶に誘う。
両者に共通していたのは結婚願望がないということ。
「無理に今結婚したくないだけ。普通に恋をして普通に優しい人を好きになりたいよ」
そう思う杏花にとって、優しくて、結婚を望まない相手として晴太は好都合だった。