【『正直不動産』第4話感想・考察】作品に込められた想い、「正直」と向き合う山下智久の表情に注目
一見、コメディ色強めのお仕事ドラマだと思われている『正直不動産』だが、物語は実に視聴者に伝えたい『想い』で溢れている。
この『想い』に気付いた時、私たちは今よりもっと正直不動産を好きになるに違いない。
今日はそんな正直不動産という作品に込められた『想い』について考えた。
捉え方は人それぞれ。『いい部屋の定義』とは
第4話では、ライバル会社であるミネルヴァ不動産と競う形で、中古マンションの空き部屋を販売することになった。
キーワードとなったのは『事故物件』。
事故物件と聞くと、なんだか気味が悪いなと思ってしまうのは当然だろう。劇中に出てきた夫婦も中古マンションが事故物件だったと聞くと顔色を変えてキャンセルに訪れていた。
そんな中、来店したのは事故物件に住みたがる奇妙なおばあさん・節子(風吹ジュン)である。
彼女は事故物件に住めば、亡くなった夫が幽霊として出てきてくれるのではないかと考えていた。
誰かにとっては悪い物件でも誰かにとっては良い物件の場合もある。
『良い部屋の定義』とは人それぞれ異なるということだ。
「物は考えよう」という言葉があるが、これは、物事は捉えかた次第で楽しく生きることができるという教えなのだと思う。