【石子と羽男 第6話 感想】『産後パパ育休制度』直前だからこそ見ごたえを感じた第6話
が怪文書の犯人だということを突き止める。
熊切が手紙で高梨夫妻を退居させたかった理由、それは『保活』のためだった。
熊切も待機児童を抱え、経済的に厳しい状況で保活を続けている中、自分よりポイントの高い高梨家が越してきたため、苦肉の策を打ったのだという。
他人を蹴落としてまで掴み取った幸せが招いたのは、誰かの幸せを曇らせる結末だった。
拓真はその苦しさを痛いほど理解していた。そんな中でも、妻を助けてくれた熊切を思い、慰謝料を断るのだった。
残るは、不動産屋の過失を裏付ける証拠。羽男達は、住人が持ってきた元住人の映像をヒントに、その人物に接触することに成功し、ルームロンダリングの証言を掴む。
そしてここから石羽コンビのいつものショータイム。
告知義務違反に加え、詐欺罪、文香の幻覚や幻聴の症状の原因となった化学物質過敏症を引き起こしたリフォームのシックハウス規制違反。
高梨夫妻の訴えを伝える羽男の圧力に負け、ついに六車は数々の違反を認め始める。
石子の完璧なシナリオを、羽男が完璧に喋り倒し、これでもかと畳み掛ける。羽男の「これ以上の要求は致しません」という言葉に合わせ、石子の口が動く場面に相棒としての信頼関係を強くを感じた。