【石子と羽男 第6話 感想】『産後パパ育休制度』直前だからこそ見ごたえを感じた第6話
何よりスモールステップを積み重ねていくことが大事だということを教えてくれた。
『石子と羽男』第6話で大庭の恋の行方が描かれる
そして大庭の恋の行方も描かれた6話。
石子に告白はしたものの、お付き合いは保留になっていると大庭から伝えられた羽男は、嘘をついて大庭と石子をわざと二人きりにするなど、厚かましく応援する。
曖昧な気持ちを真剣な大庭に返しても良いのか、そして事務所との両立で悩む石子に対して、「心配いらないよ」と優しく伝える羽男。
背中を押され、大庭への思いを確認する石子。誰でも変わることは怖い。積み上げてきた大切なものがあるからこそ、そう簡単には変われない。その中でも石子は自分なりに大庭告白を受ける。
「一緒に過ごす中で、思いを積み重ねて、ゆくゆく100%になれれば、それはそれでいいのかなぁって」
初めから完璧なものなど存在しない。人や世界は変わりゆくもの。明日を変えるのは、いつだって変わろうとしたその瞬間なのだ。
説教臭くないまま、日々の大切な視点に導いてくれる作品だということを、より強く実感する6話だった。
『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送
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[文・構成/grape編集部]