【石子と羽男 第7話 感想】歩み出すきっかけを与えられるのは、私たちであるということ
それでも、石子は繋がりができた以上見捨てることはできないと、自分のルールを破り、ひなを家に泊まらせることにした。
石子が美冬に肩入れする理由とは…
そんな中、Kが権力争いの末に殺害される事件が報道される。
事件発生は9月9日。10日のドライブレコーダーにKが映るはずがないことに、羽男が気づく。
ドラレコに映った人物は美冬だった。Kと客の紹介料で揉めた腹いせに、隠し撮りされたデータを奪い取るため、店に忍び込んだという。
咄嗟に逃げた時、車体に傘をぶつけてしまったのだ。
「車を傷つけたのが美冬さんなら…」とひらめく羽男たち。
修理代の賠償について父親に話を聞くのを利用して、暴行の証拠を掴む糸口を見つけたのだ。
しかし、父親の元に訪れ、話を聞き出そうとするも、石子が過度に詰め寄ってしまい、そのまま門前払いされてしまう。
石子がここまで肩入れするのには理由があった。ひながわずかでも心を開いてくれた瞬間は、二人の人生の希望だと強く感じていた。
「人生って、些細なことで変わると思うんです」
石子は自分自身がそれを一番良く理解っていたのだ。
目の前で突然起きた交通事故、その日は最初の司法試験の朝だった。