【『アトムの童(こ)』第1話感想・考察】『アトムの童』山﨑賢人はハマり役!期待できる日曜劇場の幕開け
しっかりとした信念があり、胸に熱いものを秘めているところも似ている。
過去の作品からわかるように、今作での山﨑賢人の役はハマり役に違いない。困難に負けず信念を貫く、たくましい主人公を彼はきっと今回も演じてくれるだろう。
運命を変える、アトム玩具の一人娘・富永海との出会い
今作の舞台は現代のゲーム業界。
大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する、通称『インディー』と呼ばれる若き天才ゲームクリエイターがいる。
那由他もその一人で、『ジョン・ドゥ』という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから『ゲーム業界のバンクシー』と称されていた。
しかし、ある事件をきっかけに6年もの間ゲームから離れ、静かに暮らしていたのである。
そこで出会ったのが、那由他が大ファンであった『アトム玩具』というおもちゃメーカーの一人娘・富永海(岸井ゆきの)だった。
ドラマの中とはいえ、2人の巡り合わせは非常に感動的なものだった。
海がストレス発散として定期的に遊んでいたゲームの作者が、なんとジョン・ドゥ。那由他だったのである。
6年前に作ったゲームをいまだに楽しそうにプレイしてくれる海の表情を見た那由他は、表情には出さないものの目の奥が輝いて見えた。