【エルピス 第1話 感想】覚悟を十二分に感じる第1話 意味深なEDにも注目
その相手とは現在報道局のエース記者となった斎藤正一(鈴木亮平)だった。
女子アナは干され、社員はそのまま出世街道を進んでいた。
この手のスキャンダルは女性側への社会的制裁が異常なまでに重い。
浅川はそれが原因なのか、睡眠と摂食障がいを患い、吐くことを繰り返していた。
ノドを通っていくのはのみ込みたくないこの現実と、チーフプロデューサー・村井喬一(岡部たかし)から受けるハラスメントばかり。
こんなハラスメントも随分と見なくなったと言われる今だが、軽く受け流し、その裏で身も心もすり減っている人が大勢いるのが現実だ。
そして『フライデーボンボン』の出演者も制作側も、皆業界で生き残るために必死にしがみついていると言えば聞こえはいいが、物事を動かそうともせず、墓場という安全地帯に身を寄せ、上に良い顔使って言いなりになっている。
皆、上に逆らうなんてのは受け流すよりずっと怖いから。
そんな浅川の日々が、とあるきっかけで動き出す。
眞栄田郷敦が演じる岸本拓朗の相談とは
浅川は同番組の新米ディレクターの岸本拓朗(眞栄田郷敦)に相談があると呼び止められた。
「僕と一緒に真相、追及してくれますか?」