【エルピス 第7話 感想】明かされた『許されざる罪』 岸本が「まじクソですね」の意味は
だが集まりの中で、結成の記者会見を開きたいというと、会場はざわついた。
被害者遺族は当時から散々マスコミの的にされてきたのである。もう一度注目を浴びるなんて御免なのだ。
そして他にも気になる点があった。
それは多くの家族が出席している中、去年当時14歳で殺害された中村優香の遺族だけは連絡が取れなかったのだという。
というのも、岸本が平川から受け取った資料によると、家族はまだ30代の母親と二人の兄弟の三人暮らし。
そして彼女は18歳と偽って風俗で働いていたという。
中村優香の事件が真犯人の犯行だとするならば、松本を救い出す最短の道になり得る。
岸本は遺体現場まで出向き、解決を願い、被害者に静かに手を合わせた。
明るみになってきた、八飛と大門の関係
その帰り、岸本は麓の八飛市中に大門のポスターが貼られていることに気づく。
地元の人間によれば、大門の幼馴染である本城が代表を務める本城建託が、ここ一帯の権力を握っているのだという。
そして岸本は託された資料の中で本城を見つけるが、兄妹の中で一人だけ業務を手伝っていなかった長男の本城彰(永山瑛太)が気にかかった。
この人物こそあの商店街で店をしていた人間だ。