2021年6月27日 16:05
「自分の感想はみんなと違う」と落ち込む子供 他人との違いが気になる時は?【きしもとたかひろ連載コラム】
になろうとすることはいいことかもしれないけれど、その前に「それになれない自分」を責めてしまって潰れてしまいそうになる。
「自分を責めちゃダメだよ、自分はそのままでいいって思おうよ」って言葉で、さらに自分を責めて抜け出せなくなっていく。
どちらが善くて、どちらが悪いって思ってしまうけど、きっと本当はどちらも悪くない。
その人はたまたまきっちりしていて、僕はたまたま忘れっぽいだけ。ズボラなことで誰かに迷惑をかけることもあれば、きっちりしていることで誰かを傷つけることもあるかもしれない。
几帳面なことで助かる人がいるかもしれないし、ゆるいからこそ救われる人もいるかもしれない。都合よく考えすぎかもしれないけれど、そういうことにしようと思う。
できている人とできていない人を分けて「できている人が正しくて、できていない人が間違ってる」ってしてしまうのは、とってもしんどいもの。
こんな人間でいたいな、と思うことがある。子どもと関わる時にこんなことに気をつけたいな。と思うことがある。
けれどできなくて、自分はできないなあって思ってしまう。
もしかしたら、みんなが「自分はダメだなあ」と思っているかもしれない。