歴史的快挙惜しくも断念…長女が語る三浦雄一郎さんの食事
が骨折はしてはいけないと言っていたのを改めて思い出したのだという。
雄一郎さんの主治医であり、アンチエイジングの第一人者の白澤卓二先生が解説する。
「食が細くなり、栄養不足になりやすいシニアほど動物性タンパク質を積極的にとったほうがいいのです。肉から得られる良質なタンパク質には筋力低下を防いだり、免疫力を高めたりする効果があります。三浦さんのように骨を強化するメニューも重要。骨密度が低下すると骨折しやすくなり、寝たきりになる可能性が高まります」
最後に恵美里さんが語る。
「食欲が健康のバロメーターという父がもっとも大切にしていることは、山の上でも、どんな場所でも食を楽しむということです。同じ86歳の方でも父よりも健康な人はいるはず。
それでも自分の限界を超えて山に行こうとは思わないでしょう。父の何歳になっても限界にチャレンジする姿から、何かを感じ取っていただけたらうれしいです」