くらし情報『脳炎から認知症になる可能性も 専門家危惧するコロナ後遺症』

2020年6月16日 06:00

脳炎から認知症になる可能性も 専門家危惧するコロナ後遺症

なぜ記憶障害が起きたのか――。

「山梨県の症例では、病院側が鼻の奥の嗅神経から脳にウイルスが侵入したことを推察しています。侵入した場所が記憶をつかさどる脳細胞に近いため、記憶に影響が出たのではないかと考えられます。今後、新型コロナで神経や脳が損傷を受けるケースがまとめて報告されることになるでしょう」(北村教授)

パークサイド脳神経外科クリニックの近藤新院長は言う。

「脳炎は脳自体がダメージを受けてしまうので、消えて欠落した記憶が戻ることはないと思います」

金町駅前脳神経内科の内野勝行院長もこう語る。

「インフルエンザでもインフルエンザ脳症が問題になります。炎症により意識障害が起きます。新型コロナウイルスでも何らかのリスク要因で脳炎を起こし、重症化する人はいます。そうした脳炎を起こした場合、炎症により脳の機能が落ちる可能性はあります」

感染者に限らず、コロナ禍以前から認知症だった人の症状が悪化している現象も見られるという。「新型コロナウイルスの流行によって外出が減り、身体的、社会的活動が大きく制限されているのが実情です。そのため認知機能や生活機能が低下し、妄想や暴言・暴力などの認知症の症状が悪化する恐れがあるんです」

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