2022年1月6日 11:00
夫のモラハラに悩む人へ…籍は入れたまま別居する“卒婚”のすすめ
卒婚ライフを謳歌し気が済んだら、家に戻る道も。だからいざというときは自然に支え合える関係をキープすることが、失敗しない卒婚のルールのようだ。卒婚で幸せになった妻の事例を見ていこう。
【ケース1】夫とは不仲でも嫌いになったわけでもなくずっと良好な関係
林田智子さん(仮名・52歳・医療従事者)
卒婚歴:3年
居住形態:自分は地方都市。夫は東京
林田智子さんは3年前、一人息子が社会人になったタイミングで卒婚を決めた。会社員の夫は学生時代からの知り合いで、結婚20年以上になる。
「物理的に距離も離れてしまったいまは、LINEで連絡を取り合う程度ですが、家族の信頼関係は揺らいでいないと思っています」
というまさに「円満卒婚」の典型。ではなぜ卒婚なのか。
林田さんは、卒婚へ至った理由をこう話す。
「何より私が地元に戻って、仕事に100%邁進したいと考えたことが理由です。夫は、当然ですがこれまでの生活スタイルを変えたくないという希望があり、どちらかが妥協しなければならないのであれば、お互い自由に生きる『卒婚』を選択しよう、ということになりました」
林田さんはもともと家事が得意ではなく、家のことは夫任せの仕事人間だった。