くらし情報『「南海トラフ地震」特別な注意の呼びかけが終了しても「深刻度は変わらない」。いちばん怖いのは「自分は大丈夫」という思い込み!』

「南海トラフ地震」特別な注意の呼びかけが終了しても「深刻度は変わらない」。いちばん怖いのは「自分は大丈夫」という思い込み!

8月には宮崎県で震度6弱の地震が起こり、気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に伴う政府としての特別な注意の呼びかけ」をしたことで、全国に緊張感が走りました。

さらに8月末から9月頭にかけて「史上最強クラス」と報じられた台風10号が直撃し、9月には集中豪雨が地震からの復旧復興に取り組む能登半島地震の被災地を襲いました。

今、私たちに必要な「備え」とは何なのでしょうか?国立研究開発法人防災科学技術研究所総合防災情報センター長の臼田裕一郎先生に聞きました。

■地震災害の深刻度は変わっていない

目次

・地震災害の深刻度は変わっていない
・必ず持ち歩きたいものとは?
・“我が家の場合”を想定しておくこと
・地震発生確率が低いとされている土地でも、大地震が来た
・防災バッグにぬいぐるみが必要なこともある
・臼田裕一郎さん
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――今年、日本は短期間で複数の大きな災害に見舞われています。

臼田裕一郎先生(以下、臼田先生)そうですね。能登半島地震が1月1日に起こったことで、「社会の動きと関係なく、災害は起こる」ことがあらためて認識されました。台風に関しても、「途中でコースが変わって日本を避けて通りすぎてくれるだろう」なんて楽観的に考えたくなったとしても、こちらの希望を聞いてくれないのが災害なんです。

ーー8月の気象庁の呼びかけには、「ついに南海トラフが!?」と身構えましたし、恐怖を覚えました。


臼田先生びっくりしますよね。

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