第67回グラミー賞ノミネート! 宅見将典インタビュー “グラミー賞を目指す”と公言してから実現までのサクセスストーリー
その後、作曲家として活動を始めて、ようやく波に乗り始めた頃にKMミュージック(横浜のコンサートプロモ―ション会社)の下田等さんに、「海外のプロジェクトでギターを弾いてくれないか」と言われたんですよ。それがSly&Robbieだったんです。レゲエの伝説的リズムセクションなんですけど、僕がイントロをつけたら面白がってくれて、アルバム『One Pop Reggae』に参加したんです。それがグラミー賞にノミネートされて、僕もアディショナルプレイヤーとして名前が載ったんですよ。喜んでいたらWOWOWの方に誘ってもらって、現地に観に行ったんです。2011年の2月13日だったんですが、そこで人生が変わって。本当に素晴らしかったし、「絶対にここに戻ってきたい」と思ったんですよ。日本に戻って英会話の教材を買って、マンツーマンの英会話スクールに通ったのがスタートですね。
――まずは英語からだったんですね。
それがないと何もできないですからね。次の年に2カ月の短期留学をして。機材も持っていって、日本の仕事をリモートでやりながら、英語の勉強を続けました。まだまだ準備段階ですよね。
――宅見さん自身のプロジェクトに関しては?
先ほども言ったように最初はレゲエの作品に参加したんですけど、向こうで「なんでレゲエなの?」