くらし情報『中村七之助「宮藤さんの脚本の力に疑いはなかったです」平成中村座『唐茄子屋 不思議国之若旦那』がシネマ歌舞伎に!』

2023年12月15日 12:00

中村七之助「宮藤さんの脚本の力に疑いはなかったです」平成中村座『唐茄子屋 不思議国之若旦那』がシネマ歌舞伎に!

中村七之助「宮藤さんの脚本の力に疑いはなかったです」平成中村座『唐茄子屋 不思議国之若旦那』がシネマ歌舞伎に!

歌舞伎俳優にとって貴重な“演出をつけられる”経験

宮藤や野田ら外部の作家・演出家の作品を上演することは、若い俳優陣にとっても大きな刺激になると語る。
「“演出をつけてもらえる”ということが、歌舞伎の世界ではほとんどないんですよね。もちろん稽古はありますし、自分の役を先輩に習うのは自由ですけど、お弟子さんたちは4日間の稽古しかないわけです。昔はよく『主役の邪魔にならないように』なんて言われていました。でも、野田さんも宮藤さんも、ちゃんと名前を呼んで演出をつけてくださる。野田さんは昔の歌舞伎座の3階まで上がって細かく演出してくださったり、主役ふたりが対峙している後ろの腰元たちにも「いま何考えてる? ボーっと座ってるだけだろ? それじゃ場面が死ぬんだよ」と言ってくれる。そうすると彼らも俳優の顔になって、『こうしてみよう』ってどんどんアイディアが出てくるんです」

江戸時代の1624年に初代中村勘三郎(猿若勘三郎)が、江戸歌舞伎の始まりとなる猿若座(のちの中村座)を創設して、来年2024年でちょうど400年。十八世・勘三郎の十三回忌とも重なる。
1月5日(金)より公開の『唐茄子屋 不思議国之若旦那』に続き、すでに発表されている十八世中村勘三郎十三回忌追善「猿若祭二月大歌舞伎」

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