法事に参加する際に気を付けたいマナーをご紹介します!
これを「押しいただく」と言います。その後、指をこすりながら抹香を静かに香炉に落とします。これを1〜3回行います。宗派によって回数は異なり、押しいただかないケースもあります。焼香は、会場の規模などに合わせて「立礼焼香」「座礼焼香」「回し焼香」のいずれかで行われます。基本的には、故人との関係性が深い人から順に焼香を行います。「立礼焼香」「座礼焼香」では、自分の番になったら施主と僧侶に一礼をし、焼香台まで行きます。夫婦や家族は一緒に焼香するのが通例です。
焼香台の前では姿勢を正し、遺影や本尊、位牌に合掌し、一礼します。そして抹香を指でつまみ、焼香を行います。このときの作法は宗派に合わせます。その後は再び合掌し、最後に施主と僧侶に一礼して自分の席に戻ります。座礼焼香の場合は、腰を落とすか、あるいは膝をついたまま移動し、焼香台の前まで行きます。焼香は正座して行うことになります。一方で、回し焼香は主に自宅や狭い会場で行われる方法です。自分で焼香台に行くのではなく、座っている場所に焼香炉(あるいは焼香盆)が回ってきます。
自分に回ってきたら焼香をし、炉を隣の人に渡します。椅子席で回し焼香が行われる場合は、自身の膝に載せて焼香を行います。