3倍返しにならないために。失業保険の不正受給になるケースをFPが解説
前の勤め先を退職された際に、雇用保険被保険者証などの書類を一式受け取ると思いますので、それらを持参して手続きを行うことになります。
雇用保険について
雇用保険で受給できるお金には、以下のものがあります。
- 基本手当(いわゆる失業手当や失業保険と呼ばれるもの)
- 就職促進給付(再就職手当など)
- 教育訓練給付(一般教育訓練給付金など)
- 雇用継続給付(高年齢雇用継続給付など)
基本手当について
雇用保険で受給できる権利のあるお金のうち、最も代表的なものは「基本手当」です。これは「失業保険」や「失業手当」と一般的に呼ばれているもので、離職後に次の仕事が決まるまでの間、所定の要件を満たすと「生活費」としてもらえる給付金です。
ちなみに、雇用保険における基本手当は所得とはみなされず、非課税扱いとなります。
基本手当給付の内容と流れ
雇用保険における基本手当を受給するためには、一定の要件を満たし、所定の手続きを済ませる必要があります。ここからは、その一連の流れについてそれぞれ解説していきます。
手続きの方法
離職(退職)した場合、退職時にこれまで勤めていた会社から「雇用保険被保険者証」などの書類を受け取ります。