2019年12月8日 20:00
奨学金返済中の結婚は難しい?家庭の負担にならないための対策をFPが解説
家計簿をつけて節約する
結婚生活で負担を軽減するためには、家計簿をつけましょう。家計簿はつけるだけで節約ができると言われるほど効果のある方法です。家計簿をつけることによって今まで気づかなかった浪費が浮き彫りになったり、収支の差が分かる事で資金計画が立てやすくなります。
また、家計全体の中に占める割合が大きい支出に対して節約を検討するなど、節約のポイントが分かりやすくなるでしょう。固定費の見直しや食費の予算化など、節約の工夫がしやすくなります。
繰り上げ返済をする
まとまったお金がある場合は、繰り上げ返済を検討しましょう。有利子の奨学金の場合、繰り上げ返済をすれば、今後支払うはずだった利息が浮きます。
少しでも早い段階で繰り上げ返済した方が、将来利息の軽減分が増えますので、早ければ早い返済ほどお得です。
支払い総額を下げるほか、完済すれば今後の家計が楽になりますので、ぜひ検討すると良いでしょう。
繰り上げ返済しない方が良い場合もある
ただし、繰り上げ返済しない方が良い場合もあります。それは借入している奨学金の金利よりも利率の良い金融商品を利用する場合です。たとえば、奨学金の金利が年率0.3%だとした時に、もし年率1.0%の金融商品に投資できれば、投資の方が年率0.7%得となります。