2019年12月8日 20:00
奨学金返済中の結婚は難しい?家庭の負担にならないための対策をFPが解説
先述の平均で見れば、15年間近く毎月3万円以上返さなければなりません。
社会人生活がスタートして毎月1万6千円、結婚生活がスタートして毎月3万2千円の返済が必要となり、節目ごとにマイナススタートとなってしまいます。4.新たなローンが組みにくい
結婚は、後述の結婚資金や子供の教育費など、何かと物入りです。しかし、借金があると新たなローンが組みにくくなります。
借入審査の条件面で不利になるほか、万が一借り入れができたとしても返済負担が大きくなるため、ローンの利用によって生活苦に陥る可能性が高くなります。
5.預貯金が増えにくい
預貯金が増えにくいというハードルもあります。独身の時には自由に使えるお金があったかもしれませんが、結婚後は住居費や保険代、教育費など、独身時代にはかからなかった支出が出てきます。その上、借金の返済まであれば預貯金が増えにくくなってしまいます。
6.子どもを大学へ行かせるのが不利
奨学金の返済によって経済的に出遅れた結果、子供の教育資金が満足に捻出できない可能性が高くなります。結果的に子供にも奨学金を利用させることになり、同じ問題を引き継いでしまうことも考えられます。