くらし情報『交通事故の弁護士費用はどれくらい?相場&事例別シミュレーションをFPが解説』

2020年2月1日 20:00

交通事故の弁護士費用はどれくらい?相場&事例別シミュレーションをFPが解説

裁判上認められる可能性が高い後遺障害慰謝料の金額は次の通りです。

第12級:290万円
第14級:110万円

仮に弁護士費用の成功報酬が20%で他の賠償金を無視した場合、第14級だと22万円、第12級だと58万円と弁護士費用が大きく変化することがお分かりいただけたかと思います。

弁護士に依頼した場合の費用対効果
弁護士に依頼して賠償金が増額した場合と、自力でやった場合でどっちの方が得なのかと悩む人もいるかと思います。

例えば、先ほどの事例の場合、自力で第14級の認定までとれたところで弁護士に依頼して第12級に上げることができたとすると、どっちの方が得になるのでしょうか。

自力でやった場合に手元に残る金額は、第14級の後遺障害慰謝料である110万円です。対して、弁護士に依頼して第12級に上げることができた場合、依頼人が受ける経済的利益は次のように計算します。

  • 290万円-110万円=180万円
弁護士報酬は次のようになります。

  • 180万円×20%=36万円
よって、手元に残る金額は、290万円-36万円=254万円となります。


実際は後遺障害慰謝料以外にも逸失利益などの項目についても比例して賠償金が増額できるため、結果的には弁護士に依頼して慰謝料の増額を狙った方が、被害者の方の手元に残る金額は弁護士費用を支払ったとしても多くなるのです。

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