2020年2月2日 20:00
遺族年金がもらえない場合とは?知っておきたい仕組みをFPがわかりやすく解説
遺族年金は、世帯主が逝去することによる生活費の大幅ダウンを補う公的な年金です。精神的な支えだけでなく金銭的にも支えを失った配偶者やご家族に対して、しっかりとサポートをする役割のあるお金です。
②亡くなった方の条件も必要
亡くなった方が以下のどちらかの要件に該当していない場合、ご遺族は遺族年金をもらうことが出来ません。どの年金に加入していたかで条件が違いますので、こちらでご確認ください。
遺族基礎年金(国民年金)の場合
- 国民年金に加入している人
- 国民年金に加入していた60歳~65歳の人
- 既にこれまで老齢基礎年金をもらっていた方(国民年金に加入していた方)
- 老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている方
遺族厚生年金(会社員・公務員)の場合
- 厚生年金に加入している人
- 被保険者期間中の傷病が原因となって5年以内に亡くなった方
- 障害年金の受給を受けられる障害等級1級あるいは2級の方
- 老齢厚生年金を既に受け取っていた方
- 老齢厚生年金の受給資格期間を満たしている方
亡くなった方の年金が未納だったら?
年金保険料を全く払っていない場合は当然に遺族年金は貰えません。しかし、若くで逝去された場合でもご遺族に少しでも年金が支払われるように、納付に関する要件は明確化されています。