「デキチャッタ!!」産むか迷っているアナタの気を楽にするコミックエッセイ
とは思わないでしょう。
家探しをしながら「子育てのための住宅」で悩む著者。彼女の頭にふと浮かんだのは、インドで見たほこりだらけの家族でした。
“カルタッタで見たテント暮らしのインド人親子はすげー幸せそうだった”
狭くとも汚くとも、家族が一緒にゲラゲラ笑えたら幸せなのです。どんなに広くてキレイな家でも夫のシワにも気づかないような距離があるのなら、そんなに不幸なことはありません。笑っていればだいたいのことは大丈夫なのです。
身体は神様からの借り物だ。わたしは生かされている。
「結婚」「妊娠」「出産」
現代日本で生きていると、これらのワードがとても重く感じます。「よいこらどっこいしょ!!」と、鉛のように重くなったリュックサックを背負いながらしがみつき登る壁のよう。
本当にそうでしょうか?
だって産まれるときに、「さあ産まれるぞ」と決意したわけじゃありませんよね?
気づけば産まれていたんです、みんな。決意する間もなくおぎゃあと。
そして気づけば手足が伸び、大人になっていた。
本書を読み終えるころには、すべては至ってシンプルなのだと、肩の力がすーっとぬけていきました。