嫌いな教科&好きな教科1位の「算数・数学」を好きになる方法
このパターンを見つけた瞬間、著者は「突然、息がつけず心臓が止まりそうな瞬間に雲間が晴れて、はっきりと見ることができ」「神の啓示ともいえる感覚」を味わいます。
これが、数学の「喜び」だということ。
■数学は気晴らしなので役に立たなくてOK!
本書は当初、「パート1・嘆き」の部分だけの小冊子としてつくられました。それが数学関係者の間で評判になり、「パート2」を加えて出版されたのです。
著者は、「算数・数学は役に立たないものでかまわない」といいます。数学は人類の楽しみのために存在していて、日々の生活における“気晴らし”であり、“ゲーム”であり、“冒険”だから。
数学が苦手な人ほど陥りがちだった「こんなことを勉強して、なんの役に立つの?」という疑問は、これで氷解します。役に立たなくていい。
ただ楽しめばいい。そうすれば、数学を「好き」と思えるようになると著者は訴えます。
もちろん、数学が科学の発展に果たす役割は小さくはありません。ですが、それは、まず子ども時代に数学を楽しんだ結果から生まれる副産物であるべきなのです。
本書によって、パパやママの数学に対するイメージが変われば、子どもの将来もまったく違ったものになってくるかもしれません。