2022年10月2日 03:10
「更年期症状かも!? 直木賞の受賞会見直前に、背中に尋常ではない量の汗をかきました」#窪美澄さん 3
ただ、直木賞受賞後は忙しくて生活が不規則になっていまして……。早く自分のペースに戻したいなって思っています。
疲れたら“だらだら部屋”でだらだらする
――窪さんは44歳のときにデビュー作『ふがいない僕は空を見た』を出版されました。女性の心身が揺らぎやすい時期を小説家として駆け抜けてきていらっしゃいますが、不調を感じたことはあるのでしょうか?
窪さん実は私、更年期の症状がほとんどなかったんですね。だから、「このまま更年期症状を体験しないまま終わるのかな」と思っていたんです。でも、直木賞の受賞が決まって帝国ホテルに向かい、舞台袖で受賞会見を待っているときに背中を尋常ではない量の汗が流れ、「もしかして、更年期症状かも」と思いました。
――その後も同じような症状はあったのでしょうか?
窪さんいえ、そのときだけだったんです。あれは更年期というよりも、直木賞を受賞したことで体がびっくりした反応なのかもしれないですね。
――更年期の年代は、疲れやすい、気力が湧かないといった漠然とした不調のようなものも現れやすいといわれています。窪さんにもそうした不調はありますでしょうか?
窪さんもちろん、あります。