くらし情報『太ももの骨を骨折した人の5年生存率は2人に1人!骨折が原因で死に至ることも【医師解説】』

2023年8月23日 10:10

太ももの骨を骨折した人の5年生存率は2人に1人!骨折が原因で死に至ることも【医師解説】

もちろん、健診を受けて病気を早期発見することは大切ですし、バランスの良い食事や適度な運動は健康維持には欠かせません。

しかし私は、健康において何よりも大切なのは「骨」だと考えています。

例えば、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は時速160㎞以上のボールを投げますが、あの投球のベースにあるのは骨なんです。

――野球のボールは筋肉を使って投げているようなイメージがあるのですが、骨がベースというのはどのような意味なのでしょうか?

中村先生時速160㎞の速球は、体を弓のようにしならせて使うことで初めて実現します。体を弓だとすると骨は弓自体で、筋肉は弓を引く役割です。つまり、筋肉によって骨をしならせて投げるわけですが、骨が弱いと途中でボキッと折れてしまうんです。大谷選手が時速160㎞超えの速球を投げられる根底には、強い骨があるんです。一流アスリートも一般の人も基本的な体の作りや機能は同じですから、骨の大切さはすべての人に当てはまることでもあります。


40歳を過ぎると骨は急激に弱くなる

階段上がる時足が痛むイメージ


――骨には硬くて丈夫という印象がありますが、強い骨があるということは弱い骨もあるということでしょうか?

中村先生骨というのは生まれた瞬間から成長し、20歳までが成長時期で、一般的に男女とも20歳前後が骨量のピークとなります。

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