2017年12月5日 08:00
【特集】2018年大予測!不動産売却価格はどうなる?専門家が占う売却相場「今が売り時」
ポイント
中古住宅価格は、2017年末時点で既に上限に達したものと見られる。とくに、都心部のマンション価格に価格調整の動向が見られたものの、今後は郊外・地方の方がより大きな幅での下落が予想される。なお、戸建ての価格はこれまで大きく上昇しなかったため、比較的堅調だろう。
低金利が続く住宅ローンで売却待ち多し?
沖さん:
金融緩和されているので、お金が不動産に流れていますが、分量に制限が掛かり始めました。2012年の政権再交代から続いた不動産価格上昇トレンドは、一段落したと見られます。ただし、今回は総量規制が導入されるわけではないため、バブル崩壊やリーマンショックのような急速な冷え込みは、発生しないでしょう。価格はゆっくりと下がると思われます。
石澤さん:
短期的には北朝鮮問題で金利が下がったものの、危機感が薄れるとやや上昇するなど、短期的な動向はありますが、歴史的な低金利続いているので、気にする必要はありません。
一部メガバンクが地方の住宅ローンを手じまいするようですが、貸し手が地方金融機関に変わるだけで、借りる側の利便性は変わらないでしょう。住宅ローン環境は良好な状態が続くはずです。