世の中には様々な女性がいます。成功してリッチな生活を送っている女性から、いつもお金に困っているボンビー女子まで実に様々です。会社社長という職業柄、私は日々様々なタイプの女性にお会いしているのですが、お金に困っている女性にはいくつか共通点がある気がします。そこで今回は“ボンビー女子の特徴”をご紹介します。文・山田良政1.男にお金をかけるお金に困っている女性には、とても優しくて気立てのいい人が多いような気がします。特に男に尽くすタイプが多いですね。しかし、“優しさ”と“甘さ”をはき違えている人が多いのも事実で、男から「お金に困ってる」と聞くと、自分の生活を切り詰めてでもお金を出すような、優先順位をつけられない女性は最終的にボンビーになりがち。お金に困っている男は、女性のことを“都合の良い財布”と見なしており、お金の問題が解決すると違う女性に逃げていくことがほとんど。その“甘さ”があなたの身を滅ぼしかねません。注意しましょう。2.自分への関心が薄いお金持ちの女性の多くは、自分自身を常に美しい状態に保っています。しかし、これはメイクやファッションにお金をかけているわけではなく、自分を大切にしていることの現れです。自分を大切にできる人は、他人やお金、モノを大切にすることができる人でもあり、愛やお金が自然と集まってきます。一方ボンビー女子は、自分への関心が薄い人が多く、清潔感に欠けた身だしなみをしている人が多いように感じます。しっかりと自分を大切にしましょう。安くても品の良いものを身につけ、身だしなみを整えておけば、自然と生活は上向くはずです。3.口を開けばお金の話ばかりこれは意外かもしれませんが、お金持ちの女性はお金の話をほとんどしません。逆にボンビー女子は、すぐにお金の話をするところがあります。あくまで例ですが、彼から買ってもらったモノの値段について話したり、高価なものを買おうとしている人に対して「高いよね」と口出ししたりする人は、ボンビー女子の可能性が高いかも。この癖を直さないと、なかなかお金は集まってきません。魅力的な女性であるために、お金の話は自分の中だけに留めておきましょう。4.ボロボロのブランド物を持っている女性にとって、高級ブランドのカバンや財布は憧れのアイテムですよね。ボンビー女子に多いのですが、ぼろぼろになったブランド物や、ヨレヨレになった中古品をずっと使い続けるのは良くありません。古いアイテムに執着していると入れ替わりの循環が滞り、新しいものは何も手に入らなくなります。あまりブランド物にこだわらずとも、自分の身の丈にあった新しいものを持つのが、お金に愛される秘訣です。もしもあなたが上記の特徴にひとつでも当てはまるようなら、今すぐ改善してみてください。いろいろなことが上手くいくはずです。(C) Panumas Yanuthai / Shutterstock(C) Zoom Team / Shutterstock(C) UNIKYLUCKK / Shutterstock(C) Chuleeporn / Shutterstock
2018年06月20日「わが家のお金の計画表」を作ったことで、人生の羅針盤ができあがりました。今回は、「未来にかかるお金」をどう準備していくのか? を具体的に考えてみます。家の購入費用、教育費など、金額が大きすぎて、「日常のお金」との距離感が、ハンパないですよね(笑)。【楢戸ひかるの「お困り家計」の見直し術】 Vol.1 お金は「いくら」あれば安心? 貯まらない人の失敗パターンとは Vol.2 住宅ローン、教育費…「貯金しなきゃ!」と、焦る前にすること ■人生の3大資金「住宅」「教育」「老後」「お金のことが難しい」と思う人が多いのは、「考える分野がたくさんある」ことも一因です。住宅ローンや教育資金、はたまた保険…。これらを、どう組み合わせて、総合的な「わが家のお金のこと」を考えれば良いのか? 全体像が見えづらいのです。まずは、次の「お金の知識」のマッピング図を見てください。●「お金の知識」のマッピング図最初に見ていただきたいのが、赤文字の「人生の三大資金」。これは、「住宅」「教育」「老後」資金の3つを指し、人生でかかるお金のうち、もっとも多額なもの3つと言われています。これに、「車を買い替える」「家族で旅行に行きたい」といった夢をかなえる「一般貯金」を加えて、私は「人生を構築するお金」と呼んでいます。これらは、どれも大きな額のお金なので、長い時間をかけて計画的に準備する必要がある種類のお金です。■家計費を節約してもお金は貯まらない「人生を構築するお金」は、「人生の柱」のようなイメージを持ってみてください。柱がしっかり立ってこそ、日常の生活が滞りなく送れます。「人生の柱」をしっかりと立てるために必要なことは、「人生を構築するお金」は、先取り貯金で貯めるということです。多くの方は、家計費の余ったお金を貯めていけば、その先に「人生を構築するお金」が貯まっていく。そんなイメージをお持ちのようですが、考える順番が逆です。もう一度、「お金の知識」マッピング図を見てみてください。「使えるお金」から、「人生を構築するお金」を先にとりわけ、余った分を生活費にする。この順番を、頭や心で、しっかりとイメージしてみましょう。■「貯金」と「生活費」の配分は?「『人生を構築するお金』を先取り貯金で貯める」とお伝えすると、こんな疑問が出てくるのではないでしょうか?お給料のうち、「貯金」と「生活費」、どう配分すればいい?再度、お金のマッピング図を見てください。まずザックリ、「使えるお金」を、「人生を構築するお金(先取り貯金)」と「人生を回していくお金(生活費)」の二つにわけるとイメージします。「人生を回していくお金」とは、文字どおり、日々の生活を回すお金。いわば生活費です。 マッピング図を見て、配分をイメージしてみると、またひとつ疑問が沸くと思います。「使えるお金」って、なんですか?これを説明しておきます。「使えるお金」とは、少し難しい言葉を使うと「可処分所得」のことです。給与明細を見て、次の計算式から割り出します。使えるお金=(支払金額−源泉徴収税金−社会保険等の金額) このほかに「組合費」など、「差し引かれることが自分ではどうしようもないお金」は、支払金額から引いておきます。一方で、「社宅の費用」「財形貯金」「保険料」などは、差し引かずに「使えるお金」に含めます■「貯める人」が持っている口座とは?さて。ここまででも、けっこう「おなかいっぱい!」ですね。あと、ひとつだけ。じつはここがポイントなのですが、「家計費」と、「貯金」の間に、私は「クッション口座」を作るようにご提案しています。なぜなら、取材を通じて出会った「お金が貯まる人」は、みんなクッション口座を持っていたからです。最初にお断りしておくと、クッション口座とは、どこかの銀行にある、特定の口座ではありません。「特別支出」「プール金」など人によって呼称は違いますが、同じ「機能」を指して、私が命名しました。その機能とは、ザックリ言うと「日々の家計費」と「貯金」の間のクッションのような役割です。●クッション口座イメージ図■突発的な支出に強い、主婦の味方となる口座クッション口座の詳細については、次回で詳しく説明します。ここで、お伝えしたいことは、「クッション口座の必要性」です。コツコツ真面目に貯金をしてきた人ほど、突発的な支出で「貯金のテンション」は下がります。ましてや、「貯金を取り崩す」などという事態に陥ろうものなら、「もう、どうでもいいや!」という気分になってしまいます。ですから、主婦の心の平穏のために(笑)、クッション口座を作るのは、家計管理の絶対的なポイントなのです。次回は、「結婚式、医療費…「急な出費」のピンチを救うプロの技」です。貯まる人が持っている「クッション口座」について解説しましょう。■楢戸ひかる プロフィールHP 「主婦er」 を通じて、「これからの主婦の在り方」を発信中。吉祥寺の人気カフェで、マネーライター歴20年の経験を生かした「お金のワークショップ」を開催しています。【楢戸ひかるのワークショップ: お金のリビング 】
2018年05月23日いまの家計が赤字になっているご家庭、そしていまは大丈夫でも、将来にわたって崖っぷちとなりそうなご家庭など、お金に不安を感じる人は多いのではないでしょうか?そこでエキサイトでマネー記事を担当する、私、楢戸ひかると「お金のことを考える道筋」について、一緒に考えてみませんか? 題して「『崖っぷち家計』脱出法」。「お金が貯まらない」という人の話を聞くと、じつは家計の考え方や順番が間違っている人を多くみかけます。そこで基本からわかる家計見直し術をご紹介します。楢戸ひかるファイナンシャルプランナー資格(現FP技能士)を取得し、女性誌でマネー記事を約20年間執筆。最近では、家計管理のワークショップも開催。家族は、夫と3人の男の子(高校生と中学生の双子)。■「節約」と「家計簿」が失敗するワケお金の悩みは、大きくわけるとこんな感じなのではないでしょうか。<よくある「お金の悩み」3つ>●いまのままで「本当にお金のこと大丈夫なのかな?」と不安を感じている●お金が、なかなか貯まらない●節約や家計簿が続かない「お金のことを、ちゃんとしよう!」と思って、多くの人が最初にトライするのが「節約」と「家計簿」。でも両方とも、面倒だったり大変だったりで、いつしかフェードアウト。そして「やっぱり、私はお金のこと、ちゃんとできないんだ」と、さらに苦手意識を持ってしまう…。これは、とてもよくある失敗パターンです。■“お金の道筋”を知らないと、うまくいかないじつは「家計簿」と「節約」は、「お金のこと」の最終仕上げ! 本来、最後にやるべきことを、最初にやろうとするから、いままでうまくいかなかったんです。多くの人が「お金のことを考える道筋」を間違えていると私は感じています。これが、「お金のことを、ちゃんとしたいけれど、やっぱりできない!」となる一番大きな要因です。反対に言えば、「お金のことを考える道筋」を知れば、多くの人が「お金のことをちゃんとできる」と、私は思っています。■お金は、いくらあれば安心ですか?ところで。道筋をお伝えする前に、ひとつ、質問です。お金は、いくらあれば安心ですか?この質問に、「ちゃんと」答えられる人は、そうそういないと思います。私も、長らくそうでした。「お金がたくさんあったら、きっと安心に違いない」と、ただ、漠然と思っていたんです。でも、「お金のプロ」の方々は、口をそろえて、こう言います。「いくらお金がたくさんあっても、『お金そのもの』に安心を見いだすことは無理です」と。世界的な大富豪ロックフェラーは、お金が減ってしまう不安で不眠症になったとか。こんな話を聞くと、「お金がたくさんあったら、安心」というのは、単なる幻想なのかもしれないと思うようになりました。■「いくら」を具体的に考えるにはでは、どうすればいいのでしょう? 答えは、いたってシンプルです。お金は、「いくら」あれば安心ですか?この、「いくら」を具体的に考えてみるのです。人生でかかるお金の全体像をイメージしやすいように、「生涯年収のイメージ図」を作成してみました。まずはこちらをご覧ください。会社員の場合、生涯年収は限りがあります。ですから、その範囲内で、人生のイベントの費用をまかなう必要があります。これをイメージできるかどうか? ここは、とても大切なところです。●生涯年収のイメージ図「生涯年収のイメージ」の図を頭にいれた上で、私が実際にやったことは、「未来のわが家年表」を作って、年ごとのイベントを書き出してみることです。あるお金のプロが言っていました。「豊かさとは、やりたいときに、やりたいことができること」だと。言い変えれば、人生イベントにかかるお金の算段ができていて、日々の生活が回っていれば「豊か」なんです。このことから、私は、漠然としたお金の悩みを解決するスタート地点は、『未来のわが家の年表』を書いてみること」だとご提案しています。■結婚、出産の早い段階で考える私は、毎年1回、「未来のわが家の年表」を見直しして上書きしてきました。そして、こう感じるのです。「『未来のわが家の年表』は、人生の羅針盤になる」と。たとえば、「家をどこに、いつ買うのか?」「子どもの教育は、公立にするのか、私立にするのか?」…。大切なことは、そういったことを、家庭運営の早い段階で「考えてみる時間を持つこと」です。私も結婚して最初の10年(現在、結婚20年目です)、家計管理のやり方がわかりませんでした。その10年の、暗い海をさまよっている感じったら! それは、羅針盤を得て航海しているいまとは雲泥の差の気持ちです。こんな体験を経て、「主婦は、家庭の経営者。経営者が、会社の未来のヴィジョンを持つことは、とても大切」と思うようになりました。次回は、「住宅ローン、教育費…「貯金しなきゃ!」と、焦る前にすること」です。「未来のわが家年表」の書き方をご紹介します。■楢戸ひかる プロフィールHP 「主婦er」 を通じて、「これからの主婦の在り方」を発信中。吉祥寺の人気カフェで、マネーライター歴20年の経験を生かした「お金のワークショップ」を開催しています。【楢戸ひかるのワークショップ: お金のリビング 】
2018年05月21日「お金への意識はそのまま財布に表れる。その人の家計管理がどうなっているかは、お財布の中を見れば、よくわかるんです」 こう話すのは、これまで1万人以上の赤字家計を、貯蓄できるまで導いてきた人気ファイナンシャルプランナーの横山光昭さん。『遊んでいても勝手に貯まるほったらかし貯金術』を4月に出版した横山さんは、「貯められる人は、財布も上手に使っている」と言う。 横山さんが挙げる、「お金が貯まるOK財布」の特徴は次のとおり。 ■見た目が美しい■お札は種類別、上下裏表そろえて入れる■クレジットカードは1~2枚■ポイントカードは最大5枚まで■「家計費」(食費と日用品費)とは別に、臨時支払いに備えた「予備のお金」など、財布の中のポケットでお金の用途が区分けされている これらの特徴を踏まえ、さらに「お金が貯まるOK財布」を上手に使いこなす“上級テクニック”を横山さんに伝授してもらった。 【ポイント1】いま財布に入っている金額を言えるように 「財布とお金を丁寧に扱えている人は、自分が今、いくら財布に入れているか、いくら使ったかをきちんと把握し、やりくりすることができています。まずは、財布の中身をこまめにチェックすることからはじめましょう」(横山さん・以下同) 【ポイント2】予算は決まったペースで引き出す 「お給料日の後、1月分の生活費は一度に引き出しましょう。不足したつど引き出すのは、使いすぎにつながります。引き出すことに慣れてしまうと、高い時間外手数料にも鈍感になってしまう。必ず、手数料がかからないときに引き出すようにしましょう」 【ポイント3】「定額」を「定曜日」に財布へ! 子どもが6人いる横山家では、「家計財布」と「浪費財布」に分けているという。 「家計財布は、食材や日用品の購入にあてるお金を入れ、週単位で管理していきます。浪費財布には、PTAでの立て替えで戻ってきたお金などを入れておきます」 節約することだけを気にしていると、心に余裕もなくなってしまう。そんなときは、浪費財布の出番だ。 「『今日はちょっとぜいたくして、ハーゲンダッツのアイスを買おう』というときには、浪費財布から支出するようにしましょう」 節約と“プチぜいたく”のメリハリをつけてお金を使うことで、逆にムダ遣いを減らせるそう。 「わが家では毎週月曜日の朝、家計財布に2万円を入れています。決まった額を決まった曜日に一度だけ入れることで、一目で残高がわかり、やりくりの目安になります。財布に入れる予算額がギリギリだと、週末に向けて気持ちも焦ってしまうので、少し余裕を見て20%ほど多めに入れておきましょう」 【ポイント4】財布はリビングに置いて連帯管理! 「家計財布は、家族全員がみんなで一つのものを使いましょう。そうすることで、自分も家計に関わっている気持ちを共有します。わが家では、子どもが昼食代を使うときにも、残高を見て予算内で買い物してくれます。『残高少ないから大切にね』と、逆に子どもに言われたりも(笑)」 【ポイント5】家計財布の不足は翌週の予算から! 「家計財布を1週間やりくりしてお金が余っていたら、(1)そのまま貯金する、(2)浪費用財布に入れる、(3)翌週の家計用へ繰り越す、の3つの中から選んで使います」 だが家計財布で不足が出た場合は、浪費財布や予備費で補充してはいけないという。 「ほかの予算からの補充は、使いすぎのもと。不足した場合は、翌週分の家計費から出してきて、やりくりするようにしてください。あくまでも、家計財布は家計財布で、収支を完結させるようにしましょう」 【ポイント6】クレジットカードよりはデビットカード 「横山家は、クレジットカードを現在1枚も持っていません。その代わりに、デビットカードを使っています。デビットカードがいい理由は、即時決済で口座から引き落とされるので、借り入れにならず使った額を把握しやすいからです」 【ポイント7】レシートは写メで撮って即処分! 「帰宅時に毎日、お札の種類や向きを整え、レシートは財布から出して整理します。家計簿をつけている人は、レシートを捨てることに罪悪感を持つ人も多いですが、写真を撮っていれば大丈夫。日付も金額も店も自動で記録してくれるスマホアプリがありますから、整理はカンタンだと思います」 【ポイント8】3カ月に一度は、ポイントカードも処分 「たまにしか行かない店のカードもついたまっていきますから、3カ月使っていないカードは捨ててしまいましょう。3カ月間一度も使わなかったら、そのポイントはもうたまることはないと考えていいと思います」 【ポイント9】お金を1円も使わない日をつくる 「1週間に1回は、1円も使わないように工夫してみましょう。ペットボトル飲料を水筒にしたり、食事も作りおきにしてみてもよいかもしれません。欲しいものができても、『今買うべきか?』と、自問自答するように。お金に振り回されるのではなく、お金を自分でコントロールしている、と実感することが大切なのです。横山家では、週に2~3日支出0円の日がありますよ」 自分の財布を見て診断する、あなたの家計管理能力。お金を貯めるためにも、今から財布を整理しよう!
2018年05月13日毎月通帳を見て、「お金がぜんぜん貯まらない……」と嘆いているあなた!まずは自分の財布を調べてみよう。どんなに節約してもお金が貯まらないワケは、財布の中に隠れているかもしれない――。 「お金への意識はそのまま財布に表れる。その人の家計管理がどうなっているかは、お財布の中を見れば、よくわかるんです」 こう語るのは、これまで1万人以上の赤字家計を、貯蓄できるまで導いてきた人気ファイナンシャルプランナーの横山光昭さん。『遊んでいても勝手に貯まるほったらかし貯金術』を4月に出版した横山さんは、「貯まらない人の財布には特徴がある」と言う。 そこで横山さんに、「ついムダ遣いしてしまうNG財布」の特徴をあげてもらった。 【NG財布1】パンパンに膨れている 「見た目がパンパンに膨れあがっている財布を、私は『ブタ財布』と呼んでいますが、これではまったくお金が貯まりません。バッグ代わりに何でも入れているブタ財布は、お金に対する真摯な姿勢がない証拠。家計のマネジメントができていないのが見てとれます」(横山さん・以下同) 【NG財布2】中がごちゃごちゃしている 「お金が貯まらない人の財布の中を見ると、お札はくちゃくちゃで、1万円、5,000円、1,000円の種類も分かれていません。そしてたくさんのレシートも一緒にぐちゃぐちゃに突っ込んでと、お金を乱雑に扱っています。財布のどこに何が入っているかも把握できていないに等しく、支払うときにも、“手際悪く”お金を探すことになってしまいます」 【NG財布3】お札の向き・裏表がバラバラ 「出たり入ったりしたお札を、そのまま無意識に財布に入れっぱなしにしています。これも、お金を大切にしていない行動といえます」 【NG財布4】カードがたくさん入っている 「ポイントがたまるからと、いろいろなポイントカードや、クレジットカードを作ってしまう人がいます。でも、本当にすべて使っていますか?どのポイントをためるか、どのカードで何を支払っているか、お金の流れも把握できていないのではないでしょうか。特にクレジットカードは、後払いなので出費の感覚に欠け、つい使いすぎてしまう傾向があります」 【NG財布5】お金に関係ないものまで入っている 「相談者の中には、山ほどのレシートだけでなく、割引券、お守り、映画チケット、家族写真、さらには絆創膏まで入れている人もいました。これでは財布の意味が理解できていないのと同じ。私は、財布とはお金の『置き場所』としてきちんと管理すべきだと考えています。こうしたNG財布を持っていると、ムダ遣いが増え、『ぜんぜん貯まらない!』と嘆くことになってしまいます」 自分の財布を見て診断する、あなたの家計管理能力。お金を貯めるためにも、今から財布を整理しよう!
2018年05月13日「お金への意識はそのまま財布に表れる。その人の家計管理がどうなっているかは、お財布の中を見れば、よくわかるんです」 こう語るのは、これまで1万人以上の赤字家計を、貯蓄できるまで導いてきた人気ファイナンシャルプランナーの横山光昭さん。『遊んでいても勝手に貯まるほったらかし貯金術』を4月に出版した横山さんは、「貯められる人は、財布も上手に使っている」と言う。 そこで横山さんに、「お金が貯まるOK財布」の特徴をあげてもらった。 【OK財布1】見た目が美しい 「これまで多くのお金持ちの方の財布を拝見しましたが、皆さん、決してお財布の端が擦り切れていたりはしませんでした。それは、何十万円もする高額な財布だからではありません。革製で何年も使いこんでいた財布でも、どれもきれいに使われていました」(横山さん・以下同) 【OK財布2】お札がスッキリ整理されている 「お金が貯まる人は、お札も丁寧に扱っています。現金を多めに入れている人もたくさん見受けられました。お札を整理することで、財布の中がシンプルで使いやすくなり、いくら入っているか、どれだけ使ったかも把握しやすくなります」 横山さんも以前、高価な財布を買ってから、お札や小銭それぞれの置き場所を決めるようになり、お札の上下の向き、裏表にも気を配るようになったという。 「今では、ピン札と古いお札があれば、ピン札を残して古いお札から使っています。大事なことは、財布の中のお金をスッキリ『見える化』することです」 【OK財布3】カード類が少ない 「クレジットカードの枚数は、1~2枚が目安です。そうすると、月にどれくらい支払ったかもわかりやすくなりますし、ムダな出費も防ぐことができます。ポイントカードも同様に、いつも買い物に行くスーパー2~3店、ドラッグストア、そして家電量販店と、確実にポイントがたまるものだけで十分です」 【OK財布4】「家計用」と「浪費用」に分けられている 子どもが6人いる横山家では、「家計財布」と「浪費財布」に分けているという。 「『家計財布』は、食材や日用品の購入にあてるお金を入れ、週単位で管理していきます。『浪費財布』には、PTAでの立て替えで戻ってきたお金などを入れておきます」 節約することだけを気にしていると、心に余裕もなくなってしまう。そんなときは、「浪費財布」の出番だ。 「『今日はちょっとぜいたくして、ハーゲンダッツのアイスを買おう』というときには、浪費財布から支出するようにしましょう。節約と“プチぜいたく”のメリハリをつけてお金を使うことで、逆にムダ遣いを減らせるんです」 【OK財布5】「予備費」が常に入れてある 「家計財布の中も、『家計費』(食費と日用品費)と『予備費』の2種類を、ポケットで区分けできている状態がベスト。家計費のポケットには、1週間分の予算(横山家は2万円)を、予備費のポケットには、医療費や学校で必要な支払いなどの急に発生した臨時支払いに備えて、2万円を常に入れています。ふだんの家計と予備費を分けておくことで、使いすぎを防げますよ」 これらの特徴にならって、財布を整えてみよう。
2018年05月13日小さなバッグはおしゃれ。わかってはいるんだけどどうしたって荷物が減らせない。でもちょっとした工夫で荷物をスッキリ収納することができます。いつも使っている財布を小さくしてみるのはいかが? PUBLIC ROOM / vasco - LEATHER VOYAGE COIN PORCE ¥9,504(税込)どこかレトロなイメージのある「がま口財布」。子供のお使いのイメージがありますが、レザーを選ぶと雰囲気一転、それはそれはモードな逸品に。静岡県のセレクトショップ『PUBLIC ROOM』で見つけたのは、東中野でレザー工房を営む「vasco」のレザーがま口財布。19世紀中期にフランスで流行したという財布をベースにデザインされているそう。 世界随一のクオリティを誇る、イタリアのトスカーナ地方のタンナー「ヴォルピコンセリア社」製のレザーを使用。植物から採れた天然のタンニンのみでなめす伝統的な「フルベジタブルタンニン鞣し」で作られており、使い込むほどに味が出てきます。ブラウン、ブラック共に真鍮の金具がついており、落ち着いた雰囲気。職人の手作業で作られている息遣いを感じますね。 カードが一枚入るポケットもついているので、クレジットカード一枚であとは小銭という最小のお財布スタイルも可能。これなら小さなおしゃれバッグにもすんなりと入ります。 しっとりとした手触りで、経年変化を楽しんで長く愛したい逸品。手の込んだアイテムながらお値段も優しいので、プレゼントやお揃い使いもおすすめです。 text : FACY LADY 編集部 【関連記事】※お財布は今が替え時!チアフルな「イエロー」で金運アップ。※雨の日でも気分は晴れに!気分あがる「可愛い傘」はいかが?※上品タイトスカートは「大人の黒」が狙い目!
2018年04月28日「新年度になって『今度こそ、お金を貯めるぞ』と決意したのに、早くもあきらめモードに突入。『貯金がなかなか続かない』とお嘆きの方もいるのではないでしょうか。どんなに貯金が苦手でも、放っておいても貯金ができる仕組みさえあれば、お金は勝手に貯まっていきます。そんな仕組みのひとつ、『おつり貯金』をご紹介しましょう」 そう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。おつり貯金は、スマホのアプリを利用する。ネストエッグの「finbee」か、マネーフォワードの「しらたま」。仕組みは、どちらもほとんど同じだ。 「クレジットカードで買い物をした際、あらかじめ設定した貯金ルールに従って“おつり”を作ります。このおつりを、自動的に、おつり貯金専用口座に預け替えて、貯めていくというものです」(荻原さん・以下同) 具体的に見ていこう。 「まず、本来はクレジット決済ですが、現金で、しかも同一金種で支払うことを想定します。100円の設定なら、100円玉のみで支払うイメージです。次に、貯金ルールとして、支払いに使う金種を決めます。100円玉、500円玉、1,000円札のうちから選びます。たとえば、5,280円の買い物をしたとしましょう。支払いを100円玉と設定した場合は、100円玉53枚で支払ったと想像してください。この場合のおつりは20円です」 同様に、500円玉の設定では、500円玉11枚での支払いとなり、おつりは220円。1,000円札なら、1,000円札6枚の支払いで、おつりは720円となる。 「アプリはこうして作ったおつりを、買い物した金額に加えてクレジット決済口座から引き落とし、おつり分はおつり貯金専用の口座に預け替えるのです。たとえばAさんは、支払いを500円玉と設定しました。すると、1万2,300円の買い物では200円が、7,880円の買い物では120円がおつりとしてカウントされ、おつり貯金口座に200円、120円と積み上がっていきました」 貯金するつもりがなくても、買い物をするたびに、おつりが勝手に貯まっていくので、「貯金が苦手な方にも続けやすいと思います」と荻原さん。 「『finbee』も『しらたま』も無料のアプリです。アプリをダウンロードし、おつり貯金専用口座を設定。クレジットカードと連携させれば、あとは忘れていても大丈夫です。手数料などもかかりませんし、貯まったお金はいつでも引き出せます。デメリットは見当たりませんが、お金を引き出す際はATMの時間外手数料などにご注意ください」 便利なアプリを上手に使って、コツコツ貯金を長く続けよう。
2018年04月19日気になる隣のお財布事情。世の中は好景気だとはいうものの、我が家の家計は……?なかなか周りに聞けない、みんなのお財布事情を探ってみます。 1. お小遣いはいくら必要?ランチ代お小遣いの利用用途としてもっとも回数が多いであろう、ランチ代からご紹介します。ひと月20日勤務すると考えて、月いくら必要なのでしょうか。新生銀行の調査によると、1回分のランチ代は男性で587円、女性が674円となったそうです。これを月の勤務日(20日)に換算すると以下のとおり。男性:11,740円女性:13,480円女性のほうが1,740円高くなっています。自分へのご褒美という意味で質の高いランチを食べたりするのは、女性のほうが多そうですね。また、「インスタ映え」のために、ランチを奮発しているというかたもいるのかもしれません。自分磨き代金は?次に、自分磨き代はいくら必要なのでしょうか。SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の調査によると、自分磨きの平均支出額は、月額で以下の結果になったそうです。男性:8,999円女性:11,343円こちらも、女性のほうが2,344円高くなっています。自分磨きと言っても、資格取得やスキルアップなどの「自己投資」や、スポーツや美容などの「外見磨き」などあり、一口には言えません。ただ、そういった「自分磨き」の意識も、女性のほうが高いのかもしれませんね。 2. お給料、いくらほしい?原資であるお給料について考えてみましょう。お給料は制限なくほしいのが本音ですが、そうはいきませんよね。自分が理想とする生活を送るために欠かせない「お小遣い」が捻出できる金額のお給料は、いくらくらい必要になるのでしょうか。新生銀行の調査によると、1ヶ月のお小遣いで必要な使い道とその金額は以下となったそうです。ちなみに、お小遣いの使い道として需要の高い順になっています。男性昼食代:10,396円趣味の費用:10,494円嗜好品代:8,490円飲み代:10,799円携帯電話代:6,642円雑誌・書籍代:2,916円車関係・ガソリン代:7,109円喫茶代:3,573円身だしなみのための費用:3,634円遊興費:11,243円女性身だしなみのための費用:6,829円昼食代:7,295円ファッション費用:10,122円携帯電話代:7,229円趣味の費用:8,900円飲み代:8,229円喫茶代:3,297円雑誌・書籍代:2,540円車関係・ガソリン代:5,976円嗜好品代:6,269円男性は合計75,296円、女性は合計66,686円となりました。これらの使い道すべてをかなえようとなると、お小遣いが月々これだけ必要になるということですね。よく、ファイナンシャルプランナーのかたからのお話で、「お小遣いは年収の1割が妥当」だという話を聞きます。それを単純に考えると、男性は月収752,960円(年収900万円)、女性は月収666,860円(年収800万円)必要になるということです。あまり現実的な金額ではなくなりますね。お小遣いの使い道の中から優先順位の低いものを我慢したり、何かを節約してやりくりする必要がありそうです。 3. 自由につかえるお小遣いは、月いくらまで?いよいよ、実際のお小遣い額について考えてみましょう。使用用途と収入に対して、お小遣いは妥当といえるのでしょうか。そして、いくらくらいが適正なのでしょうか。新生銀行の調査による平均のお小遣い額は、男性が月額37,873円、女性が月額33,502円となったそうです。ちなみに男性の年収平均は506万円、女性の平均年収が313万円だそう。先ほどご紹介した「お小遣いは年収の1割」にあてはめてみると、男性の月収が42万円ほどになるので、37,873円のお小遣いは妥当か少なめだといえそうですね。女性の月収が26万円ほどなので、33,502円だとちょっと高めということになります。ただ、これらふたつの年収を合わせて「世帯年収」と考えると、ふたりの月収は約68万円となります。ふたりのお小遣いの合計は71,375円。月収の1割の68,000円にかなり近づきますね。年収に差がある夫婦は、収入を合算してそこからそれぞれのお小遣いを捻出する、という方法もあるのかもしれません。ただ、額で揉めないような話し合いが必須です。こうしてみると、先ほどの「お小遣いの使い道と金額」から、かなりかけ離れた数字になっていますね。みなさん理想がありながらも、年収の1割程度の額でやりくりをしているようです。ただ、これらはあくまでも「平均」なので、ぜひご自分の年収や配偶者の年収にあてはめて考えてみてくださいね。 4. お小遣いの使用使途を考える「お小遣いの額が年収の1割よりも多いかも……」というかたは、お小遣いの内訳について書き出してみましょう。そして、内訳の中で「これだけは譲れない」という使用使途に優先順位をつけて、あまり必要ないと思うものは我慢してみると良いかもしれません。また、ランチ代や自分磨き代など、金額が多いけど必要なものは、節約できるところから変えてみるのもおすすめです。例えば毎日の飲み物代をなくすために水筒を持参したり、ランチ代を節約するために夕飯の残りをつめてお弁当を持参してみるなど。自分磨きなら、いらなくなったものをフリマアプリで売ってそのお金で好きな服を買う、ブランド物は中古で購入する……などができそうです。ただ、資格取得やスキルアップなどの自分磨きは、節約をしないほうが良いかもしれません。将来的に昇給・年収があがって、お小遣い額が増える可能性があるからです。お小遣いのやりくりではそういった「将来的なこと」も考えてみてくださいね。 悩みがちな「お小遣い」のこと。自分で稼いだお金なのだから、できる限り好きに使いたいものですよね。しかし、そうしていくと「貯金」ができなくなってしまいます。食費や光熱費など、生きていくために必要なお金は削れないので、お小遣いからやりくりしていくしかありません。夫婦でよく話し合って、お互いが無理のない範囲での金額を決めることができたら良いですね。そして年収があがるたびに、お小遣いの金額も見直してください。そうすることでモチベーションを保つことができますよ。 参考:SMBCコンシューマーファイナンス調べ 結婚のハードル上昇、男性がより慎重な姿勢に! 「年収400万円あればしたい」男性では約3割にとどまる男性会社員のお小遣いは過去3番目に低い金額回数が多いでろう
2018年03月28日遊びやショッピング・旅行など楽しみたいと思うのは20代も30代も同じでしょう。しかし30代は、より結婚が現実問題になってきたりして将来のための貯金もある程度確保して置きたいものです。それでも若い子とは違う安いものを身に着けられない……ジレンマ。既婚者なら尚の事、毎日の家計、住宅ローンに教育ローンと大変です。お金に関してしっかりとした考えを身に着けたいものです。そのために、お財布というもの自体や、お財布とのお付き合いを見直すことから始めましょう。縁起を担げるお財布とは?一言にお財布と言っても、色や素材さまざまなものがありますよね。より縁起を担げるお財布はどのようなものなのでしょうか?色や素材別に紹介いたします。<色別に見るご利益>赤:炎を連想することからお札が燃えるのでNGと言われている。ピンク:向こうからお金が入ってくる、恋愛運もアップ。白:今までの状況リセット茶系:「土」に繋がりこれからお金がたまる黒:既にある貯蓄を強固に守る<素材>素材は、牛や豚、山羊なのどの革製がいいと言われています。中でも、蛇・クロコダイル、リザード等爬虫類の方が縁起のよいものとされています。これらの生き物の生命力をお財布に取り込むというわけです。お財布は毎日持ち歩き使うものです。毎日、時間のある時にお手入れします。革の財布であれば、中身を全部出して革用クリームで磨きます。置き場所も引き出しの中など、暗く静かな場所でお財布に休んでもらいます。お財布のためのお布団が販売されています。一流メーカーが本物の高級布団をそのままミニチュア化したもので敷布団掛布団枕まであるセットです。長財布が布団にちょこんと納まった様子はシュール過ぎでびっくりです。働いてくれたお財布にぐっすり休んでもらうためのものです。かなり高価です。それでも注文は来るのです。このような徹底的なこだわりや努力は、お金が帰って来たいと思うような居心地の良いお財布にするためです。これらの風水・縁起でばっちりのお財布を持ち、それを大事にすること。お財布に対する意識を高めることは、取りも直さず、お金についても深く考えることに繋がります。そこがポイントになります。お金持ちのお財布に共通する点から見えてくるもの共通点はとにかくシンプルで使い勝手の良さを考えた長財布。色は黒や茶色などが多いです。形は長財布で見開きタイプで、薄く、百万円の束も入るくらいのものも。カードの数は六個か縁起をかつぐ人なら八個程度。小銭入れや、その他のカード類はカードケースと、三つに分けます。中には小銭は一切持たないという人もいます。お財布の中にはお札が綺麗にビシッと入っています。向きも揃えて肖像画の頭を下になるように入れます。お札が出にくいようにとの願掛けです。また、毎日でも銀行で、すべてピン札に変えたり。お金持ちだけに限りませんが、その日のレシートや要らないクーポン券は捨てます。整理整頓された綺麗な財布を見るだけで、その人がお金持ちなのか。お金の運用が上手い人なのかが判るとさえいわれるくらいです。けた外れの財産家でなくとも大人30代女子なら見習いたいものです。お財布で信用を得るシチュエーションもあるかもしれませんから。お財布で変わる毎日のお金の使い方お財布にこだわり、入っているお金にもこだわりが出てきたら、お金の使い方も変わるはずです。無駄な買い物は避けるでしょう。宝くじ購入や百円ショップ、量販店での爆買いも。本当に要るものにお金を使います。例えば、その週に使えるだけの分を月曜日に入れる。後はもしもの時と、お守りになるピン札の一万円を取り出しにくい仕切りに入れておきます。あくまでも使わないが前提の一万円です。クレジットカードは本当に緊急用。こうして衝動買いを押さえることができます。身の丈にあった買い物をしようと心がけるようになって、後々、クレジットカードの支払金額に愕然……も防げます。「今週はここまでなの」と言い切れる、地に足の着いたお金の使い方をする女子をパートナーはどう思うでしょうか?しっかりしてるんだなと感心されるのでは?結婚を視野にいれているパートナーなら尚の事、見直されるかもしれませんね。お財布にこだわり大切にする人はお金を大事にしている。自分の身の丈の収支を上手にコントロールできるようになれるのです。
2018年03月14日一生懸命に頑張っているのに、なぜかお金が貯まらない……。むしろ貯金は減っていくばかり。そんな人の家には“ある共通点”が。頑張れば頑張るほど金欠になっていくなんて、とても怖いですよね。あなたの家は大丈夫ですか?そこで今回は、“お金が貯まらない人の家の特徴”を占い師の脇田尚揮さんにご紹介いただきます。文・脇田尚揮■トイレが不衛生で雑誌や本などが置いてあるトイレは“お金の入り口”とされるくらい、金運において大切な場所。その場所を掃除していないと、お金から見放されてしまう可能性大。また、トイレに雑誌や本などを置いておくと、陰気がこもりやすくなり、どんどんお金が逃げていってしまいます。トイレは常に清潔にしておき、なるべく本などの紙類は置かないようにしましょう。■観葉植物がすぐに枯れてしまう部屋に観葉植物を置いている方も多いと思います。でも、なぜかすぐに枯れてしまった経験はありませんか? もしそうなら要注意。その部屋には“陰気”がこもっている証拠です。そのまま放置するとお金が貯まらなくなってしまいます。換気をして気の流れを良くするように心がけましょう。それでもまだ改善されない場合は、茶色のアイテムを置いてみてください。部屋の気の流れが良くなり、金運も安定するはずです。■玄関に靴が何足も出しっぱなしになっているあなたの家の玄関を見てみましょう。もしも靴が何足も出しっぱなしになっていたり、荷物で埋め尽くされていたりしたら、即片付けてください。玄関に荷物があればあるほど、外からお金が入ってきにくくなるとされています。金運は滞り、働いても働いても、お金には結びつかないのです。特に靴を脱ぐところは清潔に、そして玄関を上がった部分にはマットを敷くように心がけてください。お金の流れが良くなるはずです。■自室がやたらと不要なモノで埋め尽くされているお金持ちの人に共通する、部屋の特徴というものがあります。それは、余計なモノが置いてなく、シンプルであること。モノにはそれぞれ“気”があり、使わないモノを多く放置していると部屋の気の流れが悪くなります。使わないモノは、あなた自身の運気まで悪い方向に引っ張ってしまう恐れが。必要ないものは、思い切って捨ててしましょう。気の流れが改善し、あなたの運気が上向くはず。陰湿で不潔な散らかった家には、“悪い気”がどんどん溜まっていきます。そのまま放置しておくと、いつの間にか“貧乏神”が好む家に変わってしまう可能性も……。そんな家にしないためにも、整理整頓と換気、そして掃除を心掛けましょう。きっと貧乏神は居心地が悪くなって逃げ去り、福の神が住みついてくれるはず。(C) Pair Srinrat / shutterstock(C) Marcel Jancovic / shutterstock(C) KY / PIXTA(C) LightField Studios / shutterstock
2018年03月13日3月12日は「財布の日」。「さいふ(312)」の語呂合わせから制定された記念日です。新年度に財布を買い替える女性も多いと思いますが、自分の好みで選ぶ分、男性目線は気にしていないことも。そこで、男性が女性の財布をどのように見ているかをご紹介します。■男性は女性の財布をこう見ている男性は意外とよく女性の財布を見ているようです。使っている財布によって、縁遠くなっている場合もあるかもしれません。今回は座談会形式で、3人の男性に女性の財布について語っていただきました。協力してくれたのは、Aさん(34歳/銀行)、Tさん(31歳/美容師)、Gさん(32歳/広告)です。女性の財布には目がいくもの?Aさん「銀行員だからか、なんとなくお金に関することには目がいきますね」Tさん「僕も職業柄、女性が会計をするときはどうしても財布を観察します」Gさん「会社の女性が財布だけ持ってランチに出かけるのをよく見るので、チェックしてしまいます」みなさん、かなり財布に注目しているみたいですね。残念な財布というのはある?Aさん「財布が残念っていうより、中身が残念な人が多い気が。特に財布がお金以外のものでパンパンな人は、だらしない印象です」Tさん「わかります。レシートとか、スタンプカードとか、お金じゃない紙でパンパンなんですよね。しかも無理やり財布を使ってるから、財布がしまらなくてゴムで留めている女性もいました」Gさん「それはヤバイ。僕は、バッグみたいなデカい財布を持っている女性が苦手。派手目な女性に多いんですが、メイクポーチくらいの大きさで怖い。なんかそういう人ってモノを買わされそうな気がするんです。あと、一見してブランドものとわかる財布はちょっとどうかな、と思います」とりあえず、レシートや余計なものは、早めに財布から出したほうがよさそうです。■小銭が多い財布はNG?Aさん「小銭がじゃらじゃらしてる財布はちょっと。支払いのとき、しっかり小銭をカウントして使うような女性に好感を持ちます」Tさん「確かに。何でもお札で払う女性は、財布の整理ができてない感じがしますよね」Gさん「僕は疲れてると財布に小銭が増えます。だから、その女子はきっと疲れてる子たちなんですよ」Tさん「そうか。元気な女性のほうがいいな」Aさん「同感です」急いでいるときは、ついお札で払いがちですが、あまり良くないと思われているみたいですよ。■ゴールドの財布を持つのはおばさん?Gさん「あとね、風水の影響かもしれないけど、ゴールドのケバケバしい財布の女性。そこまでして金が欲しいの?って思います」Tさん「比較的、年配の人に多くないですか?黄色の財布とか」Aさん「いや、若い人でも結構多いですよ」Gさん「若くても中身はおばさんだよね、そういう人って」確かに、明らかに風水を意識してますって雰囲気の財布だと、びっくりしちゃう男性はいるかもしれませんね。■レジ前で必要なカードが出てこないAさん「ウチの店はスタンプカードがあるんですけど、肝心のカードが出てこなくて、レジ前で財布の中身を全部出す人がいます」Tさん「あー、ダメだな、そのタイプ。財布は毎日、レシートを出して、整理して、無駄なポイントカードも定期的に処分してほしい」Gさん「そのほうがお金が貯まりそうですよね」Aさん「確かに」レジで財布の中身を全部出すのは、スマートじゃないですね。その日使うとわかっているカードは出しやすい場所に入れておいたほうがいいかも。■なぜ財布にものが多いのかわからないGさん「クレジットカードがズラリっていう女性も苦手。1~2枚でよくない?会費も無駄だし」Aさん「僕は財布の中に、電車のICカードと銀行のカード、クレジットカード1枚、あとは現金が1万くらいという人間なので、なんでそんなに財布の中にいろいろ入っているのか不明です」Gさん「男は比較的そうだよね」Tさん「だから、人の財布がパンパンだと気になって見ちゃう。特に好きな子には、財布をきれいに使ってほしいです」男性って、そんなにも財布にものを入れないんですね?逆にそっちのほうが不安にならない?と思ってしまいます……。■終わりにかなり厳しい意見が並びましたが、どう感じましたか?レシートでパンパンになっているのは、確かにだらしない印象かも。心当たりのある方は、自分の財布をちょっとチェックしてみてくださいね。そうすることでお金が貯まり、良縁が寄って来る女性になれるなら……それはだいぶ、おいしい話かもしれません。
2018年03月12日3月12日は、「312」の数字の語呂から「財布の日」というのをご存知でしたか?昔から今時期は、財布が“張る”と“春”を掛けて財布を変える良い時期とされており、この時期に財布の買い替えをするという方も多いようです。今回は、ブランドより手軽さ重視という方のために、100均で見つけた使える財布を8つご紹介します。種類豊富な100均セリアの小銭入れセリアには長財布はほとんど見つけられなかったのですが、かわいい小銭入れがたくさんありました。ちょっとした買い物時には、小銭入れがあると便利ですよね。種類が豊富なので、どれにしようか迷ってしまいます。猫ちゃんのアップの小銭入れも。財布を出すたびに癒されそうです。100均ダイソーには、いろいろなタイプのお財布がこちらは、シンプルな皮の小銭入れ。中身が見やすくて、小銭が取り出しやすいのが良いですね。ホワイトの小銭入れもありました。こちらは高級感たっぷり。小さなバッグを使う方は重宝しそうです。皮の長財布も発見!しっかりしていて、とても100円には見えませんよね。カードポケットもしっかりあるので、カードの多い方も使えそうです。和物の小銭入れは、がま口とチャックの2種類。パスケースなどもあったので、カバンの中を和物でそろえるのもアリですね。キュートな子供向けのお財布もありました。カード入れもついているので、持たせてあげると喜ぶこと間違いなしです。100均のお財布で高級感を醸し出していたこちらは、「ダイソー×ハリスツイード」のコラボ商品。スコットランド生まれのハリスツイード生地を使用した、ダイソーオリジナルの商品だそうで、500円というお値段ですが、優しい肌触りのしっかりした生地なので納得です。毎日使うお財布は、使い勝手がとっても重要。もちろん見た目も大事ですが、用途に合わせて使いやすいものを選ぶと良いですね。
2018年03月12日10社以上のブランドから小さい財布だけをセレクトした「小さなお財布展」が、カタカナ(katakana)自由が丘店で3月3日から16日まで開催される。結婚式やハレの日だけでなく日常でも小さなバッグを持ちたい人など、小さな財布を求める人が増えている。さらに、小さいだけでなく、容量があるもの、お札を折らなくてもいいもの、メイン財布としても使えるものなど求める機能は色々。今回、あらゆるニーズに応える、二つ折りや三つ折りを中心とした様々なタイプの小さな財布が集結。イロセ(irose)、ステッチアンドソー(StitchandSew)、エムピウ(m+)、ヒラリ/平山篤(hirari)、フォアルオブ(fourruof)、松野屋、インク(INK)、チャモト(chamoto)、ロンド工房、サリーズ(SALLIES)といった、定番のブランドからイベント限定で紹介するブランド、個人で活動する革作家まで、10以上の作り手による小さな財布が並ぶ。【イベント情報】小さなお財布展会期:3月3日〜3月16日会場:カタカナ(katakana)自由が丘店住所:東京都世田谷区奥沢5-20-21 第一ワチビル1階
2018年02月26日「結局、お金をためるということは財布からお金を出させないことなんです。たまらない人は全方位に数多く、必要以上のものを買っている。これを正すには、限られた現金だけを使って生活することがいちばん早くて効果的。そこでとりあえず、食費と日用品代(以下まとめて食費と表示)を強制的に1日現金2,000円だけでやりくりするようにしたのが、“クリアファイル家計簿”です」 そう話すのは、「クリアファイル家計簿」発案者のいちのせかつみ先生。いちのせ先生は30年以上のキャリアをもつファイナンシャルプランナー。これまでにのべ3,000人以上の家計簿診断を行ってきた。 「クリアファイル」と名前がついているが、実際に使用するのは20枚綴り程度のクリアブック。最初にコピー用紙を16枚用意。表裏に1日〜31日までの日付を書いて、クリアファイルの各ページに1枚ずつ入れる。6万円(便宜上30日ある月として)を千円札で用意し、2,000円ずつ各ページに差し込む。これで準備は完了。 「いままで1日いくら使っていても、4人家族でも単身者でも、金額は2,000円にしてください。毎日ファイルから現金を出し、これだけ財布に入れて買い物すること。やってみればできることは、これまで実践した多くの主婦が証明しています」(いちのせ先生) もし毎日、食費を2,000円で賄うと月額は6万円。平均的な家庭では月の食費は10万円前後というから、これだけで月4万円。年間50万円がたまる計算だ。つまり「クリアファイル家計簿」とは、実行したら、即節約ができ、お金がたまること必至、まさに魔法の家計簿なのだ。 1日を2,000円でやりくりすることは、金銭感覚を節約モードに切り替えるトレーニングのようなもの。だからとにかく、クリアファイルにある現金2,000円だけでやりくりすることが肝心。そうなると、そこにはやはり工夫やコツが必要だ。そこで今回、いちのせ先生のレクチャーで大成功した主婦に取材。「クリアファイル家計簿」で成功するための鉄則を聞いてみた。 ■買い物には電卓を持参 小杉妙さん(35・以下主婦はすべて仮名)は、共働きで子どもはいない。年収は夫婦で800万円。十分な収入と思われがちだが、夫婦ともにグルメで外食好き。1日の食費に1万円使う日も多く、貯金はゼロだった。 「牛肉だけで1回4,000円とか買っていたので、とにかく安い鶏肉や豚肉にシフトすることから始めました。これまでだと、とんカツには出来合いのサラダを買っていたのをキャベツの千切りだけにして」 そんな小杉さんのマル秘テクはスーパー2周作戦だ。 「1周目は欲しいものがあってもカゴに入れない。2周目は持参の電卓を2,000円にセットしてカゴに入れた商品の金額を引いていく。これだと絶対に買いすぎず、レジで『お金の持ち合わせがない』と恥をかく心配もありません」 《いちのせ解説》「子どものいない夫婦共働きは、セレブ思考が強く、いちばんお金を浪費している割合が多い世帯。小杉さんも外食の多い月の食費と、高級な日用品代の合算も20万円超えでした。それを月6万円にしたので、年間150万円超の貯蓄ができたんです」 ■グルメ番組、深夜の通販番組は見ない&インスタグラムをやめる 松井美穂さん(52)は夫と大学生の子どもの3人世帯。夫の収入は600万円だが、給与は上げ止まり。老後のための貯金を切り崩し始め、危機感から1日2,000円を実行しようとした。そのとき家族2人が「生活レベルが下がるのはイヤだ」と猛反対。 「2人にいまの家計の状況を説明し、今後のお金の話を家族で真剣にしました。わが家の危機を家族で共有できたことが成功への一歩でした」 松井さんがとくに気をつけたのが、グルメ番組とインスタグラム。 「グルメ番組を見るとつい外食したくなるし、通販番組で買ってしまって失敗したものも多い。だから見ないことにしました。インスタも楽しかったのですが、見栄のために無駄遣いしていたんです」 《いちのせ解説》「50代は見栄を張っている人が多い世代。見栄は無駄遣いの元凶だと私は思います。家族の協力もあって、松井さん宅は年間100万円貯金達成です」 私もやってみようと思ったあなた。さっそく100円ショップでクリアブックを買おうとしていませんか? 「おそらく8割の人が買いに行こうとするのですが、家を探せば使っていないクリアファイルが必ず見つかる。買ってはダメ」(いちのせ先生) そんなところから意識改革して、家の中のクリアブックを探すことから、節約生活始めよう!
2018年02月08日新年がスタートして新しい目標をかかげた人も多いのではないでしょうか。パパママ世代なら最も気になるのがお金。教育費は子どもの年齢とともに増加傾向にあるため、毎年家計については頭を悩ませていると思います。そこで、家計簿についての調査をしてみました。Q.家計簿、つけている? どうつける?1.手書きでつける 24.0%2.エクセルなどの表計算ソフト 3.3%3.パソコンの家計簿ソフト 1.9%4.Webサービス 0.2%5.スマートフォンアプリ 7.9%6.その他 2.0%7.つけていない 60.6%もっとも多いのは、家計簿をつけていないという人で60.6%という結果になりました。家計簿をつけている人の中では、手書きが24.0%で一番多いという結果に。みなさん家計簿どころではないようです。■忙しくて家計簿なんてつける暇がなーい!家事に育児にと忙しいママたちは、家計簿をつけないのは暇がないからというのが理由。なかには悲しくなるからつけないという人もいました。でも、忙しくても悲しくても現実を知るためには、家計簿をつけないとあなたの家計の穴は発見できませんよ。「つける暇があるなら別のことをしたい。家事をしたい。休みたい。…あ、だからお金貯まらないのかな」(静岡県 40代女性)「つけていません。物欲よりも必要な出費ばかりなので、通帳の記載が家計簿代わりな感じです。子どもたちが受験生になると、毎月何十万と引かれていくので、光熱費や保険料引き落としの後の余ったお金が生活費…」(神奈川県 40代女性)「つける暇がない! 暇を作るのなら、家事や育児に専念したい! 自分の自由な時間もお金もないのに、家計簿なんて考えられない! 毎月いっぱいいっぱいの我が家です」(神奈川県 40代女性)「無駄遣いする余裕がないし、毎月ギリギリで生きているので、家計簿をつけると悲しくなるからつけない。買い物中もお財布の中身をどうやりくりするか悩んでいるから、家計簿でまた数字と戦うのは精神的にも脳みそ的にも無理」(三重県 40代女性)■家計簿はつけるだけではなくあとで見返すのが正解家計簿をつけている人の中には、つけっぱなしで終わってしまうケースも。家計簿は振り返ってこそ意味があるのです! 保険料や車検など、一定期間に出費がある大きなお金は初めから分かっているのなら毎月積み立てておけば安心。直前になってヤバイという経験をしたことのある人は要注意です。「現金はざっくり袋分けで、カードで払った分はだいたいメモしておいて、なんとかやれています。保険料とか学校関係の支払いは、年間分を12ヶ月で割って毎月積み立ててたら無くならないようには気をつけています」(千葉県 40代女性)「ずっとつけています。日記代わりかな。家族が増えて光熱費が上がったけど、新しい家電に変えたらまた下がったなぁとか、意外に面白い」(神奈川県 50代女性)「生活費の中でオーバーしないようにしています。月に何の出費が多かったのか反省するための記録はやってます」(茨城県 40代女性)■節約意識の目覚めは家計簿がいちばん浪費グセのある夫や妻がいる人にはおすすめしたいのが、お金の見える化。グラフなどで収入と支出がわかれば、どれだけ使ってしまったかも一目瞭然。まずは自分がお金を結構使っているという事実を知ることが、節約への第一歩です。「うちも以前はつけていなかったのですが、どうしてもどんぶり勘定になってしまい、生活がギリギリで赤字の月もたまにあったことから一念発起。エクセルで家計簿を作り、ここ数年は真面目につけています! 不思議なもので、出費を細かく入力できるようにして、毎月の費目ごとの合計や水道光熱費の前年との比較が一目でわかるようになると、自然と節約意識が働くようで、来月どうしよう…と途方にくれることはなくなりました」(宮崎県 40代男性)Q.家計簿、つけている?どうつける?アンケート回答数:6149件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年01月10日お財布を大切に扱っていますか?そのお財布は何年使っていますか?今年買ったおみくじなどがしわくちゃになって入っていませんか?お財布やカバンを見れば、家の状態がわかるとも言われています。カバンから何かを出す時や支払いの時に、探す時間が長かったり手間取っていませんか?そんな方は、家の中でも探し物が多いはず。「お財布はお金のおうち」です。まずはここから整理をして金運を呼び込みましょう。全部出す私のお財布です。使い始めてちょうど1年くらい。お札が折れなくて居心地の良さそうな長財布を選びました。色は、女性の運気を上げてくれるというピンク。人間関係にも仕事運にもピンクは良いそうですよ。まずは中を全部出して、並べてみましょう。「全部出す」「分類する」ことは全てのモノの片付けに共通する基本作業です。お財布の中を確認お財布には何が入っていますか?お札・小銭・レシート・クーポン・カード(銀行、ショップ、免許等)・お守りやおみくじ、、、私のお財布にもこんなに入っていました。全部出したら、お財布の中をよく見てくださいね。黒ずんでいたり小銭入れが破けていたり、ごみが入っていませんか?折角だから逆さまにして、ごみを振り落しておきましょう。では必要なものを一つずつ戻していきましょう。お札これは私の入れ方です。「お金持ちのお札の入れ方」で聞いたことがある方法をとっています。諸説あるのでお好みの方法にしてくださいね。・揃える・下向き・大きいお札を手前下向きに入れるとお金が出ていきにくくなると聞いたことがあります。大きいお札(一万円)を手前にして、開ける度にそれが目に入ることで「自分はお金持ち」という潜在意識が植えつけられて実現されるのだとか。小銭小銭がたまるとお財布が厚くなってしまうので、なるべく小銭から使うといいですね。たまりがちな場合は家の貯金箱に入れたり、100円ショップで扱っているコインケースを使うと小銭をスマートに管理できます。私はまとめて小銭を両替して家に置いて、出し入れしています。学校や幼稚園の集金などで「ぴったり払えないストレス」が減るしコンビニで何かを買ってくずす時間やお金を節約できますよ。レシートレシートは家計簿をつけていなくても、もらうようにしましょう。交換や返品をする時に必要です。実際、買い間違いをして交換したことがあり「取っておいて良かった」という経験が多々あります。レシートはすぐ溜まってしまい、お財布をパンパンにしてしまいますね。できれば毎日出して、決まった場所に入れておくといいですよ。リビングにある引き出しに手前から入れています。保管する量を決めておいて、いっぱいになったら古い奥のレシートから処分しています。クーポン私のお財布に入っていたクーポンは全部期限が切れていました。期限切れのクーポンがお財布に入りっぱなしというのはよくあることですね。処分しましょう。すぐ使うかもしれないものはお財布に戻して、使う可能性がある長期的なものは引き出しに入れています。カード類普段使うカードだけを入れましょう。「よく使うカード」を頻繁に開けるお札側に、「たまに使うカード」をその反対側に入れました。車でのみ行く店のカードは、車内に置くといいですね。(クレジットのついていないもの)めったに行かないお店のポイントカードはほとんどたまることが無いので、最初からお断りするのも手です。銀行やクレジットカードを余計に入れておくと、万が一紛失した時に手配が大変です。また、資格のカードやほとんど行っていないお店のカードはお財布から出して、家に置いておきましょう。お守り・おみくじこれらは縁起ものなので、お財布に入れて持ち歩くのは運気的に良いそうです。ただしそれは丁寧にあつかう場合で、雑にしたり汚してしまうようなら持ち歩かずに家に保管する方が良いでしょう。おみくじについて私は、「良くない場合」は神社の所定の場所に結んで、「良い場合」はお財布に入れています。今年は『大吉』だったのでお財布に入れました。いかがでしょうか?お財布は薄くなりましたか?お金の居心地は良さそうですか?買い替え時期はいつがいい?お財布の中を全部だした時に、汚れがひどかったりほつれていたり型崩れして情けない姿になっていたら替え時です。でも実は、毎年買い替えが理想だそうです。少なくとも2~3年で買い替えるのが良いとされています。高いブランドのお財布を長く使うのも良いですが、毎年の気分によって新しいお財布を持つのも楽しそうですよね。使い始めに良い日参考までに「どんなこともうまくいく」大吉の日【天赦日(てんしゃにち)】と呼ばれている日があります。この日は新しい財布の使い初めにもよいと言われているそうですよ。【2018年の天赦日】2月1日(木)2月15日(木)4月16日(月)7月1日(日)9月13日(木)11月28日(水)まとめお財布がすごく汚れていたりボロボロだったり、雑に扱うとお金にそっぽを向かれると言われています。お金持ちの人のお財布は整理されて清潔感があるそうです。迷信的なものよりも、お財布を「大切にするという気持ちや行動の余裕」がお金のとの縁につながるのかもしれませんね。「お金のおうち」お財布を、いつも整理してきれいにしておくことで「お金に好かれる人」になりたいですね。整理収納アドバイザーまい夫・男児2人・ワンコと、都内の築15年の狭小住宅に暮らす専業主婦です。開かずの間が2部屋もあった、片付け下手な私が整理収納アドバイザーの資格を取りました。苦手な人の気持ちに沿ってコラムを書いています。BLOG:まいcleanlife
2018年01月09日ムダ遣いはしてないし、それなりに収入もあるのに、なぜかお金がたまらない。この共働き時代に激増中の“たまらない夫婦”には、共通する“貧乏習慣”があった!1万人以上の赤字家計を再生してきた家計のプロである横山光昭さんのところには、最近「夫婦共働きでもお金がたまらない」という相談が増えている。 お金がたまらない人たちには共通する行動パターンのひとつとして『1日500円以下の小さな消費の繰り返し』があります。たとえば、1杯100円のコンビニのコーヒーを平日に毎日買えば、1カ月で2,000円、1年で2万4,000円の支出です。これに気づかず『大きな買い物をしているわけでもないのになぜお金がたまらないのだろう』と首をかしげているのです」(横山さん・以下同) そこで、横山さんに「イマドキ家族の貧乏習慣」を解説してもらった。 【1】夫婦で財布を別にしている 40代で結婚したAさん(42・女性)は、世帯収入が月65万円。なのに、お金がない。 「Aさん夫婦は、家賃や光熱費などの固定費を夫婦の共通口座にそれぞれが入金して折半していましたが、残りは各自で自由に使っていました」 独身時代と比べ、家賃や光熱費を折半できる分、生活費が浮くとも考えていたが……。 「一人暮らしが長かったAさんは、シャンプーや柔軟剤などの日用品にこだわりがあり、夫とは別のままでした。こうした共働き夫婦は、今とても多いです。同じモノを使うだけでかなりの節約になります」 【2】夫婦で家計の話をしない 結婚してからも働き続ける女性が増えたことで、新たな浪費ポイントができた。 「お互いに収入があることで、給料や貯金額を聞くのは『タブー』と遠慮する夫婦が増えました。しかし、互いの財布に干渉しないスタイルを続けていると、相手の出費もわからないわけですから、自分だけ出費を抑えようという気になりませんよね。一定額をお互いに貯金するだけで夫婦それぞれの出費が不明では、家計のムダを透明化することができません」 こうした夫婦は急な出費に対応できず、相手に黙って借金を抱えてしまうケースすらあるという。“金の切れ目は縁の切れ目”にならぬよう、夫婦間でお金の話をタブーにしてはダメ! 【3】今、自分の財布に入っている金額がわからない 「今、持っている金額を意識しないと、欲しいモノが現れるたびについクレジットカードなどで買ってしまう。その日に使っていい金額を意識していれば、持っている金額以上に買うことはせず、ムダ買いを抑えられます」 千円単位でもいいので、所持金を把握するクセを! 【4】家にモノが多く整理整頓が苦手 「財布はレシートやカード類でパンパン、クローゼットはごちゃごちゃ。こういう人は、いちばんのムダである“同じモノの二度買い”もしますし、日用品や食材の管理だけでなく家計の管理もできません」 整理整頓してあれば、本当に必要なものがわかって余計な買い物も減る。まずは消耗品のストックから整理しよう。
2017年12月25日もうすぐボーナスの季節。お財布の新調を考えているという人もいるのではないでしょうか。風水コンサルタントの田中さんが、今回はお財布の選び方と古い財布の捨て方を教えてくれました。良い流れを作ることが金運アップになる前回は手帳のお話をしましたが、今回は財布についてです。当たり前のことですが、財布はお金を入れて持ち運ぶ道具で、お金を「使う」ためのもの。お金を「貯める」ためのものではありません。良い財布を使うと、良いエネルギーが生まれ、良い気分になる、そのように良いエネルギーをもってお金を使うことでお金の流れを強化し、お金を引き寄せるというのが、風水の良い財布を使ったときの実際的な作用だと考えます。お金は「水」のごとく常に流れるもの。良い意識、良いエネルギーを持って使うことでお金の「流れ」が変化し、結果、いつも紙幣がたくさん入ってくるという良い「流れ」を作るのです。お金を払うとき私たちが必ず開く財布が金運に作用するというのは、このような仕組みなのだとイメージしてください。東洋だけではなく、西洋や中東でも財布と金運の関係への関心は高く、みな金運を高めるためにどんな財布が良いのかを気にします。日本でもこんな財布がいいとか悪いという話が昔からいくつかありますよね。財布と金運の関係に科学的な根拠はないのですが、誰もが気にして信じていることで、もはや科学的根拠はあまり必要ではなく、金運が高まれば良いものだと感じています。今回お話しすることも科学的根拠はないのですが、私が風水の専門家として長年培ってきた知識と経験をもとに、財布選びの基準をお伝えしますね。2018年は金色の財布が金運を招く風水には、毎年変化するエネルギーを表すチャートというものが何種類かあって、そこから多くのことを読み取り、1年を予測します。チャートを軸に2018年の自然災害や政治経済、人間関係や恋愛、金運がどのような傾向かを説明するセミナーを、12月と1月に1日かけて開催していますが、ここではその中からかいつまんで話しましょう。来年の金運をあらわす五行の要素は「金」です。しかしチャートの中で「金」が欠けているのです。だから、私たちは全員「金」をあらわす色である金色の財布を持つと金運が上がるのです。とてもシンプルで迷うことはありませんね。もしも「金」が派手過ぎて抵抗があるのなら「金」をあらわすほかの色で、陽の強い「白」や「銀」でもOKです。デザインの選び方は?5つのポイントをチェック1.適度な大きさで作りのいいもの適度な大きさで、しっかりとした作りの財布がいいです。穴が開いていたり、つぎはぎのあるデザインは「気の流出」をまねく、つまりお金が出やすくなるのでNGです。2.紙幣の理想的空間の長財布を普段使いの財布は、長財布をおすすめします。長財布は紙幣を折らずに、きれいな状態のまま持ち歩くことができるので、紙幣にとって理想的な空間といえます。ただし、ズボンのお尻のポケットから長財布が出ているのは、金運が良いとは言い難いもの。長財布はバッグなどの中に入れて持ち運ぶことが大切です。3.色さえ押さえていれば二つ折りもマネークリップもOKでは、バッグを持てない状況のときにはどうすればいいでしょう。ポケットに生で紙幣を入れるのも金運が悪そうですし、セキュリティ的にも富を人目にさらしていることになり危険ですよね。私は旅行やパーティーなど、バッグを持てないときや手ぶらのときには、二つ折りの財布やマネークリップを使います。このようにときと場合によって有効に活用すればいいのです。二つ折り財布でも、マネークリップでも、先に書いた色の基本をできるだけ含んだものであれば金運を高めますので、安心してください。4.チャックかボタンが付いたもの長財布といっても、開いてしまうものよりチャックやボタンが付いた長財布で、パカパカと開かないものがベターです。簡単に開いてしまうものは気が流出します。バッグの中で開いている財布は、気が常に外に流れ出してして、お金はルーズになります。5.ネガティブなデザインは避ける死のシンボルであるドクロや失恋のシンボルであるブロークンハートなど、ネガティブな連想をもたらすデザインはすべて避けましょう。これでは良い気の流れが起こるはずもありませんから。メンテナンスを心がけて一概に財布といっても値段もかなり幅広いですよね。高級ブランドの財布となれば、10万円以上するものもざらで、長く使うことが前提となり、一生モノと思われるものもあるでしょう。風水の観点からいうと、新品が最もエネルギーの状態が良く、徐々にエネルギーが低下するのでメンテナンスによるリフレッシュが必要になります。日々の利用により手あかや汚れは必ず付着し、生地は傷みます。すると「陰」のエネルギーが優勢となり、財布そのものの元気が落ちます。汚れを拭いて、日光に当てることで陽のエネルギーを取り戻すことができるので、面倒がらずにリフレッシュ作業を行ってください。これにより金運を持続することができますから。修理ができないのなら買い替える穴が開いている、すり切れて修復ができない、そのような場合は思いきって捨てて、新しい財布に買い替えてください。たしかに長く使うことはエコの精神にかなっていますし、革製品なら時間の経過とともに味が出ることもあるのですが・・・さて、穴が開いた財布が金運をもたらすでしょうか?金運アップが目的ならエネルギーの高い状態の、新しくてきれいな財布を使ってください。ゴミとして捨てて大丈夫財布を捨てるとき「箱に入れて、雨の日に出すというような儀式的行為をしたほうがいいでしょうか?」というような質問をよく受けますが、特にこだわる必要はありません。長く使ったものに感謝を込めて捨てること、ゴミ収集をする人にネガティブなエネルギーが伝わらないようにするという意味では、この儀式はかなっていますが、普通にゴミとして捨ててもバチがあたるということはありません。これで迷うことなく財布が選べますよね。あなたにとっての幸運の財布が見つかりますように。【田中道明さん風水コラム一覧】風水で、クローゼットを衣替え2018年の手帳選びは風水を参考に。干支でわかるラッキーカラーを使おう!そのクセが、仕事運を下げてる?風水から見る、オフィスでやめたほうが良いこと年上の男性部下への接し方って難しい?マネジメントに役立つ風水術風水メイクで幸運を手に入れる! 金運に恵まれる眉の形は?風水メイクで仕事運UP! 重要な意思決定の日には●●カラーのアイラインオフィスで出来る風水【vol.1】女性同士の人間関係が良くなる4つの風水術オフィスで出来る風水【vol.2】仕事運が良くなる風水術オフィスでできる風水【vol.3】社内恋愛に効く風水術プロフィール/田中道明(たなかみちあき)ワールド・オブ・風水ジャパン代表、風水コンサルタント。2003 年以来リリアン・トゥーに師事し、日本語版のウェブサイト運営を行う。リリアン・ トゥーの邦訳書のうち、「モダン風水」(オクターブ)、「幸運のシンボル」(産調出版)、「フ ライングスター風水占い」(小学館)、「308 の風水術」(サンマーク出版)を翻訳(監訳含む)。米国、英国の商工会議所発行のビジネス誌などに風水のコラムを出稿している。翻訳でない 監修書に「旅の風水」(昭文社) 「風水の神さまをまねくお部屋の本」(かんき出版)がある。前職はインターネット・データセンターのセールスエンジニア。1972 年東京生まれ。■ワールド・オブ・風水ジャパン ■風水メガモール ■project DRESS2017 掲載中
2017年10月18日前回、「『夫婦間の気持ちの隙間』が、家計に現れる」というお話を、家計再生コンサルタントの横山光昭さんにうかがいました。横山さんは苦しい家計を再生させることを得意とするファイナンシャルプランナーで、これまで1万人以上の家計を「再生」させる中で、「お金の不安を乗り越える」という永遠のテーマについても考え続けてきたといいます。今回は、そんなお話を伺ってみましょう。■お金の不安はどこから来るの?質問です。●「なぜ、お金が欲しいのでしょうか?」●「そして、欲しいと思っているお金の金額はいくらなのでしょうか?」 この質問に対して、すぐにハッキリとした「お金が欲しい理由」と「具体的な金額」を答えられる人は、意外と少ないかもしれません。「お金はあればあっただけ安心だから」。ただ、漠然と何となくそう思っている方が大半なのだと思います。「お金に安心を求めては、ダメです。不安を無くすには、お金ではなく自分を大切にすることです。生き方や貯め方が定まればお金は何とかなるものです」と、横山さんはいいます。横山さんは、こんな人をたくさん見てきたといいます。不安だからお金を貯める↓貯まったら、もっと不安にかられる↓さらに貯めなければと焦るそんな一方で、あまりお金がなくても楽しくやっている人がいることをよく知っているそうです。そして「お金に安心を求めることは意味がないと確信するにいたった」(横山さん)そうです。■その不安は、本当に「お金の不安」ですか?横山さんは、こうも言います。「「『お金の不安だと思っているもの』は、本当はお金の問題ではなくて、お金に表れた、いまの生活における心のゆがみなのです」。たとえば…。食品の有機野菜や産地にこだわりお金をかける傾向のある人は、「保障」タイプの生命保険料にお金をかけている人と通じるところがあり、良いものを買っておけば安心と考えるタイプだと言います。ある意味、自分に自信がないとも言えます。携帯電話代が高い人は、周囲の人への依存度が高いという傾向を感じるそうです。交際費や洋服代も膨らみやすく、断りきれないローンなどを抱えてしまうことも。「漠然とした将来の不安」は、実は一緒に人生を歩む家族への不安であり、がんばっている自分を家族が認めてくれないことへの寂しさから来ているということもよくあるそうです出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 「表面上は、お金の形を借りて現れたので、お金のことにとらわれてしまい、奥底にある本質的な不安は自覚しにくいものです」(横山さん)いま、みんなが焦っている、そんな風に感じたことがありませんか?「私は収入が低いから。子どもがいるから。いや、いないから。退職金が出るかどうかわからないから。年金だって…と。そして、挽回したい、追いつきたいと必死になってしまっている人も多くいるようです」(横山さん)。■お金の不安をなくすための第1歩焦っている渦中にいると、自分ではどうにもならない気持ちになってきます。では、そんな私たちはどうしたら良いのでしょうか?「最初にとりかかるべきは、目に見えるところです」(横山さん)●お金の不安をなくすための第1歩(例)不用品を処分して、家をスッキリ片づける。豪華でなくても栄養を考えてきちんと三食料理する。なんとなく買い物をせずに、どんなに小さなものでも納得して手に入れ、使い尽くす。愛する家族との関係を大切に過ごしているか、自分に与えられた目の前の仕事がおろそかになっていないか、きちんと向き合う出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 「生活の足もとを固めるのです。毎日の暮らしを『自分はこれでいいんだ』と納得して生きていければ、その自信によって必要なお金はあとからついてきます。そして自分の生活の一部として、自分なりのお金の『貯め方』が確立すれば、不安はよりつかなくなってくるでしょう。そのために「消(ショウ)」「浪(ロウ)」「投(トウ)」も強い味方となるはずです」(横山さん)■横山さん式のお金との付き合い方「消(ショウ)」「浪(ロウ)」「投(トウ)」 お金と正しくつきあうということは、「自分なりに」お金と付き合うことを始めること。そうすると、「お金がなければ幸せになれない」という焦りからも抜け出せるのかもしれませんね。当初は、「お金が貯まる財布になれば良いなぁ・・」と書き始めた本連載。書き終わったときは、自分を見つめる長い長い旅行に行っていたかのような気分になりました。ママの生活は、本当に忙しいですよね。けれども、たまには、ふっと肩の力を抜いて、「節約ではない日々のお金のこと」と向き合ってみるのも、悪くないのかもしれません。お金の話といえども(お金の話だからこそ!?)、自分の心の中の「深いところ」に潜ってみると、自分の人生と向き合うことになるかもしれません。■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 (横山 光昭(著), 伊豫部 紀子(著)/新潮社 ¥1,296(税込)【お金の不安をなくす「貯まる財布」のつくり方 】【貯金感覚で始める3000円投資生活】【年収200万円からの貯金生活】
2017年10月02日「お金を貯めようと思っても、夫があまり協力的でない」。じつは多くのママが感じている不満ではないでしょうか? そんなママたちの共通の悩みについて、今回はお話を伺います。お話を伺ったのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。これまで1万人以上の家計と向き合ってきました。まずは、横山さんに「協力的でない夫を変える技」を2つ教えてもらいましょう。■その1:家計のミエミエ大作戦「家計簿でも、手書きの予算表でもかまいません。家計の状況を夫の目のつくところにバシっ! と数字で貼りましょう」(横山さん)気をつけて欲しいのは、けっして夫に「これを見て」と言わないこと。でも、必ず目に入るようにします。「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、これは横山さんの隠し技リストの中でも、ずば抜けて成功率が高い作戦だそうです。「男には、『言われてやるのはイヤ』という傾向があります。どんなにいいことだと頭ではわかっていても、命令されたらやる気をなくす。ましてや妻から感情的に恨み言を言われたりしたらなおさらです。面倒な生き物ですが、わかってやってください。そして利用してください」(横山さん)嫌でも目に入る数字をみると、自分のおこづかいの高さや飲み会の多さ、趣味に使うお金の高さが理解できます。そうすると妻から言われてもできなかった節約に、自分から取り組む姿勢がみえるように。■その2:パパ頼りになる大作戦次の技は、たとえば外食するとき、遊園地に行くときなど、家族で楽しむ費用を家計から出している、という場合に有効な作戦。●パパ頼りになる作戦♥やり方今まで家計では月に1万5千円レジャー費を使っていて、ここから5千円節約して1万円の予算にしたいとします。その場合は、その1万円の予算を、全部夫の子遣いに上乗せしてあげるのです。「この1万円はパパにあげる。そのかわり、これからは外食する時や遊園地に行く時は、パパが支払いお願いね、任せるから。もちろん余った分は好きに使っていいわ」ということで夫は小遣いが増えたと錯覚します。出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 「ポイントは、子どもたちの前で、お金を出してくれる夫を立てることです。子どもの前で夫が支払うことで、なんだか父親の権威が上がったような気がします。気を良くして、ムダなことには使わないよう画策してくれたりするようになります。もしくは、ちょっといい格好したくて、たとえ少し足が出ちゃったとしても、男気を出して自分の小遣いから補填してくれさえします」(横山さん)「夫に協力的になってもらう技」には、「共通すること」があります。それは、お金と感情の関係。そこのところを、もう少し突っ込んでお話を伺います。■夫婦のスキマとお金の関係「多くの家庭を見てきて感じるのは、お金が貯まらないと嘆く家庭に『夫婦別家計』が群を抜いて多いことです。」(横山さん)●お金が貯まらない家計の典型例住居費や水道光熱費、生命保険料は夫が払い、食費や通信費、日用品は妻が払う、といった費目ごとの支払いを決めているご家庭もあれば、基本別家計だけれども、二人の共通費目は折半にして出し合い、それ以外は個々で支払うことにしているというご家庭もあります。このようなケースは、大概は、夫婦のどちらかが浪費気味になってしまっているそうです出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 「夫婦で力を合わせてお金を貯めるためには、まずは家計を一つにしたほうがいいと私は思います。そして、一番大事なのが、夫婦の話し合いです。お互いを信頼して、壁を作らず、お金のことを本音で話し合いましょう」(横山さん)横山さんは、お金の相談を受けると、まずは相談者を観察して、夫婦間の気持ちの隙間がどこかにないか、探るようにしているそうです。たとえば、こんな例がありました。夫に言われたことは絶対で、妻としてできる限り応えてあげるべきだと一心不乱にがんばる妻。グルメな夫のために毎日手の込んだ料理を出していたりして、一見「いい奥さん」です。でもその家庭は、お金が貯まっていないことが多いのです。原因は、食費が高いというのは想定内で、往々にしてそれ以外にも変なところがあります。生命保険に入りすぎだとか、娯楽費が毎月高いとか、外食が多いとか。この家の場合は、夫婦の気持ちが対等ではなく、妻が一心不乱にがんばることで、ぶつかるのをさけていました出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 「こうした『夫婦間の気持ちの隙間』が、家計に現れたのです」(横山さん)ほかにも、「夫が妻に対して負い目がある」とか、「過去に何かあって妻が夫を信用していない」、「夫の求めるレベルが高すぎて妻が卑屈になっている」など、ありとあらゆるケースがあるのだそうです。「家計の問題というのは、じつは金銭管理能力とは別のところに家計の足を引っ張る『気持ちのすき間』が潜んでいて、本人たちが気づいていないことが多いのです。お金を合わせることで、本当に合わせていきたいのは夫婦の考え方や価値観、二人の力なのです」(横山さん)心理学の専門家によれば、「お金の話は、自己開示の最高レベル」だとか。う~む、すごく深いですね。でも、言われてみれば、思い当たることがアリアリです。自分持ちを深くのぞきこみたくなるような、なりたくないような…。何だか、「心のツボ」を押されたような気持ちになりました。次回は、「お金の不安」を本当になくすことはできるのか?」です。■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 (横山 光昭(著), 伊豫部 紀子(著)/新潮社 ¥1,296(税込)
2017年10月01日お金が貯まっている人って、どんな人!? じつは、すぐ近くのママ友がお金を着実に貯めていたとしても、そんな話は人には言わないもの。今回は、「実際にお金が貯まっている人」の人物像を探ってみます。興味ありませんか?横山光昭さんは、NHK『あさイチ』という番組内の「女のカネ」シリーズで、お金の不安をなくすノウハウをたくさん公開してきました。その番組ディレクターであり、「スーパー主婦直伝」担当の伊豫部紀子(いよべ のりこ)さんは、「お金の劣等生だった」と話します。今回は、伊豫部紀子さんが出会ったスーパー主婦のお話をご紹介します。伊豫部紀子さんフリーディレクター。NHK朝の生活情報番組『あさイチ』の人気シリーズ「スーパー主婦直伝」を手掛ける。著書に『NHK「あさイチ」スーパー主婦の直伝スゴ技!』や、横山光昭さんとの共著である『お金が貯まる財布のひみつ』があり、主婦層に幅広く支持されている。伊豫部紀子さんにインタビューは コチラ ■NHKディレクターがお金の達人から学んだこと伊豫部紀子さんは、みずから「お恥ずかしいマネーライフを送っていて、お金の不安、たっぷりあります」とおっしゃいます。今回は、伊豫部さんが取材を通じて出会った家計の達人から学んだことをお伝えしましょう。それは、「3本立て予算」。家計の達人たちが目指しているのは「予算生活」。何にどれぐらいお金を使うか決めて、それを守って暮らす。とってもあたり前に思えることなのですが、伊豫部さん自身も「予算を立てる」ことの力をあまり実感していなかったといいます。しかし阪神大震災で家を全壊された主婦が、「何年かけてこう暮らす」という予算を立て、家を再建させたそう。「自分で決めたことなら、つらくない」と話すその主婦の言葉に、伊豫部さんは「予算の力」を理解しました。■リストラも怖くなくなる、お金の優先順位とは?この「3本立て予算」の良いところは、自分にとってのお金を使う優先順位を意識化できること。●3本立て予算とは基礎費①基本の生活に最低限必要な費用例:家賃、基本の食費、水光熱費、肌着、家着、医療費、火災保険、整髪料金など基礎費②今、その家庭に必要な費用例:幼稚園~高校までの教育費、携帯代、掛け捨て保険、家の修繕、クリーニング代、慶弔費、小遣い、給食代などゆとり費選択できる費用例:旅行、お菓子・健康食品、家具・園芸・ペット 外出着、大学の教育費、交際の食事、趣味のお金など出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 より一部抜粋 優先順位トップの基礎費①「これだけあれば、最低限、生きていくことはできる」という金額を「知っているか」「知らないか」はおおきいのではないでしょうか? たとえば減収やリストラなどのときに、基礎費①を把握していれば「いくらあれば毎月の生活はできて、あとどれくらい削れば良いか」がすぐにわかるからです。 ちなみに、家計の達人が多く属していることで知られる友の会(※)の中には、基礎費①を20万円以内に抑えるという予算を組んで生活することを目指す取り組みを行っているところもあります。目安があると、取り組みやすいですね。※全国友の会とは、食・住・家計を中心に、「健全な家庭をはぐくみ 地域に働きかけ よりよい社会を創りたい」と社会貢献をめざす団体。家事の中でも最重要テーマとして「家計」について取り組んでいます。NHK『あさイチ』で毎日の家事に役立つ技を教えてくれるスーパー主婦が多くいる集いとして話題に。次回は、「家計に「協力しない夫」は改造できる? 夫婦のスキマに潜む問題点とは」です。■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 (横山 光昭(著), 伊豫部 紀子(著)/新潮社 ¥1,296(税込)
2017年09月29日「お金はいくら使ったかではなく、何に使ったかが大切」と語る、ファイナンシャルプランナーの横山光昭(よこやまみつあき)さん。これまで1万人以上の家計を「再生」してきた家計再生コンサルタントの達人です。そんな家計の達人である「横山家」の家計ワザ、興味ありませんか? そこで今回は、横山家(いうまでもなく、貯まっている人です!)が実践している「ひと工夫」についてお話を伺います。横山さんは、いいます。「お金は裏切りません。きちんと取り組めば、取り組んだ分だけ効果が出て、不安とも一線を引けます」。 ■ATMでおろす瞬間から貯める人のワザが始まる横山家。じつはいまどき珍しい大家族なんです。横山さんと奥さま、そして6人の子どもたち。そんな横山家では、食費と日用品あわせて月10万円までと決めています。それを5で割った2万円を、毎週月曜日に奥さまがおろしてくるそうです。●ポイント1 週イチで決まった金額をATMからおろす「2万円で1週間の生活費をまかなう」と決めると、たとえば水曜日くらいに財布をみると、「半分以上残っているから大丈夫」、もしくは「ペースが早いな」などがすぐにわかります。そうすると、細かい計算をしなくても自然に支出の調整ができるようになります。「月単位だと感覚がつかみにくいし、月初めなどは気が大きくなって多めに使いがち。そうすると、月末にたりなくなって、我慢もできずに予算オーバーということを何度も経験してきました。そこで『週イチで決まった金額をATMからおろす』にたどりつきました」(横山さん)じつはこのときにもうひとつのポイントがあるんです。●ポイント2 月の予算を5で割った金額を1週間分とする「1ヶ月は、30日間か31日なので、4週間と数日。5週目は、7日間ありません。だから月初めから、週2万円を意識して暮らしていけば、月末の最終週は楽になります」(横山さん)■口座もひとつの「財布」と考えるワザこれまでは常に持ち歩く「財布」でのお金の貯まる方法をご紹介してきました。でも横山さんは、「口座もひとつの財布」といいます。横山さんは、基本の口座を「使う」「貯める」「増やす」の3つに分けています。●「使う口座」:日常で使う生活費を入れておく財布●「貯める口座」:貯蓄の財布●「増やす口座」:資産運用などを行う財布ただ単に「口座を3つ作ればいい」というわけではありません。大事なのは、口座にお金をいれていく順番。たとえば、「貯める口座」にまでたどりついていないのに、「増やす」口座に大金を投じてしまうというのは、厳禁です。お金が貯まらない人というのは、この順番を間違えてしまうことが多いそうです。●「使う口座1カ月生活するための「消費」のお金。住宅ローンの支払いや保険・光熱費などの引き落としはこの口座からにします。この口座には、手取り収入の1.5カ月分をいれます●貯める口座「使う口座」から、少しずつこちらに移してお金を貯めるための口座。ここには手取り収入の6カ月分が貯まるまでをいれていきます●増やす口座「貯める」口座に6カ月分が貯まったら、それ以上はこちらに貯めます。この「増やす」口座は、証券会社の口座に開設するのがおすすめです出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 ■急な支出にショックを受けないためには「『使う』口座に、1.5ヶ月分いれておくのは、次の財布、『貯める』口座から逆流して引きだして欲しくないからです。そのために、わざと余裕を持たせています」(横山さん)家計の支出は、「一年間をとおして一定」なんてことはなく、変動します。それが生活をしていくということ。たとえば年末年始の12月、1月は、出費がかさむのは普通ですし、突発的に歯科治療費がかかるなんていうこともあるでしょう。こうした変動を汲んでの余裕資金としての1.5ヶ月分なのです。「思わぬ支出にショックを受ける人もいますが、そのことを毎月気にする必要はなく、原因がわかっているのなら、それでいいのです」(横山さん)■「使う」「貯める」「増やす」口座の違いとは「『使う』口座が『普通に出る支出・変動するものへの対応』に対して、『貯める』口座は、急に職を失ったとか、入院したとか、収入が途絶えたときへの備えです」(横山さん)横山さんは、「いざというとき、立て直すのに半年あればなんとかなる」と見込んでいます。でもこの金額は人によってさまざまで、「ちょっと心配だから、1年分をいれておきたい」など、あくまで目安としてとらえてください。「増やす」口座については、お金の目減りを防ぐための資産運用の投資口座です。横山さんはいいます。「これからの時代は、現金や預貯金で置いておくことで価値が下がる危険性もあることを覚えておいてください」次回は、「NHK『あさイチ』で紹介された、リストラも怖くないお金の達人の知恵」です。■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 (横山 光昭(著), 伊豫部 紀子(著)/新潮社 ¥1,296(税込)
2017年09月28日一生懸命働いて貯金を頑張っているアナタ。色々と工夫して出費を抑えているのに、何故か全然貯まらない……なんてことはありませんか?もしそうなら、それはあなたの財布に問題があるのかもしれませんよ。今回は、占い師の脇田尚揮さんに、“みるみるお金に嫌われる財布の特徴”をご紹介頂きます。文・脇田尚揮■コンパクトな折財布を使っている…大金がいつまでもやってこない長財布がお金を呼び込むというのは、もはや常識。ただ、コンパクトな折財布が金運アップという観点でNGである理由まで知っている人は少ないでしょう。折財布の中に入ったお札は、折れてしまいます。そのためお札が財布を窮屈に感じ、入りたがらなくなるのです。こまごまとしたお金(小銭)は入ってくるかもしれませんが、貧乏暇なし。あくせく働くことを強いられ、いつまでもお金持ちにはなれないでしょう。■3年以上同じ財布を使い続けている…お金を生み出すエネルギーが滞る財布自体、お金を呼び込むエネルギーを持つアイテム。でもそのパワーは無尽蔵ではありません。人間やその他すべての生き物と同じように、お財布にも寿命があると言われています。そして、その寿命はおおむね“3年”。そのため、どんなにお気に入りの財布でも、3年以上使い続けるのはNG。3年以上使い続けると今度は運が逆転し、お金をどんどん吐き出してしまうことに。財布の交換サイクルは3年と覚えておきましょう。■財布の中がレシートや領収書で一杯…書かれている金額分お金が逃げるどんな財布を使うかももちろん大切ですが、財布の中身にも気を配るようにしましょう。あなたの財布の中が、レシートや領収書で一杯なら……それは危険信号です。それらに書かれている金額分が、あなたのお財布から消えていく可能性大。財布の中は常に綺麗にしておきましょう。お札と小銭のスペースをキッチリ分け、お札はすべて同じ向きにしておけば金運アップ間違いありません。■財布が破れていたり剥げていたりする…稼いでも稼いでも出費がかさむ買って3年以内の長財布で、中も整理したから大丈夫と安心したら大間違い。もしもお財布が破れていたり、皮が剥げていたりしたら最悪です。稼いでも稼いでもお金が逃げていってしまうでしょう。いわゆる“貧乏神”は破れている財布が大好きなのです。もしもそんな財布を使い続けたら……どうなるか分かりますよね。お金を稼ぐこと貯めることに夢中になって、肝心な“財布”にまで気が回らない人は少なくありません。“財布との付き合い方”で金運は大きく変わるもの。お金に愛される財布を目指しましょう。(C) Forrest9 / Shutterstock(C) MSPhotographic / Shutterstock(C) Daisy Daisy / Shutterstock(C) Lasha Kilasonia / Shutterstock(C) Marcos Mesa Sam Wordley / Shutterstock
2017年09月28日前回は、家計再生コンサルタントの横山光昭(よこやまみつあき)さんに「貯まる財布の作り方」の極意を教えていただきました。「お金を貯めるうえで大切なのは、あなたの価値観」と話す横山さんは、確実な家計再生をめざす庶民派のファイナンシャルプランナーです。横山さんがこれまで家計を見てきた方のなかで、「貯め上手さん」には共通することがあったとか。貯め上手さんは「貯め方が上手なのではなく、お金の使い方が上手だ」ということ。これまでお金を貯めるためには、「お金を使わない」ことを優先度第一位に考えてきませんでしたか? でも「我慢して節約→リバウンドでムダ使い」、これを繰り返して落ち込んだり。大切なことは「お金の使い方」にこそあったとのです。それでは詳しくお話を聞いてみましょう。■あなたはお金を“何に”使っていますか?「お金は『いくら使った』ではなく『何に使ったか』が大事です」と、横山さんはいいます。前回、財布には財布だけの働きをさせましょうということから、「レシートは、お財布から出した方が良い」と教えていただきました。今回は、お財布をレシートから出したあと、「何に使ったか」を整理していく方法を教えていただきましょう。最初に、知っておいていただきたいのが、「お金の使い方の3つのタイプ」。まずは、この言葉を覚えてください。「消(ショウ)」「浪(ロウ)」「投(トウ)」●お金の使い方の3つのタイプ「消(ショウ)」消費生活するのに必要なものの購入や、使用料としての支払い全般。生産性はさほど伴わない【例】食費や住居費、水道光熱費、教育費、被服費、交通費など「浪(ロウ)」浪費生活に必要でないもの、今をひたすら楽しむためなどの、無意味な使い方のこと。いわゆる無駄づかいで、もちろん生産性もない使い方【例】嗜好品(タバコやお酒、珈琲)、程度を超えた買い物など「投(トウ)」投資将来の自分にとって有効なお金の使い方。資産運用のことだけを指すのではなく、何かを学ぶ、本を読むなどもこれに当たる【例】習い事、本代など学ぶための費用、投資信託、貯蓄など出典: 『年収200万円からの貯金生活宣言』 (横山光昭著/ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)」より抜粋■同じ収入でカツカツの人、貯めている人の違いこの「消(ショウ)」「浪(ロウ)」「投(トウ)」を参考にしてレシートを仕分けしてみましょう。なかには同じ項目内であっても、内容がわかれることもあるかもしれません。たとえば、食費で考えてみましょう。料理するのに必要な素材を買っている部分は「消費」。質問:では、料理をするのが面倒くさいからとおそうざいを購入した場合は、何になるでしょうか?これは「浪費」になるかもしれませんね。でも料理する時間を勉強する時間にあてたり、子どもと遊ぶ時間に使ったりすると、「投資」かもしれません。「この仕分けをしてみるだけで、お金が貯められるようになります」(横山さん)本当ですか!? たとえば、同じくらいの収入であっても、堅実に貯めていく人と、いつもお金を使いきってしまい、カツカツな気分で暮らしている人がいます。その差は、どこにあるのでしょうか?「その差は、自分の軸があるか、ないかなのです。お金を貯めるうえで、大切なのは、あなた自身の価値観です。そのためにお金の使い方の中身に意識を向ける必要があります」(横山さん)■「お金の使い方」の理想割合とはお金の使い方の中身に意識を向けるのに有効な「消(ショウ)」「浪(ロウ)」「投(トウ)」。この3つの項目の目指したい理想割合があります。まずは3つの項目の内訳が支出全体のなかで、どれだけの割合を占めているのかを計算してみましょう。計算方法は、次のとおりです。各項目(消費、浪費、投資)の金額 ÷ 支出合計横山さんが、「貯め上手さんだなぁ」と感じる人の数値をもとに割り出した「消(ショウ)」「浪(ロウ)」「投(トウ)」の割合の理想割合は、次のとおりです。●横山さんが考える消費・浪費・投資の理想の目安消費 : 70%浪費 : 5%投資 : 25%「3つの項目ごとの割合を知るという新しいモノサシを手に入れることで、人はいままでの自分の常識を疑い始めるでしょう。そして、お金の使い方自体に意識を向けられるようになるのです」(横山さん)そう考えると貯まるのか! と目からうろこの次回は、「同じ収入でも、貯められる人×貯められない人」です。■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 (横山 光昭(著), 伊豫部 紀子(著)/新潮社 ¥1,296(税込)
2017年09月27日「お金が貯まるのは長財布」。そんな言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。本当に、「お金が貯まる財布」なんてあるのでしょうか?今回お話を伺ったのは、家計再生コンサルタントの横山光昭(よこやまみつあき)さん。横山さんは苦しい家計を再生させることを得意とするファイナンシャルプランナーで、これまで1万人以上の家計を「再生」させてきました。横山さんが顧客と真摯(しんし)に向き合うなかで編み出した「貯まる財布の極意」について、お話を伺いましょう。横山光昭(よこやまみつあき)さん苦しい家計を再生させることを得意とするファイナンシャルプランナーで、これまで1万人以上の家計を「再生」させてきました。『年収200万円からの貯金生活宣言』シリーズの書籍で一躍有名に。■パンパンに膨らんだ「ブタ財布」の中身はなんですか?「貯まる財布とは、お金を大事にしている財布です」と、横山さんはいいます。お金を大事にしている財布とは、「ブタ財布ではない財布」。「パンパンに膨らんだブタ財布では、お金はなかなか思うようには貯まらないものなのです」(横山さん) では、ブタ財布の中身には、何が入っているのでしょう。一度、自分の財布の中に、何が入っているか確かめてみませんか? たとえば、こんなものが入っている人が多いのではないでしょうか?●お守り →お金が増えて欲しいという願いを込めて?●レシート →家計簿につけそびれているから?●割引券やポイントカード →少しでも得したい!●子どもやペット写真 →いつでも一緒の気分? これらを持ち歩くことで、「安心したい、少しでも得したい」という気持ちはひとまず満足しますよね。でも横山さんは、それが問題だと話します。「そこで安心してしまうことで、実際には本当にお金をかけてでもやりたいこと、持つべきものが見えにくくなることも多いのです」(横山さん) 財布の中に何が入っているのか。ここに気がつくことが、「貯まる財布」への第1歩になります。■「お金が貯まる財布」3つのポイントお財布に入っていたものが、じつはお金ではなかった! ここに気がついたら、次に何をすれば良いのでしょうか? 横山さんは、「お金を貯めるためには、お財布には、『財布の働き』だけをさせましょう」と言います。つまり、「お財布の機能=お金そのものの出し入れ」、これだけに集約させるというのです。お財布を機能的にするためのポイントを3つ教えていただきました。●お金が貯まる財布の3つのポイント1)お金と関係のないものはいれない2)レシートはためない3)ポイントカードはよく使う最小限のものだけいれる出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 より一部抜粋 ■自分の財布で検証したら、ある事実が判明した!お守りやペットの写真はともかくとして、 レシートやポイントカードは、一見、「お金と関係のあるもの」のような気が…。だからお財布から出してしまうことに抵抗があります。でも本当にそうなのでしょうか? 筆者の財布の中身で、検証してみました。【レシート】お財布から出したら、すぐに家計簿をつけなければいけない気がして、ついついお財布に「入れっぱなし」にしていました。つまりは、「レシートをお財布から出す」=「お金を使ったという事実に向き合う」のがつらいんですね。だったら、ステップを分ければいい。筆者は、家計簿をつける前に、まずはレシート置き場を用意することにしました。現在、写真のような状差しを使っています。これの何がいいって、これにプスプス刺していけば自動的にレシートが日付順になるという点です。【ポイントカード】筆者自身、ポイントカードは、お財布とは別のホルダーを持つほど好きでした。最近は、「このポイントカードを持つことで、年間いくらお得になっているのだろう?」ということを考えるよう心がけています。なぜなら、ポイントカードの還元率自体を知らないのに、「ポイントが貯まること」がうれしくて、たくさんのポイントカードを持ち歩いていたからです。「得をすることにとらわれていると、自分の判断力や時間、体力という大事なコストを支払っていることに気がつかないのです」(横山さん)。たしかにポイントカードに対して、何となく「とらわれている」という気分になったことは、だれにでも一度くらいはあるのではないでしょうか? お財布を整理することで、自分の行動パターンや思考回路を見つめてみること。そして、自分にとって本当に必要なことに精神を集中させること。それが「貯まる財布の極意」の正体なのかもしれませんね。次回は、「同じ収入でも、貯められる人×貯められない人」です。■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 (横山 光昭(著), 伊豫部 紀子(著)/新潮社 ¥1,296(税込)
2017年09月26日こんにちは、恋愛カウンセラーの木田真也です。本命である女性に対し、男性は出費を惜しまないのですが、女性の行動によっては、お金を使いたくないと感じてしまうこともあります。では、どんな言動が男性に、お金を使いたくないと感じさせてしまうのでしょうか?今回は、男性がお金を使いたくないと感じてしまう女性の行動について、代表的な物を4つお伝えしていきます。■1.お会計で財布を出そうとしない食事にいって、お会計の際にまったくお財布を出さない女性には、お金を使いたくないと感じます。もちろん、男性も女性に払ってほしいわけではありません。ですが、払う意思は見せてもらいたいのが男心です。なぜなら、男が払って当然というような高慢な態度は、男性は嫌いますし、また、女性のお財布を出そうとする行動に、感謝の姿勢を見ているからです。もちろん、払ってもらったら言葉でも「ありがとう」と感謝をしっかり伝えるようにしましょうね。■2.少額のおごりに関してはお礼がない食事など、ある程度の金額のおごりについては、お礼がある。だけども、電車賃や、自動販売機の飲み物などなど・・・。少額のおごりに対して、お礼がないのも不満を感じます。男性からすると、少額ですから別にいいのですが、このくらいだからいいでしょ?といったような、高慢な態度に見えることもあるからです。どんな小さなことでも、感謝のできる女性が魅力的に映ります。それに、少額なものに対して、しっかりお礼が言える女性こそ相手の印象に残るはずです。■3.食事への感想やリアクションがないせっかく食事に連れていっても、食事への感想がなく、リアクションもないと、おごりがいがないと感じられてしまいます。これでは、次回は誘われなくなるでしょう。基本、男性は女性の喜ぶ様子が見たいのです。「おいしい」「雰囲気が良い」「また行ってみたい」など、リアクションをしっかりとり、お店へのプラスの感想を積極的に口に出すようにしましょうね。反応が良いと、相手も気持ちよくなります。今度は、どこに連れていってあげようと思ってもらえますよ。■4.おごった先のお店への不満を言う食事に連れていってリアクションが薄いのは問題ですが、ネガティブなリアクションはもっと問題です。「おいしくない」「雰囲気が悪い」「店員の態度が悪い」などなど・・・。たとえ、それが本当であったとしても、お金を出すのは、男性です。タダ飯なのに文句を言うな!と男性も言いたくなるでしょう。行った先のプラスの要素を出来るだけ拾って、口に出すようにしましょうね。■おわりに男性は、投資した女性ほど大切に扱う傾向があります。ですから、おごられ上手な女性は男性から大切にされやすいとも言ってもいいかもしれません。そこできちんと感謝を伝え、ポジティブな感想やリアクションをとっていきましょうね。今後の参考になさってください。(木田真也/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年09月07日日々の暮らしのなかで、「お金がなかなか貯まらない」と悩んでいる人は多いことでしょう。その場合には、投資よりもなによりも家計を見直すことが必要になってきます。ファイナンシャルプランナーの横山光昭(よこやまみつあき)さんは、「本格的な投資を始めるのは、月収の7.5ヶ月分の貯金」ができてから」と話します。それではつねに「お金の不安」につきまとわれている方は、どうやってお金が貯まる強い家計を作ればいいのでしょうか。■貯まる! 強い家計を作る前回の記事で「投資の欠点」を知ったところで、ここであらためて3000円投資生活の「基礎部分」である「貯まる家計」についてご紹介したいと思います。人には、それぞれにあった次のような「お金のステージ」があります。●第1ステージ:お金を管理する家計簿を使ってお金の流れを把握する、ムダな支出をおさえる、少しずつ貯金を始めるなど、実生活に関わるお金をマネジメントしていく段階。●第2ステージ:お金を学ぶお金を今後どう活用するか基本的な知識を学ぶ段階。●第3ステージ:お金を活かす投資を実践するのは、第3ステージです。3000円投資生活を成功させるためにも、この段階をきちんとこなすことが大事です。とりわけ、第1ステージである「お金を管理する」をおろそかにしていては、けっしてうまくいきません。「お金をきちんと管理し、ムダな支出をおさえ、強い家計を作ることができてはじめて、無理なく貯金と投資を行うことができるのです」(横山さん)同じくらいの収入であっても、堅実に貯めていく人と、いつもお金を使いきってしまい、カツカツな気分で暮らしている人がいるのはなぜなのだろうか? 自分の軸を作り上げるためにも、「お金の使い方を3つに分ける」ということをぜひとも知っておいて欲しいと思います。■お金の使い方の3分法(1)消費生活するのに必要なものの購入や、使用料としての支払い全般。生産性はさほど伴わない。【例】食料や住居費、水道光熱費、教育費、被服費、交通費など(2)浪費生活に必要でないもの、今をひたすら楽しむためなどの、無意味な使い方のこと。いわゆる無駄づかいで、もちろん生産性もない使い方。【例】嗜好品(タバコやお酒、珈琲)、程度を超えた買い物など(3)投資将来の自分にとって有効なお金の使い方。資産運用のことだけを指すのではなく、何かを学ぶ、本を読むなどもこれに当たる。【例】習い事、本代など学ぶための費用、投資信託、貯蓄など出典: 「年収200万円からの貯金生活宣言」 (横山光昭著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)より抜粋まずはこの表を参考にして、家計の支出をあなたなりに「消費」「浪費」「投資」に3つにわけてみましょう。これだけでも十分、お金が貯められる体質作りへとつながります。■月収の7.5ヶ月分は、まず「貯金」今回の連載では、「月々3000円」という無理のない金額で、金融商品への投資をスタートすることをおすすめしていますが、本来は、支出を管理して、「強い家計」になってきたなと感じてから、「投資」を視野にいれます。では、投資というのは、家計全体の中で、どれくらの割合、するものなのでしょうか?「収入を100とした時、『貯金15%』、『金融商品への投資や自分や家族への投資10%』となるのが理想です」(横山さん) さらにつっこんで、「「貯金」と「投資」の線引きはどこにあるのでしょうか?」。ここで気になるのが、貯金の目標額です。いくらに設定したら良いのでしょうか? 横山さんはいいます。「貯金は、『目の前のピンチを切り抜けるためのお金』です。私はいつも家計相談に来られたみなさんに、『最低でも、使うための貯金(月収1.5ヶ月分)と、おろさない貯金(月収6ヶ月分)を持っていてください』」と、お伝えしています」。<「使うための貯金」「おろさない貯金」>●使うための貯金生活費がたりなくなったときや、ちょっとした予定外の出費などに対応できるようにするためのお金●おろさない貯金病気やケガ、突然の退職などにより万が一収入が途絶えても、当面生活できるようにするための「生活防衛資金」出典: 『はじめての人のための3000円投資生活』 (横山光昭著/アスコム刊)より抜粋「本当は、おろさない貯金は6ヶ月以上あるのが理想ですが、まずは月収7.5ヶ月分の貯金をつくって欲しい」とのことです。反対にいえば、「3000円投資生活」を始めるにおいて、「投資」を本格的に視野にいれるのは、「月収の7.5ヶ月分の貯金」ができてからということになります。■家族マネー会議のすすめこの記事を書いている私自身、投資を始めてみて思うのは、「キリがないな」ということ。ある意味、不労所得を得ることもあるので、投資スイッチが入ってしまうと、「もっと、もっと…」というような欲がわき起こってくるのです。横山さんは言います。「投資をする目的やゴールをはっきりさせておきましょう」。目的やゴールがはっきりしている方がモチベーションも上がるし、「今月は少し余裕があるから、無駄使いせずに貯金や投資にまわそう」といった気持ちにもなるため、成果に大きな違いが出ます。もし、「お金がないと不安」といった漠然とした不安から貯金や投資を始めてしまうと、いくらお金が貯まり、お金が増えても、不安は拭いきれません。そうなると、常にネガティブな気持ちでお金に向き合うことになり、貯金や投資が楽しく感じられなくなります。そんな「事態」を避けるために、横山さんがおすすめしているのが、「家族マネー会議」。子どもたちの要望をとりいれながら家族の価値観の共通化を図り、家族全員で楽しみながら、少しずつ節約を開始して、余ったお金を、貯金と投資に回していくのです。この記事を書いている私自身、横山さんのご提案に従って「家族マネー会議」を開くことにしました。毎週日曜日、3人の息子たちは「今週の経費精算」をします。経費として精算できるのは、「食費」「文房具」「書籍代」。経費の一覧表を家族みんなで見ながら、中学生の次男に「ジュースを毎日買っているけれど、これは経費では出せないね?」とか、高校生の長男に「おなかすく時期だから、この学食で買ったハッシュドポテトは経費で出すよ」などという会話をします。「家族マネー会議」を開くと、家族の価値観の共通化ができて楽しいです。次回は、「ムダになる投資vs.成功する投資の違いは?」です。■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書 『はじめての人のための3000円投資生活』 (横山光昭著/アスコム刊 ¥1,100(税別)
2017年08月31日*画像はイメージです:「この間うちの子が、勝手に私の財布からお金をとったのよ」「どうもウチの旦那、私の財布からお金を抜いてる気がするのよね」こんな話、したり聞いたりしたことはありませんか?子どもや夫が、母や妻のお金を盗むケースでは、家族間のトラブルのため、中々明るみに出ないことでもあります。果たして家族間のこの行為は犯罪になるのでしょうか。 ■窃盗罪が成立する?先ほどの話を聞いて、皆さんは窃盗罪に該当するのではないかと考えるのではないでしょうか。窃盗罪について、刑法は次のように規定しています。 第235条「他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。」 さきほどの話の場合、自分の財産以外の財産を盗るのですから、「他人の財物」という要件は満たしますよね。次に、「窃取」とは、当該財物を占有する者の意思に反して、当該財物の占有を移転させること、と説明されます。つまり、財物を掌握している人の許可を得ずに財物を移転してしまう行為、ということです。上記事例の場合、母や妻の許可を得ず、母や妻の知らないうちにお金を盗るのですから、「窃取」という要件も満たしそうです。 ■親族間の窃盗には規定があるしかし、刑法は、親族間の窃盗行為について、次のように規定しています。 第244条「配偶者、直系血族又は同居の親族との間で第二百三十五条の罪、第二百三十五の二の罪又はこれらの罪の未遂罪を犯したものは、その刑を免除する。」 つまり、配偶者や直系血族の行った窃盗行為については、犯罪には該当するけども、その刑を免除するということです。この規定の趣旨は、「法は家庭に入らず」との思想の下に、親族間の窃盗事例について、国家は刑罰権による干渉を差し控え、親族間の規律・ルールに委ねるのが望ましいという政策的価値観にあります。先ほどの話の場合、夫は配偶者であり、子どもは直系血族ですから、本条に該当し、刑が免除されることになります。夫や子どもが行った行為は、刑法が規定する犯罪行為に該当する。そのため、起訴して判決を出すとすれば「有罪判決」となります。しかし、親族という特別の身分関係を重視して、刑は科さないということです。上記の結論がみえていることから、実務上、検察官は上記事例のような場合には不起訴処分にすることが多いようです。 ■別居中の親族が盗みを働いたら?それでは、息子が既に家を出て家庭をもっているにも関わらず、実家に帰ってきた際に母親の財布からお金を盗った場合はどうでしょうか?あるいは、離婚紛争中で別居している夫が、妻の留守中に家にやってきて、テレビやパソコンを盗った場合は?ここでもう1度、刑法244条を確認してみましょう。同上が免除する対象は、①配偶者、②直系血族、③同居の親族の3つです。③の「親族」は、①②に該当しない親族(例えば、いとこや、義理の父母など)を意味し、③にだけ「同居の」という要件が加わっています。この条文を反対に解釈すると、①②の場合は同居要件は不要という解釈になります。つまり、別居中の配偶者や、既に独立して家庭をもった子どもが、家族の財物を盗ったとしても刑法244条が適用されて刑は免除されます。そのため、例えば、別居中の夫が妻の留守中にやってきて、通帳を持ち出して預金を引き出してしまったとしても警察は相手にしてくれないと考えたほうが良いということです(なお、住居侵入罪や、金融機関への詐欺(罪)は別途考慮が必要です)。実際にこのような事件が起きています。自分の身は自分で守るしかないということですね。身のまわりには十分ご注意下さい。 *著者:池田佳謙(丸の内ソレイユ法律事務所の弁護士。離婚・相続・交通事故を中心に、民事事件・刑事事件を問わず幅広い案件を扱う。依頼者との強固な信頼関係の下、一心同体で事件と向き合う。)【画像】イメージです*Kittisak Jirasittichai / Shutterstock
2017年08月07日毎日節約を頑張っているのに、なかなかお金が貯まらない…。そんな人には、自分でも気づかない“無駄遣い習慣”があるかも? 気付かないうちに無駄遣いをしていないか、日頃の行動をチェックしてみましょう。■無駄遣い習慣 その1「毎日夕食の買い物をする」普段の生活の中でお財布を開く機会が多いのが、夕食の買い物です。保育園のお迎え帰りに、スーパーに寄ることが習慣になっているママもいるのではないでしょうか。スーパーなどでは日替わりで特売品が設定されていることも多く、毎日買い物に行くことは一見お得に思えるかもしれません。でも、お店に足を運ぶ回数が増えるほど、予定外の品物を「安いから」と購入したり、子どもにせがまれてお菓子やジュースを買ったり、という無駄遣いが増えてしまいます。おすすめは週末に1週間分の献立を考え、食材をまとめ買いしておくこと。平日のスーパーは、必要なものがあるときにだけ利用するようにしましょう。まとめ買いをすることで、家計に占める食費の額も把握しやすくなります。またあらかじめ献立を決めておけば、帰宅後にメニューを考える手間がなく、夕食の支度も楽になるはず。■無駄遣い習慣 その2「便利グッズが好き!」キッチン用品や掃除用品、収納用品など、最近は家事に役立つ便利グッズがたくさん売られています。CMや店頭で見て「すごく便利そう!」と思わず買ってしまった経験のあるママも多いのでは?家事に役立つ便利グッズは安価なものが多く、つい“ちょこちょこ買い”をしてしまいがち。でも、用途が限定的だったり使うシーンが少なかったりで、数回しか使用せずに戸棚行き…ということにも。生活を豊かにするための便利グッズが無駄遣いのもとになっていては本末転倒です。「便利グッズが好き」という人は、買う前に、それが本当に必要かどうかをよく考えるようにしましょう。■無駄遣い習慣 その3「自分にご褒美という言葉に弱い」家事や育児、仕事と、ママは毎日大忙し。たまには自分にご褒美をあげたいですよね。でも、この「自分にご褒美」というキーワードが、欲しいものを買うときの言い訳になっていませんか?スイーツやコスメなど、たとえ1回の金額は少なくても、「ご褒美」の頻度が多ければ家計に影響することに。誕生日や記念日など回数を決める、自分のお小遣いの範囲内でやりくりする、など、せっかくのご褒美が無駄遣いにつながらないようにしましょう。■無駄遣い習慣 その4「深夜にネットショッピング」小さい子どもがいると、普段ゆっくりお店でショッピングというわけにもいきません。自宅にいながら買い物ができるネットショッピングは、子育てママの強い味方です。中には夜、子どもを寝かしつけた後に、スマホやパソコンでネットショッピングを楽しんでいる人もいるかも。でも実は、深夜は1日の疲労などにより、判断力が低下する時間帯といわれています。そのため、衝動買いをしやすく、つい必要のないものまで買ってしまった…ということになりがちなのです。とくにネットショッピングは「ポチッ」とするだけという手軽さや、「○○円の購入で送料無料」などの言葉に後押しされて、予定外の買い物をしてしまうことも。欲しいものがあっても翌日まで待って、冷静な頭で判断してから購入するかどうかを決めましょう。自覚していなかった無駄遣い行動に気付くことができれば、「いつの間にかお金がない」ということもなくなるはず。節約している“つもり”になっていないか、注意してみてくださいね。
2017年05月10日