オダギリジョーや青木崇高、さらにありし日の故・夏八木勲が“パペット”アニメと実写、両方で登場する異色の3D映画『Present For You』が、2015年2月7日(土)より全国公開される。先日、その完成披露記者会見が東京都内で開催。史上初、主演のオダギリさんらが“パペット”となって登壇した模様が、シネマカフェだけに到着した。東京・新橋の古い雑居ビルの最上階にある、怪しい会社「Present For You」。ここで健康食品を売る梶原(オダギリジョー)のもとには、不定期に大きな荷物が届いていた。その中身は、社長(夏八木勲)の気まぐれで選ばれ、袋詰めにされた人間。実は梶原の本業は、彼らを“消す”ことだった…。本作は、大人気アニメ「The World of GOLDEN EGGS」を手がける「PLUS heads inc.」の臺佳彦が5年の製作期間を費やし、キャストが演じる実写とパペットを融合させて生み出した新感覚の3D映画。今年1月には『ゼロ・グラビティ』『アナと雪の女王』と並び、3D CREATIVE ARTS AWARDS「海外実写映画部門最優秀賞」にも選出されており、そのクオリティーは世界のお墨付きだ。前代未聞、おそらく史上初となったパペットによる完成披露会見には、本作の世界観そのままにオダギリさんと、風吹ジュン、柄本明のパペットたちが登壇。実写とパペットでの主演というかつてない経験をしたことについて、オダギリさんは「本当に新たな挑戦をさせてもらう機会になった映画です。今日もまさにそうですが(笑)」と、笑みを交えながらコメント。「『The World of GOLDEN EGGS』を生み出した鬼才クリエイター軍団だけに、やることが全て新鮮で、パペットを演じるのは大変でしたが毎日が刺激的でしたね」と撮影現場をふり返った。会見は、パペットにもかかわらず(?)、風吹さん、柄本さんと終始談笑しながら進み、チームワークのよさもアピール。最後にオダギリさんは、「公開初日の舞台挨拶には、今度は実物としてみなさんの前に登場できればと思っています」と語り、次回は“実写”での登場を誓っていた。『Present For You』は2015年2月7日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月22日漆原友紀の人気コミックを舞台化する「詠舞台『蟲師』」(よみぶたい むしし)の公演が決定、3月18日(水)より東京・青山のスパイラルホールで上演する。詠舞台『蟲師』チケット情報謎に包まれた幽玄の存在・蟲。それが引き起こす怪現象に対峙する蟲師ギンコの物語。原作は1999年から2008年まで月刊アフタヌーンで隔月連載され、2005年には長濱博史監督がアニメ化。2007年には大友克洋監督・オダギリジョー主演で実写映画化、現在も同じく長濱監督により続編のアニメが放映されている人気作だ。これをアニメ化監督の長濱が舞台原案を担当し、映像クリエイター中村和明の制作総指揮・脚本・演出で舞台化。270度にわたって視界を覆う迫力のビデオマッピングやインターネット中継でのAR活用など最新テクノロジーを駆使した新しい舞台表現を目指すという。舞台化にあたり中村は「『蟲師』の物語を、音が奏で、光が紡ぎ、聲が綴り、幽玄なる「蟲師空間」を織り成す。構想八年―漆原先生や長濱監督をはじめ『蟲師』に関わり、創ってこられた方々の“想い”というバトンを受け取り「舞台」というリアルな場で表現したいと思います」とコメントしている。出演はアニメ版の声優陣、中野裕斗(ギンコ)、小林愛(淡幽)、土井美加(声)。3月18日(水)から29日(日)まで全17公演を予定。チケットの一般発売は1月17日(土)午前10時より。
2014年12月16日実写映像とパペットアニメーションを融合させたオダギリジョー主演の映画『Present For You』(プレゼント・フォー・ユー)が来年2月7日(土)に公開されることが決定し、新たな予告編映像とポスタービジュアルが解禁された。『Present For You』新予告本作は『The World of GOLDEN EGGS』を手がけるCGアニメーション制作スタジオ、PLUS heads inc.が約5年かけて制作した3D作品。プラスヘッズの臺佳彦(だい よしひこ)が監督と脚本を手がけ、オダギリら俳優たちが登場するハイクオリティな実写3D映像と、彼らを模した10分の1サイズのパペットが動く様を秒24コマで撮影したアニメーション映像を融合させた異色作。ひょんなことから裏社会のボスに気に入られ、健康食品を売るダミー会社Present For Youの社長として、日本の“掃除”をするよう命じられた男の物語が、新橋・有楽町を舞台に描かれる。このほど公開されたポスタービジュアルには、アフロヘアーでサングラスをかけたオダギリジョーとパペットが登場。新予告編映像では、ダミー会社で働くことになった梶原が、自分の仕事“掃除”について語っており、ボスを演じる夏八木勲のほか、風吹ジュン、青木崇高、佐藤江梨子、柄本明らキャストとパペットが交互に登場し、不思議な世界観が繰り広げられている。本作は、昨年の釜山映画祭、ドーヴィル・アジア映画祭に出品されたほか、3D CREATIVE ARTS AWARDS 2014では海外実写映画部門最優秀賞を受賞するなど、公開前から注目を集めている。『Present For You』2015年2月7日(土)全国公開
2014年11月07日人気アニメ「The World of GOLDEN EGGS」を手掛ける「PLUS heads inc.」がオダギリジョーを主演に迎えた映画『Present For You』(プレゼント・フォー・ユー)が2015年2月7日(土)に3D公開されることが分かった。今回解禁された予告映像、ポスタービジュアルでも分かるように、実写映像とパペットアニメーションを緻密に融合させた新たな世界観の作品となっている。舞台は、古き良き雰囲気を残した新橋&有楽町。ある怪しい健康食品を売る会社でアルバイトをしていた梶原(オダギリジョー)は、金を持ち逃げした社員たちに置き去りにされてしまう。梶原は新橋を見下ろす巨大ビルGive Me Money社の社長(夏八木勲)の命令で、たったひとりで資金回収をする羽目になるが、あっという間に数億円の回収を達成してしまったことで社長に気に入られ、健康食品を売るダミー会社“Present For You”の社長を任されることに。“日本の掃除をする”ように頼まれた梶原だったが、彼のオフィスに届くのは、社長に“必要とされなくなった”人々が袋詰めされた“プレゼント”だった。ある日、大物政治家(柄本明)がオフィスに届けられたことで物語は思いもよらぬ方向へ…。2013年、釜山国際映画祭、ドーヴィル・アジア映画祭などで大きな注目を浴び、2014年1月にはあの『ゼロ・グラビティ』『アナと雪の女王』と並んで3D CREATIVE ARTS AWARDS「海外実写映画部門最優秀賞」に選出されるなど、日本公開前から早くも世界で脚光を浴びてきた本作。主演を務めるのは、独特な本作の雰囲気にぴったりのオダギリジョー。共演には柄本明、風吹ジュンを始め、『るろうに剣心』シリーズで注目を浴びている青木崇高、そして、昨年惜しまれながら亡くなった夏八木勲といった豪華キャストが勢揃い。実写の俳優陣と、彼らを模した1/10サイズのパペットによるWキャストという、これまで誰も見たことのない映像を手掛けたのは大人気CGアニメ「The World of GOLDEN EGGS」や「The Planet of stray cats」などで多くのファンを持つ臺佳彦監督。制作期間はなんと5年!秒24コマで撮影した緻密なアニメーションが交わるハイクオリティな実写3D映像を長い時間をかけて生みだした。パペットとしても登場する実力派俳優陣たちの掛け合いは、何とも奇妙で目が離せない。どこか懐かしく胸を打つ物語を、あのオスカー受賞作と肩を並べるほど海外から注目を集める映像技術で描いた本作の公開がいまから楽しみだ。『Present For You』は2015年2月7日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月07日小さなめし屋で繰り広げられるユーモラスで、時に切なくなる人間模様を描き、人気を博してきた小林薫主演のドラマの映画化作品『深夜食堂』。このほど、炊きたてご飯や煮込みカレーなど美味そうな“めし”も収められた予告編が到着した。ネオン煌めく繁華街の路地裏にある小さな食堂。夜も更けた頃に「めしや」と書かれた提灯に明かりが灯ることから、人は「深夜食堂」と呼ぶ。メニューは酒と豚汁定食だけだが、頼めば大抵の物なら作ってくれる。そんなマスターが出す懐かしい味を前に、客たちの悲喜こもごもな人生模様が交差する。春夏秋冬、ちょっとワケありな客たちが現れては、マスターの作る懐かしい味に心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては新しい明日への一歩を踏み出していく――。今回公開されたのは、深夜食堂ファンおなじみの「赤いウインナー」から始まる予告編。小林さんが焼く卵焼きの音や、炊きたてご飯の土鍋をあけた瞬間の湯気、じっくりとカレーを煮込む音、見ているだけでお腹が空いてきそうな映像だ。そんな美味しい食べ物の中に描かれるのは、登場人物の人生。もちろんカナ・ミキ・ルミの“お茶漬けシスターズ”や常連客の姿も映し出されている。また、「めしや」の二階で煙草を燻らせるマスターや、昼間の路地にいるマスターなど、日常の姿も垣間見え、映画でしか観ることのできないマスターの日常の様子はファン必見!「できるもんならなんでも作るよ」というお決まりのセリフも健在だ。「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載中の安倍夜郎の大ヒット漫画を原作に描かれる本作。キャストには、マスターの小林さんを始め、ドラマ版でもおなじみの常連客に、綾田俊樹、不破万作、松重豊、安藤玉恵、山中崇、宇野祥平、光石研はもちろん、オダギリジョーも前作までとは一変、新たなキャラクターとして登場。さらに、疲れた顔で誰しもがなじみのあるカレーを頬張る謙三役の筒井道隆、至福のときを味わうかのような笑顔でとろろご飯を見つめるみちる役・多部未華子、一見楽しげだが真の心は隠したままのミステリアスに微笑むたまこ役・高岡早紀など大切なメニューとともにそれぞれの人間ドラマを温かく描いていく。『深夜食堂』は2015年1月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月15日俳優・小林薫が主演を務める映画『深夜食堂』(2015年1月31日公開)のポスタービジュアルが11日、公開された。同映画は、『ビッグコミックオリジナル』(小学館)連載中でシリーズ累計230万部発行の安倍夜郎による漫画『深夜食堂』が原作。第3部まで続いている同作の人気ドラマが映画化する。「深夜食堂」と呼ばれる小さな食堂のマスターをドラマ版と同じく小林薫が演じる。今回公開されたポスターでは、自身が切り盛りする"めしや"のトレードマーク、暖簾と提灯の前でマスターがたたずんでいる。様々な思いを抱えてそれぞれの人生を生きてきた人々を、一定の距離を保ったまま迎え入れるマスターの器の大きさを表したかのようなスチールがメインとなる。スチールの背景となっている路地は、300坪の倉庫内に作られたリアルなセット。ドラマシリーズを重ねるごとにスケールアップし、今回の映画でここまでの広さになった。ポスター下方には、映画で「客」となる人々のスチールも並ぶ。疲れた顔でカレーをほおばる謙三(筒井道隆)に至福の時を味わうかのような笑顔でとろろご飯を見つめるみちる(多部未華子)、ミステリアスに微笑むたまこ(高岡早紀)などが映し出されている。他にも、ドラマシリーズの風貌とは一変し警察官の格好をしたオダギリジョー、田中裕子、余貴美子などのキャストが勢ぞろいした。(C)2015 安倍夜郎・小学館/映画「深夜食堂」製作委員会
2014年10月11日シリーズ累計230万部発行、国民的“食”コミックがTVドラマに続き、遂に映画化される『深夜食堂』。ドラマ1、2に引き続き、小林薫を主演に、「めしや」の一年間の日々を春夏秋冬、季節感たっぷりに描かれる本作からポスタービジュアルが公開された。ネオンきらめく繁華街の路地裏にある小さな食堂。夜も更けた頃に「めしや」と書かれた提灯に明かりが灯ることから、人は「深夜食堂」と呼ぶ。メニューは酒と豚汁定食だけだが、頼めば大抵の物なら作ってくれる。そんなマスターが出す懐かしい味を前に、客たちの悲喜こもごもな人生模様が交差する――。本作は、「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載中の安倍夜郎の大ヒット漫画を原作に、『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』で日本アカデミー賞を受賞し、ドラマシリーズ「深夜食堂」も手がける松岡錠司がメガホンを取る。今回公開されたビジュアルには、自身が切り盛りする、“めしや”のトレードマーク、暖簾と提灯の前で仁王立ちする小林さんの姿が。一定の距離を保ったまま店へと迎え入れるマスターの器の大きさを表したかのようなビジュアルだ。また、ポスターの下方には今回の映画での「客」となる人々が集結!疲れた顔で誰しもがなじみのあるカレーを頬張る謙三役の筒井道隆、至福のときを味わうかのような笑顔でとろろご飯を見つめるみちる役・多部未華子、一見楽しげだが真の心は隠したままのミステリアスに微笑むたまこ役・高岡早紀などの姿が映し出されている。ほかにもドラマシリーズの風貌とは一変した警察官の恰好をしたオダギリジョーや、田中裕子、余貴美子など実力派のキャストが顔を揃える。映画『深夜食堂』は2015年1月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月11日日本映画界に大論争を巻き起こした、中島哲也監督の最新作にして『告白』以上の問題作となる『渇き。』が、ついにブルーレイ&DVD化されることが決定した。本作は、その激しい描写から映像化は不可能といわれた、「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生のデビュー作「果てしなき渇き」を、中島監督自身の読後感を基に脚色し、独自のポップな世界観を交えて映画化したものだ。主人公となるのは、元刑事のロクデナシ親父・藤島昭和(役所広司)。そんな彼にある日、離婚した元妻(黒沢あすか)から連絡が入る。成績優秀、容姿端麗で学園のカリスマといわれた女子高生の娘・加奈子(小松菜奈)が失踪したという。自分のせいで全てを失った藤島は、再び“家族”を取り戻すべく、姿を消した娘の行方を追うことに。だが、娘の交友関係をたどって行く先々で語られる、“知らない加奈子像” に戸惑う藤島。娘の正体を知れば知るほど、藤島の激情は果てしない暴走を始めるのだった…。6月に全国公開されるや、その衝撃的な内容から各方面に賛否両論を巻き起こした本作。先日、米テキサス州オースティンで開催されたファンタスティック映画祭のFantastic Features部門(ファンタジー作品を主に上映する部門)において、見事「最優秀脚本賞」を受賞したことでも話題となった。『蜩ノ記』の公開も控える名優・役所広司に、妻夫木聡、二階堂ふみ、橋本愛、オダギリジョー、國村隼、中谷美紀と、日本映画界を代表する豪華俳優陣がアクの強すぎる登場人物をそれぞれ熱演する中、オーディションで「その姿を見た瞬間、確信した!」と中島監督に大抜擢された小松さんが、イノセントな妖しさと危うさが同居する加奈子役を見事に演じ切っている。プレミアム・エディションの特典には、新鋭・山戸結希監督が、小松さんの素顔に迫ったスペシャル・メイキング、役所さんと中島監督が“藤島”の人物像や『渇き。』にかけた思いについて語った映像、原作者の深町さんのインタビューなど、1時間30分を超える貴重映像を収録。また、サントラには「でんぱ組.inc」の「でんでんぱっしょん」を始め、菅野よう子が本作のために作曲したスペシャル楽曲、 さらにエンディング曲のディーン・マーティンによる「Everybody Loves Somebody」など、20曲以上が収録される。本作は、釜山国際映画祭(10月2日~10月11日)のミッドナイト・パッション部門、中島作品としては初となるBFIロンドン映画祭(10月8日~10月19日)デア部門など、今後、そのほかの海外映画祭にも引き続き出品される予定だ。『渇き。』ブルーレイ&DVDは12月19日(金)より発売、11月19日 (水)よりTSUTAYAにてレンタル先行リリース。[期間限定]デジタルコピー付き※ダウンロード可能期間:12月19日~2015年6月30日まで■Blu-rayプレミアム・エディション<2枚組+サントラCD付>【数量限定】価格:5,800円(税抜)■DVDプレミアム・エディション<2枚組+サントラCD付>【数量限定】価格:4,800円(税抜)セル 発売・販売元:ギャガレンタル 発売元:ギャガ販売元:TSUTAYA(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年10月03日先週末公開を迎えた、『嫌われ松子の一生』や『告白』と次々の傑作を生み出してきた、中島哲也監督の最新作『渇き。』。このほど主演の役所広司を始め、妻夫木聡、オダギリジョーら豪華な大人キャストたちが演じた、それぞれのキャラクター映像が到着した。本作は、成績優秀なうえ、容姿端麗、学園のカリスマでもある女子高生の娘・加奈子が失踪し、元刑事のロクデナシ親父に離婚した元妻から連絡が入ることから物語は始まる。自らのせいで全てを失った男が、再び“家族”を取り戻すべく、姿を消した娘の行方を追うが、娘の交友関係をたどって行く先々で語られるのは、“知らなかった加奈子”の本性、踏み入れるほどに見失う娘の正体だった…。今回、到着したキャラクター映像は6種。役所広司が演じる、失踪した娘を探すロクデナシ親父・藤島。妻夫木聡がニヤニヤと不気味な軽薄な男、藤島の大宮北署刑事での元後輩・浅井。オダギリジョー演じる、狂気を孕んだ男・大宮北署刑事の愛川。『嫌われ松子の一生』で主演を務めた中谷美紀演じる、加奈子の中学時代の担任教師・東。黒沢あすかが演じる、藤島の元妻で、加奈子の母親・桐子。そして國村隼演じる、加奈子が通う神経科医・辻村医師。◆失踪した娘を探すロクデナシ親父・藤島(役所広司)元刑事のロクデナシ親父・藤島を演じるのは、役所広司。消えた“家族”を異様な執念で追い求め、やがて狂気を一身に宿していく、観客の共感をいっさい許さない日本映画史上屈指の最低にして最狂な男の姿は、凄まじい迫力!今回の映像では「うるせー!クソ野郎!」と暴言吐き、血まみれで狂っている姿が切り取られている。まさに”狂犬“!◆大宮北署刑事。藤島の元後輩・浅井(妻夫木聡)藤島の元後輩で大宮北署刑事・浅井に扮するのは、妻夫木聡。ある事件を追っていくうちに浅井も加奈子にたどり着くことに。今回の映像では、「先輩」と言いながらも軽薄な態度をとり、「頭…壊れてません?」と言いながら、あざ笑う様が映し出され、今までの見たことのない妻夫木が見られそうだ!◆大宮北署刑事・愛川(オダギリジョー)浅井と同じ大宮北署刑事で、愛妻家の愛川役には、オダギリジョーが扮する。今回公開された映像には、藤島との銃撃戦シーンが映し出される。役所もオダギリも血まみれの銃撃戦は何が原因で起こったのか?加奈子はどう関わっているのか?高笑いするオダジョーの姿は狂っているとしか思えない!こんなオダジョー見たことない!◆加奈子の中学時代の担任教師・東(中谷美紀)娘が失踪した藤島が加奈子のことを捜索するために、中谷美紀演じる中学時代の担任教師・東に会いに行く。「偽善」と書かれた文字が意味することとは?◆藤島の元妻、加奈子の母親・桐子(黒沢あすか)藤島の元妻で、加奈子の母親役を演じたのは、黒沢あすか。「死んでよ、あんたなんか」と心の底から夫・藤島を恨むも、娘が失踪して夫に頼ることしかできず、本当は娘のことを何も知らなかったことに気付き、茫然とするその様は、哀愁が漂う。◆加奈子が通う神経科医・辻村医師(國村隼)加奈子が通う神経科医・辻村医師に扮するは、個性的なキャラターを演じることが多い國村隼。「家庭には少々、問題あったようですが」と語り、加奈子がなぜバケモノになってしまったのかを知る重要な手掛かりをにぎっていそうだ。血走った眼に、ニヤケ顔、悲痛な嘆き…それぞれの欲望を抱き、ダークな雰囲気を漂わせる大人たち。過去にはクリーンな役柄も演じたこともあるこの6人だが、そんなこれまでの演技は幻だったのでは…そう思わせるほどのアクの強さに注目してみて。『渇き。』はTOHOシネマズ、六本木ヒルズほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年07月04日鬼才・中島哲也監督の最新作『渇き。』の完成披露試写会6月9日(月)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。主演の役所広司を始め、共演の小松菜奈、清水尋也、橋本愛、國村隼、オダギリジョー、中谷美紀、中島哲也監督が舞台挨拶に勢揃いした。原作は、第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した作家・深町秋生氏の推理小説「果てしなき渇き」。酒飲みのロクデナシな父親・藤島(役所さん)が、謎の失踪を遂げた才色兼備の娘・加奈子(小松さん)を見つけ出そうと独自の調査に乗り出すが、やがて知られざる娘の正体が浮かび上がってくる。キャスト陣は、それぞれ演じた役柄を表した漢字2文字のパネルの前に立った。役所さんは「狂犬」の文字をまじまじと見つめ、「宣伝部、なかなか良い名前付けるね(笑)。クランクインする前にこの言葉をいただいていたら、もう少し良いお芝居できたかな?初めてこういうキャラクターを演じさせてもらって、非常にチャレンジだったけれど良い経験になった」とご満悦。一方、「畜生」と書かれたパネルに首をかしげたオダギリさんは、「この言葉、声に出していいのかな……」と戸惑い気味だった。中島監督に大抜擢され、本作で銀幕デビューを果たした小松さんは、「天使?」とクエスチョンマークの付いた謎の役どころで「天使か悪魔かって言われると悪魔かもしれないけど、天使の部分もあったり、人を惹きつける不思議な魅力を持った役」と捉えていた。操り人形の意を持つ「傀儡(くぐつ)」という言葉通り、加奈子に翻弄される気弱な少年を演じた清水さん。この日15歳の誕生日を迎え、R15+指定の本作も鑑賞できる年になったが、「友だちにも観てほしいけれど、観ない方がいいよ、とも思う(笑)。観る直前に『覚悟はできたか?』と確認は取るかな…」とあまりの衝撃作に圧倒されていた。壮絶な現場だったことで知られる『嫌われ松子の一生』以来、約9年ぶりに中島監督作品に戻ってきた中谷さんは、「中島監督から『今日は悪口は言わないように』と言われている(笑)」と口裏合わせを暴露しながら、「思い返すと監督に助けられたことばかり。今回も雪山に放り出されたシーンで100テイクはいくかなと覚悟していたけれど、1~2テイクで終わった。優しいところもある」と頬をゆるめていた。小松さんも、「中島監督は噂では怖いと聞いていたけれど、私を緊張させないように気をつかってくれていた。優しいクマさんみたいな方ですね」と意外にもほんわかとした印象に驚き。すると、前作『告白』に続いて中島組に参戦した橋本さんも「クマのイメージ。現場も気持ちいい」と“鬼”監督と思われがちな中島監督の誤解を解き、中島監督もほっと安堵の表情を浮かべていた。『渇き。』は6月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年06月10日(画像は「アリスの棘」公式サイトより)試写会で白衣姿をお披露目4月11日(金)放送スタートの連続ドラマ「アリスの棘」(TBS系)の第一話完成披露試写会が4日開催され、自身初となる医師役で出演する上野樹里が白衣姿で登場し、ドラマのPRをした。ダークヒロイン役を務める上野(水野明日美)は、父を死に追いやった医師たちに復讐するために、ターゲットを追いつめていくというダークヒロイン役を務める。上野は、自身のドラマ内での演技について、「ラストまで理性的に感情を押し殺して進んでいく。そんな孤独な女性の心情を丁寧にブレずに演じさせていただいている」(まんたんウェブより)とコメントした。「アリスの棘」の出演オファーを受けた際、上野は、温かい世界観の映画「陽だまりの彼女」の撮影中で、ちょうどまったく違うシャープなジャンルに挑戦したいと思っていたことから引き受けたという。他には、中村蒼、藤原紀香、岩城滉一、國村隼、栗山千明、オダギリジョーらが豪華キャストが出演する。今から「アリスの棘」が楽しみである。【参考リンク】▼「アリスの棘」
2014年04月08日『嫌われ松子の一生』『告白』の中島哲也監督が、役所広司を主演に迎えた新作映画『渇き。』がすべての仕上げ作業を終えてついに完成し、7月4日(金)から公開されることが決定した。その他の情報本作は、“第3回このミステリーがすごい!大賞”を深町秋生のデビュー作『果てしなき渇き』が原作。突然、失踪してしまった優等生の娘を、元刑事の父親が捜索するうちに想像もしていなかった事態に巻き込まれていく姿を描く。主人公の元・刑事、藤島昭和を役所が、娘の加奈子役を新人の小松菜奈が演じ、妻夫木聡、オダギリジョー、中谷美紀、二階堂ふみ、橋本愛が共演する。本作は昨年末にクランクアップし、夏の公開を目指して仕上げ作業が行われていた。先月初旬に開催された配給会社GAGAのインアップ発表会に登場した中島監督は「今までの僕の作品ともまったく違う映画になりそうなので、ハラハラドキドキしながら仕上げの作業をやっている最中。きちんと映像化できれば、今までにない相当新しい映画となって、面白くお客様に観て頂けるんじゃないかなと思う」と宣言していたが、映画はこのほど完成。これまでの中島作品の衝撃を上回る過激なエンターテインメント作品になっているという。前作『告白』が大きな反響を巻き起こした中島監督の“次の一手”となる本作には、制作発表時からネットなどで期待のコメントが多くあがっており、7月の公開時にはこれまで以上の盛り上がりを見せることになりそうだ。『渇き。』7月4日(金) TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
2014年04月04日昨年、米倉涼子主演「35歳の高校生」で学校の“裏ボス”を演じて注目を集め、現在放送中のドラマ「チーム・バチスタ 4 螺鈿迷宮」(フジテレビ)に桜宮葵役で出演している、若手俳優・山崎賢人。そんな彼の10代最後にして初の写真集「現在地」が発売されることが決定した。現在19歳の山崎さん。雑誌「ピチレモン」でメンズモデルとして活躍し、俳優デビューはオダギリジョー主演のドラマ「熱海の捜査官」(’10)、映画デビューは「あまちゃん」で大ブレイクした橋本愛と共演した「管制塔」(’11)――と着実に実力が認められながら、いままさに人気急騰中のイケメン俳優だ。今年はさらにブレイクの予感!4月12日に公開される映画『L・DK』では剛力彩芽演じるヒロインを振り回す学校一の“ツンデレ王子”久我山柊聖役を演じ、「嵐」の二宮和也が主演を務める注目のドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(日本テレビ)への出演も決定している。そんな山崎さん初の写真集「現在地」に込められたものは、サッカー少年だった過去、役者として歩んでいる今、そしてこれからの未来…様々な自分を照らし合わせながら今の立ち位置を模索する放浪記。10代のあどけなさや今まで見せたことのない役者の顔、さらに“ドキッ”とするような入浴シーン、幼少期の秘蔵写真…などなどあらゆる山崎賢人が収められた1冊となっている。またこの発売を記念して、握手会イベントも4月19日(土)に開催されるとのこと。ファンなら垂涎、ファンでなくとも胸キュン必至の俳優・山崎賢人の“素顔”をご堪能あれ。■山崎賢人/ファースト写真集「現在地」発売日:3月27日(木)価格:2,100円(税別)(text:cinemacafe.net)
2014年03月07日映画会社・ギャガの「2014年ラインナップ発表会」が6日、東京・内幸町のイイノホールで行われ、映画『渇き。』(7月公開予定)の登壇舞台あいさつが開催。役所広司、小松菜奈、中島哲也監督が出席した。湊かなえのデビュー作『告白』を映画化した中島哲也監督の最新作となる本作は、「第3回このミステリーがすごい!大賞」(2004年)を受賞した深町秋生のデビュー作となる小説『果てしなき渇き』を映画化。主人公の藤島には役所広司が扮し、破格のテンションで狂気を宿して暴走するダメ父親を熱演する。また、失踪する娘の加奈子に小松菜奈が抜てきされ、フレッシュな透明感と妖しさの同居する圧倒的きらめきを放っている。そのほか、妻夫木聡、二階堂ふみ、橋本愛、オダギリジョー、中谷美紀といった豪華キャストが揃う。中島監督の作品は2008年公開の『パコと魔法の絵本』以来となる主演の役所は「中島監督の作品には今まで酷い人間がたくさん出てきましたが、今回はナンバー1の最悪人間らしいです(笑)。喋ること、やることは単純な男ですが、自分が壊した家族や娘に対しての愛情があるのか複雑で難しくもあり、非常に挑戦しがいのある役でした」と満足げ。娘役の小松については「小松さんは新人ならではの初々しさと透明感がありました」と絶賛すると、小松は「役所さんは本当に酷いお父さん役でしたが、緊張していた私に役所さんが声を掛けて下さって『優しい人だな~』と思いました。撮影中も行き詰まった時に優しく声を掛けて下さり、自分の気持ちが楽になって演技をすることができました」と役所の優しい気配りに感謝しきりだった。本作のメガフォンを執った中島哲也監督は小松が演じた加奈子役を「原作でも相当なミステリアスな役柄で、映画ではさらに謎の多い女の子になりますから、実際にピッタリの女優さんが見つかるのか心配してました」と明かしつつも、「小松さんとオーディションで出会い、この娘しかいないと思いましたね」ときっぱり。さらに「小松さんは出演者の半分以上の人とキスシーンがあります。新人にしてはものすごいハードルが高かったと思いますよ。國村隼さんともキスシーンがありましたから、本当に頑張ってました」と新人らしからぬ小松の奮闘ぶりを褒め称えていた。
2014年03月07日テレビや映画に出ている若手イケメン俳優に密かに注目していたら、数年後には大ブレイクして、やっぱり私の目に狂いはなかった!なんて誰かに自慢したくなったりすることってありませんか?特にイケメンの宝庫ともいえるジャニーズ事務所や、レンジャー&戦隊ヒーロー、ミュージカル『テニスの王子様』(通称テニミュ)などからは、青田買いしたくなるような次世代のスターが次々に輩出されていますよね。数多の若手俳優の中で今年、出演ドラマが社会現象になるなど、超人気俳優の称号を手にする方はいるのでしょうか。姓名判断で知られ、ユースケ・サンタマリアさんの改名の際にアドバイスをしたほか、多くの芸能人からの信頼も厚い開運アドバイザー・安斎勝洋さんをはじめとする、総勢100人の有名人気占い師たちが、2014年に大ブレイクしそうな若手俳優について占ってくれました。ランキングトップ10を見ていきましょう!【今年ブレイクが期待できる若手俳優の注目株TOP10】1位林遣都(23歳)2位斎藤工(30歳)3位福士蒼汰(20歳)4位星野源(32歳)5位三浦春馬(23歳)6位高良健吾(26歳)7位勝地涼(27歳)8位千葉雄大(24歳)9位綾野剛(31歳)10位玉森裕太 [Kis-My-Ft2](23歳)最もブレイクしそうな強運の持ち主とされるのが、林遣都さん。デビュー作となる映画『バッテリー』(2007年)で主演、しかも日本アカデミー賞など多くの新人賞を受賞した実力派ですよね。そのまま映画の主演を連続してこなし、2011年にはついにテレビドラマでも主演を張るようになりました。2014年にはNHKで時代劇の連ドラに挑戦しますし、順調なスター街道を運気の追い風を受けてさらに加速させることになるのでしょうか。☆占い師さんからのコメント・2014年は演じたドラマが注目される年になりそうです。そこから更に仕事運が上がります。一歩先を行こうとして失敗してしまう運勢も持っているので、注意が必要です。現状を維持する気持ちを忘れないように。(濱口善幸│濱口善幸のタロット占い)・チャンスが巡ってきます。有力な誰かにサポートされトントン拍子に良い仕事が巡ってくるでしょう。夏場はTVで大ヒットの暗示が濃厚です。問題となるのは友人関係。面倒な問題に首を突っ込むと大変。お節介もほどほどに。(小野十傳│運命断易)・二者択一の一年!出会いあれば別れもある2014年は、移り気な気持ちになり、三角関係や略奪などの恋愛報道もあるかもしれません。報道までとはいかずとも、大恋愛は間違いなくされますね。また、仕事では、この年に発表される映画またはテレビが、今後の俳優業としての大きな糧になるようなビッグヒット作となりそうです。(ソフィア遥美│2つの未来)その次に強運とされるのが、独特な存在感を発する斎藤工さん。若手とは言え、大河ドラマ『八重の桜』(NHK総合)や『カラマーゾフの兄弟』、『ミス・パイロット』(共にフジテレビ系)など、すでにテレビドラマの出演作品は多数。経験値の高い実力派です。15歳のときに自ら芸能事務所を探して所属し、高校生の頃から雑誌やショーでモデルとして活躍していますし、マニアックな映画知識で情報番組のパーソナリティーやコラムニストなどもしています。かつてはテニミュに出演も。とにかくマルチな才能の持ち主なんですよね。今年の連ドラで注目度がアップすることで、斉藤さんの多面的な魅力がより広く世間にアピールされることになりそうです。3位にランクインしている福士蒼汰さんは、一般的には「あまちゃんの種市浩一」としての知名度が高いかもしれませんね。『あまちゃん』(NHK総合)でファン層を広げましたが、それ以前に『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)の主人公としてどっぷりとディープなファンを獲得している俳優です。平成仮面ライダーシリーズと言えば、イケメンライダーたちが揃っていて、オダギリジョーさんや水嶋ヒロさん、佐藤健さんなどがブレイクするきっかけとなった縁起の良い名シリーズ。福士さんも、そのジンクス通りに大活躍するのかも。縁起の良い平成ライダーシリーズに出演していたのは、9位の綾野剛さんも同じです。主演ではないものの、『仮面ライダー555』で俳優デビューを果たしました。その頃から、個性的なルックスに熱狂的なファンがついたようですね。2012年のNNK連続テレビ小説『カーネーション』によって一気に一般的な認知度を高め、2013年には東京ドラマアウォードの助演男優賞を受賞。映画、ドラマ、舞台と活躍の場もどんどん広がっているので、2014年はさらに好調な波に乗れそうですね。実写映画『ルパン三世』においては、石川五ェ門を演じることになった綾野さん、新たな当たり役となるかどうかが楽しみなところです。すでに主役を張っている人もいれば、これからの伸びしろが楽しみな人もいますが、ひとまずどの方が大ブレイクしてもおかしくないラインナップ。文系女子に人気の俳優&ミュージシャン・星野源さんの名前が入っているところも、かなり興味深いですよね。今年のシンデレラボーイは誰になるのか、今から楽しみで仕方ありません!(文=総合占術研究家橘のえる)100人の占い師が2014年の運勢を大予想!「2014年cocoloni超運ランキング」
2014年01月08日WOWOWは、三谷幸喜の脚本・監督による"完全ワンシーンワンカット"のドラマ『大空港2013』を29日(22:00~)に放送する。2011年に放送された『short cut』と同じく、100分間、カメラを止めずに最後まで撮り続ける"完全ワンシーンワンカット"で挑んだ同ドラマ。長野の松本空港を舞台に、空港職員と乗客の家族が繰り広げる群像劇を描いたコメディで、人間の視点に近い臨場感あふれる作品に仕上がっている。そこで、三谷監督と空港のグランドスタッフ役で主演を務めた女優・竹内結子に話を聞いた。――"完全ワンシーンワンカット"でドラマを撮る意味とは何でしょうか?三谷監督「俳優の魅力を引き出す良い手法だと思ってます。カットを割って撮るのも集中力が必要だけど、ブツ切りだから芝居が嘘になってくる。例えば、100分間、1人の人間を演じ続けていると、疲労も溜まってくるし、演じている人間の素の部分が確実に出てくるから、舞台に近いとは思います。今回は、山道を一直線だった前作と違って、屋上に行ったり2階に行ったり。位置的にも物語的にも交錯しているので、難易度がはるかに高かった」――この手法で撮ろうと思ったきっかけを教えてください。三谷監督「元々舞台の人間なので、舞台と映像の手法の合わせ技が何か出来ないかと思って。映像派の監督でもない僕が出来る演出は、俳優と向かい合って良さを引き出すこと。その点、長回しはすごく効果的なんです」竹内「私は舞台未経験ですが、お芝居をし続けることは舞台みたいな感じなのかなと。でも、カメラで撮っているので、見切れたり、入るタイミングを計算してお芝居をしなければいけないので映像っぽくもあるし。とても新鮮でした」三谷監督「舞台より全然難しいですよ。立ち位置も寸分の狂いも無いようにしないとNGだから、俳優はすごく大変」――竹内さん、オファー時の心境とお芝居をした感想を教えてください。竹内「最初は面白そうだなというワクワク感が強かった。でも、よく考えると観るのは面白いけど、あっち側にいくのかと考えた瞬間にゾッとしました。『大変なものを受けてしまった』って(笑)。でも、演じている時はちょっとした興奮状態でしたね。撮影監督の山本英夫さんらと息を合わせながら、共演者みんなが立ち位置を調整し合う感じでした。色んな人が色んなことを考えながら、こんなにチームプレイでお芝居することはなかなか無いと思う。撮影後のプレビューでも、『何で覚えられないんだろう……』って悩んでると、生瀬さんや香川さんが『大丈夫!やれるよ!』って励ましてくれました」――5日間の撮影で1日1テイクという状況で、三谷監督は仕掛けをしていたそうですね。三谷監督「3日目くらいからスタッフワークは良くなるんだけど、俳優さんの演技は慣れてくるんです。より新鮮味を持たせるために、相手役の人だけにアドリブを言ってもらって生のリアクションを楽しむ。実を言うと前回、山本さんの後に付いて行ったら僕が見切れちゃって、NGを出しました。今回は反省して、スタッフ部屋で待機してたから、本番中にやる事がなくてイタズラをしてました」竹内「私はてんやわんやですよ~!歩く道すがら、色んな爆弾が仕掛けられているので、それをかいくぐっていく感じ。素で動揺してる場面もあるけど、アドリブが投下されても、この共演者の皆さんとなら何とかなる!大丈夫!と」三谷監督「笑ったらバラエティになっちゃうから、そこは僕と俳優たちとのせめぎ合いですよね。信頼関係があるからこそ出来ること」――撮影を終えて思うことはありますか?竹内「やってみたいなと思っていたものに近づきました。でも、舞台は怖い話をいっぱい聞くので。いきなりセリフを忘れたり、監督みたいに地雷を仕掛けられたら怖いなぁと」三谷監督「竹内さんとやりたいと思ったきっかけは、『ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ~』なんです。その時に、竹内さんは転んだのに芝居を続けてて、本当に面白かった。もっと映像畑の方かなと思ってたけど、何があっても対処出来るし舞台に向いてるなと。ミュージカルとかどう?」竹内「歌はちょっと…。今は前向きではありませんね(笑)」――三谷監督、"完全ワンシーンワンカット"ドラマの今後の構想はありますか?三谷監督「ワンシーンワンカットの可能性を突き詰めていきたいので、更に難易度の高いものをやりたいと思っています。撮影の山本さんありきの企画なので、『南の島が舞台で水中シーンから始まって陸に上がっていくのは?』って話したら、カメラに水滴がついても拭けないから無理だと。最後に潜るのは大丈夫って言ってたけど」竹内「どのタイミングでボンベを付けるんでしょうね(笑)」――ありがとうございました。では、最後にドラマのPRをお願いします。竹内「ワンカットだということを途中で忘れてしまうほど、撮影の山本さんが観ている世界に引き込まれていきますよ。ご覧いただく皆さんが一緒にてんやわんやを体験しているような感覚になると思うし、そういう意味でも面白い作品です」三谷監督「どうやって撮ったんだろう? っていう興味で観てもらえると思うけど、知らないで観ると、ワンカットだと分からないままだと思う。そんなのめり込む作品にしたいと山本さんと話していたので、『何か分からないけど、このドラマは集中するね』って思ってくれれば正解かな」ドラマW三谷幸喜『大空港2013』三谷幸喜の脚本・監督による"完全ワンシーンワンカット"のドラマ第2弾。長野の松本空港で働くグランドスタッフの大河内千草(竹内結子)は、天候不良で羽田空港に着陸できずに降り立った田野倉一家のアテンドをすることに。飛行機を待つ間、家族に隠し事がある父親の守男(香川照之)やお金に困っているライターの蔵之介(生瀬勝久)ら田野倉一家に、謎の女性(戸田恵梨香)、パイロット姿の男(オダギリジョー)らも加わった大騒動が巻き起こる――というストーリーで、放送はWOWOWで29日22時~。また、同ドラマを撮影したカメラマン・山本英夫を追うノンフィクションW「撮影監督・山本英夫~三谷幸喜の夢を撮る~」も、27日22時から放送する。
2013年12月28日女優の竹内結子と三谷幸喜監督が20日、都内で行われたドラマW三谷幸喜『大空港2013』の完成披露試写会に出席した。三谷が脚本と監督を手掛けた同ドラマは、"完全ワンシーンワンカット"で撮られた群像コメディ。長野・松本空港で働くグランドスタッフの大河内(竹内)は、羽田空港の天候不良で空港に降り立った田野倉一家が引き起こす騒動に巻き込まれていく――というストーリーで、キャストは竹内のほか、香川照之、生瀬勝久、戸田恵梨香、オダギリジョーらが出演している。ドラマは、WOWOWプライムで29日に(22:00~)放送。昨年11月に放送された前作『short cut』に続き、"完全ワンシーンワンカット"に挑んだ三谷は、「お客さんの反応を見て、僕の原点はここだと思いました」と満足げな笑みを見せ、「カメラの存在を感じさせないから、俳優たちを見る作品。ワンカットならではの俳優の底力や魅力が出ていると思う」とドラマの出来に自信たっぷり。一方、「前作を見て面白いな~と思っていたので、すぐに飛びつきました。でも、自分は演じる方なんだと考えたらゾッとした」とオファー時の心境を語った竹内は、「カットをかけずに撮影したことを感じさせないくらい、のめり込める内容になってます」と笑顔でアピールした。また、長野ロケに行く前日に台本の後半をもらったという竹内は、「泣きながら覚えました。台本は早くください!」と三谷に懇願して笑いを誘いつつ、1日1テイクのみの5日間の撮影を、「役者陣は日に日に結束していきましたね。一瞬も気を抜かずにやっていたので、みんなで頑張ろうぜという雰囲気だった」と楽しんだ様子。また、役者陣には内緒でアドリブを用意していたという三谷は、「やればやる程、セリフが馴染んできちゃうから、4テイク目から仕掛けを用意した。戸惑ったらそこで終わりだから、役者を信頼しているからこそ出来ること」と明かすと、竹内は「投下されるアドリブ爆弾に必死でした」と苦笑いしていた。
2013年12月21日映画『人類資金』が10月19日(土)に公開を迎え、主演の佐藤浩市を始め、共演の香取慎吾、森山未來、観月ありさ、岸部一徳、オダギリジョーに原作者の福井晴敏、阪本順治監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。“M資金”と呼ばれる、旧日本軍が敗戦を前に祖国復興のために隠匿したという巨額の財産の存在を軸に、この10兆円で世界の仕組みを変えようとする者たちの姿を描いた経済サスペンス。30年以上前に“M資金”に関する本と出会って以来、ずっと映画化することを思い描いていたという阪本監督は、夢の結実に「昨日は眠れませんでした。いままでの映画(の公開時)で感じたことのなかった感動を覚えてます」と感慨を口にした。企画を立ててからも「人類(=人材)はあったけど、資金がなかった…(苦笑)」となかなか企画が進まない時期もあったが、「いま、経済が一番ホットな時期に公開を迎えてよかったなと思っています」と満足そうに頷いた。主演の佐藤さんは「完成に向けて、みんなが疾走していました」とスタッフ・キャスト陣の思いを代弁。香取さんは「最初に監督から『慎吾に世界を救ってもらいたい』と言われました(笑)。意味が分からなくて、台本を読んでも難しくて、こんなに何度も読み返したのは初めてというくらい何度も読んだ」と明かす。佐藤さんに森山さん、仲代達矢らとの共演は「毎日、緊張の日々でした」とふり返った。原作小説を手がけた福井さんは「今回ほど受け止められ方が予想できない作品は初めて」と語り、映画を観終えたばかりの観客に「どうでしたか?」と質問。拍手が沸き起こると、ホッとした表情を見せたが「難しかったと感じましたか?」とさらに質問。ここでも「難しかった」という意味の拍手が聞こえると、「そうですよね」と頷きつつ「もう1回観るとよく分かります。さらによく分かるために原作の小説も売ってます」とアピールし、会場は笑いに包まれた。暗殺者役で出演した韓国人俳優のユ・ジテからは祝福の手紙が届いたが、監督は彼が10年ほど前に日本に住んでいた頃からの知り合いであることを明かし「彼は本来主役を演じる俳優さんですが、ルワンダにボランティアに行ったり、ミャンマーに学校を作る活動をしており、僕が作ろうとしている世界観を理解してくれると思って、脚本がない状態でお願いした」と明かす。ユ・ジテとのアクションに挑んだ森山さんは、軍隊経験もあり、さらに本作のために体を鍛えた彼とのアクションで「(台本にあるように)跳ね返そうとしてもできないことがあった」と苦労を述懐。観月さんも、彼が190センチ近くある長身であり「顔が高くてキックするのも大変だった」とふり返る。さらに香取さんは「うろ覚えの韓国語や英語で話しかけたら、日本語ベラベラでした(笑)」と明かすなどユ・ジテとのエピソードに花を咲かせる。終いには直接の共演シーンのなかったオダギリさんまで「遠くでユ・ジテさんを見てました」と明かすなど、何故かみんな、ユ・ジテが大好き…?一方、佐藤さんは同じく共演したハリウッド・スターのヴィンセント・ギャロの存在に触れ「ヴィンセント・ギャロからは手紙届いてないの?」と不服そうに語り、会場は再び笑いに包まれた。ロシアにニューヨーク、タイと巡った本作の撮影の総移動距離は5万キロ超でおよそ地球1.3周分。これについて最後の最後でコメントを求められた佐藤さんは「難しい」とムチャぶりに困惑しつつ、「マイル貯めときゃよかった!」と語り、最後まで笑いの絶えない船出の舞台挨拶となった。『人類資金』は全国にて公開中。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:人類資金 2013年10月19日より全国にて公開(C) 2013「人類資金」制作委員会
2013年10月19日出会いと言えば職場や学校、合コン、知人からの紹介に趣味サークル…最近はSNSで知り合って結婚をする人も増えていますね。もう一つ、ある意味古典的な出会いとして、街中やお店などでのナンパが挙げられるのではないでしょうか。以前は男子から女子に声をかけるナンパが主流でしたが、今は草食系の男子が多いこともあってか、女子から男子に声をかける“逆ナンパ”のパターンも少なくないようです。逆ナンパしたことがある女子、逆ナンパされたことがある男子、それぞれの体験談を聞いてみたいと思います。【逆ナンパした女子の体験談】■クラブでよく声をかけてます!~Nさん(34歳販売ベッキー似)「わたしはクラブでよく男の子に声をかけてますよ。ほとんどはその場での数時間を楽しむだけですが、気が合えば連絡先を聞いて、一緒に他のクラブに行ったり、合コンしたりすることもあります。彼氏を作るために逆ナンパするというより、友達の輪を広げるきっかけ作り程度に考えているので『女性から声をかけている』ことへの抵抗感は特にないですね。クラブだと知らない人とも話しやすいので、比較的誰でも、軽いノリで男の子に声をかけられるかも。でも、真面目に彼氏を作りたい人がクラブで逆ナンパをするのは、あんまりおすすめできません。わたしは付き合った人と2カ月で終わったし、友達は二股かけられてたし…。友達の友達で1人だけ、大企業の社長の息子さんをゲットして、玉の輿に乗った子もいましたけどね。」■逆ナンパからお付き合い~Iさん(26歳飲食店大島優子似)「今の彼は逆ナンパがきっかけで付き合い始めました。駅で新幹線(自由席)を待ってる時、すぐ後ろに並んでた男の人がジャニーズ系でとてもかっこよかったんです。時間もあったし、声をかけてみようかなと思って。最初は『どちらまで行くんですか?新大阪(新幹線の終点)のほう、台風が近づいてるみたいですね』と天気の話などをしてたのですが、地元が近いことがわかって結構話が弾みました。お互い1人だったので流れで新幹線の席も隣に座り、別れ際に連絡先を交換しました。その後、何回かデートをして付き合うことになりました。こんなにうまく話が進むなんて!と自分でもびっくりしています。」男性に声をかけるのってドキドキしますが、彼女たちの体験を聞く限り、遊んでいる時やヒマな時は耳を傾けてくれる人が多いみたいだし(ベッキー似や大島優子似だからっていうのもあるかもしれないけど…)、初対面でも話が合ったら楽しそう!わたしも新幹線の自由席に座る時は、さりげなく素敵な男性の近くに並んでみようかなと思いました。【逆ナンパされた男子の体験談】■街でよく声をかけられます~Oさん(30歳美容師成宮寛貴似)「僕は20歳くらいからよく逆ナンパされるようになりました。仕事柄、街でカットモデルさんを探している時に逆に声をかけられたりします。最初の何人かはモデルやお客様になってもらうきっかけ作りになると思って接していたのですが、結局女性の目的は違うところにあるのでうまくいきませんでした。そういう女性は、カットモデルだけしてもらうと『利用された』『本当にカットモデルだけなんてひどい』と怒るんです。でも、付き合ったり、食事に行ったりすると美容室内で『お客様に手を出すだらしないやつ』と言われてしまう…。それが怖くて、今は声をかけられても丁寧にお断りするようにしています。」■松潤と間違えられて逆ナンパ~Wさん(28歳アパレル松本潤似)「自分で言うと、勘違いしていると思われるのであまり言いたくはないのですが…。昔から松潤に似ているとまわりに言われていました。前はそれがコンプレックスでしたが、今は諦めがついたというか、受けられる恩恵は受けようという気持ちになっています。マスクや帽子、めがねなどをつけて外出するとかなりの確率で声をかけられるので、彼女がいない時は、相手の子と気軽にごはんに行ったりします。そのままセフレになった子も何人かいて、人恋しい時は適当に呼び出して遊んだり。『相手もどうせ顔目当てなんだろう』と開き直って関係を楽しんでいます。」■居酒屋さんの隣席で~Sさん(26歳営業オダギリジョー似)「居酒屋で男2人で飲んでいたら、隣の席に座った女の子2人組に『一緒に飲みませんか?』と声をかけられました。最初はおごり目当てかと思ったのですが、逆ナンパ慣れしている感じもしなかったから4人で飲むことに。その後、カラオケにも行って盛り上がり、朝までオール。年齢が近いこともあって、ノリが合うのでその日から付き合うことになりました!」一般的な男性は逆ナンパに慣れていそうな女性だと「遊び目的」だと思ってしまうようなので、あくまでも逆ナンパは慣れていないように声をかけるのが成功の秘訣みたいですね。みなさんのお話を聞くとやはりイメージ通りというのか…気軽に楽しめる関係を求めて逆ナンパをすることが多い感じがしました。声をかけるほうもかけられるほうも、真剣交際を前提としているケースは少ないみたいです。でも、街中やスキー場でのナンパから結婚しているカップルもたくさんいるのだから…出会いのきっかけの一つとして逆ナンパもありなのかも。男女それぞれのエピソードを参考にしてみてはいかがでしょうか?(文=なつみかん)
2013年10月08日細身な体型にオシャレなファッション、知的だけどちょっとひねくれもの、本・映画・漫画を好むが、みんなが好きなものは嫌い。こういった要素を併せ持ち、独特でミステリアスな雰囲気を醸し出す「ひねくれ系男子」、いま人気ですよね。芸能人で言えば、浅野忠信さんや松田隆平さんのような感じでしょうか。体育会系さわやかボーイのようなわかりやすさがない彼らには、一体どんなアプローチが有効なのでしょうか?今回は、犬山紙子さん・峰なゆかさんの対談本『邪道モテ!』を参考に、ひねくれ系男子を落とすコツをお教えします。■1.好きアピールはじわじわと「(犬山)「ひねくれ系男子を攻略するには積極性がすごく必要だよね。ただし、ありありと積極的なのはダメ。直接的なアピールじゃなくて、まずは「私はあなたのことを男として意識してますよ」っていう、その空気をしっかりと伝えることが肝心。すると向こうは「俺、この子に拒否られて傷つくことはなさそうだ」と思える。」ひねくれ系男子を落とすには、受身なだけでは絶対NG。表情や態度で「あなたを男として意識してますよ、デートに誘われたら絶対に断らないですよ」ということをじわじわ伝えていきましょう。しびれを切らして女性側からデートに誘うと、「この人肉食系だ・・・」と引いてしまうこともあるので、とにかくじわじわアピールしてあっちから誘わせることが大事です。■2.イケメン苦手宣言をする「(犬山)イケメンをちやほやしないっていうのが大事だと思う。例えば「好きなタイプはどんな人?」っていう話が出てくると思うんだけど、そういうときに、いくら好きでもオダギリジョーとか瑛太とかを挙げちゃだめだよね。」ひねくれ系男子が一番苦手とするのは、女子力高めなキラキラガール。そういう人種ではないということをアピールするためには「イケメン苦手宣言」をするのが有効。理想のタイプを聞かれたら、男から見てもカッコイイ男性(奥田民生さんや浅野忠信さんなど)を挙げましょう。ジャニーズ系などの王道イケメンタイプの男性を挙げると、ひねくれ系男子は一気に引いてしまうので要注意です。■3.「これ大好き!」と笑顔で食べる「(犬山)いままで私が見た中でモテる子って、かいがいしく料理を取り分けてる子よりも、ごはんをおいしそうに食べてる子のほうだった。まわりに遠慮しないで、自分で食べたいものを頼んだりしてさ。男が注文した料理も「私、これ大好き!」って。」合コンといえば料理の取り分け争奪戦のイメージがありますが、ひねくれ系男子にモテるのは、取り分けてもらった料理をニコニコとおいしそうに食べるような子なんだとか。女子アナのようなデキ女感よりも、素朴でかわいい感じが愛されるようです。■4.敬語とタメ語のダブル使い「(犬山)相手から「タメ語でいいよ」って言われても、ところどころ敬語が出ちゃうみたいな、そのやりとりって、どうでもいいように見えて案外いいじゃれ合いなんだよね。いきなりタメ語全開よりは“ちゃんとしてる感”もあるし。ひねくれ系はそれくらい男と話し慣れてない感を出さないとすぐ、「遊んでる!」とか思うからね。」峰さんは「私ってXXなんだよね。○○さんはどうですか?」というように、自分のことを話すときはタメ口、相手側の話題のときは敬語という使い分けワザを紹介していました。チャラすぎず上品すぎない感じを醸し出し、ひねくれ系男子のツボをつきましょう。■5.「かっこいい!」「男らしいですね」「(峰)体育会系男子の場合はかっこいいって言われ慣れてるしそういう自負もあるから、むしろ「かわいい」って言うほうが効果高いんだけど、ひねくれ系には直球で「男らしいね」「かっこいいね」が効くんだよね!!(犬山)普段言われないから、嬉しいんだよね。」知性や感性、才能を褒めるのも勿論喜ばれますが、あえて「男らしいカッコ良さ」を褒めると、ライバルに差をつけられます。言われ慣れないことを言われたほうが、確実に印象に残るからです。「パソコン強くて頼りがいあるよね」など、ひねくれ系男子が持つ男らしさに気づいて、しっかり褒めましょう。■おわりにこの5ステップを試せば、彼に気に入られることは間違いなし。あとは「あれ観たい」「これ知りたい」と好奇心をチラつかせ、映画デートや美術館デートに誘わせちゃいましょう。参考文献:犬山紙子・峰なゆか『邪道モテ!』宝島社(小嶋もも/ハウコレ)
2013年06月08日佐藤健と綾瀬はるかが出演する新作映画『リアル~完全なる首長竜の日~』の主題歌として書き下ろしされたMr.Childrenの新曲『REM』のミュージックビデオが、YouTubeの映画『リアル…』公式チャンネルで先行公開された。その他の画像映画は、第9回“このミステリーがすごい!”大賞を受賞した乾緑郎の小説を基にした作品で、“センシング”と呼ばれる昏睡患者と意思疎通ができる機能を使い、自殺未遂によって意識不明に陥った恋人を救うべく彼女の意識の中に入っていく主人公を描いたミステリアスなラブストーリー。佐藤と綾瀬のほか、中谷美紀、オダギリジョー、小泉今日子らが出演する。主題歌の楽曲タイトルは、身体は眠っているが脳は覚醒状態にあるという“REM睡眠”にちなんだもの。ボーカルの桜井和寿は「この作品と出会えたことで潜在意識に眠っていた不思議な感情が“新たな音”となり目を覚ましました。感謝すると共にこの映画が多くの人の心を揺さぶる、そのお手伝いを、少しでもできれば嬉しく思います」とコメントしている。公開されたミュージックビデオは、『光の射す方へ』や『優しい歌』などでMr.Childenとタッグを組んできた丹修一が監督を務めたもので、桜井が仮想と現実をさまようイメージが描かれている。『リアル~完全なる首長竜の日~』6月1日(土)より全国東宝系ロードショー
2013年05月22日三浦しをん氏のベストセラーを映画化した『舟を編む』が13日、全国で封切られ、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで主演の松田龍平をはじめ、共演する宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、伊佐山ひろ子、小林薫、メガホンを執った石井裕也監督が初日舞台あいさつを行った。その他の写真映画は松田演じる言葉への熱い思いを秘める主人公・馬締(まじめ)をはじめ、個性的な面々が15年もの歳月を費やして、新たな辞書「大渡海」の完成を目指す姿を描き出す。あいさつに立った松田は「初日に足を運んでいただき、感謝の“言葉”しかないです。すごくうれしいです」と感激した様子。「観れば観るほど、味が出る映画」だと本作をアピールした。言葉がテーマの本作にちなみ、松田は「楽しむ」を好きな言葉に挙げ、「僕は結構、緊張しがちな性格なので、何でも楽しくやりたいなと。今日は映画を観てくれた方との舞台あいさつなので、楽しいです」。一方、馬締が一目ぼれする板前・香具矢を演じた宮崎は「“おもてなし”という言葉が好きですね。やり過ぎるのもいけないし、バランスが難しいので、その分楽しいです」と板前という役柄にぴったりの言葉をチョイスしていた。また、オダギリは「今日はジャッキー・チェンさんの映画( 『ライジング・ドラゴン』)も公開されるというのに、こちらを選んでいただき、ありがとうございます」と冗談まじりにあいさつし、松田と宮崎も思わず苦笑。個性豊かなキャストがそろった現場を、石井監督は「皆さん個性的な役者さんで、言い方を変えれば“変わっている”。でも変わっているからこそ魅力的だし、瞬間的に皆さんの演技が同じ方向に向かう瞬間が、そばにいる監督として楽しかった」と振り返っていた。『舟を編む』公開中
2013年04月15日俳優のオダギリジョーが4月13日(土)、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで開催された出演作『舟を編む』の初日舞台挨拶に登壇した。「今日はジャッキー・チェンさんの映画( 『ライジング・ドラゴン』)も公開されるというのに、こちらを選んでいただき、ありがとうございます」と挨拶。ともに登壇した主演の松田龍平、共演する宮崎あおいらが苦笑いする中、「もう60歳だというのに、あんなアクションをするジャッキーさんの姿を見て、自分もそうありたいと…」とすっかり感服した様子だった。原作は、2012年度「本屋大賞」に輝いた三浦しをんの同名小説。主人公・馬締光也(まじめみつや)を中心に、個性派揃いの玄武書房・辞書編集部の面々が、見出し語24万語の新しい辞書「大渡海」の完成に向け、15年という長い年月を費やす姿を描く。松田さんは「観れば観るほど、味が出る映画。初日の初回に足を運んでいただき、感謝の言葉しかないです」と“言葉”を意識した挨拶で、思いを噛みしめていた。舞台挨拶には黒木華、伊佐山ひろ子、小林薫、石井裕也監督も同席し、登壇者全員で「好きな言葉」を発表することに。主人公が恋に落ちる、ヒロインの板前・香具矢を演じる宮崎さんは「私が好きなのは、“おもてなし”ですね。バランスが難しいからこそ、楽しいことなので」と役柄にぴったりの言葉をチョイス。「僕は…、“押忍”ですかね」(オダギリさん)、「楽しむ」(黒木さん)、「さようなら」(伊佐山さん)、「“楽”…かな」(小林さん)、「“気合”です」(石井監督)と明かす中、最後にバトンがまわった松田さんは「ちょっとカブりますけど、僕も“楽しむ”ですね。普段は緊張しがちですが、今日は楽しいです」と笑顔を見せていた。『舟を編む』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:舟を編む 2013年4月13日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013「舟を編む」製作委員会
2013年04月13日声優として参加した『おおかみこどもの雨と雪』に続き、今回の『舟を編む』でも共演した宮崎あおいは彼女のことを「真面目だけど毒がある」と評した。残念ながらこのインタビューで彼女がその内に秘めた(?)“毒”を吐き出すことはなかったが、“華(はる)”という名前そのままのどこかフワりと柔らかい空気の中から、時折、ほとばしるような芝居への熱い思いを覗かせる。二十歳のときに演劇界の天才・野田秀樹のワークショップに参加し、オーディションを経て舞台デビューしたのが3年前。続いて出演した野田作品では三人芝居で野田さんと中村勘三郎の娘役を射止め、一気に注目を浴びた。その後、映像の世界にも進出し、先ごろ放送が終了したNHKの連続テレビ小説「純と愛」への出演でお茶の間での認知度も一気に増した。まもなく公開となる映画『舟を編む』では、ファッション誌の担当から辞書編集部へと配属される編集者・みどりを演じている。松田龍平演じる主人公・馬締(まじめ)を中心に、たった1冊の辞書を編纂(へんさん)していく人々の15年におよぶドラマを描いた本作にあって、みどりが登場するのは辞書作りが佳境を迎えた終盤の数年のみ。しかも辞書作りの先輩として共演陣に名を連ねるのは松田さんを始め、小林薫、オダギリジョー、加藤剛ら錚々たる面々。「あの編集部に途中からどう入っていけばいいんだろう?という不安はありました…」と偽らざる本心を明かすが、その心配は杞憂に終わった。「みなさんが優しかったのもありますが、現場で強く感じたのは“個”として存在していて大丈夫な場所なんだなという空気。全体としてまとまっているんだけど、それはいい意味でみなさんが自分の時間を持っているから――。バラバラなのに何故かまとまっている不思議な現場で(笑)、スッとその空気に馴染んで楽に居られました」。花形のファッション誌から地味な辞書編集部に異動となり、当初は不満タラタラのみどりだったが、少しずつ辞書作りの面白さに惹かれ成長していく。残念ながら原作にあるみどりのエピソードの中には今回の映画ではカットされてしまった部分もあるが「変更されている部分は結構あるんですけど、テイストや方向性は変わらない。何より物語全体を通じて品を感じました」と物語の魅力を語る。「映画オリジナルの部分に関しても、原作を読んで笑ったのと同じ感覚で笑えるんです。あとはやっぱり登場するキャラクターが全員、魅力的ですね。個人的には馬締さんと香具矢(宮崎あおい)さんの関係を羨ましく思いました。馬締さんは見ていて面白いけど、コミュニケーションを取るのは大変そう(笑)。だからこそ、そんな彼をしっかりと理解できる香具矢さんてすごいなって憧れました」。“右”というたった一語をどう説明すべきかに、言葉のスペシャリストたちが頭を悩ませる。俳優にとっても言葉というのは大切な商売道具。“言葉の魔術師”とも言えるほど多彩な言葉を操る野田秀樹の薫陶を受けただけあって、以前からセリフの一つ一つの言葉に高い意識を持ってはいたが、本作で辞書の編纂に触れたことで、それをさらに高めることになったという。「野田さんは本当に言葉を大切にされる方で、意味はもちろんですが、どういう風に発せられるかまですごく重視します。今回のみどりは、そういうことをあまり考えてないので(笑)、平気で“ら”抜き言葉も使うんですが…。この作品以降、脚本を読むときにちゃんと辞書を引いてみるようになりましたね。この映画に出て、辞書というのがこんな途方もない作業でできていたのか?と驚きましたが、その言葉を使いこなすというのも果てしないことなんだなと感じてます」。まさにその言葉通り、こちらの質問に対しても一つ一つ、自分の中にある言葉を慎重に探しながら答えを紡いでいく。性格によるところも大きいのだろう。「そもそも人前で話をするのは苦手なんですが…(苦笑)」と、何とも申し訳なさそうに答える彼女がなぜ人前で演技することを生業に選んだのか?「人と何かをするというのが好きなんですね、きっと。高校で演劇をやっていた頃は、ただ漠然と好きでやっていたんです。大学を決めるときにどうしようかと考える時間があったんですが、そこで家族が『自分の好きなことをやればいいよ』と言ってくれたんです。それでお芝居を勉強するための大学に入ったんですが、そのときもまだ女優になれるなんてことは思ってなくて…。やっぱり大きかったのは野田さんのワークショップに行って、プロの現場を初めて見たことですね。どうやっていくのか?というのを漠然とではなくリアルに感じることができたので」。ごく近しい人間の目にも、役に入ったときの彼女は“豹変”しているように映るらしい。「よく言われます(笑)。初めて野田さんと勘三郎さんと一緒に記者会見に出たときも緊張して何も話せなかったんですが(苦笑)、不思議と役を通して何かを伝えたいっていうときはできるんです。自分の中ではスイッチを入れているような感覚はないんですが、見ている人からは『全然違うね』って。それはすごく嬉しいことで、自分ではない何かになって、それが誰かに伝わるってすごいことだなと感じてます」。本作の後には初めて主演を務めた『シャニダールの花』の公開も控えるなど、これからますます彼女を目にする機会が増えるのは間違いない。スクリーンや画面を通じて、ぜひとも宮崎さんが言った“毒”の部分も拝ませてもらいたい。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:舟を編む 2013年4月13日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013「舟を編む」製作委員会
2013年04月12日男性は、プライドの高い生き物。彼らは「プライドを満たす女」を好きになり「プライドをへし折る女」は嫌いになります。ならば、男性のプライドを満たす「快感ワード」を使ってモテまくりましょう。「こんなのはじめて~」は定番ですので、今回は、それ以外で男性のプライドをくすぐるワードをお教えします!■1.「すごい」「すごい」は魔法の言葉。あるキャバ嬢は、何がすごいのかいまいち理解できなくても、とりあえず「すごい」を連発することでNO.1になりました。普段、あまり褒められることのない男性たちは、女性に「すごい」と褒めてもらうだけで嬉しい気持ちになります。概して「すごい」が口癖の女性はもてるのです。言葉に詰まったら、とりあえず「すごい」と言っておきましょう。■2.「〇〇くんのおかげ」男性は、小さい頃から「弱いモノ」と「女の子」は助けるように教育されています。ですから「○○ができるようになったのはあなたのおかげ」「○○になったのはあなたのおかげ」などと言っておくと、「この子は俺がいないとだめなんだなあ」と勘違いし、助けてあげたくなります。そういうものがない場合は「幸せな気持ちになれるのは、あなたのおかげ」とでも言っておきましょう。「おかげ」のおかげで彼との距離がぐっと縮まること間違いなし。■3.「男らしい!」男性が女性化してるこの時代「男らしい男」は滅多に存在しません。滅多にいないからこそ「男らしい男」になるのは世の男性の理想であり、夢なのです。女性が夢中になる男性タレントに中世的な顔立ちが多いのに比べ、男性はオダギリジョーなど野性的な顔立ちの男性タレントを好むのもその理由から。「男らしい」というワードは、かっこいい男でありたいと願う男性陣に、勇気と希望を与えるのです。■4.「器が大きいね」男性は、器を気にする生き物です。細かいことを気にしたり、つまらないことをくよくよ悩んでる姿を見せないように、心の広さと余裕をアピールして強がっている男性も多いでしょう。彼の「強がり」が見え隠れしたときに言うべき言葉が「器が大きいね」です。この言葉で男性は、普段の頑張りが報われた気分になり、あなたに癒しを感じるでしょう。■5.「頑張ってるね」成果主義が取り入れられたとはいえ、まだまだプロセス重視の日本。「頑張ってるよね」というワードは、人間の承認欲求を満たしてくれる魔法の言葉です。男性が、仕事の悩みやグチを言ってきたとき、「頑張っているね」「えらいね」と一言添えてみましょう。頑張りを認めてもらえた気分になって、彼の癒しの存在になれること間違いなし。■6.「あなただけ」女性に対する征服欲が強いのが男性。男性は「あなただけ特別」に弱いのです。「あなたのために○○を買った」からはじまって「こんな話ができるのはあなただけ」「デートするのも、食事するのもあなただけ」と、「あなただけ攻撃」してみましょう。■7.「尊敬してる」男性は、女より優位でいたい生き物です。ならば、「尊敬してる」は、女性をリードしたい男性の心をくすぐる快感ワード。誰にだって尊敬できる部分はあるものです。尊敬できる部分に、焦点を定めて、「○○の部分を尊敬してる」と言いましょう。■8.「だいすき!」「人間は、自分のことを好きな人間が好き」なものです。自分に好意を寄せてくれる人を嫌いになったりはしませんよね。恥ずかしがらず、照れずに、「大好き」と言いましょう。たとえあなたが好みじゃない女の子でも、「大好き」と言われて嫌な男はいませんから。■おわりにどんな女の子がモテると思いますか?スタイルのいい女の子?美人な女の子?性格がいい女の子?いいえ、容姿や性格なんてどうでもいいのです。男のプライドを満たせる女の子こそが真のモテ娘。あなたも「快感ワード」をうまく利用して、素敵な恋をしましょうね!(内野彩華/ハウコレ)
2013年03月31日主人公・ももこ(本田翼)が苦労して就職したデザイン会社は、オシャレなイラストレーターの仕事からは遥か遠かった。個性豊かな仲間に囲まれて、朝も夜もなく、午前3時だろうが絶賛フル稼働のオフィス。学生時代から付き合っていた彼氏とは時間が合わなくなり、すれ違い、彼の浮気発覚、結果別れることに。彼も失い、でも落ち込む暇もないくらい、どんどん降って来る仕事。仕事でもミスを連発。「こんなはずじゃなかったのに、いつかやめてやる!! 」そんな、崩壊寸前のももこの前に、隣の会社に勤める “オトナの男”多賀谷(オダギリジョー)が現れる…。 そんなストーリーで描かれる、“恋”も“仕事”もあきらめない“頑張る女子”のバイブル『午前3時の無法地帯』がドラマとなって、dビデオとBeeTVで20日より配信中! 多賀谷役のオダギリジョーに聞いた撮影秘話をお届けしよう。■多賀谷の役について、どのように役作りしていったのでしょうか? 特に役作りは何もしていませんでした(笑)。原作のコミックを読ませて頂いたのですが、多賀谷は年齢も同じくらいの設定でしょうし、きっと自分が普通に会社に勤めていたとしたら、多賀谷のように責任ある仕事を任されていたり、ちゃんと後輩がいたりするんだろうなと思えていたので、役柄をイメージするのは難しくありませんでした。■多賀谷は商社マンの設定のわりにはサンダルを履いていたりとラフな印象がありました。監督とは事前に役について相談をされたのでしょうか? ほとんどなかったです。きっと僕に任せてくれていたんじゃないかと思います。2人の監督ともに同世代という事もあり、原作を読んで“多賀谷はこんな感じ”というイメージはそんなに温度差もなく、共通したポイントが持てていたのかもしれません。■山下監督は、「多賀谷は素のオダギリジョーさんのようだった」と語っていましたが、自分の中にあるものを引き出した、あるいはないものを監督から要求されたということはありましたか? 素に近いかどうかはわかりませんが、確かに自分の中にああいう一面もあると思います。だからその部分で演じれば“多賀谷っぽさ”になることはわかりました。 ■山下監督と今泉監督の共同監督でしたが、現場には監督が2人ともいらっしゃいましたか? そういうこともありましたが、基本的には話によって担当が分かれていたんです。それでも山下監督の回に今泉監督が見学に来たり、逆に今泉監督の回に山下監督が来たりすることも多々ありましたね。だからといって、口出ししたりアドバイスをしたりすることもなく、お互いに尊重し合っているという感じに見えました。■山下監督との撮影はいかがでしたか? 「深夜食堂」という深夜にやっていたTV番組で山下監督とはご一緒したことはあったのですが、ちゃんと仕事をするのは今回が初めてでした。山下監督はすごくこだわる、ねばる人だなという印象。何回もテストを重ね、本番も重ねるというスタイルをとっていて、想像以上に役者を追い詰めるタイプだったのが意外でした。監督でも色んなタイプの方がいらっしゃいます。意外だったのは、山下監督はどちらかというと1テイク目のリアリティを好むタイプなんじゃないかと思っていたから。ただ、それも作品によるでしょうけどね。■働く女性には、オダギリジョーさんの演じる多賀谷がたまらなく癒されると評判ですが、オダギリジョーさんとしてはいかがですか? ありがたいですね。原作を読んだとき、多賀谷には「年上の包み込むような優しさ」を感じて、原作のイメージを壊さないようにしたいと思っていたので。実際の僕は全くそんな人間ではないですよ(笑)。■朝から晩まで働く女性をみてどう思いますか? 実際、女性の方が根性があると思いますよ。どこの国でもそうなのかもしれないですが、南に行くほど女性が社会を支えている気がします。男の人はずっとお酒を飲んでブラブラしているのに、女性はちゃんと瓶でお水を運んで家庭を守ったりしてますよね(笑)。女性の方が頼れる気がしますし、仕事にしても男性より責任を果たす意志が堅い気がします。ただ女性は無理しがちというところもありますから、そこまで疲れない程度にがんばっていただきたいですけどね。 ■多賀谷がモモコの髪をシャンプーするシーンが女性に好評ですが、あのシーンはどのような気持ちでやられましたか? あのシーンは今泉監督の回でしたよね? 今泉監督は女性的な観点がちゃんと備わっていて、女性が求めているものをちゃんと理解できているんだと思いますね。このシーンでは髪を洗いながら「可愛いね」と言っているんです。これ、本番直前に今泉監督が僕だけに耳元で、みんなに聞こえないように「“可愛いね”って言ってください」と言ってきたんですよ。だから周りから見たら僕が勝手にアドリブで言い出したようにみえたと思うのですが…(苦笑)。実は監督からこのシーンの“ファンタジーさ”みたいなものを影で操られていたんです(笑)。■多賀谷はモモコの良い相談相手ですが、オダギリジョーさんは実生活で後輩の相談相手になることはありますか? また、逆にオダギリジョーさんがモモコのような状況のときに、先輩俳優さんからアドバイスをしてもらったことはありますか? 僕は後輩と遊んだりすることはそんなにないですね。相談されたらもちろんのりますが、僕は考え方がすごく偏っているのであまり良いアドバイスはできないと思います(笑)。逆に、先輩方からはいいアドバイスを頂いてきたのは確かですね。原田芳雄さんなど尊敬できる俳優さんから伺った話というのは、自分の中で息づいていると思います。■山下監督と今泉監督の共同監督でしたが、監督によって、作風の違いはありましたか? 今泉監督は背がすごく高いんです。けど挙動不審なところがあって、話す声も小さくて自信がなさそうに見えるんですね。身体が大きいのに心が小動物のように繊細というのがすごく僕は愛すべきポイントで、面白くて魅力的(笑)。逆に山下監督は身体は小さいけれど、中堅の世代に入って余裕も出てきている感じがしていて、そういう意味でも山下監督と今泉監督はすごく対照的に見えました。そういう違いが作品にもきっと出ているんじゃないかと思います。■山下監督と今泉監督は、元々インディーズの作品を撮られている監督なので、今回のような割と軽いメジャー感のある作品を撮られているお二人の監督をみていかがでしたか? 僕自身、インディーズの人間なので、作品に対する受け止め方はお二人と近いと思います。メジャー感のある作品に対して思うところはありますが、だからこそ“こういう作品はこうあるべき”というのは理解していると思っています。そのメジャーな場でやるべきことをやるということではないでしょうか。■オダギリジョーさんは、自分が定まっていて安定感があるようにみえます。同世代で自分が定まっていない人たちは何をどうしたら良いと思いますか? 20代のときには、“自分が俳優である”ということに固い想いがあり、“僕はこういう俳優でこういう仕事をするべきだ”ということを決めすぎていて、それが仕事を狭めていた部分も多かったと思います。自分の想いや理想からぶれないように仕事をしていました。しかし最近は年をとったせいか、そんなことも実はどうでもいいなという気がしています。自分が今まで人生を捧げてきた俳優とか映画以外にも、世の中には面白いことが沢山ある。そういうことを考えると、“自分が今何を面白いと感じているのか”ということを考えて生きていくのが一番理想的だなと思うようになったんです。まだ30半ばで言うことではないかもしれませんが(笑)。職が定まっていなくても、自分が楽しいと思うことがどれだけ出来ているかということの方が大事な気がしています。 自分の居場所が決まっていない30半ばの大人たちも、自分が不安に思うところがあるなら、その不安を解消すべく動くべきでしょうけど、楽しいものがいくつかあるならば、そこだけに目を向けていいのではないかと思います。他の人や社会の常識と比べる必要はないし、自分は自分でいいんじゃないかと思います。■作品情報『午前3時の無法地帯』配信開始日:3月20日 全12話 更新日:未定 出演:本田翼、オダギリジョー、青柳翔、永岡佑、宇野祥平主題歌:『ネバイナフ』moumoon 監督:山下敦弘「苦役列車」「マイ・バック・ページ」「天然コケッコー」、今泉力哉 ■アクセス方法ドコモの携帯から:【スマホならdビデオ】 dメニュー>dマーケット>dビデオ powered by BeeTV【iモードならBeeTV】 iメニュー>動画>BeeTVPCから: BeeTV (C)BeeTV
2013年03月21日男性は、いつまで経っても子供の気持ちを忘れません。毎週月曜日になれば、少年ジャンプを読んでいる男性が大半です。そこで、少し知っているだけで好感度があがる男子カルチャーをご紹介いたします。1.ワンピースあなたが漫画を読み始めたいと思ったなら、ワンピースで決まりです。現在68巻まで発売されていて、とても読む気になれないと思われるかもしれません。しかし読み出せばあっという間です。とても読みやすいですし、なにより誰かが漫画を貸してくれるはずです。多くのひとと共通の話題ができるし、男性のほうが詳しいです。語りたい裏設定や伏線などがたくさんあります。この作品は鉄板です。2.仮面ライダー仮面ライダーには、昭和シリーズと平成シリーズがあります。平成シリーズの主人公を演じてきた俳優は、オダギリジョー、水嶋ヒロ、佐藤健などそうそうたる顔ぶれです。演じていた俳優の名前を知っているだけでも、話しの入り口になります。また、昭和シリーズのライダーの造形には、目を通しておきましょう。「緑色のトカゲみたいなやついるよね?」「それはアマゾンって言って」と話が膨らみます。3.スター・ウォーズ映画全6作品、必ず見ましょう。これぞ映画という作品です。あなたが知らないだけで多くの作品に影響を与えているので、見ておいて損はないです。フォース、ジェダイ、ダースベイダーなど基本的な語句は覚えておいてください。男性が冗談で使ったときに反応できると、「この子はちゃんとわかっている」と好感を持てます。4.エヴァンゲリヲンこちらも若い男性なら誰もが共通して話せる作品です。アニメ版は見るのに時間がかかるので、エヴァンゲリヲン新劇場版という映画のシリーズを見ましょう。よくわからないという印象を受けるかもしれませんが、男性も全て理解しているひとはいません。謎が謎を呼んでいるのが、魅力的な作品なのです。また、キャラクターの個性にも注目です。5.ラーメンズお笑い好きというからには、通らないといけない芸人、ラーメンズ。自分たちのやりたいことするために、テレビ出演をしないストイックな姿勢で、舞台に立ち続けているコンビ。彼らの舞台は、間違いなく一番チケットが取れない公演です。ラーメンズまでいきついているお笑い好きいうことで、あなたの好感度はあがります。ただ、のめり込みすぎると引かれてしまうので、ほどほどにしておきましょう。おわりにいかがでしたでしょうか?みなさんも、男子が好きなカルチャーの世界に足を踏み入れてみてください。(白武ときお/ハウコレ)
2013年03月15日「まほろ駅前多田便利軒」で第135回直木賞を受賞し、いま最も人気のある作家のひとり、三浦しをんの同名小説を原作に映画化した『舟を編む』。主演の松田龍平を始め、宮崎あおいやオダギリジョーら豪華キャストが出演する本作の予告編がついに解禁となった。辞書「大渡海(だいとかい)」の変人編集部員・馬締光也(まじめみつや)とその同僚たち、そして馬締が下宿先の孫娘・林香具矢(はやしかぐや)に初めて感じたある想いを何とか“言葉”にして伝えようとする、もどかしくも微笑ましいやり取りを描き出す。言葉の海を渡るための舟(=辞書)を編む(=編集する)人々の、言葉と人への愛を謳う感動エンタテインメントとなる本作。原作は現在発行56万部を突破した三浦さんの小説が原作とあって、今回お披露目となった予告編でもゆる~い雰囲気ながらも、ふわりと切ない思いが浮かび上がる独特の仕上がりとなっている。さらに、松田さん演じる“真面目”な主人公・馬締(まじめ)の不器用ながらも苦悩し、力いっぱいにヒロイン・香具矢に告白するシーンは胸キュン必至!また、いつも奇抜なヘアスタイルでスクリーンに姿を現すオダギリさんが、西岡役で出演となった本作ではかなりノーマルなスタイルになっているのにも要注目だ。そのほかにも、先日出演が明らかとなったお笑い芸人「ピース」の又吉直樹がチラリと登場したり、小林薫演じる疲れた雰囲気をまとう編集者っぷりがオジ専の心に刺さりそう!と、豪華で個性的なキャスト陣をしっかりと楽しめる映像となっている。まずはこちらの映像から、本作の愛すべき変わり者たちをとくとご覧あれ。『舟を編む』は、2013年4月13日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの特別映像はcinemacafe.net記事ページより、ご覧いただけます。© 2013「舟を編む」製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:舟を編む 2013年4月13日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013「舟を編む」製作委員会
2012年12月26日56万部を突破した三浦しをん氏の同名小説を松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョーらを迎えて映画化する『舟を編む』に、ピースの又吉直樹、麻生久美子らが出演することが発表された。その他の写真本作は、ある出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書“大渡海(だいとかい)”の製作に奮闘する編集者たちの姿を描いた作品。又吉と麻生は、松田演じる変わり者の編集者・馬締光也を中心とした個性豊かな編集部のメンバーと関わる、辞書の装丁デザイナー上田役(又吉)と、『大渡海』をPRする役割を担う女優役(麻生)を演じる。さらに、編集部と共に辞書を作り上げていく登場人物として、宇野祥平、波岡一喜、森岡龍、斎藤嘉樹の名前も発表された。読書家として知られ、執筆活動も行っている又吉は、「辞書を読むのは好きですね。家に国語辞典だけで4、5冊あります」と、広辞苑など多数の辞書を愛用する無類の本好きだという。「今のコンビ名“ピース”も、なかなか思い浮かばなかったので、カタカナ語辞典で適当に開いて指さした単語にしようと思ったら“スカベンジャー”って出て。でも意味を見たら“ウジ虫”って書いてあって、『絶対あかんやん』ってやめたんですけど」と明かす。「日常的に辞書は引いてきました」という又吉は、「辞書作りの人のことまでは考えたことなかったので、すごい面白いなと思いました。辞書作りって、共通認識を作っていく仕事なんですよね。『アイス食べたいけど、太るからどうしよう』みたいな、言葉では言い表せられない、“精神内部で感情がぶつかり合うこの感じ”って思っていたら、『それ“葛藤”やで』って、みんなが一発でわかるように言葉を決定していくイメージ。言葉にならない感情を言っていって、横から言葉にしていくっていうものだと感じました。松田さんとオダギリさんは、やっぱり雰囲気があって声が心地よかったです」と語っていた。『舟を編む』2013年4月13日(土)丸の内ピカデリーほか全国公開
2012年12月19日元祖・韓国ドラマブームの立役者、ユン・ソクホ監督が新世代の俳優たちを迎えて贈る純情ラブストーリー「ラブレイン」。主演のチャン・グンソク、ユナ(少女時代)が70年代と現代の2つの時代に生きる男女を1人2役で全く違う顔で演じているという魅力に加え、観る者をとらえるのが2人を取り巻くキャラクターたちとの、もどかしくも胸きゅんする三角関係の恋愛である。その中でいま次代スターとして注目を集めているのがこの2人、キム・シフとキム・ヨングァンである。本人の言葉を交えながら、その魅力をフィーチャー!まず1人目は、“第2のウォンビン”の異名で脚光を集める24歳、キム・シフ。彼もまた、グンソク扮するイナの親友であり、ユナ扮するユニに熱い愛情を傾けるキザ男・ドンウクと、彼の息子でイナの息子・ジュン(グンソク)の幼なじみであるソンホの1人2役を演じている。17歳でパク・チャヌク監督の代表作『親切なクムジャさん』で重要な役に抜擢され、脚光を集めたシフは、その後日本でもスマッシュヒットとなった『サニー 永遠の仲間たち』やチャン・ドンゴン&オダギリジョー主演の『マイウェイ12,000キロの真実』など、確実な存在感を示してきている彼。「ラブレイン」では、その甘いマスクと低いトーンの声で、大学内でのカリスマ的プレイボーイという役どころが見事にハマっているが、その息子・ジュン役ではギラギラとした“肉食系”オーラを削ぎ落とし、温厚で爽やかな好青年に変身している。中でも見どころは、70年代におけるユナ扮するユニを巡るシフ&グンソクの三角関係の恋愛だろう。スタートダッシュでは、奥手のイナ(グンソク)に対し、シフ扮するドンウクは猛烈アピールでユニのハートをゲットしたかに見せるが、そうスムーズに恋愛は成就せず…。男の親友同士ならではの恋のバトルにぜひご注目を。ちなみに、緊急来日中のキム・シフはプレス懇親会を新大久保のカフェ「THE SECRET」にて一般公開する形で行ったところ、日韓メディア関係者やファンが詰めかけ、大盛況の日本デビューを飾った。一方、時は過ぎ、現代の恋愛事情はまた少し異なるようで、グンソクは奥手で純朴な青年から逆に“オレ様”スタイルで、ユニの娘・ハナの乙女心をとらえていく。それに待ったをかけるのが、キム・ヨングァン扮するテソンだ。ハナ自身も想いを寄せる大学の先輩で、スポーツも万能、性格も温厚と文句なしの男性像なのだが…「なぜドラマではいつも妙な展開になって、(ヒロインが)悪い男と恋に落ちるのか分かりません。いつも女性の近くに善良な男性がいるのに…」とヨングァンも不服を立てるように、テソンとハナの恋も“タイミング”で一変してしまうのだ。そんなヨングァンはモデルとして国際的に活躍してきた、まさに正統派のイケメン。まだ俳優としてのキャリアが浅い彼にとって本作は、大抜擢となった。「大御所の監督からオファーがあって、演技の経験が少ない僕を選んでくれて嬉しいし、感謝しています。初めは台本を見て出演は少ないと思ったのですが、段々と出番が増えて嬉しかったです。いいチャンスが来たと思いました」という言葉からも、彼の本作に賭ける“俳優”への意気込みが感じられる。続けて「演技に対する欲というものは常にもっています。いま活躍している大先輩の方々を見て“あんなふうになりたい”というのではなく、自分なりに人と違う演技をして、良い俳優と言われるようになりたい」と話す。ちなみに、劇中ではそっと好きな女性を後ろから支えるさりげない愛情を見せるヨングァンだが、本人は「僕はそうではありません」とバッサリ。「テソンは温かく親切で礼儀正しいです。普段の僕は性格にトゲがありますね。無口なところだけは似ています。他人の目から見てどうかは分かりませんが、普段は少し短気な性格ですから」と自身の性格を端的に説明するヨングァン。実際の彼の素顔は、どうやら劇中とは真逆のよう…?キム・シフとキム・ヨングァン、2人の全く異なるタイプの新しい才能に、ぜひこの秋目を向けてみませんか?特集:トキメキ秋の韓ドラLOVE「ラブレイン」DVD&ブルーレイ<セル>「ラブレイン<完全版>DVD&ブルーレイBOX※未公開シーン約31分追加、テレビ放送版より1話多い全21話ディレクターズカット完全版BOX1(第1話~5話収録)DVD 7,980円(税込)Blu-ray 10,080円(税込)発売中BOX2(第6話~13話収録)DVD 15,960円(税込)Blu-ray 20,160円(税込)発売日:9月14日(金)BOX3(第14話~21話収録)DVD 15,960円(税込)Blu-ray 20,160円(税込)発売日:10月2日(火)<レンタル>vol.1~4レンタル中vol.5~79月19日(水)レンタル開始vol.8~1010月3日(火)レンタル開始発売元:「ラブレイン」製作委員会/販売元:ポニーキャニオン<放送情報>BSフジにて毎週月曜18:00~放送中公式サイト:■関連作品:ラブレイン [海外TVドラマ]
2012年09月07日