場面緘黙って?出典 : 緘黙(かんもく)とは、発声器官には問題がなく、言語能力があると認められているにもかかわらず、特定の場面などでしゃべることができなくなってしまうことをいいます。2014年に出版されたアメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計のマニュアル』第5版) において、場面緘黙症は不安障害の一種とされています。場面緘黙は、本人が自分の意思で話す場所を選んでいるのではありません。一定の状況におかれると、どうしても話すことができないのです。(同義で「選択性緘黙」という呼称もありますが、この記事では場面緘黙と表記します。)『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計のマニュアル』第5版)場面緘黙の特徴とよくある誤解出典 : 場面緘黙は、子どもが、学校や公共の場所などの特定の場面で話せなくなることです。家庭では問題なく流暢にことばを話せている子どもについて学校の先生から「お子さんは学校で話しません」と聞かされ、その症状をはじめて認識し、びっくりする保護者も多くいます。場面緘黙がある子どもはわざと「話さない」わけではありません。周りにはそのように誤解されやすいのですが、緘黙児は不安や緊張があるため「話せない」のです。これは症状を理解するために、とても重要なポイントになります。また「時間が経過すれば自然と治る」と思われがちですが大人になっても緘黙が続いたり、また大人になってから発症することもあります。「大人の場面緘黙」に関しては、社会的な認知度は子どもの場面緘黙よりさらに低く、あまり知られていません。大人が発症する場合、既往歴をみると子ども時代にまで遡れる場合がほとんどですが、子どもの頃の緘黙に関して、はっきりとした自覚症状がない大人の当事者もいます。参考:かんもくネット参考:かんもくネット (著)『場面緘黙Q&A―幼稚園や学校でおしゃべりできない子どもたち』学苑社 (2008)場面緘黙はなぜ起こるの?原因は?Upload By 発達障害のキホン場面緘黙は単一の原因で生じる状態ではありません。影響している要因は人によってさまざまで、いくつかが複雑に絡み合って生じます。はっきりとしたメカニズムはわかっていませんが、さまざまな仮説に基づいて検証が行われています。場面緘黙が生じやすい要因としては主に以下の項目が挙げられます。◇行動抑制的な気質(生物学的な要因)一般的に繊細で感じやすく、何かに慣れるのに時間がかかったり、人見知りが激しい気質を持った子どもがいたりします(赤ちゃんの時に、そのような性質があった子どもを含む)。このような繊細な子どもは、集団行動や対人関係において「他人に対して慎重な態度をとる」「目立つことを嫌う」「新しい状況になじむのに時間がかかる」という傾向が挙げられます。繊細さはどこから生まれるのでしょうか?その多くは先天的な脳のはたらきに起因していると言われています。行動抑制的な気質が起こる原因には、危険に反応する脳である「扁桃体」が大きく関係しているのではないかという研究仮説があります。場面緘黙がある子どもは、脳の扁桃体の反応する閾値(反応を引き起こすのに必要な刺激や入力の最小限の値)が低く、刺激に対して過敏に反応してしまうのです。この気質を持った子どもたちは危険を感じる程度が、普通の人よりも敏感で繊細なために、小さな刺激に大きな不安を感じてしまうのではないかといわれています。そのため、家などのリラックスしてくつろぐことのできる不安の少ない環境ではことばが話せるのに、人が集まる学校などでは些細なことでも不安を感じやすく、行動を抑制してしまうことから「話せない」状態になっているのではないかとみられています。参考:危険に反応する脳扁桃体(へんとうたい)のメカニズム◇認知の偏り緘黙がある子どものなかには、ことばの発達の遅れや発達の凸凹(発達障害)などが起因している場合があります(発達障害とのかかわりについてはのちの章で解説します)。・感覚過敏(光や音に敏感、食べ物や衣服に好き嫌いが激しくあるなど)・物事の受け取り方や考え方に偏りがある・ことばの意味の理解に時間がかかる、単語を思い浮かべたり文章構成に時間がかかる・発達障害(未診断を含む)◇話しことばの理解およそ3分の1の緘黙児に話しことばや言語の問題があるといわれています。家庭より複雑で高度なコミュニケーションが求められるところでの会話が難しいと感じる子どもがいます。バイリンガル環境におかれている子どもに場面緘黙が発症するのもこの要因に含まれます。◇身体・運動身体の育ちや身体能力が緘黙の要因になる場合があります。・運動の不得手・非言語領域の問題(雰囲気を汲み取った行動ができない、不器用など)・身体発達の問題(身体発達がゆっくりしている、動きがぎこちない、バランスがとりづらいなど)◇環境要因緘黙の発症に関わる環境要因は、単純なロケーションの問題に限りません。その環境が継続的/断続的だったのか、ある期間の作用/一回の出来事だったのかなどによって起因する場合が異なります。またその場所や出来事の組み合わせについても、保護者や教師の客観的な認識と本当の原因が異なる場合があります。「子どもの主観的な体験がどうだったのか」という視点で考えることが必要だといわれています。直接場所に関係する要因、クラスメイトとの関係や、心身への危害など外からの負荷一般、以下のような項目がこの要因に含まれます。・急激な環境の変化(転校やクラス替え、引っ越しなど)・恐怖や失敗、辛い体験(いじめ、病気やけが、傷つくことを言われたなど)以前は過保護や無関心な態度など、親の育て方が場面緘黙の原因になり得ると、家族要因に結び付けた研究も多く発表されましたが、近年ではそういった説は撤回されています。養育方針やしつけの方法、家族関係などについて、場面緘黙がある子どもの親と場面緘黙がない親の間に違いは見られないということが立証されています。参考:『場面緘黙Q&A』かんもくネット著/角田圭子編(学苑社2008年)発達障害と場面緘黙出典 : 場面緘黙は医学上の定義では不安障害の一種と考えられており、発達障害には含まれていません。5歳前後で発症することが多いといわれています。しかし、教育分野や行政政策の上では「場面緘黙」は発達障害者支援法の対象になっています。学術的な発達障害と行政政策上の発達障害が一致していないことに混乱する保護者の方もおられるでしょう。実際のところ、場面緘黙がある子どものうち、発達障害が場面緘黙の発症に影響したと考えられる子どもがいます。これら疾患の因果関係については、実際は明確な診断分けが難しい場合も多いとされています。「場面緘黙は発達障害と併存することがある」ととらえたほうが、場面緘黙がある子どもの手立てを考える上で有効だといえるでしょう。2000年にアメリカの学会でクリステンセンが発表した説によると、発達障害は、不安障害と同じくらい場面緘黙と併存しやすいといわれています。コミュニケーション障害、発達性協調運動障害、軽度精神発達遅滞、アスペルガー症候群などとの併存が多いようです。,H.(2000):”SMandcomorbidity with developmental disorder/delay,anxiety disorder,and elimination disorder”.J Am Acad Child Adolesc Psychiatry 39:249-256,2000.(「場面緘黙症と発達障害/遅れ、不安障害、排泄障害の併存」)参考:場面緘黙(選択性緘黙)の多様性―その臨床と教育―発達障害者支援法発達障害は見た目にわかる障害ではありません。早期発見・早期治療が大切であるとされていますが、見過ごされることもあります。発達障害がある(もしくはその疑いがある)子どもに対して、環境調整など適切な対応がなされなかった場合、その子にとって受け入れられない問題が生じ、場面緘黙になる場合があります。子どもの特性が理解されないまま、失敗経験を繰り返し、自己評価を下げることにつながります。このような場合、場面緘黙の症状に限って対処を行っても、改善がみられないことがあります。大人の場面緘黙の原因出典 : 場面緘黙の状態が青年期以降も続くケースがあります。大人の場合も、子どもの場合と同様に「話さない」のではなく「話せない」状況のことをいいます。場面緘黙は小児期に発症することが多く、早期発見、早期支援が大切だといわれていますが、まだまだあまり世間的に知られていないという側面もあり、適切な支援をうけられなかったケースが少なくありません。大人の場面緘黙の原因は、小児期に発症し、それが継続ないし再発する場合がほとんどです。小児期の場面緘黙について自覚症状がないことや、見過ごされている場合もあります。成人後も場面緘黙の症状に苦しむ人や、症状が軽減された後も会話が苦手と認識している人もいます。参考:青年・成人用場面緘黙リーフレット場面緘黙の早期発見・早期対応の重要性出典 : 今まで、場面緘黙は「時間がたてば治る」「自然としゃべれるようになる」と誤解され、症状があっても特に手立てを打たず、場面緘黙を長引かせるということがありました。現在、日本では「自然に治る」という見方は適切でないとされ、早期発見・早期治療が重要とされています。多くの緘黙児の治療と支援を行ってきたアメリカの場面緘黙症不安研究治療センター(スマート・センター)の臨床研究などをふまえた結論です。アメリカの場面緘黙症不安研究治療センター(スマート・センター)子どもの場面緘黙のケアに対して警鐘が鳴らされつつある背景には、日本であまり知られていなかった大人の場面緘黙に対する研究や、認知度が深まっていることがあげられます。子どもの頃の場面緘黙を長引かせたことが原因で、大人になってからうつなどの「後遺症」(二次障害)に苦しむケースの当事者が、その声をあげ始めていることに起因します。参考:緘黙症体験記集場面緘黙のある子どもは、本人が困っていても、「おとなしい子」などと捉えられたり、本人が訴えることが難しかったりするため、見落とされたり放置されたりすることもあります。早期発見には本人から直接様子を聞くだけではなく、友達や友達の保護者とのコミュニケーション、授業参観の機会なども大切になります。困っている様子がみられれば、早めに保健センターや児童相談所、学校のスクールカウンセラーなど相談先に連絡してみましょう。まとめ出典 : 子どもの場面緘黙は2~5歳の入園や小学校入学時、または小学校低学年までに発症するといわれています。集団活動が始まってはじめて、その不安から生じると考えられます。原因は本文に挙げた通りたくさんの要因が考えられますが、しつけの問題ではありません。着実に対応し改善を図るためには、まずは子どもがどんな要因を抱えているか探ることが重要です。親御さんはお子さんの様子をしっかり受け止め、学校などとも協力しながら、場面緘黙を長期化させない工夫をすすめていけるとよいですね。
2017年05月31日DCコミックスが贈る『ワンダーウーマン』のワールドプレミアが、ハリウッドのパンテージ・シアターにて現地時間の5月25日に行われ、ガル・ガドット、クリス・パインら主要キャストたちが集結した。本作は、「最強のスーパーヒーロー TOP50」で数多いるスーパーヒーローを抑え、No.1に選ばれるほどの人気を誇る”美女戦士ワンダーウーマン”を、「世界で最も美しい顔100人」で2位に選ばれた完璧な美貌と兵役経験による“圧倒的”アクションセンスを持つセクシーなスーパー美女、ガルが演じる話題作。ワールドプレミアには、主演のガルをはじめ、ワンダーウーマンが初めて目にした男性でパイロットのスティーブ役を演じたクリス、ワンダーウーマンの母で彼女が島を離れることに反対するヒッポリタ女王役を演じたコニー・ニールセンら主要キャスト陣に加え、パティ・ジェンキンス監督ら製作陣がレッドカーペットに登場。会場には2,000人以上のファンが詰め掛け、中にはワンダーウーマンさながらのコスチュームを身にまとった女性ファンの姿も。そんなワンダーウーマンに扮した女性ファンは、「ガル・ガドットは『トゥームレイダー』のアンジェリーナ・ジョリー以来の、強くて勇気をくれる女性だと思うわ。彼女が演じるワンダーウーマンの活躍がすごく楽しみ!」と期待を寄せている。この日、最も大歓声があがり、ファンが熱狂したのは、まるでワンダーウーマンを体現するかのような、赤いゴージャスでセクシーなドレスで登場したガル。作品が非常に高い評価を集めていることに対してガルは、「とても光栄です。ありがたいと思っているし、感謝しています。この作品がみなさんに見てもらえるのがすごく楽しみです」と作品への自信を覗かせていた。一方、美と強さの秘訣を問われると、「ありがとう。全然そんなことは思わないけれど親に感謝だわ。顔をよく洗って清潔にし、へルシーなものを食べるようにしています。自然が一番。やりすぎないことが大事ね」と明かしていた。また、ダークナイト3部作も手掛けたプロデューサーのチャールズ・ローヴェンは、「この映画で本当に嬉しいことは、ワンダーウーマンとして完璧なガル・ガドットを起用できたこと、スティーブ・トレバー役にクリス・パインが起用できたことだね」と語り、ジェンキンス監督については「エモーショナルで完璧なストーリーを作ってくれた。彼女は常にベストに向かってあきらめないし、ユーモアのセンスも抜群なんだ」と絶賛していた。そして、『ワンダーウーマン』の全米公開を直前に控え、マスコミ・批評家によるアーリーレビュー解禁となったアメリカでは、「ガル・ガドットはワンダーウーマン同様に素晴らしい存在。本当のヒーローの希望」(Alisha Grauso;Forbes ほか) 、「この映画にはいままでにないユーモアと魂があります。そして、ガドットとパインは死ぬほどチャーミングでした」(Kate Erbland; Rolling Stones 編集者)と早くも絶賛の嵐。さらに、注目されているのは感動的なストーリー。プリンセス・ダイアナは育った島を離れ、「世界を救う」ためにワンダーウーマンとして特別なチカラに目覚め、人々の為に立ち上がる。しかし、彼女が立ち上がる勇気とその決断には一筋縄ではいかないドラマチックな展開があるようで、「面白くて、楽しくて、感激する」(Molly Freeman;Screen Rant ほか)、「『ワンダーウーマン』は強いメッセージがあると同時に愉快でもあり、感動もします。自分の理想を超える映画でした」(Terri Schwartz;IGN)とそんなストーリーにも絶賛の声が集まっており、全ての人が勇気をもらえる作品となっているようだ。『ワンダーウーマン』は8月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2017年05月26日アイアンマンやスパイダーマンなどで知られるマーベル・スタジオが贈る、ベネディクト・カンバーバッチ主演最新作『ドクター・ストレンジ』。先日、本作の“おまけシーン”に、ドクター・ストレンジと“アベンジャーズ”のメンバーで神の国アスガルドの最強戦士ソー(クリス・ヘムズワース)との会話シーンが収録されていることが話題を呼んだばかりだが、ストレンジが世界を救うために魔術による壮絶なバトルを繰り広げていたとき、ソーはいったい何をしていたのか?その謎が明かされる(?)、知られざるソーの生活を描いたボーナス映像「帰ってきた“チーム・ソー”」の一部が到着した。突然の事故で、天才外科医としての華麗なる人生を奪われたドクター・ストレンジが、神秘的な魔術により、時間と空間の概念を超えた“闇の魔術”との戦いへと身を投じていく本作。ドクター・ストレンジの戦いの一方、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、世界の危機を救ってきた“アベンジャーズ”はアイアンマンとキャプテン・アメリカが対立。アイアンマンのチームにも、キャプテン・アメリカのチームにも属さなかったソーは、なんとオーストラリアで一般人男性ダリルとルームシェアをしながら、2人で“チーム・ソー”を結成していたのだ。今回解禁された『ドクター・ストレンジ』MovieNEXに収録されるボーナス映像では、神ソーと人間ダリルの、なんとも“カミ合わない”、ゆる~い生活の様子が収められている。カボチャとアスガルドの硬貨を目の前に、「これじゃ家賃を払えない」と困惑するダリル。「アスガルドではこの硬貨は、数億兆ドルに相当する。大金持ち!」と豪語するソーに、ダリルは「(地球では)両替できない。それより働いたら?」と冷静に提案するも…。「本気か。俺の仕事は地球を救うこと。お前が働け」と反論したり、普段デスクワークをしているダリルを「機械に言葉を打ち込むのが仕事か?」と茶化したりと言いたい放題。その後も、ソーのマイペースならぬ、神ペースな持論に終始ふり回されるダリル。果たして、チーム・ソーの未来は!?ソーを演じるヘムズワースのコメディセンスと、その筋肉にも要注目。最新作『マイティ・ソー バトルロイヤル』の公開を、日米同日の11月3日(金・祝)に控えるソーからも目が離せない。『ドクター・ストレンジ』はデジタル先行配信中。MovieNEXは6月2日(金)よりリリース。『マイティ・ソー バトルロイヤル』は11月3日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開(C) 2016MARVEL
2017年05月26日フランケンシュタイン、透明人間、ドラキュラなど数々のモンスターを生み出してきたユニバーサル・ピクチャーズが、トム・クルーズ主演『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を皮切りに、往年のモンスター映画を次世代向けにリメイク!その名も「ダーク・ユニバース」としてシリーズ化することを発表し、特別映像と豪華スターが集結したスペシャルショットが公開された。『魔人ドラキュラ』『ミイラ再生』『透明人間』『フランケンシュタインの花嫁』『狼男』『オペラ座の怪人』などのクラシック・モンスター映画のダイジェストと共に、「ダーク・ユニバース」の誕生を知らせる特別映像。ユニバーサルのクラシック・モンスターシリーズがこれまで築いてきた歴史を、改めて確認することができる。“DARK UNIVERSE”という黒に染め上げられたモーションロゴにかかるテーマ曲は、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をはじめティム・バートン作品の音楽を長年担当してきたダニー・エルフマンによるもの。その記念すべき新シリーズの立ち上げとなるのは、1932年、ユニバーサル・スタジオが世に送り出した『ミイラ再生』(原題:The Mummy)を現代に生まれ変わらせた『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(7月28日公開)。新たなロゴも、同作から初めて劇場でお披露目される。この「ダーク・ユニバース」のクリエイティブの中核を担うのは、『ザ・マミー』の監督兼プロデューサーを務めるアレックス・カーツマンと、史上最高額の全世界オープニングを記録した『ワイルド・スピード ICE BREAK』をはじめ6作の「ワイルド・スピード」シリーズを手がけてきクリス・モーガンだ。さらに、アカデミー賞を受賞したクリストファー・マッカリー(「ミッション:インポッシブル」シリーズ、『ユージュアル・サスペクツ』)や、デヴィッド・コープ(『宇宙戦争』『ジュラシック・パーク』)といったプロフェッショナルが、本プロジェクトに参加する。カーツマンとモーガンは、「ユニバーサルから往年のモンスター・キャラクターを現代に甦らせるという話を受けたとき、継承した遺産に敬意を払いながら、同時に近代的なアドベンチャー映画にしなくてはいけないという責任を感じた。ぼくらがダーク・ユニバースの構想を練りだしてから、スタジオと仲間達が難題を突き付けつつも支えてくれた。この先もファンを夢中にし続け、新しいシリーズの想像力をかきたててくれればいいなと思っている」とのコメントを発表している。また、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』に次ぐダーク・ユニバースの次回作には、『フランケンシュタインの花嫁』(仮題)を予定。映画史上最大のミュージカル映画となった『美女と野獣』を手がけたアカデミー受賞監督ビル・コンドンがメガホンをとり、2019年2月14日(木)に全米公開予定。その“花嫁”となる主演女優は近日発表される予定というが、ダーク・ユニバース作品は、世界的スーパースターと期待の新星が象徴的なキャラクターに起用されることが一番の特徴となるらしい。新たに“透明人間”と“フランケンシュタイン”をそれぞれ演じるのは、共に7月公開の『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』に出演している大スターのジョニー・デップと、アカデミー俳優ハビエル・バルデム。このたび解禁となったスペシャルショットでは、この2人が、『ザ・マミー』で主人公ニックを演じるトム、ヘンリー・ジキル博士を演じるオスカー俳優ラッセル・クロウ、タイトルロールである“呪われた王女ミイラ”、アマネットを演じるソフィア・ブテラと共に集結。そして、一連のダーク・ユニバース作品を繋ぎ合わせるのは、多国籍の人物たちから成る“プロディジウム”という秘密組織だ。謎に包まれた天才、ヘンリー・ジキル博士(ラッセル・クロウ)を筆頭に、モンスターという形でこの世に存在する悪を追い、研究し、必要であれば破壊することがプロディジウムの目的であり、どんな政府機関にも属さず、何千年もの間、明かされることのない手法で文明社会と隣り合わせにある悪の存在から人々を守る役目を担っている。もちろん、ダーク・ユニバースの第1弾作品となる『ザ・マミー』にも登場するこの“プロディジウム”。今後、どのような形でシリーズ作品に関わってくるのか、期待大。スーパーヒーローのシリーズとはまたひと味違う、往年のモンスターたちが現代に蘇る新シリーズに引き続き注目していて。『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』は7月28日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月24日デンゼル・ワシントンにクリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホンら、7人の偉大なる男たちの熱き生き様を描いたアクション超大作『マグニフィセント・セブン』。いよいよ5月24日(水)にブルーレイ&DVDが発売となることに合わせ、アントワーン・フークア監督と、デンゼルら7人のキャストが一堂に会した画ヂカラがすごすぎる特典映像<7人の俳優と監督によるトークセッション>の一部が公開された。南北戦争の数年後、アメリカの小さな田舎町を舞台に、冷酷非道な悪漢・ボーグ(ピーター・サースガード)への復讐依頼を受けた賞金稼ぎのサム(デンゼル・ワシントン)、ギャンブラーのファラデー(クリス・プラット)など、荒れ果てた大地にやってきた“ワケありのアウトロー7人”が、拳銃、斧、ナイフ、弓矢などそれぞれの武器を手に命がけの戦いに挑んでいく――。このたび本作から公開された映像は、ブルーレイの特典映像として40分に及び収録される<7人の俳優と監督によるトークセッション>の一部。フークア監督とともに、デンゼル、クリス、イーサン、ビョンホン、ヴィンセント・ドノフリオ、マーティン・センスマイヤー、マヌエル・ガルシア=ルルフォという“ワケありのアウトロー7人”を演じた全員がそろった超豪華なトークセッションとなっている。『トレーニング デイ』でアカデミー賞を獲得したデンゼルと、『イコライザー』に続いて3度目のタッグが実現したフークア監督は、「僕にとって忘れられない瞬間は、デンゼルが出演を承諾してくれたときだ」と口火を切り、「そして、イーサン、クリス、ヴィンセント、マヌエル、マーティン、BH(ビョンホン)からの承諾だ。彼らに支持された瞬間が忘れられない」と感慨深げに明かす。監督もキャストも、皆が共演を喜び、憧れ、尊敬するデンゼルが、「映画作りは簡単じゃない。この作品は特にそうだった。汗だくになるし、厳しい環境だ。でも毎日の終わりにはいい気分だった」と言うと、キャスト一同が大きくうなずく。ビョンホンが暑さや湿気など「最悪のコンディションがみんなを1つにした」と語ると、彼と劇中でコンビを組んだイーサンも「BHと教会の上でひと月も撮影した」と語り、「ランチに僕らだけ取り残された」と激白、一同に笑いが起こるひと幕も。また、演じたファラデー同様にお調子者のクリスは、「撮影中は神が見守ってくれていた。皆と最高の時間が持てたし、ずっと神の存在を感じていたよ」と超真面目に話しているかと思えば、「僕にとっての素晴らしい時間は皆との親密な時間だ。それとバス釣りだね」と“らしさ”を出し、「ほぼ毎日(釣りに)行って、大物を釣った。毎日バス釣りだよ!」と語り、場を盛り上げている。今回の映像は、40分に及ぶトークセッションのほんの一部。ほかにも、シーンごとの撮影に関する苦労やその時々の思いをそれぞれが語るなど、彼らの仲の良さが伝わる和気あいあいとした映像となっている。『マグニフィセント・セブン』ブルーレイ&DVD&4KUHDは5月24日(水)発売&レンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マグニフィセント・セブン 2017年1月27日より全国にて公開(C) 2016 Sony Pictures Entertainment(Japan)Inc.
2017年05月23日シャネル(CHANEL)が新作フレグランス「ガブリエル シャネル」を2017年秋、発売する予定だ。発売に先駆け、女優クリステン スチュワートが新アイコンに起用されることが発表された。2017年9月よりスタート予定のキャンペーンでは、フィルムの制作・撮影監督をイギリス人ディレクター・リンガン レドウィッジが、広告ビジュアルをフォトグラファーのカリム サドリが手掛けた。女優として活躍するクリステン スチュワートは、2013年からシャネルのアンバサダーを務める。すでに、2013・14年 メティエダール コレクション パリ - ダラス、2015・16年メティエダールコレクション “パリ イン ローマ”の広告キャンペーンにおいてミューズをつとめ、新作のハンドバッグ「ガブリエル ドゥ シャネル」のキャンペーンにも起用されている。さらに、2016年のアイメークアップ コレクションを皮切りに、メークアップキャンペーンにも登場する。彼女は『パニック・ルーム』で一躍注目を浴び、他にも『イントゥ・ザ・ワイルド』、『トワイライト』シリーズ、『オン・ザ・ロード』、『アクトレス~女たちの舞台~』、『アリスのままで』、『カフェ・ソサエティ』、『パーソナル・ショッパー』など数々の有名作品でその演技力が高く評価されている。クリステンは、2017年公開予定のクレイグ ウィリアム マクニール監督作品『Lizzie』で主演も務める。また、彼女自身が監督デビューを果たしたショートフィルム『Come Swim』が2017年1月のサンダンス映画祭で公開された。本作品は、2017年5月に行われるカンヌ国際映画祭でも上映される予定。
2017年05月22日17日に52歳で死去したクリス・コーネルの死因が自殺であることが明らかになった。ロックバンド・サウンドガーデンやオーディオスレイヴのボーカルとして活躍したクリスが、ミシガン州デトロイトのMGMグランド・ホテルの一室で首を吊って死に至ったと検視局が発表した。ウェイン郡検視局は18日に声明を出し、「死因は縊死自殺であることが判明しました。検視報告はまだ完成していない状況です。現在のところ、これ以上の情報はございません」と発表した。死の数時間前には、クリスはサウンドガーデンのツアーの一環でフォックス・シアターでの満員御礼のコンサートでパフォーマンスを行っており、クリスの死は「突然で予期せぬ」死だったようだ。さらに、クリスはニューアルバムにも取り掛かっていたところだったと、ギターのキム・セイルがクリスの死の直前にビルボードに明かしていたばかりだった。「ここ数年、ちょこちょこ曲作りのセッションをしてたんだ。4人全員がみんな都合のついて集まる時期を調整してさ。お互いそれぞれがやってきたこと、自分で書いたものを見せ合って、このプロセスから何かできるかっていうのをみるためにね」(C)BANG Media International
2017年05月20日ロックバンド・サウンドガーデンやオーディオスレイヴのボーカルとして知られているクリス・コーネルが死去した。52歳だった。クリスの代理人が17日、その訃報を発表した。クリスは死の数時間前、サウンドガーデンのチケット完売ツアーのミシガン州デトロイト公演をフォックス・シアターで行っており、今回の死は遺族やファンにとっても突然の悲報となっている。現在死因については司法解剖が行われていると見られており、クリスの遺族はプライバシーを求めている。クリスとキム・テイル、マット・キャメロン、ベン・シェパードで構成されるサウンドガーデンは、19日にもオハイオ州コロンバスでの公演が控えており、今月27日のオクラホマ公演で北米ツアーの幕を閉じる予定となっていた。サウンドガーデンは1997年に一度解散したものの2010年に再結成し、2012年にリリースした『キング・アニマル』がクリスにとって同バンドでの遺作となった。13年間の活動休止期間中、クリスはアルコール中毒によりリハビリ施設入りしたこともあった。(C)BANG Media International
2017年05月19日4月30日にはフォート・ロック・フェスティバルに出演していた(写真:AKM Images/アフロ) ロックバンド「サウンドガーデン」「オーディオスレイヴ」でボーカルを務めるクリス・コーネルが17日、52歳で死去した。デトロイトでサウンドガーデンのライブが行われた直後のことだった。 コーネルの代理人は以下の声明を発表。 「クリス・コーネルは水曜の夜、デトロイトで死去しました。妻ヴィッキーをはじめとした彼の家族は、予想外の突然の死にひどくショックを受けています。彼女たちは現在、死因の特定するため、検視官に協力しています。ファンの皆様の変わらぬ愛情と忠誠に感謝を申し上げつつ、プライバシーの尊重をお願い致します」 コーネルは1984年、シアトルでサウンドガーデンを結成、グランジシーンを牽引した。1992年にリリースしたシングル「Hunger Strike」のヒットを受け、1994年の4枚目のアルバム「Superunknown」は500万枚以上を売り上げた。しかし、ギタリストのキム・セイルとの不仲から1998年にサウンドガーデンは解散。 2001年からはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(RATM)のトム・モレロらとオーディオスレイヴを結成。2007年、RATMの再結成をきっかけに脱退し、2010年にはサウンドガーデンを再結成していた。
2017年05月18日昔もいまも、映画のなかで列車や駅はとても重要な場所として描かれてきました。たとえば個人的に好きな映画でいうと、旅の途中で出会う男女の一夜のラブストーリー『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』、自分と家族の関係を見つめ直すヒューマンコメディ『ダージリン急行』、ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーが初共演したロマンチックミステリー『ツーリスト』も長距離列車で主人公たちが出会い、物語が進んでいきます。サスペンスやアクション映画の舞台としても数多く使われていますし、列車と映画をキーワードに調べていくとなかなかどうして奥深い。そんなふうに列車と映画について調べたくなったのは、今回ピックアップした『僕とカミンスキーの旅』で描かれる列車の旅が印象的だったからです。この映画は、31歳の青年ゼバスティアン(ダニエル・ブリュール)と85歳の老人カミンスキー(イェスパー・クリステンセン)が西ヨーロッパを旅するロードムービー。…と、その前にカミンスキーって誰?となると思いますが、彼はフランスの画家アンリ・マティスの最後の弟子であり、パブロ・ピカソの友人でもある──という設定の架空の画家です。しかも盲目の画家として脚光を浴びたアーティストでもある。物語は、隠遁生活を送り世間から忘れ去られつつあるカミンスキーの伝記を書いて一儲けしようとするゼバスティアンが、スイスの山奥に向かうところから始まります。彼の家には気難しい娘が居て思うようにカミンスキーから話を聞き出すことができないため、ゼバスティアンはカミンスキーを家から連れ出すことを企み、そこから2人の奇妙なロードムービーが始まるわけです。スイスからフランス、ベルギーへと旅する2人。その途中に長距離列車でのエピソードもあります。ちぐはぐな2人がわけあって一緒に旅をするなかで、いつしか友情が生まれる…というストーリーはありがちですが、この『僕とカミンスキーの旅』の面白いところは、盲目の85歳の画家を利用して一儲けしようとしていた31歳のインチキ美術評論家に主導権があると思いきや、実は逆、カミンスキーのほうが一枚上手だった?ちょっと意外な展開と結末が待っていることです。そして、観終わる頃にはすっかりこの映画の世界に魅了され、列車の旅を含めたスイス、フランス、ベルギーをまたぐ旅に出たくなりました。そのときには、もちろんこの映画の原作「僕とカミンスキー」(著ダニエル・ケールマン)も忘れずに持っていきたいと思います。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)
2017年05月14日映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』が、2017年11月3日(金・祝)より、全国の劇場で公開される。「アベンジャーズ」シリーズのマーベル・スタジオが贈る最新作「マーベル・コミック」のヒーローコミックを実写映画化した映画『マイティ・ソー』の続編。シリーズの主人公であるソーの名前は、北欧神話における神トール(Thor)に由来するもので、ストーリーも同神話をベースにマーベルらしいスーパーヒーローの要素を加えたものとなっている。当時駆け出し俳優だったクリス・ヘムズワースとトム・ヒドルストンを主演に迎えた第1作は、世界興行収入4億ドル以上を売り上げる大ヒットを記録した。『マイティ・ソー バトルロイヤル』あらすじアベンジャ−ズの一員として、地球を守るため戦ってきたソー。彼の前に<死の女神・ヘラ>が現れた。突如現れた史上最強の敵はヘラは、アベンジャーズのメンバーですら持ち上げることができないソーの最強の武器ムジョルニアをいとも簡単に破壊すると、圧倒的なパワーでソーを宇宙の果てに弾き飛ばしてしまう。遠く離れた星で囚われの身となったソーは、そこを脱出するため、星で絶対王者として君臨するチャンピオンとの命がけの戦いに勝たなければならないことに。だが、ソーの目の前にチャンピオンとして現れたのは、かつて共に闘った仲間のハルクだった…そんな中、復讐と野望に燃えるヘラは、ソーの故郷へ攻撃をはじめる。最強の敵を倒すため盟友ハルク、宿敵ロキらと型破りのチーム“リベンジャーズ”を組み極限バトルに挑む。世界の終わりへのカウントダウンが始まる中、ソーは史上最強の敵からこの世界を守ることができるのか。そして、死の女神・ヘラの復讐の目的はなんなのか?そこには、ソーの運命を変える秘密が隠されているという…新『アベンジャーズ』に繋がるストーリーになるそうだ。ソー役はもちろんクリス・ヘムズワース『マイティ・ソー バトルロイヤル』でソー役を演じるのは、もちろんクリス・ヘムズワース。今回、ソーのトレードマークの長髪がまさかの短髪に。さらに、アベンジャーズのメンバーでも持ち上げることができないソー最強の武器であるハンマー(ムジョルニア)が木っ端微塵に破壊されてしまうという衝撃の展開。クリスはこの変化について、「僕はこれまでにソーを5 回演じてきて、少しマンネリ化していたんだ。だから、何か新しいことをやるべきだと思った。そして監督とケヴィン(・ファイギ)と話して、全員の気持ちが一致したんだ。『もう一度ソーを作るとしたら、新しい挑戦をして作品を別のステージに持って行こう!』ってね。それがこの映画だ。長髪を短くして、ハンマーを破壊し、衣裳を変え、世界観を変えたんだ。」と話している。ソー&ハルクの関係「アベンジャーズ」シリーズでは既にお馴染み、ハルクへと変貌する天才科学者ブルース・バナー役にマーク・ラファロ。マークはソー&ハルクの関係について次のように話している。「ハルクが、アベンジャーズメンバーに対してどう反応するかは、いつも予測不可能ですよね。時々、ハルクは相手が誰なのかを忘れて、壊したり叩いたりする。また別の時には、ハルクはアベンジャーズメンバーをものすごく明確に理解していたりするのです。『マイティ・ソー バトルロイヤル』では後者。僕とハルクの関係は、一歩先に進められて、これまでにないほど細かく描くことができた。今まで、ソーとハルクは戦ったことがあるだけで、お互いに話したことさえなかったんですよ」また、新キャラクターとして、戦闘力MAXの女戦士ヴァルキリーが登場。そして、ソーの義理の弟で宇宙一の裏切り王子ロキ役でトム・ヒドルストン、ソーの父親でアスガルドの王オーディン役でアンソニー・ホプキンスが続投する。マーベル史上最強の敵・ヘラ役にケイト・ブランシェットアカデミー賞において、助演女優賞(04)、主演女優賞(13)と、40代でオスカーの両賞を制覇した名実ともに最強の女優ケイト・ブランシェットが、史上最強の敵・ヘラ役として登場。彼女は、片手でソーの究極の武器ムジョルニア(ハンマー)を粉々にするほど。死の女神ヘラの“復讐”が物語のキー。マイティ・ソー率いる型破りなチームは、この最強の敵ヘラから世界を救うために立ち上がる。ホーガン役に浅野忠信浅野忠信が、マイティ・ソーに仕える忠実な戦士・ホーガン役として続投。攻めてくるヘラに対して、ソーの国・アスガルドの軍勢を率いて立ち向かう。浅野の出演はハリウッドデビューとなった『マイティ・ソー』、2作目の『マイティ・ソー ダークワールド』から続いて3作目となる。『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』のタイカ・ワイティティが監督監督を務めるのは、ニュージーランド出身のタイカ・ワイティティ。長編3作目の『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』で、トロント国際映画祭ほか世界中の映画祭の“観客賞”を総なめにし、自身もコメディアン・俳優として活躍している。「ソー」を演じるクリス・ヘムズワースの笑いの間の取り方、コメディセンスを看破し、「クリスが演じるソーを、これまで以上魅力的に描きたい。観ても楽しめるように作りました。僕にとっては、これがソーの第1作目のようなものですよ。」と語る。どうやら去作とは一線を画す作品であるようだ。作品情報映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』公開日:2017年11月3日(金・祝)原題:『THOR/RAGNAROK』監督:タイカ・ワイティティ製作:ケヴィン・ファイギ出演:クリス・ヘムズワース(ソー)、トム・ヒドルストン(ロキ)、ケイト・ブランシェット(ヘラ)、アンソニー・ホプキンス(オーディン)他©Marvel Studios 2017
2017年05月13日ついに本日より公開された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』。ノリで銀河を救いながら、とことん笑わせ、そして泣かせる銀河一“ヤバい”ヒーロー・チームが、“アベンジャーズ” と共演を果たすのが2018年公開予定の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(原題)だ。早くも同作から、ロバート・ダウニー・Jr.、トム・ホランド、そしてクリス・プラットらが登場する特別映像が公開された。『アベンジャーズ』シリーズの第3弾となる『インフィニティ・ウォー』は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でアベンジャーズの面々が分裂してしまった後の世界が舞台。映像では、2017年1月23日、同作の撮影初日を迎えたスター・ロード/ピーター・クイル役のプラットに、アイアンマン/トニー・スターク役のダウニー・Jr.、そしてスパイダーマン/ピーター・パーカー役のホランドが顔を揃えている。撮影初日を迎え、「すばらしい気分だ」とプラットが語れば、ダウニー・Jr.は「今日から1年間興奮の連続で撮影が続くはず」と続ける。また、ホランドは最初の『アベンジャーズ』(’12)を見て感動していた自分が「参加できるなんて夢みたいだ。それもスパイダーマンとして」と明かし、「天にも昇る気分」と“先輩”を横目に、興奮を隠しきれない様子。その後、映像にはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を統括する、マーベルスタジオCEOのケヴィン・ファイギも登場し、一連の作品群が互いに関係しているMCUにおいて、『インフィニティ・ウォー』が「頂点を成す」と告げている。『インフィニティ・ウォー』とのタイトルにもあるように、先の『アベンジャーズ』2作でロキ(トム・ヒドルストン)の杖からヴィジョン(ポール・ベタニー)の額に組み込まれたマインド・ストーン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でピーター・クイルが発見した紫色のオーブ、『マイティ・ソー ダーク・ワールド』でジェーン(ナタリー・ポートマン)にとりついたエーテルなど、“インフィニティ・ストーン”を巡る物語となることが明かされている本作。『アベンジャーズ』シリーズにも、『ガーディアンズ』シリーズにも登場した、最も極悪で強大な敵サノスとついに対峙することになるという。『シビル・ウォー』『ドクター・ストレンジ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』、そして『スパイダーマン:ホームカミング』、先日公開が決まった『マイティ・ソー バトルロイヤル』からつながる、次の『アベンジャーズ』2作は「全く新しい映画体験となる」(ジョー・ルッソ監督)というだけに、いまからも興奮が止まらない。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は全国にて公開中。『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー』(原題)は製作中。2018年5月4日全米公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 2017年5月12日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2017Marvel-japan.jp/GOG-Remixスパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2016. (C) 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2017年05月12日"スター・ロード"ことピーター・クイルをリーダーに、凶暴なアライグマのロケット、マッチョな破壊王ドラックス、ツンデレ暗殺者ガモーラなどなど、宇宙の"はみ出し者"チームの活躍を描く人気作の続編、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』がきょう12日に公開に!その日本公開を前に、ファン待望の初来日を果たしたピーター・クイル役のクリス・プラットを取材。地球生まれ銀河育ちのお調子者"スター・ロード"役の創造秘話をはじめ、カリフォルニアのディズニーランドに新たに誕生するアトラクション、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ミッション・ブレイクアウト!」についても直撃した。――"スター・ロード"ことピーター・クイルは、マーベルでもの異色のヒーローだと思いますが、二度も演じてみていかがですか?最高だったよ。もともとマーベルの中でもそれほど知られていないキャラクターで、過去に誰も演じたことがないという分、自由にキャラクターも作れたからね。ヒーローとしてどうあるべきかも自分なりにすごく考えて、前例に引っ張られるということも一切なく演じることができた。コミックスにもガーディアンズとスター・ロードのものがあったけれども、特に強く参考にはせず、自分で受けた印象をベースにすればよかったからね。――自分なりスター・ロード像とは、改めて言葉で説明すると、どういう感じですか?命に限りがあるアウトローさ。もろさも持っていて、自分でいることにすごく居心地がいい。前回のピーターはまだまだ成長段階にあって、その変化は今回も続いているけれども、ちょっと荒くれ者的な性質も残っているわけだ。それは僕が1980年代に観て育った俳優たちのイメージでもあるし、きっとピーター自身もあこがれていると思う。似ているのではなく、同じ時代で同じ人にあこがれたことが僕と彼の共通点だね。もしも僕が9歳の時に宇宙人にさらわれていたら、きっと僕もピーターのようになっていたと思うんだよね。――そういうキャラクターを作る上で、ジェームズ・ガン監督と話し合いをすることもありましたか?キャラクターについても映画についても監督とは密にコラボレーションをしていて、特に前回、難しいことや大変なことを経験しているだけに、今回は始めてすぐにパッと入れた。すぐに走り始めて、すごくいい感じだったよ。必要なことはわかっていたから、もっと素晴らしいものを作っていくことが自然に始まったよ。もちろん脚本の上で、これはピーターとは違うような気がすることがあった場合は直す作業をしたけれども、基本的には素晴らしかったので、なるべくそれに準じていたよ。そういうことが大切だった。――先日、ロバート・ダウニー・Jrと友だちになりたいと言われていましたが、マーベルの"先輩"たちのアドバイスはありましたか?前作の後、ロバートから電話があったよ。会ったことはなかったけれど、僕らにとってはお手本のような存在だ。「質問があっても答えられる人はあまりいないかもしれないけれど、僕は答えられるかもしれないから、いつでも電話してね」って言ってくれたよ。あとはクリス・エバンスとは昔から仲がよかったし、ジェレミー・レナーとは近所なんだよ。だから、すごく大家族って感じがしている(笑)。――今回、カート・ラッセルとのエピソードもありますよね。共演はいかがでした?最高の俳優だよ彼は! たくさんの作品に出ているし、キャリアも長い。いまでも若いし、スタントも全部自分でこなす。僕もあこがれる俳優だよ。内容のことは言えないかな(笑)。――ちなみにカリフォルニアのディズニーランドに、新しいアトラクション「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ミッション・ブレイクアウト!」が5月27日にオープンしますが、これについてはどうですか?もちろん知っているよ! 僕はまだ乗っていないけれど、「タワー・オブ・テラー」を改修したんだよね? ジェームズ・ガン監督がもう6回も乗っていて、毎回ストーリーが変わるそうだよ。だから連続で6回乗っても素晴らしいけれど、なかにはちょっと"リバース"しそうになった人もいたそうだ(笑)。――6回も! それは楽しみですね!そうだね! 早く乗りたいよ(笑)。――さて、このシリーズと出会ったことで、俳優として一番いい影響は何でしたか?いままでの役柄ではできなかったことをするといういい機会を与えてくれていて、それは僕なりのアクション・コメディーを目指せたということなんだ。自分の性分に近いものでもあるし、そういうスピリットをキャラクターに注入して作ることもできるんだ。過去にも似たような演技をしたことはあるけれど、ここまでのスケールのものはなかなかないものだ。こういうことができる俳優が少ないことも、とてもラッキーだと思っているよ。■プロフィールクリス・プラット1979年生まれ、ミネソタ州バージニア出身。2009年以降7シーズン続いたTVシリーズ“Parks and Recreation”で人気を集め、映画ではブラッド・ピット主演の『マネーボール』(11)で野球選手のひとりを演じて注目を集めた。全米で爆発的な大ヒットを記録した前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)で主人公スターロード役を射止め、一躍トップスターの座に躍り出た。続くスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮の超大作『ジュラシック・ワールド』(15)でも主人公に抜擢され、恐竜を素手でいなすポーズがSNSで話題になるなど、その人気は不動のものに。待機作として、“Avengers: Infinity War”や“Jurassic World 2”などの超大作が続々と控えていて、いま全米でもっとも旬な俳優のひとりである。(C)2017 MARVEL
2017年05月12日お茶目で、前向きで、キュートで、タフで、亡き母を愛する息子で。前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を観て、そんなスター・ロードことピーター・クイルに恋をした人は多いはずだ。演じるクリス・プラットも、「危険に飛び込むこともいとわず、本気を出せば猛烈に強く、それでいて笑いのセンスもある彼のことが大好きだ。物事を楽しめるところや、ここぞというとき以外は集中力に欠けるところもね(笑)」と明かす。「彼と僕はすごく似ている。いや、ちょっと待って。大好きな相手と自分が似ているなんて言ったら、誤解を招くか…」と悩んでみせるものの、その姿はやはりとてつもなくチャーミングで、シリーズ第2作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』も完成したいま、クリス・プラット以外のピーター・クイルなど考えられない。「思い切り持ち上げた後だから言葉を選ぶ必要があるけど(笑)、それでもやっぱりピーターを演じるときは『僕だったらどうするだろう?』が軸になっている。僕らは生まれた年も一緒だし、同じポップカルチャーを吸収し、同じアイコンを持つ中で大人になった。だから、『もし僕自身が彼のような冒険をするとしたら、どうなるだろう?』と考えながら演じることにワクワクしているし、彼の中には僕の性格の一部が確実に入っている。ブラスターを撃ち、空を飛び、クールに戦うなんてことは実人生ではできないけど、そういったことをピーターとして体験できるのも楽しいね。体を使えて、リアルな感情の芝居もできる。役者にとって、これほど完璧な組み合わせの役はないんじゃないかな」。年齢も同じで、ポップカルチャーとアイコンを共有する間柄だけに、ピーターのヒーローとして前作で語られた“『フットルース』のケヴィン・ベーコン”も実はクリスのアイデア。さらに、今回の作品でもケヴィン・ベーコンに続くカルチャーアイコンの話題が。それが誰かは伏せるとし、あなたにとってのベーコンは?と訊ねると、「僕のベーコンは…」としばし考え込んだ後、こんな答えが返ってきた。「人のために何かをする人だね。僕の兄弟には警官がいるし、友人の中には国のために戦う軍人もいる。いわゆるヒーローではなく、そういった名もなきヒーローたちを尊敬するよ。自分を犠牲にし、他者を助ける人たちが僕にとっての“ベーコンズ”。あと、映画の世界で言えば、いま思い浮かんだのはゲイリー・クーパー、スティーヴ・マックィーン、カート・ラッセルの3人。彼ら自身はもちろん、演じる役も好きだな」。その中の1人、カート・ラッセルはピーターの父親役で本作に出演。「共演していなくても彼の名前は挙げたよ。本当だってば(笑)」とのことだが、その父親と同様、物語の重要な鍵を握るのが亡き母親の存在だ。生前の母から贈られたミックステープをピーターは肌身離さず持ち歩き、テープに収録された70年代ソングが作品を彩る。「ピーターにとって、テープの曲はすごく重要なもの。だからこそ、前作のときは何度も何度も聴いて役作りに取り入れたし、今回もそうした。この作品が素晴らしいのは、宇宙規模の話なのに、地球上のノスタルジーを感じさせることで地に足のついた物語になっているところ。エイリアンや異星に終始するのではなく、音楽という親しみ深いもので感情をくすぐってくるんだ。監督のジェームズ・ガンは単に曲を選ぶのではなく歌詞を大切にしていて、よく聴くと物語の展開に合っていることがわかる。今回の曲も、『うわっ、こう来るか!』というものばかりで感激させられたよ」。ここで知りたいのが、クリス自身がミックステープを作るとしたら…の選曲。すると、テープの持つ意味を最もよく理解する者らしい返答が。「ミックステープの大事なポイントは、親が子に贈ったものであること。だから、僕の場合は息子に贈りたい。そう考えると、やっぱりカントリーミュージックが中心になるかな…。もしくは、最近またビートルズにハマっているから、ビートルズだらけにしちゃおうかな(笑)。『ジュラシック・ワールド』の続編の撮影でロンドンにいるからか、いまはそんな気分なんだ」。『ジュラシック・ワールド』の続編は2018年公開予定。そして、2018年の公開作と言えば、こちらも忘れてはならない。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の面々が、『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー』(原題)に登場する。「正直に言って、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は1作目も2作目も最高の映画。もちろん贔屓目はあるだろうし、自分の出演作を冷静に観るのはなかなか難しいものだけど、このシリーズは本当に特別なんだ。そんな映画からやって来た僕らの素晴らしさは、アベンジャーズの面々も承知していると思うよ。僕らが彼らの映画を訪れて、ちょっと助けてあげる感じになるんじゃないかな(笑)」。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 2017年5月12日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2017Marvel-japan.jp/GOG-Remix
2017年05月12日日本に先駆け全米で公開、世界中で大ヒットとなった前作を大きく上回るぶっちぎりの成績でNo.1スタートを切った、最強に笑えるアクション・アドベンチャー超大作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』。この度、『アナと雪の女王』の「Let It Go」25か国語版、『モアナと伝説の海』の「How Far I’ll Go」24か国語版ミュージック・クリップに続き、本作の9か国語版「ボクはグルート」動画が公開された。本作は、銀河を舞台にスター・ロード率いる負け組ヒーローチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”が、ノリと笑いで銀河を守る(?)最強に笑えるアクション・アドベンチャー。そんなガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーには、永遠の思春期、リーダーのピーター・クイル役をクリス・プラットが演じているほか、先超絶カワイイのにキレるとコワイ、身長25cmの最終兵“木”ベビー・グルートをヴィン・ディーゼル、銀河一凶暴な毒舌アライグマのロケットをブラッドリー・クーパーなど豪華なキャストたちが熱演。さらに、日本語吹き替え版も豪華揃いで、ピーター・クイル役を山寺宏一が演じるほか、ベビー・グルート役を遠藤憲一、ロケット役を加藤浩次。そのほか朴ロ美、楠見尚己、立木文彦、秋元才加らが参加している。このほど到着した動画は、チームの危機を救うため爆弾を仕掛ける重要任務を負うことになったベビー・グルートに、毒舌アライグマのロケットが爆弾起動の流れと注意事項を説明する場面。「このボタンは絶対に押すなよ、さあ、復唱してみろ」と説明するロケットと、あどけない顔で任務を全うしようとやる気にあふれた様子のベビー・グルート。「ボクはグルート」の一言しか話せないベビー・グルーだが、今回の映像では英語をはじめ、スペイン語、フランス語、ドイツ語…と世界9か国版の「ボクはグルート」が飛び出している!その中にはもちろん、遠藤さんの日本語版も収録。どんな言語になってもそのキュートさは変わらないことが分かる特別映像となっている。英語版のベビー・グルートを演じるヴィンは、たった一言しか話せないベビー・グルート役に対して、「一言で全ての感情を表さなければいけないことは役者としてチャレンジだった」と語っている。このヴィンの言葉を聞いてから映像を見てみると、言語は違えど同じ「ボクはグルート」の中に、たくさんの感情が詰め込まれていることが分かる。また、日本語版のベビー・グルートを演じた遠藤さんは、「子どもになっている分、今回のベビー・グルートの方が難しかったです。不機嫌になっているかと思いきや、次の瞬間カワイイ仕草をしていたりと、気持ちの変化の振れ幅が大きいのです」と演じる難しさを語り、悩んだときに参考にしたのは、ヴィンの演技だったそうで「全員即死ボタンを押し間違えるシーンで、ヴィン・ディーゼルの演技をみていると、とても適切だったんです。彼のあどけない演技は凄く参考にさせてもらいました」とコメントしている。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は5月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 2017年5月12日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2017Marvel-japan.jp/GOG-Remix
2017年05月11日日米同時公開が決まり注目を集める『マイティ・ソー バトルロイヤル』。このほど、ベネディクト・カンバーバッチ主演『ドクター・ストレンジ』のボーナス映像から、本作のエンドロールの後に収められたソーとドクター・ストレンジが出会う“おまけシーン”のメイキング映像の一部が解禁となった。突然の事故で“神の手”を失った天才外科医ストレンジ。彼を甦らせたのは──魔術。厳しい修行により魔術師となった彼は、世界を滅亡から救うため“闇の魔術”との戦いに巻き込まれていく。神秘的な魔術により、時間と空間の概念を超えた世界を表現する驚異的ビジュアルとバトルアクション、人の命を救う立場にある医師としての葛藤も描いたドラマチックな作品となった本作。このほど、6月2日(金)に発売されるMovieNEXに収録されるボーナス映像の中から、話題を呼んだ“おまけシーン”のメイキング映像の一部が到着。マーベル作品ではおなじみの、エンドロール最後の“おまけシーン”、今回はドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)と “アベンジャーズ”のメンバーで神の国アスガルドからやってきた最強の戦士ソー(クリス・ヘムズワース)が、椅子に座って対面を果たしている。もともと、このシーンに台本はなかったと明かすのは、製作総指揮のスティーヴン・ブルサード。撮影の後半で、先日11月3日(金・祝)に公開することが発表されたばかりのソーの次回作『マイティ・ソー バトルロイヤル』の脚本を読み、ドクター・ストレンジがマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に加わる瞬間だと思い、あの“おまけシーン”が生まれたと明かす。さらに、ブルサードは「2人は笑いのツボが同じなんだ」と語り、ユーモアたっぷりの2人の共演はすばらしいものだったと絶賛。シリアスな演技派俳優(でも素はお茶目)のカンバーバッチと、肉体派アクションスター(でもコメディセンス抜群)のヘムズワースによる夢のようなワンシーンをふり返っている。果たして、ドクター・ストレンジは今後アベンジャーズとどう関わっていくのか、これからのMCUに期待感は高まるばかりだ。『ドクター・ストレンジ』はデジタル先行配信中。MovieNEXは6月2日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開(C) 2016MARVEL
2017年05月11日オーストラリアのメルボルンで、理容師として働く一人の男がいる。Nasri Sobhani(ナシール・ソバハニ)さん28歳だ。これだけ聞けばどこにでもいそうな理容師であるが、実はこの男、“元ヤク中”という経歴を持っている。そんな彼は今、理容師としての技術を活かし、路上に住んでいるホームレスたちに無料でヘアカットを施している。彼が路上ヘアカットを開始した経緯や、そこで出会った彼にとっての「新しい薬物」とは何であったのか。ナシールさんにインタビューをし、彼が経験したことやそこから得たものについて伺った。「無料ヘアカット」を続ける「理由」とは“路上で生活をしている人たちのために無料でヘアカットをしているのは、僕なりの社会への恩返しなんだ”そう語るのは、全身にタトゥー、そして薬物にハマった過去を持つナシールさんだ。彼は週に一度、休日に街に繰り出して路上で生活をしている、いわゆるホームレスたちの髪を切っているのだ。 “1日に髪を切る人の数は、だいたい3~6人くらいかな。毎日何人の髪を切るかは決まっていないけれど、自分が外出するときには少なくとも一人のヘアカットはやろうと思うね。もちろんもっとやれる日はできる限り多くの人の髪を切るけどね 一人の髪を切り始めたら他の人が「僕の髪の毛も切ってくれるかい?」と聞いてきて、自然と人が集まってくるんだよ。夜中までかかったこともあって、携帯のライトだけを頼りに髪を切ったこともあったなぁ。それはとても楽しかったさ” とにかく「髪を切ることが大好き」と語るナシールさんだが、なぜ無償で路上へカットをしようと思ったのか。それを問うと、ナシールさんはこう答えた。 “これは薬物中毒であった僕の人生を戻してくれた、社会に対する感謝を示す僕なりの方法なんだ” そして、嬉しそうにこう話す。 “ヘアカットは僕を“ナチュラルハイ”にしてくれる、僕の新しいドラッグさ”ふと感じた、「なぜこんなことをしているのだろう」という葛藤これまでに多くの人の髪を切り、今では路上のちょっとした有名人となっているナシールさんだが、路上ヘアカットの意義を自分自身に問わなければならない苦しい経験もした。 “僕が路上でヘアカットをやり始めてすぐのことなんだけど、僕が髪を切っていた人がその地域のヘロインディーラーだったことがあったんだ。カット中に別の男が彼の元に寄ってきて、僕の目の前で薬物の取引を開始しようとしたんだよ。僕は思わず髪を切る手を止めてしまったね。そして「何で僕はヘロインを売買しようとしている人たちなんかのためにヘアカットをしているのか」と自分に怒りを覚え、心の底から落胆したよ” しかしナシールさんは、「今自分ができることはそんな人でも否定せず、全ての人を心から愛して髪を切ることだ」と思い、彼のヘアカットを続けたという。そしてその日から1カ月後、ナシールさんはまた同じ男と偶然再会することになった。そこで彼は思わぬ変化を遂げていたのだ。 “彼は僕を見るなり「ヘアカットをしてもらった日から薬物と関わることを辞めた」と言ったんだ。少し肉付きもよくなって明らかにいい表情をしていたね” ナシールさんのヘアカットが彼の生き方を変えたようにも思えるが、ナシールさんは逆に彼から希望をもらったと話す。 “僕は彼から「誰もが2度目のチャンスを持っている」ということを教えてもらったよ。ヘアカット一つで彼らの人生を劇的に変えることはできないけれど、一度自分を信じることができれば人は本当に自分の人生を変えることができるんだ”10歳でホームレス、11歳でヘロイン中毒となった「青年」との「出会い」またナシールさん曰く、「彼からその話を聞いたときは寒気がした」というほど辛い過去を持つ一人の青年との忘れられない出会いもある。ナシールさんがその青年、クリスさんと出会ったのは、ちょうど彼が22歳の誕生日を迎えた日のことであった。聞けばクリスさんには頼れる家族はおらず、わずか10歳の頃からホームレスとして生活をしているそうだ。「暑い日でも、学校で長袖長ズボンでいることは辛かった」と言うクリスさんの言葉の意味を問うと、それは「父親から受けた虐待の傷を隠すため、どんなに暑い日でも肌を見せた恰好ができなかった」ということであった。そんな彼にはどこにも逃げ場はあるはずもなく、10歳にして彼にとってはまだ“安全な聖域”であった路上で生活することを決めたという。その後は11歳にしてコカインに手を出し、最終的にはヘロイン中毒となってしまった。そんなクリスさんに対し、ナシールさんは数週間の間に2度のヘアカットを行い、本人の希望で顔の髭もサッパリと剃り上げた。そして2度目のヘアカットの後、明らかにクリスさんの表情は変わっていたという。 “最初はとっても臆病だった彼が、2度目のカットの時には冗談を言ったりしたんだよ。カットが終わって彼が鏡を見た瞬間の彼の表情は、僕が彼に会って以来最も幸せそうな顔だったね” この出来事はナシールさんにとって最も心温まる思い出となった。 “クリスは子どもの頃は辛い経験ばかりだったけれど、22歳以降の彼の人生が多くの愛と幸せで溢れることを心から願っているよ”聞いてくれる「誰か」がいることが、「チャンス」に変わる傍から見れば、明らかにホームレスたちを助け奉仕をしているようにも見えるが、ナシールさんにその意識はない。なぜなら彼もまたホームレスたちに救われていると感じているからだ。ヘアカットにお金は発生しない。しかしそんな想いも込めて彼はホームレスたちを“路上のお客さん”と呼ぶ。 “自分自身を嫌い、鏡さえ見たくない時期が僕にもあったよ。それと同じ感情を僕の「路上のお客さん」たちも持っていると思うんだ。彼らは自分の事を恥じるがあまり、自分のことを語ろうとしない。でも、その一方で自分の事を語りたい、一人の人間として接して欲しいという想いも持っているはずなんだ。僕は友達の話を聞くのと同じように彼らの話を聞いてみたいんだ。もしかしたら、そういった繋がりが彼らに開かれたチャンスを与えることになっているのかもしれないけど、それは僕の心を穏やかにし、僕自身の人生も変えてくれることでもあるよね。だから「路上のお客さん」に僕は感謝しているよ” 今後は路上ヘアカットの非営利団体を世界中に作り、一人でも多くの人に希望を与えていきたいそうだ。 “ホームレスたちはただ自分の話を分かち合える誰かと繋がりたいんだと思う。小さなことだけど、それは彼らにとって、尊敬や敬意を持たれたということを意味するからね” 今日もナシールさんはどこかの路上で髪の毛を切っている。それにより、多くのホームレスたちが誰もが持っている2度目のチャンスを手にしているであろう。しかしナシールさんが語った、「自分を信じることができれば自分の人生は変えられる」という言葉は、きっと誰の心にも響くはずだ。***Nasri Sobhani
2017年05月10日クリス・ヘムズワース演じるマーベル・ヒーロー、“ソー”を主人公にした『マイティ・ソー』シリーズの第3弾『THOR RAGNAROK』が、『マイティ・ソー バトルロイヤル』として11月3日に日米同日公開されることが決定。驚異の再生回数を記録したティザー予告の日本版も解禁された。「アベンジャーズ」の一員として、地球を守るため戦ってきたソー。彼の前に突如現れたのは、史上最強の敵だった!そいつは、アベンジャーズのメンバーですら持ち上げることができないソーの最強の武器ムジョルニアをいとも簡単に破壊すると、圧倒的なパワーでソーを宇宙の果てに弾き飛ばしてしまう。遠く離れた星で囚われの身となったソーが脱出するためには、この星で絶対王者として君臨するチャンピオンとの1対1の命がけの戦いに勝たなければならない!だが、ソーの目の前に現チャンピオンとして現れたのは…かつて共に闘った仲間のハルク!?果たして、史上最強の敵からソーはこの世界を守ることができるのか?世界の終わりへのカウントダウンが、いま始まる――。US版予告が4月10日に全米で解禁されるや、24時間(=1日)の動画再生回数が1億3,600万回を超え、数々の大ヒット作を生み出してきたマーベル作品の歴代最高記録を叩き出した本作。これまでマーベル作品では『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の1日9,400万回が最高記録。ちなみに、ディズニー配給作品では、大ヒット公開中の『美女と野獣』が1億1,240万回となっており、本作の再生回数は驚異的数字だ。そんな本作からこのたび解禁されたのは、日本版のティザー予告&ビジュアル。「アベンジャーズ」最強の男といわれるソー(クリス・ヘムズワース)は、トレードマークでもあった長髪が、まさかの短髪に!予告映像では、冒頭からケイト・ブランシェット扮する邪悪な敵・ヘラが登場し「アスガルドの最後だ」と宣言すると、「マーベル史上最強の敵」とのテロップが!ソーはヘラに向かい、アベンジャーズのメンバーでも持ち上げられない最強の武器“ムジョルニア”を投げつけるが、ヘラはムジョルニアを片手で簡単に受け止めると、木っ端微塵に…!まさかの事態にソーは「ありえないだろ?」と驚愕し、「俺たちに倒せるのか…?」と目の前にいる史上最強の敵を見つめる。そして、メインタイトル後には、短髪となり闘技場にいるソーの目の前に、チャンピオンとして武装したハルクが登場!アベンジャーズの双璧ソーとハルクが、あわや直接対決か!?というところで映像は終了。日本でも高い人気を誇るロキ(トム・ヒドルストン)の登場も確認でき、見どころは満載だが、謎に包まれた映像に仕上がっている。なんといっても注目は、マーベル史上最強の敵(!!)を演じるのが、ケイト様ことオスカー女優のケイト・ブランシェットという点。アカデミー賞において助演女優賞(’04)、主演女優賞(’13)に輝いた名実ともに最強の女優が、ソーの最強の武器を破壊してしまうほどの敵として降臨する姿は必見。ケイトは、本作のためにブラジリアン柔術カポエイラを習得したという。また、“30メガトンの核爆弾2つ”(by『シビルウォー』)とも例えられる、アベンジャース最強の2人、ソーとハルクがガチ勝負を見せる!?「本気で戦ったらどっちが強いの?」というマーベル・ファン待望の直接対決のバトルシーンが、本作では描かれる様子。ブルース・バナー博士(マーク・ラファロ)の姿に戻ることができるのかも気になるところだ。本作の監督を務めるのは、長編3作目の『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(’14)でトロント国際映画祭「ミッドナイト・マッドネス部門」観客賞を受賞した、41歳のタイカ・ワイティティ。自身もコメディアン・俳優として活躍する。『ゴーストバスターズ』でも垣間見せた、ソーを演じるクリスの笑いの間の取り方、コメディセンスを看破し、ソーをこれまで以上に魅力的に描きたいと意気込みをもって本作に挑んだという。なお、日本語タイトルとなった「バトルロイヤル」とは、複数の人数が戦い、最後に残ったものを勝者とする戦い方のこと。本作では、世界を終わりへと導く最強の敵と対峙したソーと彼を取り巻く登場人物たちが、敵味方関係なく、プライドを捨ててまで共に戦う様が描かれていることから、こう名付けられたという。本作は『シビル・ウォー』から始まったマーベル・シネマテック・ユニバース[フェーズ3]の第5弾。『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』(原題)へとつながる重要な役割を果たすと、マーベル・スタジオ製作TOPのケヴィン・ファイギが発言しており、群雄割拠する新たなヒーローたちの戦いに期待が高まる。『マイティ・ソー バトルロイヤル』は11月3日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイティ・ソー バトルロイヤル 2017年11月3日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2017
2017年05月10日米BOX OFFICE MOJOは5月5日~5月7日の全米週末興業成績を発表した。2014年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』が週末興収1億4,504万9,000ドルを稼ぎ、初登場1位にランクイン。前作同様、ジェームズ・ガンが監督・脚本を務め、ピーター率いる個性派集団"ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー"の面々が再び強敵に立ち向かう様を描く。クリス・プラット、ゾーイ・サルダナら前作から続投するキャストの他、カート・ラッセル、シルベスター・スタローンの共演にも注目が集まる。『ワイルド・スピード ICE BREAK』は4週目にしてトップの座を受け渡し、2位に降下。累計皇后収入はランクインから4週目にして2億713万6,495ドルと2億ドルを突破するヒット作となった。3位はドリームワークスの新作3Dアニメ『The Boss Baby(原題)』が前週4位から再浮上。累計興収4億8,759万4,615ドルの『美女と野獣 (2017) 』も6位から5位へと、『Gifted(原題)』も9位から8位へとそれぞれワンランクずつアップした。その他前週2位の『How to be a Latin Lover(原題)』は4位に、同3位の『Baahubali 2: The Conclusion(原題)』7位となるなど以下のラインナップは前週と変わらずそれぞれ順位を下げている。
2017年05月08日5月5日より日本に先駆け全米で公開、前作を大きく上回る成績でNo.1スタートを切り、12日(金)の日本公開も期待がかかる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』。この度、本作の3D吹き替え版お披露目試写会が本日8日(月)に行われ、本作の日本語吹き替えを担当した山寺宏一、加藤浩次、遠藤憲一、秋元才加が登壇し会場を沸かせた。本作は、銀河を舞台にスター・ロード(クリス・プラット)率いる負け組ヒーローチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”が、ノリと笑いで銀河を守る(?)最強に笑えるアクション・アドベンチャー作品。今回、上映前に行われた舞台挨拶では、吹き替えキャスト全員が本格的な特殊メイクに挑み、それぞれ役になりきって登壇!主人公で永遠の思春期リーダー、ピーター・クイル役を演じる山寺さんは、愛用のカセット&ヘッドホンで装いもキャラクターに寄せてノリノリ。凶暴な毒舌アライグマのロケット役の加藤さんは、毒舌トークはそのままに、愛らしい(?)アライグマに変身!触角が生えた独特のビジュアルと純粋すぎて不思議ちゃんな新キャラ・マンティス役を演じた秋元さんは、触角をつけて特製衣装で。そして、超絶カワイイ最終兵“木”ベビー・グルート役を演じた遠藤さんは、“木”の特殊メイクを施し、キャラクター同様衝撃の25cmサイズで登場した。“なりきリメイク”についてキャスト陣は、「僕、もみあげだから3分でした(笑)。クリス・プラットのようにイケメンに特殊メイクしてくれと言ったら、逆に無理だと言われました(笑)」(山寺さん)、「結構時間かけてやったのに、思いのほか反応薄かったよな(笑)みんな1時間くらいかかったよね!」(加藤さん)、「俺、自分の職業が分からなくなってます(笑)」(遠藤さん)、「映画を観たときから『似てるんじゃない?』と言われていたので、今日を楽しみにしていました!黒のコンタクトレンズをしているので、虫の感じが増していますよね。なりきれてよかったです!」(秋元さん)とそれぞれ感想を語る。また、自身が高校生や大学生のときに聴いていた楽曲が劇中で使用されていると話す山寺さんは、「青春の音楽がたくさん!でも、若い世代にとってもこんなヒット曲があったのかと新鮮に聴けると思います。そんな楽しみ方もできる作品です」と話し、加藤さんも「グルートが小さくなったじゃないですか。だから、ベビー・グルートとロケットのやり取りを見て欲しいです。なかなか伝わらないやり取りが物語を面白くしてます!」と見どころをコメントしていた。さらに、加藤さんからはサプライズ発表として、「ガーディアンズチームが、アベンジャーズに参戦するんです!だから、不祥事には気を付けないとね(笑)」と周囲の笑いを誘い、アベンジャーズ参戦に向けて気合いを込めた。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は5月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 2017年5月12日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2017Marvel-japan.jp/GOG-Remix
2017年05月08日近年、ハリウッドでは4人のクリスが大活躍中で、混同してしまっている観客も少なくはない。クリス・パインが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のプロモーションという名目で「The Saturday Night Live」(「SNL」)に出演した際も、その違和感に気付かなかった観客が多数いたようだ。もちろん、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の主演は、クリス・パインではなく、クリス・プラットである。「SNL」に登場したクリス・パインは、ミュージカル風の歌とダンスで自分がほかのクリスと違うことを主張。『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンス、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラットと自身の4人の顔写真を並べたパネルの前で「僕はプラットでもヘムズワースでもない。違う男なんだ。エヴァンスでもないよ。僕には独特でクールな雰囲気があるでしょう? 僕たちはみんな白人(のクリス)だけど、だからと言って僕と同じ白人ってわけではない」と説明した。ところがややこしいことに、クリス・パインはアメリカで6月2日(現地時間)に公開される『ワンダーウーマン』で演じるスティーヴ・トレバー役と、クリス・エヴァンスが『キャプテン・アメリカ』で演じているスティーヴ・ロジャース役の写真も並べて見せた。2人のクリスが2人のスティーヴを演じるということで観客はますます混乱してしまったようだ。(Hiromi Kaku)
2017年05月08日マーティン・スコセッシ製作総指揮×ベン・ウィートリー監督(『ハイ・ライズ』)で贈る、豪華スター共演の『フリー・ファイヤー』。劇中では激しい撃ち合い、殴り合いの大乱闘を繰り広げるキャストたちは、実際はみんな仲良し!キリアン・マーフィ&アーミー・ハマーの和やか2ショットを含むオフショットがシネマカフェに到着した。本作は、園子温監督『地獄でなぜ悪い』(’13)をはじめ、エッジの効いた破天荒な映画が集結するトロント国際映画祭「ミッドナイト・マッドネス部門」で、最高賞の観客賞を受賞した話題作。とある倉庫で行われた銃取引に集う2組のギャングが、些細な行き違いから、まさかの大乱闘バトルロワイアルを繰り広げる!オスカー女優ブリー・ラーソンにキリアン、アーミー、サム・ライリー、ジャック・レイナーなど豪華キャストが揃い、ノンストップ・ハイテンションで繰り広げる銃撃戦と、どこか間抜けなギャングたちの掛け合いがブラックな笑いを誘う、GW最もヤバい“最狂映画”は、早くも映画ファンを中心に話題沸騰。「大興奮!」「アドレナリン全開!」といった声が多数寄せられている。そして今回、劇中では決して見せない、キャストたちのにこやかな“仲良しオフショット”画像が解禁。全員クセモノギャングを演じ、超過激な銃撃戦や大乱闘を繰り広げる本編とは打って変わり、ブリーも「とっても楽しい現場」と語るほどキャスト&スタッフの仲良しぶりが伝わる画像ばかり。まずは、劇中では取っ組み合いの殴り合いをみせる、“キレ者な武闘派”クリス役を演じるキリアンと“ナルシストな伊達男”オード役を演じるアーミーの、見ているだけでほっこりとするような和やか2ショット。ファイトシーンでヨレれた服に傷だらけメイクながら、休憩中のキリアンとアーミーのリラックスした雰囲気がうかがえる。続いては、ウィートリー監督とスタッフに囲まれ両手でサムズアップをしながらはしゃぐ“チンピラギャング”を演じたキュートなサム(『マレフィセント』)。楽しそうな現場であることがこの1枚でも一目瞭然。そして、アーミーとウィートリー監督の2ショットも貴重な1枚。クールな役で劇中では笑みを見せないアーミーの笑顔がまぶしいショットとなっている。本当は仲良しなキャストたちによる白熱の演技合戦で見せる壮絶な大乱闘は、互いへの信頼があってこそ。GWの疲れや、また始まった日常のうっぷんを、アドレナリン全開の本作で吹き飛ばしてみては?『フリー・ファイヤー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フリー・ファイヤー 2017年4月29日より全国にて公開(C) Rook Films Freefire Ltd/The British Film Institute/Channel Four Television Corporation 2016
2017年05月08日ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソンらシリーズお馴染みの豪華キャストが再集結し、アカデミー賞主演女優賞を獲得しているシャーリーズ・セロンが参戦する『ワイルド・スピード ICE BREAK』。このほど、超絶カーアクションが連続する本作で、シリーズ初となる大都会ニューヨークを舞台にした、過去最大のアクションシーンに迫る特別映像が到着した。氷に囲まれたロシアや、ハリウッドメジャー大作としては初となるキューバなど、史上最大のスケールで物語が展開する本作。これまでも国境を越え、さまざまな場所でカーレースを繰り広げてきた『ワイスピ』だが、本作では、「カーチェイスにもってこいの街だ」とドミニク役のヴィンも語る、シリーズ初となるニューヨークが舞台の1つに。撮影はシリーズをよく知っていたという警察の全面協力の下、常に大勢の人と車であふれかえるニューヨークのど真ん中で行われた。決して簡単ではなかったものの、沿道の大観衆による声援は、ヴィンをはじめとするキャストとスタッフの大きな励みになったという。また、フラー・ビル、公共図書館など、誰もが知っている名所で撮影を行っている本作。今回初めてシリーズの監督を務めたF・ゲイリー・グレイは「タイムズスクエアのシーンは最高にダイナミックだ」と興奮を隠しきれない様子で、「常に前作を超えてくるんだ」というテズ役クリス・“リュダクリス”ブリッジスや、「過去最大のアクションシーンよ」というレティ役のミシェル・ロドリゲス、さらに「ニューヨークのシーンにはきっと驚くよ」というヴィンは、それぞれにニューヨークでのカーチェイスシーンに自信を覗かせている。1998年のアメリカのヒップホップ専門誌「バイブ」に掲載された、ニューヨークのストリート・レーサーに関する記事を見た製作のニール・H・モリッツが、舞台をロサンゼルスに移して始まった『ワイスピ』シリーズ。長年ドミニクを演じてきたヴィンにとって、“原点”ニューヨークでの撮影は長年の夢だったそうで、「全ては『バイブ』誌のドミニカ人ストリート・レーサーの記事から始まったから、キャラクターたちをニューヨークに行かせることには、詩的正義のようなものがあると感じた。ニューヨークは本作にとって素晴らしいキャンバスだし、ここで撮影したアクション・シークエンスはとにかく最高だ。観客は度肝を抜かれると思うよ」と、ニューヨークでの撮影には感慨深げ。ほかにもシャーリーズ・セロン演じる謎のハッカー、サイファーの手によるゾンビカーが、ビルの上からまるで雨のように大量落下する圧巻のシーンも描かれるなど、「ワイスピ」シリーズの原点ともいえるニューヨークでの撮影は、見逃せないポイントの1つとなっている。『ワイルド・スピード ICE BREAK』はTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワイルド・スピード ICE BREAK 2017年4月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) Universal Pictures
2017年05月07日映画『潜入者』が、2017年5月13日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開される。伝説の麻薬捜査官による回顧録が原作原作は、アメリカの「麻薬戦争」史上最も大胆にして最も成果を上げたと言われる潜入捜査作戦に参加したロバート・メイザー本人による回顧録。およそ5年間に及ぶ危険な潜入捜査の実態を余すことなく書き記し、全世界に衝撃を与えました一冊だ。麻薬王パブロ・エスコバル vs ベテラン捜査官ロバート・メイザー1980年代、史上最大規模とも言われる犯罪帝国を築いたコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバル。当時アメリカに流入するドラッグのほとんどが、彼の組織を経由したものだと言われており、その事態を重く見たアメリカ政府は、エスコバルの息の根を止めるため、大規模な潜入捜査作戦を計画する。それは、ベテラン捜査官のロバート・メイザーを架空の大富豪に仕立てあげ、その財力を持って組織に取り入り、内側から組織を崩壊させるという大胆不敵なものだった。キャスト本作の主人公となるメイザー本人を演じるのは、米国TV界を席巻した大ヒットシリーズ「ブレイキング・バッド」で4度のエミー賞に輝き、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』ではアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、遅咲きの大ブレイクを果たした名優ブライアン・クランストン。「ブレイキング・バッド」では麻薬王を演じた彼が、本作では麻薬組織を壊滅に追い込むべく正義感を燃やすベテラン捜査官を熱演している。また共演には『イングロリアス・バスターズ』のダイアン・クルーガーや、映画や舞台で幅広く活躍する個性派俳優ジョン・レグイザモ、『ブリッジ・オブ・スパイ』のエイミー・ライアン、『月の輝く夜に』でオスカーを受賞したオリンピア・デュカキスなど豪華キャストが集結している。衣装とセットで80年代当時を再現本作の一つの見どころは、一流のスタッフによって再現された、本作の舞台となる1980年代。当時の装いを再現するためにこの作品に加わった衣装デザイナーのダイナ・コリンは、麻薬王パブロ・エスコバルの周囲の女性たちを参考にしながら、“究極の過剰さ”があった時代の装いを表現。当時の男女が神経を注いでいた装いの細部にもこだわり、スーツはサヴィル・ロウ、クランストンの派手な蛇柄のブーツはブリクストン・マーケット、というようにワードローブを揃えるためにロンドン中を探し回ったという。また、『グラディエーター』や『ドライビング Miss デイジー』で知られるプロダクション・デザイナーのクリスピアン・サリスも、自身の記憶や実際のメイザー捜査官のメモ書き、そして“大量の想像力”をもとに80年代のディープなセットを制作。「すごくリアルなものを作り、それを3割増しにすることを目指した」と語っている。作品概要映画『潜入者』公開日:2017年5月13日(土) ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー出演:ブライアン・クランストン『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』、ダイアン・クルーガー『イングロリアス・バスターズ』、ジョン・レグイザモ『ジョン・ウィック』、エイミー・ライアン『ブリッジ・オブ・スパイ』、オリンピア・デュカキス『月の輝く夜に』、ベンジャミン・ブラット『ドクター・ストレンジ』、ユル・ヴァスケス『キャプテン・フィリップス』、エレナ・アナヤ『私が、生きる肌』監督:ブラッド・ファーマン『リンカーン弁護士』原題:THE INFILTRATOR©2016 Infiltrator Films Limited
2017年05月05日こんにちは。エッセイストで経済思想史家の鈴木かつよしです。わが国の子どもたちは諸外国に比べると自己肯定感が低く、夢や希望といったものを持っていない傾向があるということは、内閣府をはじめとするさまざまな研究機関や団体による意識調査で明らかになっています。その理由についても、生まれたときからすでにそこにある圧倒的な格差だということまでは、ほとんどの専門家のあいだで一致した見解です。ところが、原因までだいたい分かっているというのに、子どもが希望を持てる世の中にするための解決策については、残念ながら行政レベルでは遅々として進んでいないというのが実態でしょう。筆者はこの状況を改善するための一つの方法として、“家庭環境を超えた友と出会える場所”が自然に存在している状態を意識して作ること が必要なのではないかと思っています。●「邪魔する奴は僕が許さない」~映画『スタンド・バイ・ミー』のゴーディとクリスの友情〜スティーヴン・キング原作でロブ・ライナー監督の手による1986年公開のアメリカ映画『スタンド・バイ・ミー』を見た人は、40代以上のパパとママには多いことと思います。1950年代末、オレゴン州の小さな町に暮らす4人の少年たちは、趣味も志向も家庭環境も違うけれど妙に馬が合い、喧嘩をしながらもいつも一緒に遊んでいました。この少年たちが好奇心から“死体”探しの旅に出るひと夏の物語なのですが、主人公である文学少年・ゴーディはまずまずの恵まれた家庭の子ではあるものの、自慢の兄が事故死して両親から冷遇され、作家になりたいという将来の夢も失いかけています。一方、ゴーディの親友・クリスは非常に賢明な少年であるにもかかわらず、父親がアル中、兄はふだつきの不良という家庭環境から周囲の信用を得ることができず、本来は進学コースに進むべき聡明さの持ち主なのに「うちの環境で進学コースになんか行けるわけがない」と諦めています。旅のさなか、二人は「君には物語を書く才能がある。続けるべきだ」「君が進学コースに行けないなんてありえない。絶対に行けるから諦めないで勉強してくれ。邪魔する奴は僕が許さない」と語り合い、この友情が礎となってゴーディは作家に、クリスは弁護士に成長していくという映画でした。ゴーディとクリスは同じ町に住み同じ学校に通う仲間でしたが、この二人のように“家庭環境はずいぶん違うけれど感性の部分で共鳴できる友人”に出会えるチャンス が今の日本には少ないというのが、筆者の問題意識です。●同質的な環境に育った子ばかりが集まってしまう学校や塾今、わが国の子どもたちが置かれている日常の場所はどうでしょうか。学校はというと、私立学校の場合は完全に同質的な環境に育った子の集団となっているようです。そういう筆者も中学校は私立の慶応普通部という男子校に通ったのですが、当時のその学校には筆者のような潰れそうな町工場の子もいれば、国務大臣の子、医者の子、中小企業のサラリーマンの子もいて、ゴーディとクリスのような家庭環境を超えた友と出会うチャンスがかなりありました。友人たちから聞くところによると今はそうでもないようで、潰れそうな町工場の子や中小企業のサラリーマンの子は、ほとんどいなくなってしまったようです。その意味では、公立学校の方が家庭環境の違う子とは出会えます 。ところが、せっかくいろいろな家庭環境の子がいるにもかかわらず、進学を目指す子は結局一定以上の経済力の家庭の子だけで集団を形成していくため、学校を卒業して職人になる子や無業者になってしまう子たちとのあいだに交流がなく、友情が成立する余地がありません。塾も同様です。このような状況こそが、筆者の問題意識の根底にあるのです。●どこの家の子も好奇心で入っていけるような場所が地域にあるといい人間のことですから、育った環境が違おうと考え方が違おうと、感性の部分で共鳴できるものがあれば友情を築くことができます 。筆者の中学生時代、Kくんという立派な印刷会社を経営している家の子がいました。明日潰れてもおかしくない化学薬品工場の子の筆者とは経済力が全然違いました。でも筆者はKくんの人としての大きさに惹かれてKくんと同じラグビー部に入り、KくんはKくんで筆者が書く作文や感想文を「言葉に魂がこもっている」と褒めてくれました。考え方も、どちらかといえば保守的なKくんとどちらかといえばリベラルな筆者とではずいぶん違っていましたが、尊敬し合っていました。そのKくんは大人になって慶応大学の教授を経て、今は京都芸術大学で教鞭をとっているのですが、慶応の教授時代に東京都の港区と連携して“地域の人たちのための家”のようなものを設立したのです。昭和の一軒家のような日本家屋の空き家を改造して、地域の大人も子どもも、おじいさんもおばあさんも、学生もサラリーマンも商店主も、好きなときに好きなように利用してくださいという“場所” を作ったのです。筆者は50歳になったころ、Kくんに招待されて一度その“家”を訪れました。12月のはじめだったので、家の中には『ここにある材料を好きなように使って自分だけのクリスマス・リースを作ってね』というコーナーがありました。そこで筆者が目にした光景は、「うちはお母さんは一人で働いてるからクリスマスなんてやってもらえないの」と言う低学年の女の子と「勉強で分かんないところがあったらいつでも教えてやるからな」と言う高学年の男の子の、仲良く並んで話しながらリースを作っている様子だったのです。●“場所”作りが行政には期待しにくい理由と“小さな一歩”がとても大切なワケあの低学年の女の子と高学年の男の子の姿を目にしたとき、筆者は「さすがはKくん。今はまだ小さな一歩かもしれないけれど、素晴らしい場所を作ってくれたものだ」と思いました。正直言ってわが国ではもう、行政に任せていたらKくんのような発想は出てきません 。なぜならば、すでに中央省庁のキャリア官僚はほとんど全員と言ってもいいくらいまで首都圏の富裕層出身の人たちで占められているからです。もちろん彼らが悪い人だなどとは申しません。でも、弱い立場にある人や、「努力」や「ハングリー精神」といった言葉がむなしくなるくらいの経済的ハンディキャップを最初から背負ってしまっている子どもたちに対する想像力や共感力を彼らに求めるというのは、やはり難しいことでしょう。その意味ではKくんが作った“家”もそうですが、NPOの人たちの手による「無料塾」や「子ども食堂」なども運営スタッフの人たちと多少の年齢差はあるにしても“家庭環境を超えた友と出会える場所”として機能しているのだろうと思います。最後に、中学から高校1年まで一緒だったNくんの話をさせてください。Nくんは慶応幼稚舎という小学校からエスカレーターで上がってきたお金持ちの子だったのですが、普通部時代にご両親が離婚し飲食店を営むお母さまに引き取られ、そのお母さまの飲食店もNくんが慶応高校1年のときに経営が立ち行かなくなり、私立学校の学費を払えなくなって退学していきました。別れる際に、絵を描くのが上手だったNくんに筆者は「絵だけは描き続けてくれよな」と言い、Nくんは私に「鈴木の作文、またどこかで読ませてくれ」と言いました。今、きっとNくんはこの空の下のどこかで絵を描いているのだろうと筆者は信じています。と同時に、もはやセレブリティーの子弟でほとんどが占められるようになってしまった母校に、あのころの雰囲気はもうないのではないかと思うと一抹の寂しさを禁じえません。「Kくんが残していってくれた“家”あたりから新たな“場所”の作り手が育ってくれたらいいのにな」といった気持ちでいっぱいです。【参考リンク】・今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~ | 内閣府()●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/坂井由有紀(央将くん)、貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年05月02日俳優のクリス・プラットはファンと一緒に写真を撮ることをしないそうだ。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』が日本でも5月12日から公開されるクリスは、道端で声をかけられた際に写真を撮ることは時間の有効利用と感じないため、断るのだという。長年の経験により、人々をがっかりさせることには慣れたと話すクリスは、シガー・アフィショナード誌最新号のインタビューの中で「僕はいつもけっこう礼儀正しく、人と上手くやっていくタイプできたと思うんだ。でも今は自分の時間を無駄にしない必要があるからね。もし出かけて、普通のことをしたいっていう時は、他の人をがっかりさせることを気にしないようにならないとね」とコメント。「だから人と写真を撮らないようにしているんだ。だってそれってその時を楽しんでいるわけじゃないだろ。その時を収めて、後で自慢しようとしているだけさ。だから『握手でいい?』って言うんだ。それでも人は写真を撮るけどね」と語っている。そんなクリスは、知らない人と気軽に会話できた頃のことを思い出し、「時に辛いことはあるよ。昔だったら何も考えずにしていたことに対して今必要とされる労力はすごいからね。僕のことを知らない人とただ座って会話して、お互いのことを知るって行為が恋しいよ」としみじみ。「ほとんどの人は、僕に会う前から僕についてのある程度の知識を持っているからね。誰かのことを驚かせるのって良いこともあると思うんだよね」と人気スターとなった現在の苦悩を明かした。(C)BANG Media International
2017年05月01日『アベンジャーズ』シリーズのマーベル・スタジオが放つ最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』。いまだ来日イベントの興奮も冷めやらぬ中、本作でメガホンをとったジェームズ・ガン監督が、クリス・プラット演じる主人公ピーター・クイルは、“ガーディアンズ”の宿敵でさえも惚れさせてしまうギャップキャラであることを明かした。銀河一“ヤバい”ならず者チームが、ノリと笑いで銀河を守る(!?)本作。今回、そんなガーディアンズたちの行く手を阻む敵となるのが、惑星ソヴリンの指導者“アイーシャ”だ。彼女は遺伝子操作で誕生した人工生命体種族の長で、自分たちが全てにおいてほかの種族よりも優れていると決めてつけている傲慢なキャラクター。毒舌アライグマのロケットにいわせれば、いつでも「上から目線」なのだ。アイーシャを演じたのは、圧倒的な美貌と190cmの高身長で知られる美女優エリザベス・デビッキ。エリザベスは「彼女は、この惑星でとても強い権力を持つ女性よ。ソヴリンの民はみんな金色の肌をしていて、身体的にも心理的にも完全無欠でありたいと思っているわ」と自身のキャラクターを説明、「だからガーディアンズたちとは全てにおいて真逆ね」と言う。「でも、本当にこのキャラクターが面白いのは、ピーター・クイルを拒絶していると同時に、彼に惹かれているということね。彼女は、彼のことを下等だと思っているにも関わらず、それでもイケメンだと思っているの。だから彼とのやり取りが興味深いのよ」と語り、敵でありながらもピーターに惹かれている一面があることを明かした。敵ですら惚れさせてしまうピーター・クイルは、あっぱれ!確か前作でも、いつの間にか銀河のならず者たちが彼のもとに集ってきてしまった。監督のジェームズ・ガンは、ピーター・クイルのそんな魅力は、役を演じたクリス自身にあると言う。「オーディションで探していたのは、台本に描かれたことを上手におかしく演じることができ、他のマーベル作品の主人公とはちょっと違うキャラクターに仕立てられるような人物だった。クリスは部屋に入るや否や、いきなりそれをやってのけたんだ。彼は体の大きなマッチョでありながら、“少年のような危うさ”を合わせ持っていた。それは往年のスターであるハンフリー・ボガードや、ゲイリー・クーパーを彷彿とさせるものだったんだ」。そう、クリスには、肉体改造の末に手に入れたアクションをこなせるマッチョな体格、ガーディアンズになくてはならないユーモア、そして、時に男の色気を醸し出す“危うさ”というギャップがある。例えば「ドラゴンボール」のブルマとベジータのように、もしや“銀河の女帝”もクリス演じるピーターが持つ、ちょっとだけ“危うい”部分に惹かれてしまったのだろうか?その気もないのに銀河のならず者たちを束ねてしまい、お調子者で超テキトー野郎にも関わらず、なぜかモテモテのピーター・クイルみたいな男子って、そういえばクラスに1人はいたような…。先日はハリウッドの殿堂入りを果たし、妻子とガン監督もお祝いに駆けつけたというクリス。彼が喜々として演じるピーター・クイルのギャップを、スクリーンでも確かめてみてほしい。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は5月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月27日クリス・プラットが、ファンと一緒にセルフィーを撮らない理由を語った。最近はエマ・ワトソンなど、ほかにもファンとのセルフィーは撮らないと宣言しているスターはいるが、クリスは「Cigar Aficionado」誌で「僕はわりと丁重な方だし、流れに身を任せるタイプだ。でも、いまは自分の時間を節約しなければならないんだ」と語った。「外出して、普通のことをしたいと思ったら、人々をがっかりさせてしまうことにも平気にならなきゃいけないんだ。それで、一緒に写真を撮らないというわけさ。だって、その瞬間を楽しむことではないから。その瞬間を盗んで、後で自慢することだから。僕は『握手でもいい?』と言うようにしてる。結局彼らは写真を撮るけどね」。超売れっ子スターになったいま、「前は自然にできていたことをするのも難しい。僕のことを知らない人とゆっくり会話して、お互いについて知り合うこととかね。いまではほとんどの人が、直接会う前から僕について何らかのイメージを描いているから」。レッドカーペットなどでファンサービスに熱心なクリスだが、人知れずこんな悩みを抱えていたようだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年04月27日ディズニーが8作品の映画の公開日を発表した。まずは2018年に公開される3作品。オプラ・フィンフリーやリース・ウィザースプーンが出演する『A Wrinkle In Time』(原題)は2018年3月9日、『ピッチ・パーフェクト』のアダム・ディヴァインが出演するコメディ映画『Magic Camp』(原題)は2018年4月6日、『シュガー・ラッシュ』の続編『Ralph Breaks The Internet: Wreck-It Ralph 2』(原題)は2018年11月21日に決定。2019年は『アナと雪の女王』の続編が2019年11月27日、実写版『ライオンキング』が2019年7月19日、『Star Wars : Episode IX』(原題)が2019年5月24日に公開予定だ。『アナと雪の女王』でアナの声優を務めたクリステン・ベルも公開日の決定に大喜びのようで、ツイッターで「みんなの大好きなディズニープリンセスの妹から天気予報をお届けします。2019年11月27日、映画館が凍ることでしょう。やったー!」と原題の『Frozen(凍る)』にかけてツイートしている。2010年は童話「ジャックと豆の木」をアニメ化する『GIGANTIC』が2020年11月25日、『インディ・ジョーンズ』最新作が2020年7月10日に公開される。(Hiromi Kaku)
2017年04月26日マーベル・スタジオが贈る最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のワールドプレミアが、4月19日(現地時間)アメリカ・ロサンゼルスにて行われ、主演のクリス・プラットをはじめ、カート・ラッセル、シルベスター・スタローン、ヴィン・ディーゼル、ジェームズ・ガン監督らが出席した。10日にはキャスト・監督が揃って来日し、ギャラクシー・カーペット・イベントと世界初となったスペシャル・スクリーニングを、そして翌11日(火)にはアジア合同記者会見を実施し、熱気冷めやらぬ本作。5月5日(金)の全米公開を目前にして行われた今回の盛大なワールド・プレミアは、米アカデミー賞授賞式の会場としても有名な歴史あるドルビー・シアターで行われた。会場には公開を待ち焦がれたファンと、作品を愛するキャストやスタッフが集結し、熱気に包まれていた。先日初来日を果たしたクリスや、日本にも多くのファンが存在するガン監督は、「ARIGATO!!」と日本のファンへの感謝を叫び、日本に続いて迎えたワールド・プレミアに興奮を隠せない様子。クリスは、「今回もサントラは皆の期待を裏切らない内容だね。ここに向かう車の中でもガンガンかけてたんだ。監督はそれぞれのシーンにピッタリの曲を選ぶセンスが抜群だし、観客が知っている曲で聴いたことのない曲でもみんなキャッチーでゴキゲンな曲ばかりだよ!」とストーリー以外にも注目して欲しいとコメント。ガン監督は「ネビュラとガモーラのすごくダークなシーンがあって、そこにたっくさんの小ネタが散りばめられているから、よ~くじっくり観てね」と明かし、「日本の皆さん愛してます!来日中は、僕とキャスト一同に心からのおもてなしを本当にありがとう」と日本のファンへメッセージを寄せていた。また、今回ついにその役名が“スタカー・オゴルド”と明らかになったシルベスターもカーペットに登場!ピーター・クイルの父親役で初登場となるカートと共に作品に重厚な空気を添えている。シルベスターは、「アクション映画はもちろん大好きだけど、こうした一風変わったアクション映画に出るのはすごく新鮮で楽しかったよ。特にマイ・ブラザー(カート・ラッセル)と共演できたのは嬉しかったね」と出演した感想を述べ、「アクション大作といえばマーベル映画というイメージが定着したけど、これはマーベル映画史上最も心に響く感動作と言えるんじゃないかな」と語っていた。そして、ベビー・グルートの声を演じているヴィンは、イベントに親子で参加。ヴィンは「ベビー・グルートは最高だよ!みんなも一番のお気に入りに挙げているしね。この役を引き受けるように進めてくれた子どもたちに感謝だね」と話し、「最高のファミリーの一員になれて光栄に思っている。それに、子どもたちを初めてプレミアに連れてこれたのも嬉しかったね」とコメントしていた。そのほか、この日はガモーラ役のゾーイ・サルダナ、アイーシャ役のエリザベス・デヴィッキ、ヨンドゥ役のマイケル・ルーカー、ネビュラ役のカレン・ギランら豪華キャストたちが勢揃いしていた。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は5月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 2017年5月12日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2017Marvel-japan.jp/GOG-Remix
2017年04月20日