2017年も残すところあと3週間。今年も芸能界にはいろんなスクープがあり、世間を賑わせてくれました。振り返るといろんなことが起きたように感じますが、1つ1つのニュースを拾い上げると実はそこに傾向があるように思います。来年のトレンドにもつながる2017年のスクープについて考えていきましょう。 ■不倫熱は降下するも女性不倫にスポット! 昨年から続く不倫ニュースに対する強烈なバッシング。“ゲス不倫”が流行ったのも2016年ですから、多くの人にとって「他人の不倫は見飽きた」と満腹感を覚えるころです。しかし今年はネタとしてのおもしろ要素を足した不倫報道や女性の不倫報道など、新鮮さのあるスクープが注目されることが多かったです。 たとえば袴田吉彦さん(44)の“アパ不倫”。女性でいえば斉藤由貴さん(51)や元SPEEDで現在参議院議員の今井絵理子さん(34)、衆議院議員の山尾志桜里さん(43)など女性有名人の不倫が印象的でした。筆者は斉藤由貴さんの不倫に母と女の間で揺れる“心の闇”を感じましたが、みなさんはどうでしたか? ■2018年はラブラブブーム到来の予感!? 不倫の恋に対するバッシングや批判は落ち着いていくであろう2018年。そこで台頭が予想されるのは「熱愛を撮られるくらいならいっそ認める」という、スクープを逆手に取った“ラブラブアピール”です。すでにいしだ壱成さん(43)やお笑い芸人・にゃんこスターの2人が実践し、話題を呼んでいます。 もともとこの市場はぺこ&りゅうちぇるの独壇場だったのですが、2人は結婚。それに続くタレントがいない状態です。ラブラブ生活暴露には難しい準備が必要なく、うまくすれば好感度も上がる。別れた後の批判というリスクもあるのですが、2018年はラブラブアピールタレントが増えていくと筆者は予想します。 ■芸能人のキャリアパスには今後も注目が集まる! また2017年で特に多かったのが、芸能人の「電撃引退」です。引退といえば、堀北真希さん(29)、江角マキコさん(50)、元乃木坂46の橋本奈々未さん(24)など。出家した清水富美加さん(23)も一時は引退と報じられましたし、安室奈美恵さん(40)も来年引退が決定しております。 引退にあたっての問題があったなかったは別として、こう多くの芸能人が引退するというのは「芸能界に居続けるメリットが少なくなった」と感じているからではないでしょうか。恋愛すれば追いかけられ、SNSをやれば批判され、ちょっとした一言がすぐニュースになる。うんざりしてしまうのもわかります。 また今年は、若くしてセカンドキャリアをスタートさせる芸能人が多かったのも注目です。柴咲コウさん(36)や、ダレノガレ明美さん(27)は自身の会社を立ち上げ(柴咲さんが会社を立ち上げたのは正式には2016年)、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん(44)もアメリカに会社を設立しています。 今まで芸能人の副業としては飲食店やサロン経営、自身のブランドプロデュースが多かったと思います。だた今後は芸能人としてテレビ出演したり広告でスポンサー収入を得るだけでなく、ブロガーとしてネット中心で活動したり経営者となって仕事をこなす人など「マルチ化」は間違いなく加速するでしょう。 なかには事業家としての側面をあえて売り出すことで、新たなポジションを取りにいく芸能人も増えるかも……。本当に起業で儲けているのかアピールとしての起業なのか、見る側の目も試されてくるでしょう。 ■あわせて芸能界のコンプライアンス マルチ化とあわせて来年以降も注目なのが、芸能界の透明化です。今年は西内まりやさん(23)やローラさん(27)など、事務所との関係が話題になった人も増加。芸能界の暗黙のルールが明るみになり、注目を集めました。その根本には、今までの事務所と芸能人の力関係が崩れているのかもしれません。 ただこの流れを逆手にとった動きも、起きてもおかしくありませんん。たとえばいわゆる芸能界の永遠の謎である“枕営業”について実名告白して、名前を売ろうとする人が出て来ることも考えられます。とはいえ、芸能界はやはり憧れの世界であって欲しい。きな臭い闇は、個人的に見たいとは思えません……。 世間でも働き方や生き方には注目が集まっていますが、同じ流れが芸能界にもあったのが興味深かった2017年。「芸能人として売れれば勝ち組」という旧来の考えは、もう通用しないのでしょう。今年の流れを反映し、来年はどんなニュースがありどんな人が注目されるのか。みなさんと見ていきたと思います。 <2018年ニュース予想> ラブラブアピール芸能人が増加する!会社起業するタレント・俳優が増え、実業家タレント枠が激戦に!芸能界のコンプライアンス化が注目され、“枕営業”経験者が実名告白しだす!
2017年12月09日秋元才加と桜田通が、10月7日(土)放送の土曜プレミアム「衝撃スクープSP30年目の真実~東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯・宮崎勤の肉声~」にて、実録ドラマに初挑戦することが明らかになった。秋元さんは「きちんと責任を持って真摯に演じたい」、桜田さんも「本当に報道する覚悟でやりたい」と意気込みを語っている。昭和と平成をまたいだ史上最悪の事件「東京・埼玉幼女連続誘拐殺人事件」発生から30年目を迎えた今年。フジテレビ報道局は、いままで誰の目にも触れることのなかった宮崎勤元死刑囚の“肉声”を入手。そこから見えてきたものは、これまで私たちが持っていたイメージを大きく覆す、宮崎の意外な人物像…。今回番組では関係各所への徹底取材を元に、当時の報道やワイドショーの映像も使用しながら、それを元に実録ドラマで史上最悪の事件を追う「刑事の戦い」を描いていく。そして今回、実録ドラマ初挑戦するのが、映画やドラマ、舞台と活躍の幅を広げている秋元さんと、「クズの本懐」『君の膵臓をたべたい』などに出演する桜田さん。当時のフジテレビの報道番組・ワイドショーの裏側も忠実に再現されており、秋元さんは女性レポーター、桜田さんはディレクターとして“事件を報道する側”から宮崎勤事件が何だったのか、何をもたらしたのかを描く。オファーについて秋元さんは、「ほかの仕事でリポートすることはやってきましたが、お芝居をしながら情報を伝える経験はなかったので、今回の役はお伝えする情報そのものの比重が大きく、難しいとは思いました。しかし、台本を読ませていただき、やりがいがあると感じました」とコメント。また、「お芝居が先ではなく、今回は情報をしっかり視聴者の皆さんに伝えることが第一かもしれないです。それがうまくいけば、お芝居がうまくいったことになるのかな」と話し、「事件の概要や、宮崎元死刑囚の家族構成や被害者の情報など、私がお伝えするシーンが多いので、当時のリポーターと変わらず、丁寧かつ臨場感を持って伝えつつ、皆さんにすっと耳に入るトーンや話し方で演技したいと思っています」と語っている。一方、「こういう作風のものに、自分も関われるようになったんだな、と思いました」とオファー時の感想を語った桜田さんは、「それが喜びかわからないのですが、新しいものに挑戦できる、という気持ちになりました」と前向きなコメント。役作りについては、「年齢が自分の年齢と一緒なのですが、自分はいまを生きているから、佇まいはなるべく80年代の雰囲気で、と。まずは映像も確認しながら、服の着方など見た目から気にしました。演技は、報道の必死さ…戦いなんだ、我先に報道するんだ、という熱意・プライドを伝えていけたら」と明かしている。さらにこの2人のほかにも、宮崎と対峙する刑事役を、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」「セシルのもくろみ」などに出演していた金子ノブアキ。宮崎役を坂本真、その父親役をダンカン、そして小木茂光、矢柴俊博、遠藤久美子らも出演する。土曜プレミアム「衝撃スクープSP30年目の真実~東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯・宮崎勤の肉声~」は10月7日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月04日西内まりや演じる“専業主婦希望”OL、「flumpool」山村隆太演じるイケメンアナウンサー、山崎育三郎演じるエリート証券マンが恋の駆け引きを繰り広げる月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」の第7話が3月6日(月)今夜放送。西内さんが“夢は専業主婦”という大手銀行OL・高梨あすかを演じ、山村さんが“結婚は絶対にしたくない”イケメンアナウンサー・名波竜を、山崎さんがあすかに熱烈アプローチを繰り返す証券会社エース営業マン・神谷暁人をそれぞれ演じ、名波の過去の不倫相手・桜木夕子に高岡早紀、あすかの弟の奏に葉山奨之、そのほか古舘寛治、石野真子、中村アン、岸井ゆきの、森田甘路、沢村一樹らが出演。前回ついに同棲することなったあすかと名波だったが、名波の同棲&不倫二股疑惑が報じられてしまう。名波はあすかを気遣い「マンション前に記者が張っているかもしれない」と電話する。あすかは莉央(中村アン)、桃子(岸井ゆきの)、カナママ(椿鬼奴)の協力で小野(森田甘路)のマンションに戻ることに。一方の名波はプロデューサーの氷室(杉本哲太)から報道特番のメインキャスターを降板させると告げられる。あすかはフリー記者だという草ヶ谷(村上航)からいきなり取材を申し込まれる。夕子の話を持ち出してしつこく草ヶ谷だが、そのときあすかを神谷が救う。さらに「ナナリュー同棲彼女の素顔」というネット記事が公開され、隠し撮りされたあすかの写真まで公開されるとあすかの勤務する銀行でも騒ぎになり、上司から事情説明を求められることに。その後あすかはマンションの前で張っていた草ヶ谷と再び遭遇、そこ名波も現れて…というのが今夜のストーリー。また今夜の第7話では副音声で男性出演者たちによる“男談義”も放送。山村さん、山崎さん、森田甘路、加藤諒の4人に、flumpoolのギター・阪井一生もスペシャルゲストとして加わって、演技にまつわる事柄から収録秘話はもちろん、プライベートトークまで様々な話題が繰り広げられるとのこと。男5人の“赤裸々トーク”もお楽しみに。「突然ですが、明日結婚します」第7話は3月6日(月)今夜21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年03月06日福山雅治主演の『SCOOP!』、中井貴一主演の『グッドモーニングショー』、ジョージ・クルーニー×ジョディ・フォスター監督の『マネーモンスター』、ケイト・ブランシェット×ロバート・レッドフォード競演の『ニュースの真相』など、今年は報道の裏側やスクープの獲得、情報の信頼性、メディアの信念など、ジャーナリズムにかかわる作品が相次ぐ中、韓国からは、誤ったスクープを報道した記者×スクープの拡大を企む報道局×真実を暴こうとする刑事の三つ巴を描いたサスペンス・スリラー『造られた殺人』が11月19日(土)より日本公開される。このほど、本作で主演を務めたキュートな実力派チョ・ジョンソクが“独占スクープ”したメイキング映像が解禁となった。離婚と解雇の危機に直面していた記者ホ・ムヒョクは偶然耳にした情報提供から、連続殺人事件に関する一世一代のスクープをつかむ。しかし、自分が入手した連続殺人犯の自筆メモが、実は小説「良辰(リャンチェン)殺人記」の一節であることを知ったムヒョクは、世間を驚かせたスクープが前代未聞の大きな過ちであったことを悟る。自らの誤報という緊急事態に巻き込まれ不安な日々を送る一方、スクープが誤報であることを知らない報道局の上司に後続報道を迫られ、さらに連続殺人事件の捜査を続けてきた刑事からも疑われる羽目に。その後、事件の真実を知っているという目撃者まで現れ、事態はますます混乱の中へ。そして、ムヒョクの誤報どおりの殺人事件が発生してしまう…。今回、解禁となった映像はチョ・ジョンソク演じる主人公ムヒョク記者が「独占スクープ」と伝えるメッセージからはじまり、豪華キャスト陣やメガホンをとった女性監督ノ・ドクのインタビュー模様、そして撮影風景がふんだんに収められている。報道局トップのペク局長役を演じるのはベテラン女優イ・ミスク、ムヒョクの妻スジン役には3年ぶりにスクリーンに復帰したイ・ハナ、映画界で縦横無尽に活躍するペ・ソンウがムヒョクに疑いの目を向ける刑事オ班長に扮している。チョ・ジョンソクといえば、映画『建築学概論』で注目され、『観相師』『王の涙ーイ・サンの決断ー』、ドラマ「ああ、私の幽霊さま」「キング~two hearts」などで人気者に。本作では、誤った情報提供をスクープとして報道したことで窮地に陥る記者のムヒョクを熱演しており、「どんどん追い込まれていくムヒョクの心理を想像すると、パニックになりそう。ムヒョクの焦りは他人事とは思えなかったです」と撮影をふり返っている。そんな熱演ぶりには、共演者や監督も「ムヒョクを演じられるのはほかにいないでしょう」、「変貌自在な演技にはまいりましたね」と絶賛!さらに本作の見どころについてチョ・ジョンソクは「演出もスタイリッシュですごくカッコいいです。斬新という言葉がぴったりです」と本作をアピール。監督も「ユーモアと緊張感を楽しんでください」とメッセージを寄せている。『造られた殺人』は11月19日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:造られた殺人 2016年11月19日より全国にて公開(C) 2015 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2016年11月14日2016年、芸能人の数々の不倫をスクープしてきた週刊誌『週刊文春』が、9月15日に放送されたフジテレビ系の情報番組『ノンストップ!』にて、新たな不倫スクープがあることを予告し、話題になっています。番組中、『週刊文春』はその人物について名前を伏せた上で『日曜日の人気番組に出ている人』と発表。番組司会者の設楽統さんから、「誰ですか?」と問われた博多大吉さんは、“日曜日の人気番組”ということで、「ノリスケじゃないですかね?」と答えていましたが、ネット上では早くも予想合戦が始まっています。●次に不倫をスクープされるのは誰? ネットでは「まっちゃん?」「太田?」と大予想大会!『週刊文春』が2016年下半期に不倫をスクープする人物としてネット上では、『中山秀征か松本人志かな』『シューイチのヒデさん?』『ウッチャンはないかなぁ?いや、ウッチャンであってほしくはないな』『ワイドナショーかサンジャポしか思い浮かばないから、まっちゃんか太田だな』『まさかイッテQメンバー!?』『峰竜太?』『ほとんどの芸能人が不倫してそうだけどね。タイミングさえあえばスッパ抜けそう』『鉄腕ダッシュ……ってことはないよね?』『また笑点メンバーじゃない?小遊三とかたい平とか…』『さまぁ~ずだったりして…』『なんとなく吉本の芸人っぽい気がする』『太田光か松本人志だったらやだな〜』『宮川大輔かも』『日曜日に出演してる人はみんなドキドキしてるだろうね』『“行列”の雨上がり宮迫、フット後藤とか?』『真田丸に出てる人だったら嫌だな。愛之助だったらおもしろいけど』など、たくさんの芸能人の名前が予想としてあがっていました。中でも多かったのは、日曜朝の人気番組『ワイドナショー』に出演している松本人志さんと、『サンデー・ジャポン』に出演している太田光さんの名前。とはいえ、両者とも「あってほしくない」「であるはずがない」という声も多いようでした。果たして文春砲が炸裂するのは、一体誰なのか。世間の注目が集まります。(文/パピマミ編集部)
2016年09月16日誤ったスクープをつかんだ記者と、そのスクープの拡大をたくらむ報道局、真実を暴こうとする刑事が交錯する韓国発のサスペンス・スリラー『造られた殺人』。報道の光と闇を、張り詰めた緊張感とユーモアの絶妙な組み合わせで描き出した本作から、予告編映像と場面写真が解禁となった。離婚と解雇の危機に直面していた記者ホ・ムヒョクは、偶然耳にした情報提供の連絡を受け、連続殺人事件に関する一世一代のスクープをつかむ。しかし、入手した連続殺人犯の自筆メモは、実は小説「良辰(リャンチェン)殺人記」の一節であることを知ったムヒョクは、世間を驚かせたスクープが前代未聞の大きな過ちであったことを悟る。自らの誤報という緊急事態に巻き込まれ、不安な日々を送る一方、スクープが誤報であることを知らない報道局の上司に後続報道を迫られ、さらに、連続殺人事件の捜査を続けてきた刑事からは疑われる羽目に。その後、事件の真実を知っているという目撃者まで現れ、事態はますます混乱の中へ。そして、ムヒョクの“誤報どおり”の殺人事件が発生してしまう…。映画は、人生のピンチを救ってくれるかのように転がり込んできたスクープが、実はさらなる奈落の底へと突き落とす誤報だと悟った記者を中心に、そのスクープをさらに掘り下げて世間の話題にしようと目論む報道局と、スクープの真相を暴こうとする刑事たちの対立関係に潜む緊張感を描いたサスペンス・スリラー。記者として致命的なミスを犯したにもかかわらず、彼の人間味あふれる姿もリアルに描き、誤報による事件の広がりがもたらす予測不能のストーリーで観る者を強烈に惹きつける。このたび解禁となった予告編では、一世一代の大スクープが “誤報”という、まさに天国から地獄に落ちる事態に直面したムヒョクが、さまざまな思惑や疑いの目にさらされ、翻弄される姿を不気味な音楽と共に映し出している。疑いの目を向ける刑事や後続報道でさらに騒がせようとする上司、そして「事件の真実を知る」と揺さぶりをかける人物。自らの誤報は世間を大きく騒がせ、そして新たな殺人事件へと発展する、緊張感あふれる映像となっている。誤報をきっかけに窮地に陥る記者のムヒョクを熱演するのは、青春初恋映画『建築学概論』のナプトゥギ役で注目を集め、『王の涙-イ・サンの決断-』やドラマ「ああ、私の幽霊さま」など、数々のヒット作に出演したチョ・ジョンソク。また、報道局のペク局長役には「ラブレイン」などの大女優イ・ミスク、ムヒョクの妻スジン役には3年ぶりにスクリーンに復帰したイ・ハナ、また、『ベテラン』など映画界で縦横無尽に活躍するペ・ソンウがムヒョクに疑いの目を向ける刑事、オ班長に扮する。多彩な豪華ベテラン俳優陣によるアンサンブルも、さらなる相乗シナジー効果をもたらしそうだ。『造られた殺人』は11月19日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日週刊誌『週刊文春』が、15日に放送されたフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)を通じ、新たな「下半期の不倫スクープ」を予告した。歌舞伎俳優・中村橋之助(51)と30代の芸妓の不倫疑惑を報じた同誌(15日発売)。今年6月30日に放送された同番組で取材に応じ、マークしている人物として名前こそ明かさなかったが「歌舞伎俳優」と予告していた。ただし、橋之助の密会は8月。予告していた人物が橋之助だったのかを同番組が編集部に確認したところ、「肯定も否定もしなかった」という。今後、別の歌舞伎俳優のスクープが報じられる可能性もある。そこで同番組は、さらなる追加予告をリクエスト。同誌は、今回も名前を伏せ「日曜日の人気番組に出ている人」と年内注目すべき人物のヒントを明かした。司会の設楽統から「誰ですか?」と求められた博多大吉は苦し紛れに「ノリスケじゃないですかね?」と答え、スタジオの笑いを誘っていた。
2016年09月15日週刊誌『週刊文春』が、15日に放送されたフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)を通じ、「下半期の不倫スクープ予告」に関して見解を示した。歌舞伎俳優の中村橋之助(51)が14日、15日発売の週刊誌『週刊文春』で30代の芸妓との不倫疑惑が報じられることを受け、都内で緊急会見を開いて謝罪。約25分の会見の中で計8回にわたって「不徳の致すところ」と繰り返し、反省の弁を述べた。今年6月30日放送の『ノンストップ!』では、スクープ連発の秘密を探るべく同誌を取材。下半期の「不倫スクープ」として、編集部からのメッセージ「すでにマークしている人がいる」「すでに証拠をつかんでいる。年末までに出したい」「歌舞伎俳優」を伝えていた。この日の同番組でも橋之助の話題を取り上げ、谷岡慎一アナウンサーは「みなさんに思い出していただきたいことがあります」と切り出した。予告されていた人物が橋之助だったのかを同誌に確認したところ、「肯定も否定もしなかった」という。記事によると、橋之助の密会は8月。記者は「真面目な方なので食事だけかと思っていた」らしく、時系列から考えると予告が別の人物だった可能性も浮上してくる。谷岡アナウンサーの「『ノンストップ!』的には、まだあるんじゃないかと……」に、MCのバナナマン・設楽統も「おそろしい。みんな、震え上がる」とその影響力を実感しているようだった。
2016年09月15日福山雅治がパパラッチ役を熱演する最新作『SCOOP!』。この度、本作の劇場ポスタービジュアル・チラシビジュアルが解禁された。かつて数々の伝説的スクープをモノにしてきた敏腕カメラマン・都城静(福山雅治)。しかし、その輝かしい業績も、現役の雑誌編集者たちにはほとんど知られていない。過去のある事件をきっかけに報道写真への情熱を失ってしまった静は、芸能スキャンダル専門のパパラッチに転身。それから何年のも間、自堕落な日々を過ごしていく。そんな彼に、再び転機が訪れる。ひょんなことから写真週刊誌「SCOOP!」に配属されたばかりのド新人記者・行川野火(二階堂ふみ)とコンビを組まされる羽目になってしまったのである。案の定まったく噛み合わずケンカばかりの静と野火。この凸凹コンビが、まさかまさかの大活躍で独占スクープを連発!そしてついに、日本中が注目する重大事件が発生する…。俳優・福山さんが、『モテキ』『バクマン。』の大根仁監督と初ダッグで挑む本作は、1985年に製作された伝説の映画、原田眞人監督・脚本作品『盗写1/250秒』を原作映画として、芸能スキャンダルから社会事件まで様々なネタを追いかける写真週刊誌カメラマンと記者の物語。キャストには、かつて数々の伝説的スクープをモノにしてきた凄腕カメラマン・都城静役の福山さんを始め、静とコンビを組む相棒の新人記者役に二階堂ふみ、さらに、吉田羊、滝藤賢一、リリー・フランキーら超豪華キャストが出演する。そして今回解禁となったのは、本作の劇場ポスタービジュアル・チラシビジュアル。ポスターは映画のイメージにぴったりな週刊誌の表紙風のビジュアルとなっており、「スキャンダル激写!」「芸能界の裏事情」といった過激な見出しで埋め尽くされている。また、同じビジュアルが表紙のチラシは、2つ折りとなっており、チラシの裏面は週刊誌では必ず目にする出版元の情報部分なども細かく再現されているようだ。そして、それらの過激な見出しの中にはいままでヴェールに包まれていた劇中の場面写真が多数掲載。福山さんが警察に取り押さえられながらもカメラを掲げなにかを訴えているものや、顔に目を描かれたコミカルな場面などなど。また、先日出演が発表された斎藤工が下着姿の女性の肩を抱いている写真や、「パパラッチに狙われている?(かもしれない)人たち」と題し、いままで明かされていないキャストも一同に掲載されている。“スクープ”満載! まさに週刊誌そのものといった作りになっている。なお、本ポスターとチラシは7月29日(金)より全国の劇場にて掲出予定。また同日より予告編も全国の劇場で流れ、劇場前売券も発売開始予定とのこと。『SCOOP!』は10月1日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月13日第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞をW受賞した『スポットライト 世紀のスクープ』のDVD&Blu-rayの発売がこのほど決定。特典内容も明らかとなった。2002年1月、米国の新聞「ボストン・グローブ」が、カトリック教会の信じがたい実態を報じた。数十人もの神父による児童への性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。その許されざる罪は、なぜ長年黙殺されたのか。「スポットライト」という名の特集記事を担当する記者たちは、いかにして教会というタブーに切り込み、暗闇の中の真実を探り当てたのだろうか――?「ピューリッツァー賞」に輝いた「ボストン・グローブ」紙の調査報道チームの軌跡を映画化した本作。“世紀のスクープ”の内幕を取材に当たった新聞記者の目線で克明に描き、社会派ドラマの傑作として高い評価を得ている。脚本と監督を『扉をたたく人』『靴職人と魔法のミシン』のトム・マッカーシーが出手掛け、キャストにはマイケル・キートンや、本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマーク・ラファロ、同じくアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたレイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバーら実力派が勢揃いしている。また、日本語吹替版のキャストには、「スポットライト」班のマーク演じるマイク・レゼンデス役を宮内敦士、マイケル演じるウォルター“ロビー”ロビンソン役に牛山茂、レイチェル演じるサーシャ・ファイファー役に森なな子、リーヴ演じるマーティ・バロン役に大塚明夫、ジョン・スラッテリー演じるベン・ブラッドリー・Jr.役に仲野裕、そして弁護士のスタンリー・トゥッチ演じるミッチェル・ガラベディアン役を岩崎ひろしが担当し、こちらも豪華声優陣が集結している。このほど発売が決定したDVD&Bru-rayでは、特典映像としてスタッフやキャスト、モデルとなった記者のインタビュー映像や、撮影風景、日本版と海外版の予告編&TVスポット集が収められている。『スポットライト 世紀のスクープ』のDVD&Blu-rayは9月7日(水)より発売。<『スポットライト 世紀のスクープ』発売情報>発売日:9月7日(水)※同日レンタル開始価格:DVD3,800円+税/Blu-ray4,800円+税発売元・販売元:バップ(C)2015 SPOTLIGHT FILM, LLC(cinemacafe.net)
2016年07月08日週刊誌『週刊文春』が、30日に放送されたフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)で、下半期の"不倫スクープ"を予告した。ベッキーと川谷絵音、宮崎謙介議員(当時)といった不倫騒動のほか、ショーンK氏の経歴詐称、野球賭博、甘利大臣(当時)の金銭授受疑惑など、今年上半期にスクープを連発した『週刊文春』。同番組はベッキーと川谷の不倫をスクープした担当記者を直撃し、取材秘話にまつわるインタビューを放送した。VTR後、谷岡慎一アナウンサーは「下半期、『すでにマークしている人がいる』ということなんですね」と報告。「なかなかこういうことは教えていただけないんですけども、ヒントだけ教えていただけました」と前置きし、ボードの紙をめくって出てきた文字が「歌舞伎俳優」だった。司会のバナナマン・設楽統は「いや、めちゃめちゃ怖いでしょ、これは。歌舞伎俳優の方は『えーっ!』となる」と代弁。『週刊文春』によると名前は明かせないらしいが、「すでに証拠をつかんでいる」「年末までに出したい」という。
2016年06月30日ベッキーと「ゲスの極み乙女。」ボーカル・川谷絵音の不倫をスクープした『週刊文春』の担当記者が、30日に放送されたフジテレビ系情報番組『ノンストップ!』(毎週月~金9:50~11:25)にVTR出演し、取材秘話を語った。川谷の実家がある長崎での不倫旅行を直撃し、2人の赤裸々なLINEのやりとりを誌面で公開するなど、スクープを連発して世間を驚かせた同誌。顔出しNGを条件に同番組に出演した担当記者は、「ベッキーさんはあまり恋愛のイメージがなかった。そのベッキーさんが激しい恋に落ちているというところと、(その相手が)独身の方ではなくて結婚されている方というところで、誰もが驚くようなニュースになるんじゃないかと思った」ときっかけを語りはじめた。不倫の情報をつかんだのは、「2人をよく知る人」から。あるルートからその人物とコンタクトを取り、直接話を聞いたという。その後、周辺取材を重ねる中で2人のLINEのやり取りを入手し、「間違いない」と確信。初めてLINEを目にした時は、「記者というより一人の人間として見てしまったというか。つかんでしまったというか」と戸惑いを感じつつ、「生の声を聞きたい」という思いで接触を試みた。そして、1月4日に2人が「長崎に向かった」という情報をキャッチする。原稿の締め切り日と重なったため、長崎には別の取材班を派遣。担当記者は現地からの報告をまとめるために東京で待機した。2人が長崎に入ってからは徹底マークしていたが、現地からの報告でベッキーの警戒度がかなり高いことが分かり、「この場所で取材すれば間違いなく言い逃れができない」と実家の前で直撃のタイミングを計った。「川谷さんの実家はマンション。2人がそこから出てきておそらく散歩にでも出掛けようとしていたのか、ビールを持って出掛けて行って。その時は意外と警戒はしていなかったというか。暗かったですし、もう夜になっていました」油断したところで記者に声を掛けられ、ベッキーは硬直。「どうリアクションをとっていいのか分からないというような感じで非常におろおろ」と混乱している様子で、一方の川谷は「ベッキーさん以上に固まっているというか」。記者から話し掛けられるベッキーの隣で、押し黙って呆然としていたという。その後、ベッキーは編集部に送った直筆の手紙で、川谷との決別を宣言。内容は誌面に掲載されたが、その現物となる5枚の便箋がテレビで初公開された。担当記者は手紙を読んだ当時を、「すごくきれいな字を書かれるんだなと。便箋は和紙で、ベッキーさんのような若い女性が普段使うような便箋じゃないんだろうなというふうに思って。真摯な自分の気持ちを表したいんだろうなと思いました」と振り返る。今、ベッキーにどのような思いがあるのかを聞かれた担当記者は、「彼女はすごく仕事が大事だと思っている人なので、また"タレント・ベッキー"として、一流というか一線級の方なので、また頑張ってもらいたいという気持ちがあります」とエールを送っていた。
2016年06月30日●完売前に共通する、ある出来事スクープ連発の『週刊文春』編集長は一体どんな人物なのか? 新谷学編集長の直撃取材は約1時間15分にもおよび、書き起こした文字数は1万6,000字。本記事では、注目を集める人物に直接会いに行くインタビュー連載「話題の人」の第1回に収まりきらなかった内容を「特別編」として掲載。「完売」のライン、ショーンKや野球賭博報道の秘話、ネットメディアへの本音、『週刊文春』のデジタル展開と未来予想図など、本誌同様に「タブーなし」のインタビューをお届けする(取材は3月中旬)。○テレビ局に有料提供する狙い――今年に入って3号が完売(甘利大臣の金銭授受疑惑 1月28日号・2月4日号/宮崎謙介議員の不倫疑惑 2月18日号)。ベッキーさんの号は完売ではないんですよね。世間的な関心、影響は最もあったと感じているのですが、完売になる号とならない号の違いは何だと思いますか?ベッキーさんの号は確かに完売ではないですね。一応、8割売れたら「完売」としているんですが、ベッキーさんの号は8割弱だったと思います。この「完売」、実は基準があります。出版界全体がこのラインを下げているんですが、うちは「8割」をラインとしています。66万部を完全に売り切るのは、日本全国津々浦々まで撒いているのでとても大変なんです。首都圏で売れても、地方ではそうでもなかったり。そういう意識の違いが生じることもあります。今年に入って3冊完売しましたが、そのうちの1冊は9割超え(1月28日号)。これは2012年の原監督の号以来ですね(原辰徳の1億円恐喝事件2012年6月28日号)。編集部が「売れる」とふんで売れたことはやっぱりあるし、「売れる」と思ってて思ったより売れないこともある。でも、「思っていた以上に売れた」ことは残念ながらあまりないんですよね(笑)。――今朝のワイドショーでは、たくさんショーンKさんを見ました(3月中旬に取材)。ずっとテレビでやってますね。やれる局とやれない局にきれいに分かれていましたが(笑)。――テレビだけではなく、ネットメディアをはじめ、マスコミ全体が『週刊文春』の恩恵を受けていることがあります。この状況についてはどのように受けとめていらっしゃいますか。僣越ながら「役割分担」がされつつある印象です。要するに、コンテンツメーカーとプラットフォームのように。第一報のコンテンツを出すところ、そしてそれを使って読者や視聴者に伝えるところ。こうした現状に鑑みて、テレビ局には記事使用料をいただくようにしました。ちょうど先週からです。記事使用料が発生すれば使われなくなるかもしれないと思っていたら……みなさんジャンジャン使っていただいています(笑)。今まではすべて無料提供でした。これもコンテンツビジネスの1つですよね。以前は、宣伝効果もあるし、使ったり使われたり、お互いさまのことと考えていたんですが、最近は役割分担がより明確になってきました。例えば共同通信の写真を使わせてもらう時、お金を支払いますよね。『週刊文春』の記事や『週刊文春デジタル』の動画もそれと同じだと思うんです。うちのオリジナルコンテンツを使ってみなさん商売なさっているんだから、それに見合うお金はいただくべきだということを社内に提案して、それが通りました。社としてライツ事業部が過去記事で使用料をいただくことはあったと思いますが、『週刊文春』では初の試みです。○一番の財産は"読者からの信頼"――そういった動きも含めてですが、週刊誌のイメージが最近変わりつつあるような気がします。どのように変わりましたか?――芸能人の方々がテレビなどで「週刊誌はウソばかり」と嘆く姿をたびたび目にしてきました。しかし、今これだけ影響力があるのは、揺るぎのない「事実」が誌面に反映されているからじゃないかと。峯岸みなみさんは、何かの番組で「文春はしっかり取材している」とおっしゃっていたみたいですね(笑)。でも、そうやっておっしゃってくださるのは一番ありがたいことで、ネットの書き込みを見ていても「文春が書いているから本当だろう」というのをよく目にします。それが本当にうれしくて。今まで週刊誌は長きにわたって偏見の目にさらされてきました。「あることないこと、適当に噂を書き飛ばしている」みたいな。「まぁ、週刊誌だから」、そんなイメージだったと思います。それが「文春だから本当」になったのは大きな変化です。コンテンツビジネスを本気でやろうとしたら、この”読者からの信頼”は一番の財産、そして最大の武器になる。記事に書いていることが真実であり、しかもそれが面白ければ、きっとお金を払ってくれる。そうすれば、紙の売り上げとは別にデジタル上でも、ビジネスが展開できると思っています。――売り上げに直結する話題性、内容の選別、人選。その辺りの照準が定まってきたということでしょうか。それもあると思います。こちらでコントロールできること、できないことはありますが、取材対象の選び方は重要です。誰のことならお金を払ってまで知りたいのか。そしてその人物に報じる大義があるのか。そこは見極めます。常にそれを見据え、入念な取材をして記事を作っていますが、結果的に完売になる時は前日に”何か”が起こることが多い。例えば会見。甘利さん、ベッキーさん、宮崎さんは、発売前日、当日にうちの記事に関して何らかのリアクションを取らざるを得なくなっていました。3月10日号(ショーンK氏の学歴詐称疑惑など)も売れ行きはわりと好調ですが、やっぱり前日にショーンKさんの活動自粛が発表されました。世間の方々は「なんだなんだ!?」「また文春?」「ただならぬことが起こっている!?」となるし、新聞やテレビも当事者に動きがあると、追っかけやすくなる。そうやって広がっていくと売れる傾向にあります。やっぱり何の反応もないと、いくらすごいスクープでも、スルーされて気がつかれないこともあるわけです。●ショーンKを調査した3週間――ということは各メディアが追いかけて報じるのも、その盛り上がりの一端となり、結果的に売り上げに貢献しているということになりますね。ショーンさんの件も驚きました。ただ、テレビでお腹いっぱいになってしまうという側面もあると思うし、今でも判断は難しいですね。ショーンKさんの記事に関してはすごく単純なきっかけでした。彼が『ユアタイム』のキャスターに抜てきされると聞いて、「ついにここまできたのか」「すごい出世」と皆さん思いますよね。天は何物まで与えるんだろうと。報道番組のアンカーマンは社会的地位がものすごく高い。アメリカでは大統領よりも影響力があったともいわれるウォルター・クロンカイトとか、エドワード・R・マローとか。世論を形作っていく大きな影響がある立場。そこまでこの人はのぼりつめたんだと感心していました。しかしですね、ふと思ったんです。どんな人だっけ?非常に謎が多く、ミステリアス。彼が公表していた情報はなかなか裏を取らせてくれないような、謎に満ちたプロフィールだったんです。キャスターになるにあたって興味があるから調べてみようと。そこがきっかけになりました。取材をはじめたのは、『ユアタイム』の発表があった頃です。だいたい3週間ぐらいは取材していましたね。――素朴な疑問でもスクープを生み出すきっかけになるわけですね。そうです。番組がはじまれば、当然みんな興味を持つことですよね。手に入る資料では、全くつかみどころがなかったんです。人間っぽさがないというか、肌触りがないというか。非常に人工的に作り上げられたイメージはあるんだけれども、その一歩先というか、彼の生身の部分の人間性みたいなものが全然分からなかった。だから知りたい。それがはじまりです。取材をスタートした段階では、まさか「ホラッチョ」なんてあだ名だったとは夢にも思いませんでした。インタビューに同席しましたが、「けしからん」というよりも、人としてとても興味深い方でした。○「たかが週刊誌」の姿勢――ショーンさんもそうですが、『週刊文春』は世の中を動かすきっかけにもなっています。人生が反転してしまう人もいれば、政治的な動きも。そのあたりについてはどのように感じていらっしゃいますか。結果的にそうなっているだけで、「世の中を動かしている」なんて僭越な話です。動かそうなんて大それた意識は全くありません。われわれがやっていることは極めてシンプル。「世の中の多くの人が興味を持っている人物、事件」について、「建て前やきれいごとではない本音の情報をなるべく本質に迫るような内容」で、「分かりやすく」提供していくこと。それが『週刊文春』のやるべきことだと思います。それをやっているだけなんですよ。その結果、活動を自粛されたり、辞任につながったり。その結末を狙ってるわけでは決してありません。そんなことを考えていると、方向性として間違ってくる。自分で言うのもなんですが、われわれは「たかが週刊誌」です。一週刊誌が「大臣の首をとってやる」なんて、そんな傲慢な姿勢で雑誌を作ったら、やっぱり世間はそっぽを向くと思います。何よりも、自分自身が読者としてそれは嫌ですから。何様のつもりだよと言われますよね。すごく注意しているのが、「文春怖い」と思われること。『泣いた赤鬼』みたいになってしまいます。やっぱり雑誌は、かわいがられたり愛されたりするべきもの。友だちになってほしいのに、みんなに逃げられるのは嫌です。だからみなさん、仲良くしてください(笑)。――そういった「変えない・変わらない」ポリシーがある一方、編集長になって改革されているのがデジタル展開ですよね。そうですね。そこはかなり大きな変化かもしれません。――ヤフートピックスに取り上げられる率も高くなってきたように思います。ヤフーニュースに配信するスクープ速報は週に1~2本ぐらいなんですが、3~4本出すこともあります。――スクープ速報は担当部署が違うんですか。いえ、同じだからすごく大変なんです。どのネタを出すかは私が決めて、それぞれの担当のデスクに指示しています。紙の校了作業で大変な時ですが、合間を見て書いてくれています。そのかいもあって、週刊文春デジタルの会員は順調に増えていて、今は6,000人ほどになりました。○読者アンケートにこだわる理由――週刊文春デジタルで、記者の方がビデオカメラを片手に宮崎議員(当時)を取材している映像がありました。あれを見た時に、テレビ的な立ち回りまでするのかと衝撃を受けました。宮崎さんのデジタル動画はテレビ各局が貸し出しを求めてきました。あの時は全部無料で提供しましたが、今ではデジタル動画も使用料をいただいています。もちろん何でもかんでも動画を撮れとはまったく考えていませんが、必要に応じて、動画にも力を入れていくと雑誌の可能性が広がりますよね。うちは読者アンケート記事をよくやるんですが、私が編集長になる前は外注して、アンケート業者で募集をかけて集計していたんです。そういう業者に何十万円も払っていたわけです。それはバカバカしいと思っていたので、編集長になってまず真っ先に変えようと思っていたのがそこでした。大変でもアンケートは自前でやろうと。週刊文春WEBの無料会員をとにかく増やして、その方たちとアンケートを通じて直接つながる。現在、2万弱の会員数です。読者とダイレクトにつながることによって、「俺のメディア」「私のメディア」という参加意識を持っていただき、その反応を誌面で紹介する。読者の皆さんにとって、自分の声が、世の中に少なからず影響を与えるかもしれない「場所」としての『週刊文春』を作るべきだと思ったんです。――読者の方々のコメントが的確でいつも驚きます。そうなんです! そういう会員の方々がたくさんいらっしゃいます。「読者の顔」が見えてくることの意味は大きいと思います。どんな意識の方がコア読者になるのか分かるので、そこは編集にも良い意味でフィードバックされる。読者とダイレクトに繋がることにはさまざまなメリットがあります。●情報戦を制した野球賭博スクープ○「他人のふんどし」は楽しくない――編集長自らスクープを取ってくることは?たまにあります。でも、基本的には現場の人間ですね。ところで、ネットメディアは独自に取材して、スクープを取ったりしないんですか?――スポーツ紙、雑誌系以外は、ほぼないと思います。ネットメディアに対してどのようなイメージを持たれていますか?なんとなく「まとめサイト」のようなものというか。話題のものをつまみ食いして、それを面白おかしく書いて出す。現時点ではそこまでのものが多いと捉えています。時には露骨なパクリみたいなことをするところもありますし、その時は見つけ次第、抗議をするようにしています。こういうことを言ったら怒られるかもしれませんが……「それで面白いの?」というのが一番の疑問です。この仕事は、お金儲けがモチベーションで始める人は少ないと思うんですよ。金儲けとか出世とか考えたら、うちじゃなくてもっと大きい会社とか、違う業界に入る方が絶対いい。そうじゃなくて、やっぱりみんなが知りたいことを自分がいち早く知って、それをみんなにいち早く伝えたいからこそ、この仕事を選んだと思うんです。そして自分が発信したニュースが世の中にいい影響を与えることが、やりがいに繋がっていくと思うんですよ。他人のふんどしばかりだと、楽しくないじゃないですか。いつまでもそうなのか、これから変わっていくのか。オリジナルのコンテンツメイクをしていくのか。そこはすごく興味があります。映像業界ではNetflixのようにどんどんオリジナルコンテンツが生まれています。お金が集まるようになってくると、豊富な資金で既存のメディアには作れないハイレベルのコンテンツが増えていく。映像業界のような危機感は理解できます。○紙は紙で存在すればいい――今のお言葉、真摯に受け止めたいと思います。それでは最後に。『週刊文春』をどんな雑誌にしてきたいですか。1つはこのスクープ路線を持続可能なものにしたい。私じゃない人間が編集長になっても、きちんとクオリティの高い調査報道を続けられる体制を維持したいです。もちろん、スクープによって売れる、売れないはあるけれども、変わらずにいたことが週刊誌の売り上げで11年連続1位に繋がっていると思うし、年が明けてからのスクープ連発にも繋がっています。今のような状況がずっと続くと私も思っていないので、落ち着いてきた時に「老獪な戦い」をしたい。大きく落とさないで、”文春らしさ”を保ちながら、きちんと部数を維持する。完売で新規の読者が加わった時、「初めて読んだ」、あるいは「久しぶりに読んだ」という読者がなるべくそのまま残ってくれるように1本1本の記事クオリティを落とさないようにしたい。あとは連載も大事ですよね。連載を面白いと思ってもらえると、毎号買うモチベーションへとつながる。連載は今も素晴らしい執筆陣が揃っていると思いますけど、さらに充実をはかりたい。あとはコンテンツビジネスを収益の大きな柱に育てていきたい。まだまだ戦略的に動けていませんが、例えばSMAP解散騒動の時にメリーさんのインタビューや、清原さんの2年前のスクープを電子書籍で100円で売ってみたりとか。そういう記事のバラ売りも含めて、『週刊文春』が生み出すコンテンツをいろいろな形でマネタイズしていく。ここについてはもうちょっと戦略性を持った取り組みができないかなと思っています。そこから先のことは、自分の頭の中で何となく考えている段階です。例えば、個々の記者をどれだけメディアに露出させるかとか。そういう可能性もあると思うんです。今は出演依頼がかなり来ているんですが、だいたい全部断っています。顔を見せていくことのメリット、デメリットがありますから、そこは慎重に考えるべきでしょう。もちろん記者が嫌だといえば出す話ではないんだけども、一方では記者が1つのキャラクターとして立つ必要もあるのかなと。個々の記者たちが自分の得意分野のエキスパートとして、存在がもう少し浮き上がってくるというか、顔が見える存在になり、その個々の記者にコアな読者がついて、その集合体としての『週刊文春』になる。このように記者のマネージメントをやることも、コンテンツビジネスにつながると考えています。デジタル展開をすれば締め切りがなくなりますが、「時間とタイミング」も重要になってきます。タッチの差で、全然PVが違う。読売巨人軍・高木投手の賭博問題が良い例です。あれは、うちが火曜日の昼までに回答するように巨人軍側に当てて、昼の段階で「調査中」という答えが来た。現場としては、しっかりと裏が取れていたから「名前を出そう」ということになりました。ところが、19時40分から読売が高木投手のことを会見で発表するとの情報が入ってきた。そうすれば他のメディアが一斉に報じますから、『週刊文春』のスクープを受けて発表したとはなりませんから。だから、異例のことですが火曜日の19時過ぎにスクープ速報を出しました。「タッチの差」を制するためには、そういう情報戦もやらなきゃいけない。そうやって、締め切りに縛られなくなり、動画あり、音声あり、読者との強い結びつきあり、記者の際立った”個”ありと、取り組むべきテーマはまだまだあります。紙は紙で存在すればいい。紙を無くしてしまうという話ではまったくありません。紙の部数を維持する、上げる努力をするのは当然。ただ、うちは踏みとどまっている方ですが、出版業界は苦戦していて、5年、10年と長い目で見た時に非常に厳しいのは確かです。紙の体力があるうちに新たな試みにトライし、可能性を模索していく。デジタルのビジネスはトライアンドエラーの中から正解を見つけていくものなので、リスクに注意しつつも、いろんなことをやってみるべきだと思います。動く、聞こえる、参加できる、一緒に作れる。そういう新しいメディアの形が、あり得ると思う。テレビと組んだり、ネットメディアと組んだり、メディアの垣根を越えていろいろなものと組む。そういう他メディアの人から面白いと思われるような存在であり続けられれば、『週刊文春』の未来は決して暗くないと思っています。
2016年04月21日カトリック教会が隠し続けてきたスキャンダルを、スクープした記者たちの目線から描き、全米脚本家組合(WGA)賞に続いて英国アカデミー賞(BAFTA)の「脚本賞」を獲得、アカデミー賞においても主要6部門にノミネートされている『スポットライト 世紀のスクープ』。このほど、それぞれ「助演男優賞/女優賞」にノミネートされているマーク・ラファロやレイチェル・マクアダムスをはじめとするキャストたちが、ジャーナリスト生命にかけて教会の大罪に挑む姿をとらえた予告編と本ポスタービジュアルが解禁となった。2002年1月、アメリカ東部の新聞「ボストン・グローブ」の一面に全米を震撼させる記事が掲載された。それは、地元ボストンの数十人もの神父による児童への性的虐待を、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた事実。これまで1,000人以上が被害を受けたとされるその許されざる罪は、なぜ長年にわたって黙殺されてきたのか?その記事を担当していたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄「スポットライト」の4人の記者たち。デスクのウォルター・“ロビー”ロビンソンをリーダーとするチームは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てる。途中、9.11同時多発テロによる一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続ける……。カトリック教会が長年黙殺してきたスキャンダルを暴き、世界中を驚かせた“世紀のスクープ”の内幕を、取材に当たった新聞記者の目線で克明に描き出した本作。今回、解禁された予告編では、ジャーナリスト生命を懸けて“聖域”に挑むマイケル・キートン、マーク、レイチェルら「スポットライト」チームの姿が描かれている。「神様にノーと言えますか」という被害者の重いセリフが語る通り、古くから地域社会に根ざしたカトリック教会は、秘密主義に閉ざされた巨大権力であり、定期購読者の半数以上をカトリック信者が占めるボストン・グローブ紙にとってもアンタッチャブルな、まさに“聖域”。だが、幾多の困難にも屈せず、粘り強い調査を続けるうち、チームは想像をはるかに超えた驚愕の事実を次々と掘り起こしていく。隠蔽の罪が浮き彫りになるスリルと、被害者たちの希望の光となるべく奮闘するチームの姿。「いまも子どもたちが狙われているんだぞ!」と叫ぶマークの姿も胸を打つ衝撃の実話を、こちらの映像から確かめてみて。『スポットライト 世紀のスクープ』は4月15日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月17日かつて世間を騒がせた“アノ話”の、当時は報道されなかった意外な真実をスクープするニュースバラエティー『アノ話の「じゃない」をスクープ!ジャーナいリスト』が、矢作兼(おぎやはぎ)&若林正恭(オードリー)をMCに迎え、1月12日(火)21:00から放送されることになった。“史上最悪の修復劇”といわれたスペインのキリスト教会の壁画、お正月の日本に衝撃が走った“スカスカおせち”事件の真相、そして、“ささやき女将”と名づけられた元「船場吉兆」のあの女将など、ニュースやワイドショーで話題になった、誰もが知っている“アノ話”。 でもよく調べてみると、そこには世間の人々が勘違いしていることや、知られざる真実が隠されていた! 今回の番組では、そんなアノ話の「○○じゃない」ことをスクープ。かつてテレビを騒がせたアノ当事者やその周辺を徹底調査し、事件の舞台裏と衝撃の事実を探っていく。MCを務めるのは、「ここ2年で野々村議員のニュースが一番面白かった」と語る「おぎやはぎ」矢作さんと「相方・春日俊彰がボディービルで注目され過ぎている」と悩む「オードリー」若林さん。そしてゲストには、世間のイメージとは違う「じゃない」部分を持っていそうな芸能人として、ヒロミ、ホラン千秋、新川優愛、羽田圭介といった、いま話題の個性豊かな面々が登場。まずは、2012年8月、スペインの教会で“史上最悪の修復劇”と呼ばれ、世界中でセンセーショナルなニュースとして報道されたキリストの壁画修復。当時、非難の的となった当事者の老女・セシリアさんを訪ねて、俳優の金子昇が現地へ向かう。すると、壁画にまつわる意外な事実や、騒動が発端で巻き起こった驚きの事態が明らかに!そして、金子さんの身にも予期せぬ出来事が起きてしまい…。さらに、「最近は、人に頼まれても絵を描かない」というセシリアさん本人が描いた、ある人物の超貴重な肖像画がスタジオで公開される。続いて2011年、お正月に大騒動を巻き起こした“スカスカおせち”事件。ネット通販で購入したおせちが見本とはまるで違い、中身がスカスカだったというこの騒動。今回は、当時の販売元の社長が登場し、事件の経緯やあの頃の心境をテレビで激白!当事者へのインタビューで明らかとなった数々の誤算とは?さらに、舞台裏にはもう1人、事件のカギを握る重要人物がいたことが判明。いまだから話せる当事者2人の告白を元に、騒動の全貌を再現VTRで紹介。おせちの製造過程で起きた様々なトラブルや、騒動に関わった人物たちの知られざる新事実が続出する。そのVTRを観た矢作さんからは、「誤算ばっかりだよ。1個の誤算でも成功しないのに…」と厳しい指摘が。またスタジオで、当時の完成品を再現したスカスカおせちが配られると、「こんなおせちありえない!」とホランさんの怒りが爆発。しかし、ほかの共演者からは意外な意見が飛び出し…。また、ヒロミさんは自身も経営者である立場から客商売の難しさを語る。さらに、女優の佐藤仁美は、2007年に賞味期限表示貼り替えや産地偽装などで廃業に追い込まれた老舗料亭「船場吉兆」の“ささやき女将”に接触を試みる。佐藤さんが訪れたのは、再出発した女将の次男が営む大阪・北新地にある日本料理店。美味しい料理と酒の力を借りた佐藤さんは、女将である母と長男が注目を浴びるきっかけとなったあの会見について鋭く切り込み、ついに女将の“ささやき”に隠された真実を暴き出す。そして、日本中から注目を浴びたあの“ささやき女将”の現在とは…?メディアからの取材を一切断り続けていた女将との超貴重な接触までの一部始終も明らかに!そのほか、世の中のさまざま「じゃない」を調査していくが、新しいところでは昨年に東京五輪エンブレム騒動の渦中となった“あのデザイン会社”「じゃない」ほうの同名デザイン会社に突撃取材し、番組からとんでもない発注を試みる。また、信じられないほどボロい温泉宿の「じゃない」もスクープ。築56年、極めて半壊状態に近い“日本一ボロい温泉宿”を調査しに行ったマテンロウ・アントニーが目撃した、想像を絶する光景とはいったい!?誰もが知っていると思っていたニュースに隠された知られざる新事実に、あなたも衝撃を受けてみて。『アノ話の「じゃない」をスクープ!ジャーナいリスト』は1月12日(火)21:00より関西テレビ/フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年01月12日インターネットメディア事業を営むスクープドットコムは、スクープ映像に特化し、価値のある映像は買い取り、会員メディアへ販売するサイト「Scoop!」をリリースした。同サイトでは、その日に起きた事件・事故・災害の決定的瞬間の動画・写真を投稿してもらい、報道やニュースで使える素材は会員メディアへ販売していく。また、日常で撮影したペットや赤ちゃんなどのハプニング映像や、オリジナルアニメーションなどのコンテンツも募集中。優秀作品は同社が購入するか、商品券などの品が贈られるとのこと。価格ランクは5段階にわかれており、価格の目安は動画が10,000円、写真が5,000円から。話題性のある貴重な映像や写真、希少価値の高い映像や写真、入手困難な映像は「チャレンジ価格」として、動画は100,000円、写真は50,000円以上の価格がつくこともあるという。3日間の買い付け期間が経過しても動画・写真が購入されなかった場合は、自動的に同サイトやほかの投稿サイトにて公開される。投稿動画・画像は未公開のものに限り、会員企業に購入された動画・写真をほかのメディアやサイトに投稿することは禁止されている。購入された動画・写真の使用権は、購入した会員企業に発生するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日