篠原涼子を主演に迎え、2006年1月期に連続ドラマとしてスタートしてから10年が経つ「アンフェア」。この度シリーズ最終作となる映画『アンフェア the end』から初の本編映像が公開された。バツイチ、子持ち、大酒飲み…検挙率ナンバーワンの敏腕であり、過去に犯人を射殺した経験のある唯一の刑事・雪平夏見(篠原涼子)は、父が殺された事件の真相を探っていた。事件の背景に警察組織の“闇”があることをつかみ、父が警察内のクーデター計画を画策していたことを知る。それは、長い年月を経て、警察病院占拠事件(『the movie』)、ネイルガン連続殺人事件(『the answer』)へと繋がり、元夫・佐藤和夫(香川照之)の命と引き換えに、国家の中枢で権力を濫用する組織から機密データを手に入れる。前作から4年――『the end』では、元夫・佐藤の死と引き換えに、国家を裏で操る秘密組織の機密データを手に入れた雪平に新たな事件が勃発。鋭い嗅覚と型破りな手段で、いよいよ最後の敵へと迫っていく。雪平が刑事になったきっかけともいえる、父親殺しの真犯人の正体も明らかに…。本作には、篠原さん扮する雪平の協力者となり国家の謀略を暴こうとするシステムエンジニア、津島直紀役に永山絢斗、最高検察庁監察指導部である武部将臣役には「EXILE」のAKIRA、検察庁・特捜部長役の吉田鋼太郎といった新キャストのほかに、佐藤浩市、阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進、向井地美音ら前作からのメンバーが再集結している。今回公開された特報映像の冒頭には三浦春馬、西島秀俊、瑛太、江口洋介、大森南朋、山田孝之、香川照之と錚々たるメンバーが次々とフラッシュバックで登場。シリーズを通して、名だたる俳優が出演してきたことが伺える。「組織の不正を暴きたい」と語るAKIRAさんや永山さん、佐藤さんが登場。さらにシリーズを通して鍵となっている「アンフェアなのは誰か」と書かれた栞のシーンも。雪平と拳銃を向け合う人物は誰なのか…。「あなたが父を殺したの」と涙ながらに語る雪平のセリフは誰に向けられたものなのか?期待が高まる映像となっている。『アンフェア the end』は9月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月02日マークスタイラー(MARK STYLER)社の展開するファッションブランド、エモダ(EMODA)が、4月より水原希子をイメージモデルとして起用することを発表した。アメリカテキサス州生まれの水原希子は、2003年に雑誌『Seventeen』のミスセブンティーンを受賞しモデルデビュー。その後、ファッションアイコンとして多くのブランドのイメージモデルを勤める他、2013年10月にはパリコレクション、2014年2月にはミラノコレクションでそれぞれデビューを果たした。ディーゼルや3.1 フィリップ リム、メゾン キツネなどグローバルブランドのキャンペーンビジュアルにも出演。さらに、雑誌『VOGUE ITALIA』においても16ページに渡る特集が組まれるなど、日本国内にとどまらず世界からも熱い視線が注がれている。一方、女優としても活躍を広げる。2010年にはトラン・アン・ユン監督『ノルウェイの森』の小林緑役に抜擢。以降、蜷川実花監督『ヘルタースケルター』や、2013年NHK大河ドラマ『八重の桜』等にも出演を果たした。同社によると今回、水原希子が広告塔として起用された背景には、モデルとしてだけでなくドラマ、映画と次々に活躍の場を広げていく彼女のイメージが、これからも新たな挑戦を続けていきたいという同ブランドの想いと合致したからだという。今後は、エモダのアイコンとして、雑誌とのタイアップ、カタログなど、様々な場でプロモーションに出演する。
2015年03月23日ランコム(LANCOME)は限定コレクション「アンソニー・バカレロ for ランコム」を2015年秋に発売する。このコレクションでは「ヴェルサスヴェルサーチ(Versus Versace)」のクリエーティブディレクター、アンソニー・バカレロ(Anthony Vaccarello)がデザインを担当。ブランドのアイコンアイテムをベースに、創業80周年という節目の年ににふさわしいプロジェクトが展開される。今回のコラボについてバカレロは「ランコム ウーマンのフェミニニティとカリスマ性にインスパイアされました。ランコム ウーマンには、けっしてメッキではない、いきいきとした特別なエレガンスがあります」とコメントしている。一方、ランコム インターナショナルで社長を務めるフランソワーズ・レーマンは「アンソニー・バカレロには、強く現代的なフェミニティーのビジョンを明確に表現する天賦の才があります。極めて独自な世界観を持つ彼のようなクリエーターに、選び抜いたアイコン的製品のデザインを任せることによって、過去の遺産とイノベーションを絶えず組み合わせ続けるブランドであるランコムは大いに活性化され、いっそう豊かになれるのです」と話している。
2015年03月17日アン・リー監督の次回作『Billy Lynn’s Long Halftime Walk』の主演俳優が、イギリスの若手俳優ジョー・オールウィンに決まりそうだ。正式なオファーは出されていないが、オールウィンはリー監督の第一候補のようだ。その他の情報オールウィンは無名の新人で、まだエージェントもついていない。リーは、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でも無名の新人スラージ・シャルマを発掘している。原作は、ベン・ファウンテンが書いた小説。19歳の戦士ビリー・リンは、イラクでの激しい戦いで生き残った。その様子はカメラに納められており、アメリカに帰国後、宣伝ツアーに連れ回される。物語は、その宣伝ツアーの目玉となる、感謝祭の日のフットボールの試合に登場する日を舞台に、ビリーが戦争を思い出す形で展開するようだ。リー監督が新作を撮影するのは、2012年の『ライフ・オブ・パイ…』以来。監督は同作と『ブロークバック・マウンテン』でオスカー監督賞に輝いている。文:猿渡由紀
2015年02月27日1995年にデビューしたワールドの「アンタイトル(UNTITLED)」は、働く女性に向けたスタンダードアイテムを提案してきた。来春に20周年を迎えるにあたって、“自分を自由に描く服”というコンセプトはそのままに、よりコンテンポラリーなキャリアブランドへと方針を改める。また、イタリアのテキスタイルメーカー「パオレッティ」や、プリントメーカー「リモンタ」などの協力を得て、オリジナル素材の開発を強化。アメリカ「ケッズ」のスニーカーや、フランス「ルミノア」のカットソーなどともコラボレーションを展開していく。なお、2016春夏シーズンからは八木保をクリエーティブディレクターに起用し、“カルチャー”と“アート”をキーワードに今の時代にふさわしい製品を展開。これによって、ショップの内外装デザインなども含めたブランドイメージの一新を図る。イメージビジュアルは写真家のホンマタカシが撮影し、新しいアンタイトルの世界観を表現。また、15年をブランドアニバーサリーイヤーと定めて、様々なイベントを行う予定だ。主な製品の価格帯は、プルオーバーが6,500円から1万5,500円、ジャケットが1万9,000円から3万4,000円、スカートが1万3,500円から1万7,500円、パンツが1万3,500円から1万7,500円、ワンピースが1万9,000円から2万8,000円、コートが2万4,000円から4万9,500円。
2014年12月01日ベルギーを代表するファッションデザイナー、アン・ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)のクリエーションを紐解く書籍『ANN DEMEULEMEESTER』(1万3,000円)が発売された。アン・ドゥムルメステールは、アントワープ王立美術アカデミーの卒業生5人と共に“アントワープシックス”として注目を集めたデザイナー。1985年のブランド創設以降、詩的なストーリーとラグジュアリートレンドへの反抗心が込められたデザイン、エレガントなテーラリング、ダークでロマンチックな世界観で高い人気を集めている。2013年にプライベートの時間を優先したいとの理由から自らブランドを去った。全2,000ページに渡るこのハードカバーは、そんなアン・ドゥムルメステールの作品やデザインプロセスを紹介したもの。1,000枚を超えるコレクション写真が収録されており、そのボリュームや仕様、レイアウトとともにファッション本の常識を覆すような内容となっている。日本では、アン・ドゥムルメステールの表参道ヒルズ店、伊勢丹新宿店、梅田阪急店、及びドーバー ストリート マーケット ギンザ(DSMG)にて販売。11月20日にDSMGで行われた本人によるサイン会には多くのファンが詰めかけ、快くサインとスナップに応ずるアンの姿が見られた。また、ドーバー ストリート マーケットのロンドン、ニューヨーク店では即完売したという。
2014年11月25日『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープ演じる鬼編集長にも負けず、健気に頑張るアシスタントを演じ、一躍スターダムを駆け上がったアン・ハサウェイ。クリストファー・ノーラン監督の『バットマン』シリーズ最終章『ダークナイト ライジング』では、これまでのイメージを一新してセクシーなキャットウーマンに扮し、世界を熱狂させた。またミュージカル映画『レ・ミゼラブル』では、ロングヘアをバッサリ切り、名曲「夢やぶれて」を力強く歌い上げ、見事アカデミー賞「助演女優償」を受賞。名実ともにハリウッドを代表する女優へと成長を遂げた。そんなアンの新境地を切り開いたともいえるのが、ノーラン監督と再タッグを組んだ話題作『インターステラー』(公開:11月22日)だ。物語の舞台は、世界的に食糧難に陥った近未来。マシュー・マコノヒー演じる元エンジニアのクーパーと一緒に、人類の危機を救うために宇宙に旅立つ生物学者アメリア・ブランドを演じている。壮絶なミッションを遂行する勇敢な女性を演じたことや、マシューとの初共演の感想、また女優としての次なる目標に至るまで、たっぷりと語ってもらった。地球の寿命を悟った人類は、居住可能な“第2の地球”を探すミッションを、数名の宇宙飛行士たちに託す。そのうちの1人が、アンが演じた生物学者・アメリアだ。「アメリアはとてもタフな女性だけど、同時に弱い面も持ち合わせている。タフになることは、彼女の責任で、その責任を彼女は喜んで受け入れたの。自分の中にある弱さは拒もうとした。なぜなら、自分に課せられた任務に必要のないものだからよ。でも感情のすべてをコントロールできる人はいない。だから脆い面が露呈することもあるわ」と自身のキャラクターを愛おしそうに語り始める。アメリアの役作りについて「すべては脚本にあった」そうで、特に難しい面はなかったというアン。「私はただ彼女に真実味を持たせるために、彼女にとって一番大切な記憶は何か、どんなことを大切にしているかを考えてみたわ」。アンと2度目のタッグとなったノーラン監督は、壮大な世界観を生み出すフィルムメイカーだが、人間ドラマの描き方も秀逸。本作でも、果てしない宇宙の旅と普遍的な親子のドラマの両立に成功している。アンも「ビジュアルとドラマの両立ができるフィルムメイカーは少ない」と話す。「クリスのユニークなところは、とても知的な人だけど、すごく楽観主義なの。彼は私たちを、とてつもなく複雑で要求の多い旅に連れ出すけれど、最後には希望を感じさせてくれるわ。この映画は、人と人との関係を描いている。だから出演できたことを、誇りに思ってる」とノーラン監督を絶賛する。一方、マシューとは本作が初共演だ。物語の中であまり多くの言葉を交わさない2人だが、自然とお互いの存在を認め合っていく。実際の彼らも、撮影前には必要最低限の会話しかしなかったとアンは告白する。「2人とも一歩後ろに下がって、お互いを見ていたわ。私は彼のすることすべてが気に入って、最初の数分間ですっかり感心してしまった。そして、その気持ちが消えることはなかったわ。映画の物語が進むにつれ、私たちは役柄と同じように、多くの時間を一緒に過ごし、お互いに共通するものを学んでいった。撮影が終わる頃には、彼に対して親近感や愛情を抱くようになったの。心から尊敬してるわ。彼は現場にとてもいいエネルギーを持ち込んでくれた。今はとても仲のいい友人よ。彼は独特な考え方をする人で、何を言い出すのかまったく予想ができないの(笑)。彼の脳から飛び出してくるものが大好きよ」。一方のマシューも、「テイクごとに演技を変えるアンに脱帽した」と彼女を称賛している。そのことについてアンは「シーンを演じるのに、やり方が1つしかないということはない。状況は同じでも、その瞬間に起こることは異なるわ。何よりも耳を傾けることが大事。もし共演者がヒントを与えてくれたら、それに寄り添えばいい。それはマシューも同じだった。ダンスをするのと同じなの」と語っていた。『ダークナイト ライジング』では、ボディラインがくっきりと分かるボディスーツを見事に着こなしたアン。その当時も「ジムに通いつめることになった」と苦労を口にしていた彼女だが、本作での宇宙服も「着心地のいいものじゃないわ」と明かす。「でも衣装もキャラクターの1つよ。私たちが全身を使ってしたことが、ミッションの難しさを表現できたはず」。ちなみに「本物の宇宙服は、あれより2倍以上重い」とのこと。映画の中で壮大な宇宙の旅を経験したアンは、地球でのささやかな日常をとても愛おしく感じるようになったと言う。もし宇宙船に乗らないといけないとしたら、何が一番恋しくなったかと聞いてみると、「そよ風」と意外な答えが。「私は何でも積極的に行動するタイプで、いままでずっとそうだった。立ち止まってバラの香を嗅いだりするタイプじゃなかったの。でも今、ホテルのプールサイドでこのインタビューが始まるのを待ってる間、とても幸せだと思った。風が木を揺らしたり、太陽が葉を照らすのを見てるだけでね。この映画での経験を通して、以前より地球の美しさに深く感謝するようになった。自然のそのままの姿が愛おしい。アクセサリーも流行の服も要らない。ただここに座って、そよ風を感じて、葉が揺れるのを見るだけで十分よ。この映画の前には、こんな感覚はなかったかもしれない」。また、壮大な宇宙の旅でさまざまな困難を経験するアメリアだが、アン自身が逆境に直面した際の対処法を聞いてみると「私はこれまで遭遇した困難から、自分1人で抜け出すことはできなかったの」と明かす。「だから人生の壁にぶつかった時は『お願い、助けて!』と周囲の人たちに助けを求めるわ。でも生きていくうえで困難がなくなることはない。だから戦い続けるように自分に言い聞かせる。私は決して諦めないの。友人のジェニー・ルイス(歌手)が『A Better Son/Daughter』という曲の中で、“あなたは闘い、乗り越える。必要なら自分を偽り、笑顔で仕事に行く”と歌ってるわ。私も同じよ。音楽を聞いて、日記をつけて、泣くのをやめる。でもその後、またちょっとだけ泣くの(笑)。そうするといつの間にか、絶対にできないと思っていたことも怖くなくなるの」。最後に、女優としての“目的地”を聞いてみた。「私はすでに自分が子供の頃に夢見ていたことを実現してしまった。だから今、次のゴールを模索しているの。今の私が願っていることは、素晴らしいフィルムメイカーと仕事をして、彼らのビジョンを理解することね。それから私はただ、いい人間になりたい。もっと若い時は、世の中を変えたいと思っていた。でも今振り返ってみると、それは私のエゴだと分かった。今の私はただ、周囲に気持ちのいいエネルギーを与えられて、自分やまわりの人たちにいい選択ができる人になりたいの」と語った。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インターステラー 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2014年11月20日“ダークナイト三部作”のクリストファー・ノーラン監督の最新作『インターステラー』でアン・ハサウェイが主人公と共に宇宙へと旅立つブランドを演じている。『ダークナイト ライジング』に続いてノーラン作品に出演するハサウェイは本作でどんなキャラクターを演じたのだろうか? 彼女に話を聞いた。その他の写真『インターステラー』はノーラン監督と弟のジョナサン・ノーランが共同で脚本を執筆し、マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャステイン、ケイシー・アフレック、そしてマイケル・ケインらが出演する作品で、地球がその寿命を終えようとしている未来を舞台に、愛する家族を守るために、宇宙へと旅立つ者たちのドラマを描く。本作は監督の意向で、映画の内容を事前に伝えすぎないよう細心の注意がはらわれている。よって彼女が演じたブランドについても、具体的な情報などはここでは伝えない方が良いだろう。ただ、ハサウェイは自身が演じた役は「とてもタフだけど、同時にとても弱々しい面も持ち合わせている」と分析する。「彼女はタフにならないといけなかった人なの。彼女にはそれが必要だった。それが彼女の責任で、その責任を彼女は喜んで受け入れていたわ。そして、自分の中にある傷つきやすい面を知ることを拒んできたの。でも、すべてをコントロールする出来る人はいないわ。だからそういった(脆い)面が出てくるの」。“人類を救う”という壮大なミッションを携えて広大な宇宙へと旅立ったブランドたちは、多くの困難と想像を絶する光景に出会い、その心は大きく揺れ動く。しかし、ハサウェイは本作を「希望を感じさせてくれる映画」だという。「クリスのユニークな点は、彼のような知的な人が、驚くべき楽観主義だいうこと。彼は、私たちをとんでもなく複雑で、要求の多いジャーニーに連れていきながら、最後に希望を感じさせてくれるの。フィルムメイカーとしての彼の頭脳明晰な点は大好きだけど、この映画はそれだけじゃない。人間の魂や、人と人の関係についての映画なの。そういった作品が存在し、その中に出演していることをとても誇りに感じているわ」。人類の命運をかけた旅はどんな結末を迎えるのか? 主人公クーパーやブランドたちは宇宙で何を見たのか? すべては謎に包まれているが、ハサウェイはこの映画に出演することで「ずっと地球は美しい場所で、素晴らしい贈り物なのはわかっていたけど、この映画のおかげでそういったことをより深く感謝するようになった」という。「自然のそのままの美しさに自分が魅了されていることに気づくの。アクセサリーも流行の服も要らない。ただここに座って、そよ風を感じて、葉が揺れるのを見るだけで十分ね。この映画の前にそういったフィーリングを今ほど意識していたかはわからないわ」。ノーランの作品はいつも壮大で、考え抜かれた設定や物語が描かれるが、その中心にあるのは誰も共感できる“人間ドラマ”だ。ハサウェイが役を通してたどった“心の旅”を大きなスクリーンで堪能してほしい。『インターステラー』11月22日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2014年11月17日アン・ハサウェイから握手を断られた記者が、その理由を「エボラ熱感染を恐れたから」とツイートしたが、アンの代理人がこれを否定した。アンは先週、最新出演作であるクリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』のロサンゼルス・プレミアに出席したが、その際に受けた取材でアルゼンチンの記者、アレクシス・プイグから握手を求められた際に断った。この記者はその後、Twitter上で「アン・ハサウェイは握手してくれなかった。エボラ熱を恐れたからだ。私は第三世界の記者だから…クリストファー・ノーラン、マシュー・マコノヒーとジェシカ・チャステインのインタビューは素晴らしかった(そして彼らは握手を拒まなかった)。どうだい、アン!」とツイートした。一方、アンの代理人はイギリスの「Daily Mail」紙上で「馬鹿げています。アンは誰とも握手していません。なぜなら、彼女自身が風邪を引いていて誰にもうつしたくなかったからです」と反論している。(text:Yuki Tominaga)
2014年10月30日オスカー女優のアン・ハサウェイが、アンチに嫌われた時の辛い経験を語った。「US Weekly」が明らかにしたところによると、ファッション誌の「ハーパーズ・バザー」11月号(US版)のインタビューにて、アンはバッシングに対し、「まるでお腹を殴られたように感じた」と語ったのだという。始まりは、アンが映画『レ・ミゼラブル』のファンティーヌ役で2013年のアカデミー賞「助演女優賞」&ゴールデングローブ賞を受賞したことにあった。彼女の受賞スピーチ、ドレス、振る舞いまで全てが批判の対象となり、「頑張りすぎの自意識過剰な女優」という、およそ今までのキャリア歴では考えられないような悪評が蔓延した。アンは初めてそのようなバッシングを受けた時、「お腹を殴られたように」そして「平手打ちをされたように」感じたようで、「ショックで恥ずかしかった」と語っている。そして「今でもその恥を感じている」といい、「(酷い)扱いを受けたけれど、それによって成長することが出来たの。あの出来事の全てが、私をより愛情ある優しい人間に変えてくれたわ。自分を哀れんだりはしない」。また彼女は当時の心の状態の原因として、約11キロも減量して挑んだ『レ・ミゼラブル』での役作りが関係しているのではないかと話している。「『レ・ミゼラブル』の時は自分の健康を害していたわ。だけど同情を誘っているとは思われたくなかったから言わなかったの」と、アンは語る。「危機の中に居たわ。今なら大丈夫。本当に、大丈夫よ。今なら跳ね除けることが出来るけれど、あの時はまだ自分の一部が“フォンティーヌ”だったの。被害者であることに同化していたのよ」と大きく役柄に引きずられていたことを明かしている。どんなに好感度の高いセレブでも、多かれ少なかれバッシングを経験するものだ。一連のバッシングを経て、女優アン・ハサウェイのさらなる飛躍に注目したい。(text:cinemacafe.net)
2014年10月14日中村アン 秋冬イベント出演抜群のプロポーションにストレートな発言で人気急上昇中の中村アンさん。バラエティ番組にひっぱりだこの彼女はタレントとして活躍の幅を広げています。もちろん、本業ともいえるモデルのお仕事もノリにのっていて、彼女のオフィシャルブログによれば、8月~10月にかけて複数のファッションイベントに出演が決まっています。ヘビロテアイテムは?同ブログでは、彼女のプライベートをのぞき見ることができ、7月23日付けの記事ではヘビロテアイテムを紹介。「カシウエアの触りに病みつきです」と愛用品を大絶賛しています。また、私服も公開されており、同ブログ7月26日付け記事では、オーシャンパシフィックの水着写真が載せられています。「かわいいし 形がキレイだししっかりしてる」とモデルらしいコメントも。もう秋物ですトレンドの先取りがモデルの宿命。同ブログ7月27日付けの記事では、「and GIRL」の撮影で秋物の撮影をしたことを明かしました。スタッフが半袖のなか、長袖のトップスや厚手のパンツをスマートに着こなす姿はさすがプロ!モノトーンのシックなコーディネイトが秋らしさを誘っています。しかし、同日の私服はスイカ柄のワンピース。スタバのドリンクを片手にまだまだ夏を楽しんでいる写真がアップされています。【参考】・中村アン オフィシャルブログ
2014年07月29日中村アンさん、最近よくテレビのバラエティで見かけますよね。ハーフのような顔立ちとキレイなスタイルを活かし、モデルさんとして活躍しながらも、テレビのバラエティ番組などでは、飾らずにお高くとまらないキャラでお茶の間を和ませていますね。他のモデルさんや女優さんより、高嶺の花すぎない身近な雰囲気を感じるのか、男性陣からも大人気!そこで今回は中村アンさんに学ぶヘルシー美人の鉄則をご紹介しますね。■1.ガリガリすぎない体型「他のモデルに比べて細すぎないのが売りみたいだけど、あれぐらいがベストでしょ!骨っぽい子より、程よい柔らかさがありそう。」(19歳/学生)とある番組でたくさんのモデルさんも含め、体重を公開していたことがありましたが、周りの人が40キロ前半なのに対し、同じくらいの身長で40キロ後半だと照れながら告白していました。なんと昔は60キロまでになったこともあるとか!筋肉でキュッとしまったスタイルは、ただの細い人よりも健康的でキレイに見えます。ゲッソリと痩せまくるよりも、程よく筋肉のあるヘルシー美の体型を見習いましょう。■2.ハキハキした受け答え「バラエティーに出てるとき、芸人に負けずにガンガン話してる姿は見てて飽きないよね。キレイなのにぶりっ子じゃないのがいい!」(31歳/保険)モデルさんはイメージが大事。あまりキャラを崩さないようにと考え、守りに入るのも当然でしょう。でも中村アンさんは、テレビでも他のアイドルや芸人さんに負けないくらい、ズバズバと意見を言いますよね。売れたいという気持ちが強いからなのでしょうか?良い子ぶっておとなしくするよりも、言いたいことはズバッというサバサバキャラは好感度が高そう!■3.つやつやの髪の毛「あの外国人みたいなロングの髪の毛!あれが嫌いな男とかいないでしょ!」(22歳/学生)つやっつやのロングの髪、憧れますよね!そういえば、ヘルシー美人のすみれさんも、きれいなロングですね。ボブやゆる巻きの髪形が多い中で、おでこをばっちり見せた大胆なロングヘアは海外っぽさもあり目立ちそう。日本人なら持って生まれた黒髪で勝負するもいいかも。トリートメントケアを徹底して、ヘアケアに力を入れてみましょう。■4.色白より小麦肌「美白美白って日焼け止めを塗りたくってる女子は、中村アンを見習えって思う。」(20歳/学生)懐かしのガングロのように、やたらと真っ黒にする必要はないですが、健康的な小麦肌は見た目の引き締め効果もあります。これからの夏本番、無理をして全身に日焼け止めを塗り、日傘をかぶり、海でもパラソルの下に隠れて美白を保つのではなく、あえて健康的な小麦肌でヘルシーさを狙いましょう。■5.人間味がある「有名になるために必死に頑張ってるところとか、実は部屋が汚いらしいこととか、ちょっとズボラなところがありそうだけど、親しみやすさがある。」(27歳/編集)自身の汚部屋っぷりをあっけらかんと話した中村アンさん。一部のファンは引いたかもしれませんね。でも、飾らず本音を話す純粋な姿をみて「良い子っぽいな」と思った人も多いでしょう。失敗談や欠点も隠さずあっけらかんとすることで自然体を好いてくれる人に会えるかも。■おわりにヘルシー美人の中村アンさん、まるでハーフのような可愛い顔と抜群のスタイル以外にも、学ぶべきポイントはたくさんありましたね!これからの季節はヘルシー美人を目指すにはぴったりの時期ですので、たくさんのテクニックを彼女から盗んじゃいましょう!(松宮詩織/ハウコレ)
2014年05月05日先日のアカデミー賞授賞式で起きたアン・ハサウェイのドレスのドタキャン騒動。アンが当初着用予定だったドレスと酷似したデザインを着たことで、騒ぎに巻き込まれたアマンダ・セイフライドが、自身のTwitterでアンとの不仲説に言及するようなつぶやきを発した。2日(現地時間)に投稿されたアマンダのつぶやきは「事実:大好きよ、アン!(Fact: I love you, Anne!)」というもの。アマンダは2月24日に行われた第85回アカデミー賞授賞式で「アレクサンダー・マックイーン」のドレスを着たが、前日の授賞式リハーサルでアンから当日にどんなドレスを着るか尋ねられた。そこでiPhoneの画像を見せてあげたところ、アンは自分が着る予定だった「ヴァレンティノ」のドレスとそっくりだったことに動揺を隠せない様子だったという。『レ・ミゼラブル』で共演し、一緒にプロモーション活動もこなしてきた2人だが、以前からあまり仲が良くないとうわさされていた。しかし、さすがに「そのドレスはやめて」と頼むのはアンのプライドが許さなかったのだろう。アンは授賞式開始直前までドレス選びに奔走し、プラダのピンクのドレスでレッド・カーペットに登場したが、メディアからワースト・ドレッサーに選ばれ、友人であるデザイナーのヴァレンティノ・ガラヴァーニに断りもなく変更したことで謝罪声明を出すはめになった。アマンダはフランスのパリで行われているファッション・ウィークに出かけている。気になるつぶやきを投稿した翌3日には「ジバンシィ」のプレタポルテ2013年秋冬コレクションを『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインと並んで観覧した。(C) Getty Images(text:Yuki Tominaga)■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月21日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2013年03月05日アンファーが主宰するエイジングケア総合情報サイト「アンファー からだエイジング」では、シングル女性に向けて、男性の生理的バイオリズムに着目した「運命のカレをみつけて落とす ◎秘テク」を公開している。同サイトによると、統計的に右手の人さし指と中指の長さを比べ、薬指が長いほどテストステロン(男性ホルモン)の値が高い傾向にあるという。このことから、薬指が長い人は「肉食系」、人さし指が長い人は「草食系」と分類することができる。恋愛や結婚でも、お互いにないものを補うカップルはうまくいく傾向にある。同サイトでは、気になる男性と自分の指をチェックし、自分とは逆の指の相手にアプローチするのがよい、としている。人さし指が長い「草食系」の彼を落としたい場合は、デートは夜ではなく、テストステロン(男性ホルモン)の分泌量がピークを迎える朝のデートがおすすめ。有酸素運動を一緒に行う、テストステロンを上げる食材(にんにく・ニラ・玉ネギなど)が入った食事をするなどがよいとのこと。アルコールを控えることや、睡眠をたっぷりとることも大事だという。薬指が長い「肉食系」の男性は、女性関係が派手になりがち。そこで、テストステロンを下げて女性に対して消極的になるよう仕向けるのが効果的とのこと。テストステロンを下げるには、上記の「草食系」の男性の場合と逆の方法を行う他、子どもの泣き声を聞かせるなど、父性的な体験をさせることも効果があるという。また、メイクや服装、香水などを定期的に変え、“他の女性に変わったかのように演出する”というのも、男性の興味を引き付けるひとつの方法。複数の女性とともに出掛けるときはテストステロンを下げる環境になるよう配慮し、2人きりのときは男性が積極的になるよう、テストステロンを上げる行動を取ることが、気になる男性を落とすテクニックとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日韓国の歌手で俳優のユン・サンヒョンが11月18日、千葉・舞浜アンフィシアターでファンイベントを開催した。ユン・サンヒョンの公演チケット情報日本公式ファンクラブ会員限定イベント「YOU & I」と一般のファン向け「Sweet & Lovely」の2部構成で行われたイベントには延べ4000人が参加。2部では、ユン・サンヒョンはピンクのセーターに黒いパンツとハットを合わせたスタイルで、『君に届くまで歌うLOVE SONG』を歌いながら登場。イベントのタイトルは自身で決めたそうで「『歌に愛を込めてプレゼントしたい』という意味」と笑顔を見せ、ドラマの楽曲『ロマンス』やMr.Childrenの『擬態』のカバーなど全5曲を熱唱した。トークやゲームも行われ、ユン・サンヒョンは山の写真を披露しながら「富士山でファンミーティングがしたいです」と無類の山好きをアピール。さらには「僕は結婚式はネパールで挙げたいんです。ヒマラヤ山(脈)で……」とファンを驚かせた。今年2月から3月にかけて行った初めての全国ツアーの写真では、心底楽しかった様子を見せ、「もっと早くやっていればよかった」と振り返り、目標は「いつか日本武道館でコンサートをしたいです。(みんなで一緒に)行きましょう!」と意気込んだ。また、ユン・ウネと主演したドラマ『お嬢様をお願い』のワン・シーンをファンと一緒に再現するサプライズ企画にもチャレンジ。「本当に相手を愛して、その瞬間を幸せに感じてください」と演技のポイントを伝授すると、客席から選ばれたファンを軽々と抱き上げてグルグルと回ってみせ、ファンを大興奮させた。この日は、12月21日(金)に東京・品川プリンス ステラボールでクリスマスライブ&ハイタッチ会を行うことを発表。「クリスマスの雰囲気に合わせた曲をセレクトしています。期待してください」と自信を込めて呼びかけた。
2012年11月19日アン・ハサウェイがスティーブン・スピルバーグの次回作『Robopocalypse』に出演することがわかった。主演はクリス・ヘムズワース。撮影は来年スタートするという。『Robopocalypse』は、ダニエル・H・ウィルソンが書いた小説に基づくSFスリラー。舞台は、ロボットが日常生活に欠かせない存在になった近未来。ロボットが人間に反抗し始め、人間たちがそれに立ち向かうという物語だ。撮影は来年前半、カナダのモントリオールでスタートする予定らしい。北米公開は2014年4月25日。29歳のハサウェイは、今、公私ともに絶好調。この夏はクリストファー・ノーラン監督の大ヒット映画『ダークナイト ライジング』に出演し、年末にはオスカー狙いと位置づけされているトム・フーパー監督のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』が公開となる。また9月末にはジュエリー・デザイナー兼俳優のアダム・シュルマンと結婚したばかり。結婚式はカリフォルニアのビッグ・サーで行われ、3週間ほどヨーロッパでハネムーンをエンジョイしたようだ。
2012年11月13日アン・ハサウェイが、ジョン・マルコヴィッチが製作総指揮を担当するロマンティックコメディ『The Low Self-Esteem of Lizzie Gillespie』(原題)に出演することが決定した。アンは同作で、男運がなく恋愛に関して自信を無くしていたものの、ある素敵な男性からアプローチを受けるようになってから人生が一変するという女性を演じるという。「The Hollywood Reporter」誌によれば、アンは、同作で脚本も手がけたミンディ・カリングと共演予定だという。同作はジョンが製作総指揮を、さらにプロデューサーやキャスト陣が決まってきている一方、監督や公開予定日、クランクインの時期などは未定だという。そのほかにも、アンはヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウらと共演した今冬注目のミュージカル作品『レ・ミゼラブル』が12月28日(金)に日本公開予定だ。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年10月10日オリジナルのエイジングケア商品を展開するアンファーは、10月8日午前10時より、創業25周年を迎えることを記念して「アンファー25周年 大感謝祭」を同社ウェブストアで開催している。同キャンペーンでは、期間中に新規会員登録した人全員に、同社ウェブストアで使えるポイントを250ポイントプレゼント。ポイントは、1ポイント=1円として使用できる。また、10月12日、19日、26日の21時から、25周年特別セットを販売。男性向け、女性向けそれぞれ2500セット限定で販売する。価格は2,500円(送料無料)。なお、特別セットの商品内容は毎回変更され、各販売日の21時から同社ウェブストアで確認できるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月09日アン・ハサウェイが、スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『Robopocalypse』(原題)への出演交渉中のようだ。同作でプロデューサーを務めることになったトム・ロスマンは声明で「もし政治家だったらホワイト・ハウスから、もし野球選手だったらヤンキースから、そして映画関係者だったらスティーヴン・スピルバーグから声がかかるのを夢見るものです。『Robopocalypse』は映画史的にも重要な娯楽作品になるはずで、大胆な構想を持ち合せた大作です。そしてこの作品の映画化にはスティーヴン以外考えられないでしょう。そんなスティーヴンから助けを求められるなんて、計り知れないくらい光栄なことです」とコメントを残している。ダニエル・H・ウィルソンの原作を基に、同作では人類とロボットとの戦争を描くSFアクション超大作で、全米公開は2014年4月25日を予定しているという。アンのほかにも、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが出演交渉中とうわさされている。■関連作品:リンカーン (原題) 2013年4月、TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOXレ・ミゼラブル 2012年12月28日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
2012年09月26日今年11月に米大統領選挙での再当選を狙うバラク・オバマ現大統領が、『ダークナイト ライジング』の中でアン・ハサウェイが「一番のキャラクター」だとして、アンの演技を手放しで褒め称えた。映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン氏がコネチカット州の自宅で今月6日(現地時間)に開いたオバマ大統領の再選キャンペーンで同作に触れたオバマ大統領は、アンの演技を絶賛している。「バットマンの新作を観る機会があったんだ。アンは映画の中で一番のキャラクターだと思うよ。それが僕の個人的な意見だね」。ワインスタイン氏が開いた資金調達イベントにはジョアン・ウッドワードやアーロン・ソーキンらも参加しており、大統領からお褒めの言葉をもらったアン自身も参加していた。一皿3万5,800ドル(約280万円)分という豪勢なパーティには、ほかにも名司会者ジェリー・スプリンガーやUS版「VOGUE」誌編集長アナ・ウィンターらも出席している。アンは、トム・フーパー監督の新作ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』で演じたファンテーヌ役のために髪をショートカットにしたが、その経験をキャットウーマンに扮した『ダークナイト ライジング』でのアクションスタント以上に「怖かった」と明かしている。「本当に怖かったわ。(『ダークナイト ライジング』では)窓からバク転したり、ビルから飛び降りたり怖いことも全部やったけど、自分の髪をあれだけ切られることが一番恐ろしいなんて思ってもみなかったわ」。■関連作品:レ・ミゼラブル 2012年12月28日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年08月13日韓国出身の俳優で歌手のユン・サンヒョンが3月10日、TOKYO DOME CITY HALLにて初の全国ツアー「BLACK MOUNTAIN」の最終公演を行い、約3000人を熱狂させた。ユン・サンヒョンの初ツアーの写真同ツアーは、登山が趣味であるユン・サンヒョンが「山頂に登った時に見た景色や感じた風などをみなさんと共感したい」という思いで準備をしてきたもので、バンドやオーケストラの生演奏にコーラス隊を率いるなど、こだわりぬいたステージとなった。ヒョンビンとハ・ジウォンが主演するドラマ『シークレットガーデン』のオスカー役で日本でも人気を集めるユン・サンヒョン。出演作のオリジナル・サウンド・トラックにも積極的に参加しており、この日も、同作の楽曲『見つめる』『Here I am』、ドラマ『お嬢さまをお願い!』から『愛はどうすることもできないね』を熱唱。また、「聴いたときに一番心に響いた曲だった」という、2月15日に発売したシングルで、安全地帯のリメイク曲『悲しみにさよなら』を含む全18曲を披露した。「また僕を呼んで!」とあっさりステージを去ったものの、ダブルアンコールに応えて再登場したユン・サンヒョンは「みなさんとこの曲でひとつになりたい」とMr.Childrenの『Tomorrow Never knows』をはじめ、杉山清貴&オメガトライブの『ふたりの夏物語 -NEVER ENDING SUMMER-』などのJ-POPを歌い上げた。尾崎豊の『I LOVE YOU』では「この曲を聞くと20代の頃の彼女を思い出します。冬にカラオケでよく歌ってあげていました。今日は、みなさんが彼女だと思って心をこめて歌いました」と話すと、会場からはため息まじりの歓声が湧いた。最後に「次は、さらに良い企画と演出で、もっと楽しい時間を過ごしていただけるように準備したい」と話し、ファンと一緒に「ファイティン!」という言葉で元気よくコンサートの幕を閉じた。
2012年03月12日夏の疲れを存分に癒し、秋の夜長をゆっくりと堪能したい。そんな方にお勧めなのが「伊東温泉 アンジン」が提供するムーンエナジーステイ・プラン。月の満ち欠けは、人の体と密接に関係しているという。女性の月経周期は、月の満ち欠けのサイクルとほぼ同じであるというほど、月は女性との結びつきが深いらしい。他にも新月にかける願いなど、そのエナジーは近年でも大いに注目されているところ。滞在中はそんな月のパワーを最大限に享受できるよう、ここでしか味わえない特別メニューがふんだんに盛り込まれている。到着後はウェルカムドリンクでお出迎え。月が満ちていく時期はアップルミントやフェンネルを。欠けていく時期には美肌に良いローズヒップや若返りのブラックベリー。月の周期に合わせてブレンドされた“ムーンティ”が供される。ひと息ついた後はムーンスパへ。ここで用意されているのが月の満ち欠けに合わせた2種類のプログラム。月が満ちていく「陽」の時期(9/28~10/12、10/28~11/11、11/27~30)は、疲れた体にミネラルや水分をたっぷりと補給させる「チャージコース」を。デコルテ&陽のフェイシャルスパに始まり、仕上げは豆乳パックで美肌成分をたっぷり吸収させる。おすすめは、最も体に吸収しやすいといわれる満月の日。月が欠けていく「陰」の時期(~9/27、10/13~27、11/12~25)には、溜まった老廃物を排出させる「デトックスコース」。フットバスで温まったら陰のレッグス・トリートメントで血行促進。肩から背中にかけての老廃物がより排出されやすくなるのだとか。こちらのコースも、浄化に最適なのは新月の日。自分の体の状態を、月の暦を照らし合わせて、プランをたてよう。ムーンスパでキレイになったら、オープンしたばかりという屋上の「サン・ブエナ・デッキ」へ。相模湾を臨む月明かりの下で、伊豆の新鮮な魚貝を使った本格和懐石がいただける。極めつけは限定デザートの満月ブリュレと月をイメージしたというムーンカクテル。デッキチェアの上で心ゆくまで月のエナジーを体感できる。ムーンパワーで身も心もリフレッシュ。本来の自然な体を取り戻した翌朝は、かつてない爽やかな目覚めが待っていることだろう。癒しとビューティーを求める女子にぴったりの「ムーンエナジー ステイ」。アンジンならではの極上プランは1日1組だけが堪能できる。お問い合わせ:伊東温泉 アンジン tel.0557-37-3111 公式サイト 「ムーンエナジー ステイ」実施期間:11月末日(予定)まで、1泊2食¥29,800~。取材/栗丘とまこ
2011年09月21日映画公開記念イベントに登場17日公開の映画『アンフェア the answer』。人気シリーズの完結編として注目されているが、公開に先駆け、14日、都内で公開記念イベントが行われ、主演の篠原涼子と本作の主題歌を担当した中島美嘉が登場した。先日、第2子の妊娠を発表した篠原だが、この日も元気に登場。第1子を授かった際も、前作『アンフェア the movie』(2007)の公開後であったことから「『アンフェア』をやると幸せが訪れるようでうれしい」ともコメントしたそうだ。浴衣&和服でクールにしっとり美しく☆“女子会トーク&ライブ”をテーマに開催されたこのイベント。約400人の女性が浴衣で参加し、篠原涼子と中島美嘉もそれぞれ和服姿で登場した。篠原は、役柄の雪平刑事をイメージし、黒を効果的に取り入れたクールな装いで、会場からは「キレイ」の声が多くあがったという。イベントでは、最後に中島美嘉が主題歌『LOVE IS ECSTACY』を熱唱。主人公・雪平夏見の気持ちを歌に込めたというこの曲で、会場を一つにした。全国東宝系にて公開の本作。人気シリーズ見納めとして、ぜひチェックを。元の記事を読む
2011年09月17日『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』に続くクリストファー・ノーラン監督による『バットマン』3部作の最新作『ダークナイト ライジング』で、アン・ハサウェイ演じるキャットウーマンの新ビジュアルが解禁となった。バットマン伝説の起源を描いた『バットマン ビギンズ』に、故ヒース・レジャーにオスカーをもたらした『ダークナイト』に続く、3部作の完結編となる本作。前作でヒースが演じたジョーカーと並ぶ、バットマンにとって最強の敵と言われるベインとキャットウーマン(セリーナ・カイル)が登場することで話題に。ノーラン監督の『インセプション』でも存在感を放ったトム・ハーディがベインを、そしてアン・ハサウェイがキャットウーマンを演じ、トムと同じく『インセプション』組のマリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィットも出演している。キャットウーマンといえば、過去の「バットマン」映画でも幾度となく登場。ティム・バートン監督による『バットマン・リターンズ』(’92)では、ミシェル・ファイファーがセクシーなコスチュームに身を包んだ。原作コミックでも猫をモチーフにした印象的なコスチュームで描かれているが、今回のアン・ハサウェイの衣裳はかなり洗練されたデザインになっている。サングラスをかけてバット・ポットにまたがり、髪をなびかせる姿はクール!アン・ハサウェイはキャットウーマンのコスチュームについて「大好きよ!本当に大好き!いままで聞かれた質問は大体『どんな女の子も子供の頃、お姫様になりたいって思ったはずだけど、君もお姫様になりたいって思ってた?』っていう質問ばかりだったわ。でも、その当時、本当のことは言えなかったの。本当は――、『いいえ、私はキャットウーマンになりたかったの!』って言いたかったの。その夢がいままさに現実になったのよ!」と興奮気味に喜びを語っている。ミシェル・ファイファーにハル・ベリー、ジュリー・ニューマー、リー・メリウェザー、アーサ・キットなど錚々たる女優たちが演じてきた役に抜擢されたことについては「私より前に素晴らしい女性たちが、あのコスチュームを着てきたわけだから、あのスーツを自分が身につけることは、本当に光栄ね」と物語のカギを握る新キャラクターを楽しんでいる様子だ。物語の詳細についてはクリストファー・ノーランとワーナー・ブラザースによる厳重な箝口令の下、いままでのところ一切の説明がなく、キャットウーマンおよび、その正体であるセリーナ・カイルがどのように、クリスチャン・ベイル扮するブルース・ウェイン、すなわちバットマンに関わってくるかは不明である。先述の『バットマン・リターンズ』では、バットマンを倒そうと画策しつつも、皮肉なことにその正体のブルースとは惹かれ合っていくという役どころだったが、今回は果たして――?ビジュアルの新鮮さはもちろんだが、ノーラン作品だけにあっと驚くオリジナリティあふれる設定、独自の演出が期待されるところ。『ダークナイト ライジング』は2012年夏、全国にて公開。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年夏、全国にて公開© Warner Bros. Ent. All rights reserved.■関連記事:『ダークナイト ライジング』特報&ポスターが解禁!病室で横たわる男の正体とは?
2011年09月06日日本で最も読まれている小説のひとつ、村上春樹の同名ベストセラーをベトナム系フランス人監督、トラン・アン・ユンの手によって映画化した『ノルウェイの森』が6月22日(水)よりDVD&ブルーレイとなって発売される。このリリースを記念して、主演の松山ケンイチと水原希子のクランプアップの様子を収録した特別映像がシネマカフェに到着した。高校時代の親友・キズキの自殺をきっかけに心に傷を負ったワタナベ(松山さん)は、東京の大学に進学し空虚な日々を過ごす中、偶然にもキズキの恋人・直子(菊地凛子)と再会する。空っぽな心を埋めるように深く関わっていく一方で、ワタナベは小動物のように瑞々しい緑(水原さん)と知り合う――。「原作の静謐な美しさを映像化するのは不可能」と言われる中、トラン監督が見事に表現。その完成度の高さが世界各国で絶賛され、昨年のヴェネチア国際映画祭ではコンペティション部門に正式出品された。本作が女優デビュー作となったモデル出身の水原さんは“村上春樹の名作の映画化”というプレッシャーの中、見事大役を果たした。こちらの映像では、クランクアップの声で、そんな彼女が「不安だらけだったんですけど、みんなのおかげで支えられて強くなりました」と心境を語るうちに、安堵したのか思わず涙が流れる一幕も…。一方、松山さんはトラン監督とスタッフへの感謝の気持ちを表しながら、自身の今後にふれ「違う現場、作品でもみなさんの力にこたえられるような仕事をしていきたい」とさらなる飛躍を誓った。これを受けトラン監督も「日本で初めて仕事してうまくいった」とコメントを寄せている。DVD&ブルーレイの特典にはこちらに加えて、そのほかのキャスト陣のメイキングの様子や国内外のプロモーションイベントの様子など、ファンにはたまらない映像がたっぷりと収録されている。『ノルウェイの森』DVD&ブルーレイは6月22日(水)より発売開始。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY<セル>ノルウェイの森【コンプリート・エディション3枚組】 [Blu-ray]価格:5,990円(税込)ノルウェイの森【スペシャル・エディション2枚組】 [DVD]価格:3,990円(税込)発売元:アスミック、フジテレビ販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント発売日:6月22日(水)© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:第5回アジア・フィルム・アワード開催。登壇者から日本の被災者にお見舞いのコメント『ノルウェイの森』ドバイ映画祭で作曲賞受賞松山ケンイチ「ジョニーさん、万歳!」松山ケンイチの逆質問に取材陣ドキッ!?『ノルウェイの森』が台湾上陸松山ケンイチ『ノルウェイの森』自信の初日舞台挨拶「大ヒットするつもり」『ノルウェイの森』配役に7割以上が「イメージと合ってる」松山ケンイチに絶賛の声
2011年06月21日先日公開を迎えた『ノルウェイの森』が、アラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつ、ドバイ首長国の首都・ドバイで開催中の第7回ドバイ国際映画祭で、最優秀作曲賞を受賞した。ドバイ国際映画祭は、中東地区で活躍する映画人にとって晴れの舞台ともいえる映画祭。アラブ、アジア、アフリカの映画産業の繁栄を目的に開催されてきた。今回、『ノルウェイの森』はアジアアフリカの長編映画部門に出品され、長編部門15本の中から最優秀作曲賞を受賞した。世界中で読まれている村上春樹のベストセラーを映画化した本作。主題歌にタイトルの由来となっているザ・ビートルズの「ノルウェーの森」の原盤が使用されていることが大きなニュースとして取り上げられてきたが、加えてレディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドが音楽を担当していることも話題に。いま、世界で最も高い人気を誇るバンドのひとつ、レディオヘッドでトム・ヨークと共に作曲を手がけ、中核を担うマルチプレイヤーのジョニーだが、2007年には映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の音楽を担当。英国アカデミー賞やグラミー賞の候補に名を連ねるなど、すでにその能力の高さは証明済み。そんな彼が、ギターソロから室内楽、ノイズやオーケストラまで様々な音楽を使い分けながら作品の世界観を見事に構築。それが今回、見事に認められた形となった。映画祭に出席していたトラン・アン・ユン監督は「ジョニーの美しいスコアは受賞に値する素晴らしいものでしたから、ここドバイ国際映画祭で評価されたことをとても嬉しく思います。おめでとう、ジョニー!」とコメント。壇上では笑顔でトロフィーを掲げた。主人公のワタナベを演じ、その演技、表現力をジョニーが絶賛していた松山ケンイチは受賞の一報に「ジョニーさん、万歳!」とシンプルかつ気持ちのこもったコメントを寄せてくれた。すでに日本国内でも賞レースが動き始めているが、クリスマスも近いこの時期に砂漠の国から届いた今回の朗報。今後の国内外での評価および興行成績も気になるところだ。『ノルウェイの森』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)特集『ノルウェイの森』■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチの逆質問に取材陣ドキッ!?『ノルウェイの森』が台湾上陸松山ケンイチ『ノルウェイの森』自信の初日舞台挨拶「大ヒットするつもり」『ノルウェイの森』配役に7割以上が「イメージと合ってる」松山ケンイチに絶賛の声松山ケンイチが菊地凛子抱きしめキス…『ノルウェイの森』コラボCMが到着!水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」
2010年12月22日映画『ノルウェイの森』が12月11日(土)、初日を迎え主演の松山ケンイチ、共演の菊地凛子、トラン・アン・ユン監督らが東京・有楽町のTOHOシネマズスカラ座で初日舞台挨拶を行った。鑑賞後の観客約650人の大きな拍手を受け、松山さんは「みなさんがそれぞれの表情をしていて、いろいろなものを感じているんだなと。それだけいろいろなものを与える作品なんだといま、実感しました」と手応えを得ている様子。司会者から「完璧な作品とおっしゃってきましたがその手応えはどのあたりに?」と聞かれ「観てもらえれば分かります」と即答。会場から拍手が沸き起こると「拍手が起こるってことは、分かってもらっているということですね」と満足げな笑顔を見せた。8日には、本作の世界50か国での公開決定の“朗報”が発表されたばかりだが、松山さんは「愛をテーマにした作品だから原作がずっと読まれてきている訳で、だからこそ観れば分かります」。国際派として海外での人気も高い菊地さんは、「この撮影に入る前に海外の映画祭に行ったとき、『ノルウェイの森』が映画化されると、ものすごく注目があったんですね。文学的な素晴らしい映画になっているので応援していただければ」と、それぞれ世界の映画ファンに向け、メッセージを送った。また今後も本作を携えて世界各国を回る予定の監督は「日本でみなさんがこの映画を観た響きが、外国に伝わっていくのではと思う。一番期待するのはそれ」と日本の観客の反応に興味津々。ほかに演技初挑戦の水原希子、玉山鉄二が出席。最後に『ノルウェイの森』大ヒットのプレートをキャスト陣で掲げて写真撮影。松山さんは「僕らは大ヒットするつもりなんで。それで初日からこうやっているので」と改めて仕上がりに自信をのぞかせた。『ノルウェイの森』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)特集『ノルウェイの森』■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:『ノルウェイの森』配役に7割以上が「イメージと合ってる」松山ケンイチに絶賛の声松山ケンイチが菊地凛子抱きしめキス…『ノルウェイの森』コラボCMが到着!水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁
2010年12月12日刊行以来、20年以上にわたって世界中で愛されてきた村上春樹の長編小説を映画化した『ノルウェイの森』。2008年に映画化決定が報じられてから約2年の歳月を経て、ついに今週末公開を迎える。熱烈なファンを持つ村上作品、中でも“最高傑作”と称される原作の映画化とあって、当初からキャスティングやその世界観について、ファンの期待や不安の入り混じった様々な声が聞かれた。果たしてその仕上がりは?シネマカフェでは映画の公開を前に、ブロガーおよびTwitterユーザーを招待しての試写会を実施。そこで上映後に行ったアンケートの結果を大発表!高校時代の親友を自殺で失い、その後、東京の大学に進学したワタナベ。死んだ親友の恋人だった直子との再会や同じ大学に通う緑との出会い、周囲の人間と交わりを深めていく彼の姿を通じて、青春時代の喪失や魂の再生の物語が綴られる。アンケート回答者のうち、原作をすでに読んでいるという人は、ほぼ全体の50%。原作が上下2巻による長編ということを考えると、かなり高い数字と言える。原作小説がどれほど愛されているかがうかがえるが、その分、ハードルも高そう…。まず最初の質問はキャスティングについて。ワタナベを松山ケンイチが、直子を菊地凛子、そして緑を映画初出演となる水原希子が演じているほか、ワタナベの先輩の永沢を玉山鉄二、その恋人のハツミを初音映莉子が演じている。すでに原作を読んでいる人を対象にした「キャスティングはイメージに合っていましたか?」という質問では、回答者の7割以上が「とても合っていた」、「まずまず合っていた」と回答。一方、原作を読んでいないという人への「映画を観て、キャストのイメージはいかがでしたか?」という質問では、実に90%以上が「とても良かった」もしくは「良かった」と回答している。驚くべき高い率でのキャスティングに対する好印象が明らかに!ちなみに、メガホンを握ったトラン・アン・ユン監督は、ベトナム生まれのフランス人。基本的にキャスティングはオーディションで決定していったそうだが、日本語を理解できなくとも伝わるものがあるのか、監督の“慧眼”ぶりがうかがえる。さらに、アンケートでは特に印象に残った俳優を記入してもらったが、圧倒的な支持を集めたのは松山さん。「素朴で迷っていて全てを受け入れようとするワタナベらしかった」(20代・女性)、「感情を表に出さないワタナベの、誰よりも揺れている内面が細やかな表情で表現されていた」(40代・女性)、「表情がとても良かったです」(30代・女性)など、その“表情”を中心に絶賛の声が多く寄せられた。次に高い支持を集めたのが菊地さん。恋人を失い、その後ワタナベと再会して関係を深めるも、その距離を縮めようとすればするほど心は闇に覆われていく、という難しい役どころだったが「次第に病んで追いつめられていく。彼女の個性を活かしつつ、行動と表情で繊細な直子になりきっていたと思う」(40代・女性)、「大切な人を失ったことで、自分の感情、人格が壊れていってしまう表現がとてもすごく、真に迫っていて鳥肌が立った」(20代・女性)とその高い演技力に称賛の声が。また、「春を迎えて世界に飛び出したばかりの小動物のよう」と形容される瑞々しさを持つ、緑を演じた水原さんについても「透明感があってよかった」(20代・女性)、「映画、原作の世界観にピッタリと合っていた」(30代・女性)と物語の中での存在感を高く評価する意見が多数!登場人物たちの独特のセリフが印象的な本作。ポスターに掲載されるコピーが公募されるなど“言葉”が強い力を持つ作品だが「この映画をひと言で表すなら?」という設問に対しても様々な“言葉”が寄せられた。「苦しいけど、もっと深くその先を感じたい」(20代・女性)、「愛すれば愛するほど哀しい」(30代・女性)、「美しい映画。痛みすら美しい」(20代・女性)など、それぞれ独特の表現でこの映画の世界観を表してくれた。「ひと言で言い表せない映画」(30代・女性)――もしかしたらこれが、観終わった人にとって、一番ぴったりくる表現かも…。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。特集『ノルウェイの森』■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチが菊地凛子抱きしめキス…『ノルウェイの森』コラボCMが到着!水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁ブロガー、twitterユーザー限定『ノルウェイの森』特別試写会に40名様ご招待
2010年12月10日自分自身も気づいていない才能が、とあるきっかけで開花することがある。数々のファッション誌などで活躍するモデルの水原希子にとっては、女優デビューを飾った『ノルウェイの森』が、新しい自分との出会い、新たな才能の気づきの瞬間となった。だが、もともと彼女のライフプランに“女優”という選択肢が存在していたわけではなく、彼女が載っている雑誌を偶然目にした映画会社の人間が所属事務所にオーディションを持ちかけ、監督のトラン・アン・ユンのもとに導いた。そして、その偶然の出会いは19歳の少女に女優という未開拓地を与えた──。「撮影中は毎日がむしゃらで、ものすごく辛かったけれど、今は楽しかったと言えますね」と、無邪気に語る水原希子、現在20歳。女優としての一歩を踏み出したばかりの彼女の“今”をインタビューした。「大変な世界に飛び込んじゃったなと…」映画の原作は日本の国内小説累計発行部数歴代1位の記録を更新し続けている村上春樹の「ノルウェイの森」(講談社刊)。あまりにも有名な原作の映画化は役者にとっても大きなプレッシャーだ。しかし、演技未経験の水原さんが最初に抱いたのは「映画に出る」という漠然とした感覚だけだった。「もちろん、プレッシャーはありました。松山ケンイチさんや菊地凛子さんといった役者の中に加わるわけですし、大変な世界に飛び込んじゃったなと(苦笑)。いざ現場に入ってみると、人の目の前で演技をすることが怖くて、苦しくて、毎日逃げ出したいって思っていました。でも、私を選んだのはトラン監督。だから監督にも(水原希子を選んだ)責任があるんだ!って、そう自分に言い聞かせたりもしました(笑)」。そんな不安でいっぱいの彼女の心の支えとなったのは、キャストやスタッフの温かな愛。「松山さんは、私が何回ミスをしても大きな心で見守ってくれるし、トラン監督は細かい指示を出すけれど、それもまた愛で…。キャストにもスタッフにも恵まれているからこそ、100%自分の力を出し切らなきゃって思ったんです」。期待に応えたいという真面目な姿勢、新しい分野へのチャレンジ精神、水原さんのそんな人間性をトラン監督は会った瞬間に見抜き、彼女を緑役にキャスティングしたのだろう。明るく行動的な緑のキャラクターは、どこか水原さんと重なる。「緑は、光・太陽・ひまわりみたいな女の子。けれど、深い傷も負っていて、孤独でもある。その孤独感をワタナベくん(松山さん)にみせていくんです。緑以外のキャストがみんなネガティブなので、彼らのネガティブさに引っぱられないようにという意識は常に持っていました。直子(菊地さん)のことを想像しろと言われても絶対にできないけれど、緑の性格は想像しやすかったんですよね。それは自分が緑のような性格だったからで──本当は悲しいのに悲しいとは言わずに明るく振る舞う、自分はそういう性格だったんだと完成した映画を観たときに気づいたんです。自分自身も知らなかった性格をトラン監督はよく見抜いたなって驚きました」。そして、緑を演じたことで「(心が)解放された」と微笑み、過去の自分について懐かしそうに語り出す。「これまでは、さっき言ったように、悲しいことを感じないようにしたり、自分が傷ついていることに気づかないふりをしていたりしていたんです。でも、いまは悲しいときには泣いていいし、自分の意見を言ってもいいんだ、そう思えるようになりました」。緑というキャラクターについて深く尋ねるほど「緑は大人で完璧!緑のかわいさを真似したい!」と水原さんの声は弾み、いかに緑を気に入っているのかが伝わってくる。また、緑を演じたことで恋愛観も変わったのだと、流れはガールズトークに。「以前は自分が相手のことを愛しているだけでいい、相手のことを想像できるだけで幸せだと思っていたけれど、やっぱり反応がほしくて。そのために必要なのは──たとえば、好きって言ってよとか、カワイイわがままが言えることなのかなって。緑を見習って実践しましたよ。効果ですか?ありました(笑)。恋人に対しても友達に対しても自分の気持ちを伝えることは大切なことなんですよね」。躊躇しがちな話もストレートに語る、きっとこんなふうに自分のことを話せるようになったのも、『ノルウェイの森』との出会いのおかげなのかもしれない。女優の仕事はモデル業に活かされている本作はヴェネチア国際映画祭で約6分間のスタンディング・オベーションを受け、もちろん新人女優・水原希子への関心も高まっている。これからの20代をどんなふうに活動していきたいのかも気になるところだ。「私はこの『ノルウェイの森』の現場しか知らないので、正直、女優という仕事がどういうものなのかまだ分からないんです。実はモデルをやっていることが今回、役者として足を引っぱってしまって──希子の歩き方は格好良すぎるってトラン監督に言われたりもしたけれど、女優の仕事はモデルの仕事にプラスに。トラン監督から教わった繊細な目の動き、息遣い、呼吸の仕方…1ミリ単位での顔の動かし方(表情の作り方)は、モデルの仕事にすごく活かされている。だから、モデルと女優、お互い高め合えたらいいなといまは思っています」と話す水原さんの表情は確かに豊かだ。さらに自分への愛も生まれたと嬉しそう。「昔は仕事が忙しいと家に帰ってそのまま眠ったりしていたけれど、いまは自分の身体をもっと愛してあげようと思うようになりました。この身体があるからモデルができるわけで、モデルをしていたからこの場にもいられる。この身体に感謝しなくちゃいけないなって。毎日お風呂に入って、ボディクリームを塗って、今日もお疲れ様でしたって自分を愛してあげる。その後はヨガをしたり映画を観たり…。もちろんそれをやることで睡眠時間は多少減ってしまうけれど、翌朝目覚めたときのモチベーションが全然違うんですよね。昔から映画を観るのは好きなんです。1日1本ペース。最近は途中で寝ちゃうことも多いけど(笑)。ホラー以外はどんなジャンルも観ます。でも、オファーがきたらもちろん引き受けますよ!」。引き受けるというその一言に、女優として歩んでいく水原希子の決意が垣間見えた。『ノルウェイの森』という翼を得て映画界に飛び立ったミューズが、今後どんな活躍をみせてくれるのか期待は膨らむばかりだ。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)特集『ノルウェイの森』■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁ブロガー、twitterユーザー限定『ノルウェイの森』特別試写会に40名様ご招待【シネマモード】唯一無二の村上ワールドを描く、『ノルウェイの森』松山ケンイチ『ノルウェイの森』撮影中に「凛子さんを思わずハグしました」
2010年12月08日映画を観ていると、作品を観終わった後の気持ちを言葉に置き換えることが難しいと感じることがあります。『ノルウェイの森』もまさにそう。その圧倒的な世界観と、その中で提示される愛と生に、何があっても生きていく人間の姿に、ついぼんやりとしてしまいました。試写室を出ると、出口調査さながらに、宣伝担当者に呼び止められて「いかがでした?」と尋ねられることもあるのですが、今回、それがなかったことを本当によかったと思っています。「おもしろかった」、「楽しかった」、「凄いですね」などと、簡単な言葉で語り始めることができる作品なら問題ないのですが、『ノルウェイの森』を観た後の第一声は、なんと発したらいいのかいまも思い浮かびません。あえて選ぶなら主人公ワタナベの言葉を借りて「ちょっと事情が込み入っていて、うまく説明できないんだ」となるのかもしれません。私の込み入っている事情とは、“作品は素晴らしかったけれど、やはり小説とは別物として考えるべきなのだろうと自分を納得させていいのかどうか決めかねていた”というところでしょうか。そもそも、映画化の話を聞いたときには、すでに小説の世界で完璧な姿をしている「ノルウェイの森」であるだけに、そんなことをして何になるのだろうかとか、そんなことが可能なのかということを考えました。村上春樹作品を愛する者のひとりとして。ファンタジックな中にも、とことん現実的で哲学的なテーマが潜んでいる彼の作品。力強いのに繊細で、美しいのに悲しくて、刹那的なのに永遠で、激しいのに静謐で…という独特な空気感と深さゆえ、村上作品の映画化は不可能と言われ続けてきました。もちろんそれが意味するところは、物理的な不可能性ではなく、その世界観を映像として表出させることが極めて難しいということ。私は日頃から、できることと、やっていいことは違うと考えていますが、優れた小説を映像化することにも慎重であるべきだと思ってきました。ここ数十年、映像技術の発達により、かつて映像化は不可能だとされてきた作品が続々と映像化されてきましたが、その流れにもちょっと眉をひそめてきた私。しかも、今回は、唯一無二の世界観を持つ村上作品。つまり、映像化した途端に、それは全くの別物になるということは分かりきったことなのです。これは常に原作ものにつきまとう議論ではありますが、やはり村上春樹という特別な作家については、その議論がひときわ白熱しても不思議はないのでしょう。たしかに、映画は別物でした。でも、面白い発見となったのは、村上ワールドに寄り添うかのようにトラン・アン・ユン監督の世界が共存していたこと。「『ノルウェイの森』という作品は自分にとって特別な作品であり、映像化は無条件でOKというわけにはいかない。でも、トラン監督の作品は好きで、とにかく会ってみようと思った」というのが、村上氏本人の言葉。村上春樹ファンの全員が、その映画化作品に納得することなどありえないのでしょう。でも、村上氏が自ら“特別だ”と語る作品の映像化にOKを出した背景には、「トラン監督ならば」という信頼があったはず。その信頼のほどを、出来上がった映像から汲み取ることは難しいことではないし、それが転じて、「トラン監督しかいなかった」という気持ちにさせてくれることも事実なのです。学生運動が華やかなりし時代に多感な青春時代を送った若者たちの物語や複雑な事情や感情が絡み合った恋愛物語について描かれた小説や映画は多くありますが、それでも村上春樹の作品は別格。彼が生み出す独特の空気感は、やはりその言葉選びとリズムに由るところも大きいわけですが、その文学的な言語表現をどのように映像として表現するのかは、ひとつの見ものでもありました。最大の難所のひとつとして私が注目していたのは、主人公たちの発する言葉。彼の作品に登場する人々は、言葉をきちんと選びながら独特のリズムで話をします。それが何か重いものを背負ってきた登場人物たちのひとつの特徴でもあり、悲しみから生まれた優しさのようなものを漂わせてもいるのですが、主人公たちは、言葉を省略することなく、語尾を曖昧にすることもなく、しっかりと気持ちを伝えようとするのです。それがなぜ難所なのかといえば、それこそが最大の村上作品の特徴のひとつでもありながら、音にしてしまうと違和感を覚える種類のものであるのも事実だったから。やはり懸念していた通り、俳優たちが繰り出す言葉が、“いかにもセリフ”に聞こえてしまう瞬間が何度かあって、それについては残念だなと思ったものです。やはり村上作品は、文字の世界でこそ完璧でいられるのだと確信した瞬間でもありました。ただ、そこまで考えさせてくれるものこそ、村上ワールドならではなのかもしれません。矛盾しているかもしれませんが、そんなことに気づかせてくれたこともあり、トラン監督が“映画化するなら日本人のキャストで”とこだわってくれたことのありがたさ、そしてその理解の深さには感謝するばかりです。「原作がある映画化をする際には、映画はその原作に似ていなくてはならない。それは肖像がと同じようなことで、本人に似ていなくては意味がない」。これがトラン監督の言葉。確かに映画『ノルウェイの森』は、小説「ノルウェイの森」本人ではないけれど、似ています。監督の言葉を借りるなら、映画『ノルウェイの森』は、トラン・アン・ユンという画家が描いた、小説「ノルウェイの森」の肖像画と言えるのかもしれません。(text:June Makiguchi)■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ『ノルウェイの森』撮影中に「凛子さんを思わずハグしました」松山ケンイチ監督の美的演出に学ぶ「貴族っぽくやってくれ」『ノルウェイの森』音楽の「レディオヘッド」ジョニー、松山ケンイチを「完璧」と絶賛『ノルウェイの森』ポスターに松山ケンイチのラブシーン!愛と涙の公募コピーも発表高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化
2010年11月24日