動画配信サービス・ビデオマーケットの配信作品数が19万本を達成したことが13日、分かった。19万本目の作品は同日にデジタル先行配信がスタートした『エイリアン:コヴェナント』だった。『エイリアン:コヴェナント』テレビの見逃し配信250番組以上、Blu-ray・DVD発売と同日もしくはデジタル先行で配信開始となる新作映画、韓流ドラマなどを多数取り揃える同サービス。通信環境により異なる動画品質に関しても、独自のエンコード技術により視聴機器問わず高品位が保たれるほか、大画面テレビ向けに超高画質エンコード技術「UHQ(ウルトラ・ハイクオリティ)エンコード」を開発し、Blu-rayに近いクオリティーを実現した。記念すべき19万本目の『エイリアン:コヴェナント』は、UHQ高画質、ドルビーオーディオ(ドルビーデジタルプラス)対応作品で、『オデッセイ』『プロメテウス』のリドリー・スコット監督が描くSFパニック・ホラー。人類初の宇宙移住計画により、宇宙船コヴェナント号は新たな植民地となる惑星オリガエ-6を目指していたが、突然のアクシデントで船長が命を落としてしまい、その直後コヴェナント号は謎の電波を受信する。船長代理となったオラムは、亡くなった船長の妻であるダニエルズの反対を押し切り、進路を変更して電波の発信元である近くの惑星へと向かうが、人類の生存を賭けた想像を絶する戦いが待ち受けていた。
2017年12月14日『オデッセイ』『エイリアン』の巨匠リドリー・スコット監督が、世界で初めての“億万長者”といわれた石油王ジャン・ポール・ゲティの孫誘拐事件を映画化する『All the Money in the World/オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』(原題)の日本公開が決定。さらに、このほど発表された第75回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションにて、先日のケヴィン・スペイシー降板を受けて急きょ代役に決まったクリストファー・プラマーの助演男優賞をはじめ、ミシェル・ウィリアムズが主演女優賞、そしてリドリー・スコットが監督賞にノミネートされた。■あらすじ“世界中のすべての金(All the Money in the World)を手にした”といわれた大富豪ジャン・ポール・ゲティ。だが、1973年11月、愛する17歳の孫ポールが誘拐され1700万ドル(約47億円、※事件当時のレート)もの破格の身代金を要求されたゲティは、あろうことか、その支払いを拒否。彼は大富豪であると同時に、稀代の守銭奴だったのだ。離婚によりゲティ家から離れ、中流家庭の人間となっていたポールの母ゲイルは、息子のために誘拐犯のみならず、世界一の大富豪とも戦うことに。一方、一向に身代金が払われる様子がないことに犯人は痺れを切らし、ポールの身には危険が迫る。しかし、事件は思いも寄らぬ方向へ――。実力派のミシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォールバーグに加え、アカデミー賞受賞のケヴィン・スペイシーが石油王ゲティ役で出演…するはずだった本作。ところが、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ告発に端を発した一連の騒動で、ケヴィンもセクハラで告発されたことから、12月22日の全米公開を目前に降板劇が発生。お蔵入りすらささやかれたが、急きょオスカー俳優のクリストファー・プラマーをゲティ役に迎え、ミシェル、マーク、そしてスタッフが一致団結して、この短期間での再撮影を敢行!予定通り全米公開することが発表され、先日無事に再撮影が終了したばかり。全キャスト、スタッフの本作にかける情熱とこれまでに例を見ない展開が注目を集め、今回、サプライズともいえるゴールデン・グローブ賞3部門にノミネート。ひそかにオスカー候補有力作の声も聞こえ始め、まさかの逆転劇に向けてますます期待が高まっている。また、デヴィッド・スカルパによる脚本は、2015年度のハリウッドのザ・ブラックリスト(※映画スタジオ重役が選ぶ映画化前の優秀脚本リスト)にも選ばれており、すでに内容はお墨付きだ。昨日まで普通の母親だった人間が、世界中の金を手にした男と手段を選ばない犯人グループにどう立ち向かうのか?息子の命を救えるのは母の愛か、金の力か?重厚なドラマと最後まで目が離せないスリリングな展開には要注目。そんな本作のゴールデン・グローブ賞ノミネートを受け、スコット監督、クリストファー、ミシェルから感謝のコメントが到着している。■リドリー・スコット監督「観客の皆様を思いながら、挑戦する決意を固めた」ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド」を評価してくれたことに感激し、心から感謝しています。またミシェル・ウィリアムズとクリストファー・プラマーの素晴らしい演技が称賛されたことも、誇りに思います。撮影後に予期せぬ挑戦が待ち受けていましたが、公開を楽しみにしている世界中の観客の皆様を思いながら、挑戦する決意を固めました。このプロジェクトに関わった何百人ものスタッフ・キャストが全てのシーンに魂を込めて、この挑戦へと立ち向かいました。素晴らしいニュースに、格別の喜びを感じています。ありがとうございます。■クリストファー・プラマー「素晴らしいチームに感銘」「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド」を完成させたリドリー・スコット監督の素晴らしいチームに深い感銘を受けました。チームは驚異的な偉業を成し遂げ、私もこのかつてない機会に関われたことを嬉しく思います。ハリウッド外国人記者クラブの評価に深く感謝いたします。■ミシェル・ウィリアムズ「作品に関われたことを誇りに」名誉あるノミネートに心から感謝しています。この感動を私の親愛なる友人リドリー・スコット監督と新しい友人であるクリストファー・プラマーと一緒に分かち合えることにも、大きな喜びを感じています。この作品に関われたことを誇りに思います。私にとって素晴らしい道のりでした。また、ヒュー・ジャックマンと『グレイテスト・ショーマン』のスタッフ達にも大きな祝福を贈りたいです。『All the Money in the World/オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』(原題)は2018年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月13日2015年の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にレイ役で出演し、『スター・ウォーズ』ファミリーに仲間入りしたデイジー・リドリー。今月12月15日に『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の公開を控えた彼女が、『スター・ウォーズ』シリーズ出演作の3作目にあたる『スター・ウォーズ エピソード9』(原題)を最後にレイ役から卒業することを明かした。「3作目を作って、それで締めくくるのがもう楽しみで楽しみでしかたないの。だって、私は最終的に3本に出演するって契約していたから」と「Rolling Stone」誌に語ったデイジー。「だから、いつも頭の中には“3本”っていうのがあったわ。ちょうどキリもいいんじゃないかな」。2019年公開予定の『エピソード9』以降は、デイジー演じるレイを見ることができなくなってしまうのだろうか…?再演の可能性を尋ねられたデイジーは、「わからないわ…。私、正直言って世界が30年後には終わっちゃうかもしれないと思ってるの。だからもし、人々が30年後に地下で細かくつながった小部屋みたいなところで生活していなかったら、可能性はあるわね。でも、本当にわからないわ」と返答した。『フォースの覚醒』、『最後のジェダイ』、『エピソード9』の“『スター・ウォーズ』続3部作”と呼ばれる3本で、ひとまずはデイジーの出演は終了のようだ。(Hiromi Kaku)
2017年12月01日『ナルニア国物語』『96時間』シリーズなどに出演するハリウッドトップスター、リーアム・ニーソンが主演し、『パークランド ケネディ大統領、真実の4日間』『コンカッション』で実話を映画化し高い評価を獲得してきた俊英、ピーター・ランデズマンが監督を務めた映画『ザ・シークレットマン』(『MARK FELT:THE MAN WHO BROUGHT DOWN THE WHITE HOUSE』/原題)が、来年2月24日(土)より日本でも公開。この度、本作の予告編とビジュアルが到着した。1972年6月17日深夜、5人の男がワシントンD.C.の民主党本部に侵入し、盗聴装置を仕掛けようとしたところを逮捕される。後に「ウォーターゲート事件」と呼ばれる、アメリカ合衆国史上類をみない政治スキャンダルの発端である。捜査を指揮するのはFBI副長官マーク・フェルト。遅々として進まない捜査に苛立つフェルトは、やがてホワイトハウスがCIAを通じ捜査を妨害していることを察知する。事件そのものがホワイトハウスの陰謀によるものだと悟ったフェルトだが、フーバー亡き後FBI長官に就任したグレイはニクソン大統領の忠臣であり、協力は望めない。フェルトは事件の真相を白日の下に晒すため、ある決断をする――。アメリカ合衆国史上初めて任期途中で辞任に追い込まれた第37代リチャード・ニクソン大統領。本作は、その引き金となった“ウォーターゲート事件”の全容を白日の下に晒し、ニクソン政権の不法行為や腐敗を暴いた内部告発者、通称「ディープ・スロート」と呼ばれた“FBI捜査官の鑑”とまで称賛された当時のFBI副長官マーク・フェルトを描く物語。主演のリーアムがFBI捜査官マーク・フェルト役を演じるほか、彼の妻役を『トスカーナの休日』『ジャスティス・リーグ』のダイアン・レイン、娘役を『チェイス・ザ・ドリーム』『とらわれて夏』のマイカ・モンロー、タイム誌の記者役に『スター・トレック』『フライト』のブルース・グリーンウッドが出演。またプロデューサーは、この映画化を熱望したリドリー・スコットが務める。予告編では、ホワイトハウスと対立するリーアム扮するFBI捜査官マーク・フェルトの、決して権力には屈しないという力強い意志が感られる映像に仕上がっており、緊迫した様子が伝わってくるようだ。また、国を守る「捜査官」が疑惑を暴くに至った全貌が米国内外で上映されるや、現トランプ政権に取沙汰される様々な疑惑がウォーターゲート事件当時の政治的混乱に酷似していると話題を呼んでいる本作。ホワイトハウスとFBIの権力争い、選挙の不正工作の証拠、メディア報道の信憑性に異議を唱える新生ホワイトハウス――。いまこそ、マーク・フェルトの物語が語られるべきときなのかもしれない。『ザ・シークレットマン』は2018年2月24日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月01日女優のデイジー・リドリーは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のストーリーに驚いたそうだ。来月に公開となるシリーズ最新作でレイ役を続投しているデイジーだが、その脚本を初めて読んだ際には、シリーズに点在していた話がついに1つになったと感じたそうだ。デイジー・リドリー(C)BANG Media International『グッドモーニング・アメリカ』に出演した際、デイジーは「今回の作品には驚かされたの。だっていくつかの話がある意味、まとまってつながっているから」「レイは自分や世界について見出そうとしていて、こういった疑問は良いか悪いかに区分されているわけでもないの。個人の成長を目指しているのよ」と語った。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でシリーズデビューを飾ったデイジーだが、1年間にわたってライトセーバーの特訓をしてきたため、当時とは大きく変わったと実感しているようだ。「ライトセーバーの達人になったわ。前作の前にはちゃんと訓練をしたことはなかったんだけど、今回の作品に向けては1年間トレーニングをしてきたの。だからスタミナもついたし、力強さを感じたわ」本作ではルーク・スカイウォーカーを演じるマーク・ハミルと共演シーンが多いデイジー。ハン・ソロ役のハリソン・フォードやレイア姫役の今は亡きキャリー・フィッシャーを含めた共演者たちと一緒に仕事ができたことをとても光栄に感じているそうで、「素晴らしいことよ。ハリソンやキャリーと共演出来たことはもちろんとても幸運だったし、最初にマークに会った時なんて、彼のご家族と一緒にディナーにまで行かせてもらったのよ。その後はリハーサルがあって、何度も彼と撮影をしたの。最高だったわ」と話した。(C)BANG Media International
2017年11月30日リドリー・スコット監督が1982年に放ち、SF映画界に革命をもたらした『ブレードランナー』(82)。世界中で『ブレラン』チルドレンを生み出した本作の続編『ブレードランナー 2049』(公開中)が35年ぶりに製作されたことは、ある意味、映画界における大事件だった。メガホンをとったのは、『メッセージ』(16)で第89回アカデミー賞監督賞にノミネートされたカナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーヴだ。第83回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『灼熱の魂』(10)、ミステリー『複製された男』(13)、サスペンスアクション『ボーダーライン』(15)など、ヒリヒリした緊迫感に息を呑む人間ドラマを手掛けてきたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。今回製作総指揮に回ったリドリー・スコットは、今後の映画界を担うこの若き才能にバトンを渡したのだ。時代設定は前作の2019年から30年経った2049年。人造人間であるレプリカントと、彼らの犯罪を追う捜査官ブレードランナーとの戦いを描くという設定はそのまま引き継がれ、ハリソン・フォードはブレードランナーのリック・デッカード役を続投し、脇に回った。主人公のブレードランナーKを演じたのは、『ラ・ラ・ランド』(16)のライアン・ゴズリングだ。完成した映画は、既視感たっぷりのわかりやすいハリウッド超大作とは一線を画し、前作の世界観をさらに進化させた圧倒的なビジュアルと、レプリカントの存在意義にも斬り込んだ重厚な作品に仕上がった。――まずは、生ける伝説ハリソン・フォードを演出した感想から聞かせてください。まずは前提として、僕は俳優の仕事をすごく大変だと思っているので、彼らをとてもリスペクトしている。でも、監督として、彼らを恐れてはいけないんだ。僕はあまりにもハリソン・フォードのファンだったので、正直、今回自分が彼を演出しなければいけないことに戸惑ったというか、その事実を受け入れること自体が大変だったよ(苦笑)。でも、彼にとって私は、監督として必要な存在なんだとちゃんと自分に言い聞かせ、ようやく納得した感じだ。実際、ハリソン・フォードは非常に心の広い温かい人だったから、すごくやりやすかったよ。でも、いまだにポスターを見て、自分がハリソン・フォードを演出したんだと実感して驚いてしまうんだ(笑)。――ライアン・ゴズリングの哀愁漂う表情がとても印象的でした。彼とはどんなふうにコラボレートしていったのですか?ライアンとは、撮影前に時間を取ってたくさん話をしたよ。Kというキャラクターの人生がどんなに悲しいか、彼がどれだけ孤独なのかを話し合ったんだ。実際、ライアンの情熱と妥協の無さは現場でもひしひし感じたよ。――監督は、レプリカントと人間との関係性をどう捉えて本作を手がけられましたか?そもそもレプリカントは物なんだ。何かをする目的があって作られたもの。時には人間がやりたくないような作業をする奴隷的な仕事もしてくれる存在だ。だから人間はレプリカントについて同じ市民だとは考えてない。見た目はすごく人間に近いけど、そうではないんだ。ただ、レプリカントにも感情があり、愛情を抱くこともできる。ただし、経験があまりないので、どうしたらいいのかわからない。まるで大人の身体をした子どものようなものだと思う。――Kは、人間ではないジョイに日々癒やされています。2人の関係性についても聞かせてください。ジョイは『ピノキオ』でいえば、ジミニー・クリケット(コオロギ)の役割なんだ。彼を幸せにするために尽力する存在で、なるべくKの欲望に応えようとする。Kがどんどん欲求を高めていくと、ジョイもそれに応えようとして、よりリアルな女性らしくなっていくんだ。でも、一見リアルな関係性に見えても、最終的に彼女は単なる幻覚だっていうことに気付かされるんだ。――ピノキオは最後に本当の人間になってハッピーエンドを迎えます。もしかしてドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、レプリカントにもそういうふうになってほしいという願望がありますか?そこはネタばれに関することだから何とも答えにくいな(苦笑)。ピノキオと同じように、今回のレプリカントはすごく自由な意志をもって自分の運命についても受け入れようとするからね。それはまさに美しい人間になるのと同等のことだとも思うよ。――『デューン 砂の惑星』(84)をリメイクされるとうかがっていますが、こちらはどんな作品になりそうですか?いや、リメイクするのではなく、原作から新しいバージョンを作るんだ。リメイクは大変だから僕はやりたくないね。でも、原作から新たな脚本を作り、映画化するということで引き受けたんだよ。――では、全く違う作品になるということでしょうか?もちろんだよ。同じような映画を撮るなんてつまらないでしょ。だから楽しみにしていてね。■プロフィールドゥニ・ヴィルヌーヴ1967年10月3日生まれ、カナダ出身の映画監督で脚本家。『渦』(00)、『静かなる叫び』(09)で注目される。『灼熱の魂』(10)は第83回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネート。続いて『プリズナーズ』(13)、『複製された男』(13)、『ボーダーライン』(15)を監督。『ブレードランナー 2049』の後は、『デューン 砂の惑星(仮)』が待機中。
2017年11月02日リドリー・スコット監督が生み出したSF映画の金字塔『ブレードランナー』は、女性キャラクターが重要な役割を担っていた点でも画期的だった。35年ぶりの新作『ブレードランナー 2049』に出演した2人の女優も「その通りね」と大いに頷く。今回、プロモーションのために来日を果たしたのは“世界で最も美しい顔100人”の常連でもある女優のアナ・デ・アルマス、モデル出身で現在はヨーロッパを中心に映画やドラマで活躍するシルヴィア・フークス。現代の神話とも呼ぶべき『ブレードランナー』の世界に足を踏み入れた彼女たちが感じ取ったものとは?■女性には、周囲が期待する以上の“特別な価値”がある(アナ・デ・アルマス)「前作ではショーン・ヤングが演じるレイチェル、ダリル・ハンナが最高にクールだったプリスといった女性キャラクターが輝いていたから、当然、30年後が舞台になった本作にも期待したわ。つまり、今度は私たちが演じる女性像が、どんな進化を遂げているかってね。そして、シナリオを読んで、期待をはるかに超えるキャラクターの魅力に、恋してしまった」。アナは、危険視される旧型の人造人間<レプリカント>を追う捜査官K(ライアン・ゴズリング)の恋人で、唯一心を許すジョイを演じた。「いまも昔も、きっと将来も、社会は女性に対して、何かしら“期待”する部分はあると思うけど、実際には周囲が期待する以上の“特別な価値”があるの。私が演じたジョイは、その象徴的な存在。愛する人のためには、自分を犠牲にすることもいとわない。そんな強い愛と献身の持ち主なの。どこかミステリアスで、複雑な内面をもっている点も気に入っているわ」。■自立した女性像を演じられるのは、本当にラッキーなこと(シルヴィア・フークス)「出演が決まった瞬間、大声で叫んだ後に、号泣してしまった。それくらいうれしかったわ。アナが言う通り、私も女性キャラクターの奥深い描写が『ブレードランナー 2049』の大きな魅力だと思う。Kとジョイの対等な関係がすてきだし、ロビン・ライトが演じたKの上司ジョシも非常に興味深いわ。彼女は『ワンダーウーマン』でも、圧倒的な存在感だったでしょ」。本作では、世界を牛耳る企業家ウォレス(ジャレッド・レト)の右腕として暗躍する最新型のレプリカント、ラヴを演じたシルヴィア。役柄の魅力についてはこう語る。「レプリカントでありながら、決して操り人形ではなく、全権を委任された自立している女性なの。そこがとても『ブレードランナー』的だし、そういうキャラクターを演じられるのは、本当にラッキーなこと。激しいアクションをこなすため、週6日、毎日6時間のトレーニングに励んだ。痛みは絶えなかったけど(笑)、肉体的にも、精神的にも強くなれたわ」。ついに日本でも封切られた『ブレードランナー 2049』が提示する、美しく力強い女性の“未来”に注目だ。ちなみにキャラクターの英語表記はジョイがJoi、ラヴはLuvになっている。単純なJoy(喜び)、Love(愛)ではない点も、意味深で考えさせられる。(text:Ryo Uchida/photo:You Ishii)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年10月30日世界中を旋風に巻き込んだ『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で、主人公のレイを演じ、一躍スターダムを駆けあがったデイリー・リドリー。この夏、米LAで対面した彼女は、大作を背負う覚悟と貫録を感じさせる“スター女優”のオーラを放っていた。そんな彼女に聞きたいことといえば、もちろんファンが待ち焦がれるシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』について。前作での経験を踏まえ、自身も“成長”を感じていると誇らしげだ。「私自身、経験値が上がってすごく強くなったと思っているわ。身体的にスタミナがついたおかげで、前作以上にスタントも自分でこなしているし。そういった積み重ねは、メンタル面でも私を強くしてくれた。正直、前作では『その場に投げ入れられた』という感覚で、J.J.(監督のJ.J.エイブラムス)だけが信頼できる頼みの綱だった。もちろん、周りのみんなもよくしてくれたけど、彼がそばにいないと心細かったから…。でも、映画作りで大切なのは結果ではなく、過程なんだって気づいたの。これはハリソン(・フォード)が教えてくれた言葉なんだけど(笑)」。そう語るデイジーが演じるレイもまた、前作でフォースに目覚める成長を遂げ、伝説のジェダイ騎士であるルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)との運命的な対面を果たした。あのラストシーン直後から幕を開ける『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では、ルークから指導を受けながら、ライトセーバーを手に修行に臨む姿が描かれる。「そうね、前作に比べると、ライトセーバーを持っている時間ははるかに長かったわ。それに前作のエンディングから、そのまま撮影が始まったから、その分、マークと一緒に演技や関係性を築き上げることができた。共演した感想?うーん、言葉にするのは難しいけど、とにかくすごい役者。それは確実に言えることね」。さて、徹底的な情報管理がなされている本作において、デイジーは「この作品で、ルークがレイの父親であるかどうかがハッキリする」と明言している。つまり、本当にルークがレイの父親かもしれないし、そうではない可能性も大いにあるということ。そのあたり、詳しく教えて!「どうかしら(笑)。実はその件に関しては、前作のときから知らされていたの。そう、『フォースの覚醒』のときからね。正直、知った瞬間、すごいなと思ったわ。今回、ライアン・ジョンソン監督は、本当に予想がつかない展開を作り出してくれた。それは驚きと同時に、感動をもたらしてくれたの。ファンの皆さんは、早く答えを知りたいでしょうけど、私たちはその答えが明らかになる瞬間を、映画を通して迎えてほしいと願っているわ。その答えが何であれ、きっと私たちが味わった驚きと感動を体験してもらえるはずよ」。先日解禁となった最新トレイラーでは、「私はどうすれば」と思い詰めるレイに対し、カイロ・レンが手を差し伸べるという衝撃シーンが!デイジー本人は2人の関係性をどう解釈しているのだろうか?「注目してほしいのは『最後のジェダイ』が、物事はそれほど白黒ハッキリしているわけじゃないというメッセージを投げかけている点。善悪の境界線はますます曖昧になるし、レイとカイロの関係性は、まさにその象徴だと言えるの。実際、カイロは自分の行いが正しいと信じきっている。じゃあ、レイは?彼女は正しい判断を下せるのか…。そういうキャラクターの多面性を通して、いままで見えていなかった真実が浮かび上がるの。ジョンソン監督の発想は本当にすばらしいわ!」。ちなみに、本作でもミレニアム・ファルコン号に乗るシーンはありそう?「ええ、もちろん。ファルコン号に乗って、ルークが暮らす水の惑星(オクトー)に着陸したわけだし、あそこから再び旅立つ手段は、やっぱりファルコン号なの」。オクトーといえば、つぶらな瞳とフサフサな毛並みで早くも人気沸騰中の新キャラクター“ポーグ”の生息地。すでに、あのチューバッカと一緒にファルコン号の操縦席に座っている(?)姿もお披露目されているので、レイとどのように絡むのかも楽しみの1つだ。協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン(text:Ryo Uchida)
2017年10月29日SF映画の金字塔が35年ぶりに“新たな物語”を紡ぎだした『ブレードランナー 2049』。リドリー・スコット監督が手がけた前作同様、すでに世界中で深い感動とともに、熱い議論も巻き起こる本作について、9年ぶりに来日したハリソン・フォードはこう語る。「きっと、ファンは私が演じたデッカードが(前作のエンディングで)行方をくらましてから30年、一体どこで何をしていたのか、気になっているはずだ。ただ、俳優としては“空白の30年”について、あえて考えたりしなかった。俳優には、もっとやるべきことがあるし、謎は謎のままがいいんじゃないかな?まるで重要なピースが行方不明になった、パズルみたいなものさ。観終わった観客が議論をし、空白を埋めてくれればいい。それが大切だし、『ブレードランナー』という世界にとっても重要なんだ」。だからこそ1982年の公開以来、ファンは30年以上にわたって『ブレードランナー』を愛し続け、驚きと感動、そして謎に満ちた待望の新作『ブレードランナー 2049』を熱狂的に受け入れた。「まさにその通りだと思うね。ユニークな世界観を舞台に、人間/レプリカントの区別を問わず、複雑な内面を抱えるキャラクターが苦悩する。『人間性って何だ?』ってね。この問いかけに、世代や文化の違いはない。特に前作をいち早く評価してくれた日本は、私にとって特別な国だよ。新たな物語もまた、SF映画としての醍醐味はもちろん、厚みのあるヒューマンドラマとして楽しめるし、その点を私自身も気に入っているんだ」。人間に代わる労働力として開発された人造人間<レプリカント>は度重なる反乱の末、人類に危険を及ぼす存在として、製造が禁止された。時は流れて2049年。人類と新型レプリカントが共存する米ロサンゼルスで、旧型レプリカントの“排除”に奔走する捜査官のK(ライアン・ゴズリング)は、世界の秩序を壊しかねない巨大な陰謀に巻き込まれる。真実へとつながるカギこそ、ハリソン演じる元凄腕捜査官のデッカードだった。「撮影が始まる4年くらい前だね。リドリーから『また、デッカードを演じたくないか?』って電話がきたときは、正直『う~ん』って感じだった。まずはシナリオを読ませてくれって(笑)。で、実際届いた草稿を読んで、本当に心が熱くなるくらい感動したんだ。登場人物のエモーショナルな部分が深く掘り下げられていたし、彼らの関係性も興味深かった。映画の言語は、英語でも日本語でもなく、感情だからね。この物語なら、俳優として貢献したい。そう思えたことが、出演を決めた大きな要因だ」。メガホンをとったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督に対しては、「賛辞するには、言葉が足りない」と全幅の信頼を寄せる。新感覚SF『メッセージ』で世界中を衝撃に包み、かつてスコット監督が手がけるはずだった超大作『デューン/砂の惑星』の再映像化にも取り組む俊英だ。「ビジュアルで物語を伝える能力の持ち主。『ブレードランナー』という巨大なキャンバスを扱うだけの自信を持っていて、実際“自分の映画”にしてしまったんだから、すごいと思うね。もちろん、前作への敬意を忘れていない。ドゥニと何作かタッグを組んでいる、撮影監督のロジャー・ディーキンスの仕事ぶりもすばらしい。二人とも(指をパチンと鳴らしながら)一瞬の映像が、1000の言葉にも勝ることを熟知しているんだ」。テクノロジーの進歩によって、現実世界はどんどん『ブレードランナー』化している。「環境破壊や貧富の格差など、暗示的なモチーフは確かにたくさん登場する。2049年のロサンゼルスは、急激な気候変動で海抜が上がったせいで、巨大な壁で守られているし、底辺で暮らす人々は遺伝子組み換え植物で、何とか生きながらえている…。でも、どうかな。私自身はあくまで映画の中の話だと捉えているし、予言だとは思わない。繰り返しになるけど、大切なのは、そこに生きる人々の感情のドラマだからね」。(text:Ryo Uchida)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年10月26日10月27日公開の映画『ブレードランナー 2049』のジャパンプレミアが24日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が登場した。1982年に公開されて全世界で大ヒットを記録した映画『ブレードランナー』の続編となる本作。フィリップ・K・ディックの小説をベースに、人造人間であるレプリカントと、彼らの犯罪を追う捜査官ブレードランナーとの戦いを描く。前作で主演だったハリソン・フォードが、前作に引き続きブレードランナーのリック・デッカードを、ライアン・ゴズリングが主人公のブレードランナーKを演じている。そんな本作のジャパンプレミアが行われたこの日は、前日の来日会見に続いてハリソン・フォードらが登壇。前作でメガフォンを執ったリドリー・スコット監督(本作では製作総指揮を担当)から電話があったと明かしたハリソン・フォードは「リドリーはあまり電話を掛けない人なので非常に驚きましたが、その時に『デッカードの役をもう一度やる気があるか?』と聞かれました。それから読んだシナリオとストーリーは、素晴らしい出来でしたよ。ライアンが演じているKとデッカードとの人間関係が面白くて、お客さんを震わせるような絆がよく描かれていました」と話し、続けて「その後にドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が選ばれ、有能なスタッフが集まり、すべてのお膳立てが整って私がやろうという決心にいたりました」と出演までの経緯を説明した。さらに「ストーリーがとても練られた映画です。私が演じたデッカードはストーリーを語ってますが、描かれている世界は非常に複雑でユニーク。その中で俳優としての私は全体の物語をストーリーテリングするキャラクターです。前作でもその役目でしたが、今回は前作にない、役柄をどう広げていくかということに専念しました。スペシャルな映画で厚みがあり、素晴らしい映画に参加できて非常にうれしく思っています」と笑顔を見せた。前日の来日会見ではスーツ姿だったシルヴィア・フークスだが、この日は胸元全開のセクシーなドレス姿で日本のファンを悩殺。劇中ではこの日のセクシーな姿とは対照的に、ハリソン・フォードやライアン・ゴズリング扮するブレードランナーを執拗に追い詰めるラヴを演じている。「この役を得た翌日からトレーナーがつき、才能のあるチームが作られました。それから週6日、毎日6時間トレーニングが始まり、見かけも強くなって感覚的にも強くなりました」と振り返り、「大変痛みもありましたが、そのお陰で変身することができました。戦闘のシーンも上手く演じられました」と笑顔を見せていた。映画『ブレードランナー 2049』は、10月27日より全国公開。
2017年10月25日SF映画の金字塔が35年ぶりに“新たな物語”を描く『ブレードランナー 2049』のジャパンプレミアが10月24日(火)、都内で行われ、来日中のハリソン・フォード、共演するシルヴィア・フークス、アナ・デ・アルマス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が出席した。リドリー・スコット監督が手がけた前作『ブレードランナー』から30年後の2049年を舞台に、人類とレプリカントと呼ばれる人造人間の共存を脅かす陰謀を、旧型レプリカントを取り締まる捜査官K(ライアン・ゴズリング)が追求する。ハリソンはカギを握る重要人物として、前作と同じ元敏腕捜査官のデッカードを演じている。映画ファンにとって、まさにアイコンと呼ぶにふさわしいハリソンの登場に、日本の観客も大歓声!ステージ上でもオーラは全開で「この作品を皆さんにお見せできるのは、誇りであり幸せ。日本は前作をいち早く評価してくれた国だからね。本当にありがとう」とうれしい挨拶が飛び出した。スコット監督から、今回のオファーを受けた際は「驚いた」といい、「スコットはめったに電話なんてしてこないからね(笑)。デッカードを再び演じたいかと聞かれて、正直『う~ん』って思ったけど、胸が熱く燃えるようなすばらしいシナリオに圧倒された。それに監督がドゥニ・ヴィルヌーヴなんだから、お膳立てはパーフェクトだよ」と35年ぶりの続投に至る経緯を説明した。傑作SF『メッセージ』でアカデミー賞候補になったヴィルヌーヴ監督は「スコット監督が手がけた第1作に続き、日本文化に強い影響を受けている。未来世界を描くデザインやテクノロジー、衣装に至るまで日本の要素が垣間見られるはず。特に広告看板に注目してほしい」とアピール。「ライアン(・ゴズリング)から『新宿には行ったことあるか?』って聞かされたから、もちろんさって答えたんだ」とふり返った。エレガントなドレスで、プレミアにさらなる華やかさを加えたシルヴィアとアナも、本作には強い思い入れ。「撮影を前に、週6日毎日6時間のトレーニングを受けたわ。マーシャルアーツの特訓も6カ月した。正直、身体的に痛い経験もしたけど、その分、役柄としても自分自身も強くなれた気がするの」(シルヴィア)、「私が演じた役柄には、ミステリアスな要素があるの。映画を観ていない皆さんには説明しにくいんだけど…、彼女がもつ“複雑さ”を演じるために集中したわ」(アナ)と話していた。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年10月24日SF映画の金字塔の続編『ブレードランナー 2049』(10月27日公開)の来日記者会見が23日、都内で行われ、来日したハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルヴィア・フークス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が登壇した。本作は、フィリップ・K・ディックの小説を基に、人造人間であるレプリカントと、彼らの犯罪を追う捜査官ブレードランナーとの戦いを描くSFアクション映画。ハリソン・フォードがブレードランナーのリック・デッカードを、ライアン・ゴズリングが主人公のブレードランナーKを演じた。ハリソン・フォードは「台風を追い払ってくれてありがとう。大変興味深い経験だった」とおちゃめにあいさつ。「最初の『ブレードランナー』(82)が日本でも反響がとても良かったので幸せだった。続編をまた楽しんでいただけるように願っている」前作を手がけたリドリー・スコットは製作総指揮に回り、重責のメガホンをとったのは『メッセージ』(16)でアカデミー賞監督賞にノミネートされた鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督だ。監督は本作での2049年の世界について「ある意味、パラレルワールドという別の世界観だ。最初の映画からのつながりとして構築していったので」と話す。「この世界にスティーブ・ジョブズは存在しない。遥かに気候も厳しく、生活も非常に厳しい過酷な世界で、テクノロジーにも影響を及ぼしている。一番興味深いのは未来ではなく、現在について語っているところだ」アナ・デ・アルマスはライアン・ゴズリング演じるKを献身的に支える美女ジョイ役を、シルヴィア・フークスはKの行く手を阻もうとするラヴ役を演じた。アナは「ジョイ役のコスチュームがミニスカートでセクシーなもので、ライアン・ゴズリングも気に入ってくれていたの。でも、とにかく寒いコスチュームだったから、ハリソンは『寒くない?ブーツは大丈夫?』と、いつも気遣って心配してくれていたわ」と優しいハリソンに感謝した。激しいアクションシーンがあったシルヴィアは「私は役の準備のためにかなりのワークアウトをして、とにかくお腹がすくので、ケータリングでいろんなものに食らいついていたの。でも、そこにハリソンがいらして。食べ物を飲み込めなくてすごく大変な思いをしたの」と笑いをとった。すでに世界中で大ヒットしている『ブレードランナー 2049』。ハリソン・フォードはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督を称え「人間は運命をコントロールできるのか?そんなどんな文化も超えた質問に答えてくれる映画だ。インターナショナルな映画になったと思う。本作が成功したカギはそこにある」と力強く語った。
2017年10月23日米俳優のハリソン・フォードが10月23日(月)、都内で行われた出演作『ブレードランナー 2049』の来日記者会見に出席。35年ぶりとなる新作に出演した理由を「時の流れが人生にどんな影響を与えるのか、演技で表現するのは興味深いから」と語った。SF映画の金字塔である前作『ブレードランナー』(リドリー・スコット監督)から30年後の2049年を舞台に、人類とレプリカントと呼ばれる人造人間の共存を脅かす陰謀を、危険視される旧型レプリカントを取り締まる捜査官K(ライアン・ゴズリング)が追求する。ハリソンはカギを握る重要人物として、前作と同じデッカードを演じている。ハリソンの来日は『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のPR以来9年ぶり。『ブレードランナー』が公開された35年前にも日本の地を踏んでおり、「前作が日本で高く評価されたことは、いまもうれしいこと。新作も皆さんに楽しんでもらえれば」とアピールした。今回のオファーは、スコット監督から受けたといい「興味深いと思ったけど、まずは脚本を読まないとね。実際に目を通すと、デッカードをはじめ登場人物たちのエモーショナルな部分が深く掘り下げられて、とても気に入ったよ」と回想。「まるで人生の命題に答えようとしている作品」と語った。会見にはハリソンをはじめ、共演するシルヴィア・フークス、アナ・デ・アルマス、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督(『メッセージ』)が出席。大役を担ったヴィルヌーヴ監督は、「名作中の名作なので、興奮とともに緊張を覚えた。僕はもちろん、スタッフ全員が“信者”だから、作品づくりでは、ベストを尽くすとともに、前作への敬意を惜しまず取り組んだ。幸い、僕の車の下に爆弾は仕掛けられていないから(笑)、いまは映画の神様に感謝しているよ」と感慨深げだった。共演する女優陣も「オファーを受けた瞬間、叫び、そして号泣したわ。私にとっても偉大な作品である『ブレードランナー』の世界に入り込めるチャンスを与えられ、圧倒されたし、ハリソンと初めて会ったときは、『なるべく見ないようにしよう』って思ったわ。だって、デッカードであり、ハン・ソロであり、インディなんだから」(シルヴィア)、「まさにそうよね。私が薄手の衣装だったとき、ハリソンは『寒くない?』って紳士的に気遣ってくれた」(アナ)と“伝説”との共演に、いまも興奮を隠せずにいた。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年10月23日35年ぶりの新作として注目を集める10月『ブレードランナー 2049』。これが期待を大きく超える傑作なのだが、本国では銃乱射事件の影響でプレミアが中止になったり、首位デビューを飾りながら、なぜか「興行不振」のレッテルを貼られたりと“受難”続きだ。実はリドリー・スコット監督が手がけた前作『ブレードランナー』もまた、公開された1982年当時は、その先鋭的な内容とテーマ性が「難解」だとされ、興行が伸び悩んだ。いまではSF映画の金字塔として、幅広いジャンルに多大な影響を与えているだけに、当時の不遇は、早すぎた傑作ゆえの受難といえるかもしれない。同作が残した余白と余韻もまた、賛否両論を巻き起こしたが、ファンが長年議論を重ねることで、結果的には、作品をより豊かで特別なものにした。『ブレードランナー 2049』もまた、明るく軽快なエンターテインメントではないし、1度見ただけで、すべてを理解しきれないハードルの高さはあるかもしれない。それでも、前作が提示した「結局、人間性って何?」という哲学、そして地球の未来に警鐘を鳴らす世界観は35年経っても劣化することはなく、レプリカント(人造人間)の実現にリアリティが増し、人工知能も進歩を遂げた現代だからこそ、そのメッセージはより身近な警告として響いている。見終わったら、自分なりに解釈し、誰かと意見を交わさずにはいられないはず。それが可能なのは『ブレードランナー2049』が前作に負けず劣らず、奥深い傑作だからこそだ。その立役者が『メッセージ』も話題だったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督であるのは言うまでもない。今後はSF作家フランク・ハーバート氏の小説「デューン/砂の惑星」の再映像化でも手腕を振るうことが決定しているが、同作はかつてスコット監督も演出に意欲を見せていた壮大なプロジェクト(それが頓挫した結果、生まれたのが『ブレードランナー』だ)。そんな運命にして必然的なバトンの受け渡しも、非常にドラマチックだ。“次世代への継承”は『ブレードランナー 2049』の重要なテーマにもなっている。(text:Ryo Uchida)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年10月21日SF映画の金字塔と言われる『ブレードランナー』(1982年)の続編『ブレードランナー 2049』が10月27日に公開を迎える。本作のストーリーには、新人ブレードランナー・Kを演じる俳優ライアン・ゴズリングのアイデアが数多く採用されているという。メガホンをとったドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、そんなライアンの"ストーリーを作る能力"の凄さを明かした。ドゥニ監督は「素晴らしい役者であるだけでなく、素晴らしいストーリーテラーなんだ」と、ライアンの知られざる一面を明かす。ライアンといえば、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『ラ・ラ・ランド』で歌って踊れてピアノも弾けるというイケメンぶりを披露し、世の女性たちを熱狂させていた。そんな俳優としての華やかな演技力が注目される彼だが、実は自身の出演作『オンリー・ゴッド』(2013)をはじめ、これまでさまざまな作品で製作総指揮や監督・脚本を務めるなど、制作者としてもマルチな才能を発揮している。ライアンは「本作では前作から30年が経過している。だからこそ、登場するのは前作以上に厳しく孤独な世界で、僕が演じるKも複雑さや孤独を十分に知る人物だと思ったんだ」と、ストーリーを考えながら自身の役作りを行ったという。そんな彼について、ドゥニ監督は「僕の映画では、脚本から実際の製作に入る段階で、さまざま変化を加えていくことが多い。そのプロセスにおいて、ライアンは僕にインスピレーションを与え続けてくれた。彼は素晴らしいアイデアの宝庫なんだ」と明かし、彼の意見が本作のストーリーを形付けたとも話した。SF映画の巨匠リドリー・スコットから直々に監督を引き継ぎ、「偉大すぎる『ブレードランナー』の続編に取り組むなんて自殺行為にも等しく、あまりにも大きな挑戦だった」と大きなプレッシャーを感じていたと明かすドゥニ監督。しかし、ライアンの存在により、そんな難しさを跳ね除けられたという。「僕はこの映画で何カ月ものあいだライアンと一緒に仕事をしてきたけど、クリエイティブ面でもライアンがとてつもなく貢献してくれたんだ。ライアンは僕にとってもっとも信頼できるパートナーだ」と、ライアンとの“信頼関係”が本作を誕生させたと明かした。ライアン本人もドゥニと二人三脚でストーリーを築いたことに喜びを感じていたようで、「自分も語り部の一部になってみると、特別なチャンスを手にしていることに気づいたよ。ベストだと思うアイデアは監督と同じで、映画の中にも反映されている。それが見つかるときは本当に楽しいし、2人とも同じ夢を見ていたということが非常に興奮して楽しかったんだ」と語っている。
2017年10月20日“元祖”ブレードランナーを演じたハリソン・フォードやドゥニ・ヴィルヌーヴ監督ら、現在考えられる最高のキャスト&スタッフが集結した『ブレードランナー2049』。本作で主演を務めるのは、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたライアン・ゴズリング。歌って踊る“ジャズピアニストのセブ”とはまるで違う新たな魅力を放っており、『ラ・ラ・ランド』でライアンにハマった女子は必見!注目すべき3つのポイントを紹介しよう。『ラ・ラ・ランド』とは真逆!クールな熱演で魅せる本作でゴズリングは、“レプリカント”と呼ばれる人造人間を処分する任務の“ブレードランナー”Kを演じている。エマ・ストーンと共演した『ラ・ラ・ランド』での好演が記憶に新しいライアンには、日本でもハマる人が続出。歌って踊り、3か月の特訓を経て自らピアノを演奏、ジャズ愛あふれる情熱的な姿が印象的だった。だが、本作のライアンは、美女たちに囲まれても常にクール、ブルーの瞳にどこか物憂げな影をまとう、いわば真逆の役どころ。ライアンは、そんなKについて「複雑さや孤独を十分に知る人物」と語っており、『ラ・ラ・ランド』では見られなかった新たな一面が見られそう。クールで落ち着いたライアンに魅了されること間違いなしだ。超大物スター、ハリソン・フォードとの初共演また、本作はライアンとハリウッドの大スター、ハリソンとの初共演も話題となっている。ハリソンは『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロや、『インディ・ジョーンズ』シリーズのインディ・ジョーンズ博士など、時代を超えて愛されるキャラクターを数多く演じている超大物。ライアンは大先輩のハリソンについて、「ハリソンは本当に偉大な映画俳優だよ。後にアイコンとなるような素晴らしい映画を作り続けてきたし、そうした作品の多くは何年か経つと話題がまた再燃するが、ハリソンも作品と同じくゆるぎない存在だと思う」と、その偉大さをひしひしと感じていた様子。一方、ハリソンも本作の脚本を読んだ段階で、K役にはライアンがいいと提案したそうで「脚本を読んだときにライアンが演じるのがベストだと思ったんだ。そうしたらすでにライアンと交渉していることを知ったんだよ。彼と共演できて本当に嬉しかった」とその才能を認めている様子。豪華な顔合わせのハリウッド2大スターの共演は見逃せない。さらに、彼らに“レプリカント”(人造人間)の創造主ウォレスを演じるジャレッド・レトがどう関わるのかも気になるところ。想像を遥かに超える“未来の姿”もちろん本作の魅力はキャスト陣だけでなく、想像をはるかに超えた“未来の姿”を描いていることもその1つ。巨匠リドリー・スコットがメガホンを取り、1982年に公開された前作『ブレードランナー』は、2019年のロサンゼルスを舞台に、車が空を飛んでいたり、人類が地球から宇宙に移住したりする近未来が斬新な形で描かれた作品だった。しかし、公開当時は評価が高かったわけではなく、時間をかけてファンを獲得、現在では“SFの金字塔”といわれ、カルト的人気を誇っている。現在の映画界のみならず、アニメやゲームなどのカルチャーに少なからず影響を与えてきた1作だ。その理由の1つを、ハリソンは“予見的な作品”だったからだと語る。「前作では、いつか現実になるといわれていたテクノロジーを見せたんだ。それが実際にテクノロジーが進化することで、映画で語られたことが現実のものとなっていった。いろんな意味で予見的な作品だったと思う」。今回の舞台は2049年であり、前作から30年後の設定となる。本作では、誰もまだ見たことがない未来の姿が描かれており、圧倒的な映像美をよりパワフルに引き継いだ、その世界観も気になるところだ。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年10月19日デイジー・リドリーが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で共演した故キャリー・フィッシャーから恋愛に関する警告的なアドバイスを受けていたことを「Vogue」誌に明かした。キャリーはデイジーに、『スター・ウォーズ』の一員であることは恋愛を難しくすると言っていたという。「だって、誰かに『俺はレイラ姫とセックスしたんだ』なんて言わせたくないでしょ?」とデイジー。世界的な人気を集めるキャラクターを演じているからには、恋愛にも慎重にという教訓をキャリーから得たようだ。デイジーは「私はキャリーほど、二面性をオープンにしている人に会ったことはないわ。LSDに明け暮れたと語ったりね」と感心している。キャリーが『スター・ウォーズ』シリーズで名声を得て、プレッシャーを抱えるようになったのと同様、デイジーの精神的な負担もかなり大きい様子がうかがえる。「何もかもが混乱していた。みんなが私を知っているという状態よ。どうしていいかわからなかったの。ストレスで肌も荒れ放題。常に見られているように感じたし、自意識過剰でもあったわ」。ファンがデイジーの家のドアを叩き、サインを求めることもあったのだそうだ。いまだに月1回は母親に電話をかけて泣きじゃくるというデイジーだが、1人のセラピストの女性と出会ったことで人生を軌道修正できたと語っている。(Hiromi Kaku)
2017年10月12日先日公開された、渡辺信一郎監督の短編アニメ「ブレードランナー ブラックアウト 2022」も記憶に新しい『ブレードランナー 2049』。このほど、『ブレードランナー』から本作へ至る“空白の30 年間”を描く短編の1つとして、ジャレッド・レトが主演を務め、リドリー・スコットの息子ルーク・スコットが監督した「2036:ネクサス・ドーン」が新たに解禁となった。“空白の30 年間”を描く3つのエピソードが存在すると、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が語り始める本映像。今回は、人間そっくりの人造人間=レプリカントの創造主ウォレス役のジャレッドが怪演をみせる、“2036年”エピソードの衝撃映像が新たに到着した。前作から本作の舞台“2049年”に至るまでの空白の30年間。デッカード(ハリソン・フォード)が姿を消した後の世界では、レプリカントは寿命を持たないよう改良されていた。しかし2022年、アメリカ西海岸で原因不明の大規模停電が発生し、食物の供給がストップ。世界中がそれを“レプリカントが原因”と非難したことで、レプリカントの製造は法令で禁止に。そんな中、この世界のピンチを救ったのが科学者ウォレス(ジャレッド・レト)だった。彼は人工農法によって食糧難を解決するエコシステムを開発。さらに、以前レプリカントを製造していたタイレル社を買い取り、ウォレスは新型レプリカントの製造を始めていた――。舞台となるのは、デッカードが恋人の女性レプリカントと共に姿を消してから17年後の2036年。そこでは、レプリカントの新たな創造主となる科学者ウォレスが、巨大な陰謀を目論んでいた。映像には、ウォレスがレプリカント製造禁止法に反して製造した、新型レプリカント「ネクサス9」について説明する姿が収められている。彼の話から分かるのは、新型レプリカントは「顧客の要望に応じた寿命を持つ」「反抗することも逃亡することもない」「ただ従うのみ」という“完成されたもの”だということ。そして映像のラストは、“レプリカント禁止法”を廃止させるべく、従順さを主張しながら自ら命を絶つレプリカントと、「ここで下される決定は、世界の命運を左右する。さて、どうする?」と迫るウォレスの、衝撃の展開で締めくくられている。2036年に起こったこの出来事は、ウォレスが“なぜレプリカントを製造しているのか”が語られ、2049年に“人間とレプリカントの境界線が崩れ去る”発端のエピソードとなっている。そして13 年後の世界では、ブレードランナー“K”(ライアン・ゴズリング)がウォレスの巨大な陰謀を知ることになる。この映像を監督したのは、『ブレードランナー』を監督した“SF 映画の巨匠”リドリー・スコットの息子、ルーク・スコット。デビュー作のSFアクションスリラー『モーガン プロトタイプ L-9』をはじめ、“ブレードランナー”を意識させる“人工生命体”を題材にしてきたルーク監督は、本作では製作総指揮を務める父と満を持しての“親子共作”を果たしている。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年09月29日映画館に大規模かつ高品質な音響機器をセッティングし、作品の持つ“音”を大音量で表現する映画祭「丸の内ピカデリー爆音映画祭」(以下、爆音映画祭)が大好評につき、2回目の開催が決定!10月13日(金)~11月10日(金)の期間、丸の内ピカデリー3にて実施される。爆音映画祭では、リドリー・スコット監督の傑作SF映画『ブレードランナー』(1982)の待望の続編『ブレードランナー 2049』が10月27日(金)より全国公開するのを記念して、『ブレードランナー 2049』そして『ブレードランナーファイナル・カット』の初爆音上映が決定!そして爆音映画祭をプロデュースする樋口泰人(株式会社Boid代表)が、スタンリー・キューブリック、クリント・イーストウッド、クリストファー・ノーランの傑作など、これぞ“爆音”で堪能してほしいと考えた名だたる豪華名作の数々を、新作・旧作織り交ぜ選出し、作品それぞれに適した音響調整を実施。(全ラインナップは下部に記載)また、全ラインナップのうち、『ブレードランナー 2049』『ブレードランナーファイナル・カット』『ジャージー・ボーイズ』『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』『あゝ、荒野 <前篇・後篇>』『ハドソン川の奇跡』は爆音映画祭初上映となる。迫力のあるシーンは、よりダイナミックに、緊張感のあるシーンは、よりきめ細やかに、作品・シーンそれぞれに合わせ、繊細に音量・音圧が調整されており、これまでには決して体験することのできなかった新たな感動が体験できる機会。大好きな作品も、爆音で観ればまた違った面白さに出会えるかもしれない。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedジャージー・ボーイズ 2014年9月27日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENTインターステラー 2014年11月22日より全国にて公開(C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDキングスマン 2015年9月11日より全国にて公開(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporationこの世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会メッセージ 2017年5月19日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年09月22日ハリソン・フォードが“ブレードランナー”デッカードを再び演じ、ライアン・ゴズリングが新たな“ブレードランナー”Kを演じることでも話題の『ブレードランナー 2049』。このほど、前作から本作の舞台2049年に至るまでの“空白の30年間”のエピソードを描くショートフィルムの制作が決定。その内の1本を、海外でも高い評価を得る監督・渡辺信一郎が手がけることになった。前作を生み出したリドリー・スコットが製作総指揮に回り、『メッセージ』『ボーダーライン』の鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督が務める本作。このたび、前作の舞台である2019年から、本作の舞台2049年に至るまでの空白の30年間をショートフィルムで描くことになった。その内の1エピソード「ブレードランナー ブラックアウト2022」を手がけるのが、本作の制作スタジオであるAlcon Entertainmentから直々のオファーを受けて抜擢された、「カウボーイビバップ」「アニマトリックス」「サムライチャンプルー」などで知られるアニメ監督・渡辺信一郎。描かれるのは、2022年、アメリカ西海岸で発生した原因不明の大規模停電“ブラックアウト”。レプリカントの製造が法によって禁止される、重要な転機となる出来事だ。本アニメーションの制作は追い込みに入っており、今回、その制作現場を垣間見ることのできる予告映像も到着。「アニメ版を制作するにあたり気をつけたのは、『ブレードランナー』に最大限のリスペクトを払うこと」という渡辺監督のコメントとともに、監督の描く“2022年”の世界もちらりと目にすることができる。短編アニメーション「ブレードランナー ブラックアウト2022」は9月26日(火)に解禁予定。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年09月15日SF映画の金字塔と言われるリドリー・スコット監督の『ブレードランナー』(1982年)と、続編『ブレードランナー 2049』(10月27日公開)の"空白の30年間"を埋める短編アニメの制作が決定。そのエピソードの一つを、『カウボーイビバップ』、『アニマトリックス』などを手掛けた渡辺信一郎監督が担当することがこのほど、明らかになった。前作から本作の舞台"2049年"に至るまでの空白の30年間──人造人間レプリカントを追う捜査官"ブレードランナー"のデッカードが姿を消した後の世界では、レプリカントは寿命を持たないよう改良された。しかし2022年、アメリカ西海岸で原因不明の大規模停電が発生し、食物は供給がストップ。世界中がそれを“レプリカントが原因”と非難したことで、レプリカントの製造は法令で禁止された。そんな中、この世界のピンチを救ったのが、科学者ウォレス(ジャレッド・レト)だった。彼は人工農法によって食糧難を解決するあらたなエコシステムを開発。さらに、以前レプリカントを製造していたタイレル社を買い取り、ウォレスは新型レプリカントの製造を始め、“レプリカント禁止法”の廃止を実現させた。2022年の大停電=“ブラックアウト 2022” ――そのとき、一体何が起こったのか? その“前奏”をひとつの作品として描くため、渡辺監督は『ブレードランナー 2049』の制作スタジオである Alcon Entertainment からオファー受け、短編アニメーション「ブレードランナー ブラックアウト 2022」を制作することが決定した。このたび同アニメの予告映像が公開され、渡辺監督の「アニメ版を制作するにあたり気を付けたのは、『ブレードランナー』に最大限のリスペクトを払うこと」とのコメントとともに、渡辺監督の描く世界が一部お披露目された。同アニメは、9月26日にお披露目される予定だ。
2017年09月15日広大な宇宙を舞台に、“完璧な生命体”との遭遇を描いた『エイリアン』シリーズの原点を描く『エイリアン:コヴェナント』。本作でアンドロイドを演じたマイケル・ファスベンダーが、旧型のアンドロイドとの比較やリドリー・スコット監督について語るインタビュー映像が到着した。伝説的シリーズの創造主、スコット監督が自らメガホンをとる本作で、アンドロイドのウォルターを演じているファスベンダー。宇宙船コヴェナント号に乗り込むのは、滅び行く地球から脱出し、新たな惑星に移り住む2,000人のカップルと彼らを警護する乗組員たち、そして、アンドロイドのウォルター。ウォルターはこの船にいる唯一の独り身。スコット監督は、「運行中はウォルターがあらゆる雑事を担う。眠らないし、歳も取らない」と説明する。一方、『プロメテウス』に登場した旧型のアンドロイド、デヴィッドについて、ファスベンダーは「人間のような人柄や特性を身に着けられるよう設計されている。人間の最大の特徴ともいえるプライドや虚栄心を持っている。しかし、それが人々に不安を与えるようになる」と分析。エリザベス・ショウ博士(ノオミ・ラパス)との関係性にも言及する。続けて、「人間からの受容度をさらに向上させるために機能を限定した新しいモデルが開発される。だから、(新型の)ウォルターはデヴィッドに比べると機械的だ」と言う。本作で彼が演じたウォルターは、改良されたアンドロイドだ。そのため「人間のように感情に流されることなく、論理的に行動する。虚栄心や、嫉妬や感謝の気持ち、そういった概念は、一切持ち合わせていない。恋愛感情もない」と明かし、カップルばかりが乗り合わせる宇宙船でも、恋愛感情も抱かない、より機械らしいアンドロイドとなるという。以前、別のインタビューでは「子どものころ『エイリアン』を初めて観て、衝撃を受けたのを覚えている」と語り、「オープニングから10分後にはもう容赦なしの展開を見せる。本作は全作の中で一番衝撃的なものになると思う」と語っていたファスベンダー。今回の映像でも、「地球以外に生命体がいないとはとても考えられない。本作の恐怖はそこから始まる。そして人間を宿主にして寄生するという発想は観る者の心をかき乱すコンセプトだと思う」と期待が高まるコメントを残す。また、人間を宿主にして寄生する“ネオモーフ”を考え出したスコット監督の才能についても語るファスベンダー。シリーズの原点に回帰した本作に、期待が高まる。『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月13日リドリー・スコット監督が生み出し、多くの作品に影響を与えた『エイリアン』シリーズへとつながる原点を描く最新作『エイリアン:コヴェナント』。このたび、シリーズの“戦うヒロイン”リプリーのDNAを受け継いだかのような、新たな主人公・ダニエルズを演じたキャサリン・ウォーターストンのインタビュー映像が到着した。シガニー・ウィーバーが演じた『エイリアン』シリーズのエレン・リプリーといえば、海外メディアでは「ComingSoon.net」の「最もタフなヒロイン10人」に選出されたほか、「Yell!magazine」の「アクションヒロイン・トップ20」で第1位、「DEN OF GEEK!」の「SF映画のイケてる主人公TOP50」で第1位などに選出されており、 “戦うヒロイン”の代名詞ともいえるキャラクター。さらに、世界最大のビジネス誌「Forbes」も、リプリーは『スター・ウォーズ』シリーズのレイや、『アナと雪の女王』のアナ、『ターミネーター2』のサラ・コナーといった“収益を上げられる”女性ヒロインの先駆け、とも報じている。そんなリプリーの“レジェンド”を受け継ぐダニエルズを演じているのは、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で注目を集めたキャサリン。彼女は映像内で自身のキャラクターを説明しながら、新たな星で「探索を進めるにつれ、異変が起こる。そこからはエンディングまで息つく間もない展開がずっと続く」と緊迫感あふれる展開が待ち受けていることを明かす。加えて、「本作は混乱と不安に満ちている。一度歯車が回り始めてしまったら、終わるまで決して止まってくれないの。それに、リドリーの思惑通りになっている。みんな震え上がると思うわ」と、本作のSFアクションの衝撃を語っている。また、本シリーズには、“戦うヒロイン”はもちろん、一度始まったら止まらない“緊迫感”に加えて、“アンドロイド”の存在も欠かせない。キャサリンは、コヴェナント号にいる唯一の独身でアンドロイドのウォルターを演じるマイケル・ファスベンダーについて、「アンドロイドを演じる人と一緒に撮影できるなんて、まるでタイムトラベルをしている気分よ」と笑顔を見せる。「3世代くらい先の未来かしら。どれくらい先かわからないけど、確実に来る未来だと思う。思考するAIは、いまも開発が続いているもの。そのプレビューを見ているような気分だったわ。恐ろしくて、奇妙で、不思議で不気味だった」と、アンドロイドを見事に演じたファスベンダーとの共演をふり返った。人類の希望を背負って航海に出たコヴェナント号の乗組員たちが、ミステリアスな惑星の調査中に遭遇するのは、クルーの身体に寄生して生み出されるエイリアンの想像を絶する悪夢。シリーズの原点に回帰し、極限の緊張感とバイオレントなショック描写の演出に腕を振るったスコット監督は、息もつかせぬストーリー展開の果てに「誰がエイリアンを想像したのか?」という大いなる疑問の答えを示していく。そんな本作でキャサリン演じるダニエルズの活躍に、ますます期待が高まる。『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月08日リドリー・スコットが製作総指揮を務め、『メッセージ』でアカデミー賞監督賞にノミネートされた鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンをとる『ブレードランナー 2049』。このほど、ライアン・ゴズリングやハリソン・フォードらが集結した日本版ポスターが完成、ストーリーの一端が明らかとなった。このたび、お披露目された日本版ポスターは、新たな“ブレードランナー”K役のライアンと、かつての“ブレードランナー”デッカードのハリソンが背中を合わせて並ぶ、インパクト抜群なビジュアル。科学者ウォレス役のジャレッド・レトに、アナ・デ・アルマス演じる謎の美女の姿も!また、中央に書かれた「知る覚悟はあるか――。」という意味深な言葉も目を引く。前作『ブレードランナー』(’82)では、人類への反乱を目論み、社会に紛れ込んでいる違法なレプリカントを処分する役目の捜査官=“ブレードランナー”であるデッカードをハリソンが演じ、斬新でありながらどこか現実的な世界観はSFの金字塔となった。そして、公開から30年以上経ったいまもなお、ファンの間で物議をかもしているのが、恋人である女性レプリカント(人造人間)と共に姿を消したデッカードの行方や、彼の正体などの謎、人間と見分けのつかない存在である“レプリカントの是非をめぐる”論争だ。長年、決着がつかなかったさまざまな“謎”があるだけに、重大な“真実”が明かされることを示すポスターには期待値は高まるばかり。本作の舞台となるのは、“2019年”を描いた前作から30年後、“2049 年”の世界。空白の30年間、つまりデッカードが姿を消した後の世界では、レプリカントは制約のない寿命を持つように改良されていた。しかし2022年、アメリカ西海岸で原因不明の大規模停電が発生し、財政や市場は世界的に停止、食物の供給は切迫。世論はそれを“レプリカントが原因”と非難したことで、社会ではレプリカントの製造を禁止する法令が出されてしまう。その世界的危機を救ったのが、ポスターでもひと際険悪な表情を見せている理想主義的な科学者ウォレス(ジャレッド)。彼は2025年、遺伝子組み換え食物を開発し、世界的な食糧危機を終焉させた。さらにウォレスは、以前レプリカントを製造していたタイレル社の負債を買い取り、2036年の“レプリカント禁止法”の廃止と共に、新型レプリカントの製造を始める。ロサンゼルス市警の“ブレードランナー”K(ライアン)は、違法レプリカント“処分”の任務にあたる最中、レプリカント開発に力を注ぐウォレスの“巨大な陰謀”を知る。その陰謀を暴く重要な鍵を握るのが、30年間行方不明だったブレードランナー“デッカード”なのだった――。彼が命をかけて守り続けてきた“秘密”とはいったい何なのか?デッカードがこつ然と姿を消してから30年、我々は“封印された真実”を目の当たりにすることになる。『ブレードランナー 2049』は10月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレードランナー 2049 2017年10月27日より全国にて公開
2017年09月08日クリント・イーストウッドを父に持つ、イケメン二世俳優スコット・イーストウッド。そして、「世界で美しい顔100」(2015年)において第9位に選ばれ『ブレードランナー 2049』にも出演する女優アナ・デ・アルマス。このほど、いまハリウッドでも注目を集める若手俳優の2ショット写真が激写された。クラシックカーの運転席から後部席のカメラを見つめるのはスコット・イーストウッド(31)。巨匠イーストウッド監督の息子にして、いまハリウッドでノリにのっているイケメン二世俳優の注目株。がっしりとした顎のラインやセクシーな笑顔、鍛え上げられた身体、そしてアイコニックな眉は往年の映画ファンなら、若かりしころの父の姿を彷彿とさせる。そんなスコットは、『父親たちの星条旗』(’06)で映画デビュー後、『グラン・トリノ』『人生の特等席』と父イーストウッド監督作品に相次いで出演。DCコミックの実写映画作品『スーサイド・スクワッド』、ジョセフ・ゴードン=レヴィットとの共演も話題となった『スノーデン』など話題作での存在感、さらには大ヒットシリーズ最新作『ワイルド・スピード ICE BREAK』では生まれもったスター性に加え、アクション俳優としての存在感も放ち、2018年3月全米公開の『パシフィック・リム:アップライジング/ Pacific Rim: Uprising』(原題)も控えている。一方、スコットの助手席に座る美女はアナ・デ・アルマス(29)。いまや「世界で美しい顔100」の常連といえるキューバ出身の若手女優だ。キアヌ・リーブスが製作・主演を務めた『ノック・ノック』(’15)と『エクスポーズ 暗闇の迷宮』(’16)で注目され、リドリー・スコット製作総指揮、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ブレードランナー2049』(10月27日公開)ではライアン・ゴズリング、ハリソン・フォードと共演を果たすなど、ハリウッドでのネクストブレイクが予想される女優の1人だ。実はこの2人、映画『スクランブル』ではカップルを演じている。本作は、高級クラッシクカー専門の華麗なる窃盗団・フォスター兄弟が、二重三重にも入り組んだトリックを駆使して、凶悪なマフィアたちから3800万ドルもの走る芸術品【フェラーリ250GTO】を盗み出す、という物語。スコットはフォスター兄弟の兄・アンドリュー役を、アナはアンドリューの彼女ステファニー役を演じている。アナが彼について「スコットは驚異的よ。経験も豊富で、いつもできる限りの方法で助けてくれようとするの」と言えば、スコットも「アナは素晴らしい女優だよ。ラテンアメリカの小さな爆竹のような女性さ。彼女と仕事ができて、とてもよかったよ」とべた褒め。本作撮影中のこの2ショットからも、お互いへの信頼度の高さ、プロフェッショナルな姿勢が伝わってくる。ハリウッドが最も注目する2人の共演は、気にならずにはいられない。『スクランブル』は9月22日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月06日タレントの岡田結実(17)が4日、都内で行われた映画『エイリアン:コヴェナント』(9月15日公開)のスペシャルイベントに出席。別居中の両親に仲直りしてほしいか聞かれると「両親は両親で悩みがあると思うので、子供は何も言えないです」と話した。父であるお笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右(48)と、母でタレントの祐佳(42)が別居中であることが明らかになった結実。去り際に、報道陣から「ご両親に仲直りしてもらいたいですか?」と質問されると、「両親は両親で悩みがあると思うので、子供は何も言えないです」と答え、父・圭右について「頑張っていると思う。LINEとかでは話してます」と語った。先月29日発売の『女性自身』で別居が報じられ、父の圭右は同日放送のTBS系『ゴゴスマお~GO GO!Smile!~』で別居を認め、「半年くらい前から」と説明。一部で離婚の意思を固めたと報じられたが、1日にイベントに出席した際に否定し、「結論には至っていない状況」と話していた。『エイリアン』シリーズ最新作『エイリアン:コヴェナント』は、歴史的傑作となった第1作を手掛けたリドリー・スコット監督が自らメガホンをとり、"エイリアン誕生"の原点を描く物語。岡田は『エイリアン』シリーズが描いてきたヒーロー・ヒロインに強い憧れを持っているということで、同作の応援隊長に抜てきされた。この日のイベントでは、座席の動きやエアー、煙などの効果をパワーアップさせた"超4D"スペシャルシートに乗り込み、劇中のシーンを体感。「キャー!」「ヤバイ!」「楽しい」と大興奮だった。
2017年09月04日ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャーといったヒットメーカーを輩出した伝説的なシリーズ『エイリアン』の創造主、リドリー・スコットが自らメガホンをとり、これまで謎のベールに覆われてきた“エイリアン誕生の秘密”が解き明かされる『エイリアン:コヴェナント』。この度、本作の日本語吹き替え版に、坂本真綾、宮本充、置鮎龍太郎、田中敦子が出演することが明らかになった。今回発表となった日本語吹き替え声優陣は、「黒執事」シエル・ファントムハイヴ役などのアニメ作品はもちろん、ナタリー・ポートマンの吹き替えや歌手として幅広く活躍する坂本さん。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」中川圭一役や、イーサン・ホーク、エイドリアン・ブロディなどの吹き替えを多く担当する宮本さん。「SLAM DUNK」三井寿役や「テニスの王子様」手塚国光役、「トリコ」トリコ役の置鮎さん。そして、ニコール・キッドマン、ケイト・ベッキンセールらを始め、数々の海外作品で吹き替えを担当する田中さんと豪華な面々。まず坂本さんが今作で演じるのは、“戦うヒロイン”、キャサリン・ウォーターストン扮するダニエルズ。コヴェナント号の船長・ジェイコブの妻で、人類移住計画の責任者という役どころだ。演じた坂本さんは、「最初は少しおっとりとした、柔らかい印象のダニエルズ。でも物語の展開とともにどんどん逞しい女性に進化していきます」と役について話し、「他人にひけらかさない本当の強さ、そして生命力に溢れた瞳。同じ女性から見てもとても美しくて、表情から目が離せませんでした」とその魅力を語る。また、マイケル・ファスベンダー演じるコヴェナント号のクルーたちに仕えるために造られた“アンドロイド”のウォルター役を宮本さん。コヴェナント号の副官、ビリー・クラダップ演じるオラム役を置鮎さん。ローレライ・キング演じる、宇宙船内に侵入したエイリアンの位置も正確に教えてくれる“AI”のマザー役を田中さんが演じる。宮本さんは「ウォルターとデヴィッド。外見の全く同じ2人の声を演じ分けるのに苦心しました。声質も同じ、違うのは内面。その内面の違いを声で表現するのが難しく、でも、やりがいがありました」と2役を演じ分けたことを明かし、どちらかというと、人間に近い感情を持つデヴィッドの方が演じやすかったと言う宮本さんは「2人で話す場面は最初はどうなることかと思いましたが、演じて行く内に、2人の違いを意識しなくても、自然とそれぞれの役に入って行くことが出来ました」とコメント。「思い起こせば、“夜更かししても良いから、一緒にTVで映画を見よう”と、父が小学生の私に声をかけた第2弾が、『エイリアン』1作目だった」とシリーズを観始めたきっかけを語るのは置鮎さん。以来、シリーズはどこかのタイミングで観なければいけない、と使命感に駆られているそう。また田中さんも、「『エイリアン』から30年。食い入るように観続けたこのシリーズに未知の扉が開かれました。それはとても深い闇に包まれた脅威の世界です。是非みなさんも本作で新たな恐怖を体感してみてください」と呼びかけた。『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月31日UGG(アグ)は、ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)とのコラボレーションコレクションを2017年9月13日(水)より公式サイトおよび直営店にて限定発売する。UGGとジェレミー・スコットは、“LAのポップカルチャーとカリフォルニアスピリット”を共有し、今までにないユニークでポップなシューズを完成させた。どのスタイルにも、素材にはUGG特有の最高品質のシープスキンと、柔軟性・耐久性・クッション性に優れた機能性アウトソール「Treadlite by UGG」を採用。そこに、ジェレミー・スコットの大胆で遊び心あふれるディテールがプラスされる。ジェレミー・スコット自身もお気に入りのシューズである、UGGのアイコニックな「Classicブーツ」。それを、今回はオリジナルのシルエットを残しつつも大胆に炎の刺繍を施した独創的なシューズとしてメンズ・ウィメンズともに提案する。また、ウィメンズでは、ジェレミー・スコットが選んだビーズとジュエリーをシューズ全体に手縫いした「クラシック ショート ジュエル(Classic Short Jewel)」と「アンスレー ジュエルズ(Ansley Jewels)」もラインナップ。装飾は全て手作業で行われ、ブーツ1足を完成させるのに1週間を要すほどの贅沢なアイテムとなっている。【詳細】UGG×JEREMY SCOTT発売日:2017年9月13日(水)取扱店舗:UGG直営店(渋谷、銀座、大阪、神戸、札幌)阪急うめだ本店 4階 プロモーションスペース44(2017年9月20日(水)~26日(火)の7日間限定営業)※アイテムにより取扱店舗が異なる価格:クラシック ショート フレイムス メンズ 66,000円+税、ウィメンズ62,000円+税コケット フレイムス 39,000円+税(ウィメンズのみ)UGGライフ ミニ 33,000円+税(ウィメンズのみ)クラシック ショート ジュエル 187,000円+税(ウィメンズのみ)アンスレー ジュエルズ 93,000円+税(ウィメンズのみ)【問い合わせ先】UGG / Deckers JapanTEL:0120-710-844
2017年08月28日先日、リドリー・スコット監督作『エイリアン:コヴェナント』にクレジットなしでの出演が明らかになったジェームズ・フランコのインタビュー映像が、シネマカフェに到着。キャサリン・ウォーターストン演じるダニエルズとの関係や、スコット監督、本シリーズについて語っている。広大な宇宙を舞台に“完璧な生命体”との遭遇を描き、映画史上に金字塔を打ち立てた『エイリアン』シリーズの最新作となる本作。ジェームズが演じるのは、キャサリン演じるヒロイン・ダニエルズの夫で、コヴェナント号の船長。映像では、「2人はとても愛し合っていて、幸運にも夫婦で一緒に同じミッションに従事している。2人には将来のための計画があるんだ」と、新たな惑星で輝かしい未来を描いていると明かす。彼ら2人だけでなく、人類の新たな移住先を目指すコヴェナント号の乗組員は皆カップルで構成されているため、ハラハラだけでなくキュンキュンするシーンもありそうな予感。だが、そんなラブラブなカップルたちに待ち受けるのは、本作で初めて登場する、“ネオモーフ”という新種のエイリアンをはじめとする生命体。ジェームズも本作で描かれる恐怖は「不思議な現実感があって、“あり得るかも…”と思ってしまう」と、そのリアルさについて分析。続けて、「シリーズのどの作品でも主人公の緊迫感が伝わってくる」と語りキャサリンの演技を絶賛し、「エイリアンと向き合う主人公があまりに真剣なので、観客も引き込まれてしまうんだ」と本作においても、圧倒的なスリルを約束する。ほかにも映像では、本作で12本目の全米NO.1を獲得した巨匠スコット監督の撮影現場についても触れている。滅びゆく地球を後にして、宇宙の楽園を発見したはずの移住船クルーたちに牙を剥く未知の新種エイリアン。観る者は、シリーズ最大のミステリーと極限のスリルを体感し、新たな伝説の目撃者となるはずだ。『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月25日リドリー・スコット監督が自らメガホンをとる、映画史上に金字塔を打ち立てたSFホラーシリーズの最新作『エイリアン:コヴェナント』。このたび、かねてよりうわさされていたジェームズ・フランコの出演が明らかとなり、彼が登場する“本編には含まれない”お宝映像と場面写真が到着した。宇宙での“完璧な生命体”との遭遇を描き、ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・フィンチャーといったヒットメーカーを輩出した伝説的なシリーズ、その最新作として注目を集める本作。今回、キャストの中にはクレジットされていなかったジェームズの姿が明らかとなった。到着した4分半にもおよぶ映像は、人類初の大規模な宇宙への移住計画のため、滅びゆく地球を旅立った宇宙船コヴェナント号の乗組員の様子を映し出す。キャサリン演じるダニエルズの夫で、「船長」と呼ばれるジェームズ演じるジェイコブは、なにやら体調がすぐれない様子。そんななか、船長不在で、乗組員たちは冷凍冬眠の前にパーティーを始める。乗組員たちが1つの卓を囲んで“最後の晩餐”を共にし、腕相撲対決で盛り上がったかと思えば、地球で食べた懐かしの味に思いを馳せ、地球を後にする不安も感じさせる。そんな中、1人の女性乗組員アップワース(キャリー・ヘルナンデス)が突然苦しみ出す…。ファンは、1作目『エイリアン』でジョン・ハート演じるケイン副長の胸を食い破って未知の生命体が飛び出した、あのシーンを思い起こさずにはいられない。彼女の身に何が起こったのかも、本映像で確認できる。また、本映像は「Last Supper(最後の晩餐)」と銘打たれており、同時に到着した画像は、ローブをまとった船長のジェイコブを中心にした乗組員とのショットが、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画を彷彿とさせている。この後には、おそらく最悪の展開が待ち受けていることを予感させる映像&画像だ。キャサリンやマイケル・ファスベンダー、『ラ・ラ・ランド』にルームメイト役で出演しているキャリー・ヘルナンデスほか、『20センチュリー・ウーマン』のビリー・クラダップ、『ヘイトフル・エイト』のデミアン・ビチル、「Empire/成功の代償」のジャシー・スモレットらの姿も確認できる。そんなジェイコブを演じるジェームズは、「2人はとても愛し合っていて、幸運にも夫婦で一緒に同じミッションに従事している。2人には将来のための計画があるんだ」と明るい未来の設計図を描いているという。続けて、ダニエルズを演じたキャサリンの演技について、「シリーズのどの作品でも主人公の緊迫感がすごく伝わってくる。エイリアンと向き合う主人公があまりに真剣なので、観客も引き込まれてしまうんだ」と語り、アカデミー主演男優賞ノミネート経験を持つフランコも絶賛を贈る。『オデッセイ』や本作で、セカンドユニットの監督を務めたリドリーの息子ルーク・スコットが本映像も監督しており、まさに映画公開前に必見のマル秘映像。楽しそうにパーティーするクルーに待ち受ける運命が、気にならずにはいられない。『エイリアン:コヴェナント』は9月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月09日