キャラクタービジュアルも発表され、期待と不安、驚きの声が入り乱れる、今年の漫画原作実写映画No.1注目作『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章』の撮影現場に潜入!仗助&承太郎が最初の難敵となるアクア・ネックレスと戦う様子が明らかになると共に、『ジョジョ』ならではとも言える映画の文法を無視した意外な描写も!仗助役の山崎賢人、承太郎役の伊勢谷友介、そして三池崇史監督のコメントも到着した。この日の撮影が行われたのは、仗助&承太郎が、最狂の凶悪犯・アンジェロが操るスタンド“アクア・ネックレス”と戦うシーンで、舞台は仗助の家。水を媒介に攻撃を仕掛けてアクア・ネックレスに2人が立ち向かう。原作漫画でも、加湿器の蒸気、やかんの湯気などあらゆる水分を武器にアンジェロが侵入を試みるさまが描かれるが、これを映画でもそのまま再現!撮影には実際に大量の水――しかも粘着性を出すために片栗粉を混ぜられたとろみのある水が使用されており、撮影前からスタッフが、仗助の家のリビングルームにホースで大量の水をまき、さらに上からはもくもくと蒸気が立ち込める!扉が開き、蒸気が入り込んでくるのだが、この蒸気の動きについて三池監督から何度も細かい注文が飛ぶ。もちろん、蒸気の動きをコントロールするのはかなりの至難の業であるのは想像に難くないが、さすが百戦錬磨の三池組スタッフとあって見事に監督の指示通りの画を作り上げていく。ここで、人物の動きとしてポイントになるのが伊勢谷さん演じる承太郎の“目”の動き。漫画のように承太郎の目がアップで映し出され、その動きによって、承太郎がアンジェロの接近を感じるのだが、アップになればなるほど、伊勢谷さんによる承太郎の再現度の高さを実感させられる。クールな表情の中でギラリと鋭い輝きを見せる眼光は承太郎そのもの!全身白一色の承太郎と、学ラン&奇抜なリーゼントまで黒一色の仗助が居並ぶ姿は圧巻!!撮影後、山崎さん、伊勢谷さん、三池監督に話を聞いた。山崎さんは、改めて「日々、一個一個作り上げていく中で、三池さんの演出で自由にやらせていただいています。このセットもすごく素敵ですし、キャストの方と力を合わせてやってるので、出せるだけの力を振り絞ってやっています」と本作への意気込みを語る。伊勢谷さんは全身白の承太郎コーディネートについて「白の上下は僕には恥ずかしい(笑)。普段は避けるところですが、あえてそこに乗ってます!」とニヤリ。原作通りに髪の毛と一体化したような帽子についても「頭なのか?帽子なのか?わかんないところも楽しみにしてほしい」と語る。学生時代から愛読していたという『ジョジョ』の実写映画で人気No.1の承太郎を演じるということに興奮しつつ「日々やりながら、現場にいると、この世界観が“普通”になっていく不思議さがある」とも。原作ファンの伊勢谷さんならではの、承太郎を演じてみての楽しさを尋ねると「普段の僕はそんなこと言わないけど『俺は女が騒いでるとムカつくんだ!』という、原作にもあるセリフが出てきます(笑)。このご時世、いろんなところから批判をたっぷり返されそうな言葉を言うのは、演技の醍醐味ですね。なのでキレすぎてしまって、女の子たちの方が監督に『あれくらいキレるくらい騒いで!』と怒られてましたね(笑)。申し訳ない!」と楽しそうに語った。ちなみに現場でモニターを見ていると、帽子についている原作でもおなじみの“JO”のバッジが、シーンごとに承太郎の顔の向きに応じて、キチンと移りこむように右に左にと入れ替わっている。通常の“映画のルール”から逸脱したこの点について、三池監督は「原作でもそうなってるんですよね。映画では許されないけど『ジョジョ』ならいいだろうと。僕らの常識を取っ払い、原作を味方にして映画を撮っている感覚です」と明かす。もともと、キャラクタースーパーバイザーとメイクスタッフが「逆についてたら便利だね」と話していたのを採用し、あとになって原作でも承太郎の動きに応じて入れ替わっていることに気づいたそうで、まさに『ジョジョ』ならでは!現場では、伊勢谷さんが、報道陣の前で慎重に言葉を選びつつ話す山崎さんを「普段はもっとしゃべってるじゃん(笑)!」と“兄貴分”のようにイジる姿も。この日のシーンをはじめ、仗助と承太郎の信頼と尊敬で結ばれた関係性は本作においても重要な要素であり、ジョースター家の血で繋がっている2人がどんな戦い、コンビネーションを見せてくれるのか?この先のシーンも楽しみだ。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月24日東野圭吾デビュー30周年の記念作品『ラプラスの魔女』の映画化が決定。2018年5月4日(金)に全国東宝系にて公開される。三池崇史監督・八津弘幸脚本による衝撃のミステリー東野本人が「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった」と語る野心的な作品『ラプラスの魔女』は、まさに衝撃のミステリー。世界的に高い評価を受ける三池崇史監督、『半沢直樹』など人気作を次々と手がける八津弘幸脚本によって描かれる。物語の鍵となるのは、タイトルにもなっている“ラプラスの魔女”だ。これは、かつてフランスの天才数学者ピエール=シモン・ラプラスが提唱した、全てを知り、未来を予見する者の存在を指す。物語の中で起きた2つの連続不審死は、まさに“ラプラスの魔女”にしか実行しえないものであった。櫻井翔×広瀬すず×福士蒼汰が初共演事件の真相に迫る生真面目な大学教授・地球化学の専門家には、嵐の櫻井翔が抜擢。三池とは『ヤッターマン』以来、実に約9年ぶりのタッグとなる。そして、映画『先生!』など2017年も活躍が期待される広瀬すずが、自然現象を次々と言い当て、青江を翻弄する謎の女として出演。さらに、『ちょっと今から仕事やめてくる』や『無限の住人』などの出演が決定している福士蒼汰が、羽原円華が探している失踪中の青年を演じる。そのほか、豊川悦司、玉木宏、志田未来、佐藤江梨子といった主役級の豪華俳優陣も揃う。主題歌はアラン・ウォーカーの「フェイデッド」主題歌はノルウェー出身、20歳の音楽プロデューサー、アラン・ウォーカーの代表曲「フェイデッド」。15歳で音楽プロデュースを始めたアラン・ウォーカーは、2015年にリリースした同曲でドイツ、スウェーデン、スイス、オーストリアの年間チャート1位を獲得。2017年には“英国のグラミー賞”とされる「BRIT AWARDS」にて最優秀ブリティッシュ・シングルにノミネートされた。2018年5月に千葉で開催される「EDC Japan 2018」への参加も決定している注目のアーティストだ。アラン・ウォーカーが映画へ楽曲を提供するのは、『ラプラスの魔女』が世界初となる。特製クリアファイル付き前売り券が発売開始映画の公開に先立ち、3月10日(土)より、全国の劇場にて本作の劇場前売券が発売開始。劇場で前売券を購入すると、全国合計5万名に『ラプラスの魔女』特製クリアファイルがプレゼントされる。クリアファイル片面には、難事件に挑む青江を演じる櫻井翔が。もう一方の面には、広瀬すず、福士蒼汰が加わった豪華3ショットの特別仕様だ。ストーリーかつてフランスの天才数学者ピエール=シモン・ラプラスは言った。ある瞬間の全物質の力学的状態とエネルギーを知り、計算できる知性が存在するならば、その知性には未来が全て見えているはずであると。全てを知り、未来を予見する者…神にも等しいその存在を、のちの学者は“ラプラスの悪魔”と呼んだ。連続して起きた2つの不審死。それぞれの事件現場が遠く離れているにもかかわらず、死因はどちらも同じ自然現象下での<硫化水素中毒死>…そして、驚くべきことに、死亡した二人は知人同士であった。警察はこの不可解な事件の調査を、地球化学の研究者である大学教授・青江修介に依頼する。もし一連の事件が事故ではなく、他殺と仮定するならば、犯人は「完全無風状態になる一瞬」をあらかじめ知っていて、「その瞬間、致死量の硫化水素が発生する場所」へと「ピンポイントで被害者を誘導した」ことになる。“ラプラスの悪魔”でもない限りそんなことは絶対に不可能…。青江は、自然科学的見地から事件性を否定。封鎖された事件現場の地形や地質、気象などを念入りに検証していく。そこに、1人の女・円華が現れた。青江の目の前で、その場所で次に起こる自然現象を言い当ててみせる。なりゆきで円華と行動を共にすることなった青江は、彼女が失踪した甘粕という青年を探していることを知る。一方、警察は「円華には、なにか不思議な力が備わっている」として事件への関与を疑い始めた。そして、ついに第三の事件が発生する…。作品詳細【作品詳細】『ラプラスの魔女』公開時期:2018年5月4日(金) 全国東宝系にて出演:櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰、志田未来、佐藤江梨子、TAO、玉木宏、高嶋政伸、檀れい、リリー・フランキー、豊川悦司監督:三池崇史脚本:八津弘幸原作:東野圭吾「ラプラスの魔女」(KADOKAWA 刊)配給:東宝(株)Ⓒ2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会■オリジナルクリアファイル付き劇場前売り券発売開始日:2018年3月10日(土)発売場所:全国の劇場内容:劇場前売り券1枚につき、クリアファイル1部プレゼント※数量限定のため、数に達し次第終了。※前売特典は、1名1会計につき、2枚まで。※劇場限定の特典。※特典は非売品のため、転売目的での購入は不可。※詳細は劇場スタッフに問い合わせ。※前売券販売劇場は、映画『ラプラスの魔女』公式サイトに記載。
2017年03月23日大人気作家・東野圭吾のデビュー30周年記念作品「ラプラスの魔女」が映画化決定。主演には「嵐」の櫻井翔、共演に広瀬すずと福士蒼汰を迎え、世界でも高い評価を受ける異端の監督・三池崇史がメガホンをとる。連続して起きた2つの不審死。それぞれの事件現場が遠く離れているにもかかわらず、死因はどちらも同じ自然現象下での“硫化水素中毒死”…そして、驚くべきことに、死亡した2人は知人同士であった。警察はこの不可解な事件の調査を、地球化学の研究者である大学教授・青江修介(櫻井翔)に依頼する。もし一連の事件が事故ではなく、他殺と仮定するならば。犯人は「完全無風状態になる一瞬」をあらかじめ知っていて、「その瞬間、致死量の硫化水素が発生する場所」へと「ピンポイントで被害者を誘導した」ことになる。そんなことは絶対に不可能だ。“ラプラスの悪魔”でもない限り…。青江は、自然科学的見地から事件性を否定。封鎖された事件現場の地形や地質、気象などを念入りに検証していく。そこに、1人の女・円華(広瀬すず)が現れた。青江の目の前でその場所で次に起こる自然現象を言い当ててみせる。それは奇跡か、偶然か。なりゆきで円華と行動を共にすることなった青江は、彼女が失踪した甘粕(福士蒼汰)という青年を探していることを知る。一方、警察は「円華には、なにか不思議な力が備わっている」として事件への関与を疑い始めた。そして、ついに第三の事件が発生する――。原作は、「白夜行」「流星の絆」「容疑者Xの献身」「疾風ロンド」と様々な作品が映画化・ドラマ化されている東野氏の同名小説。2015年の発売前から話題沸騰となっていた原作は、すでに28万部を突破。また、原作権の獲得には12社が競合した超人気作だ。今回映画化にあたり、監督を務めるのは、『クローズ ZERO』『土竜の唄』シリーズなど数々のヒット作を手掛け、今後も『無限の住人』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』など話題作の公開を多数控えている三池監督。また、社会現象となったドラマ「半沢直樹」や「下町ロケット」、『神さまの言うとおり』などを手掛ける八津弘幸が脚本を担当する。主演の櫻井さんが演じるのは、「自然科学的に絶対に不可能な事件」の調査を警察から依頼され、事件の真相に迫る生真面目な大学教授・地球化学の専門家の青江修介。今回、映画単独主演としては『神様のカルテ2』以来約4年ぶり、三池監督とは『ヤッターマン』以来、実に約9年ぶりのタッグ、そして東野作品への出演は約14年ぶりとなる櫻井さんは、「たくさんの“久しぶり”に胸が高鳴ります。事件に、そして円華に翻弄される青江ですが、監督、そして共演の皆さまとの大きな化学反応を現場で起こして行きたいと思います」と意気込み。また自然現象を次々と言い当て、青江を翻弄する謎の女・羽原円華役を、『ちはやふる』『四月は君の嘘』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』と主演作が続く大人気若手女優の広瀬さん。そんな円華が探している失踪中の青年・甘粕謙人役を、『曇天に笑う』『BLEACH』など今後も出演作の公開が続々と控える福士さんが演じる。東野作品の映画に出てみたいと以前から思っていたと言う広瀬さんは、「念願叶って凄く嬉しいです」と喜び、「円華という女の子も、何回台本を読んでも中々掴めなくて苦戦してます。でも、その何か掴めないけど、円華のひとつの思いを強く抱きながら、少しでもリアリティある中で生きていけたらなと思います」とコメント。また共演の2人とは初共演となり、「お2人と現場でどんな化学反応が起きるのか凄く楽しみ」と期待を寄せている。同じく櫻井さん、広瀬さんと初共演となる福士さんは、「知的なイメージなので、研究者である青江のキャラクターがスッと頭に入ってきました。広瀬さんは10代とは思えないエネルギーがある印象で、ピュアさ・真っ直ぐさが円華とイメージがとても近いなと思いました。お2人との共演もいまから楽しみです」と話している。「ポップでラジカルな映画」と本作を説明する三池監督は、「原作はあの『東野圭吾』。だから面白くならぬワケがない。そして“誰も知らない『櫻井翔』の正体”と“知っているよりヤバい『広瀬すず』”が激突し、“剥き出しの『福士蒼汰』が人類の明日を憂う”のだから…凄すぎる!」とコメントを寄せている。なお現在撮影中の本作は、4月下旬のクランクアップを予定としている。『ラプラスの魔女』は2018年、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月21日演劇ユニット・TEAM NACSのメンバーで俳優の音尾琢真(41)が、木村拓哉主演の映画『無限の住人』(4月29日公開)に出演していることが21日、明らかになった。41歳を迎えたこの日、出演情報と共に劇中の場面写真が公開された。本作は同名人気漫画を原作に、三池崇史監督がメガホンを取る作品。興行収入41億円を記録した『武士の一分』(06年)以来の時代劇主演となる木村は、百人斬りの異名を持つ不老不死侍・万次(まんじ)を演じる。音尾は、福士蒼汰が演じる天津影久の祖父・天津三郎役。三郎が江戸最強の「無天一流」を破門されたことがきっかけとなり、影久はあらゆる武器や剣技を用いて江戸中の道場破りで流派の統一を図る。万次と影久を引き合わせることになる重要な役。今回公開された場面写真は、三郎が破門されるシーンを捉えたものだ。三池監督とのタッグは、2013年に公開された映画『藁の楯』以来2度目。「とても幸せです」とその再会を喜び、「福士蒼汰さんの祖父の役ということで私ごときがと不安はありましたが、監督の求めるシーンに近づけるよう夢中でやりました」と撮影を振り返る。「心残りは、生きる時代が違う役柄だったため、木村拓哉さんと撮影でご一緒することが出来なかったことです」と未練はあるようだが、「とはいえ、素晴らしい作品に同じ出演者として名前を刻めて光栄です」と俳優としての喜びを噛み締めている。
2017年03月21日アイドルグループ・嵐の櫻井翔が、映画『ラプラスの魔女』(2018年公開)に主演することが20日、わかった。女優の広瀬すず、俳優の福士蒼汰が出演し、三池崇史監督がメガホンを取る。同作は小説家・東野圭吾のデビュー30周年記念作品で、2015年に発売されると発行部数は28万部を突破し、原作権の獲得には12社が競合したという。連続しておきた不審死の調査を担当することになった地球化学の研究者である大学教授・青江修介(櫻井)は、謎の女・円華(広瀬)とともに行動をともにする。映画単独主演が4年ぶりとなる櫻井は「三池監督とご一緒させて頂くのは9年ぶり。東野先生の作品に出させて頂くのは14年ぶり。沢山の"久しぶり"に胸が高鳴ります」と作品への期待を語る。「事件に、そして円華に翻弄される青江ですが、監督、そして共演の皆さまとの"大きな化学反応"を現場で起こして行きたいと思います」と意気込んだ。「念願の東野作品」という広瀬は「円華という女の子も、何回台本を読んでも中々掴めなくて苦戦してます」と現状を明かしながら、「何か掴めないけど、円華のひとつの思いを強く抱きながら、少しでもリアリティある中で生きていけたらなと思います」と希望を述べた。また、周りを男性陣に囲まれ「男性だらけの現場なので、監督を1番の頼りにさせていただきます」と笑顔でコメントした。失踪中の青年・甘粕謙人を演じる福士は、原作について「登場人物の裏の顔がとても興味深くて本の進みが止まらず、真相を知った後もそれぞれの心が気になって、その後を想像してみたくなりました」と面白さを語る。「演じる甘粕謙人の経歴は複雑ですが彼の気持ちは1つで、その気持ちに従っている」と役を説明し、「謙人の家族から見える家族関係、それに考えさせられることになると思います」と予告した。三池監督は「これはポップでラジカルな映画。原作はあの『東野圭吾』。だから面白くならぬワケがない」とすでに自信を見せる。「『誰も知らない”櫻井翔”の正体』と『知っているよりヤバい”広瀬すず”』が激突し『剥き出しの”福士蒼汰”が人類の明日を憂う』のだから……凄すぎる!」と興奮の様子。一方、大ヒットドラマ『半沢直樹』でも知られる脚本の八津弘幸は「大変苦しみました」と心情を吐露した。八津が、映像化には「大きな勇気が求められると思います」としながらも、「素晴らしい作品になることを祈っております」と希望を寄せる同作。撮影は16日から始まっており、4月下旬までを予定している。
2017年03月20日『チェイサー』(08)、『哀しき獣』(10)のナ・ホンジン監督最新作『哭声/コクソン』(3月11日公開)は、日本を代表する名優・國村隼が参加したサスペンス・スリラーだ。得体の知れないよそ者の”山の中の男”が平和な田舎の村に現れ、同時に村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していくという謎の事態を、ヒリつくようなリアリスティックな描写の数々で映像化。映画の日本公開前に来日したナ・ホンジン監督と“よそ者”役の國村隼が、超衝撃作について語った。――最新作の『哭声/コクソン』は、ナ・ホンジン監督らしい衝撃作ではありますが、『チェイサー』(08)や『哀しき獣』(10)とは異なるアプローチが新鮮でした。監督:今回の映画では、殺人などの描写をまったくしていないんです。前作までは直接的な描写を重要視していましたが、今回は止めて、美術的なもののみを描写しようと思いました。例えば人間は、蛇を見て恐れを感じるけれど、それと同じように人間誰もが知っている恐怖の話をしようと思いました。ただ、誰もが知っているけれども誰もしたがらない、そういう人間の深い恐怖についての話をしようと思ったんです。――鑑賞後に、そうとう引きずる映画だと思いました。監督:そういう恐怖は作りだそうという努力よりも、そういう恐怖をユーモアみたいなもので自制することで、映画が終わるまで観客が離れないように引き止める努力をしました。それが何かと言うと、不幸が自分の目の前にあった時に、人間はなす術がないということです。存在する理由が人間にはあるはずなのに、消滅する瞬間には何もすることがないということ。人間は崇高で偉大で価値があると言っているけれども、何もすることができない。誰もが知っているけれど、知らんぷりをしている。そういう話をしようと思いました。――人間そのものの恐怖も感じました。クァク・ドウォンさん演じる警官ジョングのシーンを観ていると、善人の変貌に絶句してしまいます。國村:娘を想う父親の気持ちとしては、他人事として観ていれば、わからんでもないですよね?監督:俳優は皆そうですが、映画の中で向き合いますよね。クァクさんと國村さんが、ひとつのフレームワーク、カメラの中で息を合わせる瞬間があります。ただ、主演クラスの俳優同士が、あのように息を合わせる瞬間は、そう多くはないんです。だから韓国映画では、そういう瞬間はすごいことになります。もはや言葉でどうのこうのというレベルではなく、そういう雰囲気になってしまいます。「演技を通して戦っているのではないか?」とさえ思う状況になるんです。まさしく真剣な戦いを繰り広げるということです。國村:“よそ者”の愛犬を手にかけるシーンがありますが、クァクさんはつるはしを持っていますよね。映像ではあの回数だけですが、あのつるはしは本物なんですよ(笑)。でも実際は何度も何度も振り下ろしていて、まるで工事をしているような回数、振り下ろしていました。いやあ体力があるなあと、あのシーンを観ると思い出しますね。次の日、ものすごい筋肉痛になったと思いますよ(笑)監督:ものすごいエネルギーを噴出することになります。そういう時、「肩の力を抜いて」みたいなことを、僕の口から言えるような雰囲気ではないんです。だから黙って見ていて、そのうち疲れたら自分で止めるだろうと思って観ていたけれど、結局手首を痛めたみたいです(笑)國村:やっている本人は、楽しいものなんですよ。後で大変なだけで(笑)――さて本作は、さまざまな賞を韓国で受賞しました。その受賞を受けて、例えば後進の刺激になるとか、自身のやりがいや、海外での活動の意義みたいなことも感じますか?國村:僕はもともと、あまりたいそうなことは考えていないんです(笑)。ただ純粋に、外に出て知らない国の人たちと言葉もカルチャーも違うなかで、同じ映画を作る作業が楽しいし、面白くできるんです。自分のキャリアが結果的にそうなっているからかもしれないですが、僕が初めて映画というものに触れたのは、井筒さんの『ガキ帝国』(81)。10年後くらいに『ブラック・レイン』(89)でハリウッドへ。その後は香港にも行ったりしていて、そう考えると、僕の映画のスキルは外から逆に入ってきているので、外で知らない人とやることに違和感がないんです。だから、強い想いを抱いて出て行っていることでもないんです。ある意味、どこかで当たり前のことであって、映画をやるということは、そういうことなんだとも思える。だから結果的に青龍映画賞で男優助演賞と人気スター賞をいただいたことで、日本の俳優さんたちに韓国の映画界やお客さんが興味を持ってくれればうれしい。――今回の『哭声/コクソン』は日韓の映画人、才能の激突と言ってもいいと思いますが、このコラボレーションを経て、お互いにすごみみたいなものを感じましたか?國村:才能が人のカタチをしているような人ですよね。映画を作ることしか考えていないような人なので、現場でのテイクを重ねながら、ベースのイメージがどんどん膨らんでいくタイプの人。そういう意味でもすごく才能がある人、そこにすごみを感じました。監督:アリガトウゴザイマス(笑)。おそらくわたしだけではないと思いますが、一緒に今回仕事をした韓国の俳優、スタッフ全員、國村さんの演技を見て驚いたと思います。國村さんが現場に現れると期待が高まる、そういうこともあったと思います。それは外見的な部分ではなく、内面的な深さも含めてです。撮影の日を待ち焦がれていたほどですから。監督というものは映画を作る際に、自分が考えたものが、どう具現化されるかということに一生懸命になりがちですが、國村さんは自分が考えていたもの以上のものを作ってくれる。そういう点が、すさまじいなと思いました。いろいろな意味で助けてもらったし、本当に尊敬しています。國村:ありがとうございます(笑)■プロフィールナ・ホンジン1974年生まれ。2008年の長編デビュー作『チェイサー』が高く評価され、大韓民国映画賞、大鐘賞映画祭など韓国内の映画祭のみならず、世界有数の映画祭でも次々と賞を受賞。監督第2作『哀しき獣』では、圧倒的なスピード感と緊迫感で衝撃を放ち、続く3作目となる本作では、人間の精神世界に食い入るような新たなスタイルの緊張感の構築に成功した。國村隼1955年生まれ、大阪府出身。1981年、『ガキ帝国』で映画デビュー。以降、映画を中心に多くの作品に出演を重ね、1997年には『萌の朱雀』で映画初主演を果たす。2017年には『忍びの国』(中村義洋監督)、『ジョジョの奇妙な冒険』(三池崇史監督)などの待機作があるほか、海外の作品では、ジョン・ウー監督の『追捕 MANHUNT(原題)』、『KOKORO』にも出演している。(C)2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION
2017年03月11日山崎賢人扮する“東方仗助”をはじめ、SNSをザワつかせるキャラビジュアルを次々と解禁させてきた映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。このほど、ベールに包まれていた本編の初映像とともに、鋭い眼光を向ける仗助のティザーポスタービジュアルが解禁となった。美しい海沿いの町、杜王町(もりおうちょう)。平和に見えるこの町で、変死事件など次々と奇妙な出来事が起き始めた。この町に住む高校生・東方仗助(山崎賢人)。見た目は不良だが、心根の優しい性格の持ち主。彼は“スタンド”と呼ばれる特殊能力を持っており、仗助のスタンドは触れるだけで他人のケガや壊れたものを治すことができる、というものだった――。原作は、シリーズ累計発行部数1億部を超える、荒木飛呂彦による伝説的コミック「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社刊)。今年、連載開始から30年を迎える記念の年に、ついに実写化が実現。監督は、カンヌをはじめ海外の映画祭で高く評価される三池崇史。主人公のジョジョこと東方仗助を演じるのは、本作で新境地を開く人気No.1の若手俳優・山崎さん。共演には、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介など主演クラスの超豪華キャストが集結する。今回解禁された特報映像の冒頭では、昨年10月中旬から約1か月にわたりロケ撮影が敢行された、スペイン・シッチェスの街並みが映し出され、“杜王町”の世界観が映し出されている。長く走る海岸線、生い茂る木々、白を基調とした壁と太陽の陽射しを思わせるオレンジ色の屋根が並ぶ家々など、海・山・街、凸凹のない平地から穏やかな空気さえも感じ取ることができる。平和な空気が漂う、その風景から一変、東方仗助が登場!路地裏、特徴的な学生服に身を包んだ仗助の目前では人が吹っ飛び、これまでに見たことのないほどの山崎さんの鬼気迫る表情が不穏な物語の始まりを予感させている。塗装の剥げた立入禁止看板、謎の矢、物々しい鉄扉の奥に広がる屋敷、「一家惨殺犯人の手掛かりゼロ」という見出しのスクラップ記事など、ラストに表示される「この町、何かがおかしい」という言葉通り、不穏な出来事が続出するサスペンスフルな映像が完成した。また、特報映像とともに解禁となったティザーポスターは、タイトルの“ダイヤモンド”をイメージしたキラッキラの背景をバックに、リーゼントで力強い眼光を向ける仗助がクールに写るビジュアル。仗助はスタンドという特殊能力をもっており、“その「力(スタンド)」を使う時が来た。”というキャッチコピーからも、仗助が特殊能力である“スタンド”を使わねばならない事態に陥ることが予想できる。仗助の身に迫るものとは何なのか!?今後の続報にも期待が膨らむティザービジュアル&映像となっている。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月07日俳優・木村拓哉(44)が主演を務め三池崇史監督がメガホンを取った映画『無限の住人』(4月29日公開)で、木村演じる不老不死侍・万次(まんじ)にスポットを当てたWEB限定特別映像「Who is MANJI(万次とは何者だ)」が23日、公開された。「絶対にくたばらない男」「不死身の用心棒」「百人斬り」「バケモノ」「血仙蟲」と万次に関するキーワードが次々と浮かび上がり、「万次」の文字が「木村拓哉」へと変わる。流派統一を企む剣客集団・逸刀流(いっとうりゅう)の統主、福士蒼汰演じる天津影久(あのつかげひさ)ら強敵が意味深な言葉を投げかける。2月23日を「『ふ・じ・み』の日」とし、オフィシャルサイトでは今回の映像のほか万次のシーン写真を一挙公開。本作の見どころの1つである「1人 VS 300人」バトルの一部が明かされる。本作で殺陣などのアクションを手掛けたのは、『妖怪大戦争』(05年)、『クローズZERO』シリーズ(07年・09年)、『十三人の刺客』(10年)、『一命』(11年)、『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(14年)、『テラフォーマーズ』(16年)など、数多くの三池監督作品を担当してきた辻井啓伺氏だ。辻井氏は、「とても真面目に、貪欲に現場に臨まれる方。万次の『絶対に諦めない』という思いが画面から伝わってくるのは、木村さんの凄さです」と木村を絶賛。「劇中に多くの武器が登場しますが、この武器だったらこういう風に見せるのがいいとか、こう構えたらどうフレームに収まるのかまで考えている。ワンカットで何十人も斬ったあと、止まってカメラを見るポーズがしっかりフレームに収まっているのなんて、やろうと思ってもできるもんじゃないです。やはり『スターだな』って思いました」と太鼓判を押している。(C)沙村広明/講談社(C)2017 映画「無限の住人」製作委員会
2017年02月23日『クローズZERO』『土竜の唄』シリーズなどを手掛け、国内外で高い評価を受ける三池崇史が監督を務める『無限の住人』。この度、木村拓哉が演じた主人公・万次のキャラクター映像「WEB限定特別映像:Who is MANJI(万次とは何者だ)」が、本日2月23日「ふ・じ・み」の日に解禁された。かつて100人斬りと恐れられた伝説の人斬り万次。罠にはめられ妹を失い「生きる意味」を失ったとき、謎の老婆に無理やり「永遠の命」を与えられてしまう。斬られた傷は、勝手に再生、死にたくても死ねない「無限の体」になってしまった。生きるには十分すぎるその時間は、剣術の腕も鈍らせ、彼は永遠の時をただ孤独に生き続けるだけだった。ある日親を殺され、仇討ちの助っ人を依頼をしたいと現れた少女。だがそれは、不死身の万次をも追い込む予想外の戦いの始まりだった――。木村さん演じる主人公・不死身の用心棒・万次は、規格外の強さを誇っていたが、年月の経過と共にその腕はなまり、斬られれば痛く、致命傷を負うと死ぬこともさえもあるキャラクター。「めんどくせぇ」が口癖で、本当は正義感が強く優しすぎる心根を、ぶっきらぼうな態度と乱暴な言葉で隠すなど、愛すべきヒーローだ。今回WEB限定で公開された特別映像では、「絶対にくたばらない男」「百人斬り」「血仙蟲」「バケモノ」「用心棒」と万次にまつわるキーワードが次々と映し出され、凜の両親を殺し、流派統一を夢見る“剣客集団・逸刀流”の統主、福士蒼汰演じる天津影久、不死身の万次を死に追い込む男、市川海老蔵演じる閑馬永空など、万次を狙う強敵たちが意味深な言葉を投げかけ登場。「めんどくせぇ」が口癖だった男が、なぜ用心棒を引き受けたのか?何度斬られても、命を懸けて少女を守り抜くと決めた理由とは?万次という男は、一体何者なのか…と謎が深まる映像に仕上がっている。さらに、映像ではMIYAVIによる主題歌「Live to Die Another Day - 存在証明 -」もドラマチックに鳴り響いている。また公式WEBサイトでは、万次のシーン写真を一挙公開。本作の見どころの一つ、1人vs300人のバトルのシーンの一部がお披露目。殺陣などのアクションを手掛けた辻井啓伺は、「万次の『絶対に諦めない』という思いが画面から伝わってくるのは、木村さんの凄さです。そしてアクションの映り方を分かっている。劇中に多くの武器が登場しますが、この武器だったらこういう風に見せるのがいいとか、こう構えたらどうフレームに収まるのかまで考えている」と木村さんを絶賛している。『無限の住人』は4月29日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年02月23日三池崇史監督(56)が15日、都内で行われた映画『無限の住人』(4月29日公開)の完成報告会見に出席し、同作の主演に俳優・木村拓哉(44)を起用した理由を語った。本作は木村にとって『武士の一分』(06年)以来の時代劇主演となる作品で、百人斬りの異名を持つ不老不死侍・万次を演じる。漫画家・沙村広明氏の同名漫画を原作に、三池監督がメガホンを取った。木村と三池監督は今回が初タッグ。司会者から起用理由を聞かれたと三池監督は「理由?」と返答に困りながら、その経緯とキャスティングのこだわりを話しはじめた。「最初に話をもらった時に、『木村拓哉以外にあり得ない』という直感。自分の中ではそれがありきだった」という三池監督。「たぶん運命なんだと思います。僕が思ったとか、誰かが決めたということではなくて、沙村(広明)先生が19年間描かれたことと"木村拓哉"という生き方をしてきた人間が引き合って、そこにわれわれが巻き込まれた」と、はじまりを説明する。完成した作品をあらためて観た時には、「キャスティングは運命」を再認識。「演じる人たちにはそれぞれの人生とキャリアがあって、(映画には)そういう中で作り出すことのできる唯一のシーンが詰まっていると感じた」と振り返り、「その運命的なものを結びつけていくというか。きっかけとなるような一歩、半歩。そのくらいが自分の仕事」と監督の役割にも触れていた。この日は三池崇史監督のほか、木村拓哉(44)、杉咲花(19)、福士蒼汰(23)、市原隼人(30)、戸田恵梨香(28)が出席した。
2017年02月15日俳優の木村拓哉(44)、市原隼人(30)らが15日、都内で行われた映画『無限の住人』(4月29日公開)の完成報告会見に出席。会の途中、市原が「いいですか?」と切り出し、"座長・木村拓哉"の魅力について熱く語る場面があった。同名漫画を原作に、木村が『武士の一分』(06年)以来の時代劇主演に挑む本作。この日は木村、市原のほか、三池崇史監督(56)、杉咲花(19)、福士蒼汰(23)、戸田恵梨香(28)が出席し、終盤には記者との質疑応答の時間が設けられた。共演者の印象を聞かれた木村は、市原のことを「隼人」と呼び、市原とLINE交換後に既読にならなかったエピソードを披露。機種変更したことを木村に伝え忘れていたことが原因だったのだが、木村は「さっき無事に交換しました」とうれしそうに話して場を和ませた。すると市原は「ついでにここで1ついいですか? 僕の印象を言っていいですか? すみません」と割って入り、「こんな座長、初めてでした」と回顧。撮影中、過酷な現場でカメラマンが首を痛めた時があり、「現場が終わってメイクを落としてカメラマンさんのところまで行って、マッサージしてあげていた」と当時目撃した光景を伝えた。「"木村拓哉"という人間は、自分のことよりも周りを気にかけている男。本当にそこがすばらしいなといつも感じていました」「そういう座長を僕は初めて見た。こういう男になりたい。こういう振る舞いがしたいと思った」「本当に感謝しています」と絶賛する市原。木村はその言葉に黙って耳をかたむけ、照れくさそうに笑顔を浮かべていた。
2017年02月15日俳優の木村拓哉(44)、三池崇史監督(56)らが15日、都内で行われた映画『無限の住人』(4月29日公開)の完成報告会見に出席し、ケガを乗り越えながらの撮影を振り返った。興行収入41億円を記録した『武士の一分』(06年)以来の時代劇主演に挑んだ木村。三池崇史監督とは初タッグとなり、「キャストやスタッフのみなさんのモチベーションの高さは、海外の現場に参加している錯覚に陥る」と三池組は相当な刺激になった様子で、「みなさんのやる気と情熱、『絶対に面白いものを作る』という1カット1カットの積み重ねに立ち会えたのがうれしかった」と役者としての喜びを口にする。本作は激しい殺陣も見どころとなっており、「監督の発想、発案にどこまで近づけるかという試みはすごく楽しかった」と回顧。現場に居合わせた人のすべての情熱を感じながらの撮影だったと言い、「ちょっとしたトラブルで自分がケガをしてしまったり、撮影現場があまりにも過酷で」と右膝じん帯損傷のケガを思い返しながら「それでも絶対に前に進むというモチベーションが常にあったのですごく楽しかった」と表情を緩めた。木村が演じた万次は、独眼の侍。「(漫画原作者の)沙村(広明)先生のOKをいただくには、沙村先生が生み出したものに自分が近づかないといけない」と原作に寄せていくことを強く意識した結果、木村自身も独眼の特殊メイクで撮影に臨んだ。この日、原作の沙村広明氏からの絶賛のコメントが寄せられ、三池監督は「ホッとしてます。いくら映画がヒットしても、原作者に不満を持たれていると意味がない」「まずは第1段階クリアかな」と安堵の様子だった。この日は木村、三池崇史監督のほか、杉咲花(19)、福士蒼汰(23)、市原隼人(30)、戸田恵梨香(28)が出席した。
2017年02月15日映画『無限の住人』の完成報告記者会見が2月15日(水)、都内にて開催され、主演の木村拓哉、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、三池崇史監督が登壇。主演として作品を牽引した木村さんが共演者たちから絶賛された。同作は、圧倒的な画力と斬新な殺陣描写が話題を呼んだ、沙村広明氏による同タイトルのカリスマコミックを原作とするアクションエンターテインメント。望んでもいないのに不死身の身体にさせられた侍・万次(まんじ/木村さん)は、ある日、凛(杉咲さん)という少女から敵討ちの用心棒を頼まれる。凛に、自分の目の前で殺された妹・町の面影を見出した万次は凛を守るため、自らの意志で前向きに生き始める。木村さんは、全てのアクションシーンを自身で演じ、原作を忠実に再現するために独眼での演技にもチャレンジした。杉咲さんは、そんな木村さんとの共演を、「現場に行くと、カメラに映っていないときでも私の目線の先に木村さんがいるという(設定の)ときはお芝居をして下さるのです。寒くてもコートを脱いで。本当に大変でケガをされていても、アクションをして下さったのです。それが本当に有難かったです」と回顧。杉咲さんの言葉を受けた木村さんは、「みんながやっていらっしゃることなので、何の特別なことでもありません」と涼し気な表情で答えていた。凛の両親を殺した天津影久を演じた福士さんは、「殺陣という面でも刀ではなく、鎌のような形になっている斧だったのです。なかなかその形のもので練習をする機会もありませんでした」と苦労を述懐。「ひとつで大変だったなと思いながら見ていたら、木村さんが、かなりの数の種類の武器を今回、使われたので、『すげーなあ』と単純に思いました」と驚きを明かした。極悪非道の無法者・尸良(しら)役の市原さんは、「こんな座長初めてだなと思ったのが」と語り始めた。木村さんがロケ地にマッサージ器具を携帯し、首に疲労がたまったカメラマンがいたら現場が終わった後にそのカメラマンに声を掛けて、首のマッサージをしていたそう。三池監督が足を骨折するというケガをしたときにも、木村さんが「本当に現場が好きな人間だから、その分、もっと組まなくてはいけない」と話したという。市原さんは、「(木村さんは)自分のことよりも周りの立場に立って考えて行ける、それで、自分の時間を削ってでも…。そういう座長は、僕は初めて見たので、こういう男になりたいなと、こういうふる舞いがしたいなと、こういうあり方でいたいなと思わせて頂いたことに本当に感謝しています」と絶賛した。映画『無限の住人』は、4月29日(土)より全国にて公開。(竹内みちまろ)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年02月15日国内外で高い評価を受ける三池崇史が監督を務め、主演には木村拓哉を迎えそのほか豪華キャストたちが集結する『無限の住人』。この度、2月15日(水)実施の完成報告会見を前に、原作者・沙村広明から絶賛コメントが到着した。かつて100人斬りと恐れられた伝説の人斬り万次。罠にはめられ妹を失い「生きる意味」を失ったとき、謎の老婆に無理やり「永遠の命」を与えられてしまう。斬られた傷は、勝手に再生、死にたくても死ねない「無限の体」になってしまった。生きるには十分すぎるその時間は、剣術の腕も鈍らせ、彼は永遠の時をただ孤独に生き続けるだけだった。ある日親を殺され、仇討ちの助っ人を依頼をしたいと現れた少女。だがそれは、不死身の万次をも追い込む予想外の戦いの始まりだった――。“不老不死の肉体を持つ”主人公・万次役の木村拓哉を始め、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、市川海老蔵、田中泯、山崎努ら超豪華キャストが集結している本作は、不死身の男にとって”希望“になる少女との出会い、そして彼をも襲う死闘を描く、アクションエンターテイメント作品。すでに解禁されている本作の主題歌、MIYAVIによる「Live to Die Another Day - 存在証明 -」が収められた本予告は、「迫力すさまじい」「うわぁ鳥肌たった」「MIYAVIの奏でる音がより一層臨場感を増しワクワクが止まらない」などSNS上で多くのコメントが寄せられますます注目を集めている。原作は、1993年から2012年に「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載され、その圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により話題を呼び、累計発行部数750万部突破を誇る沙村広明による同名カリスマコミック。現在までに世界22の国と地域で刊行され、いまなお人気を博している。そして今回、その原作者・沙村氏からコメントが到着。「いままで何度か映像化の話はいただいていたのですが実現せず、今回三池崇史監督・木村拓哉さん主演という豪華すぎる布陣で映画化が実現し感無量です」と念願の実現だと語る沙村氏。映画については「思っていた以上に剣術のシーンも多く、アクションシーンの迫力はすごいです。これ以上無いというほどに格好良く万次を体現していだいた木村拓哉さん、芯がしっかりしていて復讐心を秘めた力強い凜を演じてくれた杉咲花さん、凛々しい姿が次第に悲壮感に満ちあふれていく天津を力強く、かつ繊細に演じていただいた福士蒼汰さんをはじめとした俳優の皆さんの熱演には頭が下がるばかりです」とキャスト陣の演技にも絶賛。さらに「原作者としてこれ以上のものが無いと言い切れる映画に仕上がっています。大きなスクリーンで楽しんでください」と感無量の心境を明かしている。また今回、原作を忠実に再現した本作と、原作カットとの比較画像が到着。本編ではそのキャラクタービジュアルだけでなく、通常の時代劇の殺陣とは一線を画す、本格的で個性的なアクションが披露されている。『無限の住人』は4月29日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年02月15日俳優・木村拓哉(44)の主演映画『無限の住人』(4月29日公開)について、原作者の沙村広明氏が絶賛のコメントを寄せた。沙村氏が1993年から2012年まで漫画誌『月刊アフタヌーン』で連載し、累計発行部数は750万部を突破した原作。三池崇史監督がメガホンを取り、木村拓哉が百人斬りの異名を持つ不老不死侍・万次(まんじ)を、その万次に用心棒を依頼する女性・浅野凜を杉咲花(19)が演じる。「今まで何度か映像化の話はいただいていたのですが実現せず、今回三池崇史監督・木村拓哉さん主演という豪華すぎる布陣で映画化が実現し感無量です」と沙村氏。「私のライフワークとなっていた連載19年・30巻の『無限の住人』を、一本の映画にまとめていただき、極上のエンターテイメントに仕上げていただいたことをとても感謝しています」とデビュー作の実写化に感慨深げだ。また、「思っていた以上に剣術のシーンも多く、アクションシーンの迫力はすごいです。これ以上無いというほどに格好良く万次を体現していだいた木村拓哉さん、芯がしっかりしていて復讐心を秘めた力強い凜を演じてくれた杉咲花さん、凛々しい姿が次第に悲壮感に満ちあふれていく天津を力強く、かつ繊細に演じていただいた福士蒼汰さんをはじめとした俳優の皆さんの熱演には頭が下がるばかりです」と役者陣を絶賛。「原作者としてこれ以上のものが無いと言い切れる映画に仕上がっています」と太鼓判を押し、「大きなスクリーンで楽しんでください」と呼びかけている。そのほか、出演者と原作カットの比較画像も公開。撮影には緻密なコンテが用意され、キャラクタービジュアルだけでなく、これまでの時代劇とは一線を画した大迫力の殺陣が繰り広げられる。
2017年02月15日日本を代表する大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部を、三池崇史監督が豪華キャストを迎えて実写映画化する『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。先に解禁された主人公・東方仗助役の山崎賢人、広瀬康一役の神木隆之介、山岸由花子役の小松菜奈に続き、虹村形兆を演じる岡田将生と、その弟・億泰を演じる真剣佑の“虹村兄弟”のビジュアルが解禁となった。原作は、1987年に「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートした荒木飛呂彦の人気漫画。現在は「ウルトラジャンプ」にて第8部が連載中だ。ジョナサン・ジョースター、ジョセフ・ジョースター、空条承太郎といった“ジョジョ”を各部の主人公にしながら、主に“ジョースター家”の代々の戦いを描く大河ストーリーから、今回映画化されるのは、原作の中でも高い人気を誇る第4部「ダイヤモンドは砕けない」。シリーズ化を見据えた製作体制で、キャストには主演の山崎さんをはじめ、神木さん、小松さん、岡田さん、真剣さん、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介と、最旬の若手俳優のみならず、ベテラン俳優陣が脇を固めている。今年、元日に解禁となった山崎さん演じる東方仗助のビジュアルは、瞬く間にSNS上で拡散。公式Twitterで公開された仗助の画像のRT数は15,000件を超え(2月3日時点)、2017年の“ジョジョイヤー”に相応しい幕開けとなった。そんな中、このたび解禁となったのは、ある恐ろしい目的のために杜王町(もりおうちょう)で暗躍する冷酷無比な男・虹村形兆と、直観的な性格でいつも冷静な兄の足を引っ張る形兆の弟・虹村億泰のビジュアル。金髪のロングヘアーという奇抜なビジュアルを披露している形兆役の岡田さんは、「衣装とヘアスタイルが本当に素敵。毎日準備していく中で形兆になっていける。強味になっている」と、自身のビジュアルの出来について自信と手応えをのぞかせる。また、真剣さん演じる億泰は、深く物事を考えず、何かと形兆の足を引っ張る困った弟という役どころ。真剣さんは役作りのために、サイドの髪を銀色に染め上げ、剃り込みを入れて眉毛も剃るという、これまでにない姿で撮影に臨んだ。この特徴的なビジュアルについて、「億泰を演じるうえで試行錯誤を繰り返しましたが、作り込んで行く中で近付いていけたと思います」と語り、ビジュアルの模索が役作りに結びついたことを明かしている。今回解禁された2人のビジュアルは、それぞれポーズを決めたり、にらみを利かせたりと異様な雰囲気が漂い、形兆と億泰という“虹村兄弟”がどのようなコンビネーションで山崎さん演じる仗助らと対峙していくのか、いまからも期待が膨らむ。スペイン・シッチェス、そして日本での撮影も終了し、現在、鋭意編集中という本作のさらなる続報に注目だ。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月15日累計発行部数750万部突破を誇る沙村広明によるカリスマコミックを原作に、木村拓哉主演で映画化する『無限の住人』。この度、『湯を沸かすほどの熱い愛』で「ブルーリボン賞」助演女優賞に輝いた杉咲花の初出し場面写真が到着した。かつて100人斬りと恐れられた伝説の人斬り万次。罠にはめられ妹を失い「生きる意味」を失ったとき、謎の老婆に無理やり「永遠の命」を与えられてしまう。斬られた傷は、勝手に再生、死にたくても死ねない「無限の体」になってしまった。生きるには十分すぎるその時間は、剣術の腕も鈍らせ、彼は永遠の時をただ孤独に生き続けるだけだった。ある日親を殺され、仇討ちの助っ人を依頼をしたいと現れた少女。だがそれは、不死身の万次をも追い込む予想外の戦いの始まりだった――。主演・木村さん×監督・三池崇史という、最強タッグで挑む規格外アクションエンターテインメント『無限の住人』。福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、市川海老蔵と豪華キャストたちが勢揃い。そんな豪華キャストたちが集結する中、注目したいのが、天津影久(福士蒼汰)率いる国中の流派統一を目論む剣客集団・逸刀流に両親を殺されてしまい、自身の命を懸けて仇討ちを決意し、不死身の体を持つ男・万次(木村拓哉)に用心棒を依頼する浅野凜を演じる杉咲さん。第7回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞、第37回ヨコハマ映画祭では日本映画個人賞と最優秀新人賞を受賞している杉咲さん。そして話題となった連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では、高畑充希演じる主人公・常子の妹・美子役でたちまちブレイク。また『湯を沸かすほどの熱い愛』では、宮沢りえの娘役を臆することなく堂々と演じ、「第59回ブルーリボン賞」助演女優賞を始め、「おおさかシネマフェスティバル2017」助演女優賞、そして受賞史上2番目の若さで「第41回報知映画賞」助演女優賞し、さらには「第90回キネマ旬報ベスト・テン」で助演女優賞を受賞。また、2年連続となる「第38回ヨコハマ映画祭」で助演女優賞に輝き、5つもの映画賞を席巻し、2017年のいま最も注目を集める若手実力派女優だ。今回到着した場面写真では、先立って解禁となった画像で見せたどこか頼りなさげでか弱い表情から打って変わって、凜とした表情で刀を握り、内面からにじみ出る力強さを見せている。19歳という若さで、ヒロインかつ木村さんの相手役に大抜擢された杉咲さんだが、撮影前は「準備で不安に思ったことはたくさんあって(重圧も)大きかったですが、それが一番邪魔になると思ったのでそれを無くそうとしました」と力強いコメントを寄せ、木村さんは「万次を作り上げるというよりは、杉咲花ちゃんが演じてくれた町であったり、凛ちゃんだったりを感じて、自分の表現に変換させていただきました。彼女が苦しめば苦しむほど、万次としてはアクセルの回転数があがる。小柄な彼女ですけど、杉咲さんの存在は僕の中では、すごく大きな存在でしたね」明かしている。『無限の住人』は4月29日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年02月09日「六本木歌舞伎」の第2弾となる「座頭市」(脚本:リリー・フランキー/演出:三池崇史)が、2月4日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて開幕。3日のゲネプロ後におこなわれた囲み取材に主演の市川海老蔵と寺島しのぶが登場し、本作について語った。六本木歌舞伎 チケット情報ふたりが舞台共演するのは22年ぶり。ゲネプロを終えた海老蔵は「しのぶさんは音羽屋(尾上菊五郎)さんのお嬢さまですから、いろんな意味で感慨深い。歌舞伎という名目の舞台の上で、お姉さんが白塗りをして歌舞伎役者のように演じているのを見ていると、もし男だったらとか、この後どうなっていくんだろうなとか、考えます」と感無量の様子。寺島も、「歌舞伎の要素をこんなにやらせていただいて、もう感謝ですよ。(歌舞伎のことを)好きだったんだなぁって思いますね」としみじみと語った。舞台は六本木温泉宿場町。一見、江戸時代のように見えるセットには六本木ヒルズ、劇中にはダンスにラップ、台詞には時事ネタも散りばめられ、現代を取り入れたちょっとおかしな江戸の世。大衆演劇と歌舞伎をミックスさせたような、老若男女が楽しめ、気軽に観劇できる作品だ。もちろん見どころはふんだん。代名詞ともいえる眼力を封じられて座頭市を演じる海老蔵は、圧倒的な太刀さばきで鮮やかな立ち回りを魅せる。江戸随一の花魁・薄霧と、盲目の少女・おすずの2役を演じる寺島は、花道を使った豪華絢爛な花魁道中や、2役の早替りなどを披露。そして、クライマックスは圧巻。三味線や鳴り物、拍子木が盛大に鳴り響く中、目をみはるような大仕掛けも待っている。また、劇中にはふたりの濡れ場もあり、台詞はすべてアドリブ。「リリーさんが、お願いだから自分が書いたっていうふうにならないようにしてくれって言うんです」(しのぶ)、「でも、台本を読むと、ああいうようにしてほしいって書いてあるんですよ」(海老蔵)というふたり。回を追うごとに、やりとりがエスカレートしていきそうだ。六本木歌舞伎「座頭市」は2月20日(月)まで上演。チケット発売中。取材・文:門 宏
2017年02月09日木村拓哉の新境地を予感させるビジュアルや、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、市川海老蔵ら豪華キャストの競演などで早くも話題の『無限の住人』。このほど、待望の本予告が解禁となり、主題歌にハリウッドでも活躍する“侍”ギタリスト、MIYAVIの起用が明らかとなった。累計発行部数750万部突破を誇り、世界22の国と地域でも刊行されている世界的人気コミックを、主演に木村さん、監督に三池崇史という、日本映画界が世界に誇る“最強タッグ”で挑む本作。その主題歌がMIYAVIさんによる「Live to Die Another Day - 存在証明 -」に決定し、同楽曲が収められた初公開のアクションシーンを含む本予告映像が完成。また、公式サイト内では、本ビジュアルも公開された。このたび解禁された本予告は、両親を殺され復讐を誓う少女・凜(杉咲さん)が、不死身の男・万次(木村さん)に用心棒の依頼をする場面から始まる。「死ねるてめぇは幸せもんだよ」とつぶやく、“死にたくても死ねない”孤独と葛藤を抱える万次に襲いかかかるのは、剣客集団・“逸刀流”の天津影久(福士さん)、“無骸流”の尸良(市原さん)、天津に次ぐ実力を持つ女剣士・乙橘槇絵(戸田さん)、“逸刀流”最強の刺客・閑馬永空(海老蔵さん)と、まさに規格外の敵ばかり。強さのみを追い求める剣客集団・“逸刀流”らの迫力満載のアクションシーンは、今回が初公開となる。木村さん演じる万次は、不死身ではあるが、斬られれば痛みを感じ、致命傷を負えば死ぬこともある。映像では、1人vs300人、見渡す限りすべて敵という壮絶な立ち回りのなか、万次は凜を守り抜こうとする。1人で永遠を生きていたはずの万次が、まさに命を懸けて凜を守り抜くと決めたとき、いったい、どんな結末が待っているのか…。併せて今回初解禁された本ビジュアルでは、豪華キャスト演じる強敵たちの全身ビジュアルが完全公開。正面を見据える万次と凜の背後にずらりと並ぶ敵たち。いずれも原作キャラクターのビジュアルを再現しており、不死身の万次を追いつめる個性的な敵にも注目が集まる。そして、万次の葛藤や強さを表現したというMIYAVIさんによる書き下ろし主題歌が、怒涛のごとく展開する物語をいっそうドラマチックに演出。「この作品の主題歌は、世界的に通用する日本人アーティストにしたい」という三池監督たっての希望により、かつて「SMAP」に楽曲提供をしており、ステージでの共演経験もあるMIYAVIさんに白羽の矢が立った。エレキギターを、ピックを使わずにすべて指で弾くという独自の“スラップ奏法”で知られるMIYAVIさんは、過去に2度、「SMAP」に楽曲提供(「Top Of The World」「Otherside」)をしたほか、「SMAP」が第65回NHK紅白歌合戦に出場した際にギター演奏で参加するなど、木村さんとは親交がある。邦画では初めての書き下ろし主題歌となる今回の楽曲について、MIYAVIさんは「1人孤独にずっと生きてきた万次が初めて凜に出逢い“生きたい”と思った。そして凜を守るために、また新たな葛藤をおぼえていく。その激しさと切なさを、この楽曲で表現できれば良いなと思いました」と、曲に込めた思いを力強く語る。さらに、「万次の姿と木村さんを重ね合わせる人もたくさんいると思います」とMIYAVIさん。「今後、木村さんは、1人のシンガー、エンターテイナー、アーティスト、そして男として、ここからどう戦っていくのか。僕は1アーティスト、1パフォーマーとしての木村拓哉という人を知って惹かれたし、もっと観たいなと思ったんです。僕らアーティストはワクワクさせてなんぼだと思いますし、ここまで人をワクワクさせてくれる木村さんには、日本の顔として、凛として存在していて欲しい」とコメントを寄せる。「『無限の住人』は、木村さんの人生の新たなる岐路、出発点なんだろうなと思います。そういう意味で、僕も音楽家としてこの作品に関わることができて本当にうれしく思っていますし、刀の代わりにギターで、ともに戦わせてもらったという感覚です」とエールを贈っている。一方、木村さんは「楽曲を聴いて、彼にしか出せないリズムと、彼にしか浮かんでこないリフが聴こえてきたときに『お、きたきたきた!』と興奮しました。彼が生み出した歌詞に、『ああ、MIYAVIは映画をこういう風に捉えてくれたんだな』と思ったし、MIYAVIがアーティストとして『無限の住人』に真剣に向き合ってくれていることが100%感じられました」とコメント。「余分な言葉はまったくなかったし、曲の構成的にも余分なものは一切ない。彼がここまで向き合ってくれて、理解してくれていることが非常に嬉しかったです」と応じ、「MIYAVIは限りなくオリジナルに近いところで、作品を発信し続けているし、勝負し続けている。だから、すごく憧れます。アーティスト、MIYAVIはやっぱりスゴい。だから一緒に仕事ができてとても光栄です」とも語っている。『無限の住人』は4月29日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:無限の住人 2017年4月29日より全国にて公開(C) 沙村広明/講談社 (C) 2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年02月06日歌舞伎俳優の市川海老蔵と女優の寺島しのぶが共演する六本木歌舞伎第2弾『座頭市』の公開舞台稽古が3日、東京・EXシアター六本木にて行われ、稽古後の囲み取材で海老蔵は、乳がん闘病中の妻・小林麻央について話した。海老蔵は、この日午前に参加した成田山新勝寺の節分会に長女の麗禾ちゃんと長男の勸玄くんも参加したことについて、「楽しんでいましたよ」と振り返り、「去年は勸玄だけだったけど、今年は麗禾も一緒に行こうって」と説明。子供たちには「豆まき行く?」と声をかけたそう。これまで海老蔵と麻央のブログでは、麗禾ちゃんの顔がわからないようにスタンプなどで加工されていたため、麗禾ちゃんのお披露目も話題になり、ニュースとして写真が掲載されたが、海老蔵は「(写真は)抜いてもらえばよかった」とポツリ。「(本人は)喜んでいましたけど、私と麻央としては自分たちのプライベートなことは…」と話した。先月末に退院した麻央は自宅のテレビで節分会の様子を見たそうで、テレビを撮った写真が海老蔵に送られてきたという。「(子供たちが)喜んでいるからうれしい」と言っていたそうで、「今、ご自宅に?」と聞かれると、「今いますよ。だから早く帰りたい」と笑った。同公演は、リリー・フランキー脚本、三池崇史演出による新たな解釈の『座頭市』。海老蔵と寺島が22年ぶりに共演を果たし、海老蔵が盲目の座頭・市を、寺島が女中見習いに励む盲目の少女・おすずを演じる。2月4日~20日に東京・EXシアター六本木にて上演される。
2017年02月04日歌舞伎俳優の市川海老蔵が3日、東京・EXシアター六本木にて、主演を務める六本木歌舞伎第2弾『座頭市』の公開舞台稽古に参加。稽古後に女優の寺島しのぶと共に取材に応じた。海老蔵の長女の麗禾ちゃん、長男の勸玄くんも客席から稽古を鑑賞し、笑い声もあげながら父親の歌舞伎を満喫。寺島との濡れ場もあったため、海老蔵は「お子さんの前でやるべき芝居じゃない。やっちゃいけないこと」と苦笑いした。その上で、「楽しんでいましたよ」と言い、「あんまり意味わかんないでしょう。意味わかられても困る」とコメント。「一番笑ってくれて、いいお客さんだなと」と喜び、「それに比べてあなたたちはまったく反応がない。どうかと思いますよ」と報道陣に向かって指摘した。同公演は、リリー・フランキー脚本、三池崇史演出による新たな解釈の『座頭市』。海老蔵と寺島が22年ぶりに共演を果たし、海老蔵が盲目の座頭・市を、寺島が女中見習いに励む盲目の少女・おすずを演じる。なお、2月4日~20日に東京・EXシアター六本木にて上演される。
2017年02月03日木村拓哉が不死身の剣士を演じる『無限の住人』。このほど、先日の木村さんのロングインタビュー第1弾に続いて、第2弾が公式サイトにて公開されるにあたり、その一部コメントがいち早く解禁となった。かつて100人斬りと恐れられた伝説の人斬り、万次。罠にはめられ妹を失い、生きる意味を失ったとき、謎の老婆に無理やり“永遠の命”を与えられてしまう。斬られた傷は、勝手に再生、死にたくても死ねない“無限の体”になってしまった万次。生きるには十分すぎるその時間は、剣術の腕も鈍らせ、彼は永遠のときをただ孤独に生き続けるだけだった。ある日、親を殺され、仇討ちの助っ人を依頼したいと現れた少女・凜。だがそれは、不死身の万次をも追い込む予想外の戦いの始まりだった――。本作で、両親を殺された少女・凜(杉咲花)に頼まれ、用心棒として彼女を全力で守ることになる不死身の男・万次。万次を演じた木村さんについて、本作のメガホンをとった三池崇史監督は、「主人公、万次は、どこか木村拓哉その人に重なる気がする」と指摘する。「(木村さんと万次は)まったく違うところで生まれ育ってるわけですが、この世の中で同じ空気は吸って生きているのでリンクするってことがあるんだなと思いました。そいういうものと出逢っていく強さがやっぱり必要です」と、木村さんにとって運命的な役であったこと、そして人生の岐路に際し、運命的な作品と出会っていく木村さんのスター性についても触れている。一方、木村さんは、「ものすごく大きいのは、万次が凜の中に(妹の)町を感じていたこと。凜を初めて見たときに、町とオーバーラップしてなかったら、あそこまでくいしばって立ち続けることはできなかったと思います。自分が死なせてしまった妹を凜に重ね合わせていたからこそ、そうすることができた」と、劇中で自身が演じる万次と凜の出会いが運命的であり、それゆえ、自身を追い込んでまでも守り続けたのだと分析する。不死身の体を持ち永遠に生きる男が、自分のせいで死なせてしまった妹・町と似た少女に、“時空”を超えて出会うことになる。木村さんは、本作のタイトルでもある“無限”という概念について、「<時間>や<時空>ということではなく、<想い>なんじゃないかと。感情ではなく<想い>。個人が抱くことができる<想い>」と語る。さまざまな<想い>を抱きながら、永遠のときを孤独に生き続けた男が “希望”となる少女と出会い、どんな変化を遂げていくのか。注目のロングインタビュー第2弾は、1月31日(火)18時より公式サイト内のみで公開される。『無限の住人』は4月29日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月31日俳優・木村拓哉(44)が、主演映画『無限の住人』(4月29日公開)について語ったロングインタビューの第2弾が、31日18時から映画公式サイト上で公開される。興行収入41億円を記録した『武士の一分』(06年)以来の時代劇主演。三池崇史監督とは初タッグとなる。累計発行部数500万部を記録する同名人気漫画を原作に、木村は百人斬りの異名を持つ不老不死侍・万次(まんじ)を、その万次に用心棒を依頼する女性・浅野凜を杉咲花(19)が演じる。本作のタイトル内にある"無限"の意味について、木村は「<時間>や<時空>ということではなく、<想い>なんじゃないかと。感情ではなく<想い>。個人が抱くことができる<想い>」と説明。また、凜の中に妹・町を感じていることが万次にとっては大きなことだと言い、「凜を初めて見たときに、町とオーバーラップしてなかったら、あそこまでくいしばって立ち続けることはできなかったと思います」と分析する。永遠の時の中で孤独に生き続けていた男が、少女との出会いによって希望を抱く。本作でメガホンを取った三池監督は「主人公・万次は、どこか木村拓哉その人に重なる気がする」と指摘。「(木村と万次は)まったく違うところで生まれ育ってるわけですが、この世の中で同じ空気は吸って生きているのでリンクするってことがあるんだなと思いました。そういうものと出逢っていく強さがやっぱり必要です」と木村にとって運命的な役柄だったことを熱く語っていた。
2017年01月31日市川海老蔵と寺島しのぶがタッグを組んだ、六本木歌舞伎第2弾「座頭市」。この度、本舞台の華、寺島さんの花魁役ビジュアルが解禁され、併せて出演キャストが発表された。俳優、演出家、小説家などなど多才な肩書を持つリリー・フランキーが脚本を担当する本舞台は、リリーさんが描きだした新解釈の「座頭市」を、前回に引き続き“日本一忙しい映画監督”という異名をとる鬼才・三池崇史が演出を手掛ける。また、出演には歌舞伎界を牽引する海老蔵さんと、日本を代表する女優の寺島さんが22年ぶりにタッグを組んだことでも注目を集めている。さらに今回、市役の海老蔵さんと薄霧太夫/おすず2役を演じる寺島さんの2人に続き、新たに出演者が発表!1月に新橋演舞場での「壽新春大歌舞伎」にて襲名披露を行なった市川右團次が風賀清志郎役を演じるほか、市川九團次が文菊堂春吉役、大谷廣松が遊女 貞役、片岡市蔵が六樽組権三役、市川右之助が乃木坂屋弥太郎役で出演する。六本木歌舞伎「座頭市」は2月4日(土)~2月20日(月)の期間でEX シアター六本木にて上演。(cinemacafe.net)
2017年01月24日俳優・木村拓哉(44)が、主演映画『無限の住人』(4月29日公開)について語ったロングインタビューとメイキング映像が17日、同作の公式サイトで公開された。木村にとって、三池崇史監督と初タッグとなる本作。累計発行部数500万部を記録する同名人気漫画を原作に、木村は百人斬りの異名を持つ不老不死侍・万次(まんじ)を、その万次に用心棒を依頼する女性・浅野凜を杉咲花(19)が演じる。2015年11月から、極寒の京都でロケを敢行。木村は「三池組に参加させていただいてるという喜びが、痛さや寒さを二の次にさせてくれた」と振り返り、「海外にいるような感覚を受けました。日本人の感覚の枠ではないというか。ちょっとはみ出しているところを随所に感じました」と特別な現場だったことをうかがわせる。"木村拓哉像"を覆すような、数々のシーンが收められているという本作。壮絶なアクションシーンについて「僕は殺陣とか立ち回りという言い回しがあまり好きではないんですが」と前置きした上で、「たとえば、たくさんの人たちが殺められ絶命するシーンの撮影の前に監督はこんなふうに説明するんです。『みなさん、いまから撮るシーンはあくまでも殺し合いなので、くれぐれもそういう趣で本番を迎えてください』」。三池監督の言葉は木村の琴線に触れ、死闘の臨場感へとつながる。「このワードが出たときに、自分と同じ感覚の人がいてくれる、ワンシーン、ワンカットを見てくれている。それがわかって非常にドキドキしたし、嬉しかったですね」と語る木村。原作の設定と同様に特殊メイクで独眼となり、泥だらけになりながら万次を全身全霊で演じた。一方、「非日常的な物語を作っている分だけ、リアルな木村拓哉という人物を逆に感じることができたと思います」と語るのは三池監督。「自分のようなエンターテインメントを作っているような人間からしたら夢ですよね。母親もびっくりしていますからね。『木村拓哉?あんた、もうアガリじゃない』みたいな感じで(笑)」とエピソードを交えて初タッグの喜びを表現し、「80いくつのおじいちゃん、おばあちゃんでもそう思うっていう。その人間と一緒にものを作っていけた。(映画が)ただごとで終わったら申し訳ないですよね」と心境を伝えている。(C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会
2017年01月17日主演・木村拓哉、監督・三池崇史という強力タッグで描くアクションエンターテインメント『無限の住人』。本日1月17日にクランクラップからちょうど1年となることを記念して、公式サイトにて主演・木村さんのロングインタビュー第1弾が解禁。さらに木村さんの力強い言葉を裏づけるかのようなメイキング映像も公開された。本作は、沙村広明による累計発行部数750万部突破のカリスマコミックスを映画化。無限の命を持つ男・万次を木村さんが演じるほか、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、市川海老蔵、田中泯、山崎努と、あらゆる年代の実力派俳優陣が名を連ねている。2015年11月から極寒の京都でロケを敢行し、2016年1月17日にクランクアップを迎えていた。中でも、たったひとりの妹を失った不死身の剣士・万次を演じる木村さんと、そんな万次に用心棒を頼む少女・凜を演じる杉咲花は、劇中でお互いになくてはならない存在となることから、クランクイン当日の撮影が終わったとき、ごく自然にハイタッチを交わしたという。インタビューで木村さんは、「杉咲さん演じる町(万次の妹)と凜は、きっとクランクアップまで万次の生きる意味になると自分は思っていました。クランクインしてみて、(お互い)言葉にしなくても、その空気感のベースは構築できたかなと思います」と、役柄同様の関係にすんなりと入ることができたことを明かしている。「自分と杉咲さんは、作品の中の万次と凜に近いと思います。万次を作り上げるというよりは、杉咲花ちゃんが演じてくれた町であったり、凜ちゃんだったりを感じて、自分の表現に変換させていただきました。彼女が苦しめば苦しむほど、万次としてはアクセルの回転数があがる。小柄な彼女ですけど、杉咲さんの存在は僕の中では、すごく大きな存在でした」と木村さん。また、三池監督は、木村さんとの初顔合わせについて、「非日常的な物語を作っている分だけ、リアルな木村拓哉という人物を逆に感じることができたと思います。自分のようなエンターテインメントを作っているような人間からしたら夢ですよね。母親もびっくりしていますからね。『木村拓哉?あんた、もうアガリじゃない』みたいな感じで(笑)。80いくつのおじいちゃん、おばあちゃんでもそう思うっていう。その人間と一緒にものを作っていけた。(映画が)ただごとで終わったら申し訳ないですよね」とコメント。一方の木村さんは、三池監督と作品を作り上げることのできる喜びを打ち明け、「海外にいるような感覚を受けました。日本人の感覚の枠ではないというか。ちょっとはみ出しているところを随所に感じました」と、規格外の現場であったことを興奮した様子でふり返る。フィールドは違えど、常にトップを走り続けている2人が本作で運命的な出会いを果たし、これまでの日本映画とは一線を画す“規格外”の作品を作りあげたことを予感させる言葉だ。そんな木村さんの言葉を裏付けるように、今回解禁となったメイキング映像では、これまでの“木村拓哉”のパブリックイメージを覆す“規格外”なシーンが連続。こうした圧巻のアクション撮影について、木村さんは「僕は殺陣とか立ち回りという言い回しがあまり好きではないんですが」と前置きしながら、「例えば、たくさんの人たちが殺められ絶命するシーンの撮影の前に監督はこんなふうに説明するんです。『みなさん、いまから撮るシーンはあくまでも殺し合いなので、くれぐれもそういう趣で本番を迎えてください』。このワードが出たときに、自分と同じ感覚の人がいてくれる、ワンシーン、ワンカットを見てくれている。それがわかって非常にドキドキしたし、嬉しかったですね」と力強く語っている。特殊メイクで原作の設定同様に独眼となり、泥だらけになりながら万次として懸命にもがく木村さん。本作の完成をさらに期待させる映像となっている。『無限の住人』は4月29日(土・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月17日福士蒼汰が、映画『無限の住人』で初の悪役に挑戦。主人公を演じる木村拓哉の“最強の敵”として、壮絶な対決を繰り広げる。このワクワクするような企画に、福士さんはどのような覚悟を持って臨んだのか。本作を撮影中の京都でインタビューを敢行すると、木村さんとの共演に「すごく緊張した」と正直な胸の内を明かしてくれた。沙村広明の同名人気コミックを映画化した本作。不死身の肉体を持つ男・万次が、両親を殺された少女・凜の仇討ちに身を投じていく姿を迫力のアクションとともに描く時代劇エンターテインメントだ。福士さんは、剣客集団・逸刀流の統主で、凜の生涯の仇敵となる天津影久役を演じている。目的のためなら手段を選ばず、規格外の強さを誇る美しい剣士・天津。撮影現場で目にした福士さんは、木村さんとの殺陣のシーンに挑んでいた。キレとスピード感のある殺陣に驚くが、ハッとしたのは、その動きの迫力だけでなく、過去を抱え、悪として生きる男を体現した福士さんの妖しいほどの美しさ。これまで好青年の役どころを演じることが多かった福士さんの、新たな表情をそこにいた誰もが発見していた。初の悪役について福士さんは、「自分自身は悪だとは思っていない。天津は、逸刀流の統主としての意志があって、それを貫いている男。僕は善だと思って演じています」と話す。ただ「作品のなかでは、やっぱり“悪”になるので。どのように見られるのか僕自身もすごく楽しみです」と新境地に対する反応を楽しみにしている。メガホンをとる三池監督から「暴力的に、そして美しく」と難しい指示が飛ぶなか、福士さんは木村さん演じる万次と激しい対決を繰り広げた。初の時代劇となる福士さんに、木村さんが「ここまで入って来ていいよ」と足の踏み込みについてアドバイスするなど、剣と会話を交わしながら、お互いに一歩も引かない「万次と天津の命がけの戦い」を作り上げていた。木村さんは「いまどき、こんなに真面目な男はいない」と福士さんの印象を吐露していたが、福士さんは「最初はすごく緊張した」と木村さんとの共演の感想を語る。「現場にいる姿を見ていると、こちらの身も引き締まる思いも持ちます。役者としても一人の男としても、学ぶところがたくさんある。現場では『いま、どんなことをしているのかな』とよく見ています」と男のお手本としても、木村さんを観察しているとか。また、戸田恵梨香が女剣士・乙橘槇絵を演じていることも話題。天津に次ぐ実力を持つ女剣士で、天津への思慕を秘め、人生さえも天津に捧げようとする女性だ。特別な絆を結ぶ二人を演じることとなったが、福士さんは「槇絵の衣装を着て立っている姿もすごく素敵」と戸田の放つオーラに惚れ惚れ。「戸田さんは中身もかっこよくて、飾りをつけていなくても輝いていられる人。槇絵にはぴったり」と話す。戸田さんは「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべ、「福士さんと話していると、すごく澄んだところに、ふつふつとしたものが静かにある印象。大きな波ではなくて、小さな波のなかでずっと揺れ動いているという感じでしょうか。前しか見ていない、まっすぐな人」と福士さんの真摯さに心を打たれたことを告白する。さらに約10年ぶりの共演となった木村さんについては、「私はこんなに本格的なアクションは初めて。木村さんがすごく丁寧に教えてくださいました。安心感をくれる存在です。アクションをやったことがないということに対して恐怖心があったんですが、木村さんがいてくれたことによってそれを忘れることができました」と信頼しきり。三池崇史監督と木村さんを中心に、魅力的キャストたちが厚い信頼関係を育んだ撮影現場は、なんとも清々しい空気に満ちていた。妥協なきチャレンジを重ねる彼らの姿を見て、映画の完成が心から楽しみになった。(text:cinemacafe.net)
2017年01月11日生田斗真が1月5日(木)、主演映画『土竜の唄 香港狂騒曲』の大ヒット舞台挨拶に袴姿で登壇!三池崇史監督と原作者の高橋のぼるがなみなみと酒を注いだ巨大な金の盃を飲み干し、ほろ酔いで舞台挨拶を行なった。警官でありながらスパイ(=モグラ)として極道の世界に潜入した菊川玲二の活躍を描く人気シリーズの第2弾。この日は、生田さんだけでなく、三池監督、高橋先生も袴姿で登場したが、劇場にはレッドカーペットが敷かれ、壇上には金屏風が!高橋先生はサングラスで、強面の2人に生田さんが囲まれた構図は、劇中で玲二が潜入している数寄矢会の幹部会そのまま…!?生田さんは「新年あけましておめでとうございます」と観客に挨拶。この年末年始は家で過ごしたそうで「ゆっくりしました。おうちで紅白を見てました!弟(※フジテレビの生田竜聖アナウンサー)はジャニーズ・カウント・ダウン・コンサートのMCをやってましたが、僕は家で見ていました(笑)」と報告した。本作を今年の“初笑い”として劇場で鑑賞したという観客も多いようだが、三池監督は「中学生には、初笑いというより、初勃起に向いてるかと…」といきなりの下ネタで「新年早々、すみません(苦笑)」とペコリ。生田さんからは「初失笑ですよ(苦笑)!」とツッコミが飛ぶ。さらに、年明けをお祝いして、壇上に酒樽が用意され、生田さんの「新年初笑い、バッチ来~い!」という掛け声とともに木づちで鏡開きを行なった。酒樽の中には本物の日本酒が入っており、生田さんは三池監督と高橋先生が柄杓でなみなみとお酒を注いだ巨大な金色の盃を見事に飲み干した!感想を問われた生田さんは「量が多いです!」と苦笑い。ここから、共演者の菜々緒、古田新太、本田翼、瑛太からの年賀コメントが発表されたが、生田さんはどこかポワーンとした様子。共演陣からの年賀コメントについて「嬉しいです。グッときますね」と返したものの、最後の締めの挨拶になると、さらに酔いが回ってきたのか、ところどころ呂律が怪しくなり「いまちょっとファーっときてます…。この映画は本当に…ちょっと待って(苦笑)。(お酒を)入れ過ぎなんだって(苦笑)!!」と完全にほろ酔い状態。それでも「『土竜の唄』伝説は、まだまだ終わらせないぜ!という気持ちです!」と熱く語り、会場は温かい拍手に包まれていた。『土竜の唄 香港狂騒曲』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:土竜の唄 香港狂騒曲 2016年12月23日より全国東宝系にて公開(C) 2016「土竜の唄 香港狂騒曲」 製作委員会(C) 高橋のぼる・小学館
2017年01月05日12月23日(金・祝)に公開となった、シリーズ第2弾となる『土竜の唄 香港狂騒曲』の大阪イベントが25日(日)行われ、主演の生田斗真と三池崇史監督が登場した。“裸ボンネット”で強烈なインパクトを残した前作『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』。続編となる本作では、原作でも絶大な人気を誇る「チャイニーズマフィア編」を実写化し、主演は生田さんのまま、仲里依紗、上地雄輔、堤真一らも続投。さらに瑛太、本田翼、古田新太、菜々緒ら豪華新キャストも参加している。先日24日(土)には、豪華キャスト一同が会する公開を記念した舞台挨拶が行われ大盛り上がりとなったが、クリスマスのこの日、生田さんと三池監督が訪れたのは、本作に所縁のある大阪。本作の冒頭シーンは、生田さん演じる玲二が全裸でヘリコプターに吊るされ、大阪の上空を連れまわされる…という観客の目を釘付けにするシーンとなっており、その最も“土竜の唄らしさ”が描かれたのが大阪の地だ。そして会場となったのは、玲二が舞った大阪の“空”にちなんで、いま大阪で大人気の万博記念公園内の大型複合施設「EXPO CITY」の屋外イベントスペース、“空の広場”。事前募集した約500名のファンと、会場の熱気につられた一般客が外周を囲み、気温10度以下の寒空の中、なんとイベント開始直前には3,000人もの見物者が集まりごった返し状態に。そんな中、突然の爆音が響かせサンタクロースと見紛うほどの赤いコートに身を包んだ生田さんと三池監督が華麗に登場!ランボルギーニ社の高級外車を乗り付け、セクシーなミニスカサンタギャルを従え、大きな白い袋を担いだ生田さんたちは、まさにド派手なソリに乗ったサンタクロースのよう。そして、大阪にちなんだ“飴ちゃん”をクリスマスプレゼントとして配り歩いた。生田さんは「本日はクリスマスの日にこんなにたくさんお集まり頂き、本当にありがとうございました。ご期待に添えるくらいのド派手な登場をして皆様にお会い出来て嬉しいです。大阪の地に、“狼煙”をぶち上げに来ました」と挨拶。そして、東京での舞台挨拶後は「古田新太さんや本田翼さんたちと昼から打ちあがりました。楽しいクリスマスイブを過ごせました」と明かし、「そんな日と続けて今日、こうして皆様と過ごせるので“土竜三昧”のクリスマスも良いですね」と今年のクリスマスをふり返った。一方、三池監督は「ここは昔よく彼女と遊びに来たんですよ。思い出の地に戻って来れて嬉しいです」と大胆なエピソードも。また「生田斗真の全開が見られる作品ですよ!」と本作について語る三池監督。生田さんは「今作はアクションが非常に多くて、毎日筋肉痛で、治る前にまた別の敵と戦う、という日々でした」と撮影をふり返り、「とにかく“お祭り”のような作品なので、2016年、嫌なことや苦しいことがあった人も多いと思いますので、ぜひこの作品を観て全てを吹き飛ばしてください!そして2017年を景気よくスタートして頂きたいです!」とメッセージを贈った。『土竜の唄 香港狂騒曲』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:土竜の唄 香港狂騒曲 2016年12月23日より全国東宝系にて公開(C) 2016「土竜の唄 香港狂騒曲」 製作委員会(C) 高橋のぼる・小学館
2016年12月26日生田斗真主演のアクションコメディの続編『土竜の唄 香港狂騒曲』の公開記念舞台挨拶が12月24日(土)にシネマメディアージュで開催され、生田さんが「病院に相談した」と過酷な撮影中に、体の異変を感じたことを告白した。犯罪組織に潜入してターゲットを挙げる潜入捜査官・菊川玲二が、前作以上に絶対にインポッシブルな任務に挑む姿を描く本作。この日は、生田さんをはじめ、本田翼、古田新太、菜々緒、上地雄輔、仲里依紗、堤真一、三池崇史監督が登壇した。劇中で、おバカでスケベだが、正義感あふれる破天荒な玲二を熱演している生田さん。危険&お色気シーン満載で、撮影も過酷を極めた様子。「寝ても全然、疲れがとれなくなった」と体の異変を感じたそうで、「ヤバいなと思って、病院に相談しに行った」と告白した。しかし、診断結果は「『アドレナリンが出すぎています』と言われた」という、意外なもの。熱量の高い玲二とすっかり一心同体となっていたようで、生田さんは「ちょっとうれしくなっちゃって。みんなに自慢しました。『俺、アドレナリンが出まくっているらしい』って」と笑顔で話していた。クリスマスイブの舞台挨拶となったこの日。「クリスマスイブの朝から、『土竜の唄』を観て。恋人いないんですか?大丈夫ですか?」と穏やかな口調ながら、楽しそうに会場にツッコミを入れた生田さん。「こんな大切な日にみなさんと過ごせて、すごくうれしいです」と感謝の気持ちを述べていた。最後には、観客から登壇者陣に、サプライズでクリスマスプレゼントを贈ることに!会場が一斉にサイリウムを点灯し、ピンクやブルー、イエローなど、まるでクリスマスイルミネーションのようにきらびやかな灯りが会場を照らし出した。これには生田さんも「おお!すごい!」とびっくり。「今年見た景色の中で一番きれい。ももクロになった気分」とご機嫌な笑顔を見せ、会場を沸かせていた。『土竜の唄 香港狂騒曲』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:土竜の唄 香港狂騒曲 2016年12月23日より全国東宝系にて公開(C) 2016「土竜の唄 香港狂騒曲」 製作委員会(C) 高橋のぼる・小学館
2016年12月24日