上海を舞台に、三浦春馬が美しい双子の姉妹に恋をするミステリアスなラブストーリー『真夜中の五分前』。主演の三浦さん、ヒロインを演じた中国の人気女優リウ・シーシー、『GF・BF』など台湾の若手トップスターのチャン・シャオチュアン(ジョセフ・チャン)、行定勲監督、とアジアの才能が集結した本作に込めた想いをたっぷりと語ってもらった。本作で三浦さんが演じるのは、時計修理工の良。ひょんなことからルーメイ(リウ・シーシー)という美しい女性と出会うが、彼女には女優をしているルオラン(リウ・シーシー/1人2役)という一卵性双生児の妹がいた。ルオランには、人気俳優・ティエルン(チャン・シャオチュアン)という婚約者がいる。ルーメイは妹の婚約祝いに、彼女を驚かせる贈り物をしたいと知り合ったばかりの良にプレゼント選びを手伝ってもらうことに。良は美しいルーメイとの出会いに胸を躍らせるが、親しくなるにつれ、良はルーメイが抱える心の闇に気づいていく…。ーーアジアにまたがる映画を作るにあたり感じた期待や不安など、また参加したことで得たものを教えてください。行定:「これは必然だったと思うんです。当初は日本映画として作ろうと思っていたんですが、現在、日本で映画を作る状況というのは閉塞的で、“結末を観客にゆだねる映画”を嫌う傾向にある。そうしたら、上海のプロデューサーがこの企画に賛同してくださって。それで一緒にやろうということになり、シナリオを全部書き換えて、スタートしたんです。だから、この映画はこのメンバーが集まらないと出来上がらなかったんですよ」。三浦:「結末を考えさせるという作品に関われたことは、とても楽しくもあり、僕の役者人生において、チャレンジでしたね。行定監督が『上海でやることに意味がある』と仰っていたのですが、実際、上海に行く前から高揚感があり、上海に降り立って、撮影をしていくうちに、その意味が分かってきたんです。というのは、上海の街並、夜景、そして光の入り方というのがこの作品にとてもマッチしていて。光が、この作品のテーマも訴えかけていますし、登場人物の心情も表現してくれているんじゃないかと思っています。全編に渡って中国語にトライさせていただいたり、僕の人生の中でも、とても刺激的な時間を過ごすことができました」。リウ:「私は初めて国を超えた作品に出演したので、違う国の人たちと協力し合うことで新しいものが得られることへの期待が大きかったです。行定監督はとても優しい方で、プレッシャーをかけられることもありませんでした(笑)。撮影前にカット割りなども教えてくれましたので、心の準備もできました。中国では、カット割りなどを事前に教えてくれる監督はほとんどいないんです。みんな一旦リハーサルをして、そこから段取りを考えるというやり方でしたから。でも今回は、最初から決まっていたので、準備をすることが出来て、とてもよかったです」。三浦:「無言のプレッシャーはありましたよね(笑)」。リウ:「でも、楽しかったですよ」。行定:「基本的に僕は役者を信じているので。たまに裏切られる場合もあるんですけど(笑)、彼らは裏切らなかったですね。信じていないと、国を越えて作るのは難しい。中国で撮るということで、彼らの培ってきたもの、アイデンティティを頼りにしているわけですから。いろいろ話もしたし、春馬を含め、3人ともきちんと考えを持っている人たちなので、そこは信頼していました」。チャン:「僕は最初から、国を超えたプロジェクトということで、かなり興奮していましたし、期待していました。違う国の方と協力し合ってどんなものが出来る上がるのか、とても楽しみでした。そして実際にやってみて、もちろん多少の問題はありましたが、やっぱり楽しかったです。国に関係なく、一人一人誰もが仕事のやり方というのは違うと思うんです。ただ行定監督と仕事をしてみて、監督はとても繊細な方ですし、僕たちにも繊細なものを要求する、という部分はあったと思います」。ーー三浦春馬さんと共演した印象を教えてください。リウ:「三浦さんは台詞をすべて中国語で話さないといけないので、撮影の合間もずっと練習していましたね。それを横で聞いていて、たまに『発音がちょっと違う』と指摘すると、それをすごく真面目に受け止めて、すごく感謝してくれて。最後には私は申し訳ない気持ちになってしまいました(笑)」。チャン:「三浦さんは、本当に真面目。すごく芝居に集中していました。僕と三浦さんで階段の踊り場で話しをするシーンがとても印象に残っています。とても気持ちよかったんです。演じながら、2人のヒロインに対する感情がいっぱい出てきて、深いところまで演じることが出来たと思いますね」。ーー劇中、ある事件によってリウ・シーシーさん演じる双子が入れ替わったのでは…?という疑いが生まれますが、どのように演じてみて如何でしたか?三浦:「(演じた主人公の)良について言えば、彼自身、どちらの女性を愛していたのか…そして自分の中の愛とは何なのか?という問題に焦点が当たっている作品なんじゃないかと感じました。でも現実的な問題が後半に出てくる。後半、いろいろなことが起きて、自分の愛と現実の狭間で揺れる感情が面白い。観ている方にも、自分の愛とは何なのか、ということを考えていただけたら嬉しいですね」。リウ:「ルオランとルーメイという双子をはっきり分けて演じようとは思わなかったんです。一卵性なので、あまりに違いを出すと、観客も違和感があるでしょうから。同じようで、違うところを見せ、自分でも曖昧な部分を演じてみたかったんです」。チャン:「愛というものは、何かものを作り上げるパワーであると同時に、壊すパワーもあると思うんです。ティエルンという人物は最初、大人で包容力があるように見えましたが、愛の力によって自分が崩壊してしまう。一方、良は子どもっぽいところはありつつ、愛に対して一直線です。そこが対照的で面白いと思いますね」。ーー愛する人の存在を疑うわけですが、それは自分自身をも疑うことにも繋がるのでは?行定:「誰もが人を愛することはあるけれど、何において愛しているのか。それは不確かだということを、この話は浮き彫りにしているんです。これは、自分は恋人の何に対してを愛を持っていたのかを疑う話なんです。その疑いの目を持ったときに初めて、自分という存在に対しても疑いを持つ。同時に人格についての話でもある。リウ・シーシーさんが素晴らしいのは、2人の演じ分けと、混乱を、自分の中で受け入れている。ある意味、混乱しているんだけれど、それによって3人目の人格を作りあげているんですね。それを2人の男が的確に受け止めている。実は、『どっちがどっちなのかさっぱりわからない』という人もいるんだけど、そういう犯人探しをするような話しではなく、人をどう愛するのか、という話なんですね。“愛する”という行為自体が不確かなんです」。三浦:「上海の街並や、登場人物たちの持つ空気にゆったり包まれながら、自分の愛は打算もあるのか、本当の愛なのか、ということを含めて、愛するとは…ということを考えていただけたら、嬉しいですね」。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年01月05日残りわずかとなった2014年。映画、ドラマ、あるいはCMにおいても、今年もイケメン俳優たちが大活躍。何本もの主演作をこなした大ブレイクイケメン・福士蒼汰や東出昌大、話題作でキラリと光る存在感を発揮する若手実力派・菅田将暉や池松壮亮、さらにドラマをきっかけに一躍ブレイクを果たした斎藤工や鈴木亮平といった30代の演技派イケメンに注目しながら、2014年をふり返ってみた。■あなたは“東出”派?“福士”派? 少女マンガの世界を体現する2トップまずは26日、NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」で共演した女優・杏と元旦入籍を発表し、西島秀俊、向井理に次ぐ電撃結婚を決めた東出さん。現在、咲坂伊緒・原作の大人気少女コミックを映画化した主演作『アオハライド』が大ヒット中。原作の空気感そのままに、W主演の本田翼との息もぴったり。アンニュイでどこか寂しげな眼差しが原作ファンのみならず、多くの女性たちをキュンキュンさせている。『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞「新人俳優賞」を受賞したのが、2012年。昨年は「あまちゃん」「ごちそうさん」と異例の朝ドラ2作連続出演を果たし、純朴な青年役ぶりを見せていたが、2014年は『クローズEXPLODE』で一転、不良高校生に。また、『アオハライド』とは対極の世界観を持つ『寄生獣』では、そのイケメン顔が割れるなど、演技の幅を広げたといわれる怪演ぶり。来年は、早くも大河ドラマ版“花男”といわれている「花燃ゆ」で、井上真央演じるヒロインを取り囲む“幕末男子”のひとり、久坂玄瑞を演じるほか、真木よう子主演ドラマ「問題のあるレストラン」、伝説的バイオレンス・アクションの続編『GONIN サーガ』への主演、そして初舞台となる「夜想曲集」など各方面での活躍が期待されている。一方、福士さんは若手俳優の登竜門「仮面ライダーフォーゼ」から、朝ドラ「あまちゃん」を経て、今年に入ってその勢いはさらにパワーアップ。4月クールドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」、7月は川口春奈と“本気チュー”した『好きっていいなよ。』、9月は元・仮面ライダー俳優として“本気アクション”に挑んだ『イン・ザ・ヒーロー』、秋にはローマ国際映画祭で流暢なイタリア語と英語を披露したことも記憶に新しい『神さまの言うとおり』と立て続けに出演。特に、“こじらせ女子”綾瀬はるかを相手に頼りになる“年下男子”を好演した「きょうは会社休みます。」は、演じた“田之倉くん”がすっかりハマり役に。ドラマが終了したいま、“田之倉ロス”になる人が続出しているという。こちらも「Cocohana」(マーガレットコミックス)にて現在連載中の藤村真理の同名人気マンガが原作だ。さらに、KDDI「au 4G LTE」などCMでもコミカルな一面を披露し、爽やかな笑顔を振りまいていた福士さん。2015年は『アオハライド』と同じ咲坂伊緒・原作の『ストロボ・エッジ』で、多くの女子たちの心をわしづかみにするに違いない。■話題作に必ずいる! 躍進する若き演技派、菅田将暉&池松壮亮少女マンガの世界を体現といえば、12月27日に封切られたばかりの映画『海月姫』で、女子顔負けのキラキラ“女装美男子”に扮している菅田さんもそうだろう。見た目は超絶キュートなのに、中身は熱い男らしさを持つ菅田さん演じる鰐淵蔵之介は、能年玲奈ら“オタク女子”たちを日の当たるところへと導くキーパーソン。10kgに及ぶ減量やエステ、骨盤矯正などで体得した女性らしさで(?)話題を独占している。「仮面ライダーW」でのデビューからわずか5年あまり、『共喰い』(’13)で映画賞を席巻し、『闇金ウシジマくんPart2』ではチャラいヤンキーに。“坊主頭”が初々しかった朝ドラ「ごちそうさん」の後も、大野智主演、中田秀夫監督による深夜ドラマ「死神くん」で好演。監督の呉美保がモントリオール世界映画祭「最優秀監督賞」を受賞した綾野剛主演の『そこのみにて光輝く』でも強い印象を残していた。来年は、『海月姫』の熱狂と興奮も冷めやらぬうちに、阪神・淡路大震災から20年を記念したNHKドラマ「二十歳と一匹」に主演するほか、「問題のあるレストラン」、映画『暗殺教室』『ピース オブ ケイク』などでさらなるブレイクを予感させている。そして、『ラストサムライ』(’03)でトム・クルーズと対峙したあの少年役から10年あまり、ついに、シネマカフェの予想どおり大ブレイクを果たした池松さん。昨年、日大芸術学部映画学科を卒業後、俳優活動を本格化させ、2014年は実に8本の映画に出演。確かな演技力とさりげなさの中に光る存在感で、どこにでもいそうな等身大の若者を演じさせたら右に出る者はいないほど、日本映画界で引く手あまたとなった。衝撃作『愛の渦』で門脇麦と絡んだかと思えば、『大人ドロップ』では橋本愛と高校生役に。また『春を背負って』『わたしのハワイの歩きかた』と脇役でも魅せ、西島さん主演の「MOZU」では一人二役で壮絶な殺人者にもなった。『海を感じる時』では市川由衣、『紙の月』では宮沢りえを翻弄する若者を演じ切り、大胆なラブシーンでは“背中も美しい”と注目を集めていた。『ぼくたちの家族』の石井裕也監督と妻夫木聡と再タッグとなった現在公開中の『バンクーバーの朝日』では、野球経験を生かしてチーム「朝日」の一員となり、改めてその魅力を振りまいている。菅田さん、池松さんとも、少年ぽさを残すルックスでありながら、実際は骨太の演技派。間違いなく、これからも楽しみな若手実力派といえるだろう。■ドラマからブレイク! 多才な30代俳優は、そのキャラも魅力ドラマ「僕らのいた時間」で難病ALSの主人公を演じた三浦春馬の恋のライバル、後によき理解者となる先輩役で注目を集め、物議を醸した「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で全国の人妻のみならず、相手役・上戸彩の同世代から母親世代に至るまで、幅広い層の女性たちの心を捉えた斎藤さん。その端正な顔立ちとは裏腹に(?)、独特の教育哲学で知られるシュタイナーの学校に通っていた幼少期、海外放浪、パリコレモデルというエキセントリックな経歴や、役柄や監督業に対するストイックな一面、あらゆるジャンルに精通する映画通ぶりも多くの女性を魅了した。今年はその色気溢れる声で『西遊記~はじまりのはじまり~』で吹き替えにも初挑戦。先日、「週刊文春」で披露したヌードも話題となったが、竹内結子主演の新春ドラマ「上流階級~富久丸百貨店外商部~」でもその肉体美と色気を披露することになる。また、31日の紅白歌合戦で特別コーナーが企画されている朝ドラ「花子とアン」で、吉高由里子が演じた主人公・花子を、その体格さながらの包容力と温かさで支え続けた“村岡印刷さん”こと鈴木さんも、瞬く間にお茶の間の人気者に。ムキムキ・ボディの『HK 変態仮面』で注目を集めた鈴木さんは、東京外国語大卒、英検1級、世界遺産検定1級も有する博学のインテリ俳優。知的で柔らかな物腰と、花子を思わずナマケモノに例えてしまう村岡印刷さんのキャラは、鈴木さん自身が珍獣好きであることが生かされたという。その一方、園子温監督『TOKYO TRIBE』では180度違う振り切れた悪役を熱演。今後も、生田斗真主演の『予告犯』、綾瀬はるか&長澤まさみらが四姉妹となる『海街diary』など話題作への出演が続いている。2015年も気になる、魅力たっぷりの彼ら。さらなる飛躍を楽しみしておこう。(text:cinemacafe.net)
2014年12月31日「ぴあ」調査による2014年12月26日、27日のぴあ映画初日満足度ランキングは、能年玲奈を主演の『海月姫』がトップに輝いた。2位に李朝第22代国王イ・サンの身に起きた王暗殺計画を描く『王の涙 -イ・サンの決断-』が、3位に三浦春馬主演の日中合作映画『真夜中の五分前』が入った。その他の写真1位の『海月姫』は、東村アキコの人気コミックを実写映画化した作品で、“男性を必要としない人生”をモットーに掲げ、男子禁制の天水館で暮すクラゲを愛する月海(つきみ)ら、ヲタ女子集団“尼~ず”が、天水館を守るために奔走する姿を描いている。出口調査では女性から支持が圧倒的で「こんな能年さんは今までに見たことがなかったので驚いた」「面白くて感動できる映画。個性的なオタクがたくさん出てきて、そのやりとりが面白かった」「コミックから実際に出てきたかのようにキャストが合っていた」などの声が寄せられた。2位の『王の涙…』は、理想の国を夢見ながらも暗殺の脅威にさらされる王の孤独を描いた作品。出口調査に回答したのは40~50代の女性が多く「映画ならではのスケールの大きさ、戦闘シーンの迫力を感じることができた」「王だけでなく周囲の人々のドラマも丁寧に描かれていて楽しめた」「友情、裏切りのドラマが描かれていて最後まで気が抜けない展開だった」などの意見があがった。(本ランキングは、12月26日(金)、27日(土)に公開された新作映画4本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2014年12月29日三浦春馬が中国・上海を舞台に、全編中国語での芝居に臨んだ『真夜中の五分前』が12月27日(土)に公開を迎え、三浦さんと行定勲監督が舞台挨拶に登壇した。原作は人気作家・本多孝好の「真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-A/side-B」(新潮文庫刊)。上海で時計の修理工として働く寡黙な青年・良は美しい双子の姉妹と出会い、姉のルオランと恋に落ちるのだが…。ある出来事から過去を生きる男と過去をなくした女のゆくえが静かに描き出される。三浦さんと監督を、映画を見終わったばかりの観客はスタンディングオベーションで迎える。国際映画祭などでは見られる光景だが、国内のイベントで起こるのは異例のこと。三浦さんは、映画を作り上げた行定監督の功績を強調しつつ「その熱意と頑張りがみなさんに届いて拍手をもらえるのが嬉しいです」と笑顔を見せた。行定監督は、中国での現地スタッフと組んでの撮影ということで多くの苦労があったようだが、無事、日本での公開を迎えてホッとした様子。「近い国だけど遠い部分もあって“乗り越える”というのもこの作品のテーマでした。政治問題もあったりして、うちのスタッフと『どうしようか?』と話しているときに『三浦春馬はやる気で、中国語を勉強してます』と聞いて、『やらなきゃ。逃げられない』と思った。背中を押してもらいました。感謝してます」と三浦さんへの感謝と労いを口にした。すでに中国では4,000スクリーンという大規模で公開され、大きな話題を呼んでおり、2人はキャンペーンでも中国各地を回ったが、日本では考えられない様々なハプニングや出来事があったという。行定監督が「向こうではMCが主役なんです(笑)」と言えば、三浦さんは「挨拶の途中で変な効果音が入ってきたりするんです(苦笑)」と中国ならではの演出を困惑気味に明かす。さらに「映画の話は最初の挨拶だけ…」(三浦さん)、「あとはダーツ大会やらされたり。(映画にちなんで)双子が出てきて『どっちが姉でどっちが妹?』とか…。どうでもいいよ!観客を突き放す舞台挨拶でした(笑)」(行定監督)とカルチャーショックを口にし、会場は笑いに包まれた。それでも海外で撮影し、公開されたことに三浦さんは大きな意味・意義を感じているよう。「全てが新鮮で、役者人生だけでなく、ひとりの人間として大きな経験をさせてもらいました」と手応えを口にし、今後についても「オファーがいただけるならぜひやりたいです」とさらなる海外進出への意欲を口にした。『真夜中の五分前』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:真夜中の五分前 2014年12月27日より全国にて公開(C) 2014“Five Minutes to Tomorrow” Film Partners
2014年12月28日俳優の三浦春馬が27日、都内で行われた映画『真夜中の五分前』の初日舞台あいさつに行定勲監督とともに出席した。本作は、『世界の中心で、愛をさけぶ』『パレード』などのヒット作を生み出した行定監督の新作で、双子の女性を愛した2人の男を描いた切なく美しい愛のミステリー。第19回釜山国際映画祭でワールドプレミアとして上映され、中国では約4000スクリーンで公開されるなどのヒットを収めている。上映後の同舞台あいさつでは、三浦と行定監督が登場すると、会場は拍手が鳴りやまず、スタンディングオベーションとなった。三浦は観客の様子を見て「僕は監督の奮起を(撮影現場の)中国で見てきたので、その熱意と頑張りが皆さんに届いて、こうやって拍手をいただいて本当にうれしいです」と笑顔。上海の時計店で働き、美しい双子の姉に恋をする青年・良を演じた三浦だが、作品については「ラブミステリーではありますが、愛という普遍的なテーマをより深く考えていただける内容になっていると思います。今一度、自分の中の愛について考えていただいて、色んな方と共有していただければと思います」と思いを語った。役柄に挑戦するにあたって中国語を猛勉強したという三浦だが、中国でのキャンペーンを共に行ってきた行定監督は「(三浦は)中国語、結構分かっていたでしょ? 僕は全くわからなかったけれど、受け答えをしたりあいさつをしていたよね」とアドリブでの三浦の語学力を評価した。中国でのキャンペーンの内容についての話題になると三浦は「なぜか洋風なバラエティでなおかつ、僕がニーハオとか色々なことをしゃべっている時に、効果音でビヨヨーンとかブオーンみたいな音を出してくるんですよね。こちらとしては多くの人に作品を観てほしいからいいことを言おうって用意している言葉なのに、話している最中にビヨヨーンですよ。もう笑うしかないですよね」と中国のキャンペーンの不思議を明かして、会場の笑いを誘った。行定監督も「ダーツとかミニゲームも必ずやらされるんだよね。あいさつをさせてくれなくて、ダーツをしてはい終了です~!だよね。双子が来てどっちが姉でどっちが妹?って当てるクイズもあったよね」と斬新なキャンペーン内容を披露すると、三浦も「驚きましたよね。勉強になりました」と貴重な体験を楽しんでいた。
2014年12月28日映画『真夜中の五分前』が12月27日に公開を迎え、主演の三浦春馬と行定勲監督が都内の劇場で舞台あいさつに臨んだ。舞台挨拶その他の写真本多孝好の小説の映画化で、舞台を中国・上海の置き換えて製作された本作。上海で時計の修理工として暮らす寡黙な青年と双子の美女たちのミステリアスな愛の物語が繰り広げられる。上映後の舞台あいさつとなったが、三浦と監督が姿を見せると客席の一部ではスタンディングオベーションが起こり、拍手が鳴りやまないという初日舞台あいさつとしては異例の状況に…。三浦は感激の面持ちで「監督の熱意と頑張りがこうしてみなさんに届いて拍手をもらえるのがうれしい」と語る。行定監督は当初、日本国内での製作を計画するも頓挫し、いわば苦肉の策としてアジア映画として製作したとあって、こうして日本で“凱旋公開”を迎え感慨もひとしおのよう。「この種のラブストーリーは、観客のみなさんに委ねられていて、明確で分かりやすく白黒はっきりするものではないけれど、そういうのがあってもいいと思う。逆にこれが明確なものだったら、中国のスタッフは一緒にやろうとならなかった。乗り越えなくてはいけないことも多く、政治問題もあって『どうしようか?』となったとき、『三浦春馬はもう中国語の練習してます。やる気です』と聞いて、やらなきゃいけないと思った。背中を押してもらって感謝してます」と思いのたけを語った。三浦も「僕は『真夜中の五分前』という船に乗せてもらっただけ。努力を形にして届けられたのがうれしい。中国語のセリフ、見たことのない景色、海外で先に公開されることなど、全てが新鮮で役者人生だけでなく、ひとりの人間として大きな経験をさせていただきました。すごく楽しかったです」と充実の表情を見せた。今後も海外で製作するつもりかという質問に行定監督は、様々な苦労を思い返しつつ「3年くらいかけてやれたら…(笑)」と前向きに“保留”。三浦は「オファーをいただければぜひやって行きたいと思います」と力強く語った。三浦は最後に改めて「自分の内に在る“愛”という普遍的なテーマを考えさせてくれる作品です」と語り、劇場は温かい拍手に包まれた。『真夜中の五分前』公開中
2014年12月27日12月5日に竣工式が行われた鳥取県・倉吉市のグッドスマイルカンパニー「楽月工場」で製造される国産フィギュア第2弾商品として『figma 馬(白)』と『figma 馬(茶)』(ともにマックスファクトリー)の発売が決定し、「GOODSMILE ONLINE SHOP」にて予約受付がスタートしている。ともに2015年6月発売予定で、価格は各3,704円(税別)。「ねんどろいど」シリーズなどを展開するフィギュアメーカーであるとともに、レーシングチーム「GOODSMILE RACING & TeamUKYO」も運営し、先日にはエアレース「Red Bull Air Race World Championship(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)」への参戦も話題となったグッドスマイルカンパニー。12月5日に竣工された「楽月工場」は、鳥取県が漫画やアニメから地域活性化に熱心に取り組んでおり、企業立地への行政支援の手厚さなどのサポートもあることから設立され、同社は全世界へ純国産、"メイドインジャパン"として商品を発信していく。第1弾商品として発表された『ねんどろいど 桜ミク Bloomed in Japan』も大反響を呼び、一次生産分は瞬く間に完売。現在は二次生産分を受け付けている。『桜ミク』に続く国産フィギュア第2弾商品として製造される『figma 馬』は、「figma」のオリジナル関節を随所に使用することで、躍動感のあるポーズが可能。白と茶の2種類が展開され、両商品ともに発売中のさまざまな「figma」を騎乗させることもでき、プレイバリューの高いアクションフィギュアに仕上がっている。商品価格は各3,704円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切はともに2015年1月21日21:00。なお、本商品は『ねんどろいど 桜ミク Bloomed in Japan』と同様、鳥取県・倉吉市への「ふるさと納税」で1万円以上寄付した場合の特典のひとつにも加えられている。(C)MAX FACTORY
2014年12月24日三浦春馬と行定勲監督が12月20日(土)、映画『真夜中の五分前』を携え、早稲田の映画サークルの学生の運営による「早稲田映画まつり」に来場。学生との質疑応答を行なった。アジアを舞台に日本からは三浦さん、中国からは人気女優リウ・シーシー、台湾を代表する俳優のチャン・シャオチュアンなど各国の俳優が参加して製作された本作。双子の女性を愛した2人の男の運命を描き出される。三浦さんが姿を見せると、客席の早稲田の学生たちからは悲鳴のような歓声が上がった。当初、国をまたいでのプロジェクトとしてではなく、ごく普通に日本国内で日本人キャストで本作を製作することを考えていたという行定監督だったが、「お金が集まらなくて(苦笑)」と国内での製作を断念した。「観てもらえば分かりますが、スピードが(普通の日本映画と)違う。犯人捜しをするような映画でもなかったので」と国内での資金難の理由を説明する。一方で、日中の政治的な摩擦が生じているいま、中国との共同プロジェクトには様々なリスクが伴うことも確か。「(企画を)進める中で尖閣問題が起きたり、反日デモもあった。先輩の監督からは『危険が伴うよ』という示唆もいただきました。でも向こうのプロデューサーは『やりましょう。乗り越えましょう』と言ってくれた。たかが映画です。こんなひとつの作品も作れない世の中じゃダメだろうという気持ちもあった。せめて文化が手を結んでないと、本当のことが陰に全て封印されてしまう」と語った。三浦さんはこうした製作のリスクに加え、全編上海ロケで、中国語でセリフを話さなくてはいけないという難題も抱えながら本作に飛び込んだ。「常に自分がまだ踏み入れていないフィールドを目指したいという気持ちがあるし、一番は行定監督と仕事ができるという喜び」と出演を決めた理由を語る。さらに「台本を読んですぐ思ったのは、明快ではなく、深層部を見て繊細に描き、表現できることがあるとワクワクした」とも。「初めてのことばかりで言葉の通じないスタッフ、キャストと拙い中国語でコミュニケーションをとり、ジェスチャーや時にはみっともない英語を使った(苦笑)」とふり返る。行定監督は、そんな三浦さんについて「実直という言葉が一番(心に)残ってる。実直過ぎて、(役の上では)下手でいい中国語がすごく上手くなってる」と作品に向き合う姿勢を絶賛した。改めて、海外でのプロジェクトを経て「この先にもっと面白いことがあると感じたし、若い人にも続いてほしい」と行定監督。三浦さんも「まさに『百聞は一見にしかず』。努力し、関わることで新しい景色を確実に見ることができたし、そこで生まれる思考があった。これからの良い財産になったと感じています」と晴れ晴れとした表情で語った。この日、会場には多くの留学生の姿も見えたが、三浦さんは最後に中国語で作品をアピールし、会場は拍手に包まれた。『真夜中の五分前』は12月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月22日11月28日より東京・上野の森美術館にて開催されている「進撃の巨人展」が、2015年夏秋に大分県と大阪府でも開催されることが決定した。「進撃の巨人展」は、諫山創氏の大ヒット漫画『進撃の巨人』の原画をはじめ、絶望と恐怖に彩られた物語の世界観や、巨人との戦闘で沸き立つスピード感など、造形や立体映像を融合させた総合展示会。東京・上野で開催されている同展は、10万人を越える動員数を記録している(12月17日現在)。新たに决定した会場は、原作者・諫山氏の故郷である大分県と大阪府。大分県立美術館(展示室A)にて開催される「進撃の巨人展 WALL OITA」の開催期間は2015年8月1日~30日まで、そしてグランフロント大阪(北館ナレッジキャピタル イベントラボ)にて開催される「進撃の巨人展 WALL OSAKA」の開催期間は2015年9月11日~10月18日まで。詳細は公式サイトまで。また、東京・上野の森美術館で開催中の同展では、12月15日よりオリジナルクリスマスツリーを展示中。ほかにも、12月25日に誕生日を迎えるリヴァイ兵長の誕生日ケーキ展示なども予定されている。『進撃の巨人』は、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で2009年9月から連載スタートした諫山創氏による人気漫画で、12月9日に発売されたコミックス15巻までの発行部数は累計4,200万部を突破している(2014年現在)。2013年4月~9月にはTVアニメ(全25話)が放映され、同年末の「NHK紅白歌合戦」にアニメ版の主題歌が選出され大きな話題となった。現在、TVアニメの第1話~第13話を新タビングによる5.1chリマスターした総集編『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』が公開中。2015年6月27日には、TVアニメの第14話~第25話を新タビングによる5.1chリマスターした総集編『劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~』が公開される。また、実写版の映画『進撃の巨人』(前後編)も三浦春馬主演で2015年夏に公開されることが決定している。(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人展」製作委員会
2014年12月20日三浦春馬主演の日中合作映画『真夜中の五分前』のキャストと監督による初日舞台あいさつが、12月27日(土)に新宿バルト9で開催される。その他の写真本作は、本多孝好の小説を行定勲監督が三浦、中国のリウ・シーシー、台湾のチャン・シャオチュアンらをキャストに迎えて映画化した作品。原作の設定を大きくアレンジして、舞台を上海とモーリシャスに変更。美しい双子の姉に恋してしまった青年が、複雑な四角関係に巻き込まれる様が描かれる新宿バルト9で行われる初日舞台あいさつには、三浦と行定監督が登壇する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が12月18日(木)より受付を開始し、一般発売は、23日(火・祝)午前10時より開始される。『真夜中の五分前』初日舞台挨拶12月27日(土)会場:新宿バルト910:40の回上映後/14:00の回上映前登壇者(予定):三浦春馬、行定勲監督料金:大人 2000円、大学・高校生 1700円、3才~中学生 1200円、シニア 1300円、障がい者手帳お持ちの方(付き添い1名様まで同額)1200円プレリザーブ:12月18日(木)11:00AMより~22日(月)11:00AMまでチケット発売:12月23日(火・祝)10:00AMより
2014年12月17日既刊15巻で累計発行部数がついに4,200万部を突破した諫山創の大ヒットコミックを前後篇2部として実写映画化される『進撃の巨人』。先日、豪華キャストの配役の発表され、話題を集めた本作から遂に“巨人”の姿が確認できるポスタービジュアルが公開された。100年前、突如現れた巨人たちによって文明を崩壊に追い込まれた人類。生き残った者たちは、巨人たちの侵攻を防ぐため、巨大な壁を築き、その壁の中で平穏を保っていた。100年もの時を経て、再び壁が破られる――。誰もが実写化不可能と思っていたこの怪物原作の実写化に挑むのは、特撮作品を得意とする樋口真嗣監督。そして日本映画界・アニメ界・特撮界が誇る各分野最高峰のスタッフが集結している。原作ファンの中でも大きな注目を集めたキャスト陣には、主演の三浦春馬(エレン)を始め、水原希子(ミカサ)、本郷奏多(アルミン)、石原さとみ(ハンジ)、三浦貴大(ジャン)、桜庭ななみ(サシャ)と原作でもキーパーソンとなる面々。さらに映画版新キャラクターに長谷川博己(シキシマ)、ピエール瀧(ソウダ)、國村隼(クバル)、武田梨奈(リル)、松尾諭(サンナギ)、渡部秀(フクシ)、水崎綾女(ヒアナ)が出演する。今回、<現在公開可能な情報>として解禁された第1弾ポスタービジュアル。原作に登場する様々な巨人の中でも、群を抜く最大の大きさを誇り、その象徴的なビジュアルが作品の顔(アイコン)として、あらゆるメディアで大きなインパクトを与える“超大型巨人”。人類が築いた壁を破壊し、人類を再び巨人の恐怖に陥れる象徴、“超大型巨人”が、実写映画ならではのかつてない大迫力で出現する。その超大型巨人の出現を前に、三浦さん扮する主人公・エレンが、「世界は、残酷だ。」という作品世界を象徴する印象的なコピーとともに立ちはだかり、巨人とは対照的に、覚悟を決めた戦士の背中が映し出されている。さらに実写版では、“超大型巨人”の大きさが超ド級の120mと設定されていることも明らかに。この大きさは、今年公開され、歴代最大のゴジラと言われた『GODZILLA ゴジラ』の108mさえも超える大きさだ。さらに、人類が巨人の侵攻を防ぐため、巨大な壁を三重に築いていたという設定も明らかになり、原作を踏襲した世界観となっていることも伺い知ることができる。このビジュアルに樋口監督も、「スゴい!デカい!大変!です。たいへんな存在だから仕方ないです。漫画に描いてあるので仕方ないです。全日本選抜の総力戦です。もう後戻りできません…。誰も止めてくれません…。どうなっちゃうのでしょうか?」とコメント。また、本作の公開月が2015年「8月」・「9月」での連続公開という事が発表された。来夏の超大本命作として、日本中に強烈なインパクトを与えることは間違いない。実写映画『進撃の巨人』は2015年8月・9月、前後篇2部作で全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会
2014年12月14日三浦春馬主演で実写化され、2015年8月、9月に前後編の2部構成で連続公開が予定されている映画『進撃の巨人』の超大型巨人ポスタービジュアルが公開された。11月に発表された配役&ビジュアルも大きな話題となった本作だが、今回公開されたポスタービジュアルには「超大型巨人」の出現を前に、三浦扮する主人公・エレンが「世界は、残酷だ。」という作品世界を象徴する印象的なコピーとともに立ちはだかり、巨人とは対照的に覚悟を決めた戦士の背中が映し出されている。このポスターとチラシは、12月20日より全国の劇場で掲出予定。また、今回の実写版では「超大型巨人」の大きさが120mに設定されており、この大きさは今年公開され、歴代最大のゴジラと言われた『GODZILLA ゴジラ』の108mさえも超える大きさ。さらに、人類が巨人の侵攻を防ぐために巨大な壁を三重に築いていたという設定も明らかになり、原作の世界観を踏襲しているという。本作の樋口真嗣監督は「超大型巨人」について「スゴい! デカい! 大変! です。たいへんな存在だから仕方ないです。漫画に描いてあるので仕方ないです。全日本選抜の総力戦です。もう後戻りできません…。誰も止めてくれません…。どうなっちゃうのでしょうか?」とコメントを寄せている。コミックの累計発行部数が4,200万部を突破し、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で諫山創氏が連載中の同名漫画を実写映画化する本作は、原作者・諫山氏の監修のもと、監督に樋口氏を迎え、脚本に渡辺雄介氏と町山智浩氏など、日本のアニメ、特撮、映画界が誇る各分野最高峰のスタッフが集結して制作。巨人のいる世界とその世界に抗う若者たちの姿を立体機動のアクションと共に描き、原作の物語やキャラクターをベースに、映画オリジナルの要素も盛り込まれている。また、本作の音楽を『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズで知られる鷺巣詩郎氏、扮装統括を『キューティーハニー』や『寄生獣』などのビジュアルディレクターで知られる柘植伊佐夫氏が担当。立体機動装置や兵士の衣裳の細部に至るまで、原作世界を踏襲しつつリアリティー溢れる見事な世界観を創りあげているという。(C)諫山 創/講談社(C)映画「進撃の巨人」製作委員会
2014年12月13日2014年もいよいよ残りあとわずか。現在続々公開されているお正月映画をもって、話題作いっぱいだった2014年の映画界も幕を閉じるわけだが、来る2015年も2014年に勝るとも劣らない大作映画が続々登場する予定だ。2014年の映画を振り返ったとき、誰もが真っ先に想起するのは、“ありのままで”が流行語大賞の候補に入るなど社会現象を巻き起こした『アナと雪の女王』だろう。あの『タイタニック』にも迫る歴代3位の国内興行収入記録は、映画関係者たちも予想し得ない特大のサプライズだった。年間興収ランキングで“アナ雪”に続くのは、『STAND BY ME ドラえもん』『マレフィセント』『るろうに剣心』の『京都大火編』『伝説の最期編』の2部作。ベスト3のうち2席をディズニー作品が占めたことは、2014年がディズニーの年だったと断言する立派な理由になり得るだろう。このディズニーの攻勢は、2015年も止まる気配がない。今月20日に公開される『ベイマックス』が年をまたいでの大ヒットが見込まれているほか、春からゴールデンウィークには、メリル・ストリープやジョニー・デップが競演するミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』、『マレフィセント』同様クラシックな名作アニメを実写で蘇らせる『シンデレラ』が続き、夏にはディズニー&ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』と『アベンジャーズ』最新作も控える。さらに極めつけなのが、先頃特報映像が公開され世界中をざわめかせた『スター・ウォーズ』のシリーズ最新作。公開は2015年12月18日とちょうど今から1年後だが、“映画史上最大のお祭り”に向け、カウントダウンはもう始まっている。そんなディズニーの強力ラインナップだが、立ち向かう他社作品も大作がずらっと揃っている。中でも、ハリウッド映画のキーワードになりそうなのが“復活”。前述の『スター・ウォーズ』ももちろんそうだが、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『ジュラシック・ワールド』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『シン・シティ 復讐の女神』など、懐かしのタイトルが久しぶりの新作を携えて帰ってくる。また、“久しぶり度”ではやや劣るが、夏の『テッド』続編、年末の『007』最新作、『ミッション:インポッシブル』最新作など、近年人気のシリーズものもスタンバイ。まさにお腹いっぱいになりそうな大作続きだ。また、日本映画では、実写版『進撃の巨人』がいよいよ夏に公開予定。三浦春馬、長谷川博己、水原希子などの配役も先頃公開されたが、2014年の『るろうに剣心』に匹敵する話題を呼ぶことは間違いないだろう。同じ夏にはSMAPの木村拓哉主演『HERO』の映画版第2弾、『おおかみこどもの雨と雪』の細田守監督の最新作『バケモノの子』の公開も予定されているだけに、洋画も含め大混戦の夏になりそうだ。果たして、上記の中から“アナ雪”のような作品は生まれるのか?はたまた別の作品が年間ランキングをにぎわせるのか?超大作だらけの2015年から目が離せない。
2014年12月12日パソコンやスマートフォンの簡単な操作で年賀状のデザインから発送までを提供している「ネットで年賀状2015」(パソコン版)と「スマホで年賀状2015」(スマホ版アプリ)が、人諫山創氏の大ヒット漫画『進撃の巨人』とコラボレーションし、12月10日より『進撃のマンガ年賀状』の販売をスタートする。『進撃のマンガ年賀状』は、『進撃の巨人』の主人公エレン・イェーガーなどの人気キャラクターや巨人を使い、漫画の一コマにお気に入りの写真を入れる「フォトフレームタイプ」と、オリジナルの台詞を入れる「台詞入力タイプ」の全18種類のデザインテンプレートを用意。原作のお気に入りのワンシーンを再現し、世界でたった一枚の年賀状を作成することができる。作成された年賀状は、印刷・発送はもちろん、ポストへの投函も行ってくれる一括サービスで、販売期間は12月10日~2015年1月15日。価格は1枚180円(税込/はがき代・印刷代込)。また、『進撃のマンガ年賀状』購入者から抽選で4名に「超大型年賀状」がプレゼントされるキャンペーンも展開(応募には購入時の注文番号が必要)。「超大型年賀状」は、通常の年賀はがきの約10倍のサイズ(1.5m×1m)で、デザインは4種類。宛名面には、当選者の宛先と15メートル級の巨人手形、そして原作者の諫山氏のサインが入ったスペシャルな年賀状となっている。キャンペーン期間や応募方法などについての詳細は、「ネットで年賀状」の公式サイトまで。『進撃の巨人』は、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で2009年9月から連載スタートした諫山氏による人気漫画で、12月9日に発売されたコミックス15巻までの発行部数は累計4,200万部を突破している(2014年現在)。2013年4月~9月にはTVアニメ(全25話)が放映され、同年末の「NHK紅白歌合戦」にアニメ版の主題歌が選出され大きな話題となった。現在、TVアニメの第1話~第13話を新タビングによる5.1chリマスターした総集編『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』が公開中。2015年6月27日には、TVアニメの第14話~第25話を新タビングによる5.1chリマスターした総集編『劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~』が公開される。また、実写版の映画『進撃の巨人』(前後編)も三浦春馬主演で2015年夏に公開されることが決定している。(C)諫山創/講談社
2014年12月10日11月28日より東京・上野の森美術館にて開催されている「進撃の巨人展」が、2015年1月1日からの後期日程で原画を一部入れ替えて展示することが明らかになった。「進撃の巨人展」は、諫山創氏の大ヒット漫画『進撃の巨人』の原画をはじめ、絶望と恐怖に彩られた物語の世界観や、巨人との戦闘で沸き立つスピード感など、造形や立体映像を融合させた総合展示会。11月28日から、約2万5,000人以上の来場者を記録している。本展は、前期日程(12月1日~12月31日)と後期日程(2015年1月1日~1月25日)に分かれており、後期日程となる2015年1月1日からは前期日程で紹介できなかった原画の一部が入れ替えられ、エントランス装飾も変更されるという。また、平日の開催時間10:00~17:00が、12月12日、19日、26日の3日間に限り休日スケジュール(10:00~20:00)で営業。チケットは、12月入場分、1月入場分を含め「ローソンチケット」にて発売されている。『進撃の巨人』は、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で2009年9月から連載スタートした諫山創氏による人気漫画で、12月9日に発売されたコミックス15巻までの発行部数は累計4,200万部を突破している(2014年現在)。2013年4月~9月にはTVアニメ(全25話)が放映され、同年末の「NHK紅白歌合戦」にアニメ版の主題歌が選出され大きな話題となった。現在、TVアニメの第1話~第13話を新タビングによる5.1chリマスターした総集編『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』が公開中。2015年6月27日には、TVアニメの第14話~第25話を新タビングによる5.1chリマスターした総集編『劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~』が公開される。また、実写版の映画『進撃の巨人』(前後編)も三浦春馬主演で2015年夏に公開されることが決定している。(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人展」製作委員会
2014年12月09日11月28日、上野の森美術館で「進撃の巨人展」がスタートする。アニメ化に続き、三浦春馬、水原希子、石原さとみらが出演する実写映画化も発表されたばかりの注目作とあって、初日から混雑が予想される展覧会だ。作品の世界観をそのまま体感出来る“巨人が出没する世界”へのエントランスは、美術館入口から階段を上がった先に待ち受ける頑丈な扉。誘導員の指示に従い、その扉が開かれるまでを待つ時間に、既に胸が高鳴ってくる。そしていざ中へといざなわれると、のっけから巨人に襲いかかられる恐怖体験が待ち受けている。音、光、風、振動などのギミックを仕込んだ「恐怖体感シアター」で、徐々に近付いてくる巨人の気配を感じることが出来るのだ。所要時間約5分。物語の登場人物同様に、巨人に見つかって襲い掛かられるスリルを味わってみてほしい。更に奥へと歩を進めると、待っているのは「原画の世界」。壁には、キャラクター達の声がグラフィカルな文字となって浮かび上がり、原画に添えられた吹き出しには、原作者・諌山創のコメントが踊る。初期の頃の原画には、「これを描いてみて、『今後はちゃんと写真を見て描かなきゃ』と思いました。頭の中だけで描いてちゃダメですね」などの吹き出しが施されていたりと、原作ファンならずとも楽しめること間違いなしだ。続く「諌山創の世界」では、作者の生まれ育った環境、幼少期に影響を受けた作品までのすべてを紹介。大分県日田市の山間部で、離れの自室で漫画やゲームに没頭した少年が、TVで観た映像や先生の言葉、そして大先輩となる漫画家たちの名作に感化されて、「受け手」から「作り手」となるまでの変遷を追っているのだ。「感銘を受けたもの」としてまず紹介されているのは、アメリカに本拠地を置く総合格闘技イベント・UFC。「この漫画を描いた目的の一つは、巨人の総合格闘技を描くこと」という諌山の思想を知れば、作品との向き合い方にも自ずと変化が生まれるであろう。また、「必ず漫画家になる」という強い意志を持っていながらも、その野望を公言することが出来ず、専門学校進学時には、わざと第一志望であったマンガ学科“以外”に入学し、その後、こっそりと学科を変更したという意外な一面も紹介。秘かな夢を胸に抱いた人にとっては、大きな刺激となる展示であるに違いない。無論、会場中に溢れる「生きたい、大切な人を守りたい」と願い、獰猛な巨人と闘い続けるキャラクター達の声や表情は、「生きることの意味」を模索する全ての人にとって大いなる刺激となることは言うまでもない。出口間近の最終ステージには超リアルな大型巨人の模型が待ち受けているが、そこに到達するまでの間に、来場者一人ひとりの心に闘う勇気が芽生えるため、入館時よりも少しだけ強い心で巨人と向き合うことが出来るのだ。また、同展のために「アンリアレイジ(ANREARAGE)」とコラボレーションしたTシャツも展示。昼間に行動が活発化する巨人が出てくる本作にちなみ、太陽光に当たると柄が浮き出る「フォトクロミックプリント」を施したTシャツ(9,000円)は、EREN YEAGER、COLDSSUS TITAN、FEMALE TITAN、ARMORED TITANの4種類。販売はANREALAGE TOKYO、ZOZOTOWNなどで12月9日より開始予定。原作ファンなら大人買いして当然!?【イベント情報】進撃の巨人展会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2会期:11月28日から1月25日時間:平日10:00から17:00、土日祝10:00から20:00 ※12月30日から1月2日は祝日扱い料金:当日券一般・大学生2,000円、中学・高校生1,500円、4歳から小学生以下1,000円、一般・大学生1,900円、中学・高校生1,400円、4歳から小学生以下900円
2014年11月27日三浦春馬主演で実写化され、2015年夏に前後編の2部構成で公開が予定されている映画『進撃の巨人』の配役の発表に合わせて、各キャラクターのイメージビジュアルが一斉に公開された。発表された出演陣は、主人公・エレンを三浦、ミカサを水原希子、アルミンを本郷奏多、ジャンを三浦貴大、サシャを桜庭ななみ、ハンジを石原さとみが担当。そして、映画オリジナルキャラクターとして、シキシマを長谷川博己、サンナギを松尾諭、フクシを渡部秀、ヒアナを水崎綾女、リルを武田梨奈、ソウダをピエール瀧、クバルを國村隼が演じる。公開されたイメージビジュアルは各キャラクターに用意され、エレンは「自由を求める者」、シキシマは「人類最強の男」、ミカサは「戦場を舞う女神」、アルミンは「心優しき賢者」などそれぞれにコピーが添えられている。新キャラクターは、原作者の諫山創氏や樋口監督らが実写映画版のストーリーを構築する際に、原作キャラクターの魅力を持った人物には同名を付けつつ、物語に相応しい映画版キャラクターへの"ハイブリット化"を目指した結果であるという。本作の佐藤善宏プロデューサーは、配役について「原作のキャラに外見が似ているか否かは全く考慮には入れませんでした。諌山先生と何度も話し合い、原作キャラたちのスピリットを体現できる俳優、という基準のみでキャスティングを行いました」と配役について明かしている。また、諫山氏は、出演陣が一堂に会した軍事訓練の撮影を見て、衣装や出演陣に太鼓判を押しているという。これらイメージビジュアルは、11月28日~2015年1月25日の期間で東京・上野の森美術館で開催される「進撃の巨人展」にて展示される予定。コミックの累計発行部数が4,000万部を突破し、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で諫山氏が連載中の同名漫画を実写映画化する本作は、原作者・諫山氏の監修のもと、監督に樋口真嗣氏を迎え、脚本に渡辺雄介氏と町山智浩氏を迎えて制作。巨人のいる世界とその世界に抗う若者たちの姿を立体機動のアクションと共に描き、原作の物語やキャラクターをベースに、映画オリジナルの要素も盛り込まれている。また、本作の音楽を『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズで知られる鷺巣詩郎氏、扮装統括を『キューティーハニー』や『寄生獣』などのビジュアルディレクターで知られる柘植伊佐夫氏が担当。立体機動装置や兵士の衣裳の細部に至るまで、原作世界を踏襲しつつリアリティー溢れる見事な世界観を創りあげているという。(C)諫山創/講談社
2014年11月20日三浦春馬主演で実写化され、2015年夏に前後編の2部構成で公開が予定されている映画『進撃の巨人』の配役と劇中ビジュアルが一挙に公開された。コミックの累計発行部数が4,000万部を突破し、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で諫山創氏が連載中の同名漫画を実写映画化する本作は、原作者・諫山氏の監修のもと、監督に樋口真嗣氏を迎え、脚本に渡辺雄介氏と町山智浩氏を迎えて制作。巨人のいる世界とその世界に抗う若者たちの姿を立体機動のアクションと共に描き、原作の物語やキャラクターをベースに、映画オリジナルの要素も盛り込まれている。また、本作の音楽を『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズで知られる鷺巣詩郎氏、扮装統括を『キューティーハニー』や『寄生獣』などのビジュアルディレクターで知られる柘植伊佐夫氏が担当。立体機動装置や兵士の衣裳の細部に至るまで、原作世界を踏襲しつつリアリティー溢れる見事な世界観を創りあげているという。そして、気になる配役は主人公・エレンを三浦、ミカサを水原希子、アルミンを本郷奏多、ジャンを三浦貴大、サシャを桜庭ななみ、ハンジを石原さとみが担当。前回の発表では"最強の男"を演じるというヒントから一部ではリヴァイと予想されていた長谷川博己は、映画オリジナルキャラクターとなるシキシマを演じる。そのほかにも、映画オリジナルキャラクターとして、サンナギを松尾諭、フクシを渡部秀、ヒアナを水崎綾女、リルを武田梨奈、ソウダをピエール瀧、クバルを國村隼が務める。新キャラクターは、諌山氏や樋口監督らが実写映画版のストーリーを構築する際に、原作キャラクターの魅力を持った人物には同名を付けつつ、物語に相応しい映画版キャラクターへの"ハイブリット化"を目指した結果であるという。本作の佐藤善宏プロデューサーは、配役について「原作のキャラに外見が似ているか否かは全く考慮には入れませんでした」と前置きしつつ、「諌山先生と何度も話し合い、原作キャラたちのスピリットを体現できる俳優、という基準のみでキャスティングを行いました」と経緯を説明。キャスト陣は、何度も監督と役柄について話し合いを重ねて撮影に臨み、見事にその役割を果たしたという。衣装については「一役で3回以上の衣装合わせ、カメラテストなどを行い、役柄に沿うまですべてオーダーメイドで細部にこだわり、立体機動、衣装を作り上げました」と太鼓判。また「諫山先生は、俳優部が衣装を着て一堂に会した軍事訓練が初見でしたが、少し照れくさそうにご覧になりながら、具現化された衣装に太鼓判を押してくださいました」というエピソードを明かしている。今回の発表に合わせて各キャラクターのイメージビジュアルも公開。これらは、11月28日~2015年1月25日の期間で東京・上野の森美術館で開催される「進撃の巨人展」に展示される予定。(C)諫山創/講談社
2014年11月20日累計発行部数4000万部を突破した超大ヒットコミックを実写映画化する『進撃の巨人』の配役と劇中ビジュアルが一挙公開された。映画版には、原作でも人気のキャラクター、エレン、ミカサ、アルミンらのほか、オリジナルとなる新キャラクターが多数登場する。その他の写真本作は、諫山創(いさやまはじめ)原作のコミックを、樋口真嗣監督がメガホンを執り、渡辺雄介と映画評論家の町山智浩が脚本を担当し実写映画化するもの。巨人が支配する世界を舞台に、戦士たちが残された人類の希望になるべく巨人に立ち向かう姿が描かれる。配役に関して佐藤善宏プロデューサーは「原作のキャラに外見が似ているか否かは全く考慮には入れませんでした。諌山先生と何度も話し合い、原作キャラたちのスピリットを体現できる俳優、という基準のみでキャスティングを行いました」とコメント。映画版では、人気キャラクター、エレン役を三浦春馬、ミカサ役を水原希子、アルミン役を本郷奏多、サシャ役を桜庭ななみ、ジャン役を三浦貴大、ハンジ役を石原さとみが演じる。さらに新キャラクターとして、“人類最強の男・シキシマ”を長谷川博己、“慈愛深き豪傑・サンナギ”を松尾諭、“悲しみの守護星・フクシ”を渡部秀、“勇猛なる母性・ヒアナ”を水崎綾女、“愛に生きる本能・リル”を武田梨奈、“嘆きの先導者・ソウダ”をピエール瀧、“「闇」を統べる者・クバル”を國村隼が演じる。また、『ヱヴァンゲリヲン新劇場』シリーズや『ベルセルク』などを手がける鷺巣詩郎(さぎすしろう)が音楽を担当することも発表された。このほど公開された戦士たちのビジュアルは、今月28日(金)より上野の森美術館で開催される『進撃の巨人展』(11月28日から1月25日)の中で、キャラクターポスターとして展示される予定。『進撃の巨人』2015年公開
2014年11月20日2015年の夏に前後篇2部として映画化される、諫山創・原作の実写版『進撃の巨人』。このほど13人のキャストたちの各役名とキャラクタービジュアルが公開されたが、原作ファンの中も1、2争う人気キャラクター“リヴァイ”の名はなかった。100年前、突如現れた巨人たちによって文明を崩壊に追い込まれた人類。生き残った者たちは、巨人たちの侵攻を防ぐため、巨大な壁を築き、その壁の中で平穏を保っていた。100年もの時を経て、いま再び壁が破られる――。今回発表された情報では、三浦春馬が主人公・エレン役となることを始め、ミカサ役には水原希子、アルミン役に本郷奏多、ハンジ役には石原さとみ、さらに國村隼やピエール瀧が原作にはない新キャラクターを演じることも明らかとなった。キャストのみが発表された際のコメントで、「私の役は…まだ多くを語れませんが、最強の男」と語ったことから、リヴァイ役は長谷川さんなのでは?という憶測が飛び交ったが、今回の発表で長谷川さんが演じる役は映画版新キャラクターとなる“シキシマ”となることが判明した。今回の発表の中では各キャラクターを表すキャッチコピーも同時に発表されたが、長谷川さんの演じるシキシマに付けられたのは“人類「最強」の男”。原作でリヴァイが“人類最強の兵士”と呼ばれていることから、近しいキャラクターになるのでは…と予想される。新たに生み出されたキャラクターは、長谷川さん演じるシキシマを始め、ピエール瀧はソウダ(嘆きの先導者)、國村隼はクバル(「闇」を統べる者)、武田梨奈はリル(愛に生きる本能)、松尾諭はサンナギ(慈愛深き豪傑)、渡部秀はフクシ(悲しみの守護星)、水崎綾女はヒアナ(勇猛なる母性)と今回だけで7人。<現在公開可能な情報>として配給元の東宝が公開した資料によると、「これは原作者・諌山氏や樋口真嗣監督、脚本家が実写映画版のストーリーを構築する際に、原作キャラクターの魅力を持った人物には同名を付けつつ、物語に相応しい映画版キャラクターへの“ハイブリット化”を目指した結果である」との解説がなされている。このシキシマなる男――公開されたキャラクタービジュアルでは、眼光鋭くこちらを見つめる長谷川さんの姿と共に、「真実を、疑え。」という言葉が隣に添えられているが、果たしてどんなキャラクターとなるのか?原作ファンからどんなリアクションが返ってくるのかにも、注目が集まるところだ。実写映画『進撃の巨人』は2015年夏、前後篇2部作で全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会
2014年11月20日2015年の夏に前後篇2部として映画化される、諫山創・原作の実写版『進撃の巨人』。このほど13人のキャストたちの各役名とキャラクタービジュアルが公開され、映画・ドラマ・舞台と幅広い活躍を見せる若手実力派俳優・本郷奏多がアルミン役を演じることが明らかとなった。これに併せ、シネマカフェは本郷さんの独占コメントを入手した。100年前、突如現れた巨人たちによって文明を崩壊に追い込まれた人類。生き残った者たちは、巨人たちの侵攻を防ぐため、巨大な壁を築き、その壁の中で平穏を保っていた。100年もの時を経て、再び壁が破られる――。今回、配給元の東宝から<現在公開可能な情報>として発表された役名とキャラクタービジュアル。三浦春馬が主人公・エレン役となることを始め、ミカサ役には水原希子、ハンジ役には石原さとみ、さらに長谷川博己やピエール瀧が原作にはない新キャラクターを演じることも明らかとなった。そんな錚々たる俳優たちの中で、エレンとミカサの幼馴染であり、物語を大きく左右するであろうキャラクターとなる“アルミン”を演じることとなる本郷さん。原作では、身体能力は高くないものの聡明な頭脳で作戦や軍略に秀でた知的キャラクターだ。今回、役名&キャラクタービジュアルと共に公開されたキャッチコピーでも「心優しき賢者」となっており、原作に沿ったキャラクターであることが予想される。本郷さんは今回のアルミン役について「初めてお話をいただいたときは、本当に僕がアルミン!?と思いました。『進撃の巨人』が実写映画化すると知ったときから、自分がもし出れるならあの役がいいなと勝手に想像していたキャラがいたので(笑)」と予想外の大抜擢だったという。さらにアルミン自身のキャラクターについては「一見弱々しい少年ですが、いざという時には勇敢な判断を下すことができる芯の強い人間です。ある程度全体を動かしていく重要なポジションでもありますし、やり甲斐のある役をいただけたことがとにかく嬉しかったです」と語る。また、撮影はすでに今年の8月に終了しており、その際の役作りについては「演じるにあたり全体的に、実写ならではのリアルな心情表現というよりはエンターテイメント寄りの表現方法を用いて演じました。オーバーにということではないけど、リアクションは大きく分かりやすさを大切に。巨人と同じ画の中にいると人間はどうしても小さくなってしまうので、身体全体を使って機敏に動くことは映像的にも効果があったと思います」とアルミンさながらの分析力を発揮していたようだ。公開されたキャラクタービジュアルでは、雨の中で何かを見つめるような視線を放つ本郷さんの姿と共に「使命を、果たせ。」という言葉が添えられているが、果たして彼の“使命”とは何を意味するのか?今後、更なる続報に注目が集まりそうだ。実写映画『進撃の巨人』は2015年夏、前後篇2部作で全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会
2014年11月20日漫画家・諫山創の人気コミックを原作に、三浦春馬を始め、水原希子、石原さとみ、本郷奏多、長谷川博己、ピエール瀧ら豪華キャストを迎えて2015年の夏に前後篇2部作として公開される実写映画『進撃の巨人』。このほど<現在公開可能な情報>として、配給元の東宝からそれぞれの役名と各キャラクターのビジュアルが公開された。100年前、突如現れた巨人たちによって文明を崩壊に追い込まれた人類。生き残った者たちは、巨人たちの侵攻を防ぐため、巨大な壁を築き、その壁の中で平穏を保っていた。100年もの時を経て、いま再び壁が破られる――。人気コミックの実写化とあって、情報が公開される度に大きな話題を呼ぶ本作。キャスト発表の際には、原作ファンの間で誰がどのキャラクターを演じるのかと様々な憶測が飛び交った。現在出演が明らかになっているキャストは総勢13人、今回の「現在公開可能な情報」では、各キャラクターにそれぞれキャッチコピーと併せて役名が発表された。主演となる三浦春馬は、多くの予想通り原作版の主人公でもあるエレン(「自由」を求める者)を、さらに水原希子はミカサ(戦場を舞う女神)、本郷奏多はアルミン(心優しき賢者)、石原さとみはハンジ(暴走する無邪気)、三浦貴大はジャン(反逆の刃)、桜庭ななみはサシャ(飢えた狙撃手)と原作でもキーパーソンとなる面々の名前がずらり。その一方で、今回発表された中で映画版新キャラクターとなるのは7人だ。リヴァイ役と噂されていた長谷川博己はシキシマ(人類「最強」の男)を、ピエール瀧はソウダ(嘆きの先導者)、國村隼はクバル(「闇」を統べる者)、武田梨奈はリル(愛に生きる本能)、松尾諭はサンナギ(慈愛深き豪傑)、渡部秀はフクシ(悲しみの守護星)、水崎綾女はヒアナ(勇猛なる母性)を演じることとなる。今回のキャスティングについて、本作のプロデューサーを務める佐藤善宏氏は「原作のキャラに外見が似ているか否かは全く考慮には入れませんでした。諌山先生と何度も話し合い、原作キャラたちのスピリットを体現できる俳優、という基準のみでキャスティングを行いました」とコメント。さらに「俳優の方々は、何度も監督と役柄について話し合いを重ね、撮影に臨み、見事にその役割を果たしてくれたと思います。一役で3回以上の衣装合わせ、カメラテストなどを行い、役柄に沿うまですべてオーダーメイドで細部にこだわり、立体機動、衣装を作り上げました。諫山先生は、俳優部が衣装を着て一堂に会した軍事訓練が初見でしたが、少し照れくさそうにご覧になりながら、具現化された衣装に太鼓判を押してくださいました」とその出来栄えに自信をのぞかせている。今回、発表されたのはあくまでも“役名とビジュアル”のみ。彼らが劇中、どんな活躍を見せるのかは全くの不明だ。しかし、今回公開されたキャラクタービジュアルには、三浦さんなら「調査兵団」(2枚の翼)、ピエールさんなら「駐屯兵団」(薔薇)、國村さんなら「憲兵団」(ユニコーン)、とそれぞれの衣装に入った紋章が各キャラクターを紐解く鍵となりそうだ。実写映画『進撃の巨人』は2015年夏、前後篇2部作で全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会
2014年11月20日先日、舞台の役作りのためとはいえ、あまりにも変わり果てた現在の姿に誰もが驚愕した『ハリー・ポッター』シリーズのロンこと、ルパート・グリント。また、『シックス・センス』『A.I』のハーレイ・ジョエル・オスメントの“激太り”報道には、放心した映画ファンも多かったのでは?子役出身の俳優といえば、ロバート・ダウニー・Jr.のように見事復活を遂げた者や、クリスチャン・ベイル、ナタリー・ポートマンなどキャリアを継続しながらオスカーを手にしたり、ジョセフ・ゴードン=レヴィットのように監督業にも進出する者たちがいる一方で、マコーレ・カルキンやエドワード・ファーロングなど、ちょっぴり残念な現在を送る面々も。しかし、ここ日本に目を移してみると、『るろうに剣心』完結2部作や11月15日(土)公開『神様の言うとおり』などに出演する神木隆之介を筆頭に、かつて“名子役”といわれた俳優たちは、華麗なる脱皮を遂げ、いまや各方面から引く手あまた。紆余曲折を経てきた者もいるが、それさえも芸の肥やしに日本映画界を席巻している。■かつてのイメージから見事に脱却! 俳優として新境地を開拓■まずは、「同情するなら、金をくれ!」という「家なき子」のセリフで一世を風靡した安達祐実の主演作『花宵道中』が現在公開中だ。安達さんは、何と今年がキャリア30周年に当たる節目の年。“イメージからの脱却”を目指し、本作では肌も露わに艶やかな演技を披露。吉原の花魁が捧げた一途な恋の儚くも美しい運命を熱演する。幼いころに身売りに出され、酸いも甘いも知りながらその道を歩み続けてきた役柄は、安達さん自身とも重なるハマり役ともいわれている。あるいは、子役時代の栄えある受賞歴が足かせになることもある。だが、14歳にして是枝裕和監督『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭「主演男優賞」を史上最年少で受賞した柳楽優弥は、『クローズEXPLODE』でも、『闇金ウシジマくん Part2』でも存在感ある怪演を見せ、「あれが、あの柳楽優弥!?」と“いい意味”で観客たちを驚かせた。現在は月9ドラマ「信長協奏曲」に出演し、11月8日(土)より公開中の4年ぶり主演作『最後の命』では、子どものころに巻き込まれた凄惨な事件から逃げようともがく青年を熱演し、さらなる成長ぶりを見せている。■子役から活躍する若手実力派は主演作、続々■9歳のときに映画『STACY』でデビュー後、『ピンポン』や『パンドラの筺』などを始め、22歳にして映画出演は50本以上という染谷将太。2011年、園子温監督『ヒミズ』で第68回ヴェネツィア国際映画祭の最優秀新人賞にあたる「マルチェロ・マストロヤンニ賞」を、二階堂ふみとともに受賞したことも記憶に新しい。今年も主演作『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』を始め、『TOKYO TRIBE』『ぶどうのなみだ』『神様の言うとおり』などに出演し、不可能といわれた大ヒットコミックの実写映画化『寄生獣』が11月29日(土)より公開に。阿部サダヲが“パフォーマンス・キャプチャー”で扮した寄生獣・ミギーとの丁々発止のやりとりには注目。2015年も早々から、前田敦子と共演する『さよなら歌舞伎町』、そして『ストレイヤーズ・クロニクル』などの公開が控えている。また、おそらく2015年最大の話題作となるのは、実写版『進撃の巨人』だろう。本作には子役時代から活躍する三浦春馬が主演することが分かっており、原作者・諫山創の監修により、原作をベースにしたオリジナル・ストーリーが展開されるという。4歳から児童劇団に所属し、7歳のとき朝ドラ「あぐり」でデビューした三浦さん。「14歳の母」で一躍注目を集めた彼は、本作のほか『真夜中の五分前』(12月27日公開)でアジアに進出するなど、着実に活動の場を広げている。また、『HINOKIO』で映画初主演を果たして以来、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍する本郷奏多も、役名はまだ発表されていないものの本作キャストに名を連ねている。本郷さんは子役から活躍する親友の神木さん同様、着実に“男前”へと成長してきているようだ。■東京国際映画祭で話題を呼んだあの映画は子役出身ばかり!?■モデルとしてデビューし、かつて初代「三井のリハウスガール」や後藤久美子と共演した「キットカット」のCMなどでブレイク、その後、日本を代表する女優へとなった宮沢りえの7年ぶりの映画主演作『紙の月』(11月15日公開)もまた、元・子役俳優たちが集結。言わずと知れた2014年最大のブレイク男子、池松壮亮は10歳でミュージカル「ライオン・キング」でデビュー。『ラスト・サムライ』ではトム・クルーズや渡辺謙らと共演して映画デビューを果たし、学業とうまく両立させながら、さまざまなジャンルの作品に次々に出演。今年は『愛の渦』『海を感じる時』、ドラマ「MOZU」などで圧倒的な演技力を発揮し、12月20日(土)には『バンクーバーの朝日』が公開される。さらに、『紙の月』の舞台となる銀行の窓口係役を務めた大島優子も、「AKB」以前は長らく子役として活動。和久井映見(「バージンロード」)や水野美紀(『千里眼』)などの幼少時代を演じたこともあり、芸歴は20年近い。また、大島さんとともに宮沢さん演じるヒロインを追い詰めていく先輩行員を演じる小林聡美も、デビューは「3年B組金八先生」の生徒役、14歳のときだった。ほかにも枚挙にいとまがない、活躍著しいかつての子役たち。どうやら「大成しない」と言われたのも、今は昔といえそうだ。(text:cinemacafe.net)
2014年11月10日自由自在に眉毛の形を変える女性と違い、男性は素の眉毛がひと目でわかる場合が多いですよね。眉の濃さは生まれつきですが、形は習慣や表情によって徐々に変化していくもの。いつもイライラしている神経質な男性は、両眉を寄せるクセがあるので、そのまま眉の形に。不安を感じていると下がり眉に。自分本位な生き方をしているか、相手の気持ちを大事にしているか……性格がばっちり出る部分なのです。彼女に対しても誠実なのか、適当なのか。性格や思考は眉毛に直結しています。恋愛における、相手への気遣い度をチェックしてみましょう!≪まずは「濃い」「薄い」をチェックして≫◆濃い例:松本潤さん、東出昌大さん眉毛が濃い男性は、体の隅々までエネルギーに満ちていて、体力・精神ともにタフ。男性ホルモンが多く、頼れる兄貴的な性格が特徴です。情に厚くて真面目で、人間関係を大切にします。恋愛面でも相手の気持ちを察しながら、満足させよう、喜ばせたい!と頑張る“発信型タイプ”と言えます。◆薄い例:西島秀俊さん、向井理さん眉毛が薄い男性は恋愛表現が淡白。感情を表に出すのが苦手で、何を考えているのかわからないミステリアスな性格をしています。目先のことを重視するため、周りの人のことは忘れがち。連絡もマメではないので、一度途切れるとそのまま自然消滅もありえます。女性のほうから声をかけ、会う頻度を増やすなどの工夫が必要な“受身タイプ”です。≪さらに詳しく、恋愛傾向をジャッジ≫◆まっすぐな眉毛例:二宮和也さん、松山ケンイチさん眉頭から眉尻まで一直線の男性は、喜怒哀楽が少なく無愛想、マイペースな印象です。対人関係が苦手で相手の気持ちを察するのも苦手。ただし、行動も言動も裏がなく真面目なので、信用できるでしょう。感情が薄く、彼女に対するマメさはなし。かまってほしい女性だと、物足りなく感じてしまいそう。◆上がり眉例:玉山鉄二さん、松田翔太さん眉尻がぐっと上がっている男性は、自己本位で気分屋。仕事で失敗して落ち込んだり、行きたい場所がある時だけ連絡をしてくるなんてこともしばしば。気分が乗らなければコミュニケーションを取らず、女性を振り回してしまうタイプです。◆下がり眉例:佐藤隆太さん、濱田岳さん眉尻が下がった「ハの字眉毛」の男性は、慈悲深くて優しい、自分より相手のことを優先して考えるタイプです。マメでサービス精神も旺盛、結婚後は優しい旦那様になるでしょう。相手に尽くすのが喜びなので、お姫様気分を楽しめるはず。◆短い眉毛例:綾野剛さん、速水もこみちさん眉毛が短い男性は、飽きっぽい性格。付き合い始めはマメで優しく、朝晩メールしたりサプライズを用意してくれたり。けれども時間が経つにつれて放置。釣った魚にエサをやらないタイプの代表です。オレ、愛されてるな~と思わせたら、ほったらかしにされてしまう可能性大。関係を長持ちさせたければ、100%安心させないように工夫しましょう。◆眉山がくっきり例:山田孝之さん、三浦春馬さんしっかりと眉山がある男性は、感受性が豊か。相手の気持ちを察する能力が高く、サービス精神旺盛です。しかし、自分の気持ちにも敏感なので、相手に同じような配慮を求めます。常に細やかな気遣いを求められるので、一緒にいると緊張が続いて疲れてしまうかも……。◆眉尻だけ下がっている例:玉木宏さん、藤原竜也さん眉尻だけが下がっている困り眉の男性は、細かい気配り上手。普段から彼女の行動を見て、喜ぶものをプレゼントしてくれたり、元気がない時に励ましてくれたりと精神面を支えてくれます。体のつながりよりも心の満足感を大切にするタイプなので性欲は少なめ。でも、精神的な満足は十分与えてくれます。生き方はそのまま眉毛の形にあらわれるもの。彼は私を幸せにしてくれる?と不安になったら、眉の形をチェックしてみてはいかがでしょうか。(文=HARUNA)あの人がこれまでにしてきた恋愛のすべて【無料占い】
2014年11月04日本田翼&東出昌大を主演に迎え、別冊マーガレットにて連載中の人気少女コミックを実写化する、映画『アオハライド』。10月13日(月)、本田さんが六本木ヒルズ森タワーで開催中の展覧会「わたしのマーガレット展 ~マーガレット・別冊マーガレット 少女まんがの半世紀」に来場。胸キュンの世界観をたっぷりと堪能した。本作の主人公は、中学の頃、お互いに淡い想いを抱きつつ、離ればなれになってしまった双葉(本田翼)と洸(東出昌大)。2人は高2で再会するも、どこか変わってしまった洸に双葉は戸惑う。だが、そっけない言動に隠された洸のやさしさは昔のまま。双葉は再び、洸に惹かれていくのだが――。劇中では、恋や友情にストレートにぶつかっていくヒロインを演じている本田さん。この日は「自分も双葉になりきって、せっかくだからこの世界に溶け込みたい!」という、本人たっての希望により劇中衣裳の制服姿で登場。見学中には「ベルサイユのばら」のオスカルとアンドレの等身大立像の前でポーズをとり、三浦春馬&多部未華子で映画化もされた「君に届け」の風早翔太が描かれたパネルに顔を近づけてうっとりするなど、終止ご機嫌の様子だった。自他ともに認める“マンガ好き”の本田さんは、「『アオハライド』はもちろん、『ストロボ・エッジ』や『君に届け』『日々蝶々』とか読んだことのあるマンガは沢山あったんですけど、イチからその歴史を見ることが出来てとても感動しています!」と興奮冷めやらぬ様子で感想を語っていた。さらに「高校生の時は読んでてずっとキュンキュンしてました!こんなカッコいい人なんか現れないよなー、なんて思いながら(笑)」と学生時代の思いも告白。一番好きな男子キャラクターについては「今までは『君に届け』の風早くんがトップでしたけど、今は空手にひたむきな姿が素敵な『日々蝶々』の川澄くんがトップですね」と語るも、本作の主人公・馬渕洸のことも「好きですよ!励ましたくなっちゃう。ほっとけない感じとか!」と映画についてもしっかりとフォローしていた。最後に、「アオハライド」の原作者・咲坂伊緒の原画を見た本田さん。生で見るのは初めてだといい「キラキラしているのに繊細で綺麗。改めて、双葉ちゃんの真っ直ぐな感じに、演じている自分も前向きなれました」と撮影をふり返っていた。映画『アオハライド』は12月13日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アオハライド 2014年12月13日より全国東宝系にて公開(C) 2014映画「アオハライド」製作委員会(C) 坂伊緒/集英社
2014年10月14日渡辺謙、浅野忠信、二階堂ふみ、三浦春馬、前田敦子、加瀬亮と日本からも豪華俳優陣が多数参加している、現在開催中のアジア最大の映画祭、第19回釜山国際映画祭。一方、いま日本でも、『マルティニークからの祈り』『監視者たち』『テロ、ライブ』『悪魔は誰だ』など、サスペンス&スリルたっぷりの話題作が相次いで公開されており、それぞれ好評を博している。そして奇しくも、“北”側のスパイが韓国に潜入するという、同じテーマを扱った2作、韓国の鬼才キム・ギドクが製作総指揮・脚本・編集を務めた『レッド・ファミリー』(公開中)と、アジア全域で注目を集める若手俳優キム・スヒョンが映画初主演する『シークレット・ミッション』(10月11日より)が連続公開となる。いずれも、かつて一世を風靡した『シュリ』、男気溢れるアクション満載の『ベルリンファイル』『義兄弟SECRET REUNION』などとはひと味異なり、コミカルな前半部からは想像もつかないほどの展開がクライマックスに待ち受けており、早くも多くの映画ファンたちをうならせている。まずは、韓国の鬼才キム・ギドクが脚本を執筆、自ら見いだした新星のイ・ジョンヒョンに監督を託した『レッド・ファミリー』。昨年の東京国際映画祭を席巻し、見事「観客賞」を受賞した。美しい妻、誠実な夫、優しい祖父、かわいい娘の、誰もがうらやむ一家。実は彼らは、妻役を班長に祖国のための非情な任務を日々遂行する“北”のスパイチーム!何も知らないケンカばかりのお隣家族は、この“理想的”な家族に憧れ、何かと交流を迫ってくる。一方のスパイチームもまた、それぞれが思ったことを勝手気ままに口にし、言い争いの絶えないお隣家族が気になり、憧れすら抱くように。ある日、2つの家族で食卓を囲んでいるうちに、南北両国についての論議がついアツく盛り上がり…。キム・ギドクの南北統一への思いが随所にあふれた本作は、お隣家族のベタなケンカや厳しすぎる班長の言動が笑いを誘うのだが、クライマックスには一転、感情が大きく揺り動かされる、ある“出来事”が待っている。そこに至るまでの見せ方やドラマ性の高さは、キム・ギドクにその才能を買われたイ・ジョンヒョン監督ならでは。ハンカチ必須で、このあまりにも対照的な2つの“家族”を見比べてみてほしい。また、「太陽を抱く月」「星から来たあなた」など大ヒットドラマに出演し、韓国のみならず、中国、日本などでも高い人気を誇るキム・スヒョンが、“北”のエリートスパイを演じる『シークレット・ミッション』も、前半と後半では、まるで別の映画のようにガラリと印象が変わる。監督のチャン・チョルスは、キム・ギドクの元で助監督を務めていた、本作が長編2作目となる新鋭だ。本作でキム・スヒョンが演じるのは、幼いころから特殊訓練を受けてきた最精鋭の“北”のエリートスパイ、リュファン。彼は韓国の田舎町で、毎日、緑のジャージ姿で過ごす町内一のバカ男・ドングとして潜入中の身だ。彼は2年もの間、徹底的な観察と緻密な計算の上にドングになりきり、雑貨店で居候をしながら、作戦実行命令が下されるその時を待っていた。そんなある日、ロックミュージシャン風の同志・ヘラン(パク・ギウン)、さらに普通の高校生に扮した同志・ヘジン(イ・ヒョヌ)が、同じ町に派遣されてくる。南での暮らしについて、彼らに指導していくドングことリュファン。だが、彼らがすっかり町になじんだころ、ようやくある作戦実行の命が下る。しかし、その命令とは3人が望んでいたものとは程遠い、非情かつ残酷なものだった。リュファンは緑ジャージを脱ぎ捨て、エリートスパイらしい姿に立ち戻ると、ある目的のために“北”の組織に抗う道を選択する…。前半の振り切れた“おバカ”演技とは打って変わって、後半、細マッチョな肉体を駆使し、小気味よいアクションで魅せてくれるキム・スヒョン。その変貌ぶりには萌えずにいられないが、見事に想像を裏切る展開には絶句。それまでの布石が盛りだくさん過ぎるゆえに、涙が止まらなくなる。ちなみに、この2本のほかに、“脱北”した元特殊部隊のエリート工作員を『トガニ幼き瞳の告発』、ドラマ「コーヒープリンス1号店」のコン・ユが演じる『サスペクト哀しい容疑者』も現在公開中だ。妻子を失った元スパイが国家的陰謀に巻き込まれてもなお、復讐を遂げようとする姿を、優男のイメージが強かったコン・ユが哀愁たっぷりに熱演。壮絶なアクションも見せている。時を同じくして、映画で楽しめる“北”のスパイもの。その予測不能なストーリーに秘められた“哀しい”運命に、想いを馳せてみては?(text:cinemacafe.net)■関連作品:レッド・ファミリー 2014年10月4日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2013 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.シークレット・ミッション 2014年10月11日よりシネマート新宿ほか全国にて公開(C) 2013 michigan venture capital and mcmc ALL RIGHTS RESERVED.
2014年10月10日千葉県八街市にある馬の学校・東関東馬事高等学院は、生徒が未来の競走馬を育てる「競走馬育成訓練授業」を今年度より開始した。○馬の高校 東関東馬事高等学院東関東馬事高等学院では、馬という生き物を通して、積極性を持って行動する「主体性」、課題発見から発する「創造力」、チーム内で心や行動を共有する「協調性」や「規律性」等を養い、コミュニケーション能力を磨く。このような社会人基礎力をベースとした教育のもとで、馬業界において、専門的な人材の育成に取り組むことを目的としている。○高校生が世話する馬が競馬デビュー同校が開始した「競走馬育成」授業は、競馬デビューする馬たちの世話を高校生が行うという、国内の高等学校の授業としては珍しい取り組み。仔馬の飼育から初期の馴致調教(鞍付けなど)等のカリキュラムが組まれており、馬に関係した仕事を目指す生徒にとっては、大変貴重な経験となる。現在、同校では、平成27年4月新規入学生の募集も行っている。コースや授業等、詳細は東関東馬事高等学院ホームページにて。
2014年10月09日三浦春馬が、釜山映画祭で熱狂的歓迎の洗礼を受けた。10月3日(現地時間)、韓国・釜山市で開催中の第19回釜山国際映画祭のオープンシネマ部門で、行定勲監督の『真夜中の五分前』が上映され、三浦春馬、中国の女優リウ・シーシー、台湾の男優チャン・シャオチュアン(ジョセフ・チャン)、行定勲監督が舞台挨拶を行った。この日、会場となった5,000人収容の野外劇場は満席。司会者が「日本ではカッコいい男性をイケメンといいます。そして、イケメンと言えば三浦春馬さんです」と三浦さんを紹介すると、若い女性ファンが大絶叫!横断幕を持ったファンもおり、その人気の高さをうかがわせた。あまりの熱気に三浦さんはタジタジになりながらも、「釜山国際映画祭に招待されて、とても光栄に思っております。釜山は、とてもエネルギッシュで、元気をもらえる地です。この映画にはとても多くの時間を費やして、一所懸命役になれるよう注いだつもりです。改めて自分の相手に対する愛の形を、一緒に考えて頂けたら嬉しいです」と挨拶。本作は釜山映画祭の企画マーケットAPMを通じてアジア共同プロジェクトとして誕生した作品であり、行定監督は「ようやくここに戻ってこられました。この映画は上海で撮影されたものですが、日本を、国境を越えた撮影になりました。これは、人と人の愛の不確かさを描いた作品です。みなさんが見つめる愛がどういうものか考えるきっかけになれば嬉しいです」と語った。映画は上海を舞台に、日本人の時計技師・亮(三浦春馬)が、美しい双子の姉妹(リウ・シーシー/二役)と、2人に愛されてしまった男(チャン・シャオチュアン)と知り合うことから始まる、ミステリアスなラブストーリー。三浦さんは全編中国語で演技をしている。翌4日には、海雲台ビーチでオープントークを開催。こちらにも、大勢のファンが詰めかけた。トークでは、三浦さんが3か月間レッスンに励んだという中国語の演技をリウ・シーシーさんもチャン・シャオチュアンさんも絶賛。三浦さんは「中国語は僕もちゃんと話せるわけではなく、ジェスチャーを交えながら、単語、単語をつなぎ合わせてなんとか話しているだけ。笑いは所々にあったので、和やかな現場になったと思っています」と話した。『真夜中の五分前』は日本に先行して、10月23日(現地時間)に中国全土約4,000館での公開が決まっている。第19回釜山国際映画祭は10月11日(現地時間)まで開催。(photo / text:Ayako Ishizu)
2014年10月06日アジア最大の映画の祭典、第19回釜山国際映画祭が10月2日(現地時間)、韓国・釜山市海雲台の“映画の殿堂”で開幕した。今年の開幕式の司会は、日本の渡辺謙と、釜山出身の人気女優ムン・ソリ。渡辺さんはステージに登場すると、興奮気味に「プサン、チェゴ(最高)!」と大声で叫び、5,000人の大観衆を沸かせた。また、渡辺謙夫人の南果歩さんも『さよなら歌舞伎町』の出演者として会場入りしており、ムン・ソリが「謙さんの奥様のルーツは釜山なんです」と紹介した。国際派の2人は英語と韓国語を織り交ぜながら、セレモニーを盛り上げていた。さらにゲストとして、歌手の夏川りみが韓国の古典楽器を伴奏に「さとうきび畑」を歌うなど、日韓の文化による連帯を強く印象づけた。開幕式には、『真夜中の五分前』の三浦春馬、行定勲監督、チャン・シャオチュアン、リウ・シーシー、『ザ・テノール真実の物語』の伊勢谷友介、ユ・ジテ、『私の男』の浅野忠信と二階堂ふみらが出席。また、チョン・ウソン、ユ・ジテ、アン・ソンギ、パク・ヘイル、オム・ジョンファ、チャ・イェリョン、キム・ヒエ、ク・ヘソン、キム・ナムギル、イ・ヒョヌ、キム・ジョンフン、クララら多くの韓国スターに加え、イタリアの監督兼女優アーシア・アルジェント、オーストラリアの女優テリーサ・パーマーらが華やかに登場した。中でも今年のレッドカーペットで一番の人気を集めていたのが、中国の女優タン・ウェイ。先日、韓国のキム・テヨン監督と結婚したばかりのタン・ウェイが主演作『黄金時代』のアン・ホイ監督と共に姿を現すと、悲鳴にも似た大歓声があがり、タン・ウェイもそれに笑顔でこたえていた。オープニング作品は台湾のニウ・チェンザー監督の『軍中楽園』。1960年代末、中国との最前線だった金門島にあった国民党軍の慰安所を舞台にした人間ドラマで、イーサン・ルアン、チェン・ジェンビン、ワン・チエン、アイビー・チェンが監督と共に登壇した。第19回釜山国際映画祭は10月11日(現地時間)まで、釜山のリゾートエリアである海雲台地区を中心に開催される。(photo / text:Ayako Ishizu)
2014年10月03日自らの代表作である舞台作品を映画化した『愛の渦』も好調の三浦大輔がこの夏、渾身の書き下ろし作品を放つ。その舞台に出演するのは三浦の第一回監督作品『ボーイズ・オン・ザ・ラン』で主演を果たした峯田和伸(銀杏BOYZ)と、『愛の渦』主演の池松壮亮。映像の世界で三浦作品を体現したふたりが、舞台で再び三浦とタッグを組むこととなる。3人にこの作品に賭ける思いを訊いた。『母に欲す』チケット情報「『峯田くん、池松くんとたっぷり芝居をやりたい』というところから始まった企画」と語る三浦。舞台初挑戦となる峯田は「嬉しかった気持ちと、芝居はやったことがないから不安という気持ちと半々。でも三浦さんに声をかけてもらったからにはやらなきゃな、と思った」と話す。「僕は声も小さいし、2本の舞台を経験して自分は舞台に向いていないんじゃないかと思っていた」という池松は「それでも三浦さんだったら不思議と大丈夫と思えた」とこの舞台に参加した理由を語った。実母を亡くしたふたり兄弟のもとに、ある日父親が迎えた新たな母親が来る。それをきっかけにふたりのなかで巻き起こる葛藤を描く『母に欲す』。三浦が初めて家族、母という題材に正面からぶつかってゆく物語。これまで触れてこなかった題材を選んだ真意について訊くと、「自分にとっては禁断のテーマというか、いつかはやりたいと思いながらも勇気が出なかったもの。この芝居で舞台にひと区切りをつけようと思っています」と三浦から衝撃的な発言が飛び出した。「やめないでくださいね」と声をかける峯田や「三浦さんがそういうなら僕も」と言い出す池松に笑いながら「この先どうなるかはわからない。でも次は決まっていません。それくらい崖っぷちの気持ちでやっています」と言葉を続けた。「一度映画で一緒にやったこのふたりを呼ぶことで、『また群れでやりたいんだろうな』と思う人もいるかもしれない。でも舞台に呼んでしまえば、映画でせっかく築いた信頼関係が揺らぐ可能性だってある。弱いところを見せることもできない。恐怖の方が強いんです。でもいまここでやるしかないと思っています」と改めて決意を語る三浦。これが最後の舞台作品になるかはわからないが、彼の思いをすべて注いだ究極の作品になることは間違いなさそうだ。公演は7月10日(木)から29日(火)まで東京・PARCO劇場にて。チケットの一般発売は5月31日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行抽選「プレリザーブ」を実施中、5月13日(火)午前11時まで受付。取材・文:釣木文恵撮影:源賀津己コスチューム:三浦大輔 …「NEO RESISTANCE」「Roen」、峯田和伸・池松壮亮…「カインドウエア」スタイリスト:DAISY 石橋瑞枝( DAISY M’S OFFICE )ヘアメイク:河村陽子
2014年05月09日