三浦透子を主演に迎え、他人に恋愛感情を抱かない主人公が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿を描いた映画『そばかす』。今回、三浦さんと前田敦子、伊藤万理華の3人の鼎談インタビュー映像が解禁となった。映像では、「この3人が集まったことが奇跡で、とても楽しかった」と口々に語る3人の様子が収められ、同じ価値観を共有できた撮影だったことがうかがえる。“恋をしない”女性・佳純演じる三浦さんと、そんな彼女の人生に大きな影響を及ぼす同級生を演じていたのが、元AV女優という役どころの前田さん。さらに、佳純の妹役を演じる伊藤さんはそれぞれとの共演を「楽しかったしかでてこない」と現場での朗らかな様子を伝えている。家族の設定だった三浦さんと伊藤さん、そして友人同士役の三浦さんと前田さん、各々の演技の息はぴったりあったようだ。前田さんが、「透子ちゃんがスタッフみんなをまとめていた」と褒め称えると、三浦さんは「なんかすみません笑」と照れ笑いを見せる姿も収められている。『そばかす』は12月16日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そばかす 2022年12月16日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「そばかす」製作委員会
2022年12月14日今年3月、長男・三浦祐太朗(38)に第一子が誕生し、初孫ができた三浦百恵さん(63)。`80年に芸能活動から引退、三浦友和と結婚した彼女だが、今なお注目を集め続けている。このたび本誌は、彼女の担当マネージャーを`74~`75年に務めた長谷川和正氏にインタビュー。女優・山口百恵の仕事ぶりと、三浦友和の秘話を語ってもらった。(以下、カギカッコ内は長谷川氏)「百恵で最初に思い出すのは、“赤いシリーズ”と呼ばれたドラマの第一作『赤い迷路』(’74年)に出演したときのこと。撮影が始まったある日、彼女が俺に『ちょっと……』なんて呼んできた。何かと思えば台本を取り出して『このシーン、どう思います?』って俺に聞くから『百恵が泣く場面だよな』と答えたら、百恵は『(この台本で)本当に泣ける!?』って。まだデビュー2年目の新人なのにすごいなって驚いたのを覚えているよ。一方で、そのドラマには松田優作も出ていたんだけど、たびたび演出家とぶつかって大声をあげていたんだよ。百恵はそれを見て俺に『あんなに言わなくてもいいのにね』なんてよく言っていたよ。とにかく、まだ高校生だったのに大人びていたよね」仕事で手を抜くことは決してなかったという百恵さんだが、のちに夫となる三浦友和の百恵さんに対する第一印象は「決して良くなかった」と長谷川氏は言う。「2人が共演した映画『潮騒』(’75年)のロケが三重県の神島で行われたときのこと。友和は先に撮影に入っていて、あとから百恵も現場入りした。到着した日の晩に、友和や共演者たちと飲んでいると、友和が百恵のことをよく言わないんだよ。俺がなんで?って聞くと『アイドルは嘘つきだから』なんて言う。友和は役者という意識が強かったからか、上辺を取りつくろっているように見えるアイドルが苦手だったようなんだ。『島に来たばかりで、“街の人はあったかい”とか言うけど、街の人の人情なんか分かるはずないだろう』と。酔っぱらっていたからだろうけど、俺に言うなよって思ったね(笑)」しかし、その後の2人はご存じの通り結婚し、芸能界でも“理想の夫婦”と呼ばれて久しい。「俺が担当していた頃の百恵が憧れていたのは(西城)秀樹だったんだよ。実際に仲も良かったしね。どのようにして百恵と友和が交際するようになったのかは見てないけれど、友和はとっても真面目な男だから、百恵にとっても良かったよな。もし友和と会ったら、神島での夜のことを問い詰めたいよ(笑)」
2022年12月12日『ドライブ・マイ・カー』に出演し、目覚ましい活躍をみせている三浦透子が、恋愛至上主義がまん延する世界で他人に恋愛感情を抱かない主人公を演じる『そばかす』。この度、状況の異なる2つ喧嘩シーンの本編映像が解禁となった。今回解禁となったのは、主人公・蘇畑佳純(三浦透子)の妹・篠原睦美(伊藤万理華)が蘇畑家の食卓で姉の佳純に対し、怒鳴り、言い合いが始まるシーンと、もう1つは、佳純の友達・世永真帆(前田敦子)が自身の親に公衆の面前で思いをぶちまけるシーン。「お姉ちゃんは、悔しくないわけ?」と、佳純に対する睦美の怒鳴り声からケンカは始まる。続いて佳純が友達の真帆と暮らすことに対して、「お姉ちゃんってレズビアンなんでしょ」と言い、佳純が男性と恋愛をしないことを紐付け、睦美の中で勝手に納得しようとしていた。しかし、佳純はそんなことはないと否定し、怒鳴り合いの末、なぜか睦美の夫・篠原健人が佳純にビンタされ、巻き込まれるという修羅場のようでありつつも、つい笑ってしまうシーンである。もう1つの映像は、真帆(前田敦子)が公衆の面前で父にブチギレるシーン。「何も知らないし知ろうとしない」と、父に怒っているようであるが、一体どんなことがあってこのような事態となったのか。また、その姿に驚く佳純が映し出されており、前後に何があったのか気になるシーンともなっている。『そばかす』は12月16日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そばかす 2022年12月16日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「そばかす」製作委員会
2022年12月05日映画『ドライブ・マイ・カー』で、物静かなドライバー役を好演した俳優の三浦透子さん。現在放送中のドラマ『エルピス ―希望、あるいは災い―』では「こういうメイクさんいそう!」と思わずにはいられない佇まいを完璧に体現している。そんな唯一無二の雰囲気と多才さで注目を集める三浦さんの初の長編単独主演映画『そばかす』が公開されます。――『そばかす』の主人公である佳純は、恋愛感情も性欲もないアセクシュアルの女性です。最初に脚本を読んだとき、どんな感想を抱きましたか?三浦透子:アセクシュアルというものを、この映画を通して知る人も多いかと思います。だから、責任の大きさも感じましたし、主人公の感覚がどうしても理解できないなら、やらない方がいいなと思いながら読みました。でも、わかると思ったことが圧倒的に多くて。幸せのあり方や、何を大切にして生きていくかというのは人それぞれでいいはずです。それなのに、世間的には20代の女性は当たり前に恋愛をしていて、していなくても本当はしたいはずという価値観がまだまだ多数であると感じます。そういうことに私自身、違和感を覚えることが多かった。だから、脚本を読んでいて、私が演じることで何かできるんじゃないかと思いましたね。自分の中での基準ですが。――佳純のようなキャラクターは、これまでの日本映画でほとんど描かれてこなかったと思います。どのようなアプローチで役を掴んでいったんでしょうか?三浦:役へのアプローチは、今までと変わりません。それは佳純という人物をちゃんと理解するということ。アセクシュアルであるということが彼女のアイデンティティのすべてではありません。そういうラベルに集約して彼女をひもとくことはこの映画のメッセージに反することだと思いました。うつ病を抱えた父親やAV女優の仕事をしていた友達も登場しますが、そういうレッテルを剥がして、生身のその人自身と向き合うことが大切なんだ、それが隣の誰かを救う優しさになるんだということを描いた映画です。だから、私自身もそういう優しさを持って彼女を理解しようと努めました。――終盤、家族で焼き肉を食べているとき、妹が佳純に「お姉ちゃんはレズビアンなんでしょ?」と言う場面が印象に残っています。あれも、何を考えているのかわからない佳純に「レズビアン」というレッテルを貼ることで、理解可能なものにしようというシーンだと思いました。三浦:妹のあの言葉は、彼女なりの精一杯の優しさでもあったと思うんです。告白してくれたら、別に否定する人なんてこの家族にはいないよ、という。でも、そもそも告白しないといけないものなのかな、誰かに説明する必要なんてあるのかな、というのも同時に感じました。演じていて私自身もいろいろと考えさせられたシーンでしたね。登場人物、みんな優しいんですよ。ただ、その優しさをもってしても救えない何かがあるというのも事実で。だけど結局、わかり合うために必要なのもやっぱり優しさなんです。そういう意味で、すべての登場人物に愛を持って観られる映画だと思います。アーティストになれるとは思っていませんでした。――三浦さんは本作の主題歌である「風になれ」も歌われています。羊文学の塩塚モエカさんが作詞と作曲を手掛けられていますが、これは三浦さん自身のリクエストだったそうですね。三浦:制作の経緯を言うと、出演オファーをいただいたときに、主題歌も歌ってほしいと言われました。じゃあ、誰に頼もうかと自分の音楽チームと相談する中で、いつかご一緒したいと思っていた塩塚さんの名前を出したんです。ただ、自分の中で決定打になったのは、ラストシーンを撮っていたとき。佳純が走り出すシーンですが、この後に流れる音楽は塩塚さんにお願いしたいと心が決まりました。映画を何度も観て、想いをしっかり汲み取った曲にしていただけて感謝しかありません。自分としては、あの疾走の先の佳純のために歌ったつもりです。――12月14日には、「風になれ」を含む2ndミニアルバム『点描』がリリースされます。どんな想いで作られたんですか?三浦:前回のアルバム(『ASTERISK』)は、全体のコンセプトを決めてから曲を作っていきました。だけど、今回のアルバムはそうではなくて、一曲一曲を完成させていった感じなんです。だから、全部を並べたときにどういうものが見えるのかは、私もまだわかってなくて。でも、確実に私の“今”を集めた作品にはなっていると思います。――塩塚さんの他にも、YeYeさん、有元キイチさん、小田朋美さんなど錚々たるメンツが楽曲を提供されています。事前のやりとりなどあったのですか?三浦:曲を作っていただく方には、事前に私とお話ししていただく時間を作ってもらっています。別に音楽の話ではなく、最近興味があることや考えていることを話すだけのこともありますが。その上で曲を作っていただくことで、私自身が自然と歌える曲にしたいという想いがあります。たとえタイアップ曲だとしても、自分がしっくりこないと感じてしまう曲や歌詞は歌わないようにしようと思っていて。だから、自分から遠くない、自分の真ん中にあるものをちゃんと積み重ねたアルバムが作れたかなと思います。――このミニアルバムには、ご自身で作詞をされた曲も収録されているそうですね。三浦:作詞って、自分が届けたいメッセージを言葉にする作業だと思い込んでいたんです。考えていることはもちろんありますが、人に伝えたいかと言われたらそうではないので、自分はできないなと思っていました。けど、別に自分の思っていることを書かなくてもいいんだよと言われて。今回は、なんとなくの主人公を思い浮かべながら、言葉遊び的に書いてみました。今の自分の感情を書いたつもりはなかったのに、完成したものを読み返すと「あ、今の自分はこういうことを考えているんだな」と感じられる部分もあって。作詞ってそういう作業なんだという気づきもあって面白かったですね。――では、その物語の主人公は三浦さん自身ではないんですか?三浦:結果として私に近くなったとは思います。ただ、自分だと思いすぎると書けないこともあるし、自分じゃないことにしてしまえば、自分が思っていないことも書ける。そうやって自分と少し距離を取ったから書けた詞だと思います。――歌手デビューのきっかけは、タナダユキ監督の手掛けたCMで歌声を披露したことだそうですね。最近も連絡を取ることは?三浦:つい先日、連絡を取ったんです。「今度、新しいアルバムを出すんです。いま歌手をやっているのは、タナダさんとの出会いのおかげです」とお伝えしたら、「純粋に嬉しい。あなたの声を楽しみにしている」と言ってくださって。いただいた縁を形にできる今があって、嬉しいなと思いました。――三浦さんの歌声は一度聴いたら耳から離れない強さと繊細さがあると思います。タナダさんに見出される前に、歌手になりたいとは思わなかったんですか?三浦:歌うことも自分の歌声も前から好きではありました。ただ、アーティストになりたいと思ったことはありませんでした。以前所属していたのが音楽系の事務所で、ダンススクールにも通っていたので、周りにはアーティストになりたい子がたくさんいました。そういう子たちと比べると、アーティストになるときに必要な精神性みたいなものを、私は持っていない。人前でパフォーマンスをするとか、自分の想いを届けたいとか、そういうものが自分にはない。だから、歌うという行為はできるし、役者として演じた役の中で歌うこともできるけど、アーティストにはなれないなと感じていたんです。だけど、気づいたら何かこんなことになりました(笑)。今は、この感覚の私のままでもできるアーティスト活動もあるのかなと思えています。あと、始めてから2年くらい経って、私の中でアーティストとして育っている自我のようなものもあるかなと思います。恋愛感情も性欲もない女性が、周囲の無理解に傷つきながら、それでも強く生きていく姿を描く映画『そばかす』は、12月16日~全国公開。劇団「玉田企画」を主宰する玉田真也が監督を、映画『his』の脚本で高い評価を得たアサダアツシが企画・原作・脚本を務める。ドラマ『六本木クラス』の挿入歌「点灯」などを収録した2ndミニアルバム『点描』は12月14日リリース。みうら・とうこ1996年10月20日生まれ。5歳のとき、2代目なっちゃんとして、「サントリー なっちゃん」のCMに出演し俳優デビュー。近年の出演作に映画『ドライブ・マイ・カー』『スパゲティコード・ラブ』など。2020年、1stミニアルバム『ASTERISK』をリリース。歌手としては映画『天気の子』の主題歌なども歌っている。ベスト¥44,000(Room no.8/otto design TEL:03・6804・9559)シャツ¥39,800(pelican×斉藤シャツ/斉藤シャツcamisasaito.katsuta@gmail.com)パンツ¥39,600(beautiful people/beautiful people 青山店 TEL:03・6447・1869)シューズ¥104,500(MARGARET HOWELL TEL:03・5785・6445)イヤリング¥19,800(ete TEL:0120・10・6616)靴下はスタイリスト私物※『anan』2022年12月7日号より。写真・安保涼平スタイリスト・佐々木 翔ヘア&メイク・秋鹿裕子(W)インタビュー、文・鍵和田啓介(by anan編集部)
2022年12月03日三浦透子が単独初主演を務める映画『そばかす』完成披露舞台挨拶が11月16日(水)に都内劇場にて行われ、三浦さんらキャストが登壇した。さらに、本作に友情出演する北村匠海がサプライズ登場し、三浦さんと観客を沸かせた。北村さんが花束を持って現れると、三浦さんは思わず笑みをこぼした。三浦さんが14歳、北村さんが13歳の頃からの俳優仲間というふたり。北村さんは「(三浦さんが)こういうのは嫌だろうなと思いながら、来ました」と照れ笑いすると、三浦さんはすぐさま「めちゃめちゃうれしいです」と満面の笑みで返していた。北村さんの撮影期間は短くシーン数も少ないが、非常に重要な役どころとなっている。北村さんは出演を決めた経緯について、「まずは透子さんの初主演、お声がけいただいて脚本を読んで、シンプルに物語に惹かれたのが一番大きかったかなと思います。三浦さん演じる佳純と表裏一体のような役どころだったので、ちょっとばかし緊張して現場入ったのを覚えています」と明かした。三浦さんは「共演自体がすごく久々で、次共演できるときはどんな役だろうとお互い思っていて。こういう関係性の役なんだって思った」と、うれしさをかみしめていた。『そばかす』は、物心ついたころから恋愛が何かわからず、その感情を持たない30歳・蘇畑佳純(三浦さん)の物語。恋愛感情のない自分に不安を抱きながらもマイペースで生きてきた佳純だが、妹の結婚・妊娠もあり、母から頻繁に「恋人いないの?」「作る努力をしなさい!」とプレッシャーをかけられる。無断でお見合いをセッティングされた佳純は、そこで結婚よりも友達付き合いを望む男性と出会うが…。本作において、佳純の中学時代の同級生・真帆を前田敦子が演じる。前田さんは「透子ちゃんと聞いて“ぜひとも”と。スタッフさんたちもご褒美のような作品だなと思いました」と言い、三浦さんについて「あっという間にすごい大好きになりました」と三浦さんに微笑みかける。三浦さんは「こちらこそです!真帆ちゃんの持っている格好よさを前田さん自身が素で持っていて救われました。何か努力することなく自然と関係性を作ることができたのは前田さんだったからだなと思います」と、相思相愛の三浦さん&前田さんコンビだった。そのほか、舞台挨拶には共演する伊藤万理華、坂井真紀、玉田真也監督が出席した。『そばかす』は12月16日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:そばかす 2022年12月16日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「そばかす」製作委員会
2022年11月16日10月下旬、東京都内の駅で目撃されたのは三浦翔平(34)。この日、三浦は大阪でのイベントに出演し、マネージャーとおぼしき男性と新幹線で帰京したばかりだった。全身黒系のアイテムでコーディネートしていたが、スタイルの良さと長身のため、混雑した駅内でも彼の姿は目立つ。改札を出たあたりで、三浦に近づいて行ったのは3人組の男子高校生。握手やサインを求めていたが、同行のマネージャーが「移動中で、時間がありませんから」と、丁重に断っていた。だが、そこで動いたのが三浦翔平本人。高校生たちの熱意にほだされたのか、彼らの誘導を始めたのだ。「男の子たちを、通勤客たちが歩いていないスペースまで連れていき、それぞれと写真撮影をしていたのです。時間にすれば1〜2分の出来事だったと思いますが、通行の邪魔にならないように配慮していたことにも感心しました」(現場に居合わせた会社員)三浦は18年に桐谷美玲と結婚し、20年7月には長男が誕生している。「彼はサーフィンが趣味なので、『いつか子供と波に乗りたい』と言っていました」(三浦の仕事関係者)また芸能関係者によれば、「夫妻のインスタグラムによれば、最近は2人で『東京ラーメンフェスタ2022』に行ったようです。子供が生まれても夫婦の時間も大切にしていることが伝わってきました」通行人も驚いていたファンへの神対応。三浦の家庭人としての成長が、彼の包容力も育てたのだろうか。
2022年11月11日美しい島々が連なる“多島美”を有する瀬戸内海を舞台にした東出昌大主演、共演に、三浦透子、小林薫、浅田美代子が名を連ねる映画『とべない風船』から、人間ドラマを感じさせる予告編が解禁となった。2018年に起きた西日本豪雨を間近で体験した広島出身の宮川博至監督が、「ここ広島で生活しているからこそ、豪雨災害をテーマに映画を作らなければならない」と決意し、被災した人々の想像を絶する経験や言葉にならない思いを反映した物語を初長編作として作り上げたのが本作。この度公開した予告編には、数年前に起こった豪雨で家族を失い心に傷を抱えたまま、瀬戸内海の島で漁師をしながら孤独に生きる主人公・憲二(東出昌大)や、過去のトラウマから逃げるようにして島にやって来た元教師の凛子(三浦透子)の姿が捉えられている。2人は、多島美を有する瀬戸内海の島で出会うが…。映像には、豪雨のなかで泣き叫ぶ主人公、その姿を見つめる凛子の姿がみられる。ポスターのコピーにもなっている主人公の心情「手を離したら、二度と戻らない幸せだった。」、また、凛子の心情「自分探しで見つけたかったのは、自信だった。」の言葉も映像と共に添えられている。そして、主人公が黄色い風船をあげ続けるのはなぜなのか――。宮川監督だからこそ描くことができた「豪雨災害後」の物語に、期待を高める映像となっている。また、本作は広島地元発映画として広島のクラウドファンディングにてサポーター募集も実施。バンクーバー・アジアン映画祭(11月3-13日開催)、広島国際映画祭2022「OFFICIAL SELECTION部門・ヒロシマEYE」(11月18-20日開催)に選出が決まっている。『とべない風船』は12月1日(木)より広島先行公開(広島・八丁座ほか県内5館にて順次)、2023年1月6日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:とべない風船 2023年1月6日新宿ピカデリーほか全国にて順次公開予定※広島先行あり©buzzCrow Inc.
2022年11月10日『ドライブ・マイ・カー』で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、現在はドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」に出演するなど、目覚ましい活躍をみせる三浦透子を主演に迎え、恋愛至上主義がまん延する世界で、他人に恋愛感情を抱かない主人公が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿を描いた映画『そばかす』。この度、主人公・蘇畑佳純(そばたかすみ)の日常を切り取った全11枚の場面写真を一挙解禁。「愛こそすべて」「愛し愛され生きるのが人生の醍醐味」…そんな恋愛至上主義が当たり前でそれを疑わない社会。でも本当に「愛する人と出会い、結婚して、家族を作ること」だけが幸せと言えるのだろうか。この物語は、恋愛至上主義が常識化した社会を生きるひとりの女性が、恋人を作ることや結婚を勧めてくる周囲と向き合い、自分と向き合い、さらには将来にも向き合いながら、「自分は何者なのか?幸せの形とは何なのか?」を見つめていく、千差万別の幸せのカタチと希望に溢れた新たな“(not) HEROINE movies”=ノットヒロインムービーズのオリジナル作品最新作。この度解禁された場面写真は、“そばかす”こと主人公・蘇畑佳純(三浦透子)の日常を切り取っている。佳純はチェリストになる夢を諦め、東京から地元に戻り家族と暮らす。蘇畑家の食卓では、結婚を急かす母(坂井真紀)、バツ3の祖母(田島令子)、もの静かな父(三宅弘城)、妊娠中の妹・睦美(伊藤万理華)とその夫(前原瑞樹)に囲まれている。食卓での会話の内容も、もちろん“恋とか愛”についての会話が繰り広げられる。夫の浮気に気づいている睦美は食卓でその話を切り出し…。さらに会社の同僚から誘われて行った合コンや、母に無理やりセッティングされたお見合い、と“恋とか愛に”振り回される日々にどこか窮屈を感じているような表情が映し出される。そんな日々を送っていた“そばかす”だが、ある日、元AV女優の同級生・真帆(前田敦子)に再会する。真帆といる時の表情は、なんとも清々しい笑顔でいることができる。佳純にとって真帆は鬱屈とした日々に差した光ともいえる存在であることが分かる。そのほか、かつて夢中になっていたチェロに再び触れるシーンや、職場である保育園で「シンデレラ」の紙芝居を披露するシーンも。様々な人と交わる中で、佳純は何を思い、どう進んでいくのか。展開が気になる場面写真となっている。『そばかす』は12月16日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:そばかす 2022年12月16日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「そばかす」製作委員会
2022年10月28日Amazon オーディブル(以下、Audible)では、本日10日20日(木)より9人の若手作家によるアンソロジー「絶縁」を配信。三浦透子、蒔田彩珠、古川琴音らが朗読する。「絶縁」は、「オーディオファースト作品」と呼ばれる、Audible発のオリジナル作品第2弾。9作中7作が書き下ろし、2作が世界初翻訳で、現在Audibleでしか楽しめない特別な短編小説集。今回、韓国のチョン・セラン(「保健室のアン・ウニョン先生」)の発案によるこの企画に、「コンビニ人間」の村田沙耶香、「折りたたみ北京」の郝景芳(中国)をはじめ、シンガポール、タイ、香港、チベット、ベトナム、台湾の作家たちが参加。そして、『ドライブ・マイ・カー』で注目を集めた三浦さん、『朝が来る』「妻、小学生になる。」の蒔田さん、「この恋あたためますか」「コントが始まる」『偶然と想像』など話題作に出演する古川さんをはじめ、山田真歩、内田淳子、北浦愛が各作品を朗読する。「絶縁」あらすじ&コメント▼「無」著者:村田沙耶香/朗読:三浦透子突如、若者たちに舞い降りた「無」ブーム。世界各地に「無街」が建設され――。<三浦透子コメント>自分は普通でないと感じている人も、別の誰かからみれば、その誰かにとって、自分よりは普通の側に属している人のようにうつることがある。一見共有できることの多いように感じる3人の女性が、対等にそれぞれをそれぞれの視点から冷静にみつめている、そこが興味深い作品だなと感じました。Audibleは音の作品だから聴くタイミングを探しやすいと思うのですが、あえて、音に集中するという時間の中で作品を聴いてもらえたら嬉しいです。▼「絶縁」著者:チョン・セラン/朗読:古川琴音6人の放送作家に手を出した男への処罰は、不当か否か。激しき議論は親友たちを分かち…。<古川琴音コメント>誰しもが日々感じている他人との違和感はいつどこで掛け違い大きな溝になってしまったのか。そもそもその違和感とは、いつどこで生まれてどう根付いてしまったのか。この作品を読んで深く考えるきっかけになりました。今回アジアの異なる国々の作者による短編集を、異なる6人の役者が朗読しました。聴いてくださる方々にこの物語がきちんと届くことを願っております。▼「妻」著者:アルフィアン・サアット/朗読:内田淳子夫がさりげなく口にした同級生の名前、妻は何かを感じとった。▼「ポジティブレンガ」著者:郝景芳/朗読:北浦愛ポジティブシティでは、人間の感情とともに家具や建物が色を変える。▼「燃える」著者:ウィワット・ルートウィワットウォンサー/朗読:内田淳子先鋭化する民主化運動のかたわらで生きる「あなた」たちの物語。▼「秘密警察」著者:韓麗珠/朗読:山田真歩都市に走った亀裂、浸透する秘密警察、押し黙る人びと、そして猫。▼「穴の中には雪蓮花が咲いている」著者:ラシャムジャ/朗読:蒔田彩珠ブラック職場を去ることにした僕。頭を過るのは死んだ幼なじみの言葉だった。<蒔田彩珠コメント>この物語は、主人公が父から言われた言葉をそれとなく幼なじみに伝え、それを幼なじみが返してくれた時に本当の意味を理解する、とても素敵な温かい作品だと思いました。声だけで気持ちや情景を伝えるのがすごく難しかったのですが、この作品が持つ温かさが聴いている方々にも届くと嬉しいです。▼「逃避」著者:グエン・ゴック・トゥ/朗読:山田真歩家族の「縁」から逃れることを望んできた母が、死を目前にして思うこと──。▼「シェリスおばさんのアフタヌーンティー」著者:連明偉/朗読:北浦愛カリブの島国セントルシア。少年たちには、卓球の練習後に集う秘密の場所がある…。「絶縁」は配信中。(cinemacafe.net)
2022年10月20日長澤まさみ主演ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」が日本放送を前にフランス・カンヌで世界初上映され、ドラマのキーパーソンを演じる三浦透子がレッドカーペットに登場した。現在、フランス・カンヌで開催されている世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM(ミップコム)」において、10月18日午後6時30分、Asian World Premiere TV Screening(アジアン・ワールド・プレミア・ティーヴィー・スクリーニング)として、今作が日本の放送に先駆けて世界で初めて上映。さらに、キャストの三浦透子が佐野亜裕美プロデューサーとともに登壇した。前日には、三浦さんがレッドカーペットに登場。三浦さんがカンヌを訪れるのは、昨年7月に出演した『ドライブ・マイ・カー』でカンヌ国際映画祭の授賞式に参加して以来、約1年3か月ぶり。自身にとって2回目のカンヌとなった。世界各国の人気俳優陣やコンテンツ業界のVIP陣が続々とレッドカーペットに登場する中、三浦さんは淡いブルーのセットアップを纏(まと)い、レッドカーペットに降り立った。昨年7月以来のカンヌ訪問となったことについて「こんなに短期間でまた来られるというのも、すごく恵まれているなと感じます。“縁を感じていいのかな~”なんて、少し思いながら歩かせてもらいました。(前回は昼のレッドカーペットだったので)夜のレッドカーペットというのは、すごく新鮮でいい経験になりました」と、2度目のカンヌに喜びを感じている様子だった。そして、翌日10月18日現地時間午後6時30分、カンヌ国際映画祭の会場と同じPalais des Festivals et des Congres(パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ)のメインホール、Grand Auditorium(グランド・オーディトリウム)で、ドラマの公式上映が行われた。60年近い歴史を持つMIPマーケットにおいて、日本ドラマの世界初公開がメインホールで行われるのは、今回が初めてとなる。会場には、世界中から業界関係者や記者が集まり、世界初上映となる本作を鑑賞。上映会後、舞台に登壇した三浦さんは「海外で上映していただけるということ、とてもうれしく思います。テレビドラマって家で観るものという印象が自分の中であったので、こんなに大きなスクリーンで上映していただくというのは、どんな体験になるのだろうと自分も想像できていなかった部分がありました。今日、初めて完成した第1話を観て、純粋に物語に集中して楽しめました。それは本当に、このドラマの力強さなのだと実感しました」と話し、感慨深く上映会の感想を述べた。さらに、司会者から「5歳の時からこの仕事を始め、テレビCMやドラマに出演し、今、女優として成功していることについてどう思いますか」と聞かれると、「自分ではそう思わないです(笑)。成功していると言っていただけることはすごくうれしいですけど、全然そんな風に自分ではまだ思えていなくて…まだまだ勉強中です」と、照れた表情を見せた。会場を訪れた人からは「とても良いストーリーで、俳優たちも完璧でした。素晴らしかったです。とても好きな作品でした!」(フランス)、「とても楽しんで観ることができました。南アフリカ共和国でも観ることができればいいなと思いますし、友達にもこの作品を勧めたいです」(南アフリカ共和国)など、ドラマに対して好意的な感想が寄せられた。最後に、10月24日(月)の初回放送に向けて「報道の現場で働く主人公の女性の姿というのと、えん罪事件を追う社会派サスペンス、どちらの面も持ち合わせたドラマだと思います。ぜひ皆さんに楽しんでいただきたいです。観てください!」と、日本のファンにメッセージを送った。今回、三浦さんが演じるのは、長澤まさみ演じるアナウンサー・浅川恵那がコーナーMCを務める深夜の情報バラエティー番組「フライデーボンボン」のヘアメイク・大山さくら(チェリー)。番組ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦)に、何やら脅迫めいた相談を持ち掛けるなど、物語のキーパーソンとなる。さらに、カンテレ公式YouTubeでは、MIPCOMで上映されたドラマトレーラー映像も公開中だ。「エルピス―希望、あるいは災い―」は10月24日より毎週月曜22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送(初回15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2022年10月19日テレビや雑誌に引っ張りだこの国際政治学者・三浦瑠麗氏(42)。何かと舌禍を招くこともある三浦氏だが、今度は自身の職業にまつわる発言が波紋を呼んでいるようで……。発端となったのは、10月12日深夜放送の『紙とさまぁ~ず』(テレビ東京系)。さまぁ~ずの2人が、ゲスト本人が不在の状態で、依頼したアンケート回答をもとに進める異色のトーク番組だ。この日の放送で、三浦氏がゲストを務めることが発表されると、三村マサカズ(55)は「なかなか偏差値ゼロの番組出ないよね」と冗談めかしながらバラエティ番組出演に驚いた様子。「世間では◯◯だと思われてるけど実際は××ですよ」という事を問われた最初の質問に対して、三浦氏は「世間ではあまりそういう風に思われていないと思いますが、実際は人見知りです」と回答。続けて「国際政治学者とはどんなお仕事ですか?小学生でも、さまぁ~ずでも分かるように一行くらいの説明で教えてもらえますか」という質問に対して、三浦氏が出した答えはーー。「世の中がどうなっていくかを世界規模で大胆に言う職業」この回答が発表された瞬間、さまぁ~ずの2人はのけぞりながら爆笑。大竹一樹(54)は大胆に何を言うのかもうちょっと知りたいとコメントしていた。保守派の論客として活躍する三浦氏だが、その発言が疑問視されることも少なくない。安倍晋三元首相(享年67)の国葬についての議論で、7月31日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で天皇と上皇の国葬である「大喪(たいそう)の礼」を「たいものれい」と言い間違えたことで、ネット上では「本当に国際政治学者?」と批判が殺到。9月20日には、イギリスのエリザベス女王に触れ、Twitterで《女王が亡くなったときの国葬と、国に功績があった方の国葬では、英国でも国内の受け止めや儀式の厳かさは当然違う。そんなことは当たり前だが、戦後日本は国として人を悼むことを考えてこなかったので参照地点を海外に求めがち》と投稿。安倍元首相の国葬とエリザベス女王の国葬を比較したこの内容にも、疑問が巻き起こっていた。そんな三浦氏だけに自身が示した“世界がどうなるかを大胆に言う職業”という国際政治学者の定義についても、ネットでは波紋が広がることに。一部では《そんなに噛みつく答えでも無い》《これで炎上は、可哀想》といった擁護の声もあるものの、疑問視する反応が相次いでいる。《政治学者は単なる「予想屋」であってはならないと思います。 多角的な視点から、今ある現象を読み解くことこそ「学者」がすべきことなのだろうと思います》《世の中がどうなっていくかを世界規模で大胆に言う職業は、「預言者」(予言者)です。「国際政治学者」では無いと思います》《もちろん「預言者かよ!」って、三村さん突っ込んだんですよね?》連日のように波紋を呼ぶ三浦氏。次の“大胆”発言は果たしてーー。
2022年10月14日映画『そばかす』が、2022年12月16日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開される。主演は、『ドライブ・マイ・カー』でヒロインを務めた三浦透子。他人に恋愛感情を描かない主人公の姿を描く映画『そばかす』は、“恋愛至上主義”がまん延する世界で、他人に恋愛感情を抱かない主人公が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿を描いた物語だ。主人公・蘇畑佳純(そばた・かすみ)は「恋愛もしたくないし、そういう感情もない。だから一人でも生きていける」30歳。結婚を急かす母や、バツ3の祖母、もの静かな父、妊娠中の妹など家族や周りの人たちからの“恋とか愛に”振り回され、家族から責められるも「これが私だから」と伝える日々を送る。そんな折に元AV女優の同級生や、地元の友達、母から無理やりセッティングされたお見合い相手らと出会い、彼らと交わる中で、佳純は自分の性や心と向き合い、悩み、前に進んでいく。三浦透子が「恋をしない」主人公に■主人公・蘇畑佳純…三浦透子物心ついたときから「恋をしたこともない」「この先もしない」30歳。チェリストになる夢を諦め、東京から地元に戻り家族と暮らす。演じるのは、『ドライブ・マイ・カー』に出演し第45回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した三浦透子。・佳純の母…坂井真紀佳純に結婚を急かす母。頻繁にプレッシャーをかけ、無断でお見合いまでセッティングしてしまう。・佳純の祖母…田島令子バツ3の佳純の祖母。・佳純の父…三宅弘城物静かな性格。・佳純の妹…伊藤万理華結婚し、妊娠中の佳純の妹。夫の浮気に気づいている。・佳純の夫...前原瑞樹・佳純の同級生…前田敦子元AV女優。『his』のアサダアツシら制作陣&監督・玉田真也がタッグ映画『そばかす』は、ゲイカップルが今の日本社会でどう生きていくかを真摯に描いた映画『his』の企画・脚本を手がけたアサダアツシをはじめとする制作チームが、監督に玉田真也を迎えて制作された作品。『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』『本気のしるし』を手掛けてきたメ~テレと、制作会社ダブがタッグを組んだシリーズ「ノット・ヒロイン・ムービーズ((not) HEROINE movies)」から、『よだかの片想い』に次ぐ第3弾の新作として登場。新進女優と次世代監督によって「不器用に、でも一生懸命“今”を生きるヒロインたち」を描くシリーズとなっている。主題歌は三浦透子が歌う「風になれ」主題歌は、歌手としても高い評価を受けている三浦透子が歌う「風になれ」。羊文学の塩塚モエカが楽曲提供した、みずみずしく独自の世界観を描きだす楽曲となっている。楽曲のアレンジは、音楽プロデューサーのESME MORI(エズミ・モリ)が手がけた。三浦透子はレコーディングに際し、「私にとってチャレンジな曲だけど風がふくように歌いたい」と思いを語った。〈映画『そばかす』あらすじ〉物心ついた頃から「恋愛が何なのかわからないし、いつまで経ってもそんな感情が湧いてこない」自分に不安を抱きながらも、マイペースで生きてきた蘇畑佳純は30歳になった。大学では音楽の道を志すも挫折し、現在は地元に戻りコールセンターで苦情対応に追われる。妹の結婚・妊娠もあり、母から頻繁に「恋人いないの?」「作る努力をしなさい!」とプレッシャーをかけられる毎日。ついには無断でお見合いをセッティングされる始末。しかし、そのお見合いの席で、佳純は結婚よりも友達付き合いを望む男性と出会う…。【詳細】映画『そばかす』公開日:2022年12月16日(金)出演:三浦透子、前田敦子、伊藤万理華、伊島空、前原滉、前原瑞樹、浅野千鶴、北村匠海、田島令子、坂井真紀、三宅弘城監督:玉田真也企画・原作・脚本:アサダアツシ主題歌:「風になれ」三浦透子(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)音楽・録音・音響効果:松野泉配給:ラビットハウス
2022年09月17日恋愛至上主義が蔓延する世界で、他人に恋愛感情を抱かない主人公が「自分は何者で、自分の幸せは何なのか」を発見していく姿を描く映画『そばかす』。この度、本作で主演を務める三浦透子が、主題歌を歌唱することが決定し、予告編も公開された。主題歌は、独特かつ大きな世界観がいま注目されているバンド「羊文学」のボーカル&ギター・塩塚モエカが楽曲提供し、音楽プロデューサーのESME MORIがアレンジを手掛けた「風になれ」。三浦透子後半からこの「風になれ」が流れる予告編では、主人公・佳純(三浦さん)が、家族や周りの人たちに“恋とか愛に”振り回され、家族から責められるも「これが私だから」と伝える。しかし、同級生や地元の友達、母から無理やりセッティングされたお見合い相手らと出会い、彼らと交わる中で、向き合い、悩み、前に進んでいく姿も映し出されていく。また、レコーディング映像も公開。「私にとってチャレンジな曲だけど風がふくように歌いたい」と語り、主題歌にかける思いが分かる内容となっている。併せて、佳純が目をつむり、タバコを手に気持ちを落ち着かせているようなビジュアルも公開。「今までを全部抱きしめて。進め、自分」というキャッチコピーは、“自分を応援する”というポジティブさが感じられる。・三浦透子コメント映画を観たひとの帰り道に、気持ちいい風が吹く、そんな楽曲が出来上がったと思います。作品に対する私の思いを沢山きいてくださり、そして何度も何度も繰り返し映画を観て、作ってくださいました。塩塚さんのデモ、そしてエズミさんのアレンジを聴いたとき、この映画に対するリスペクトや愛情を感じ、本当に感動したのを覚えています。大切な作品の為の曲を、お二人と共につくることが出来て良かったと心から思っています。改めて、この場を借りて感謝申し上げます。是非沢山の方に劇場で聴いていただきたいです。・塩塚モエカ(羊文学)コメント初めて透子さんの声を聞いたとき、伸びやかで、心にすっと入り込む歌声に魅了されました。「風になれ」は、傷つきながらも、自分を見つめ続ける主人公の背中を押すような気持ちで書きました。エンドロールの暗闇の中で、映画の思い出を振り返り、佳純の未来をイメージするのにぴったりな曲ができました。編曲のエズミさん、プレイヤーの皆さんへもリスペクトと感謝を送ります。貴重な時間をありがとうございました。・ESME MORIコメント塩塚さんの美しいデモを聴いた時、三浦さんの透明な歌声をレコーディングスタジオで聴いた時の2回、これは自分にとって大切な曲になると確信したのを覚えています。映画のエンディングを繰り返し観て、歌と映像に合うアレンジをひたすら試行錯誤しながら編んでいきました。具体的に意識したわけではないのですが、塩塚さんに「風の音を入れてくださったんですね!」と言っていただいたのが嬉しかったです。たぶん歌と言葉が、そのような音を呼んだのだと思います。この素晴らしい映画と主題歌が、皆さまのもとに届くのを楽しみにしております!『そばかす』は12月16日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そばかす 2022年12月16日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「そばかす」製作委員会
2022年09月14日長澤まさみ、眞栄田郷敦、三浦透子、鈴木亮平らが出演するこの秋スタートの新ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」が、10月17日からフランス・カンヌで開催される国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM」(ミップコム)において、Asian World Premiere TV Screeningとして世界初上映されることが決定した。長澤まさみが4年半ぶりに連続ドラマの主演を務める本作は、実在の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント。スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサーと彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男の死刑が確定した女性連続殺人事件の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った自分の価値を取り戻していく姿を描く。世界最大級の国際映像コンテンツの見本市・イベント「MIPマーケット」。カンヌでは毎年4月に「MIPTV」と10月に「MIPCOM」の年5回開催。世界各国の映像コンテンツ制作会社と、またコンテンツを購入する放送・配信事業主、さらには共同制作関係者や投資家など映像コンテンツ関係者が集結。2010年からは公式上映イベントとして、「World Premiere」を開催、「マッドメン」(アメリカ)、「タイタニック」(イギリス)などの欧米ドラマが公式上映作品としてWorld Premiereを行ってきた。ほぼコロナ禍前並みの参加者が見込まれる今年、本作がAsian World Premiere TV Screeningとして、カンヌ国際映画祭のメイン会場と同じ、パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレのメインホール、グランド・オーディトリウムにおいて、世界で初めて上映される。60年近い歴史を持つMIPマーケットにおいて、日本の作品がメイン会場で上映されることは、今回が初めて。カンテレ制作のドラマがAsian World Premiere TV Screeningに選出されるのは、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」に続いて2回目だ。日本に先駆けての初上映に長澤さんは「どんな風に、この作品に興味を持ってくださるか楽しみです。そして、どの国の方にも共感していただけるものになるはずなので、観た方の感想が早く聞きたいです」と期待。「この作品のテーマに共感してくださる方が多くいらっしゃると思うんです。コロナ禍で私たちがたくさんのことを経験して来た今だからこそ、響くものがあるようにも思います。物語の目線、人々の多面性、真っ直ぐな想いなど、観る方それぞれの受け取り方でドラマを楽しんでもらえたらうれしいです」とコメントしている。「エルピス―希望、あるいは災い―」は10月24日より毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2022年09月14日阿部寛主演で、ディズニープラス「スター」の日本発オリジナルドラマシリーズとして独占配信される「すべて忘れてしまうから」。この度、総勢10組の豪華アーティストたちが毎話異なる楽曲を奏でるエンディング楽曲を担当することが決定。さらに、TENDREが自身初となる本作の劇伴を手掛ける。ハロウィンの夜に突如姿を消した恋人をめぐる、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーを描く本作。流されるままに生きる、そこそこ売れっ子のミステリー作家“M”(阿部寛)は、消えた恋人“F”を探すことに。しかし、次第に“M”の知らなかった“F”の一面や秘密があきらかになっていく。そんな本作で今回、全10組のアーティストが全10話それぞれのエンディングを担当するという異例の企画が実現。さらに、全曲ライブパフォーマンスで披露されており、登場人物たちが演奏に酔いしれる様子も映し出され、物語の一部として最後までドラマの世界観に浸ることができるという。この企画について、本作のプロデューサーは、「様々な日常を切り取ったエッセイを原作とした物語だったので、話ごとにテーマが違ってくると想定している中で、エンディングの味わいが違っていくのは面白いだろうし、この作品にマッチするのではないかと考えました」と、今回の構成だからこそ生まれたアイディアであること、また、「みたことがないものにしたかった」と新しさも意識していたことをコメント。さらに見せ方についても今回の企画が決まった時と同時に、岨手由貴子監督と「舞台の一つを小さなライブスペースがあるBARにしよう」と話していたことを明かし、「だから必然的にライブパフォーマンスであるべきだと行き着いたのですが、同時に、このドラマを観ることで素晴らしいアーティストたちのここだけのライブを聴けるというのも、視聴者の満足度を上げると確信もしていました」と、これまでにない新たな形のエンディングの形が、作品とうまくかけ合わさることで生まれる化学反応へ自信をみせる。全10組のアーティストたちは、Chara演じるカオルが店主を務める“Bar灯台”にセッティングされたステージなど劇中の舞台で演奏をするという豪華すぎる演出となっており、作品の世界観の中でそれぞれのパフォーマンスを堪能できる仕上がりとなっている。エンディングを手掛ける10組のアーティストは?年齢層やジャンルも多種多様なアーティストが本作へ参加。多数のCM歌唱や楽曲提供を行い、ソロアーティストとして活躍し続けている奇妙礼太郎が披露するのは、自身の楽曲の中でも人気の高い「竜の落とし子」。本作への参加について、「演技をするという経験ほとんど無く、自分自身への不安はありましたが、それよりもとても好きな『あのこは貴族』の岨手由貴子監督の作品に参加出来る喜びがとても大きかったです」と、岨手監督作ということが自身にとっても非常に大きかったとコメント。本作で『スワロウテイル』以来26年ぶりに演技に挑戦したことでも話題のCharaも、自身の人気楽曲「Junior Sweet(JEWEL ver.)」で参加。“Bar灯台”オーナー・カオルがアーティスト・Charaに転身しステージで歌う様は本作ならではの見どころ。「あさイチ」(NHK)2022年度テーマ曲を担当し、様々なTVCMの楽曲を手掛けサウンドデザインのセンスやメロディーのキャッチーさが高く評価されているマルチプレイヤーのTENDREは自身の数ある楽曲の中でも人気が高い「DRAMA」を歌い上げる。また、「世界線をちょんと跨ぐような不思議な感覚もありましたし、Bar灯台の店内の雰囲気が昔両親と通っていたジャズバーの雰囲気に近いものもありまして。いつものメンバーでいつものライブみたくのびのび演奏できたことはすてきな思い出のひとつです」とコメントしており、印象に残る経験になった様子。ファンタジックなメロディと繊細な歌声で多くの人々の心を鷲掴みし、佐野元春、岡村靖幸、坂本龍一など名だたるアーティストと共演を実現し、音楽で人々の心を動かす生粋のシンガーソングライター、七尾旅人が歌うのは「ドンセイグッバイ」。今回の企画については、「もし『たえず移ろっていってしまうもの』や『それでも残る何か』をBARのシーンがこの物語の基底となって示すのだとしたら、毎回、渡り鳥のようにその日だけのミュージシャンがやって来るのはユニークなアイデアだと思いました」とコメント。1stシングル「Tic」のMVが話題となり、仏ローリングストーン誌ほか欧州のメディアにも紹介され、「FUJI ROCK FESTIVAL '22」出演や来日アーティストのサポートアクトを担当し、日本にとどまらず世界中で高い評価を受けている「No Buses」は書き下ろし楽曲「I'm With You」を歌唱。今回の参加については、「今まであまりない機会だったので、話を頂いてからとても楽しみでした」と語る。シンプルなギター・ロックに滲む普遍性には若手のファンも多く同世代のミュージシャンたちからも高い支持を得ているロックバンドの「paionia」が書き下ろし楽曲「わすれもの」を披露。本作に参加したことについて、「多難なバンド人生でしたので、にわかには信じられませんでした。また何か落とし穴があるのでは?という疑念も抱きつつ、一方で嬉しさと花開くことへの期待や希望を感じておりました」と喜びを明かしている。TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season Part2のエンディングを担当し本質的な音楽性の高さが業界内外から高い評価を受けるヒグチアイは、本作のために書き下ろした「しみ」をピアノひとつで弾き語る。今回の企画について、「全話やりたかったです(笑)けど、終わらせ方や感じさせ方をもっと突き詰めればこういう風になっていくんだろうなと納得しています。エンディングを飛ばして見る人も多いので、そういう方にも毎話楽しんでもらえますよね」とコメント。第94回アカデミー賞国際長編映画賞を始め2022年の映画界を席巻した『ドライブ・マイ・カー』出演で注目を集める一方、現在テレビ朝日系にて放送中の木曜ドラマ「六本木クラス」の挿入歌を担当し、『天気の子』でも主題歌を歌い上げ、歌手としても魅力にあふれた歌声で惹きつける三浦透子が披露するのは「おちつけ」。今回の企画への参加について、「なんと贅沢でわくわくする企画なんだ!と純粋に嬉しかったです。役者としてお仕事をご一緒したことのあるスタッフさんが多かったこともあってちょっと照れ臭さもありましたが、それもまた心地よかったです。とても素敵な機会をいただけて感謝の気持ちです」とコメントする。国内だけでなく海外ツアーを積極的に行い、各メンバーが担当のパートにとらわれずに楽曲を制作し若者から音楽コアファンまで人気を集めている東京発の4人組バンド「ミツメ」が書き下ろし楽曲「メビウス」を歌唱。今回のオファーについては、「それぞれが思い思いのエンディングテーマを作るのは面白いなと思いました。気合の入った曲は他の方にお任せして自由にやれそうだなとも考えていました」と、企画への面白さと自由に演奏できる楽しみがあったそう。昨年ポカリスエットCMがきっかけとなったアイナ・ジ・エンドとの2人組アーティストA_oによる「BLUE SOULS」が話題となり海外の音楽フェスにも出演するなど国内外で話題となっており、最近では映画『マイスモールランド』の劇伴も手掛ける「ROTH BART BARON」が書き下ろし楽曲「糸の惑星」を披露。「各お話に違う個性を持った音楽家が一つの大きな物語を作ってゆくことがこの作品にとても合っているなと思いました」と語っている。TENDREが劇伴を担当「主にピアノをメインとして自分なりの手法で」さらに今回、TENDREは本作の劇伴も担当する。実写ドラマの劇伴楽曲を手掛けるのは自信初となる。今回のオファーについては、「今作の音楽担当のお話をいただいた段階で、劇中で演奏できるというオファーを同時にくださったことにとても興奮したのをよく覚えております」と、エンディング楽曲と劇伴をともに担当できることに喜びを明かす。劇伴については、「登場人物の皆さんの息遣い、それぞれの場面や場所の匂い、作品自体が持つ温度感、そういったさまざまな要素に必要な感情の動きを、主にピアノをメインとして自分なりの手法で空間に描く。そんなイメージでつくりました」と、作品に寄り添いながらも独自の解釈も加えて制作。また、「今作をご覧になる皆さんと同じ様に、この世界の人々をやさしく見守るきもちで音楽を充てがっております」と、TENDREが気持ちを込めて制作し自身で演奏した楽曲たちは唯一無二の世界観となるだろう。【エンディング楽曲一覧】※50音順・奇妙礼太郎「竜の落とし子」(Victor Entertainment)・Chara「Junior Sweet(JEWEL ver.)」(Ki/oon Music)・TENDRE「DRAMA」(ユニバーサルミュージック)・七尾旅人「ドンセイグッバイ」(SPACE SHOWER MUSIC)・No Buses「I'm With You」(S.S.G.G.)・paionia「わすれもの」(gsp)・ヒグチアイ「しみ」(ポニーキャニオン)・三浦透子「おちつけ」(EMI Records)・ミツメ「メビウス」(mitsume)・ROTH BART BARON「糸の惑星」(SPACE SHOWER MUSIC / BEAR BASE)「すべて忘れてしまうから」は9月14日(水)よりディズニープラス「スター」にて独占配信(全10話)。(text:cinemacafe.net)
2022年09月06日東出昌大の主演最新作『とべない風船』の劇場公開が決定。ティザーポスターと特報映像が解禁となった。本作は、豪雨で家族を失い心を閉ざした主人公が、元教師の女性と出会い、家族でも恋人でもない2人の永遠に晴れそうにない心の行方を、多島美が連なる瀬戸内海の故郷を舞台に描いた感動作。本作の監督・脚本を務めるのは、広島県出身で学生時代から映像制作に携わり、CMディレクターとして活躍してきた宮川博至。前作の中編映画『テロルンとルンルン』(18/岡山天音主演)が広島国際映画祭を皮切りに国内外の映画祭に多数出品、全国劇場公開も果たした新進気鋭の映像作家だ。長編1作目となる本作では、広島も襲われた平成30年の西日本豪雨による土砂災害をテーマの一つとして描いており、災害から今年で4年が経ち、風化への警鐘を鳴らすことも本作の一つの目標としている。東出昌大主演の東出昌大は、数年前に起こった豪雨で家族を失い心に傷を抱えたまま、瀬戸内海の島で漁師をしながら孤独に生きる主人公・憲二役を演じる。共演には、過去のトラウマから周囲と関係がうまくいかず島に逃げてきた元教師の凜子役に三浦透子。元教師で引退後は地元の島に戻り静かに暮らしている凛子の父親役で小林薫。島民行きつけの居酒屋の明るい女将役で浅田美代子が登場する。三浦透子撮影は、広島県呉市蒲刈や江田島市など瀬戸内海の絶景「多島美(たとうび)」で有名な場所など、広島でオールロケを敢行。「多島美」とは、瀬戸内海など内海に浮かぶ、小さな島々が連なる様子を形容した言葉で、山頂から望む雄大な景観は瀬戸内海随一と称えられるほどだ。到着した特報には、東出さん演じる憲二が、「大事なやつなんよ」「これは合図なんよ」と、物干しに黄色い風船をつなぐ理由を明かし、豪雨のなかで泣き叫ぶ様子も映しだされている。瀬戸内海の島を舞台に、悲痛な過去を持つ漁師の男と、人生に迷った元教師の女が出会い、2人にどのような運命が待ってるのか、気になる映像となっている。併せて解禁となったティザーポスターは、空っぽの物干し台をとらえた上下逆さまの写真に、黄色い風船だけが上に向かって風に揺られているビジュアル。曇り空のような背景に、「心は晴れないのに、空は憎らしいほど青かった。」のコピーが添えられ、本作の奥深い魅力を表現している。キャストコメント・東出昌大都会のスクランブル交差点でふと周囲の人々の顔を眺め、想う。「この人達にも大切な人がいて、親との死別を経験したり、心が千々に砕けるような人生の瞬間があるのか」。そう想像した時、心が濁流に飲み込まれるような感慨を覚えた事があります。瀬戸内海の過疎化が進む漁村に住み、魚の掛からない網を引き揚げながら、遠くに吊るされた萎んだ風船を眺める男を演じました。彼が何故風船を見つめるのか。私とは他人である彼の人生に想いを巡らせた時、生きていく事の複雑さと残酷さと、人と生きる素晴らしさを知りました。青い瀬戸内の海のような作品です。是非、映画館で多島美と、人の生きていく有りの儘をご堪能下さい。・三浦透子撮影中ずっと、この作品に関わる皆さまの広島という場所への愛を感じ続けていました。その愛ゆえのやさしさを受けて生まれた一瞬が、映像の中にたくさん詰まっていると思います。寂しさを共有する少しの勇気が、自分の明日を変えてくれる。そんな温かい人と人の交わりを丁寧に切り取った作品です。心に届く、愛される作品になってほしいです。・小林薫昨年秋の今と変わらずのコロナ禍での撮影でした。呉のお店も自粛中であったりして、淋しいけどコンビニでお酒をまかなって部屋飲みとせざるを得ませんでした。だからちょっと、呉の街の印象は薄くなっているンですが、島から見る海の景色は忘れませんね。蒲刈島や江田島での撮影が中心で、漁協の海も、丘の上のオリーブの木越しにみえる海もみな穏やかで、ついつい撮影をしていることを忘れてしまいがちになるほどでした。心に負った傷が、ゆったりと流れる時間の中で。少ーしずつ癒されていく映画をご覧になりながら、そんな風景に身を預けてみて下さい。・浅田美代子コロナのさなか、瀬戸内海の綺麗な空気と景色に癒されました。広島の若いスタッフや監督との撮影は楽しく、沢山のエネルギーをもらいました。『とべない風船』というタイトルがあまりに悲しくてツラい感じかなと思ったのですが、飛べない風船、飛べなくても飛ばなくちゃいけないんだという勇気がもらえた様な気がします。家族、どんなにツラい過去、悲しい出来事があったとしても残された者は生きていかなくてはいけない...生きていたらきっと良いことがあるに違いないと信じたいです。居る事が当たり前だと思っている家族ですが、もう一度家族の大切さを感じてほしいです。・宮川博至(みやがわ・ひろゆき)監督西日本豪雨は広島で生活している私にとって、初めて身近で起こった最悪の災害でした。ここ広島で生活しているからこそ、豪雨災害をテーマに映画を作らなければならない。そう思い、私は脚本を書き始めました。人は、簡単に「災害が起こった場所などに住まず、引っ越すべき」「もっと他にいい場所はたくさんある」と言います。それも正しい。しかし、事実としてその場所から離れられない人もいます。その人たちの事情を聞けば、口にできない言葉が増えていきます。前向きになんてならなくていい、ただ映画を見ているその時間だけでも前を向く気持ちが少しでも芽生えればと思い、この映画を作りました。『とべない風船』は今冬、広島にて先行公開。2023年正月新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年07月22日総合格闘家の三浦孝太選手(20)といえば、父親は日本サッカー界のレジェンドの三浦知良選手(55)ということもあり、2021年の大みそかに行われた『RIZIN.33』でのプロ格闘家デビュー戦は多くの注目を浴びました。RIZINを見た視聴者からは「イケメン」と話題になり、人気急上昇中の格闘家。先日は豪華ショットを投稿し、反響を呼んでいました。早速チェックしてみましょう!父、キングカズとネイマール選手との豪華3ショットにファン歓喜 この投稿をInstagramで見る 三浦孝太(@kota_miura_official)がシェアした投稿 「obrigado!」と自身のインスタグラムを投稿した孝太選手。obrigadoとはポルトガル語で「ありがとう」という意味で、ネイマール選手へ向けた言葉だと思われます。サッカー界のレジェンド、キングカズとブラジル代表のネイマール選手との豪華ショットにフォロワーはくぎ付けに。コメント欄には「顔面偏差値えぐ」「素敵すぎて最高すぎて♡意味がわからないクラス〜最強3ショット」「このスリーショットは凄すぎる」と豪華メンバーに歓喜のコメントが相次いで寄せられておりました。また、日本のみならず外国の方からのコメントも多く見られ反響の大きさが伺えます。7月31日(日)の『RIZIN.37』に参戦決定した孝太選手。5月に開催された『RIZIN LANDMARK vol.3』に参戦予定でしたが、練習中に首を痛めた為無念の欠場。早く2戦目を見たいと待ち望むファンは多いようです。孝太選手がサッカーボールキックで勝利する姿が見たいですね!あわせて読みたい🌈悩殺級の桃尻!渋谷ゆりさん“令和の峰不二子”美ボディ動画にファン悶絶
2022年07月21日三浦透子が主演を務める舞台『Secret War-ひみつせん-』が6月9日(木)~6月19日(日)にかけて、東京芸術劇場シアターウエストで上演される。この度、本作の舞台写真&キャストコメントが公開された。第2次世界大戦時、731部隊における人体実験を含む戦時研究を行った登戸研究所は、資料館として保存され、戦争が引き起こす残酷さと無為さを現在に伝えている。本作は、この登戸研究所をモデルにした研究所を舞台に、映画『ドライブ・マイ・カー』の女性ドライバー役が記憶に新しい三浦を主演に迎え、座付き作家・詩森ろばが書き下ろす新作だ。さらに新国立劇場のフルオーディション企画『エンゼルス・イン・アメリカ』で数千人の中からジョー役として出演が決定したばかりの坂本慶介、『ザ・ドクター』や『マーキュリー・ファー』と大きな舞台が続く宮崎秋人が友情に結ばれつつ戦争の影に押しつぶされていく若き科学者を演じるほか、松村武や北浦愛、森下亮、佐野功、ししどともこ、など実力派出演陣が出演。また『All My Sons』で詩森と初タッグを組み、その演技が高く評価され、読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した大谷亮介が、物語のカギを握る人物として出演する。公開されたコメントは以下の通り。<三浦透子>約1カ月間、本当に素敵な稽古の時間を過ごさせていただきました。世代をこえて集まったスタッフ・キャストが、忌憚なく、思ったこと感じたことを言い合える稽古場でした。そんな風通しの良い環境をつくってくださった皆さんおひとりおひとりに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。そして、この物語のモデルになった登戸研究所にも、きっとそういう空気があったのではないでしょうか。80年前のその場所にあったそれぞれの人生に触れるため、とにかく沢山話しました。誰の価値観も否定することなく、丁寧に選んで、積みあげて育ったこの作品が、今すでに自分にとって特別な大切なものになっています。とにかく観ていただきたい!劇場でお待ちしています。<詩森ろば>登戸研究所のことを教えてくれたのは、ある制作者さんでした。「戦時研究をしていた研究所のタイピストが持ち返った複写部分が見つかったっていう事実があって…」と。その瞬間、この題材はわたしが書くと勝手に決めて、小高い丘陵地にある登戸研究所を見学に行きました。丁度、その実在したタイピスト、関コトさんの展示が行われていました。終戦ですべてを焼いたという秘密の研究所から持ち返られた「雑書綴り」。戦後50年を経ないと、これは世の中に出すことができなかった。そのことまで含めて、なんだかとても恐ろしくそして愛おしいと思いました。今回の作品は事実にインスパイヤされたフィクションなので、それを持ち返った経緯やその後の人生はおそらく劇中の琴江さんとはまったく似ていない。わたしはわたしの雑書綴りとそれを巡る物語をある意味、傲慢に創り上げました。でも、それでも、その瞬間、上司の方に、持ち返ってはいけませんか、とお願いした、まっすぐな気持ちを、わたしはありありと感じることができます。その感触を大切に創った作品でもあるのです。人体実験まで含む過酷な研究を行っていた、登戸研究所。それは繰り返してはいけない人類の深い過ちです。しかしそんな場所にも、抱きしめたくなるようなたくさんの思いやひとが在ったということを、伝えられたらと思います。それが、おそらく、いまいるこの場所を戦地にしない演劇にできる方法ではないのかとも。三浦透子さん、坂本慶介くん始めとする、素晴らしい俳優陣が、そんな場所に集い生きてくれます。劇場でお会いできたらと願います。■公演情報serial number07『Secret War-ひみつせん-』6月9日(木)~6月19日(日)※13日(月)休演日会場:東京芸術劇場シアターウエスト※開場は開演の30分前。※未就学児童のご入場はお断りしております。作・演出:詩森ろば出演:三浦透子、坂本慶介、宮崎秋人、松村武(カムカムミニキーナ)、北浦愛、森下亮(クロムモリブデン)、佐野功、ししどともこ(カムヰヤッセン) 、大谷亮介<チケット>料金:全席指定・前売・当日共一般6,000円 / 障害3,000円 / 学生4,000円※障害者、学生は劇団のみの取扱い。当日受付にて手帳をご提示下さい。公式サイト:
2022年06月09日歌手の三浦大知が、YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に再登場している。アーティストの一発撮りパフォーマンスを切り取った動画で人気を集める『THE FIRST TAKE』。音楽ジャンルのYouTubeチャンネルでは最速で登録者数600万人超えを達成した。8日に公開された第223回には三浦大知が登場し、連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか)主題歌として話題の楽曲「燦燦」を、バンド・ストリングス総勢13名の音色に乗せて披露。撮影を終え、三浦は「思いっきり歌えたんじゃないかなと思います」と振り返っている。
2022年06月09日三浦大知が新曲「燦燦」のMusic Videoを公開した。「燦燦」は、現在放送中の連続テレビ小説『ちむどんどん』の主題歌として書き下ろされた楽曲。「家族の光」がテーマのバラード曲で、三浦自身の祖母へ向けて書いた“手紙のような”1曲となっている。公開されたMVも「光」をコンセプトに、三浦の祖父母と両親の故郷でもある鹿児島県・沖永良部島で撮影された。自身のルーツでもある沖永良部島の美しい景色を背景に、楽曲のテーマである「光」を様々な形で表現した作品に仕上がっている。三浦大知「燦燦」MV『ちむどんどん』は、2022年に本土復帰50年を迎える沖縄を舞台に、沖縄に生まれ育ったヒロインと兄妹たち家族の50年の歩みを見つめる、笑って泣ける朗らかな美しい家族とふるさとの物語。沖縄料理に夢をかけるヒロイン・比嘉暢子、四兄妹の次女を黒島結菜が演じ、主人公を支え・見守る兄妹役は竜星涼、川口春奈、上白石萌歌、そして両親役は仲間由紀恵、大森南朋が演じる。<リリース情報>三浦大知 New Single『燦燦』2022年6月8日(水) リリース※配信ジャケットとCDジャケット写真は異なります三浦大知「燦燦」配信ジャケット●【CD+Blu-ray】1,980円(税込)●【CD+DVD】1,980円(税込)●【CD ONLY】1,000円(税込)【CD収録】※全形態共通1. 燦燦 ※連続テレビ小説『ちむどんどん』主題歌2. 新呼吸3. 燦燦 -Instrumental-4. 新呼吸 -Instrumental-【DVD / Blu-ray収録】1. 燦燦 -Music VIdeo-2. 新呼吸 -Music Video-3. 燦燦 -1 Song Hall Live with Orchestra-【店舗別特典】ポストカード(はがきサイズ)【DAICHISHIKI CD / DVD OFFICIAL SHOPオリジナル特典】メモパッド(サイズ:W100×H140mm)「燦燦」配信リンク:<番組情報>連続テレビ小説『ちむどんどん』総合:月~土 8:00~8:15 ※土曜日は1週間を振り返ります。BSプレミアム・BS4K:月~金 7:30~7:45 / 土 9:45~11:00 ※月~金の一挙放送【出演】黒島結菜 / 仲間由紀恵 / 大森南朋 / 竜星涼 / 川口春奈 / 上白石萌歌 ほか番組公式HP:<ライブ情報>『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS』※終了分は割愛5月13日(金) 岡山・倉敷市民会館5月14日(土) 鳥取・米子コンベンションセンター BiGSHiP5月18日(水) 東京・J:COMホール八王子5月19日(木) 東京・J:COMホール八王子5月24日(火) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール5月25日(水) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール6月1日(水) 広島・上野学園ホール6月2日(木) 広島・上野学園ホール6月7日(火) 宮城・仙台サンプラザホール6月8日(水) 岩手・岩手県民会館 大ホール6月13日(月) 大阪・フェスティバルホール(大阪)6月14日(火) 大阪・フェスティバルホール(大阪)6月20日(月) 京都・ロームシアター京都 メインホール6月21日(火) 京都・ロームシアター京都 メインホール6月29日(水) 東京・東京国際フォーラム ホールA6月30日(木) 東京・東京国際フォーラム ホールA7月6日(水) 青森・リンクステーションホール青森7月7日(木) 秋田・能代市文化会館7月14日(木) 香川・レグザムホール 大ホール7月15日(金) 愛媛・松山市民会館7月20日(水) 静岡・アクトシティ浜松 大ホール7月21日(木) 静岡・アクトシティ浜松 大ホール7月25日(月) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru7月26日(火) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru【チケット料金】全席指定:7,700円(税込)ファミリー席:7,700円 ※ファンクラブ先行受付のみ※3歳未満入場不可 / 3歳以上のお子様はチケットが必要となります。詳細はこちら:関連リンク三浦大知 オフィシャルサイト:三浦大知 オフィシャルファンクラブ「大知識」:三浦大知 YouTube:三浦大知 Twitter:三浦大知 Instagram:
2022年05月10日映画『ドライブ・マイ・カー』の凱旋舞台挨拶イベントが5日に都内で行われ、西島秀俊、三浦透子、岡田将生、霧島れいか、濱口竜介監督が登場した。同作は村上春樹の同名短編小説に惚れ込んだ濱口竜介監督の最新作。妻を失い、喪失感のなかで生きる舞台俳優・家福と、寡黙な専属ドライバー・みさきという孤独な2人が、愛車サーブを通して出会い、一筋の希望にたどり着くまでを描く。第74回カンヌ国際映画祭で日本映画として初となる脚本賞を受賞した同作は国内外の様々な賞を席巻し、第64回アカデミー賞 国際長編映画賞に輝いた。授賞式の場に立った濱口監督は「気持ちを落ち着けてなんとかスピーチをしなきゃと出て行って、自分もできるだけ短くしたいと思っていたので冒頭部分は英語でと思っていたら、大体冒頭部分で終わってしまったんですけど……『Thank you』というのが早すぎたんです。その場にいた俳優さん、いなかった俳優さんにも感謝をつ会えられたので良かったと思います」と振り返った。スティーブン・スピルバーグ監督とも写真を撮っていた濱口監督は「エレベーターを待っていたらスピルバーグさんがすっと通って行かれたので、自分は怖気付いていたんですけど周りから『行きなさい』みたいな。それで『ご一緒できて光栄でした』と話しかけたら、『ドライブ・マイ・カー』について「改めて素晴らしい映画だった、賞にふさわしい映画だった』とおっしゃていただいて、夢のような体験でした。子供の頃からスピルバーグ監督の映画を見てきたので、そんなことがあるんだと思いました」と状況を語る。同じくその場にいた西島も「ポール・トーマス・アンダーソン監督が『素晴らしかった』とおっしゃったり。ジェーン・カンピオン監督が岡田くんに『Bad boy』と言って、悪い男をすばらしく演じたと伝えてらっしゃったり」と明かすと、岡田は苦笑。「『そうです』と思いましたけど、この作品をちゃんと見てくれた上でおっしゃってくれてたので、本当に嬉しかったです」と喜んでいた岡田は、「僕は授賞式前にインタビューで『コーダ あいのうた』が好きだと言っていたら、トロイ・コッツァーさんとお話しする時間があって、通訳さんと手話の通訳さんと4人だったんですが『日本の手話と違うから、こうやってやるんだ!』と興奮しておしゃべりされてるので、何も聞けなかった。それで呼ばれてしまったので去ったんですけど、すごく貴重な時間でした」と明かした。トロイ・コッツァーと写真を撮っていた霧島も「そんなにたくさんお話しできなかったんですけど、目の前にいらっしゃったので。『コーダ あいのうた』は劇場で見て本当に恥ずかしいくらい大泣きしたくらい好きな作品でしたので、ガッと捕まえて、自己紹介して『ドライブ・マイ・カー』に出ていますということを説明して『好きな映画です。美しい映画だと思いました』とお伝えしたら、本当に嬉しそうに笑ってらっしゃって、お写真お願いしました」と楽しんでいたようだった。濱口監督が「どこを見ても伝説みたいな人がいて、ウィル・スミスさんがそこを通って行ったりとか……」と言うと、会場はざわつく。「ビル・マーレイさんがいたり、楽屋裏に入って行ったらコッポラ監督とロバート・デ・ニーロとアルパチーノが準備をしていて『何なんだこの世界は』と思いました」と豪華な思い出を振り返った。この日は実際にオスカー像も登場し、「意外と重いものでしで、2年前にポン・ジュノ監督が片手で軽々上げてたので、監督の筋力がすごいなと思いました」と語る。授賞式にいなかった三浦がその場で持つこととなったが「『重い重い』と言われてたから、そんなに重くなかったです」とその場の笑いを誘うと、濱口監督は「筋力がめちゃめちゃあるのかな」とコメントしていた。
2022年04月05日2022年のアカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』で寡黙な専属ドライバーみさきを演じた三浦透子さん。作品の裏話を明かしてくれた、2021年夏の取材の模様をお届けします(2021年8月18日配信記事)。三浦透子さん【映画、ときどき私】 vol. 4042002年にサントリーのCMで“2代目なっちゃん”としてデビューしたのち、さまざまなドラマや映画に出演し、アニメーション映画『天気の子』ではボーカリストに抜擢されたことでも注目を集めている三浦さん。『ドライブ・マイ・カー』で三浦さんは、舞台俳優で演出家の家福悠介(西島秀俊)が演劇祭で出会う、寡黙な専属ドライバーみさきを演じています。そこで、現場での様子や本作を手掛けた濱口竜介監督の演出、将来の自分について語っていただきました。―以前、濱口監督作『偶然と想像』のオーディションに行ったことがきっかけで、本作のオファーがあったそうですね。お話があったときはいかがでしたか?三浦さん最初に脚本を読ませていただいたとき、みさきがとても魅力的な女性だと思いました。特に、相手に対して的確な言葉選びができるところや仕事に対する哲学がかっこいいなと。なので、この役を私にと思っていただけてとにかくうれしかったです。ただ、運転がものすごく重要な役にもかかわらず、免許を持っていない私にオファーするなんて、濱口監督はすごいなとも思いました(笑)。―その後、この作品のためにすぐに免許を取られたそうですが、大変でしたか?三浦さん撮影前にたくさん乗っておきたかったので、朝から晩まで毎日教習所で練習して、17日間でマニュアルの免許を取りました。けっこうハードでしたけど、すごく楽しかったです。―それはすごいですね。劇中では、見事なドライバーぶりを見せていましたが、ご自身は運転に向いていると感じましたか?三浦さん実は、もともと車はすごく好きで、ガソリンスタンドでバイトしていたこともありました。車内や運転の仕方に乗っている人の人間性が出るところがおもしろい。車が好きなだけに、運転が苦手だったらどうしようかと心配しましたが、乗ってみてもやっぱり好きだったのはうれしかったです。―ただ、劇中の車は左ハンドルなので、初心者には難しかったのでは?三浦さんそうですね。免許を取ったあと、練習用に左ハンドルの車を用意していただいたんですが、左ハンドルなのでどれも高級車ばかり。練習のためとはいえ、初心者マークをつけた高級車が走っているのは、周りの方は嫌だったかもしれません(笑)。初めてが多い現場で、西島さんの存在は心強かった―慣れない運転をしながら演技もしなければいけないという状況で、どのようなことを意識されていましたか?三浦さんマルチタスクをこなさなければいけない難しさはありましたが、私にとっては「それができるみさきはどういう人なんだろう」と考える作業こそが役作りに直結すると思いました。みさきは、顔を見なくても空間から相手のことを感じ取れる繊細な人。それを表現するのは難しかったですが、かっこよく運転している姿を見せることが、いちばんみさきを表すことに繋がると思ったので、運転には一生懸命取り組みました。―車のなかでは、西島秀俊さんとほぼ2人きりでの撮影が続いたと思いますが、共演されてみていかがでしたか?三浦さん西島さんはとてもフランクな方で、いつも笑顔でお話をしてくださいました。かと言って、準備と本番とでオンオフがあるわけではなく、リラックスしているときと集中しているときが地続きにあるような感じ。すごく不思議な方だなという印象です。それはこれまでいろいろな経験をされてきた西島さんだからこそのたたずまいだと思いますが、おかげで私は安心していることができました。今回一緒にお芝居をさせていただいて、すごく勉強になりましたし、とても心強かったです。―そのなかでも、印象に残っているやりとりなどもあれば、教えてください。三浦さん今回の現場では、私にとって初めてのことがたくさんありましたが、西島さんは細かいところで本当にさりげなく声をかけてくださいました。車のなかで西島さんと2人でいる時間もけっこう長かったですが、沈黙があっても緊張することなく、落ち着いていられたのも、劇中の家福とみさきの関係性に通じていたように思います。―そういうお二人の雰囲気は、スクリーンにも表れていたように感じました。三浦さんあれだけの狭い空間に2人だけでいるというのは、会話をしていなくても相手の存在を気にせざるを得ない状況。そんななかでも、緊張感が解けていく瞬間を感じることができました。それは家福とみさきの間にもあった瞬間だと思うので、実際に現場で体験できたのは大きかったです。濱口監督の書く言葉には覚悟があると感じる―そして、この作品は何と言っても脚本の素晴らしさがあると思いますが、三浦さんはどういったところに惹かれましたか?三浦さんまずは、セリフのおもしろさですね。一度読み出すと、最後まで手放せなくなるような緊張感がありました。その空気感は、完成した映画からも伝わってくる部分だと思います。これは特にみさきに感じたことですが、しっかりと思考してからちゃんと言葉を選んでいるところも、すごく印象的でした。言葉というのは、人を救うこともあれば、殺してしまうこともある、そういう恐ろしさがあると思います。良くも悪くも強い力を持っている。そういったことを濱口監督は普段から意識されているんだと思います。実際、濱口監督とお話していると、ものすごく丁寧に言葉を選んで話されているかがわかるので。ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、濱口監督の書くセリフには、これは発するべき言葉である、という覚悟を感じるというか。キャラクターたちに魂を感じます。だからこそ、声にしたときに言葉の持つパワーに背筋を正されるような感覚があるのかなと。それでいて、すごく繊細で丁寧に私たちに語りかけてくれているような印象も受けました。―そういったところも、世界で評価された理由かもしれませんね。ご自身が役作りで特にこだわったのはどのあたりでしょうか?三浦さんこれまでの役だと、わからないことをわかるようにする作業を通して役に近づこうとしていましたが、みさきには共感できる部分ばかりで、わからないことがないような状態でした。極端なことを言うと、することがないと思ったくらい。でも、撮影の前に濱口監督ともその話をしたら、それでいいですと。「特別なことはしなくていいので、ただ運転の練習だけしてください。それがみさきの役作りです」と言われました。なので、とにかく運転練習を一生懸命やりました。いま思えば、運転している最中に考えていたことがみさきへの理解にもつながっていたと思います。原作の魅力がきちんと残った作品に仕上がった―現場では、濱口監督ならでは演出などもありましたか?三浦さん映画のなかでも、感情を入れずに淡々と読んでいく“本読み”という作業をしていますが、実際の現場でも行なっています。こんなにも本読みに時間を使うことは、私にとっては初めての経験でした。濱口監督は、「その声で語られるだけで、心を動かされる。そんな声がある。役者からそういう声で台詞を聞きたい」とおっしゃっていました。本読みはその声を探す時間だったと思います。みんなでその“音”を探しているような感覚。とても不思議で素敵な体験でした。濱口監督の現場じゃないと味わえないものだと思います。―そんな時間を過ごすなかで、忘れられない監督の言葉もあれば、教えてください。三浦さん監督と話していて興味深かったのは、「歌はメロディも歌詞も決まっているけど、そのままを何度歌っても人の心を動かすことができる。セリフでもそれができると思う」と言われたことです。その言葉を聞いたとき、私のなかではすごくしっくりくるものがありました。濱口さんの演出には新鮮で驚く部分も多い反面、点と点が繋がるような瞬間もあってとても楽しかったです。―原作者である村上春樹さんの作品の魅力については、どうお考えですか?三浦さん私が村上春樹さんの作品と出会ったのは中学生くらいの頃で、短編集の『レキシントンの幽霊』が最初でした。そのあと長編もいくつか読ませていただきましたが、村上さんの作品は、自分に対する深い考察を感じるというか、キャラクターの心の中に沈んでいくような感覚になります。最初はそういった部分をどうやって映像化していくんだろうとか、ファンの方々に自分のみさきがどういうふうに受け取られるんだろうかと心配もありました。設定も原作とは変わっていますし、追加された部分も多いので。ただ、できあがったものを読むと、原作にある言葉の緊張感や匂いといった小説の魅力がちゃんと脚本にも残ってるどころか、むしろ増幅しているようにすら感じました。村上さんの文体と濱口監督の文体のマリアージュもとても魅力的でした。数字と触れ合うと気持ちがリセットできる―これから観客のみなさんの反応も楽しみですね。現在は、女優としても歌手としても活躍されていますが、今後チャレンジしてみたいことはありますか?三浦さん実は、私はこの歳でこういうことをしたいとか、こうなりたいみたいなビジョンがまったくないタイプなんです(笑)。だからこそ、思ってもいなかったことにも挑戦できるのかなと。私が歌を歌うことになるなんて、昔の私は想像すらしていなかったと思います。そういう意味では、これからもいまの自分が想像できない何かをやっていけたらいいですね。―では、プライベートでやってみたいことは?三浦さんこれはかなり先の話になりますが、おばあちゃんになったら近所の子どもたちに勉強を教えたりしたいなと、ぼんやり考えています。以前、家庭教師のバイトで小学生に算数を教えていて、それがすごく楽しかったので。―そのために準備していることもありますか?三浦さんセンター試験の問題を解いてみたりとか、勉強はするようにしています。―すごいですね。そんな多忙の日々で素に戻れる瞬間といえば?三浦さん素に戻れるというのとは違いますが、数字と触れ合っているときは頭の中をリセットできる時間だと思います。余計なことを考えずにいられるので。頭は使っているんだけれど無というか。考えているけど考えていないみたいな感じ。―意外な一面を教えていただき、ありがとうございました。それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。三浦さんこの作品を観ると、もしかしたらみさきは苦しく見えるかもしれません。でも、人との関わりのなかで傷ついた経験を持つ彼女が自分の人生をポジティブに捉え、仕事も含めて誇りを持って生きて行こうとする姿を見るだけで私には感じるものがありました。みなさんにも、ぜひみさきのかっこいい生き様を感じてもらえたらと思います。インタビューを終えてみて……。劇中のみさき同様に、ミステリアスな雰囲気をまとっている三浦さんですが、話し始めると明るい笑顔が印象的で、その魅力に心をわしづかみにされました。先のことは決めていないという三浦さんだけに、これからどんなふり幅で私たちを魅了してくれるのか、ますます楽しみです。唯一無二の物語が魂に訴えかける秀逸な脚本に、俳優陣の見事な演技が重なり、圧倒的な力で観る者を引き込む本作。孤独と秘密を抱えた男女が葛藤の先に見つけた再生の道は、誰にとっても希望を与えてくれるものとなるはずです。さまざまな感情が渦巻く忘れがたい経験は、ぜひ劇場で体感を。写真・北尾渉(三浦透子)取材、文・志村昌美ヘアメイク・秋鹿裕子(W)、スタイリスト・白山春久ベロア素材のシャツ¥36,300/ロク(エイチ ビューティ&ユース 03-6438-5230)、2タックパンツ/マメ クロゴウチ(www.mamekurogouchi.com)ショートブーツ¥85,800/アクネ ストゥディオズ(アクネ ストゥディオズ アオヤマ 03-6418-9923)、右耳につけたシルバーイヤーカフ¥22,000/ラッツェル アンド ウォルフ(ザ・ウォール ショールーム 03-5774-4001)、左耳につけたシルバーイヤーカフ¥93,500/ラッツェル アンド ウォルフ(アディッション アデライデ 03-5786-0158)、右耳につけたシルバーイヤーカフ¥16,500/フェノメナ コレクション(ザナドゥ 東京 03-6459-2826)、シルバーチェーンネックレス¥77,000/ララガン(ララガンデザイン/info@ralagan.com)、パールのついたチェーンネックレス¥107,800/ソフィーブハイ(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター 0120-137-007)、シルバースネークチェーンネックレス¥13,200/カルペディエム(カルペディエム/シルバーチェーンブレスレット¥52,800/ジジ(アパルトモン 青山店 03-5778-4919)、シルバーリング¥35,200/アン バイ トモヨ ヨシダ(アン・デザインズ/info@un-designs.com)ストーリー舞台俳優で演出家の家福悠介は、愛する妻・音と満ち足りた日々を送っていた。ところが、音は家福にある秘密を残したまま、突然この世からいなくなってしまう。それから2年が経ち、演劇祭で演出を任された家福は、愛車のサーブで広島へと向かうことに。そこで家福が出会ったのは、寡黙で優秀な専属ドライバーのみさき。喪失感を抱えたまま生きていた家福は、みさきと過ごすなかであることに気づかされていく……。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『ドライブ・マイ・カー』8月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー配給:ビターズ・エンド©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会写真・北尾渉(三浦透子)
2022年03月28日5月8日(日)大阪ザ・シンフォニーホールの「三浦一馬キンテート2022熱狂のタンゴ」は、バンドネオンの若き第一人者・三浦が、腕利き揃いのキンテート(五重奏)を率いる、ピアソラ三昧のコンサート。バンドネオン(三浦)とヴァイオリン(石田泰尚)、ピアノ(山田武彦)、コントラバス(黒木岩寿)、エレキギター(大坪純平)。ピアソラ本人が最も深く探求したのがこの編成=キンテートだった。「一番ベーシックなピアソラだと感じる編成です。これが4人でも6人でもいけない。完成されているんです。非常に低重心のバランスで、ピアノの低域やコントラバス、さらにはエレキギターも下を支えて、そこにバンドネオンやヴァイオリンのメロディが気持ちよく乗ることができる。とても安定感があります」「もうひとつ面白いのが、ピアソラって、メロディがどんなに暴れても、下のリズムはそのまま、いわばメトロノーム的に進むんですね。たとえば歌曲のように、歌に伴奏が合わせたりしない。その中でわれわれメロディ側は、頭の中ではきちんとカウントしながらも、あえて大幅に遅らせてみたりするんです。そういう面白さがあるのがキンテートの醍醐味です」ピアソラの音を忠実に再現するために、録音から自分の耳で起こしたスコアを使用する。「ピアソラ自身のスコアがどれだけ残っているかはわかりません。出版譜の多くはたぶん第三者の手によるもの。だからまず最低限の準備としてスコアを作るんです。時間はかかりますが、そこは手を抜きたくないですね。そしてもちろん、そこから先がそれぞれの個性が輝くところです」まずスコアありきという姿勢は、クラシック的。実際、「ジャンル」を考えることはほとんどないという。「自分もタンゴの人間というより、バンドネオンの人、という感じです」公演では、三浦たちにとっても〝初出し〟の、私たちがこれまであまり聴いたことのないピアソラも何曲も弾いてくれる。《ルンファルド》《レビラード》《カリエンテ》 《ムムキ》などがそれ。「ピアソラといえば《リベルタンゴ》《アディオス・ノニーノ》《オブリビオン》《四季》等々。そろそろ他のも行こうよ!という気持ちがありまして。珍しいから持って来ました、ではなく、有名曲と並んでも遜色ない、ひょっとしたらそれよりも……という、これからの時代のスタンダードになりうる名曲揃いです。ぜひ聴いてください」(曲目は変更の可能性あり)(取材・文:宮本明)
2022年03月24日三浦透子が主演を務める舞台『Secret War-ひみつせん-』が6月9日(木)~6月19日(日)にかけて、東京芸術劇場シアターウエストで上演される。第2次世界大戦時、731部隊における人体実験を含む戦時研究を行った登戸研究所は、資料館として保存され、戦争が引き起こす残酷さと無為さを現在に伝えている。本作は、この登戸研究所をモデルにした研究所を舞台に、映画『ドライブ・マイ・カー』の女性ドライバー役が記憶に新しい三浦を主演に迎え、座付き作家・詩森ろばが書き下ろす新作だ。さらに新国立劇場のフルオーディション企画『エンゼルス・イン・アメリカ』で数千人の中からジョー役として出演が決定したばかりの坂本慶介、『ザ・ドクター』や『マーキュリー・ファー』と大きな舞台が続く宮崎秋人が友情に結ばれつつ戦争の影に押しつぶされていく若き科学者を演じるほか、松村武や北浦愛、森下亮、佐野功、ししどともこ、など実力派出演陣が出演。また『All My Sons』で詩森と初タッグを組み、その演技が高く評価され、読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した大谷亮介が、物語のカギを握る人物として出演する。演出家・詩森ろばからのコメントは以下の通り。<詩森ろば>公演を決めたときには思いもかけなかったシンクロが起こることは今までもありましたが、今回は、できればこんなことにはなってほしくなかったタイミングでの上演となりました。敬愛する俳優、三浦透子がさらに羽ばたこうとする瞬間とも重なり合い、わたしにとって、カンパニーにとって特別な公演となりそうです。この時代に耐えながら生きるすべての方に観ていただきたい作品です。劇場でお待ちしています。■公演情報『Secret War-ひみつせん-』6月9日(木)~6月19日(日)※13日(月)休演日会場:東京芸術劇場シアターウエスト※開場は開演の30分前。※未就学児童のご入場はお断りしております。<チケット>料金:全席指定・前売・当日共一般6,000円 / 障害3,000円 / 学生4,000円※障害者、学生は劇団のみの取扱い。当日受付にて手帳をご提示下さい。一般発売開始:4月16日(土)10:00~
2022年03月10日2010年に三浦大輔が書き下ろし、自ら演出も手がけた『裏切りの街』を12年ぶりに再演。そこで三浦と、主人公・菅原裕一の恋人・鈴木里美役の萩原みのりに話を訊いた。「人が人を裏切る瞬間、しかもその曖昧さを作品にしたいと思ったんです」と三浦が語るように、この物語はフリーターの裕一と主婦の橋本智子が、何となく不倫を始めるところから動き出す。稽古はまだまだ序盤。だがすでにふたりとも「難しい」と声を合わせ、三浦は「単純に前回よりも劇場が大きくなるので、曖昧さにフォーカスした芝居をどう観客に届かせるのか」と現状の課題に挙げる。萩原は「難しくて死にそうです」と顔をしかめつつも、「自分に対しての言葉はもちろん、他の方につけている演出を聞けることが本当に贅沢で。緊張感もすごいですが、めちゃくちゃ幸せです!」と声を弾ませる。ほぼヒモ状態の裕一を献身的に支える里美というのが、萩原の役どころ。三浦は「すごく役のことを理解してくれていて、この彼女といると窮屈になったり、ちょっと逃げたくなるだろうなって感じでちゃんと演じてくれている。だから今回、少し台本を変えてみたんです。従来の里美像から変化を持たせた方が面白いかなと。萩原さんが出来る人だとわかっていたので、こちらにもそういう欲が出てきました」と萩原に大きな期待を寄せる。初演の映像と2016年の映像版を見たという萩原は、「里美としての答えがすでにふたつあり、つい寄せてしまいそうになるんです。でも気持ちが伴っていないせいか、すぐ三浦さんにバレてしまって。その分自然と、自分の中の里美を探しに行けている感覚はありますね。あと菅原役の高木(雄也)さんご自身はとても明るい方ですが、文字で読んだ時の裕ちゃん(=菅原)と、高木さん演じる裕ちゃんの印象がちょっと違う。高木さんだからこその裕ちゃんをどこか少しかわいいなと思いつつ、抱きしめているような感覚が里美にはずっとありますね」と、この再演ならではの里美像を掴み始めているようすだ。※高木の「高」ははしごだかその高木に関して三浦は、「これまで多くの人が演じてきた菅原ですが、高木くんの場合は“陽”の菅原になるかなと思っていました。ただその陽の部分を演技に乗せるには、彼の中にストッパーがあるみたいで。その殻を破った時に、高木くんらしい菅原が生まれるんじゃないかなと思います」と予想。このカンパニーから、いかなる『裏切りの街』が立ち上がるのか。その開幕を楽しみに待ちたい。東京公演は3月12日(土)に新国立劇場 中劇場で開幕。その後、3月31日(木)よりCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて大阪公演を開催する。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2022年03月04日日本アカデミー賞新人俳優賞受賞者、今田美桜、西野七瀬、三浦透子、吉川愛、磯村勇斗、尾上右近、宮沢氷魚、Fukaseを撮り下ろしたビジュアル「NEW CINEMA FACE」が、カルチャーの発信地RAYARD MIYASHITA PARK&渋谷区立宮下公園に登場。受賞者からコメントが到着した。毎年、期間限定で掲出されると、多くの人々が現地に訪れ、ファンたちの交流・写真スポットの場として話題となっている「NEW CINEMA FACE」。新人俳優賞を受賞してこの企画に参加することを切望し、また自身のSNSで拡散する若手俳優も多くいるほど。昨年第44回はコロナ禍により開催されなかったが、新人俳優賞が設けられてから30年、そして「NEW CINEMA FACE」開催10年のこの記念すべき第45回。2021年の映画界に現れた次世代を担う新人俳優賞受賞者たちが一堂に会する。第45回 日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞者/受賞作品/コメントフォトセッションを終えた受賞者に受賞の感想と今回のNEW CINEMA FACEのテーマ「LOOK!FUTURE」にちなみ10年後20年後の未来についてコメントが寄せられた。今田美桜『東京リベンジャーズ』新人俳優賞受賞の報告を聞いた時は「まさか!」と思いました。家族もすごく喜んでくれて。いつも支えてくださってる方々が喜んでくれたことがすごく嬉しかったです。将来こうなっていたいと細かく具体的にはないですけど、とにかく自分が笑って幸せで、楽しくやっていられたらいいなというのはあります。西野七瀬『孤狼の血 LEVEL2』自分の存在と日本アカデミー賞は遠いものというか、別次元のものみたいなイメージなので本当にびっくりしました。嬉しい気持ちが大きかったです。自分はまだたくさんの映画に参加してきたわけではないので、どちらかというと見る側の気持ちの方が強い。でも作っていく面白さもこれから知っていきたいなと思います。三浦透子『ドライブ・マイ・カー』日本アカデミー賞は、遠いところにあるような気がしていたので、すごく嬉しかったです。10年前の自分が今のこういう仕事の進め方とか、今の自分を想像できてたかっていうと全然できていなかっただろうなと思うので、そういう意味できっと今の自分には全然想像できない10年後20年後になるんだろうなと思うし、そうであって欲しいです。吉川愛『ハニーレモンソーダ』ずっと欲しかった賞なので、本当に、心の底から嬉しいです。10年後20年後は色んな方に憧れられる存在になりたいです。そのためにも自分のことをもっと知ってもらったり、いろんな役をやって認めてもらえたりしないといけないなと思っているので、これからも頑張っていこうと思います。磯村勇斗『ヤクザと家族 The Family』/劇場版『きのう何食べた?』いまだに、まだ実感が湧いていないです。今回この賞をいただけたことで映画界のスタート地点に立ったというか、やっと自分の存在を少し知ってもらうきっかけにもなったので、10年後20年後はちゃんとこの日本で映画作りの現場を一緒に盛り上げていけるような、もっと真ん中でしっかり映画界を盛り上げられる1人になりたいなと思います。尾上右近『燃えよ剣』客観的に褒めてもらえるという素直に喜べる瞬間でした。映像の世界では祖父である鶴田浩二という存在が大きくて。ほんの少し近くに来れたかもという感覚がありました。10年後「こういう方向性の人がいるんだ、こっちもやってみようかな」と後輩を勇気づけられるような、歌舞伎という枠、日本という枠からもはみ出た、可能性を広げる存在になりたいと思います。宮沢氷魚『騙し絵の牙』日本アカデミー賞は1つの目標でもあり、僕の中では非現実的な、夢のような世界だと思っていたので、まさか自分が参加させていただけるとは思ってもいませんでした。10年後20年後は日本での活動もさることながら、可能であれば海外にも活動範囲を広げて日本の良さ、日本人の良さというのを1人でも多くの人に伝えていきたいです。Fukase『キャラクター』まさか10年目にして新人俳優賞をいただけると思っていませんでした。映画が好きでリスペクトがある分、賞をいただいて、遠くから眺めて美しかったものが自分が入ることによってまた見え方が変わり始めているという感じです。仲間たちとの今の環境が自分にとってすごく恵まれていると思っているのでそれが10年先も20年先も続いたらいいなと思っています。「NEW CINEMA FACE 2022」は2月23日(水)~3月18日(金)、RAYARD MIYASHITA PARK&渋谷区立宮下公園にて掲出。【South】2F入口(渋谷駅方面)エレベーター前・連絡橋、3Fフードホール【North】2Fエレベーター付近・3Fエレベーター付近「第45回 日本アカデミー賞授賞式」は3月11日(金)21時~日本テレビ系(全国29局ネット)にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年02月17日俳優の三浦翔平が2日、都内で行われた「サイバーセキュリティクラウド新CM発表会」に出席した。“世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する”という理念のもとサイバーセキュリティサービスを開発・提供するサイバーセキュリティクラウドは、三浦を起用した新CMを2月2日より公開。新CMは、近年急速に増えているサイバー攻撃に対してハッカー対策を啓発するというコンセプト。三浦は、完成したCMについて「ハッカーが身近に潜んでいるところを、わかりやすく作れたんじゃないかなと思っています」と感想を述べた。インターネットで怖いなと感じたことを聞かれると「怖いなというより、迷惑メールがよく来ることがありまして、嫌だなという思いはあります。(個人情報が)どこから流れているんだろうと思います」と答え、対策について「知らないアドレスは開けないです。すぐ削除する。見ないですね」と話した。これまで情報流出の被害に遭ったことはないという。流出したら困るものを聞かれると、「特にないです。もちろん仕事のメールとかスケジュールとかが漏れたらあまりよくないですよね。あと、家族の写真とかも嫌です。そんなにないですね」と答え、妻に漏れたらマズいことも「特にないです」と笑顔で返した。
2022年02月02日俳優の三浦翔平が20日、公式YouTubeチャンネル『三浦屋の翔へいへ~い』を開設した。同チャンネルは、インフルエンサーマーケティング企業であるMIHAの支援のもと、三浦のプライベートや仕事の舞台裏など、今まで見られなかった姿をコンテンツとして配信する。第1弾の配信動画として、三浦とスペシャルゲストが参加するライブ配信を30日(21:00~)に行う予定だ。コメントは以下の通り。■三浦翔平今回、MIHAさんとの取り組みを大変嬉しく思っております。今後YouTubeを通じて、私のプライベートや趣味、仕事の舞台裏などのコンテンツを、ゆる~く配信していく予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください!!
2022年01月20日俳優の三浦翔平が、7日(23:00~)にABEMAで配信されたバラエティ番組『私たち結婚しました 2』第6話に出演し、夫婦のペアルックについて語った。同番組は、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』を日本版にリメイクしたABEMAオリジナル番組。番組MCを千鳥のノブと三浦翔平が務め、シーズン2では、俳優・浅香航大とモデルで女優・トリンドル玲奈ペア、俳優・塩野瑛久と女優・足立梨花ペアの疑似結婚生活に密着する。7日の配信では浅香とトリンドル夫婦が赤のリンクコーデをしていたことを受けて、スタジオでは「夫婦でペアルックはありか?」がトークテーマとなった。MCの三浦は「全然着る分には大丈夫ですよ」と答え、「家の外でも?」と尋ねられると、「全然。(大丈夫)」「これが三浦家だけど逆になに? みたいな」と堂々とした様子で話した。また、ペアルックをためらわずにできるのは「結婚しているから」という意見でまとまると、ゲストの小島瑠璃子が「そうなんですよ、(付き合っていることがバレないように)なるべく街に溶け込もうとする」と同意。三浦からの「やっぱ、溶け込むの?」に小島は「溶け込めないから(週刊誌に)撮られる」と自虐モードで、さらにノブから「(撮られた枚数は)30枚でしたっけ?」と問われると「60枚です」と返して笑いを誘った。
2022年01月11日三浦大知が、全国ツアー『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS』を開催することを発表した。『COLORLESS』は2019年に無期限延期となった全国ツアーで、今回2年の時を経て2022年3月31日の埼玉・戸田市文化会館を皮切りに全国22会場・33公演が開催される。併せて、三浦は自身のInstagramでメッセージを投稿しており、待望のツアー開催ということが伺えるメッセージとなっている。■三浦大知 Instagramメッセージ「遂に、やります無期限延期になっていた「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS」2年かかりましたが、2022年3月31日から再開催する事を決断しましたタイトルは2年前と同じ、年号部分だけ2019-2022に変更しました内容は2年前から楽曲も増えていますのでもちろんブラッシュアップします誰もが予想しなかったこの2年みんな乗り越えてきましたよねそしてこの2年を通して、オフラインじゃなくても、オンラインでも、どんな形でも、音楽はエンターテイメントは全てを超えて、人と人を、心と心を繋げてくれるんだなと改めて強く感じましたでもだからこそ、オフラインライブがどれほど特別なものだったかという事も改めて強く感じましたそろそろ直接皆さんの元へ、COLORLESSツアーを届けに行っても良いでしょうか??もちろんまだまだ予断を許さない状況だと思いますしっかり感染対策をしながら、一緒に最高のライブを作っていけたら嬉しいです皆さんに"会場"でお会いできる日を心から楽しみにしています」<ライブ情報>『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS』『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS』告知画像3月31日(木) 埼玉・戸田市文化会館4月9日(土) 新潟・新潟県民会館4月10日(日) 新潟・新潟県民会館4月20日(水) 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール4月21日(木) 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール4月29日(金・祝) 熊本・熊本城ホール メインホール4月30日(土) 鹿児島・川商ホール 第1ホール5月6日(金) 石川・本多の森ホール5月7日(土) 石川・本多の森ホール5月13日(金) 岡山・倉敷市民会館5月14日(土) 鳥取・米子コンベンションセンター BiGSHiP5月18日(水) 東京・J:COMホール八王子5月19日(木) 東京・J:COMホール八王子5月24日(火) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール5月25日(水) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール6月1日(水) 広島・上野学園ホール6月2日(木) 広島・上野学園ホール6月7日(火) 宮城・仙台サンプラザホール6月8日(水) 岩手・岩手県民会館 大ホール6月13日(月) 大阪・フェスティバルホール(大阪)6月14日(火) 大阪・フェスティバルホール(大阪)6月20日(月) 京都・ロームシアター京都 メインホール6月21日(火) 京都・ロームシアター京都 メインホール6月29日(水) 東京・東京国際フォーラム ホールA6月30日(木) 東京・東京国際フォーラム ホールA7月6日(水) 青森・リンクステーションホール青森7月7日(木) 秋田・能代市文化会館7月14日(木) 香川・レグザムホール 大ホール7月15日(金) 愛媛・松山市民会館7月20日(水) 静岡・アクトシティ浜松 大ホール7月21日(木) 静岡・アクトシティ浜松 大ホール7月25日(月) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru7月26日(火) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru※全22会場・33公演【チケット料金】全席指定:7,700円(税込)ファミリー席:7,700円 ※ファンクラブ先行受付のみ※3歳未満入場不可 / 3歳以上のお子様はチケットが必要となります。オフィシャルHP:<リリース情報>三浦大知 DVD / Blu-ray『Choreo Chronicle 2016-2021 Plus』2022年1月26日(水) リリース●DVD:5,500円(税込)●Blu-ray:5,500円(税込)※初回スリーブ仕様【収録内容】01. Cry & Fight -Music Video-02. Cry & Fight -Dance Edit Video-03. Yes & No, Forever & Always -Choreo Video-04. (RE)PLAY -Music Video-05. (RE)PLAY -Dance Edit Video-06. Look what you did -Choreo Video-07. EXCITE -Music Video-08. Darkest Before Dawn -Music Video-09. U -Music Video-10. Complex -Choreo Video-11. DIVE -Music Video-12. Be Myself -Music Video-13. Blizzard -Music Video-14. I’m Here -Music Video-15. COLORLESS -Choreo Video-16. Antelope -Music Video-17. Yours -Choreo Video-18. Backwards -Music Video-19. Backwards -Dance Edit Video-20. About You -Choreo Video-21. Spacewalk -Music Video-22. Didn’t Know -Performance Video Front Row Ver.--Bonus-23. Not Today -Choreo Video-24. Le Penseur -Choreo Video-【店舗別特典】・ポストカード(A5サイズ)【DAICHISHIKI CD・DVD OFFICIAL SHOPオリジナル特典】・2022年 卓上カレンダー予約リンク:<配信情報>「Le Penseur」配信中配信リンク:三浦大知「Le Penseur」Choreo Video「新呼吸」配信中配信リンク:関連リンク三浦大知 オフィシャルサイト:三浦大知 オフィシャルファンクラブ「大知識」:三浦大知 YouTube:三浦大知 Twitter:三浦大知 Instagram:
2022年01月09日