お休みの日には一人でふらりと美術館へ出かけるという上白石萌音さん。今回は、大好きな印象派の世界観にたっぷり浸れる最新の没入型展示を初体験。上白石萌音、めくるめく印象派の世界へダイブ。真っ暗闇のホールに、ぼんやりと浮かび上がる19世紀のフランスのル・アーブル港の映像。クロード・モネの「印象・日の出」に描かれた風景をCGで再現し、見渡す限りのパノラマで映し出した序章は、写真から絵画へ少しずつ姿を変えていく…。上白石萌音さんが今回訪れたのは、「イマーシブ ミュージアム」。最新の映像技術により、モネをはじめ、ピサロ、ドガ、カサットなど印象派の名画が動き出し、画家たちが見た世界へと没入体験できる新感覚のスポットだ。時空を超えた35分ほどのアートトリップを体感した上白石さんは、「長年の夢が叶ったようなひとときでした」と興奮した様子。「印象派が大好きで、いつも絵の風景の中へ入ることができたらなと思いながら鑑賞していたんです。だから、モネのジヴェルニーの庭の池に浮かんだり、ドガの踊り子たちに交ざってみたり…名画の世界へ飛び込んでいくような感覚が味わえて本当に嬉しいです。そして、モネの『積みわら』の連作も、積みわらに焦点を当てながら次々と絵が変わったり、『ルーアン大聖堂』の時間や季節の移ろいによる変化を連続的に見られるのも、デジタルらしいエンタメ性のある演出ですごく面白かったですね。もし、これをモネが見ることができたなら、きっと喜ぶ気がします」そう語る上白石さんにとって、自身の名前の由来にもなっているというモネは、少し特別な存在。「やっぱりシンパシーを感じますね(笑)。でも、何より、自分が描きたいものに対して、納得いくまで懲りずに、傲慢にならずに、ストイックに向き合い続けた生き方は、表現者として尊敬します」そんなモネの企画展では、7年ほど前に東京都美術館で見た、「モネ展」の感動が今でも忘れられないそうだ。「『睡蓮』など有名な絵画がたくさんあったのですが、その時、最も心を揺さぶられたのは晩年の作品。白内障で視力が低下してから描かれた絵は、よく知る淡く優しい雰囲気ではなく、赤や黒、緑など鮮やかな色で筆致も荒々しく、怒りや悲しみがぶつけられている気がして。圧倒されて、初めて絵を見て泣いてしまったんです」最先端技術を駆使したデジタル作品も、作家たちの人間性や生き様が滲み出る絵画も、心静かにアートを感じるひとときは、上白石さんにとってチャージ&デトックスとなる大切な時間に。「テクノロジーが進化する中で、人間にしかできないことはますます貴重になっていると思うんです。まさに役者は人間くさい仕事で、アウトプットし続けていると、インプットも必要で。美術館を訪れることは私にとって栄養を吸収する何よりの時間になっています。と同時に、一人で絵の前に立ち、想像力を広げていると、なんとなく溜めていたマイナスの感情や塵みたいなものが、すっと洗い流されていくような気がするんです」クロード・モネが描いた「印象・日の出」の世界の中に溶け込むように佇む上白石さん。「写真から絵画へ変わる瞬間がとてもドラマティックで、夢のようでした」クッションにちょこんと腰掛けて、印象派の色彩のシャワーを浴びる上白石さん。「リラックスしながら、自由なスタイルで印象派を楽しむのもなんだか新鮮ですね」ギュスターヴ・カイユボットの代表作「ボート漕ぎ」。絵画から目を逸らすと、ボートを漕ぐ男性がストレッチをし始め、上白石さんも「あ!」とびっくり。イマーシブ ミュージアム数十台のプロジェクターを制御する最新の映像技術により、印象派の絵画に没入体験する空間。モネやルノワール、ピサロ、ドガなどの名画に時間を与え、鑑賞者との距離や大きさを変え、編集や音楽を加えることで、画家の視点に立って作品の世界に入り込むことができる。企画展にちなんだスイーツなどが楽しめるカフェコーナーも併設。10月29日までの開催なので、急いでチェックを。日本橋三井ホール東京都中央区日本橋室町2‐2‐1COREDO室町1~4F10:00~21:00(土・日・祝日9:00~)※10/29は8:00~22:00、入場は閉場の40分前までかみしらいし・もね1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。11月4日より放送のドラマ『記憶捜査3』(テレビ東京系)に遠山咲役で出演。歌手活動も精力的に行い、来年1月25日(水)には自身初の日本武道館でのライブも決定。ドレス¥23,100(journal standard luxe/ジャーナル スタンダード ラックス 表参道店 TEL:03・6418・0900)リング¥11,000(MAM/ビームス ウィメン 原宿 TEL:03・5413・6415)イヤーカフ¥19,800(Lemme.)タイツ、シューズはスタイリスト私物※『anan』2022年10月26日号より。写真・永禮 賢スタイリスト・伊藤信子ヘア&メイク・高村三花子構成、文・野尻和代(by anan編集部)
2022年10月22日俳優の柳楽優弥、女優の上白石萌歌が出演する、アダストリア「niko and…(ニコ アンド)」の新WEB動画「彼女は着替えて、また旅に出る」編 Story1+2が18日より、特設サイト及び「niko and…」公式YouTubeにて公開される。今回の動画は、9月に公開した上白石出演動画「彼女は着替えて、また旅に出る」編 Story1の続編。柳楽演じる謎の男を映した今回の動画と、前回の動画を横並びにすることで、一つの物語が完成するという仕組みで、最後は二人が“出会うはずがない出会い”を果たす。脚本は、お笑いコンビ・かもめんたるの岩崎う大が担当している。今回が初共演となる上白石と柳楽。上白石に「柳楽優弥に聞いてみたいこと」を聞くと、「柳楽さんは本当に、すごく幼いころからお芝居されてきて、生きている年数イコールお芝居をされている年数になるくらい、ずっとお芝居をされてきていると思うので、お芝居をやるうえで大事にしていることとか、私今22歳なんですけど、22歳くらいのときにどんなことを考えていたかとか、知りたいです」という質問が。その質問に対し、柳楽は「当たり前なことがまずできないとなって自分に思うし、習ってきたので、どんなに忙しくても台本をしっかり覚えて、現場に来たいなと思ってますね。当たり前のことなんですけどね」と回答。また、自身が22歳の頃については「ちょうど僕、初舞台をやった時で。キャリアとしては何年か経ってるのですが、自分としてもっとどうやったら演技が上手くなるんだろう、っていうことを今よりももっと迷いながら考えてた時期なのかなって、今思いました」と振り返った。
2022年10月18日女優の上白石萌音が6日、都内で行われた「#木曜日は本曜日」プロジェクト発表会に出席した。東京都書店商業組合は、「まだ知らない本との出合いの場として、本屋を盛り上げていきたい」との思いから、「#木曜日は本曜日」プロジェクトを開始。週に1回、木曜日に書店に足を運ぶ習慣づくりを目指し、この日より活動をスタートさせる。エプロン姿で登場した上白石は「ようこそ、本屋さんへ(笑)」と書店員になりきって挨拶をして笑わせ、「今日はとことん書店員の1日を楽しませていただこうと思います」と上機嫌。プロフィールの趣味欄のトップに"読書"と書くほど、無類の本好きである上白石は、もちろん本屋にもよく行くそうで「行くとすごくお金を使ってしまうので、ご褒美として行くことがあったり、時間が空いたりしたら近くの本屋さんを探してゆっくり過ごしたりします」といい、「(本代は)浪費って感じがまったくしなくて、ちゃんと自分の教育のために買っているみたいで肯定されている感じがあるので、いいお金の使い道だなと思います」と語った。今回、"人生を変えた10冊"をテーマに本を選んだ上白石は「緊張がほぐれたり、思わずニコニコしてしまったり、吹き出してしまったり、ときにはつらくて涙がこぼれたり、知らなかったことに出合えて殴られたみたいな気持ちになったり、いろんな心を揺さぶってくれるのが本だと思うので、なるべく多岐に渡らせたいなという思いで選びました」とこだわりを明かし、普段は人にモノを勧めることを遠慮しているそうで「あまり押し付けたくないなとか、迷惑かなって思うことがあって私は(オススメすることを)躊躇するんですけど、今回は公式にオススメしていいということで、張り切って選んでまいりました(笑)」と嬉しそうに語った。中でも、伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』が本屋で出合った運命の1冊だそうで「本屋さんでこの表紙に一目惚れをしてしまって、絵型と字面と本の雰囲気に強烈に惹かれてしまいまして、表紙だけで買った本です」と回顧し、「今となっては伊坂幸太郎さんの大ファンなんですけど、それまで伊坂さんの作品を読んだことがなかったので、伊坂さんに出会うきっかけとなった本です。5年くらい前のことです」と回顧。特に自分はひとりぼっちだと思っている人に読んでほしいそうで「あなたは絶対に1人じゃないと思えるし、誰かと繋がって生きているんだなと思うし、今後も人だったり出来事だったりと繋がることがあるんだろうなって、人生に少しキラキラとした期待感を抱けるような、運命というものを信じて見たくなるような本だと思うので、自分はひとりじゃないということを知ってほしいです」と熱く語った。また、イベントでは上白石が書店員体験としてPOP制作体験をする一幕があり、同店の書店員から「目立つ色使いとか、ちょっとしたイラストを入れたりして普段は作っています」とアドバイスを受けた上白石は"イラスト"と聞いて苦笑しつつ、カラフルな文字で“十冊十色”と書くと「それぞれにそれぞれの色があって、ここの10冊だけではなくて、本の数だけいろんな色があるなと思って。我ながらいい感じです!(笑)」と胸を張った。
2022年10月06日女優の上白石萌音が出演する、第一三共ヘルスケア「ミノン アミノモイスト」の新CM「また来た、敏感モード」編が、17日より放送される。布製品を扱う専門商社に勤める入社7年目の女性を描いた「ミノン アミノモイスト」のTVCM第3弾となる今作。社会人7年目となり、任せられることも増え、仕事が充実するとともに時々やってくる「敏感モード」 に、「ミノン アミノモイスト」が寄り添い、心も肌も前向きに生きる女性を上白石が熱演している。○■上白石萌音インタビュー――今回3年目となる「ミノン アミノモイスト」のTVCM撮影はいかがでしたか?引き続き「ミノン アミノモイスト」のCMに出演させていただけて、とても光栄に思っております。 今回は設定がお休みの日ということだったんですけど、膝抱えてポツンと座ってる感じとか、普段の私と一緒だなと思いながら撮影していました。1年目と2年目はオフィスでのシーンだったんですけど、またさらにちょっと年齢を重ねて、少し仕事の内容とか責任とかも変わってきた年頃なのかなと思っています。――ご自身が「敏感モード」だと思う時があれば、どんな時か教えていただけますか?やっぱりお仕事の時が多くて不安やプレッシャーとかを感じると、敏感モードになっちゃいます。お仕事だけじゃなく、人間関係の中でちょっと後悔するようなことがあったり、もっとこうすればよかったなみたいなことで、心がちょっとぐらぐらってなってしまうと、それがからだに出て、肌に出て。っていうので、不調のサインみたいな感じがします。そういう時はやっぱり肌もちょっとカサカサしちゃって、心が乾いてると肌も乾いちゃうみたいなことをよく感じます。――「敏感モード」になってしまった時に、前向きになれるコツや、心がけていることは何かありますか?「ああ、もう敏感モードだな」と思うと本を読みます。一番手っ取り早い旅行だと思っています。全然違う世界に行けて何か知らないことを知ることができ、世界が広がって感性も柔らかくなるような感じがします。 敏感モードの時の心が何か足りてないみたいなものが、ちょっとずつ埋まっていく感じがするので、本を読んでいる時間は敏感モードの時にとても大事です。――普段のヘルスケアで気を付けていることがあれば教えてください。やっぱり保湿ですね。マスクをしてることは結構肌に影響してきちゃうので、1日、頑張った分をしっかり保湿で補って、お疲れっていう瞬間は大切です。あとやっぱりメイク前の保湿ケアもすごく大切で、その点「ミノン アミノモイスト」の乳液はなじみがよくて、メイク前にもうってつけという感じがします。
2022年09月15日若者たちの痛々しいほどピュアで美しい青春群像劇「モアザンワーズ/More Than Words」に、佐々木蔵之介、ともさかりえ、関智一、大森南朋、上白石萌歌、斎藤工らが出演することが分かった。本作は、漫画「モアザンワーズ」(幻冬舎コミックス)、その後日譚「IN THE APARTMENT」(大洋図書)という2つの原作が織りなす、愛し合う男性同士とそれを見守るひとりの女性の日々を綴る物語。今回新たに発表された佐々木蔵之介が、息子・永慈(中川大輔)と槙雄(青木柚)が交際することを容認できない父。ともさかりえが、放任主義的だけれど、娘・美枝子(藤野涼子)との関わり方を模索しながら愛情を注ぐ母を演じる。また、永慈の妹役で山崎紘菜、美枝子と槙雄の同級生役で見上愛、アルバイト先の店長役で関智一が出演。さらに、大森南朋、上白石萌歌、斎藤工は、特別出演として参加する。さらに、願いと葛藤が混じり合う、切なくも美しい本予告映像も公開。はしゃぐ槙雄と永慈の姿と、「この2人がずっと一緒にいられますように」と祈る美枝子のモノローグから始まり、どんどん親密になっていく様子が見られるが、永慈の父の「すまん、別れてくれ」というセリフから、物語は転換。涙を流す美枝子が映し出され、やがて3人の関係は徐々に変化し、幸せだったはずの日々にはもう戻れないと気づく。また後日譚である、槙雄が偶然再会した幼なじみの朝人(兼近大樹)と惹かれ合い、一緒にご飯を作ったり、髪の毛を洗ってもらったりする日々も確認することができる。なお、本作の主題歌は、STUTS、iri、宗藤竜太、「くるり」が務める。各話毎にテーマソングがあり、第1~3話はSTUTSさんとAwichがコラボした「タイミングでしょ(feat. Awich)」、第4~6話はiriさんの「染」、第7話は宗藤さんの「ライムライト」、第8~10話は「くるり」の「八月は僕の名前」。作編曲家でサックス奏者でもある小西遼が手掛ける劇伴と共に各話を彩っている。Amazon Originalドラマ「モアザンワーズ/More Than Words」は9月16日(金)より本編10話一挙配信。(cinemacafe.net)
2022年08月29日翻訳家を夢見たこともある俳優・上白石萌音さんに、『赤毛のアン』の翻訳を往復書簡という形で指導してきた翻訳家の河野万里子さん。教え、教えられる時間の中で確かに育まれていった、お互いへの信頼。その過程を伺いました。意外なほど共通項が多かった、訳者と役者。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』での流暢な英語が印象的だった上白石萌音さん。忙しい俳優業の傍ら、2年にわたって続けてきたのが『ラジオ英会話』のテキストで連載された、人気翻訳家・河野万里子さんとの“翻訳書簡”でした。月2回の手紙のやり取りは、おふたりにとってかけがえのない時間だったようです。――初めてお会いしたときのお互いの印象を教えてください。上白石萌音:3年前、舞台を観に来てくださったんですよね。柔らかさと包容力があって、憧れていた職業の方が素敵だったことがすごく嬉しくて。翻訳家に憧れていた自分が誇らしく思えるくらい、キラキラした気持ちになりました。河野万里子:嬉しいです。私の大学の大先輩である井上ひさしさんのお芝居だったので、親近感がありましたし、決して明るいお話ではないのですが、萌音さんが出てくると舞台に清涼感が広がるんです。終演後にご挨拶したら、舞台で拝見していたのとはまた違う可憐な人で。ずっと笑顔でいてくださって、往復書簡をしているときも、あのときのピュアな笑顔が言葉の向こうに見えていました。どんどんお仕事が広がり忙しかったと思うのですが、翻訳を毎回しっかり頑張る誠実さに心打たれていました。上白石:私にとって変化の大きい2年間、主軸のひとつとして翻訳があって、定期的に学べる環境に身を置けたことは、とても幸運だったと思います。ちやほやされても浮ついた気持ちにならなかったのは、これがあったからだと思うくらい(笑)。毎回難しい文章に出合い、私はなんて何も知らないんだって痛感しました。先生にたくさん教えていただき、少しずつクリアにしていく時間が月に2回あったことに感謝しています。決して優等生ではなかったと思うのですが、最終回までこぎつけられたことは、自信にもなりました。――手紙をやりとりしながらどんなことを感じましたか?上白石:私が頑張れたのは、先生からのお返事が待ち遠しかったからです。翻訳の部分だけではなく、どこをとっても言葉の選び方が素敵なんですよね。言葉を生業にされているだけありますし、すべてにお人柄が滲み出ているような言葉遣いで、やっぱり人って言葉と共にあるんだなと実感しました。先生のように言葉を選べる人になりたいっていう憧れが、一番の原動力でした。河野:こういうふうに物事を感じ取る方なので、教えがいがあって最高の生徒さんでした。英語の力がある程度おありになって、そのうえで初めて翻訳に挑戦されたので、私がアドバイスできることがたくさんありましたし、それらをきちんと吸収して、反映してくださるんです。2年間でサナギが蝶に羽化するように、素敵な成長を見せていただいたって思うくらい。あと、素直で前向きですよね。お手紙の中で、アンには求心力と吸収力があると表現されていましたが、萌音さんも同じものを持っている。俳優さんということもあって、いい表現や言葉が無意識のうちにストックされていると思うのです。だからこちらが投げかけると、巧まずしてふっといいフレーズが出てきたりして、その瞬間を見るのがとても好きでした。上白石:頑張っていた頃の自分に聞かせたいです(笑)。――河野さんの「訳者は役者に通ず」という言葉も印象的でした。河野:翻訳家は原文・原書全体の意図や感動をいかに伝えるかという職業なので、最後に問われるのは日本語の表現力だと思うのです。上白石:訳者さんはきっと、あまり自我を出さないというか、作品ファーストで作者の思いを伝えるお仕事ですよね。訳をする人の人間性が滲み出るものなのかなって学びながら思っていたのですが、お芝居にも同じことがいえるんですよね。だから人としてもちゃんとしておかなきゃと思うし、日常で感じたすべてが表現につながるのも共通している気がします。河野:本当にそうですね。上白石:翻訳でもアンが感じたことを同じように感じられるかが大切な気がして、読んで体に入れて、私ならどう表現するかを選ぶ瞬間がたくさんありました。文章から情景を想像していくところは役者でもあるし、それを撮るカメラマンでもあるし、演出する監督でもあると先生がおっしゃったのも腑に落ちました。こんなに共通項が多い仕事だとは思いませんでしたし、一方で翻訳家は究極のマルチプレイヤーだと思いました。右・子どもの頃から英語に親しんでいた上白石さんが、憧れていた職業のひとつが翻訳家。第一線で活躍する河野さんとの手紙を通して、『赤毛のアン』の名シーンの数々を翻訳。英語や翻訳のみならず、日本語の豊かさやその表現についても楽しく学べる一冊。7月25日発売。『翻訳書簡『赤毛のアン』をめぐる言葉の旅』上白石萌音、河野万里子著¥1,760(NHK出版)左・上白石さんが実際に使用していた『赤毛のアン』原書。Mone Kamishiraishi俳優。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞受賞。ドラマ『恋はつづくよどこまでも』『カムカムエヴリバディ』、舞台『千と千尋の神隠し』など出演作多数。著書に『いろいろ』。パフスリーブブラウス¥60,500(Sea New York/BRAND NEWS TEL:03・3797・3673)本のイヤリングは本人私物Mariko Kohno文芸翻訳家。英語、フランス語の翻訳を手がける。訳書にサン=テグジュペリ『星の王子さま』、サガン『悲しみよこんにちは』、2021年本屋大賞翻訳小説部門第2位を受賞した『神さまの貨物』など多数。※『anan』2022年7月27日号より。写真・女鹿成二スタイリスト・嶋岡 隆北村 梓(Office Shimarl/上白石さん)ヘア&メイク・冨永朋子(アルール/上白石さん)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2022年07月23日上白石萌音の全国ツアー『yattokosa』Tour 2022が、7月16日沖縄県那覇文化芸術劇場なはーとにてスタートした。沖縄で迎えたツアー初日、ニューアルバムの中からの楽曲もたっぷりと披露したが、沖縄公演でのみの楽曲として「沖縄に愛を込めて」と「風になりたい」を歌唱。この日だけしか聴けないカバー曲に大いに会場が沸いた。7月13日にリリースされたアルバム『name』の中には、沖縄出身アーティストであるキヨサク(MONGOL800)の提供楽曲「チョイス」も収録されている。前日までとても緊張していたと語った後に「歌ってやっぱりお客さんがいてくれてはじめて歌になるんだなと感じた今日です」と、観客の前で歌える喜びと感謝を語った。本ツアーは、沖縄公演を皮切りに7月21日札幌文化芸術劇場hitaru、8月6日岡山シンフォニーホール、8月11日東京国際フォーラムホールAと続いていく。<ツアー情報>上白石萌音『yattokosa』Tour 2022※終了分は割愛7月21日(木) 札幌文化芸術劇場hitaru18:00 OPEN / 19:00 START8月6日(土) 岡山シンフォニーホール ※SOLD OUT17:00 OPEN / 18:00 START8月11日(木・祝) 東京国際フォーラムホールA ※SOLD OUT17:00 OPEN / 18:00 START【チケット料金】一般チケット:7,800円(税込)学割(中高生)チケット:6,000円(税込)学割(小学生)チケット:3,500円(税込)※全席座席指定※未就学児は、一般チケットをお持ちの保護者1名の同伴に限り1名まで入場可、膝上鑑賞【お問い合わせ】札幌公演:WESS011-614-9999(平日 11:00〜15:00)岡山公演:YUMEBANCHI(岡山)086-231-3531(平日12:00〜17:00)東京公演:ディスクガレージカスタマーセンター050-5533-0888(平日12:00~15:00)ユニバーサルミュ-ジック カスタマー・サービスセンター0570-044-088(代表)営業時間:10:00~18:00(土日・祝祭日を除く)<リリース情報>上白石萌音 ニューアルバム『name』発売中●初回限定盤(CD+DVD+ミニ写真集):4,400円(税込)上白石萌音『name』初回限定盤ジャケット●通常盤(CD):3,300円(税込)上白石萌音『name』通常盤ジャケット【CD収録内容】1. I’ll be there ※TBS系『王様のブランチ』テーマソングLyrics:いしわたり淳治Music:末光篤2. ジェリーフィッシュLyrics:Makoto ATOZIMusic:金子隆博3. チョイスLyrics:キヨサクMusic:キヨサク4. スピンLyrics:上白石 萌音Music:諸見里 修5. 懐かしい未来 ※『第100回全国高校サッカー選手権大会』応援歌Lyrics:森山 直太朗Music:森山 直太朗6. 愛すべきブルーLyrics:谷中 敦Music:川上 つよし7. 夕陽に溶け出して ※TBS系『news23』エンディングテーマLyrics:小林 武史Music:小林 武史8. Tea for TwoLyrics:Irving CaesarMusic:Vincent Youmans9. 君の名前Lyrics:佐藤 良成Music:佐藤 良成【DVD収録内容】・「夕陽に溶け出して」ミュージックビデオ・「夕陽に溶け出して」ミュージックビデオメイキング映像・「懐かしい未来」ミュージックビデオ・『name』アートワーク撮影メイキング映像関連リンク上白石萌音オフィシャルサイトユニバーサルミュージック 上白石萌音サイト上白石萌音 Instagram上白石萌音オフィシャルブログ上白石萌音マネージャーTwitter東宝芸能オフィシャルサイト
2022年07月17日女優の上白石萌音とお笑い芸人で落語家の桂三度が出演する、サントリー食品インターナショナル・特茶の新WEB動画「サァン種類の特茶」編が、21日に公開された。新CMでは、3人の上白石が同商品のパッケージにちなんで、それぞれ緑、茶、青の衣装を着て登場。「サントリーの特茶は1、2……」と種類を数えていくと、3のときだけ上白石が三度になり、持ちネタ「3の倍数と3が付く数字だけ阿呆になる」と同じように「サァン!」と発声する。撮影は別々で行われ、撮影したばかりの三度の映像を見た上白石は「私も見たかったなぁ!」と残念がりつつも、要求される様々なカットを器用に演じ分けていた。■上白石萌音&桂三度インタビュー――撮影を終えての感想をお聞かせください。上白石:実際には1人での撮影でしたので、全く完成像を予想できないまま撮影が終わりました(笑)。私の前に桂三度さんが撮影されていたのですが、その名残か現場の空気はとても明るく、楽しい時間でした!三度:300万アホパワーで頑張りました。――今回の動画の見どころを教えてください。上白石:逆に今までこれをやっていなかったことが不思議なくらい、全てがマッチした動画だと思います。幻のような一瞬に存分に惑わされてください。三度:普通にやっている僕、マジ戸惑いかもしれない上白石さんに注目です。――今回の動画は“3”がキーワードになっていますが、上白石さんの忙しい日常を支える3種の神器を教えてください。上白石:音楽、本、お笑いです!――今回桂さんにサントリーのCM出演依頼が来たときの感想を教えていただけますでしょうか。三度:本当は……上白石さんにガチで“サァン!”をやってほしかった……。――動画をご覧になる視聴者の方へメッセージをお願いします。上白石:心強い味方、特茶をこれからもよろしくお願いします! そして商品を見かけたら是非動画の真似をしてください。三度:とにもかくにも、“サァンっ”トリーの特茶は、“サァンっ”種類! 覚えてください!
2022年06月21日女優の白石麻衣が出演する、MIKIMOTOのスペシャルサイト「My Pearls, My Style」内コンテンツ「STORY 02 白石麻衣 ― A Day with Mikimoto」が16日に公開された。2月にスタートした企画「人生の節目に、ミキモトのパールがある。」では、各界で活躍するスターたちが登場してきた。今回は“美しい感性とともに今を生きる女性”として白石をフィーチャーし、ある1日に密着した動画とビジュアルを公開。あわせて白石が、人生の転機や印象に残っている仕事のエピソード、憧れの女性像、好きなファッションやジュエリーの話など20の質問に回答した。インタビューは以下の通り。――モーニングルーティンは?お仕事がある日は、朝起きて、目が覚めないときはシャワーを浴びて保湿して、すぐに髪を乾かして出る。意外とコンパクトになっています。お休みの日は、目覚ましをかけずに寝られるだけ寝て。でも基本的には午前中に起きて、お昼食べて。午後から予定を入れているときはそれに向かって。外出して、という感じですね。――紅茶派?コーヒー派?私は紅茶が好きです。――白石さんにとってジュエリーとは?ジュエリーはその日一日の気分を上げてくれる、なくてはならないアイテムかなって思いますね。私はピアスをよくつけるんですけれど、洋服がシンプルな日も、耳もとがキラッとなっていたら洋服も華やかに見えますし、首もとが空いている服のときはシンプルなネックレスをつけたりして。ちょっと女子力と言いますか、その日一日、頑張ろうという気分を上げるためにつけています。――パールは初めて?はい。私はまだパールのジュエリーを持っていなくて。今年30になる年なので、そろそろパールのジュエリーを手に入れて……やはり、ひとつ持っていたら生涯ずっと使えるので。このネックレスだったり、パールのピアスだったり。何かひとつ手に入れようかなと思っています。――バッグの中に必ず入っているものは?最近はお財布、携帯はもちろん、ハンドクリームが常に入っていますね。――無人島に一つだけコスメを持っていくとしたら?無人島ですもんね。日焼け対策で日焼け止めかな? 日焼け止めか、リップバームとか。自分を守るために持っていきたいです。――今日はこれから何のお仕事ですか?今日はこれから雑誌のお仕事です。撮影ですね。――白石さんにとって、「仕事」とは?私はお仕事が好きなので、お仕事は楽しいですし、新しい自分に出会える場所かなって思います。――これまでで一番心に残っている仕事は?結構たくさんあるんですけれど、やはりアイドル時代のライブは、たくさんのファンの方とも会えますし、自分も唯一輝けるステージの場所でもあったので、ライブかなと思います。――何歳までこの仕事を続ける?全然わからないですけれど……タイミングかなって思います。――仕事での転機は、何歳のときでしたか?19歳でこの世界に入ったことがまずは私の転機かなって思うんですけれど……そこは一番の人生の転機になっているかな。――仕事のオンオフのスイッチは?一番は衣装を着た瞬間とか……出番の前かな。やっぱり身だしなみをきちんと整えた瞬間はスイッチ入りますね。――仕事現場で一番大切にしていることとは?一番大事にしていることは、楽しむ姿勢と笑顔! ですかね。――この中で、欲しいものはどれ?どれも素敵ですけれど、やはりパール、綺麗ですね。パールのピアス。素敵だなって思いました。今。――イニシャルアイテムって好きですか?イニシャルアイテム、気になりますね。あまり持っていないんですけれど、やはり自分のイニシャルがあると特別感が出るので。(ピアスを手に取って)これもイニシャルジュエリー? M! イニシャルには見えないくらいのデザインで、すごい綺麗。かわいいですね。――パールが似合う女性ってどんな女性だと思う?綺麗な人は似合うと思いますし、自立をしてる大人の女性は、パールもすっと肌になじむのかなと思いますね。――白石さんの夢ってなんですか?夢はずっと「特にない」って言ってきたんですけれど、誰かに寄り添えるような人にはなりたいなって思います。いつでも、どこでも。――くじけそうになったとき、白石さんを支えてくれるものは?友だちは大事かなって思いますね。何かあったら相談して話を聞いてもらうとか、一緒に美味しいものを食べて嫌なこともぱっと忘れられますし。仲のいい友達、親友は大事ですね。――憧れの女性像とは?自立していて、かっこいい、でも美しい女性は憧れます。――今日、ミキモトのパールと過ごしてみていかがでしたか?すごく気分も華やかになりましたし、初めてパールを身につけたんですけれど、パールが体の一部としてなじむ感じがして。こんなにもパールって優しくて温かいんだなと感じたんです。パールと一緒に、素敵な時間を過ごすことができました。――またこの後お仕事なんですよね。はい、お仕事に行ってきます。――今日はおつかれさまでした。ありがとうございました。楽しかったです。おつかれさまでした。またね~!(カメラに手を振る)
2022年06月16日「第47回菊田一夫演劇賞」授賞式が5月30日に東京會舘で行われ、橋本環奈、上白石萌音、佐藤B作、木下晴香、森新太郎、松本白鸚が出席した。「菊田一夫演劇賞」は一般社団法人映画演劇文化協会が主催し、大衆演劇の舞台で優れた業績を示した作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフに贈られる賞。今回は舞台『千と千尋の神隠し』の上演関係者が演劇大賞を受賞(代表:橋本、上白石)、また『サンシャイン・ボーイズ』アル・ルイス役の佐藤B作、ミュージカル『リトルプリンス』王子役の土居裕子、ミュージカル『モーツァルト!』のコンスタンツェ役、『王家の紋章』のキャロル役、『彼女を笑う人がいても』岩井梨沙/山中誠子役の木下晴香、そして『ジュリアス・シーザー』、『冬のライオン』の演出について森新太郎が菊田一夫演劇賞を獲得している。また菊田一夫演劇賞特別賞には、ミュージカル『ラ・マンチャの男』の主演を半世紀以上も務めた松本白鸚が選ばれた。式では受賞者に選考委員会より賞状と、正賞の盾と副賞の賞金(大賞:100万円、演劇賞及び特別賞:50万円)が授与。なお、土居は新型コロナウイルス感染症罹患のため、授賞式は欠席となった。受賞者のコメントは以下の通り。<橋本環奈>私たちみんなで作った舞台が菊田一夫演劇賞大賞を受賞することができて大変光栄に、嬉しく思っています。『千と千尋の神隠し』という作品は誰もが知る世界的な不朽の名作で、それを舞台化するということになり、世界初演ということもあって0から1を作る作業がこんなにも大変なんだと日々の稽古で感じていて、幕を開けるために誰一人欠けても上演出来なかったと思うとカンパニー全員でこの賞を受賞できたことが嬉しいです。まだ北海道、愛知と公演が続くのでこの賞を励みにもっと磨きをかけて精進していきたいと思います。本日はありがとうございました。<上白石萌音>この度はありがとうございます。みんなで一つの賞をいただけたことがとても嬉しいです。この作品は国内のみならず海外にも上演関係者がいらっしゃいます。国境も世代も超えて大きなカンパニーが1本の映画への愛とリスペクトで強くつながっていることが素敵だなと思いますし、その輪の中に自分もいられることを幸せに思います。お客様の中には初めて舞台をご覧になるという方が多いそうです。そういった方々にもっと演劇を観てみたいと思っていただけるような、良い入り口になれるような作品でいられるよう努めてまいります。まだロングランが続くなかでこのような栄えある賞をいただけたことはカンパニー全体の活力になっています。賞に恥じぬよう1公演1公演を大切にお届けしたいと思います。ありがとうございました。<佐藤B作>佐藤B作と申します。ちょっと聞くとふざけた芸名のようですが、これは自由劇場という劇団の研究生の時にあだ名をつけていただきまして今に至ります。私は大学で東京に出てきました。絵に描いたように真面目な学生でしたが、五月病なのかだんだんと学校に行かなくなり歌舞伎町のジャズ喫茶に朝までいるようになってしまいまして、この先どうなってしまうのかと思っていたのですが、ある日『若者たち』というドラマを見てとても感動しまして「学校も行かず、ぶらぶらしていてはダメだ」と思いなぜか演劇をやろうと思い、早稲田の劇団に入りすっかり人生が変わってしまいました。その時の演出に「佐藤の演技はナイーブでよかった」と褒めてもらい、それからどんどん芝居にはまっていきまして、その後自由劇場に入り、東京ヴォードヴィルショーを作って、いろいろな劇作家と出会いました。そんな中今回の『サンシャイン・ボーイズ』で、同世代で尊敬している加藤健一さんからお声かけをいただきまして普段あまり海外の演劇をやってないので初めてのような役でこのような賞をいただき、いろんな方のお力添えがあって生かされているなと感謝の気持ちでいっぱいの佐藤B作でした。<土居裕子(欠席のため本人のメッセージ全文)>この度は、このような名誉ある素晴らしい賞を頂戴し誠にありがとうございます。30年前の初演から何度も演じた役柄とは言え、まさかまたこの年齢で演じさせていただけるとは、ましてや、小さな劇団で生まれ上演してきたこのオリジナルミュージカルが、東宝の製作で、より多くの方に観ていただけることになるとは夢にも思っていませんでした。そのご決断は大変勇気のいるものだったのではないでしょうか。本当に本当にありがとうございました。いつ中断してもおかしくないコロナ禍で、名古屋の大千秋楽まで、スタッフ、キャスト全員が、健康なまま駆け抜けることができたのは、カンパニーの皆様の意識の高さと、この作品へたくさんの愛情を注いで下さったことに他なりません。それなのに、それなのに、こんな飛び上がるほど嬉しい賞をいただいて、この日をずーっと心待ちにしていたのに、この大事な時に感染してしまうとはっ。ほんとに情けないかぎりです。星の王子さまにも、「今回ばかりは笑えない」と、真上に光るあの星から叱られてしまいました。本当に申し訳ありません。当然のことながら、私ひとりでいただけた賞ではなく、「土居さんが王子を演るなら」などと、とんでもない発言で私をこの場に導いてくださった井上芳雄さんをはじめ、プロデューサーの小嶋麻倫子さん、演出の小林香さん、全てのキャスト、スタッフの皆様、そしてパンデミックの中、ご来場下さいましたたくさんのお客様の熱意と応援のおかげと心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。<木下晴香>この度は栄誉ある賞をいただき大変ありがたく思っております。まさかこのような賞がいただける日が来るとは夢にも思っていなかったのでお知らせを受けたときは本当にびっくりしました。『モーツァルト!』『王家の紋章』『彼女を笑う人がいても』の3作ともに「どうかお客様にお届けできますように」と祈るような気持ちで過ごしていた日々でもあったので、今回ちゃんとお客様と作品を分かち合えたんだという証をこんなに素敵な形でいただけて嬉しいですし、素晴らしい出会いと学びに満ちた日々を過ごさせていただいたと改めて幸せを感じております。「挨拶、素直さ、謙虚さ、感謝」恩師からいただいたこの言葉を胸に九州から上京して5年半が経ちます。まだまだ至らないことばかりで目の前のことに真っ直ぐに取り組むことしかできない私が今日この場所に立つことができたのはたくさんの方からいただいた愛と言葉が導いてくれたおかげです。これまでお力添えをいただいた皆様、ご一緒させていただいた皆様、応援してくださる皆様には感謝してもし切れません。幼い私に夢を与えてくれたのも、心に栄養を与えてくれたのも演劇でした。作品を通して誰かの力になれるよう、出会いを大切に、そしてこの賞を糧に日々精進してまいります。<森新太郎>演出の森新太郎です。この度は栄えある賞をいただき誠にありがとうございます。演劇集団円の大先輩である立石涼子さんに言われた言葉で胸に深く残っているものがあります。「森、奇をてらう必要はないのよ。普通にやりなさい。みんな一人ひとり普通は違うのだから。あなたの普通はそれだけであなたの個性なのだから」それ以来私は普通にやることを心掛け、素直に自分が信じられることだけを追求してきました。受賞の対象となった2作品においてもそれは変わりませんでした。『ジュリアス・シーザー』は、本来は男性ばかりが登場する政治闘争劇ですが私はそれを女性のみで上演しました。しかし、オールフィメールというその看板を意識することなく吉田羊さんをはじめとする俳優陣は力強く人間・ブルータスをあるいは人間・ジュリアス・シーザーを演じてくださいました。『冬のライオン』は中世ロイヤルファミリーの崩壊を描いたコメディで俳優たちのアンサンブルが素晴らしかった。私は織田作之助の『夫婦善哉』が大好きなのですが、佐々木蔵之介さんと高畑淳子さんのロイヤル夫婦善哉に私自身が一番心を躍らせていたかもしれません。両作品とも忘れえぬ演劇体験でした。この2作品だけでなく私の演劇作品に携わってくださったすべての皆様にこの場をお借りして心より御礼申し上げたいと思います。<松本白鸚>一番懐かしい名前が刻まれた賞でございます。『ラ・マンチャの男』というミュージカルは26歳のときに初演をしました。あっという間に50年。今日は東宝さん、選考委員の方々、ご関係者、『ラ・マンチャの男』スタッフ・キャストの皆様方にお礼を申し上げたいと思います。先週くらいから『キンキー・ブーツ』というミュージカルがブロードウェイで上演されているのですがその劇場が『ラ・マンチャの男』をやった劇場でマーチンベックシアターと言います。英語でブロードウェイの俳優さん相手に60ステージやりました。懐かしいなと思いました。本当に今日はお礼の言葉で終始したいと思います。最後に初演からブロードウェイをはじめ50年以上私のそばにいて、ブロードウェイではドレッサーもやってくれました、家内の紀子にお礼を言いたいと思います。ありがとう。
2022年05月31日「金田一少年の事件簿」の第4話が5月21日放送。上白石萌歌と岡山天音の本シリーズでの“再共演”に「珍しいケース」などタイムラインが沸く一方、ラストシーンの岩崎大昇演じる竜太にも「可愛い」などといった声が送られている。世界(12か国)累計1億部超えという大人気コミックを原作に、堂本剛、松本潤、亀梨和也、山田涼介に続き「なにわ男子」道枝駿佑が5代目・金田一一を演じる本作。道枝さんのほか、一の幼馴染みで成績優秀、生徒会長でもある七瀬美雪に上白石さん。一の良き理解者となる警視庁捜査一課警部・剣持勇に沢村一樹。美雪と同じミステリー研究会の佐木竜太に岩崎さん(美 少年/ジャニーズJr.)。今回のエピソードのゲストとして白蛇村の旅館の女将、鏡花にりょう。酒屋「白蛇酒造」の社長、音松に小野武彦。杜氏見習いの鷺森に岡山さん。職人の黒鷹に寺島進といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。家族旅行中の一と美雪は、とある殺人事件の犯人を追う剣持警部と遭遇。訪れた白蛇村は白い蛇を神様の使いとして崇めているという。合流した3人は顔をマスクで隠した男が隣接する酒造に入っていくのを目撃。そこは白神家が代々営む造り酒屋・白蛇酒造で、男はそこの家の二男、蓮月だった。5年前の火事で行方不明になったが、失った記憶が戻り2か月前に帰宅。火事の後遺症で顔や声は変わったが、DNA鑑定で血縁関係は証明済みだという。身元がわかり引き下がった一たちは、杜氏見習いの鷺森の案内で、職人の黒鷹達が作業する酒蔵を見学するが、蓮月の姿を見つけ、その後を尾けた剣持と一、美雪は酒樽の中で蓮月の死体を発見。監視カメラの映像から長男の左紺(吉田悟郎)が疑われるが、その左紺もまた樽のなかで首を吊っているのが見つかる…というのが今回のストーリー。実は白神家には三男がいた。蓮月が行方不明になったとされる5年前の火事は蓮月を恨んだ左紺によるもので、戻ってきた蓮月とされる男は剣持が追っていた殺人犯。鷺森は殺人犯の蔵を乗っ取る計画に協力させられ、蔵を守るため蓮月となった殺人犯と、蔵を売り飛ばす計画を進めていた左紺を殺した…という展開だった。視聴者からは「上白石萌歌ちゃんと岡山天音君、neoでは犯人と被害者 今回は主要キャストと犯人」「金田一少年の事件簿N(Neo) の、銀幕の殺人鬼にゲスト出演された上白石萌歌さんと岡山天音さん。この度、8年ぶりの同シリーズの白蛇蔵殺人事件で、別役で再共演するという珍しいケース」など、上白石さんと今回ゲスト出演した岡山さんが、過去のシリーズでも共演していたことに触れたコメント多数。また事件解決後、一と美雪から白蛇村のお土産をもらい「一生宝物にします」と喜びつつも、「僕を置いて旅行に行ったことは一生恨みます」と不満たらたらな様子の竜太。美雪から「家族旅行だって言ったでしょ」と言われると「金田一先輩の家の子どもになります」と答える…。そんな竜太にも「出番無いのか~と思ったら最後にちゃっかり出てきた」「家族旅行に一緒にできなくて、金田一家の子になりたいという佐木くん可愛い!!」といった反応が送られている。【第5話あらすじ】佐木が親戚のやっている民宿に一と美雪を連れて行く。民宿には合宿中の美大生が4人いて、一達は肝試しに誘われる。肝試しの舞台は30年前に閉鎖された病院。そのトイレには入院患者だった少女「花子」の霊がいて、声をかけた者は殺されるという怪談があった。肝試しが進むと最後に出発した伊能(中川大輔)が帰って来ない。そして翌朝、伊能の死体が発見される…。「金田一少年の事件簿」は毎週日曜22:30~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年05月23日女優で歌手の上白石萌音が、7月13日にアルバム『name』(初回限定盤:4,400円 通常盤:3,300円)を発売することが19日、わかった。女優としてはもちろん、昨年『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たし、透明感ある伸びやかな歌声で歌手としても定評がある萌音。先日、ツアー開催の発表と合わせて発売が告知された同作は、『第100回全国高校サッカー選手権大会』応援歌の「懐かしい未来」、TBS『王様のブランチ』のテーマソング「I’ll be there」を含む全9曲を収録。また、小林武史氏や東京スカパラダイスオーケストラの川上つよし、谷中敦といった豪華アーティストが楽曲を提供しているほか、往年のミュージカル曲「Tea for Two」をカバーするなど幅広い楽曲が収められている。初回限定盤には、「懐かしい未来」や新曲のミュージックビデオ、メイキング映像が収録されたDVDとミニ写真集が同梱される。
2022年05月19日上白石萌音がニューアルバム『name』を7月13日にリリースすることが決定。併せてジャケット写真を公開した。昨年末紅白歌合戦にも初出場し、透明感ある伸びやかな歌声で歌手としての定評も高い上白石。アルバムには、小林武史、川上つよし&谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)、佐藤良成(ハンバート ハンバート)、キヨサク(MONGOL800)、そして上白石が初代ヒロインを演じたNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の音楽を担当した金子隆博などによる提供曲と既発曲3曲を含む全9曲を収録。また今日まで歌い継がれている往年のミュージカル楽曲「Tea for Two」のカバーも収められる。リリース形態は初回限定盤と通常盤の2形態。初回限定盤には「懐かしい未来」や新曲のMusic Videoを収めたDVDとミニ写真集が付属する。<リリース情報>上白石萌音 ニューアルバム『name』2022年7月13日(水) リリース●初回限定盤(CD+DVD+ミニ写真集):4,400円(税込)上白石萌音『name』初回限定盤ジャケット●通常盤(CD):3,300円(税込)上白石萌音『name』通常盤ジャケット【CD収録内容】※順不同・懐かしい未来 ※『第100回全国高校サッカー選手権大会』応援歌作詞作曲:森山直太朗・I’ll be there ※TBS系「王様のブランチ」テーマソング作詞:いしわたり淳治 作曲:末光篤・スピン作詞:上白石萌音 作曲:諸見里修・小林武史 提供曲・佐藤良成(ハンバート ハンバート)提供曲・川上つよし / 谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)提供曲・キヨサク(MONGOL800)提供曲・金子隆博 提供曲・Tea for Two ※カバー作詞:Irving Caesar 作曲:Vincent Youmans【DVD収録予定内容】・「懐かしい未来」ミュージックビデオ・新曲ミュージックビデオ・メイキング映像【先着購入特典】・Amazon.co.jp:各商品のジャケット絵柄によるメガジャケ(24cm×24㎝)・楽天ブックス:各商品ごとの絵柄違いアナザージャケット(12cm×12cm)・応援店特典:上白石萌音がこれまで訪れた都道府県の地図にお勧め観光スポットなどのコメントを記載した描きおろしの<手作り萌音MAP>※A4サイズに4種のMAPを掲載、裏面には音声コメントも楽しめるQRコードを掲載予定※初回限定盤:東京 / 岡山 / 福岡 / 北海道 計4カ所※通常盤:沖縄 / 愛知 / 大阪 / 鹿児島 計4カ所※店名は後日HPにて発表いたします・UNIVERSAL MUSIC STORE限定ファンクラブ購入特典:沖縄でのリラックスショット映像(予定)※ファンクラブ「le mone do」会員の方でUNIVERSAL MUSIC STOREでご購入された方には特典映像を視聴できるURLをお送りいたします。※「le mone do」会員かつUNIVERSAL MUSIC STOREで購入頂いた方のみが対象※応援店特典も対象となります(予定数に達し次第配布終了いたします)・le mone do会員限定特典付き販売期間:7月20日(水) 23:59まで・視聴URL案内:7月22日(金) 夕方予定・動画視聴開始:7月25日(月) 以降詳しい開始日時は、視聴URLご案内の際にお知らせいたします。※その他、ツアー会場CD販売でも購入特典を予定。予約リンク:<ツアー情報>上白石萌音『yattokosa』Tour 20227月16日(土) 那覇文化芸術劇場なはーと17:00 OPEN / 18:00 START7月21日(木) 札幌文化芸術劇場hitaru18:00 OPEN / 19:00 START8月6日(土) 岡山シンフォニーホール17:00 OPEN / 18:00 START8月11日(木・祝) 東京国際フォーラムホールA17:00 OPEN / 18:00 START【チケット料金】一般チケット:7,800円(税込)学割(中高生)チケット:6,000円(税込)学割(小学生)チケット:3,500円(税込)※全席座席指定※未就学児は、一般チケットをお持ちの保護者1名の同伴に限り1名まで入場可、膝上鑑賞■オフィシャル先行受付:5月14日(土) 12:00~5月22日(日) 23:59※詳細はこちら:【お問い合わせ】那覇公演:PM AGENCY098-898-1331(平日 / 月~木11:00〜14:00)札幌公演:WESS011-614-9999(平日 11:00〜15:00)岡山公演:YUMEBANCHI(岡山)086-231-3531(平日12:00〜17:00)東京公演:ディスクガレージカスタマーセンター050-5533-0888(平日12:00~15:00)■ユニバーサルミュ-ジック カスタマー・サービスセンター0570-044-088(代表)営業時間:10:00~18:00(土日・祝祭日を除く)関連リンク上白石萌音オフィシャルサイトユニバーサルミュージック 上白石萌音サイト上白石萌音 Instagram上白石萌音オフィシャルブログ上白石萌音マネージャーTwitter東宝芸能オフィシャルサイト
2022年05月19日「なにわ男子」道枝駿佑が金田一一を演じる「金田一少年の事件簿」第3話が5月15日オンエア。上白石萌歌演じる美雪に「美雪ちゃんの片思い感いいですね」などの声が寄せられるとともに、生田絵梨花演じるあかねの“再登場”を予想する声も上がっている。本作は世界(12か国)累計1億部超えという大人気コミックが原作。1995年に初ドラマ化されて以来、堂本剛、松本潤、亀梨和也、山田涼介と演じ継がれてきた“金田一一”を今回は道枝さんが引き継ぎ、8年ぶりの新シリーズとして放送されている。キャストは名探偵・金田一耕助を祖父に持つIQ180超え天才高校生探偵・一役の道枝さんのほか、一の幼馴染で成績優秀、生徒会長も務めるなど学園きっての優等生・七瀬美雪に上白石さん。一を趣味の釣りツアーに連れていく警視庁捜査一課の警部・剣持勇に沢村一樹。美雪が所属するミステリー研究会の1年生で動画撮影が趣味の佐木竜太に岩崎大昇(美 少年/ジャニーズJr.)。フィッシングツアーに参加した帝王大学医学部教授の影尾風彦に佃典彦。接待で影尾たちについてきた医療機器メーカー営業の伊豆丸険に小市慢太郎。聖恋島の秘密を調べている「アスタニッシュ出版」記者・右竜あかね役で生田さん。過去に看護師をしていたツアーガイド・凡田夏見役で吉谷彩子。聖恋島唯一の住人でコテージ管理人の霧声昼子役で余貴美子といった顔ぶれも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。連続殺人事件が起きた聖恋島で医師仲間を二人失っていた影尾教授(佃典彦)が行方不明になる。捜索に出た一達は舟着小屋の明かりに気づき駆けつける。開いてるはずのドアには鍵がかかっていて中で誰かが倒れていた。反対側のドアから逃げていく光を追いかけるとその先で影尾教授の遺体が発見される。移動した死体…その時、一は島にいる者がその場に揃っていることに気づく。これまでも事件発生時のアリバイが全員にあったことを不自然に感じるが、佐木が撮影した現場の映像に何かを発見する。美雪のマジックがヒントになって一は影尾殺しのトリックの謎を解き、伊豆丸が犯人だと突き止める。伊豆丸は小児がんの娘が影尾たちの治験の犠牲になったことを知って、復讐のため殺害した…というのが3話のストーリー。事件の謎を解こうと思いを巡らせる一に「ちょっと一息つかない?お菓子持ってきてるんだ」と声をかけるも「ちょっと黙っててくれる」とあしらわれ、その後徹夜でトリックの謎を解いていた一のもとにお菓子を振る舞うも、部屋にいることに気付いてもらえない…。そんな美雪に「この美雪ちゃんの片思い感いいですね…」「美雪ちゃんの片思い?度がすごいな」といった感想が上がる。ラストではあかねが「今度ゆっくり君の経験談聴かせてくれない?」と一にインタビューを申し込み、一も嬉しそうに「ゆっくり、ですか…」とニヤニヤする…という場面が。このシーンに「生田さんが演じてる雨竜あかね。道枝さんver.の金田一で、いつきさんポジになったりしないかなんて思ってる」「右竜あかねがドラマ版でライターになってることで、原作におけるいつきさんの代理ポジになるのではという考察に納得」など、あかねの再登場を予測するツイートも多数投稿されている。【第4話あらすじ】家族で旅行中の一と美雪は、とある殺人事件の犯人を追う剣持と遭遇。合流した3人は怪しげな男が隣接する酒造に入っていくのを目撃、そこは白神家が代々営む造り酒屋「白蛇酒造」で、男は酒造の社長・音松(小野武彦)の二男・蓮月。5年前の火事で行方不明になるも、失った記憶が戻り2か月前に帰宅。火事の後遺症で顔や声は変わったがDNA鑑定で血縁関係は証明済みらしい。その後一達が鷺森(岡山天音)の案内で職人の黒鷹(寺島進)達が作業する酒蔵を見学すると、樽の中に蓮月の死体が浮かんでいて…。「金田一少年の事件簿」は毎週日曜22:30~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2022年05月16日朝ドラ初出演となる上白石萌歌(22)。暢子の妹・歌子役の役作りに万全の態勢で臨んでいた。「撮影に入る半年前から沖縄三線を猛特訓。現場での完璧な演奏に、黒島さんも驚いていました。ただ、20歳の次は18歳のシーンと、時系列の前後する朝ドラならではの撮影に、最初は戸惑っていたそうです」(ドラマ関係者)そんな彼女が助言を求めたのは、『カムカムエヴリバディ』初代ヒロインの姉・萌音(24)だった。「2人は同居しているのですが、沖縄ロケなど、離れ離れになったときでも、朝ドラならではの撮影スタイルやリハーサルの服装などについて萌音さんに相談していたそうです」(前出・ドラマ関係者)2人は’11年の東宝シンデレラオーディションを機に芸能界入り。萌音は審査員特別賞、萌歌は10歳という史上最年少で東宝シンデレラに選ばれた。萌歌は萌音との関係について最近のインタビューでこんな本音を。《同じ仕事をしていて血が繋がっているというのはすごく不思議で、姉妹であり、ライバル関係でもあり、戦友でもあり、同じものに立ち向かっている》(2月5日付「マイナビニュース」)そんな萌歌が、今作で最も気合を入れているのが歌だという。「片桐はいりさん演じる下地先生からの『歌うことをやめてはいけない!』という台詞を、彼女自身、大切にしていると話していました。上白石家は祖父の自宅にカラオケの機械があるほど歌好きだとか。『カムカム』では萌音さんが『On the SUnny side of the street』を口ずさむ場面はありましたが、今作は『翼をください』など、萌歌さん単独の歌唱シーンが多い。それは制作側が彼女の歌に絶大な信頼を置いているからです。歌手デビューも1年以上早い萌歌さんは“負けられない”という思いで、歌唱シーンにも全力で挑んでいます」(制作関係者)前出のインタビューで萌歌は、《朝ドラに出演するのはずっと夢でした。しかも歌子という役で、私の名前の一部である“歌”がついているというのも運命を感じているので、一生懸命、自分の役目を全うしたいです》と語っている。歌子役で魅せる美声と演技に注目したい。
2022年05月12日上白石萌歌が、明日5月11日に楽曲「椰子の実」をデジタルシングルとしてリリースすることを発表した。同曲は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』内でたびたび使用され話題となっており、本日5月10日の放送にて上白石演じる“比嘉歌子”が歌唱していることが明らかとなった。「椰子の実」は島崎藤村が作詞した楽曲で、数多くのアーティストによってカバーされ「日本の歌百選」にも選ばれた名曲。故郷に想いを馳せる叙情歌として現在でも広く愛されている。<リリース情報>上白石萌歌「椰子の実」2022年5月11日(水) 0:00配信リリース配信リンク:<番組情報>連続テレビ小説『ちむどんどん』■総合テレビ月曜~土曜: 8:00~8:15 / 12:45~13:00(再放送)※土曜は一週間を振り返ります。日曜:11:00~11:15(再放送)翌・月曜:4:45~5:00(再放送)※日曜、翌・月曜は、土曜版の再放送です。■BSプレミアム・BS4K月曜~金曜:7:30~7:45土曜:9:45~11:00(再放送)※土曜は月曜~金曜分を一挙放送。※放送予定は変更される場合があります。最新情報は番組表をご確認ください。【出演】黒島結菜 / 仲間由紀恵 / 大森南朋 / 竜星涼 / 川口春奈 / 上白石萌歌 ほか番組公式HP:
2022年05月10日上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを演じる、親子三代100年のファミリーストーリー連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。この度、本作の総集編が放送決定した。史上初の3人のヒロインが登場した本作は、ラジオ英語講座とあんこと野球とジャズと時代劇を題材にした、母から娘へとバトンをつなぐ物語。上白石さん演じる安子と松村北斗(SixTONES)演じる稔の物語は大きな話題となり、村上虹郎、甲本雅裕、濱田岳、小野花梨、YOU、世良公則ら豪華キャストたちが演じる魅力的な登場人物たちも注目を集めた。長年すれ違い、互いに心の傷を抱えて生きてきた安子と娘・るいは、様々な登場人物が織りなす縁によって再会を果たし、半年間続いた物語は優しさに包まれて幕を降ろした。今回の総集編では、ヒロインたちそれぞれの物語のハイライトをたっぷりと放送。制作統括は、今回の放送について「本編をただ短くしただけではありません」と言い、「大胆な編集をほどこし、一本の別の作品としても楽しめるくらい初めから紡ぎ直した総集編になっています。ちょっとした驚きの仕掛けもありますし、新たな編集の効果で印象深いあの場面に違う感動を感じるなど、さまざまな工夫が加わりました」とコメントしている。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」総集編安子編・るい編・ひなた編は5月1日(日)13時30分~BS4K、5月4日(水・祝)14時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2022年04月23日内村光良率いるコント番組「LIFE!春 ~君の声に捧げるコント~」の出演者が発表され、上白石萌音が番組初登場することが分かった。季節ごとに放送し、放送のたびに座組が変わっていく「LIFE!」。今回は、座長の内村さん、じろう(シソンヌ)、田中直樹(ココリコ)、塚地武雅(ドランクドラゴン)、西田尚美といったお馴染みメンバーに加え、番組3回目の出演となる山田裕貴、川西賢志郎(和牛)、初出演となる上白石萌音が出演。「LIFE!はお母さんも大好きな番組で、ずっと出演したかったです」と話す上白石さんは、「撮影現場では、皆さんの真面目にふざけるという真摯な姿に感動しました。まるで朝ドラを撮っているのかと思いました」と撮影の雰囲気を明かす。とあるコントでは、閻魔大王の娘役を熱演しており、全力で演じきったコメディエンヌぶりは必見。一方の山田さんは、内村さんと2人きりでの親子役コントに挑戦。息の合った二人芝居が繰り広げられたという。和やかなムードの中で行われたスタジオ収録後、内村さんは「すごく良かったよ!」と山田さんを絶賛したそうだ。「LIFE!春 ~君の声に捧げるコント~」は5月6日(金)22時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2022年04月21日上白石萌音が、全国ツアー『yattokosa』Tour 2022を開催することを発表した。昨年の『yattokosa』Tour 2021からはや1年。全国から「私の街にも来て欲しい」とのリクエストが届き、今年もツアー開催を決定。北は札幌から南は那覇、そして今や第2の故郷と言っても過言ではない岡山に、東京を含めた全国4公演での開催となる。上白石はツアーについて「東京以外はまだライヴをしたことのない都市です。すごく思い入れのある場所もあったりしますので、皆さんに楽しんでいただけるように頑張って歌いたいと思います。そしていつか47都道府県を制覇できたらいいなと思っております。」と意欲を語っている。また、上白石は7月に新アルバムをリリースすることも決定した。<ツアー情報>上白石萌音『yattokosa』Tour 2022【日程】7月16日(土) 那覇文化芸術劇場なはーと17:00 OPEN / 18:00 START7月21日(木) 札幌文化芸術劇場hitaru18:00 OPEN / 19:00 START8月6日(土) 岡山シンフォニーホール17:00 OPEN / 18:00 START8月11日(木・祝) 東京国際フォーラムホールA17:00 OPEN / 18:00 START【チケット料金】■ファンクラブ会員限定記念グッズ付一般チケット:9,800円(税込)記念グッズ付学割(中高生)チケット:8,000円(税込)記念グッズ付学割(小学生)チケット:5,500円(税込)一般チケット:7,300円(税込)学割(中高生)チケット:5,500円(税込)学割(小学生)チケット:3,000円(税込)■一般一般チケット:7,800円(税込)学割(中高生)チケット:6,000円(税込)学割(小学生)チケット:3,500円(税込)※全席座席指定・消費税込※未就学児は、一般チケットをお持ちの保護者1名の同伴に限り1名まで入場可、膝上鑑賞※ファンクラブ会員限定記念グッズは「れもねこ」ペンライト 2022 ver.になります。※ファンクラブ会員限定記念グッズ付チケットをご購入のお客様は、通常のシステム利用料の他に、1件に付き別途送料(900円)が必要となります。ファンクラブ会員限定記念グッズ「れもねこ」ペンライト イメージ■ファンクラブ先行予約予約期間:4月17日(日) 12:00~5月1日(日) 23:59※ファンクラブ先行は上限2枚までの受付となります。応募方法はこちら:オフィシャルファンクラブ申し込みはこちら:kamishiraishimone.com/signup■オフィシャル先行予約予約期間:5月14日(土) 12:00~5月22日(日) 23:59※受付URLは後日お知らせします。【問い合わせ】那覇公演:PM AGENCY098-898-1331(平日 / 月~木11:00〜14:00)札幌公演:WESS011-614-9999(平日 11:00〜15:00)岡山公演:YUMEBANCHI(岡山)086-231-3531(平日12:00〜17:00)東京公演:ディスクガレージカスタマーセンター050-5533-0888(平日12:00~15:00)■ユニバーサルミュ-ジック カスタマー・サービスセンター0570-044-088(代表)営業時間:10:00~18:00(土日・祝祭日を除く)上白石萌音『yattokosa』Tour:関連リンク上白石萌音オフィシャルサイトユニバーサルミュージック 上白石萌音サイト上白石萌音 Instagram上白石萌音オフィシャルブログ上白石萌音マネージャーTwitter東宝芸能オフィシャルサイト
2022年04月17日《安子の再登場あるんじゃないか!?》『カムカムエヴリバディ』最終回での“カムバック”待望論が、SNS上で巻き起こっているのは上白石萌音(24)。初代ヒロイン・安子を好演した彼女が、「同作に与えた影響は大きい」とNHK関係者は明かす。「上白石さんは撮影チームがまだまとまっていないドラマ立ち上げの時期に、持ち前の明るさを武器に座長として現場を一つにしてくれました。撮影期間自体は4カ月ほどでしたが、上白石さんのおかげで、いい流れができましたね」そんな上白石のもとへさらなる吉報が届いたという。「上白石さんは昨年は大河ドラマに出演し、朝ドラ主演を務め、そして紅白にも歌手として出場しました。本人は『’21年がピークかも』と言っていましたが、なんと今年の紅白の司会に内定したようです」(前出・NHK関係者)上白石はすでに司会者としての経験を積んでいる。「昨年10月に放送された“なにわの紅白”ともいわれる音楽番組 『わが心の大阪メロディー』(NHK総合)で司会に挑戦。常に笑みを絶やさず、そつなくこなす彼女の進行は、視聴者にも関係者にも大好評でした。今年は新曲『懐かしい未来』も発表しているので、司会兼歌手としての選出もあるかもしれません」(前出・NHK関係者)3月18日には自身のインスタグラムを更新し、《カムカムエヴリバディの世界が、50回目の終戦の日を迎えました。どこの国とも自由に行き来できる、そんな世界であってほしいと心から願った朝でした》『カムカム』と絡めながら、世界平和への願いを明かしていた上白石。そんな同作もクライマックスに迫る3月下旬、本誌は東京都内の大通りを、黒いジャケットにスニーカー姿でウオーキングする上白石を目撃。彼女はひとりで閑静な寺院に入っていった――。「上白石さんは境内に美しく咲き誇る桜に目を奪われていました。スマホを取り出し、夢中で撮影。満開の桜に、思わず顔もほころんでいましたよ」(目撃した参拝客)はかなく散る桜とは対照的に、萌音と朝ドラの縁は続いていく。「萌音さんは妹の萌歌さんと同居しています。萌歌さんは次の朝ドラ『ちむどんどん』に主要キャストとして出演。“先輩”として朝ドラの心得を伝授しているみたいですよ」(芸能プロ関係者)ヒロインとして満開の花を咲かせた上白石。再登場を期待したい!
2022年04月07日6年ぶり9回目となる「東宝シンデレラ」オーディションの開催が決定。上白石萌歌、上白石萌音、浜辺美波が、オーディション告知ポスター&映像で11年ぶりの共演を果たした。1984年に東宝創立50周年記念イベントとして始まった同オーディション。初代シンデレラの沢口靖子をはじめ、長澤まさみ(5代目)、上白石萌歌(7代目)、福本莉子(8代目)を輩出。また、審査員特別賞に上白石萌音、ニュージェネレーション賞に浜辺美波など、第一線で活躍する女優を数多く生みだしてきた。そんなオーディションが今年、東宝創立90周年プロジェクトとして、6年ぶりに開催される。さらに、かつて1946年から60年代後半にかけて、俳優発掘のためのオーディションとして開催され、三船敏郎、平田昭彦、宝田明、佐原健二、岡田真澄らを輩出した「東宝ニューフェイス」の歴史あるタイトルを引き継ぎ、男性オーディションとして表記も改め「TOHO NEW FACE」オーディションが始動することも決定。オーディションの応募は本日からスタートし、満10歳から満22歳まで(2022年7月18日時点)で募集。7月の1次審査を経て、8月から全国6都市(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡)で2次審査、9月に東京と大阪で3次審査実施後、10月に「シンデレラ」と「NEW FACE」の2グループに分かれ、都内で4次審査となる合宿審査、最終審査は11月6日(日)。都内にてグランプリ&受賞者発表会の開催が決定している。開催に際し制作された告知ポスター&映像には、上白石萌歌、上白石萌音、浜辺美波を起用。3人がデビューするきっかけとなった2011年第7回「東宝シンデレラ」オーディション以来となる、11年ぶりの共演が実現した。上白石萌歌さんは「今思えば私の人生の大きな分岐点でありスタート地点」と同オーディションについて語り、「あれから11年が経ち、沢山の宝物のような出会いと経験をさせていただきました。間違いなくあの時の決断が私を大きく変えてくれました。勇気を振り絞って踏み出した一歩が、人生を変える大きな一歩になるはずです。ご応募お待ちしております!」と呼びかける。上白石萌音さんは「『シンデレラ』という言葉が自分と結びつかなくて、そもそも自信が全くなくて、応募するまでとても悩みましたが、背中を押してくださった先生と勇気を出した自分に、今ではとても感謝しています」と当時をふり返り、「このオーディションで、本当に人生が変わりました。どうかじっくり考えて、心が決まったら、一歩を踏み出してみてください。自信がないなら、『好き』という気持ちを信じてみるのもいいと思います」と話した。そして、浜辺さんは「私は俳優になりたいと思ったことは全くありませんでした。だからといって将来何の職業に就きたいという意思もありませんでした。引っ込み思案だった私の気まぐれの1歩が今ここに繋がっています。『東宝シンデレラ』オーディションを受けて、選んでいただいて、私は夢をみつけることができ、そして夢をみさせていただいています」とコメントを寄せている。(cinemacafe.net)
2022年04月07日橋本環奈と上白石萌音が、千尋をWキャストで演じている現在上演中の舞台「千と千尋の神隠し」。この度、御園座大千穐楽公演が生配信されることが発表された。宮崎駿不朽の名作を、「レ・ミゼラブル」「ナイツ・テイル」のジョン・ケアードが舞台化した本作。初舞台となった橋本さん、舞台出演や歌手としても活躍の場を広げている上白石さんに加え、夏木マリ、朴璐美、田口トモロヲ、橋本さとしらが出演。公演チケットが各地完売が続き、観たくても観られない、また、もう一度観たいという方のために、愛知・御園座公演の大千穐楽を、今回生配信することが決定した。橋本さんが千尋を演じる7月3日(日)、上白石さんが千尋を演じる7月4日(月)の回が、Huluストアにて独占生配信となる。(cinemacafe.net)
2022年03月29日ときめくデザインと、環境への配慮や快適な着心地。6つの人気ブランドが提案する最新の高機能服を俳優・上白石萌歌が着こなす。【beautiful people】サステナブルで高機能なダブルエンドのアノラック。花柄のフリルブラウスとテーパードパンツに合わせたのは、上下逆さにして2パターンの着方が楽しめるスポーティなアノラック。表にオーガニックコットン、裏に和紙を用いて、環境に配慮した技術でレイヤー構造に仕立てた素材は、吸水性、抗菌防臭性、調温調湿性に長けている。アウター¥85,800ブラウス¥165,000パンツ¥59,400シューズ¥55,000バッグ¥49,500(以上ビューティフルピープル/ビューティフルピープル 青山店 TEL:03・6447・1869)【TICCA】ふんわりと軽やかなアウターと一緒に春の旅へ。襟元や袖口にギャザーをたっぷりと寄せたマウンテンパーカは、丸みのあるシルエットが印象的。イタリアのリモンタ社のナイロンストレッチ素材は、弱撥水性の軽くて上品な質感が魅力。フードに収まるパッカブル仕様は旅先で重宝するはず。アウター¥39,600(ティッカ/ビショップ TEL:03・5775・3266)中に着たブラウス¥19,580(ロワズィール/ロワズィール 代官山アドレス・ディセ店 TEL:03・3770・2605)レギンス¥8,800(リノ/グッドスタンディング TEL:03・6447・2478)【HELLY HANSEN】アウトドアブランドの機能性をタウンユースに。撥水加工を施したオーガニックコットンのワンピースは、ウエストのタブでシルエットをいろいろと変えることが可能。コーディネートのアクセントにした水色のバックパックは、防水性や耐久性が高く、収納力も優秀。ワンピース¥19,800バックパック¥17,600(共にヘリーハンセン/ヘリーハンセン原宿店 TEL:03・6418・9669)肩にかけたニット¥25,300(スローン/スローン プレスルーム TEL:03・6421・2603)ハット、ソックス、シューズはスタイリスト私物【HYKE】超軽量でタフな生地をスタイリッシュにアレンジ。パーテックス・クァンタムの高機能素材を用いたブルーのセットアップは、スポーティでありながらモダンな表情を併せ持つ。非常に軽量ながら撥水性と耐摩耗性が高く、高密度に織られているので強度も優れている。ヴェジャのスニーカーもリサイクル素材などを使用。トップス¥28,600中に着たタンクトップ¥8,250スカート¥27,500デニム¥31,900(以上ハイク/ボウルズ TEL:03・3719・1239)シューズ¥26,400(ヴェジャ/シードコーポレーション TEL:03・6709・9662)【Y’s】ハイテクスニーカーがシックな装いに映えて。くしゃっとした表情のコートとワンピースは、さらりとした肌触りで、しわになりにくいポリエステル100%のタイプライター素材。こなれ感を添えるアディダスとのコラボスニーカーは、頑丈さと機動性を兼ね備えたミリタリー用トレイルシューズをベースに、都会的なニュアンスを加えたY’s50周年記念モデル。アウター¥103,400中に着たワンピース¥96,800シューズ¥48,400バッグ¥41,800(以上ワイズ/ワイズ プレスルーム TEL:03・5463・1540)ハット¥7,150(ザ・ノース・フェイス/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL:0120・307・560)【SCYE BASICS】春先のお出かけに重宝する高密度タフタのコート。フロント比翼仕立てのバルカラーコートは、ポリエステルナイロンの割繊糸を用いた高密度タフタ素材を使用。軽い着心地で、しわを気にせず着られる上、防風性と暖かい空気を内側にキープできるので多少の保温性も。自宅で洗濯が可能なのも嬉しいポイント。アウター¥80,300パンツ¥39,600(共にサイベーシックス)バッグ¥22,000(サイ) 以上マスターピースショールーム TEL:03・5414・3531中に着たTシャツ¥9,680(スローン/スローン プレスルーム TEL:03・6421・2603)メガネ¥36,300(アヤメ TEL:03・6455・1103)おしゃれの新たな気づき、そして、最新映画のこと。オーバーサイズの古着のニットにデニムをさらりと合わせて、シンプルな中にも自分らしさを感じさせるおしゃれな装いでスタジオに現れた上白石萌歌さん。「お休みの日や友達と会う時は凝ったデザインの洋服を着ることも多いのですが、仕事の現場では、楽な着心地のものを優先しちゃいます」今回、上白石さんが挑戦したのは、環境への配慮やテクノロジーを駆使しながら、快適な着心地とファッション性を叶えた人気ブランドの新作。「ランニングウェアやインナーを選ぶ時は、防水性や軽さなど機能性も重視するけれど、普段着ではあまり意識していなかったかも。でも、高機能でありながら、気分が上がるデザインの洋服がこんなにあるとは!ワードローブに普通に取り入れたくなりました。SDGsもおなじみのファッションブランドが取り組んでいると、身近なこととして考えるいいきっかけになります」そんな上白石さんが出演する最新映画は、最先端のおしゃれや暮らしとは真逆の、むしろ昭和的な世界観が新鮮な『KAPPEI カッペイ』。文明社会から隔離され、終末の戦士として修行に励んできた主人公の勝平が、辿り着いた平和な大都会・東京で一目惚れをする純真な女子大生・山瀬ハルを演じている。「勝平をはじめ、個性的すぎる終末の戦士たちが繰り広げるバトルは最高におかしくて、お芝居をしながら笑いを堪えるのが大変でした。でも、単なるコメディではなく、純愛の話でもあると私は思っていて。好きな人を思って空回りしたり、傷ついたり…笑いの裏にちりばめられたピュアな部分も感じてもらえたら」かみしらいし・もか2000年2月28日生まれ、鹿児島県出身。映画『KAPPEI カッペイ』は3月18日(金)より公開。4月スタートのNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』、ドラマ『金田一少年の事件簿』にも出演。※『anan』2022年3月23日号より。写真・北村圭介スタイリスト・山本香織(+chip)ヘア&メイク・猪股真衣子(TRON)構成、文・野尻和代(by anan編集部)
2022年03月20日女優の上白石萌音が出演する、不二家「ミルキー」の新CM「不二家ミルキー いやしのミルキー」編が、22日より放送される。新CMでは、オンライン会議を終えた上白石がちょっと一息。机の上の同商品に手を伸ばし、包み紙をあけると、癒しの象徴をイメージした“ミルキーの精”が現れる。そして「ミルキー」を一粒口に運んだ上白石は、おいしい表情のまま“ミルキーの精”に体を預け、癒される。シーンは変わり、部屋でくつろぐ上白石。冷蔵庫から「生ミルキー」を取り出し、一粒手に取ると、今度は複数の“ミルキーの精”たちが出現する。そして同商品を口に運び、またまた“ミルキーの精”に体を預け、癒される上白石なのだった。○■上白石萌音インタビュー――CM撮影の感想を教えてください。いろいろな種類の「ミルキー」をたくさん食べることができて、すごく癒されました! 幸せでした。――CM出演が決まった時の心境を教えてください。誰もが知るお菓子ですし、私も小さな頃から慣れ親しんできた味だったのでとても嬉しく光栄に思いました。――今回のCMの見どころについて教えてください。見どころはやはり“ミルキーの精”ではないでしょうか? 完成した姿を見るのが楽しみです。きっとかわいい妖精になっていると思います。――「ミルキー」にまつわる思い出はありますか?私が中学生か高校生くらいの時に「10ペコ」というものが流行っていました。「ミルキー」の包み紙にどこも切れていない完全なペコちゃんがごく稀に10人いる時があるんです。見つけたらその包み紙を大事にとっておいたりしていたので、青春の味です! なかなか出てこないので、またリベンジしてみようと思います。――ご自身が癒されたい時は何をされますか?私は音楽に癒しを求めます。声が優しかったり、柔らかい方の歌を聞くのが好きなのでそういう曲を流して、ぼーっとしたりしていますね。静かに癒されています。あとは部屋を真っ暗にしてひたすら寝ることもあります。“ミルキーの精”のような大きい抱き枕にしがみついて寝ます。――CMをご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。本当に私は、「ミルキー」の優しい甘さが大好きです。「今日は頑張ったなぁ」という時や「これからもうちょっと頑張らなきゃ」という時に「ミルキー」で一息入れて癒されてください!
2022年03月16日上白石萌音と屋比久知奈が出演するミュージカル「ジェーン・エア」が来春、上演決定。「ナイツ・テイル―騎士物語―」「千と千尋の神隠し」のジョン・ケアード演出で新たに生まれ変わる。1800年代ビクトリア朝のイギリス。ジェーン・エアは孤児となり、叔母(ミセス・リード)に引き取られるが、いじめられ不遇な幼少期を送る。プライドが高く媚びることをしないジェーンは、叔母に嫌われ、寄宿生としてローウッド学院に行くことに。そこは規則が厳しく、自由がなく、ジェーンは教師たちに反抗的であった。ただ、ヘレンというかけがえのない友に出会い、「信じて許すこと」を学ぶ。しかし、彼女は病気で死んでしまう。成長したジェーンは、ローウッド学院で教師をしていたが、自由を求めて家庭教師として学院を出て、広大なお屋敷の主人・ロチェスターの被後見人アデールの家庭教師となる。主人のロチェスターは孤独で少し皮肉で謎めいた男だが、ジェーンは自分と共通する何かを感じ、この出会いが自分の人生を大きく変えていくことになる――。原作は、1847年に刊行されたシャーロット・ブロンテの同名長編小説。これまで何度も映像化され、1996年にジョン自ら脚本を担当、ポール・ゴードンが音楽を担当し、ミュージカル化。2000年にブロードウェイにてロングラン上演されると、トニー賞で作品賞など主要5部門にノミネートされた。日本では2009年・2012年に上演。今回、11年ぶりの上演となり、さらに“新演出版”として新たに生まれ変わる。今回は、「ナイツ・テイル―騎士物語―」「千と千尋の神隠し」にも出演している上白石萌音と、ディズニー・アニメーション『モアナと伝説の海』にて、日本語版のヒロイン・モアナの声優を務め、「レ・ミゼラブル」ではエポニーヌを演じた屋比久知奈が、主人公ジェーン・エアとその親友ヘレン・バーンズを、役替わりのWキャストで演じることが決定。キャラクターについて「きっと共感していただける」と語った上白石さんは、「今から稽古してしっかりとジェーンの意思を舞台によみがえらせることができるように頑張ります」と意気込み、屋比久さんも「2役を演じることでそれぞれの役の気持ちがずっと深まると思うので、真摯に2人の女性と向き合いたいです」とコメントしている。さらに、井上芳雄がジェーンが家庭教師として訪れる屋敷の主人エドワード・フェアファックス・ロチェスター役で出演。春野寿美礼、仙名彩世、樹里咲穂、大澄賢也、春風ひとみも参加する。▼コメント全文ジョン・ケアードミュージカル「ジェーン・エア」は、どんな時代でも普遍的に人々に愛され続ける物語だと思います。何も持たないところから人生をスタートさせる1人の女性の物語です。ジェーンには両親も、お金も、希望もなくどこを取っても絶望的です。それでも彼女は道を切り開き、自分自身を新たに作り上げていくのです。そんなジェーンに萌音と知奈の2人は適役です。2人とも素晴らしい歌声を持ち、キャラクターの豊かな内面を表現する技量を持っています。ジェーンの魂を見事に演じることができるでしょう。相手役のロチェスターを演じる井上芳雄さんは素晴らしい舞台俳優であり、キャラクターの内なる感情を歌に込めて見事に演じることができる俳優です。初日を楽しみにしています。上白石萌音この作品は、愛する勇気を持つこと、人を許すことといった常に人として大切にしたい普遍的なテーマを持っています。ジェーンは厳しい環境に生まれ育ったにもかかわらず、その逆境を乗り越えてきた強さ、たくましさのある女性だと思います。同時にとても賢くて思慮深くて、それゆえ葛藤も多い役ですが、きっと共感していただけると思います。音楽はドラマチックでロマンチック、そして壮大でエネルギーがあふれていて、ジェーンの心の叫びが音になっている魅惑の楽曲です。今から稽古してしっかりとジェーンの意思を舞台によみがえらせることができるように頑張ります。屋比久知奈当時の時代背景を考えると、女性であるジェーンが自立して自ら道を切り開いていく姿は、かっこ良く、私自身勇気をもらえ、魅力に感じています。育った環境ゆえに、何を信じ、どう生きたらいいのか、怒りもがいている女性でもあると思いますが、繊細で優しくて愛されたい、とても多面的な女性で、難しいけれど興味深い役だと思います。また同時にヘレンというジェーンの価値観を変える人も演じることは、本当に大きな挑戦だと思っています。2役を演じることでそれぞれの役の気持ちがずっと深まると思うので、真摯に2人の女性と向き合いたいです。観てくださったお客様に、明日に向かっていく希望や勇気、信じる大切さといったポジティブなエネルギーを持って帰って頂けるよう精一杯努めます。井上芳雄イギリス文学の名作を、ジョン・ケアードが壮大なミュージカルに作り上げ、ジェーン・エアの生涯を通じ、お客様がたくさんの勇気や希望をもらえる感動的な作品となっています。私が演じるロチェスターは、金持ちですが苦しみや悩み、秘密を持った男で、ジェーン・エアと出会い、人生が変わり救われていきます。その人生のドラマティックな変化をどう演じるかが挑戦ですが、やりがいしかないのではと今から楽しみにしています。ジョンは演劇の魔法が使える素晴らしい演出家で、心から信頼しています。カンパニーのみんなと一緒に、今回の新演出版に参加できることを光栄に思います。ミュージカル「ジェーン・エア」は2023年3月東京芸術劇場プレイハウスにて、2023年4月梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演予定。(cinemacafe.net)
2022年03月11日映画『KAPPEI カッペイ』(3月18日公開)の女性限定試写会が6日に都内で行われ、伊藤英明、上白石萌歌、西川貴教(主題歌)、平野隆監督が登場した。同作は『デトロイト・メタル・シティ』などで知られる漫画家・若杉公徳が手掛けた同名ギャグ漫画の実写化作。「1999年7の月、人類は滅亡する」というノストラダムスの予言を信じ、人類の救世主となるべく厳しい修行に人生を捧げてきた「終末の戦士」たちがいたが、世界は一向に滅亡しなかった。社会常識のない戦士たちは、平和な大都会で初めてのピュアな恋心、友情、葛藤、花見、合コン、嫉妬心と遅すぎた青春を知っていく。「筋肉系男子」「文化系男子」どちらが好きか聞かれた上白石は「断然、文化系男子ですね」と即答。作中でも筋肉を披露していた伊藤だが「僕、文化系ですよね。本気で文化系だと思ってるんです。こだわりを追求するタイプだし、本も読むし」とアピールする。さらに西川に「今、トレーニング毎日されてますよね?」と"筋肉男子"枠を押し付けようとするも、「ここは分けない方がいい。同じ方向いていると思います」とたしなめられた。上白石は改めて「私も文化、カルチャーが好きで、本を読んだり美術館に行ったりすることが好きなので、それを共有したいなという気持ちはあります」と理由を説明する。さらに会場の女性たちにパネルでアンケートを取ると、若干文化系男子派の方が多い結果に。すると伊藤は「今、バックヤードで筋肉系の人たちがいますから! これもう、出てこれないです」とこの後の展開のネタバレ。さらに「何でこの質問したんですか? 朝から電車に乗って来ているわけですよ! ずっと支度して!」と筋肉男子たちの気持ちを慮って抗議する。「僕も撮影でふんどしをしたのでわかるんですけど、やっぱりお腹を下したらどうしようもないので、食べるものにも気をつけるわけです。多分みんなの前で見せるから、昨日もジムに行ってると思うんですよね。プロテイン飲んで、ちょっとふくらますために、ジャガイモを食べてるかもしれないです。それがもう出て来れない!」と嘆き、司会から「後ほどフォトセッションがありますので」と止められていた。フォトセッションでは実際にふんどし姿の筋肉男子たちが登場し、伊藤、上白石、西川と共に写真に収まる。最後には伊藤が自身の携帯電話を取り出し、全員で仲良く自撮りをしていた。
2022年03月06日「『ちょっぴり大人。白石まるみ、59歳です!』って、デビュー当時のキャッチコピーを、今でも年齢だけ変えて使ってるんです」笑顔で語るタレントの白石まるみさん(59)は、’82年に『オリオン座のむこう』で歌手デビュー。「当時19歳で、同期の(堀)ちえみちゃん、(松本)伊代ちゃんたちより年上だったから、楽屋での女子高みたいなノリについていけなくて(笑)。ちえみちゃんと仲よくなったのはドラマ『スチュワーデス物語』の共演がきっかけでした」プライベートでは、28歳で結婚するも、娘が2歳半のときに離婚。「撮影現場に娘を連れていったりしました。父が白血病、母がC型肝炎、娘がぜんそくで入院したときは、3つの病院を駆け回ったことも。仕事と介護と子育てで精神的にも限界でしたが、娘に『ママに元気でいてほしくて、私たちが代わりに病気になっているんだよ』って言われて、もう大号泣」年齢を重ねるにつれて、先の見えない将来に、不安を覚えた。「芸能の仕事は呼ばれなくなったら終わり。娘を育てるためにも、何か資格が欲しいと考えるように」ようやく実行できたのは、45歳で再婚した夫の勧めだったそう。「48歳でネイル教室に通い、ママ友相手に、家でネイルを始めたんです。評判がよくて『次はマッサージを習ってきて』と要望があって、『チャンピサージ』というインド式ヘッドマッサージの資格も取得しました」これが「芸能人初」だったということに快感を覚えた。「やはり『初』はうれしいもの。それで50歳を超えたころに、グラビアアイドルの娘と芸能人初の“親子グラビア”を披露しました」その娘・守永真彩(30)さんとは、’16年、『キングオブコント』にも出場。予選突破はかなわなかったが、銀色の全身タイツに赤いTバックという斬新な姿は、お笑い界にも衝撃を与えた。さらに現在は、やはり資格取得芸能人1号となった、「個性心理學」の資格を取得。「今は『動物占い』をやっていて、全国に約300人の弟子もいるんです。単なる占いではなく、その人自身の潜在意識を掘り起こして、前向きになれるようなカウンセリングを行っています」還暦を迎える11月には、お世話になった人を集めて断髪式を行い、ショートヘアにする計画だ。「元気な年の取り方をして、ノーテンキに、楽しそうにしている大人がいるねって思われたいですね」
2022年03月04日舞台『千と千尋の神隠し』の初日記念会見が3日に東京・帝国劇場で行われ、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ、朴ロ美(※ロは王偏に路)が登場。青蛙役のおばたのお兄さんがMCを務めた。同作は宮崎駿監督の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化作。少女・千尋(橋本環奈、上白石萌音 ※Wキャスト)が引っ越し先に向かう途中で八百万の神々の世界へ迷い込み、様々な出会いを経て、人間の世界に戻るため生きる力を呼び醒ましながら奮闘する。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクタージョン・ケアードが翻案・演出を手掛け、2022年2月・3月の東京・帝国劇場を皮切りに、4月大阪、5月福岡、6月札幌、6月・7月名古屋と、4大都市でも上演される。2月28日、3月1日のプレビュー公演を終え、2日に初日を迎えた橋本・夏木と、会見後に初日を迎える上白石と朴。原作を手がけた鈴木敏夫プロデューサーからは「お世辞なしに本当におもしろかったです。とにかくジョンの演出とキャストの皆さんが素晴らしくて、原作へのリスペクトが感じられて嬉しかったです。印象的なシーンを言い出したらきりがありませんが、キャストが大勢が出てくるシーンはどのシーンも観ていて気持ちが高揚しましたし、千尋とカオナシが電車に乗って行くシーンは実は観るまで少し心配だったのですが、非常にうまくできていると感動しました。映画の公開から20年が経っていることを考えるとキャストの方々の中には当時まだ生まれたばかりだった方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている方もいる。その経験が舞台の迫力に繋がっているような気がして感慨深いです。皆さんがんばってください!」というメッセージが届く。橋本は「安心します。認められたというのがすごく嬉しくて、『千と千尋の神隠し』が好きなみんながそろっているからこそ、鈴木さんにどう思われるか、ジョンもめちゃくちゃ心配してたと思うんです。これだけお褒めの言葉をいただけるとなると本当に嬉しいですね」と喜ぶ。上白石は「お稽古に入る前から何度映画を観たかわかりませんし、フィルムコミックや絵に励まされお手本にしながら稽古を進めてきて、作品の素晴らしさに助けられることもあれば壁に感じることもあって、本当にどきどきしていたので、鈴木さんにそう言っていただけて」と感極まる。「私がやった回をご覧になったわけじゃないんですけど、ほっとしています」と笑顔を見せた。鈴木プロデューサーとも交流の深い夏木は「自分の作品がどういう風に舞台化されるのか、正直不安だったんでしょうね。だけどジョンが私たち俳優の肉体を使ってあれだけ再現してくれたし、2度と同じ場面がないという素晴らしいセットなので、きっと楽しんでいただいて、メッセージをくださったんだと思います。『パーフェクト』と言ってくれたってジョンが言ってたよね。出演者にもその言葉が力になります」と述べる。28日のプレビュー初日について、朴は「ゲロ吐くかと思った」と苦笑しながら、「ゲネプロができなくて、そのままプレビュー初日で通しだったもので、本当に緊張したんだけど、夢中になってやってしまったという感じがあります」と振り返った。稽古での大変なことを聞かれると、おばたは「全部です」ときっぱり。橋本は「千尋は本当にステージにずっといるのと、ドジな一面があって転んだりするけど、怪我をしない転び方を研究するのが難しかった。実は身体能力めちゃくちゃ高いんです」と説明する。上白石は「運動量がはんぱなくて、『もう無理です』というところまで走らなきゃいけない。体を追い込む役」としみじみとし「はじめて通した日には、1.5kg落ちてました。いくら食べても太らない無双状態で楽しもうと思います」と語る。7月まで続く公演での健康対策を聞かれると、橋本は「特にやってないですけど、いたって健康です」と答え、上白石は「この人、ストレッチもしないんです。丸腰なの」と明かす。「アキレス腱は伸ばします」と言う橋本には、上白石が「ストレッチだけはして!」と懇願するなど、仲の良い様子。さらに夏木が「とにかく大変ですよ。終わったらケアにいく。東宝さんがマッサージさんを用意してくれてますから、朝やっていただく。そんな感じでやらないと続かないですね」と続ける。しかし夏木と同じ役の朴は「環奈ちゃんと一緒で……」と体のケアや喉のケアもしていないということで、「ギリギリが好きなんです。まったくしないです。ごめんね、ちゃんとやります」と謝る朴に、夏木が「自分のペースがあるからね」と声をかけていた。舞台写真提供:東宝演劇部
2022年03月04日女優の上白石萌歌が8日、都内で行われた映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(公開中)の大ヒットバレンタインデーイベントに、お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)とともに出席し、バレンタインの思い出を語った。1984年に公開され世界中で大ヒットを巻き起こした『ゴーストバスターズ』、その5年後に公開された『ゴーストバスターズ2』の正統続編となる本作。オリジナル版のゴーストバスターズ4人がニューヨークの街中でゴーストたちと戦ってから30年後、封印されていたゴーストたちが田舎町に出現し、主人公の少女フィービー(マッケナ・グレイス)たちが立ち向かう。日本語吹替版で主人公フィービー役の声優を務めた上白石は、実写吹き替え初挑戦。「新鮮でした。体や表情を使ってお芝居しているのとは全く異なるアプローチで、普段とは違う筋肉を使ってお芝居をしている感じがしました」と振り返り、「これだけ長い間、世界中の皆さんに愛されている作品の新作で、声を当てて命を吹き込ませていただけたことをすごく光栄に思っています」と語った。続けて、「両親がゴーストバスターズの初代のファン」と明かし、「私が新作をやらせていただいて、親子で話が盛り上がったので、世代を超えて皆さんで会話して楽しんでいただける作品になっていると思います」と魅力を伝えた。バレンタインの思い出を聞かれると、「小学生のときにみんなで手作りでチョコレートを作るのが流行っていて、クラス全員分作ったことがあって、バレンタインの前日は寝られず、すごい目で登校してみんなに配っていました」とエピソードを披露。本命の人には「ちょっと形のいいものをあげたりとか…」と明かし、お返しについては「クラスの男子たちが結束して女子分をみんなで大量に作ってくれて、クラスの絆が深まりました」と話した。イベントでは、ミニ・マシュマロマンの姿をしたマシュマロを食べる場面も。上白石は「おいしいです。ありがたみを感じました」と味わっていた。
2022年02月08日●『ゴーストバスターズ』参戦に大ファンの両親も大喜び昨年デビュー10周年を迎え、確かな演技力で着実に存在感を増している女優の上白石萌歌。今春スタートのNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で念願の朝ドラ初出演をつかみ、日本テレビ系『金田一少年の事件簿』でヒロイン・七瀬美雪役を演じることも先日発表され、今年さらに注目を集めそうだ。世界的大ヒット作の正統続編となる映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(公開中)では、主人公役でハリウッド映画の吹替に初挑戦。家族の物語を描いた本作にちなみ、上白石に家族についての話を聞くとともに、女優業における転機や、今後の抱負についても語ってもらった。1984年に公開され世界中で大ヒットを巻き起こした『ゴーストバスターズ』、その5年後に公開された『ゴーストバスターズ2』の続編となる本作。オリジナル版のゴーストバスターズ4人がニューヨークの街中でゴーストたちと戦ってから30年後、封印されていたゴーストたちが田舎町に出現し、主人公の少女フィービー(マッケナ・グレイス)たちが立ち向かう。上白石は、『ゴーストバスターズ』の大ファンである両親と一緒にオリジナル版を見ていたという。「最新作『アフターライフ』の作風とは違ってコメディ要素が強く、家族みんなでゲラゲラ笑いながら見ていたのを覚えています」。そして、本作への参加に、家族は「すごく喜んでくれました」と反応を明かし、「両親が好きだったものがまだ続いていて、私たちの代まで知られているというのはすごく感慨深いです」をしみじみと話した。上白石が演じたフィービーは、初代ゴーストバスターズの1人であるイゴン・スペングラー博士の孫で、科学オタクの少女。彼女の魅力について、「演じられたマッケナさんのファンで、『gifted/ギフテッド』を見てこの方の輝きすごいなと思っていたので、とにかくマッケナさんが素晴らしい。また、登場するキャラクターの中で一番冷静で、すごく達観している感じで、その聡明さ、男気みたいなところも魅力だなと思いました」と語る。演じる際には「10代の役ですが、今の自分よりも達観しているようなところがあったので、少女性よりも、意志や少女なりの賢さ、聡明さを意識してお芝居しました」とのこと。また、本作は「フィービーという少女の成長物語でもある」と言い、「最初は言葉のあどけなさも意識していましたが、途中から、はっきり明瞭な感じに聞こえるようにしました」と、声でもフィービーの成長を表現した。自身とフィービーの共通点を尋ねると、「私も昔から、外に出て遊ぶのが好きというより、科学ではないですが、本を読んだり文学が好きだったので、何かにとりつかれたように熱中するところは似てるかな」と回答。そういった部分で共感できたものの、科学の専門用語には苦戦したようで、「自分が発したことがない言葉がたくさん出てきて、科学の仕組みを人に説明したりするシーンなどは、一個一個かみ砕きながらお芝居しました」と振り返った。アニメ映画『未来のミライ』、『劇場版ポケットモンスター ココ』でも声優を務めたが、実写吹替は今回が初めて。「吹き込む対象がキャラクターではなく人というのがすごく新鮮で、アメリカンジョークを日本語に訳して言うとニュアンスが変わったりするので、いかに違和感なく落とし込めるか考えながら演じました」と述べ、声優業の面白さについて「自分の体を使ったお芝居では絶対にできないこと……空を飛べたり、自分の中での不可能が自分じゃないものを通して可能になることが、夢があって楽しい」と話した。そして、「お芝居において声はすごく大事なんだなと今回学びました」と、声に対する意識が増したと告白。「演出の方が『声は衣装みたいなものだから、いかようにも着替えられるし、お芝居をする上で助けになる』とおっしゃっていて、これは自分の体を使った普段のお芝居にも生きることだなと思ってメモしました」と明かし、今後の出演作では「今まで以上に声の表現を意識してお芝居したい」と、本作での学びを生かすつもりだ。●家族で受け継ぐエンタメ愛「両親だけでなく祖父母も」主人公フィービーが、初代ゴーストバスターズであるイゴン・スペングラー博士の孫であることを知り、祖父の遺志を継ぎ、兄トレヴァーらと復活したゴーストに立ち向かう本作。母キャリーと祖父イゴンの親子の物語も描かれる。家族の愛を感じることができる作品だが、上白石にとって家族はどんな存在か尋ねると「本当になくてはならない存在」と表現。「自分の両親のもとに生まれてこられてよかったなって日々思いますし、血の繋がっている家族のことをすごく大事に思っています」と語る。両親や祖父母からいろいろなものを受け継いでいる上白石。自身の姉・萌音も俳優だけでなく歌手としても活躍しているが、音楽の先生をしていた母親の影響で音楽が常に身近にあり、父親も音楽好きだったという。「よくよく考えたら両親だけではなく、祖父母も歌や観劇が好きなので、エンタメが好きなところは引き継がれているんだなって最近気付きました。祖父が家にカラオケの機械を買って歌うぐらい好きだったって最近知って、歌への愛が引き継がれているんだなって感じます」と、音楽やエンタメ好きな一面は両親だけでなく祖父母からも受け継いでいるものだった。大切にしている両親の教えは「ウソをつくな」ということ。「子供の頃にウソをついたことがバレてすごく怒られて、『自分がついたウソを書き出しなさい』とノートに書かされたことがあって、ウソって恐ろしいものだとその時に感じたので、ウソはつかないように心がけています。人のためについてしまうウソもあるので難しいですが、人を傷つけるようなウソはつかないようにしています」。本作は、フィービーと兄トレヴァーが力を合わせて戦う“兄妹の絆”も描かれているが、姉・萌音との姉妹の関係性と重なるところもあったという。「兄妹2人が結託して敵を向かっていくところは、うちの姉妹の戦友感とちょっと似ているなと。同じ仕事をしていて血が繋がっているというのはすごく不思議で、姉妹であり、ライバル関係でもあり、戦友でもあり、同じものに立ち向かっているという意味では共通しているなと感じました」と説明。同じ業界で活動していることはお互いにとってとてもプラスになっていると言い、「誰よりも仲いいと思いますし、仕事について話したり、吐き出したりする場所があるというのはすごく心強いです」と語った。そして、本作について「ご家族やお友達と観て、いろんな話をしてほしい」とメッセージ。また、オリジナル版を見ていない若い世代に向けて「前作から繋がる部分があってエモーショナルなので、絶対に前作を観てほしい。最後にすごいサプライズが待っているので、そこを楽しみに観てほしいです」と呼びかけた。●女優としての覚悟が決まった『ぎぼむす』は「自分の原点」上白石は、2011年に「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞し、2012年にドラマ『分身』(WOWOW)で女優デビューを果たした。デビュー当時は小学生。女優業を仕事にしていく覚悟や責任感が生まれたのは3、4年前だという。「それまではずっと迷ったりしていました。大学で学んでいることが楽しくて、自分はこのまま就職するべきなのか、それとも今の仕事を続けるべきか、揺らいでいた時期がありました」。覚悟が決まるきっかけになったのが、主人公・亜希子(綾瀬はるか)の義娘・みゆきを演じたTBS系ドラマ『義母と娘のブルース』(2018)だった。「自分が今まで得られてきたと思っていたものが全く通用せず、お芝居することの難しさを感じ、すごく悩んで苦しんで、この仕事をやるべきではないって思ったんです。でも、それだけやりがいもあることに気づき、険しい道かもしれないけど、お芝居をやっていきたいなって思いました」。『義母と娘のブルース』の心温まる物語は大きな反響を呼び、2020年、そして今年の正月に、スペシャルドラマも放送された。上白石は「シリーズ化される作品も珍しいですし、自分の原点がこの作品な気がしているので、すごく大事に思っています」と、女優としての転機となった『ぎぼむす』に感謝している。そんな上白石の原動力は「エンタメが大好き」との思い。「音楽も映画も演劇も、自分がお仕事で関わっているものがとにかく好きで、休みの日も何か1本作品を見たりするのが好きなので、好きという気持ちが原動力になっているかなと。自分の好きなものの延長に自分が立っていると思えることがすごくうれしいです」と語った。思い描いている将来像を尋ねると、「あまり器用なタイプではありませんが、とにかくこれから出会う作品のことを一生懸命愛して、『あなたが演じてくれてよかった』って言われるような役者になれたら」と答えた。今春スタートの『ちむどんどん』で念願の朝ドラ出演もつかんだ。演じるのは、ヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜)の妹・比嘉歌子。「朝ドラに出演するのはずっと夢でした。しかも歌子という役で、私の名前の一部である“歌”がついているというのも運命を感じているので、一生懸命、自分の役目を全うしたいです」と意気込む。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』への参加が発表された際に、「できることなら実際に出演したい。プロトンパックを私も構えてみたい(笑)」と、今後あるかもしれない続編への出演に意欲を見せていた。改めてその野望も尋ねると「高望みな感じになるとは思いますが……」と照れ笑いを浮かべ、「でも、日本語が好きなので日本でお芝居していきたいです」と話していた。■上白石萌歌2000年2月28日生まれ、鹿児島県出身。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞し芸能界デビュー。以降、テレビ、映画、舞台、「adieu」名義での音楽活動など幅広く活躍。『羊と鋼の森』(18年)で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そのほかの主な出演作に、ゲスト声優を務めた『劇場版ポケットモンスター ココ』(20年)、主演映画『子供はわかってあげない』(21年)、ドラマ『義母と娘のブルース』シリーズ、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(19年)、『教場II』(21年)など。映画『KAPPEI カッペイ』が3月18日公開予定。2022年度前期NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』、4月スタートの日本テレビ系ドラマ『金田一少年の事件簿』も控えている。
2022年02月05日