毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社が共催する、日本で最も歴史ある映画賞のひとつ「第69回毎日映画コンクール」。1月21日(水)、受賞作品並びに受賞者が発表され、最高賞にあたる日本映画大賞を熊切和嘉監督の『私の男』が受賞。さらに綾野剛・主演作『そこのみにて光輝く』が男優主演賞を含め最多4部門を受賞した。毎日映画コンクールは、映画業界団体、映画配給会社、映画評論家の投票によって決定するもので、俳優たちの演技や作品はもちろん、美術や照明や録音などの映像スタッフ、故人の名を冠する賞など、幅広い部門を設け顕彰を続けてきた。今回大賞に輝いたのは、桜庭一樹による直木賞受賞のベストセラーを熊切監督によって映画化された『私の男』。「第36回モスクワ国際映画祭」コンペティション部門で最優秀作品賞と最優秀男優賞(浅野忠信)をW受賞。さらにその後「ニューヨーク・アジア映画祭」では、二階堂ふみがライジング・スター賞を受賞するなど日本のみならず海外からも注目を集めた。また最多部門となったのは呉美保監督が手がける『そこのみにて光輝く』。日本映画優秀賞、監督賞(呉美保)、男優主演賞(綾野剛)、女優助演賞(池脇千鶴)と数々の賞を総なめにした。そのほか女優主演賞に『0.5ミリ』の安藤サクラ、男優助演賞に『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』の伊藤英明が受賞する中、スポニチグランプリ新人賞に輝いたのは、先日発表された「第38回日本アカデミー賞」でも新人賞を獲得した登坂広臣。「三代目J Soul Brothersrs from EXILE TRIBE」で活躍し、映画『ホットロード』では能年玲奈と共演し銀幕デビューを果たした。また、中島哲也監督の劇薬映画『渇き。』で“天使と悪魔の顔を持つ女子高生”という難役に挑んだ小松菜奈が受賞。その後も山下智久と『近キョリ恋愛』共演、さらに今年公開を控える実写映画化作品『バクマン。』でもヒロイン役を演じるなど今後のブレイク女優として注目を集める新人女優だ。表彰式は、2月10日(火)川崎市のミューザ川崎シンフォニーホールにて行われる予定。<第69回毎日映画コンクール/受賞一覧>■日本映画大賞:『私の男』(熊切和嘉監督)【作品部門】■日本映画優秀賞:『そこのみにて光輝く』■外国映画ベストワン賞:『6才のボクが、大人になるまで。』【監督賞・脚本賞】■監督賞:呉美保(『そこのみにて光輝く』)■脚本賞:安藤桃子(『0.5ミリ』)【俳優部門】■男優主演賞:綾野剛(『そこのみにて光輝く』)■女優主演賞:安藤サクラ(『0.5ミリ』)■男優助演賞:伊藤英明(『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』)■女優助演賞:池脇千鶴(『そこのみにて光輝く』)■スポニチグランプリ新人賞:登坂広臣(『ホットロード』):小松菜奈(『渇き。』)■田中絹代賞:鈴木京香【スタッフ部門】■撮影賞:シグママコト(『紙の月』)■美術賞:林田裕至、佐久嶋依里(『喰女 -クイメ-』)■音楽賞:周防義和(『舞妓はレディ』)■録音賞:藤本賢一(『永遠の0』)【ドキュメンタリ―部門】■ドキュメンタリー映画賞:『SAYAMAみえない手錠をはずすまで』【アニメーション部門】■アニメーション映画賞:『ジョバンニの島』■大藤信郎賞:『澱みの騒ぎ』【TSUTAYA映画ファン賞】■日本映画部門:『るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編』■外国映画部門:『アナと雪の女王』【特別賞】■野上照代(スクリプター)(text:cinemacafe.net)■関連作品:私の男 2014年6月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014「私の男」製作委員会そこのみにて光輝く 2014年4月19日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2014 佐藤泰志 / 「そこのみにて光輝く」製作委員会渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会ホットロード 2014年8月16日より全国にて公開(C) 2014「ホットロード」製作委員会 (C) 紡木たく/集英社
2015年01月21日日本アカデミー賞を受賞した『嫌われ松子の一生』や、『ゼロの焦点』『阪急電車片道15分の奇跡』など、その唯一無二の存在感と高い演技力に定評のある女優、中谷美紀。本日、1月12日(月)に39歳の誕生日を迎えた中谷さんは、今年、13年ぶりの連続ドラマ主演となる「ゴーストライター」では“ゴーストライター”を雇う天才女流作家に、1月31日(土)公開の映画『繕い裁つ人』では職人気質の究極“こじらせ女子”にと、早くも大活躍。映画、ドラマだけでなく、舞台、さらには歌手としても才能を発揮し、美しく年齢を重ねていく姿には、男性だけでなく、多くの女性からも憧れの的として高い支持を受けている。そんな“美しすぎるアラフォー”中谷美紀のいまを、3つの数字から探ってみた。◆女優デビューから13年後に日本アカデミー賞受賞!1993年、TVドラマ 「ひとつ屋根の下」で女優デビューした中谷さん。毎年活躍の場を広げ、13年後の2006年、中島哲也監督の『嫌われ松子の一生』にて教師からソープ嬢、果ては殺人まで犯してしまう壮絶な人生を送った松子を熱演し、第30回日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」を受賞。かねてから高く評価されていた演技力を、改めて世に知らしめた。◆タイムリーなテーマで13年ぶりに連続ドラマ主演!1月13日(火)スタートのドラマ「ゴーストライター」(フジテレビ系)では、「恋するトップレディ」(’02年1月期)以来、13年ぶりに連続ドラマの主演を務めることでも話題の中谷さん。“天才小説家”と謳われながらもその肩書きに疲れ、自らの才能に悩み、小説家を夢見て東京にやってきた女性(水川あさみ)をゴーストライターとして雇ってしまう難しい役どころに挑戦する。ひとりの女性としての幸せの在り方や、生きがい、仕事と恋愛のライフワークバランスなどをテーマに、悩める現代女性を演じていく。◆映画出演33作目!『繕い裁つ人』では新境地“頑固じじい”を熱演!?一方、池辺葵・原作の人気コミックの映画化『繕い裁つ人』で映画出演作33本目を迎える中谷さんは、神戸で祖母が築いた「南洋裁店」を受け継ぐ2代目の仕立て屋、市江を演じる。「“夢を見るための洋服”を大切に真摯に繕う市江の姿に惹かれました」と語る中谷さんは、市江の凛としたプロフェッショナルの顔と、まるで“頑固じじい”のごとく、ぶっきらぼうで口は悪いが、まっすぐな心を丁寧に演じきる。役づくりにあたり、普段、ミシンや裁縫などしたことがなかったという中谷さんは、約1か月間、足踏みミシンの練習に励み、見事習得。最終的には裁縫指導にあたった先生から「実際の職人よりも巧いかもしれない」と太鼓判を押されるほどの腕前になったそう。撮影期間16日間のわずかな合間をぬって、本作の三島有紀子監督に手作りのポンチョをプレゼントしていたという中谷さん。多忙な中でも、決して周囲への思いやりを忘れないその姿は、ひとりひとりの心に寄り添う洋服を繕い続ける市江と、どこか共通している。そんな中谷さんの美しさの秘訣を“3つの文字”で表すとすれば、それは「行動力」。実力派女優としての地位を確立してもなお、常に新しいことに前向きにチャレンジし続けられる意思の強さと内なる努力が、常に第一線で輝き続ける理由なのかもしれない。『繕い裁つ人』は1月31日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。ドラマ「ゴーストライター」は1月13日(火)より21:00~フジテレビにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月12日フジテレビの人気リアリティ番組「テラスハウス」に出演し、一躍人気者となった“てっちゃん”こと菅谷哲也の素顔に迫ったDVD「裸の時間~若き才能~ 俳優・菅谷哲也」の発売を記念し、1月10日(土)にトーク&握手会を開催。イベント前に菅谷さんが報道陣の取材に応じた。菅谷さんは「テラスハウス」出演をきっかけに、俳優としてドラマ「ラスト・シンデレラ」、映画『ハダカの美奈子』、舞台「タンブリング FINAL」などに出演。このDVDでは「テラスハウス」以上に菅谷さんにカメラが密着し、連日の仕事の様子やプライベートでの姿を捉えている。DVDの中には菅谷さんが「タンブリング」で共演した須賀健太と焼肉屋で語り合う姿なども収められているが、普段から須賀さんとは仲が良いそう。また「テラスハウス」で一緒の時間を過ごした面々とも番組終了後も時折、顔を合わせて食事などをしていると明かした。元々、菅谷さん自身は人見知りとのことで、この日も報道陣を前に質問に答える様子も少し照れくさそう。「少しは直ってきた…」と明かしつつも、先述の須賀さんとの焼肉屋でも「須賀くんの方が喋ってるのが多いんですよね(笑)」と少し申し訳なさそう。この日のトーク&握手会で、一昨年の写真集発売以来、久々にファンと直接触れ合うこととなるが「ちょっと緊張しています…(笑)」と胸の内を明かした。ちなみに、シェアハウスを出て以降は「普通に独り暮らしです。人並みに暮らしてます…オシャレな家ではなくなりましたが(笑)」とのこと。この正月は地元でのんびりと過ごしたそうだが、声を掛けられることも増えたのでは?と思いきや「うちの地元は狭いのでそんなこともなく…前から知ってる人が多いので。(握手やサインを求められることは)全然なかったです。ちょっと寂しいですね」と苦笑交じりに語った2月14日(土)のバレンタインには、「テラスハウス」の“その後”を映し出す劇場版『テラスハウス クロージング・ドア』が公開となるが、改めて「テラスハウス」について「2年間出させていただいて、あの番組があって、いま自分はここに立たせてもらっている」とその存在の大きさを口にする。終了に関しては「寂しい気持ちもあるけど巣立つ感じ」とも。「“テラスハウスのてっちゃん”を卒業していけるようにしたい」と俳優として新たな境地を切り拓くことへの意欲を見せる。ちなみに現在、恋人は?という問いには「いえ、相変わらず(苦笑)」と赤面。好きなタイプの女性の性格や外見について「誠実」や「目力がある」などの要素を挙げ「女優さんでいうと、以前から真木よう子さんのファンです」と明かす。最後に改めて今回のDVDについて「『テラスハウス』よりももう一歩踏み込んで知ってもらえると思います」とアピールした。「裸の時間~若き才能~ 俳優・菅谷哲也」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年01月10日「第39回報知映画賞」の表彰式が12月17日(水)、都内で開催され、「主演男優賞」を受賞した岡田准一、「主演女優賞」の宮沢りえ、「助演男優賞」の津川雅彦、「助演女優賞」の大島優子、「新人賞」の登坂広臣(三代目J Soul Brothersrs from EXILE TRIBE)らが出席。受賞者への花束贈呈には、役所広司、秋元康、片桐はいり、安藤サクラ、池松壮亮、HIROら豪華サプライズゲストが次々と駆けつけ、会場に華を添えた。今後の国内映画賞の行方を占う意味でも話題を集める同賞。今年大ヒットを記録した『永遠の0』(山崎貴監督)で特攻パイロットを熱演した岡田さんは、ジャニーズ初となる快挙に「このような光栄な賞をいただき嬉しく思う。若い頃に悩んでいたとき、『芝居を続けなさい』と道を示してくれた事務所の方や役者の先輩方のおかげで何とか芝居を続けてこられた。今後とも精進していきたい」と感謝の気持ちと決意を語った。「新人賞」は、賛否両論を巻き起こした鬼才・中島哲也監督の野心作『渇き。』でヒロインに抜擢された小松菜奈、『ホットロード』で俳優業に初挑戦した「三代目J Soul Brothers」の登坂広臣、向井理と片桐はいりが姉弟役を好演した『小野寺の弟・小野寺の姉』で長編デビューを果たした西田征史監督が受賞した。小松さんは、優等生に隠された狂気を演じ切り「全てが初めてで大変なこともたくさんあったけど、素晴らしい環境のおかげで伸び伸びと演技ができました」と笑顔。サプライズで駆けつけた中島監督は、「自分が来たら『絶対泣くぞ』とスタッフに言われたけど、(小松さんは)全くの無表情(笑)。コソコソ隠れて出て来る必要なかった」と冗談交じりに祝福した。同じく初演技での受賞となった登坂さんは、「まだまだ恐縮な気持ち。この賞にふさわしい表現者に成長していきたい」と抱負を述べ、花束贈呈に駆けつけた「EXILE TRIBE」のプロデューサー・HIROさんも、「身内のメンバーの受賞を心から光栄に思う。これからもともに初心を忘れずに頑張っていきたい」と気を引き締めた。「作品賞」には、奥田瑛二の長女・安藤桃子監督作『0.5ミリ』が輝き、安藤監督をはじめ、主演で妹の安藤サクラ、助演男優賞受賞の津川雅彦、共演の坂田利夫が勢ぞろい。女優賞を独占した『紙の月』チームも、花束贈呈に駆けつけた池松壮亮と吉田大八監督と受賞の喜びを分かち合った。特別賞には、社会現象を巻き起こしたディズニーの大ヒット作『アナと雪の女王』が選出された。なお、“長年の映画界への貢献”として同賞を贈呈予定だった故・高倉健さん(享年83)は、故人の遺志を尊重し、所属事務所の高倉プロモーションが受賞を辞退した。<「第39回報知映画賞」受賞結果一覧>■作品賞・邦画部門:『0.5ミリ』(安藤桃子監督)■作品賞・海外部門:『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド監督)■監督賞:小泉堯也(『蜩ノ記』)■主演男優賞:岡田准一(『永遠の0』)■主演女優賞:宮沢りえ(『紙の月』)■助演男優賞:津川雅彦(『0.5ミリ』)■助演女優賞:大島優子(『紙の月』)■新人賞:小松菜奈(『渇き。』):登坂広臣(『ホットロード』):西田征史(『小野寺の弟・小野寺の姉』)■特別賞:『アナと雪の女王』(text:cinemacafe.net)
2014年12月17日モデルで女優の小松菜奈、映画監督の山戸結希が5日、東京・渋谷シネパレスで行われた、映画『渇き。』のDVD&ブルーレイ発売記念イベントに出席した。今年6月に全国公開された本作は、元刑事の父親・藤島(役所広司)が、謎の失踪を遂げた高校生の娘・加奈子(小松)の行方を追ううちに、想像を超えた娘の正体を知ることになる――というストーリーで、『告白』の中島哲也監督が手掛けた作品。19日に発売されるDVD&ブルーレイには、山戸監督が撮り下ろしたメイキング『私はわたしを探しています。』が収録されている。本作で映画デビューを果たした小松は、赤のニットにチェックのスカートを合わせた可愛らしいファッションで登場し、集まった観客を前に、「緊張します……」と言いながら、「演技はまだ全然上手くないけど、女優として新しい道を見つけることができた最高のデビュー作です」とはにかみながらアピール。小松は、本作で第39回報知映画賞新人賞を受賞しており、「驚きとうれしさが同時にきました。私だけの力じゃなく、監督やスタッフさんたちがいてくれたおかげ」と感謝の言葉を語っていた。また、メイキングを撮り下ろした山戸監督は、「こんなに綺麗な人が地球に存在するんだと。人工的な美しさと自然な美しさを両方持っている。今までいた人類の中で1番美しい」と小松に惚れ惚れ。「『渇き。』の話を(メイキング撮影を行った)山梨でするとは思ってなかったので不思議な感覚でした。リラックスして撮影できました」と振り返った小松は、"ボク"役の俳優・清水尋也と再会したそうで、「久しぶりに会ったので、照れ臭かった。現場ではテンションも違ったので」とエピソードを語っていた。
2014年12月06日年末の国内外の映画賞レースがまもなく発表されていくが、11月28日(金)、第39回を数える「報知映画賞」の全9部門が発表された。毎年、注目を集める「主演男優賞」および「主演女優賞」。「主演男優賞」には、今年ロングランヒットを記録した『永遠の0』で戦時下を懸命に生きた青年を好演した岡田准一が、「主演女優賞」では『紙の月』(公開中)で7年ぶりの映画主演作として話題を呼び、多額横領体当たりの宮沢りえが受賞した。また、同作で「AKB48」卒業後初めて映画出演を果たした大島優子が「助演女優賞」を受賞した。「新人賞」に目を向けてみると、公開後、空前の賛否両論を巻き起こした中島哲也・監督作『渇き。』でヒロインに大抜擢された、小松菜奈が受賞。優等生の裏に潜む狂気を見事演じ切り高い評価を得た。『渇き。』以降も、『近キョリ恋愛』で山下智久の相手役となり、2015年には人気漫画の実写映画化作品『バクマン。』でもヒロイン役を演じている。「特別賞」には、「社会現象として世間に大きな話題を提供した」ことが評価された『アナと雪の女王』、そして「長年の映画界への貢献」として、今年11月10日にこの世を去った名優・高倉健(享年83)に贈られた。<第39回報知映画賞/受賞一覧>■作品賞(邦画):『0.5ミリ』(安藤桃子監督)■監督賞:小泉堯也(『蜩ノ記』)■主演男優賞:岡田准一(『永遠の0』)■主演女優賞:宮沢りえ(『紙の月』)■助演男優賞:津川雅彦(『0.5ミリ』)■助演女優賞:大島優子(『紙の月』)■新人賞:小松菜奈(『渇き。』):登坂広臣(『ホットロード』):西田征史(『小野寺の弟・小野寺の姉』)■作品賞(海外):『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド監督)■特別賞:『アナと雪の女王』(社会現象として世間に大きな話題を提供したことに対して):高倉健(長年の映画界への貢献に対して)※授賞式は12月中旬を予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月28日今年度のシリーズテーマ 「ボタニカルに暮らす」11月27日(木)、魅力的に暮らす女性のためのコミュニティ・札幌パークホテル「中島公園倶楽部」がオープンする。「中島公園倶楽部」では、幅広い分野のセミナーやワークショップなどを開催していく予定で、2014〜15年シーズンのシリーズテーマ は、草花の不思議なチカラやヒーリング効果に着目する「ボタニカルに暮らす」となっている。11月27日は、フランス式フィトセラピー11月27日(木)開催のセミナーは、フィトテラピー(植物療法)・森田敦子さんによる「女性が美しくなるために」フランス式フィトセラピーを用いたアンチエイジングケアとデリケートゾーンケア(プレスリリースより)についてのセミナーだ。18時30分スタートで参加料は3500円となっている。また、来年1月13日には、「ベトナム女性の若さとキレイの秘訣」顔ツボ療法ディエンチャンで魅力アップ(プレスリリースより)が予定されている。今後の詳細スケジュールは「中島公園倶楽部」公式サイトに掲載されていくので、興味のあるセミナーやワークショップに是非ご参加を。アクセスは、地下鉄南北線「中島公園」駅より徒歩すぐだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・中島公園倶楽部
2014年11月10日元オセロの中島知子と浜崎あゆみの元恋人の内山麿我が10月8日(土)、東京都内劇場で映画『東京~ここは、硝子の街~』の公開初日舞台挨拶を行った。中島さんは、遠距離恋愛中の恋人との関係を聞かれると「結婚に切羽詰まっていますので、年内に何かあるならば、頑張りたい」とゴールインを狙っているようだが、「でも、彼は忙しい人なので…。応援してくださいね、その時は私一人で囲み取材してください」と鼻息を荒くしていた。同作は、様々な人間がうごめく大都会を舞台に、20年前に起きた殺人事件を巡る愛憎劇を描いたミステリー。カナダで行われた第38回モントリオール世界映画祭で公式上映されたほか、2015年には米・ニューヨークの劇場での上映も決定している。本格的演技初挑戦で韓国人俳優・JKと男同士の濡れ場に挑んだ内山さんは「JK君とは会って5分後に『じゃあ、脱いで』みたいな。スタッフから前を隠すためのタオルを渡されて、恥ずかしいと思ったけれど、カメラが回ったら役に入り切った」と気合を伺わせ、「濡れ場は僕とJK君のチャンバラみたいなものなので、体一貫体当たりで楽しみました」とやり切った表情。「今回は(自分の)濡れ場のニーズがなかった」という中島さんも「何が綺麗って内山さんの背中。それにJKも中世的な魅力全開でいやらしかった。少年と荒々しい男の濡れ場は、女性としても惚れ惚れ。女性陣は癒されるはず」と大絶賛でアピールしていた。寺西一浩監督からも「(内山さんは濡れ場に)慣れていたので、すぐに終わりました。前張りもなく、そのままで『もう、やっちゃって』という事で。濡れ場が上手かったので、次の作品でも濡れ場をやってもらいます」と気に入られた内山さんは「もう濡れ場専門、濡れ専です」と“濡れ場専門俳優”への開眼を宣言していた。『東京~ここは、硝子の街~』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2014年11月09日「ゆくゆくはショートフィルムの監督の中から1億円プレイヤーが誕生する」――。それは別所哲也が自ら代表となって国際短編映画祭を創設して以来、十数年にわたって言い続けてきたことである。10年前、いや5年前でも人はそんな言葉を夢想と笑ったかもしれない、だがいまや、それは決して夢物語ではなく、近い将来に十分に実現可能な目標と言える。それくらい、ここ数年でショートフィルムを取り巻く環境は激変した。スマートフォンや携帯型タブレットが普及し、どこでもインターネットに接続できる環境も整備され、ショートフィルムのみならず、海外ドラマや映画、TV番組に、スマホで撮影されたちょっとした面白映像まで、人々の生活と映像が深く結びついた。別所さんが創設以来、文字通り我が子のように育て上げてきた映画祭は「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」として年々、盛り上がりを増している。こうした変化に伴い多くの企業が、自社のブランディングの方法として、これまでの15秒、30秒の短いCMとは異なるショートフィルムの製作に力を入れるようになった。「Lexus Short Films」はそんな試みの先駆的存在。「LEXUS(レクサス)」と米独立系スタジオの大手「ワインスタインカンパニー」が協同で有望な若手監督のショートフィルム製作を支援しており、レクサスが掲げる“Life is Amazing”をテーマに今年も「Market Hours」(ジョン・ゴールドマン監督)、「Operation Barn Owl」(大川五月監督/落合賢脚本)の2作品が制作された。今年はSSFF & ASIAにおいてワールドプレミア上映も行われたが、この十数年のショートフィルムの興隆を見守ってきた、いや、自ら先頭に立ってその発展に寄与してきた別所さんに「Lexus Short Films 2014」の魅力からショートフィルムの変化、そして今後についてじっくりと話を聞いた。アメリカでショートフィルムに出会い、1999年に映画祭を始めたが「名刺にちょうどメールアドレスが入り始めた頃かな?」と別所さん。もちろん、映画をインターネットで見ることなどまだなかったが、それでもIT技術がこの業界に大きな影響を与えるという“予兆”は感じていたという。「その少し前、97年ごろかな…ハリウッドで、音声コンテンツの次は動画コンテンツだ!ネットという新たなウィンドウで映像をどう扱うべきか?そこでどうコンバートしていくか?ということを映画のプロデューサーも、テクノロジー側も、ファイナンス側も真剣に議論していた。ロバート・レッドフォードが主催するサンダンス映画祭に、シリコンバレーの資金がついて、IT関係の人間が大挙してやって来ていて、そうした予兆は何となく感じてはいましたね」。「映画も産業やテクノロジーと表裏一体。21世紀に入って映画もその在り方を自問自答してきたし、企業も広告とはどうあるべきかを自答し続けてきた」と語るが、その中で「Lexus Short Films」のような企画が生まれることは「必然だった」とも。「自動車であれ、他の産業であれ“ものづくり”というのはそこにデザインやアート、普遍性というのを必ず追い求めていくものです。映画もまた時代を“真空パック”する存在ですが、その意味で、洗練されたラグジュアリーブランドである『レクサス』が新たな才能やクリエイターを引っ張り上げ、新しい表現を模索し、新たな時代の“映像未来予想図”を示していくというのは必然でしょう。まず一義的に、レクサスは若いクリエイターを支援するけど、そこで生まれるデザインや創造性の力が、最終的にレクサスが追い求めるライフスタイル――Life is Amazing―――を実現する原動力となる。単なる芸術振興を超えた新たなパラダイムを提示していると思います」。16年前を思えば、隔世の感があるが、別所さん自身は「想像していた以上に変わった部分もあるし、もっと進むと思っていたところもある」と語る。時代と共にショートフィルムの世界も「いまなお模索中」であるという。「既に長編映画とショートフィルムという“二極化”ではなく、“多様化”の時代になってます。編成にとらわれない中編も増えていくでしょう。時間とコストの関係性も変わっていき、10分の映像に1億を投じることもあれば、2時間の作品をよりリーズナブルに製作し、それが大ヒットするということも増えると思います。ショートフィルムに関しては、1億円プレイヤーの実現もそうですが、4コマ漫画の連載で生活する漫画家がいるのと同じように、ショートフィルムというものがよりジャンル化され、当たり前の価値として存在するようになって欲しいと思います」。映画を「作る」デバイスと「見る」デバイスの革新に加え、SNSの普及など、その間の部分に関しても「“流通革命”と言うべき大きな変化が起きている」とうなずくが、その中で映画祭の果たす役割も大きく変わってきた。「映画祭というのは、究極の“価値づけの装置”、ランキングプラットフォームだと思う」と言葉に力を込める。「映画、映像が持つ価値をいかにストーリーテリングし、観客に伝えるか?観客に新たな価値との出会いを提供すること、それが映画祭の役割。とはいえ、20世紀型の映画祭ではもうダメ。リアルなイベントと結びつきながら、21世紀のネットワーク型映像映画祭としてネット上で大きくなっていくと思います。その中で、『いいね!』といった評価をシェアしたり、オーディエンスアワードのような観客の支持で良いものを選んでいく“共感メディア”として存在することも求められるし、一方で、キュレーターの時代と言われる現代だからこそ、専門的な目で批評することも映画祭の存在する意味だと思います。なかなかいまの日本では、映画にせよ本にせよ、本気でクリティック(批評)するという文化が少ないと思いますが、そこで戦い、議論し、考え方や価値観、地域性などをあぶり出していくという役割も果たせたらと思います」。とここまで“映画祭代表”として、ビジネスマンとして、ショートフィルムについて語ってもらったが「Lexus Short Films 2014」で発表された「Market Hours」と「Operation Barn Owl」の2作に話が及ぶと、急に別所さんは俳優、いや、ひとりの映画ファンの顔になり、愛情あふれる言葉が口をつく。「どちらもほのかなラブストーリーで、片想いを描いてますが、『Market Hours』が心の中の声を表象化していくのに対し、『Operation Barn Owl』は日本、アジア的な間を大事にして心の声を表情や佇まいで見せてくれます。両作品とも、良い作品が持つセリフや映像、構成上のダブルミーニング、トリプルミーニングを巧みに使っていて、本当にクオリティの高い作品に仕上がっていると思います。何度も観ることで細部にわたるミルフィーユのような重層的な構想や意味づけがジュワっと味わい深く出てくるので、じっくりと堪能していただきたいです」。(text:cinemacafe.net)
2014年11月06日中島哲也監督の『渇き。』で小松菜奈に密着したスペシャルメイキング「私はわたしを探しています」を撮り下ろすなど、映画業界で高い評価と注目を集めている新進気鋭・山戸結希の監督作『おとぎ話みたい』が、12月6日(土)よりテアトル新宿にてレイトショー公開されることが決定した。唯一無二の存在感を誇るオルタナティヴ・バンド「おとぎ話」と山戸監督とのコラボレーションで生まれた本作は、田舎に暮らす高校3年生のしほ(趣里)のひと冬の初恋の記憶と、愛と夢のはざまで傷つく青春の普遍性を紡いだ“少女”映画。音楽(MUSIC)と映画(MOVIE)を融合させた自主映画の祭典「MOOSIC LAB2013」の一環で製作・公開されると、レイトショーのチケットが午前中に売り切れる盛り上がりを見せただけでなく、観客からも圧倒的支持を得て「グランプリ」など3冠を獲得。さらに、6月にテアトル新宿で行われた「観ずに死ねるか!傑作青春シネマ」特集では 2010年代を代表する最新作として選出され、立ち見席まで完売となる人気を見せつけた。山戸監督は、2012年、上智大学在学中に処女作『あの娘が海辺で踊ってる』を発表してから、目を見張るスピードで独自の映画世界を進化させている25歳の期待の新鋭。2013年には「フライデー」の“今年くる顔16人”にも選出されている。2014年春には、アイドルグループ「東京女子流」主演の『5つ数えれば君の夢』が、監督最年少記録で公開を迎えた渋谷シネマライズにてロングランヒットを記録。さらに、『渇き。』ブルーレイ&DVDにも収録された、小松さん主演のメイキングドキュメンタリーを手がけるなど、山戸映画特有の少女像を生み出しており、いまや若手監督の旗手としてアツい視線が注がれている。その監督が大学時代の最後に製作したのが本作。狂おしいほどに内面を尖らせてゆきながら、それでもポップな少女の表象が踊る本作は、“少女の遺作”とも銘打たれている。なお、哲学科出身で独特の言語感覚を持つ監督自らが、前売りチケットにその場で愛の言葉をしたためてくれる本作の前売り券販売会が、11月16日(日)に開催される予定だ。『おとぎ話みたい』は12月6日(土)よりテアトル新宿にて2週間限定レイトショー公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月15日日本映画界に大論争を巻き起こした、中島哲也監督の最新作にして『告白』以上の問題作となる『渇き。』が、ついにブルーレイ&DVD化されることが決定した。本作は、その激しい描写から映像化は不可能といわれた、「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生のデビュー作「果てしなき渇き」を、中島監督自身の読後感を基に脚色し、独自のポップな世界観を交えて映画化したものだ。主人公となるのは、元刑事のロクデナシ親父・藤島昭和(役所広司)。そんな彼にある日、離婚した元妻(黒沢あすか)から連絡が入る。成績優秀、容姿端麗で学園のカリスマといわれた女子高生の娘・加奈子(小松菜奈)が失踪したという。自分のせいで全てを失った藤島は、再び“家族”を取り戻すべく、姿を消した娘の行方を追うことに。だが、娘の交友関係をたどって行く先々で語られる、“知らない加奈子像” に戸惑う藤島。娘の正体を知れば知るほど、藤島の激情は果てしない暴走を始めるのだった…。6月に全国公開されるや、その衝撃的な内容から各方面に賛否両論を巻き起こした本作。先日、米テキサス州オースティンで開催されたファンタスティック映画祭のFantastic Features部門(ファンタジー作品を主に上映する部門)において、見事「最優秀脚本賞」を受賞したことでも話題となった。『蜩ノ記』の公開も控える名優・役所広司に、妻夫木聡、二階堂ふみ、橋本愛、オダギリジョー、國村隼、中谷美紀と、日本映画界を代表する豪華俳優陣がアクの強すぎる登場人物をそれぞれ熱演する中、オーディションで「その姿を見た瞬間、確信した!」と中島監督に大抜擢された小松さんが、イノセントな妖しさと危うさが同居する加奈子役を見事に演じ切っている。プレミアム・エディションの特典には、新鋭・山戸結希監督が、小松さんの素顔に迫ったスペシャル・メイキング、役所さんと中島監督が“藤島”の人物像や『渇き。』にかけた思いについて語った映像、原作者の深町さんのインタビューなど、1時間30分を超える貴重映像を収録。また、サントラには「でんぱ組.inc」の「でんでんぱっしょん」を始め、菅野よう子が本作のために作曲したスペシャル楽曲、 さらにエンディング曲のディーン・マーティンによる「Everybody Loves Somebody」など、20曲以上が収録される。本作は、釜山国際映画祭(10月2日~10月11日)のミッドナイト・パッション部門、中島作品としては初となるBFIロンドン映画祭(10月8日~10月19日)デア部門など、今後、そのほかの海外映画祭にも引き続き出品される予定だ。『渇き。』ブルーレイ&DVDは12月19日(金)より発売、11月19日 (水)よりTSUTAYAにてレンタル先行リリース。[期間限定]デジタルコピー付き※ダウンロード可能期間:12月19日~2015年6月30日まで■Blu-rayプレミアム・エディション<2枚組+サントラCD付>【数量限定】価格:5,800円(税抜)■DVDプレミアム・エディション<2枚組+サントラCD付>【数量限定】価格:4,800円(税抜)セル 発売・販売元:ギャガレンタル 発売元:ギャガ販売元:TSUTAYA(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年10月03日10月11日公開の映画『近キョリ恋愛』のスペシャル"胸キュン"イベントが24日、都内で行われ、山下智久、小松菜奈、小瀧望(ジャニーズWEST)、山本美月が出席した。累計200万部を超える伝説の大ヒット少女コミック、みきもと凜原作の『近キョリ恋愛』を実写映画化した本作。主人公のツンデレ英語教師、櫻井ハルカに山下智久、ヒロインの枢木ゆにに中島哲也監督の話題作『渇き。』で長編映画デビューを果たした小松菜奈を抜擢。さらに小瀧望や山本美月、水川あさみら豪華なキャストが脇を固め、ハルカとゆにの秘密の恋を描く。本作では随所で"胸キュン"シーンが散りばめられているということで、この日は『スペシャル"胸キュン"イベント』と題したイベントを実施。観客との距離も身近い会場で行われ、「相当近いですよね。こんなの初めてですよ」と驚愕の山下は、初共演の小松を「(長編映画)2作目とは思えないほどの存在感でした。すごく和ませてくれて、これから楽しみな女優さんだと思いましたよ」と絶賛。小松も「テレビで見る人だったので、『本当にいるんだな~』と最初は思いました。すごく落ち着いていて、スタッフさんや共演者に対しても優しかったですよ」と好印象のコメントを発すると、山下が「今度焼き肉おごるから。褒めてくれてありがとうの焼き肉だよ」と笑顔だった。この日は劇中での胸キュンシーンを観客と鑑賞するコーナーも実施。中でも授業中に教卓の下に隠れている小松と山下がキスするシーンが披露され、同シーンについて小松が「2人の世界が教卓の下であんなことやこんなことが繰り広げられます」とコメント。また、ダブルデート中に小瀧から告白されるシーンに小松が「すごくいいと思います!急に手を掴まれてキュンとするじゃないですか!」と男性から男らしく告白されることを望んでいる様子だった。映画『近キョリ恋愛』は、10月11日より全国公開。
2014年09月25日『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演中の菅谷哲也、OGの今井華、住岡梨奈や、叶姉妹の妹・美香、モデルの秋元梢らが28日、東京・日本橋の江戸桜通りで行われた『トランスフォーマー/ロストエイジ』(8月8日公開)のジャパンプレミアに登場した。日本橋の江戸桜通りを完全封鎖して行われた『トランスフォーマー/ロストエイジ』のジャパンプレミア。50mに渡って敷かれた赤と青のオプティマスカラー仕様のカーペットには、来日を果たしたヒロイン・テッサ役のニコラ・ペルツ、その恋人・シェーン役のジャック・レイナーのほか、多くの有名人たちが登場した。はじめに、俳優の真剣佑が、モデルの秋元梢、石田ニコルと、『テラスハウス』に出演中の菅谷哲也は、モデルの鈴木あや、植野有砂と共に登場。続いて、『テラスハウス』に出演していたモデルでタレントの今井華、シンガー・ソングライターの住岡梨奈が姿を現した。そして、ジャパンプレミアの特別ゲストで、「トランスフォーマー30周年記念大使」を務める武井壮と、吹き替え版でヒロイン・テッサの声を演じる中川翔子が、浴衣姿で登場。叶姉妹の妹・美香は、胸元を強調したセクシードレスでカーペットを歩いた。さらに、『トランスフォーマー/ロストエイジ』コスプレコンテスト参加者も、オプティマスやバンブルビーに扮した自慢のコスプレ衣装を披露。北海道・旭川市のキャラクター・あさっぴーも参加し、今回特別に用意したオプティマス衣装を初披露した。
2014年07月29日賛否両論を巻き起こした、中島哲也監督の最新作『渇き。』。本作の天使なのか?悪魔なのか…謎めいたヒロイン・加奈子を演じた小松菜奈が7月26日(土)、TOHOシネマズ渋谷にて“1日支配人”に就任。チケットのもぎりに、売店の売り子にと大活躍を見せた。成績優秀なうえ、容姿端麗、学園のカリスマでもある女子高生の娘・加奈子が失踪し、元刑事のロクデナシ親父に離婚した元妻から連絡が入ることから物語は始まる。自らのせいで全てを失った男が、再び“家族”を取り戻すべく、姿を消した娘の行方を追うが、娘の交友関係をたどって行く先々で語られるのは、“知らなかった加奈子”の本性、踏み入れるほどに見失う娘の正体だった…。本作はそのあまりの過激さ故、「あまりに過激すぎてヤバイ!」、「上映中止にすべきだ!」などの否定的な意見と共に「こんなにエネルギーに満ちた作品は無い!」「人間の本性に迫った、今年NO.1映画」といった絶賛、その両極端な観客の声がさらに話題を呼び、これまで観客動員数50万人(7月25日時点)を突破している。この日、劇中で演じた加奈子さながらに観客を魅了した小松さん。女子高生を中心にカリスマ的な存在となっている小松さんは、200名の観客が詰めかけた上映にて、自らチケットをもぎり、売店販売を体験。目の前で小松さんを見た観客たちは「小松菜奈ちゃんかわいすぎた。握手できた!もうやばい震えてる」「まさかの小松菜奈ちゃん本人のチケット拝見でパニック!可愛かった。触れてしまった」と大興奮だった。さらに、上映前の前説に初挑戦した小松さんは、緊張しながらも「楽しんでください」と本作を力強くアピール。その後、劇場前にて女子高生とともに人だかりのなかチラシを配布し、支配人としての業務をやり遂げた。今年の3月までは高校生だった小松さん。モデル・女優以外の仕事を経験することはもちろん今回が初めて。劇場スタッフの制服に身を包み、「映画が好きなので映画館でバイトするのは楽しそうだなと思っていました。今日は貴重な体験をさせていただきました」と満足げな表情を見せた。「2回目です」というリピーターから声をかけられることも多く、「見るたびに違う楽しみ方ができる映画。何度も劇場に足を運んでくれる人がいて嬉しい」と語り、「(観客と)近くで触れ合えて楽しかったです」と最後まで笑顔で語っていた。『渇き。』はTOHOシネマズ、六本木ヒルズほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年07月28日現在公開中の『渇き。』『劇場版 仮面ライダー鎧武サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』やCMなどで人気急上昇中の高杉真宙と、人気アーティスト「supercell」の「さよならメモリーズ」PVなどで注目された佐倉絵麻というフレッシュな2人が、なんとアニヲタと腐女子に扮する『ぼんとリンちゃん』。このほど待望の予告編が完成し、あわせてポスタービジュアルも解禁となった。ここではないどこかの地方都市に住む四谷夏子(佐倉絵麻)、通称“ぼん”は、16歳と42か月を自称する女子大生。彼女と友田麟太郎(高杉真宙)、通称“リン”は、ボーイズラブ(BL)やアニメ、ゲームが大好きというヲタつながりの幼なじみ。ふたりは、同棲中の彼氏から暴力を振るわれているという親友のみゆちゃん、通称“肉便器"を連れ戻しに東京へやってきた。名付けて「肉便器救出作戦」。ぼんとリンはネットゲームで知り合った会田直人、通称“べび”に協力をあおぎ、ロールプレイングゲームさながら肉便器の家へと突撃。リン曰く“ボス戦”に挑むのだが…!?長編映画デビュー作『ももいろそらを』(’13)が東京国際映画祭、サンダンス映画祭を始め世界14か国、20の映画祭で絶賛された小林啓一監督の最新作。ボーイズラブの同人誌で妄想をするのが大好き、常にオタク口調で親友救出の正義感に燃える “ぼんちゃん”を演じるのは、本作が映画初主演となる新星、佐倉絵麻。一方、そんなぼんちゃんを「ねえさん」と慕う男の子“リンちゃん”には、中島哲也監督の問題作『渇き。』の松永役や、「仮面ライダー鎧武」の仮面ライダー龍玄こと呉島光実役、さらにファブリーズのCMにも出演し、一気にブレイク男子の仲間入りを果たした若手イケメン俳優、高杉真宙。いままでとはまったく違ったヲタ演技を見せている。予告編では、ちょっと風変わりでコミカル、けれど誰もが一度は経験したであろう、理想と現実の挟間で迷い悩む等身大の若者たちの青春物語が展開。また、映像中に登場するオリジナル同人誌を、「おとめ妖怪 ざくろ」の人気漫画家・イラストレーターの星野リリィが担当するなど、ヲタク垂涎の最強の布陣が集結。さらに、ボーカロイドプロデューサーとして圧倒的人気を誇る、「虹色オーケストラ」の40mPが本作のために作詞作曲した主題歌「迷子のリボン」が本邦初公開されていることにも注目だ。『ぼんとリンちゃん』は9月20日(土)より新宿シネマカリテ、シネ・リーブル梅田ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年07月23日公開中の『渇き。』キャスト陣の中から小松菜奈、清水尋也、森川葵、高杉真宙の若手4名が7月15日(月)、都内劇場で行われた舞台挨拶に浴衣で登壇した。深町秋生の「果てしなき渇き」を原作に、突然失踪した娘を元刑事の父親が探す中で目の当たりにする、優等生と思われていた愛娘の知られざる素顔を赤裸々にセンセーショナルに描き出す。小松さんはヒロインの加奈子を、清水さんは彼女の元同級生でいじめられっこのボク、森川さんは同じく加奈子の高校の同級生の長野、そして高杉さんは加奈子を悪の道へと引きずり込んだ張本人と言われる少年・松永を演じている。これまで、一人もしくは監督や役所広司といった大人たちと舞台挨拶に登壇することはあったが、この日は同世代のキャストに囲まれ「新鮮で嬉しいです」と笑顔を見せる。浴衣は撮影などで着る機会は多いが、思い出を尋ねられると「中学の夏祭りで着たんですが、ルンルン気分でいたらドシャ降りになって、びしょ濡れのまま花火を見ました(笑)」と苦い思い出を明かしてくれた。清水さんは役柄の関係上、小松さんと過ごすことが多く、よく一緒に喋ったというが、内容については「全く覚えてない(苦笑)。よほどしょうもないことを喋ってたんだと思います。喋ってないといられなくて、他愛もないことを…」と語ったが、小松さんは「よく覚えていますよ」とニヤリ。「たまにうるさいと思うくらい(笑)、すごく喋ってました」と語り、会場は笑いに包まれた。森川さんは、劇中ではピンク色の坊主頭姿を披露している。この日は、自前のかんざしを挿して、映画の中とは全くタイプの異なる涼やかな浴衣姿で登場。加奈子に惹きつけられていく少女を演じたが、「私自身、小松菜奈に惹かれました。小松菜奈が持っている全部が『いいな』と思えるぐらいすごいんです。自分なのか、長野なのか分からないまま演じていました」と語る。高杉さんも、劇中の“ワル”な感じを微塵も感じさせない爽やかな浴衣姿で来場。「(劇中の姿が)普段と違い過ぎて、映画を観た友だちから『どこにいた?』と言われるので、ぜひ僕を探してください!」とアピールし、笑いを誘っていた。この日は、松永と同じく加奈子を悪の道へと誘いつつ、彼女に魅了されていく少女・遠藤を演じた二階堂ふみが、電話にて舞台挨拶に参加。自身の役に付いて「現場はハードだったんですが、(出演シーンが本編では)カットされていて、出ていなかったりする。(中島哲也)監督と話したい」と電話越しに不満を漏らし、会場は再び笑いに包まれた。『渇き。』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年07月15日賛否両論の嵐を巻き起こしている中島哲也の監督作『渇き。』でエキセントリックなヒロインを演じた新星女優・小松菜奈が、今度は「デスノート」の大場つぐみ×小畑健コンビの大人気コミックを実写化した『バクマン。』で、可憐なるヒロインに挑戦することが明らかとなった。本作の主人公は、高校生の真城最高(ましろもりたか/演:佐藤健)。高い画力をもちながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの日々を送っていた。ある日、些細な出来事をきっかけに、クラスの秀才で漫画原作家・志望の高木秋人(たかぎあきと/演:神木隆之介)に、「オレと組んで漫画家にならないか」と誘われる。はじめは一緒に漫画を描くことを拒絶していたが、声優を目指している片想いのクラスメイト・亜豆美保(あずきみほ)と、「漫画家として、声優として、お互いの夢が実現したら結婚する」と約束したことから、漫画家への道を志すことに――。前述の『渇き。』やドコモdビデオのCMに出演し注目を集めている小松さんが、本作で演じるのは最高が恋心を抱くヒロイン・亜豆。今回の大抜擢を受け、「亜豆は自分の意思をしっかり持っているピュアな女の子で、男性がイメージする理想の女性の様に思います。自分で決めた一つの大きな夢に向かって頑張っている姿がとてもまっすぐで、共感しながら演じました」と撮影をふり返る。さらに、劇中では初の声優役としてアフレコシーンに挑戦しているそうで、「亜豆を演じるにあたって“声優”という役柄を演じられるかとても不安で、撮影前に監督へレッスンを希望しました。実際の声優の方にレッスンを受けることが出来たので、撮影時には少しは上達したかなと思います。また撮影現場では、最高役の佐藤さんが緊張している私に優しく話しかけてくださり、とても安心して楽しんで撮影出来ました。最高と亜豆のピュアで甘酸っぱいシーンも、楽しみにしてください。頑張って演じた作品なので、多くのみなさんに観て頂きたいです」とコメントを寄せている。鬼才・中島監督の次に、『モテキ』で知られる奇才・大根仁がメガホンを握る本作への出演。作品と共に女優・小松菜奈にますます注目が集まりそうだ。『バクマン。』は2015年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年07月14日先週末公開を迎えた、『嫌われ松子の一生』や『告白』と次々の傑作を生み出してきた、中島哲也監督の最新作『渇き。』。このほど主演の役所広司を始め、妻夫木聡、オダギリジョーら豪華な大人キャストたちが演じた、それぞれのキャラクター映像が到着した。本作は、成績優秀なうえ、容姿端麗、学園のカリスマでもある女子高生の娘・加奈子が失踪し、元刑事のロクデナシ親父に離婚した元妻から連絡が入ることから物語は始まる。自らのせいで全てを失った男が、再び“家族”を取り戻すべく、姿を消した娘の行方を追うが、娘の交友関係をたどって行く先々で語られるのは、“知らなかった加奈子”の本性、踏み入れるほどに見失う娘の正体だった…。今回、到着したキャラクター映像は6種。役所広司が演じる、失踪した娘を探すロクデナシ親父・藤島。妻夫木聡がニヤニヤと不気味な軽薄な男、藤島の大宮北署刑事での元後輩・浅井。オダギリジョー演じる、狂気を孕んだ男・大宮北署刑事の愛川。『嫌われ松子の一生』で主演を務めた中谷美紀演じる、加奈子の中学時代の担任教師・東。黒沢あすかが演じる、藤島の元妻で、加奈子の母親・桐子。そして國村隼演じる、加奈子が通う神経科医・辻村医師。◆失踪した娘を探すロクデナシ親父・藤島(役所広司)元刑事のロクデナシ親父・藤島を演じるのは、役所広司。消えた“家族”を異様な執念で追い求め、やがて狂気を一身に宿していく、観客の共感をいっさい許さない日本映画史上屈指の最低にして最狂な男の姿は、凄まじい迫力!今回の映像では「うるせー!クソ野郎!」と暴言吐き、血まみれで狂っている姿が切り取られている。まさに”狂犬“!◆大宮北署刑事。藤島の元後輩・浅井(妻夫木聡)藤島の元後輩で大宮北署刑事・浅井に扮するのは、妻夫木聡。ある事件を追っていくうちに浅井も加奈子にたどり着くことに。今回の映像では、「先輩」と言いながらも軽薄な態度をとり、「頭…壊れてません?」と言いながら、あざ笑う様が映し出され、今までの見たことのない妻夫木が見られそうだ!◆大宮北署刑事・愛川(オダギリジョー)浅井と同じ大宮北署刑事で、愛妻家の愛川役には、オダギリジョーが扮する。今回公開された映像には、藤島との銃撃戦シーンが映し出される。役所もオダギリも血まみれの銃撃戦は何が原因で起こったのか?加奈子はどう関わっているのか?高笑いするオダジョーの姿は狂っているとしか思えない!こんなオダジョー見たことない!◆加奈子の中学時代の担任教師・東(中谷美紀)娘が失踪した藤島が加奈子のことを捜索するために、中谷美紀演じる中学時代の担任教師・東に会いに行く。「偽善」と書かれた文字が意味することとは?◆藤島の元妻、加奈子の母親・桐子(黒沢あすか)藤島の元妻で、加奈子の母親役を演じたのは、黒沢あすか。「死んでよ、あんたなんか」と心の底から夫・藤島を恨むも、娘が失踪して夫に頼ることしかできず、本当は娘のことを何も知らなかったことに気付き、茫然とするその様は、哀愁が漂う。◆加奈子が通う神経科医・辻村医師(國村隼)加奈子が通う神経科医・辻村医師に扮するは、個性的なキャラターを演じることが多い國村隼。「家庭には少々、問題あったようですが」と語り、加奈子がなぜバケモノになってしまったのかを知る重要な手掛かりをにぎっていそうだ。血走った眼に、ニヤケ顔、悲痛な嘆き…それぞれの欲望を抱き、ダークな雰囲気を漂わせる大人たち。過去にはクリーンな役柄も演じたこともあるこの6人だが、そんなこれまでの演技は幻だったのでは…そう思わせるほどのアクの強さに注目してみて。『渇き。』はTOHOシネマズ、六本木ヒルズほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年07月04日先週末公開を迎えた、『嫌われ松子の一生』や『告白』と次々の傑作を生み出してきた、中島哲也監督の最新作『渇き。』。このほど、本作のヒロインにしてブレイク必至の新星女優・小松菜奈を始め、二階堂ふみや橋本愛ら若手キャストたちが演じた、それぞれのキャラクター映像が到着。ドギツい登場人物たちをご紹介する。本作は、成績優秀なうえ、容姿端麗、学園のカリスマでもある女子高生の娘・加奈子が失踪し、元刑事のロクデナシ親父に離婚した元妻から連絡が入ることから物語は始まる。自らのせいで全てを失った男が、再び“家族”を取り戻すべく、姿を消した娘の行方を追うが、娘の交友関係をたどって行く先々で語られるのは、“知らなかった加奈子”の本性、踏み入れるほどに見失う娘の正体だった…。今回、到着したキャラクター映像は4種。小松さん演じる、謎の失踪をとげた藤島の娘・加奈子。二階堂さん演じる、加奈子の中学時代の同級生・遠藤。橋本愛が演じる加奈子の高校の同級生・森下。そして、そんな女たちの裏側でただただ翻弄される、清水尋也が演じる加奈子の中学時代の同級生でいじめられっこのボク。怒声が飛び、歪んだ笑いが響き、恋をして、嘆く…そんな人間の持ちうるあらゆる感情が詰め込まれたような映像となっており、これだけでも鳥肌が立ちそうな“劇薬”っぷりを味わえるはずだ。◆謎の失踪をとげた藤島の娘・加奈子(小松菜奈)謎の失踪を遂げる優等生の娘・加奈子役には、新人・小松菜奈。オーディションで「その姿を観た瞬間、加奈子を確信した!」と、中島監督のハートを鷲掴んで大役へと大抜擢。イノセントな妖しさと危うさ、息をのむ可憐さを併せ持ち、圧倒的なきらめきを放つ。今回の映像では、爽やかな楽曲が流れ、大笑いして不思議な魅力に包み込まれた加奈子が映し出される。「ルールがないの、夢だから、何しても自由」と透き通るような声で恐ろしいことをサラリと言い、「天使?」の「?」の意味が劇場で明らかになる。◆加奈子の中学時代の同級生・遠藤(二階堂ふみ)加奈子の中学時代の同級生で、茶髪プリンのヤンキー・遠藤を演じたのは、二階堂ふみ。演技力に定評の二階堂が、今までの役とはまったく違う役柄で抜群の存在感を放っている。「何でみんな、加奈子に夢中になるの?」と言う彼女自身も加奈子に惹きつけられている。ヤバイ連中との付き合いのある遠藤とのつながりのある加奈子は一体何者なのか―?◆加奈子の高校の同級生・森下(橋本愛)高校の同級生・森下を演じたのは、中島監督の前作『告白』に続き出演した橋本愛。「あのぅ、加奈子のことホントに知ってます?」と加奈子の裏の顔を知っている森下は、「何も知らないくせに、えらそーに言ってんじゃねーよ!」と怒号を飛ばす。彼女は加奈子の何を知るのか?◆加奈子の中学時代の同級生。いじめられっこ・ボク(清水尋也)加奈子の中学時代の同級生で、加奈子に片思いをするいじめられっこのボク役を演じたのは、小松と同様にオーディションでこの座を勝ち取った清水尋也。今回の映像では、いじめの一部が映され、彼にとっての救いが加奈子であることが分かる。「傀儡」と書かれた文字は、「あやつり人形。他人の言いなりに動いて利用されている者」という意味。彼も加奈子に狂わされていく運命なのか―?加奈子には「天使?」、遠藤には「毒女」、森下には「鬼怒」、ボクには「傀儡」…と、それぞれにキャラクターを表す漢字2文字の名前が付けられているのにも注目して欲しい。『渇き。』はTOHOシネマズ、六本木ヒルズほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年07月02日ついに本日(6月27日)公開を迎えた、『告白』で注目を集めた中島哲也監督・最新作『渇き。』。本作は、学業優秀・容姿端麗・性格も良しのカリスマ女子高生・藤島加奈子を追う、役所広司演じる父・藤島の愛と狂気の捜査劇を描いているのだが、6月26日(木)、渋谷界隈にて、学校から帰宅途中の女子高生30人により、映画さながらの加奈子の捜索が行われた!制服に身を包んだ女子高生たちは、「藤島加奈子を探しています」というタスキをかけ、大きく顔写真が載ったタブロイド紙を片手に練り歩いた。本作は、第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生の大ベストセラー「果てしなき渇き」を映画化。ある日、元刑事のロクデナシ親父・藤島(役所広司)に、離婚した元妻から連絡が入る。成績優秀で容姿端麗な女子高生の娘・加奈子(小松菜奈)が失踪したというのだ。自分のせいで全てを失った男は、再び“家族”を取り戻すべく、姿を消した娘の行方を追うことに。だが、娘の交友関係をたどる先々で語られるのは、父親である藤島も知らない“加奈子”の裏の顔。想像を超えて肥大し、踏み込むほどに見失う娘の正体。やがて藤島の激情は、果てしない暴走を始め…。この日、捜索を行った女子高生たちがもつタブロイド紙によると、「加奈子さんは、3週間前に失踪し、手がかりはなし。予備校夏季講習から帰宅する途中に、ひとりで下校する姿を複数人の友人に目撃されたのを最後に行方が分からなくなっている。母親から捜索願が提出され、事件、事故の両面で捜索を続けているが、有力な手がかりは得られていないという。加奈子さんは、成績優秀で、容姿端麗、学園のカリスマであった。なお別居中の父親は元刑事。傷害事件を起こし警察を退職、その後警備会社に再就職している。「深夜コンビニ3名惨殺事件」の第一発見者でもあり、本失踪との関連性は不明。父親も血眼になって捜索中である」とのこと。30人の女子高生たちは「藤島加奈子を探しています!」と声を張り上げ、渋谷界隈を練り歩き、街いく人は足を止め、心配そうに見つめていた。もちろんこれは、映画『渇き。』のプロモーションの一環。あたかも女子高生が失踪したように見せかけたため、外国人も興味深々で女子高生たちにしゃべりかけ、本当に失踪したと勘違いしてしまう人が続出!Twitterでも「渋谷でJK沢山に藤島加奈子さん探してますの新聞渡されて心配してたら映画の宣伝だった(笑)」「藤島加奈子探してますとか言われて、新聞渡されて見たら、その藤島加奈子さんに関する新聞で、最近の女子高生すごいなぁ、見つかるといいなぁ思ったら映画の広告なのね…クオリティすごい」という声が挙がっていた。何ともお騒がせなこのプロモーションだが、やはり渋谷駅界隈では加奈子は見つけられなかった様子。もはや加奈子の行方を知るには、劇場に向かうしかなさそうだ。『渇き。』はTOHOシネマズ、六本木ヒルズほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年06月27日鬼才・中島哲也監督の最新作『渇き。』の完成披露試写会6月9日(月)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催。主演の役所広司を始め、共演の小松菜奈、清水尋也、橋本愛、國村隼、オダギリジョー、中谷美紀、中島哲也監督が舞台挨拶に勢揃いした。原作は、第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した作家・深町秋生氏の推理小説「果てしなき渇き」。酒飲みのロクデナシな父親・藤島(役所さん)が、謎の失踪を遂げた才色兼備の娘・加奈子(小松さん)を見つけ出そうと独自の調査に乗り出すが、やがて知られざる娘の正体が浮かび上がってくる。キャスト陣は、それぞれ演じた役柄を表した漢字2文字のパネルの前に立った。役所さんは「狂犬」の文字をまじまじと見つめ、「宣伝部、なかなか良い名前付けるね(笑)。クランクインする前にこの言葉をいただいていたら、もう少し良いお芝居できたかな?初めてこういうキャラクターを演じさせてもらって、非常にチャレンジだったけれど良い経験になった」とご満悦。一方、「畜生」と書かれたパネルに首をかしげたオダギリさんは、「この言葉、声に出していいのかな……」と戸惑い気味だった。中島監督に大抜擢され、本作で銀幕デビューを果たした小松さんは、「天使?」とクエスチョンマークの付いた謎の役どころで「天使か悪魔かって言われると悪魔かもしれないけど、天使の部分もあったり、人を惹きつける不思議な魅力を持った役」と捉えていた。操り人形の意を持つ「傀儡(くぐつ)」という言葉通り、加奈子に翻弄される気弱な少年を演じた清水さん。この日15歳の誕生日を迎え、R15+指定の本作も鑑賞できる年になったが、「友だちにも観てほしいけれど、観ない方がいいよ、とも思う(笑)。観る直前に『覚悟はできたか?』と確認は取るかな…」とあまりの衝撃作に圧倒されていた。壮絶な現場だったことで知られる『嫌われ松子の一生』以来、約9年ぶりに中島監督作品に戻ってきた中谷さんは、「中島監督から『今日は悪口は言わないように』と言われている(笑)」と口裏合わせを暴露しながら、「思い返すと監督に助けられたことばかり。今回も雪山に放り出されたシーンで100テイクはいくかなと覚悟していたけれど、1~2テイクで終わった。優しいところもある」と頬をゆるめていた。小松さんも、「中島監督は噂では怖いと聞いていたけれど、私を緊張させないように気をつかってくれていた。優しいクマさんみたいな方ですね」と意外にもほんわかとした印象に驚き。すると、前作『告白』に続いて中島組に参戦した橋本さんも「クマのイメージ。現場も気持ちいい」と“鬼”監督と思われがちな中島監督の誤解を解き、中島監督もほっと安堵の表情を浮かべていた。『渇き。』は6月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年06月10日「藤島加奈子を探しています」――。6月2日(現地時間)からJR渋谷駅・原宿駅、裏原宿の通りの掲示板、そして渋谷スクランブル交差点の象徴「Q-FRONT」など、突如街中に張り出されたこのポスター。そこに写っている謎の美少女の姿が、「誰?」「可愛い」と早くも話題を集めている。実は彼女こそ、『告白』の中島哲也監督の最新作『渇き。』に、オーディションから抜擢された新人女優の小松菜奈。垂れ目なのにどこかクールな美貌が印象的な小松さんとは、一体、どんな少女なのだろうか…。ある日、元刑事のロクデナシ親父・藤島(役所広司)に、離婚した元妻から連絡が入った。成績優秀なうえ、容姿端麗の女子高生の娘・加奈子(小松菜奈)が失踪したという。自分のせいで全てを失った男は、再び“家族”を取り戻すべく、姿を消した娘の行方を追う。だが、娘の交友関係をたどる先々で語られるのは、父親である藤島も知らない“加奈子像”。想像を超えて肥大し、踏み入れるほどに見失う娘の正体。やがて藤島の激情は、果てしない暴走を始め――。第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生の大ベストセラー「果てしなき渇き」を、日本随一の鬼才、中島監督が映画化した『渇き。』は、“映画史上最低” の父親で元刑事の藤島に『パコと魔法の絵本』以来の中島作品となるベテラン俳優・役所さんが決まり、その娘・加奈子に小松さんが大抜擢された。中島監督がオーディションで小松さんの姿を見た瞬間、それまで監督自身もはっきりとは掴めなかった“加奈子像”が見えてきたという。「彼女のムードと目つき、声で『あ、この子だ』と直感しました。彼女の持つ空気感、危うさと明るい欠落感。演技経験はなくても、彼女にはモデルとしての実績があります。メイクされ、衣装を着せられた瞬間、求められるキャラクターになりきれる。女優とは違う技術を持っている人です。相手によっていろんな顔を見せる加奈子役にはそういう人の方がいいと思い、小松さんを選んだので、女優経験の有無はまったく気にしませんでした」と、中島監督は彼女との鮮烈な出会いを明かす。さらに、「加奈子は、規格外の悪ですが、それでも人間です。人間だからこそ、とてつもない。人間だからこそ理解し難い。加奈子の本質は捉えづらいですが、それでいいと思いました。そのほうがリアルであると」とも語り、見えてきた“加奈子像”に言及する。「それに何より、ボク役の清水(尋也)くんとの相性が良かった」。そんな大抜擢を受けた当の小松さんは、これまではモデル中心に活動しており、短編映画やCM、PVなどの出演はあったものの、女優の経験はほぼ皆無。自身でも、「オーディションにはまったく自信がなかった。決まったときは嬉しさよりも『なんで私?』という驚きのほうが大きかった」とふり返っている。本作が決まった後、中島監督が演出を手がける「dビデオ powered by BeeTV」のCMにも抜擢された小松さん。「E-girls」の石井杏奈とともに、違う環境で育った2人の少女が動画によって心を通わす姿を描いたCMで、小松さんは“女子というより、むしろ女”という言葉が似合う、大人っぽい転校生の少女を演じ、「気になる美少女」としても取り上げられた。今年は、10月公開の山下智久主演『近キョリ恋愛』のヒロインにも決定しており、今後ブレイク間違いなしの“ツワモノ”新人女優と言えそうだ。『渇き。』は6月27日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:渇き。 2014年6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2014「渇き。」製作委員会
2014年06月04日『嫌われ松子の一生』『告白』の中島哲也監督が、役所広司を主演に迎えた新作映画『渇き。』がすべての仕上げ作業を終えてついに完成し、7月4日(金)から公開されることが決定した。その他の情報本作は、“第3回このミステリーがすごい!大賞”を深町秋生のデビュー作『果てしなき渇き』が原作。突然、失踪してしまった優等生の娘を、元刑事の父親が捜索するうちに想像もしていなかった事態に巻き込まれていく姿を描く。主人公の元・刑事、藤島昭和を役所が、娘の加奈子役を新人の小松菜奈が演じ、妻夫木聡、オダギリジョー、中谷美紀、二階堂ふみ、橋本愛が共演する。本作は昨年末にクランクアップし、夏の公開を目指して仕上げ作業が行われていた。先月初旬に開催された配給会社GAGAのインアップ発表会に登場した中島監督は「今までの僕の作品ともまったく違う映画になりそうなので、ハラハラドキドキしながら仕上げの作業をやっている最中。きちんと映像化できれば、今までにない相当新しい映画となって、面白くお客様に観て頂けるんじゃないかなと思う」と宣言していたが、映画はこのほど完成。これまでの中島作品の衝撃を上回る過激なエンターテインメント作品になっているという。前作『告白』が大きな反響を巻き起こした中島監督の“次の一手”となる本作には、制作発表時からネットなどで期待のコメントが多くあがっており、7月の公開時にはこれまで以上の盛り上がりを見せることになりそうだ。『渇き。』7月4日(金) TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
2014年04月04日映画会社・ギャガの「2014年ラインナップ発表会」が6日、東京・内幸町のイイノホールで行われ、映画『渇き。』(7月公開予定)の登壇舞台あいさつが開催。役所広司、小松菜奈、中島哲也監督が出席した。湊かなえのデビュー作『告白』を映画化した中島哲也監督の最新作となる本作は、「第3回このミステリーがすごい!大賞」(2004年)を受賞した深町秋生のデビュー作となる小説『果てしなき渇き』を映画化。主人公の藤島には役所広司が扮し、破格のテンションで狂気を宿して暴走するダメ父親を熱演する。また、失踪する娘の加奈子に小松菜奈が抜てきされ、フレッシュな透明感と妖しさの同居する圧倒的きらめきを放っている。そのほか、妻夫木聡、二階堂ふみ、橋本愛、オダギリジョー、中谷美紀といった豪華キャストが揃う。中島監督の作品は2008年公開の『パコと魔法の絵本』以来となる主演の役所は「中島監督の作品には今まで酷い人間がたくさん出てきましたが、今回はナンバー1の最悪人間らしいです(笑)。喋ること、やることは単純な男ですが、自分が壊した家族や娘に対しての愛情があるのか複雑で難しくもあり、非常に挑戦しがいのある役でした」と満足げ。娘役の小松については「小松さんは新人ならではの初々しさと透明感がありました」と絶賛すると、小松は「役所さんは本当に酷いお父さん役でしたが、緊張していた私に役所さんが声を掛けて下さって『優しい人だな~』と思いました。撮影中も行き詰まった時に優しく声を掛けて下さり、自分の気持ちが楽になって演技をすることができました」と役所の優しい気配りに感謝しきりだった。本作のメガフォンを執った中島哲也監督は小松が演じた加奈子役を「原作でも相当なミステリアスな役柄で、映画ではさらに謎の多い女の子になりますから、実際にピッタリの女優さんが見つかるのか心配してました」と明かしつつも、「小松さんとオーディションで出会い、この娘しかいないと思いましたね」ときっぱり。さらに「小松さんは出演者の半分以上の人とキスシーンがあります。新人にしてはものすごいハードルが高かったと思いますよ。國村隼さんともキスシーンがありましたから、本当に頑張ってました」と新人らしからぬ小松の奮闘ぶりを褒め称えていた。
2014年03月07日映画配給・ギャガの2014年度ラインナップ発表会が3月6日(木)、東京・イイノホールにて行われ、今年7月の公開が決定している『渇き。』で主演を務める役所広司、共演の小松菜々、メガホンを握った中島哲也監督が登壇した。「第3回このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生のデビュー作「果てしなき渇き」を基に映画化される本作。優等生の娘・加奈子(小松菜奈)が失踪し、元刑事の父親・藤島昭和が捜索に乗り出すが、娘の跡をたどるうち父親は驚愕の事態に巻き込まれていくというサスペンスフルな物語が展開する。先日、ロケの様子を「血まみれで撮影中です」と語っていた役所さん。この日、上映された約2分間のプロモーション映像でも、多くのシーンで血まみれの状態の役所さんが映し出された。そんな自身が演じた主人公・藤島を、中島監督が「ここ最近の日本映画でこれほどひどい男はいないと思います。史上最低です(笑)」と語ると、「役者冥利に尽きますね」と笑顔を浮かべた。一方、そんな極悪な藤島の娘を演じたのがモデル出身の新人・小松さん。劇中ではその美しい容姿をもって、天使なのか悪魔なのか…というミステリアスな女子高生を演じている。「オーディションのときもふらっと来て、堂々としてた」(中島監督談)というが、この日の舞台挨拶でも「緊張しています」と語るも、そんな素振りを見せず堂々と撮影当時をふり返っていた。そんな堂にいった佇まいに心奪われたという中島監督。普段の撮影では、『嫌われ松子の一生』で主演を務めた中谷美紀が撮影中に逃亡したという逸話が残るほどのスパルタぶりを発揮するそうだが、小松さんに対しては「相当優しかったと思います」と何故か照れ笑い。撮影中には新人の小松さんが逃げ出さないようにと、「バナナマン・日村(勇紀)さんのフィギアをあげたりして、“映画は楽しいんだよ”と媚びを売ってました」という丁重なおもてなしだったとか。しかし、それもそのはず。小松さんは劇中、「出演者の半分とキスシーンがある」(中島監督談)そうで、「新人女優にとっては大変な撮影だったと思います。國村隼さんとまで(キス)してますから」と相変わらずの壮絶な撮影現場を楽しげに語っていた。映画『渇き。』は7月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年03月06日東京・新国立劇場 中劇場にて今夏上演される舞台『激動-GEKIDO-』で、水川あさみが舞台初主演を務める。共演の別所哲也とともに、作品にかける思いを訊いた。舞台『「激動-GEKIDO-」川島芳子の物語』チケット情報過去に共演経験もあり、取材開始直後から打ち解けたようすを見せる水川と別所。まず別所が「あさみちゃんは何の色にでもパッと飛び込んでいける、チャレンジ精神豊富な女優さん。しかも本当に明るい人なので、今回も現場のムードメーカーにとどまらず、主演として作品そのものを引っ張っていってくれると思います」と切り出すと、水川は「怖い~」と苦笑い。水川は別所について「何でも包み込んでくれる、懐の大きい方」と表し、「別所さんがいてくれてとても安心ですし、いろんなことを勉強させてもらいたいです」と、別所に全幅の信頼を寄せる。本作で描かれるのは、“男装の麗人”として一世を風靡しながら、最期にはスパイとして中国で処刑された川島芳子の生涯。その芳子を水川が、芳子の養父であり、芳子への複雑な愛に苦悩する川島浪速を別所が演じる。水川は「女性っぽさと男性っぽさ、その二面性みたいなものがとても面白い。謎の多い女性ではありますが、それがまた彼女の魅力にもなっていて…。芳子という女性の切なさ、芯の強さみたいなものを、観た方に伝えられたらなと思います」と抱負を明かす。また浪速という男について別所は、「芳子に対して、愛情と憎しみが入り混じっている。自分が育てたのに、出来が良過ぎると逆に嫉妬してしまうというか…。さらに浪速を始め、芳子を取り巻く人々がどういう時代を生き、なぜこんなにも“激動”だったのか。演じることを通して、体で感じていきたいです」と、作品に対する期待感を募らせた。今年30歳を迎える水川。8年前の初舞台について「あまり面白みを見出すことができなかった」と振り返るが、「新たなチャレンジをしたい!」という思いが、水川を再び舞台へと駆り立てた。「私にとって舞台はとても大きなチャレンジですし、ぜひそのチャレンジを見届けて欲しいです」と水川。その表情は大きな壁を前にしながらも、非常に楽しそうだ。そんな水川に「やっぱり生水川、これは事件です!」と語気を強めるのは別所。さらに「せっかくですから、やっぱりドキドキする舞台にしたいですよね。僕らもお客さんと一緒に、この物語の中で心拍数が上がるような…。そういうグッと胸が熱くなる、胸に迫る作品にしたいなと思います」と続けると、水川も大きく頷いた。舞台『「激動-GEKIDO-」川島芳子の物語』は8月23日(金)から9月2日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて上演。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2013年08月20日作・後藤ひろひと、演出・G2の人気舞台『MIDSUMMER CAROL~ガマ王子vsザリガニ魔人~』が2014年2月に再演されることが決まった。病院を舞台に、1日しか記憶を保てない少女パコと、変人揃いの入院患者がパコの愛読書「ガマ王子VSザリガニ魔人」を通じて心を通わせる物語。2004年にPARCO劇場で初演され、感動の爆笑ファンタジーとして評判をとった作品だ。2008年に再演、さらに中島哲也監督により『パコと魔法の絵本』のタイトルで映画化され大ヒットを記録している。この人気舞台が、全く新しいキャストを迎え『Paco~パコと魔法の絵本~from「ガマ王子vsザリガニ魔人」』として2014年に東京・シアタークリエで蘇える。パコ役には、今回が舞台初挑戦、ブレイク中の子役、谷花音。同役はダブルキャストとなり、公募オーディションがこの夏に実施されるという。このほか、西岡徳馬、松下優也、安倍なつみ、吉田栄作など、バラエティ豊かなキャストが顔を揃える。■『Paco~パコと魔法の絵本~from「ガマ王子vsザリガニ魔人」』日程:2014年2月チケット発売日:2013年11月予定※ほか地方公演あり
2013年06月27日バレエダンサー熊川哲也のBunkamuraオーチャードホール初代芸術監督就任記念として上演した『シンデレラ』が3月、再び同劇場で上演される。続く4月にはオリジナル振付の大作『ベートーヴェン 第九』も上演と、意欲的に活動を続けている熊川に話を訊いた。熊川哲也 Kバレエ カンパニーのチケット情報16歳でローザンヌ国際バレエコンクールで日本人初の金賞を受賞した熊川は、英国ロイヤル・バレエ団で世界のトップに立った後、27歳でKバレエカンパニーを設立。古典作品に重きを置きながら、新作まで意欲的に手掛ける傍ら、バレエスクールを創設して子どもたちの指導にも熱心に取り組む。熊川の作る舞台は、クオリティはもちろん、バレエビギナーにも分かりやすいというのが大きな魅力だ。「バレエは言葉を使わないですから、観る人にもっと理解してもらいたいという気持ちはいつもあります。古典のいくつかは、つじつまが合わないというか、分かりにくさというのがどうしてもある。だからまずはストーリーの色づけと、物事をきちんと順序立てることに重きは置いてますけれど。でもそれは作品へのアプローチの仕方であって、それを優先しているわけではないんですよ。あくまでその他の要素…音楽と美術と、ダンサーの技量と、それら全ての相乗効果として作品を届けられたらと」。熊川が演出・振付を手がけた『シンデレラ』は昨年初演し、大好評を博した。熊川がこの作品の中で具体的に“色づけ”した部分について話を訊くと「シンデレラの義姉たちだけでなく、義母を出すことで、それが自然と大きなポイントになった。誰よりも、何よりも自分がお姫さまになりたかった女性。その義母が策略を巡らすというのが、今回はプラスアルファの部分ですね」と語ってくれた。クラシック音楽はずっと身近な存在だったという熊川。『ベートーヴェン 第九』(2008年初演)については「子どもの頃はクラシックといえば、すなわちバレエで踊る曲だと思っていたんです。そのうち、作曲家と振付家の共同作業でバレエの曲は作られているんだと分かってきたんですけど(笑)。でもそういう認識があったので、既存のクラシックで踊るというのは僕らダンサーにとってそう意外なことではないんです。それにベートーヴェンって、今でこそクラシックとひとくくりにされてますけど、発表された当時は前衛的というか、だいぶ型破りだったそうです。危険だとか、子どもに聞かせちゃいけないとまで言われたらしい。そういったこの曲のもつ気迫のようなものを感じて、僕は惹かれたんだと思います」と語る。取材・文:佐藤さくら熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2013『シンデレラ』は3月6日(水)から10日(日)まで、『ベートーヴェン第九』は4月11日(木)から14日(日)まで、いずれも東京・オーチャードホールで上演される。『シンデレラ』のチケットは発売中。『ベートーヴェン第九』は1月26日(土)より一般発売開始。なお、熊川哲也のインタビュー全容はチケットぴあ『今週のこの人』のコーナーにて掲載。
2013年01月25日世界最大級の自主映画コンペティションを擁する「第34回PFFぴあフィルムフェスティバル」が東京に続き、12月に神戸で開催される。その他の写真本映画祭最大のプログラム「PFFアワード」は、“新しい才能の発見と育成”、“映画の新しい環境づくり”をテーマに、1977年より続く世界最大級の自主映画コンペで、今年も522作品の中から16作品が入選し、今年9月にグランプリなど各賞が決定した。神戸会場では、入選作品16本をはじめとする19作品を上映。会場には次世代を担う若手監督10人が登壇し、上映後に観客と質疑応答を実施する。また神戸会場では、PFF初の試みとして、1プログラム700円で観賞できる当日学生券を開始。PFFアワード8プログラムをすべて観賞できるパスや、会期中の全作品を観賞できるパスも販売する。これまで、森田芳光や、黒沢清、中島哲也、園子温、矢口史靖ら多彩な監督たちを発掘し紹介してきたPFFだけに神戸会場に登場する監督たちが将来、人気監督として活躍する可能性は高い。会期中は関西の映画ファンが多く足を運ぶことが予想される。第34回PFFぴあフィルムフェスティバル in 神戸12月22日(土)~24日(月・祝)神戸アートビレッジセンターで開催
2012年11月27日小栗旬&岡田将生主演の映画『宇宙兄弟』が、7月19日(木)から韓国で開催される第15回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭のプチョン・チョイス部門に出品されることが発表された。その他の写真小山宙哉の同名コミックを基に、宇宙を目指す兄弟の姿を描いた本作は、5月5日に封切られ、現在、観客動員数100万人、興行収入15億円を突破する大ヒットを記録。今回、出品が決まった同映画祭は、毎年7月に韓国の富川市で開催され、主に韓国、アジア、その他海外から、ホラー、スリラー、ミステリー、SF、ファンタジー映画が出品される。その中でプチョン・チョイス部門は、より新しい進歩的な映画的精神を競う部門で、過去には中島哲也監督の『告白』が審査委員賞を受賞している。選考の理由について同映画祭の担当者は、「有名な漫画を原作にして作られた映画『宇宙兄弟』は、この種のジャンルでは弱いとされる“ドラマ”の構成に非常に密度があり、強い感動を与える作品としてオリジナリティを感じた」とコメント。本作を手がけた森義隆監督は「映画『宇宙兄弟』は、海外の映画祭では今回が初めての上映。日本で人気を博しているコミックを原作としたこの映画のトーンや、テーマへの視点がどのように韓国の方々に受け止めてもらえるのか、とても楽しみであり、少し不安です」と答えつつも、「“宇宙”と“兄弟”というテーマは、どう転んでも万国共通のテーマ。新鮮な感想をどんどん吸収できる、とても有り難い機会だと思っております」と意気込みを語っている。本作は、兄・ムッタ(小栗)と宇宙飛行士になった弟・ヒビト(岡田)のふたりが、少年時代の約束を果たすべく、互いに宇宙を目指して奮闘する姿を描く。『宇宙兄弟』公開中
2012年06月19日