映画『乱反射』が、2019年9月21日(土)よりユーロスペース渋谷にて公開される。“ミステリーの魔術師”の小説を監督・石井裕也が実写化数々の映画賞を受賞してきた石井裕也が監督を務める『乱反射』。不慮の事故で息子を亡くした新聞記者が、真相を追及する様を描く壮絶な人間ドラマだ。「第63回日本推理作家協会賞」を受賞した“ミステリーの魔術師”貫井徳郎の同名小説を実写化した。本作は、2018年9月に全国ネットで放送。続く2019年6月には、上海国際映画祭公式イベントの日本映画週間にてインターナショナル・プレミア上映された。さらに2019年秋には、香港での上映も決定。海外からの高い評価を受け、日本での劇場公開が決定した。あらすじ幸せな家庭を育む加山聡とその妻・光恵。ある日、公園の木が倒れたことによる事故で最愛の息子・翔太を亡くす。被害者であり新聞記者でもある彼は、息子の死の真相を突き止めようとする。社会の歯車に乗って誰も謝罪をせず、誰もが人のせいにし、自分の責任を認めない人たちの中で、幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、自分自身に向けていくことを余儀なくされていくのだった…。加山聡(妻夫木聡)不慮の事故で息子を亡くした新聞記者・加山聡を演じるのは、妻夫木聡。闇を抱えながら生きる主人公を演じた『パラダイス・ネクスト』に続き、主演を務める。光恵 (井上真央)加山聡の妻は、『カツベン!』に出演した井上真央。その他、萩原聖人や北村有起哉、光石研、芹澤興人、筒井真理子、鶴見辰吾など、日本を代表する豪華俳優陣が脇を固める。【詳細】『乱反射』公開日:2019年9月21日(土)よりユーロスペース渋谷にて公開監督:石井裕也脚本:成瀬活雄、石井裕也出演:妻夫木聡、井上真央、萩原聖人、北村有起哉、光石研、三浦貴大、芹澤興人、相楽樹、筒井真理子、梅沢昌代、田山涼成、鶴見辰吾原作:貫井徳郎「乱反射」(朝日新聞出版/朝日文庫)
2019年08月05日妻夫木聡と井上真央が夫婦役を演じ、ミステリー作家・貫井徳郎の小説を石井裕也監督が映像化した「乱反射」が、2018年9月のテレビ朝日系列全国ネットでの放送から1年を経て劇場公開されることが決定した。ストーリー幸せな家庭を育む加山聡(妻夫木聡)とその妻・光恵(井上真央)。ある日、公園の木が倒れたことによる事故で最愛の息子・翔太を亡くす。被害者であり、新聞記者でもある彼は、息子の死の真相を突き止めようとする。社会の歯車に乗って、誰も謝罪をせず、誰もが人のせいにし、自分の責任を認めない人たちの中で、聡は幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、自分自身に向けていくことを余儀なくされていく――。「第63回日本推理作家協会賞」を受賞した貫井氏の同名ミステリー小説を、『舟を編む』『町田くんの世界』などで知られ、数々の映画賞を受賞し海外からも熱い視線を注がれる石井監督が実写化、放送時に好評を博した。今年6月には、上海国際映画祭公式イベントの日本映画週間にてインターナショナル・プレミア上映され、さらに今秋には香港での上映も決定。こうした海外からの高い評価を受け、放送からちょうど1年後に日本でも劇場公開されることになった。主演の妻夫木さんと井上さんを中心に、萩原聖人、北村有起哉、光石研、三浦貴大、鶴見辰吾ら日本を代表する俳優たちが魅せる珠玉のアンサンブルで上海の観客を沸かせた本作。公開中は、作品に関わったキャストやスタッフのトークイベントも予定されている。石井監督「キャスト・スタッフの方々と共に劇場公開を目指していた」『乱反射』が劇場で公開されることは悲願でした。製作時から、キャスト・スタッフの方々と共に劇場公開を目指していました。同時に、海外へもどんどん展開していこうという野望を持っていました。それらが現実となり、とても嬉しく思います。撮影したのは2017年の7月ですが、「責任の所在がハッキリしない日本社会の縮図」でもあるこの作品は、全く色褪せていません。テレビで一度ご覧になった方も、よりダイナミックになった映画版『乱反射』を楽しんでいただけると思います。『乱反射』は9月21日(土)よりユーロスペース渋谷にて1週間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月02日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『Partners #2』コミュニケーションを特集テーマにした2号目。小さなテーブルをツールに使うベルリンのカップル、救いようがないダメな父親を持つ映像作家の兄弟、一般社会からの疎外感を共有し依存関係にある沖縄のカップル...色々な物を通じて人と人が繋がっている。本書ではこのように、関係性の築き方や他人と向き合う方法を様々な角度から紹介する。(publisher’s description)【書籍情報】『Partners #2』言語:日本語ソフトカバー/204ページ/280×220mm発刊:2019年価格:1,800円■Shelfオフィシャルサイトで『Partners #2』を購入する
2019年07月06日【宇月田麻裕コラム:宿曜占星術で読む「相性」vol.33】運命的な関係なのか、それとも腐れ縁なのか…。傍目には理解し難いけれど、本人たち的にはその付き合い方が正解らしい、不思議なカップルっていますよね。例えば内田裕也さんと樹木希林さんのような。そういう2人は、何か特別な絆で結ばれているのでしょうか?占いサイト『魔性の宿曜』を監修する宇月田麻裕先生に、特殊な愛を紡ぐ3組のカップルの相性を観ていただきました。■強烈な夫婦!でも相性は抜群内田裕也(1939年11月17日)×樹木希林(1943年1月15日)内田裕也さんは危宿。樹木希林さんは觜宿。この2人の相性は、宿曜占星術ではもっとも相性がいいとされている栄親の中距離です。強烈な個性を持つ2人が、普通では考えられないような破天荒な結婚生活を送りつつも、お互いを認め、最後まで夫婦としてやってこられたのはその相性ゆえでしょう。しかも、2人の旅立ちの時期も同じ「壊」の運気が巡ってきた年。裕也さんは2019年が破壊(壊)の年。希林さんは2018年が破壊(壊)の年でした。それはさておき、裕也さんの宿は危宿。自由を愛し、常に興味が赴くほうに飛んで行きます。付き合う相手が次から次へと変わっていくのも特徴の一つ。ときには「危ない!」と思うような行動や発言もしてしまいます。それでも、この宿の人は憎めないキャラクターでもあるのです。そんな裕也さんのことを自由にさせつつ、懐深く見守ってきた希林さん。觜宿は庶民的な雰囲気を持ちつつも、雄弁さを兼ね備えています。その雄弁さで、いつも彼をフォローしてきたとも言えるでしょう。また、2人でいるときも彼は、彼女のそういった性格に従ってしまうところがあったに違いありません。ただし、觜宿は意外にも、好奇心が強い部分を隠し持っています。そのため、彼の言動を楽しんでいたところもあるようです。一風変わった夫婦関係ですが、実はとても相性がよく、晩年にはお互いになくてはならない存在、信頼し合える関係であったのでしょう。■夫婦、相方…3人のトライアングル太田光(1965年5月13日)×太田光代(1964年7月6日)太田光さんは氐宿。太田光代さんは觜宿。友衰の遠距離になります。この相性は感覚が似ているところがあり、趣味も合うため、友達夫婦として楽しい時間を過ごせる関係になれます。さて、2人の馴れ初めは、彼女の家で同じ事務所の芸人仲間と合同コントの打ち合わせをしたら、それをきっかけに彼が彼女の家にいついてしまったこと…。そして2年後に結婚。彼女が新事務所を立ち上げ、彼はそこで活動するようになります。この友衰の相性は、本来ならば仕事としては成功しにくい関係なのですが、光代さんは光さんの相方の田中裕二さんとも友衰の相性。したがって光代さん、光さん、田中さん、3人とも友衰の相性となります。この、みごとなまでに心地いい関係である友衰のトライアングルが、今の爆笑問題、彼女率いる事務所の成功へとつながっていったに違いありません。そして、2人には常に仕事というものがついて回るため、友衰の相性の中でも遠距離という関係が上手くいっている秘訣と言えます。近距離の場合は夫婦色が強くなったり、多少の不満が出てきたりする場合もあるのです。遠距離ゆえ、社長と所属芸人のほどよい距離を保つことができるのでしょう。そして、仲のよさを表すように、結婚25年目、光さんの栄の運気の年に挙式をすることになりました。これからも、田中さんを含めた3人のトライアングルは永遠に続き、仕事もプライベートも、距離感さえ間違わなければ崩れることはないでしょう。■仕事でもプライベートでも相性◎アレクサンダー(1982年12月3日)×川崎希(1987年8月23日)アレクサンダーさんは鬼宿。川崎希さんは柳宿。2人の相性は、仕事をするにも結婚生活を送る上でも相性がいいとされている、栄親の関係。距離は近距離になります。この栄親の近距離というのは、すぐ隣の宿同士のため、いつもべったりくっついていることが多くなります。ただし、近すぎるため摩擦が生じる場合も。ときに激しいケンカになったり、言い争ったり。また、お互いを束縛する時間が多くなり、窮屈さを感じてしまう場合もあるでしょう。そんなときは要注意。距離感を考える必要があります。さて、希さんは柳宿。生まれながらにして運がいい人が多く、困ったことがあったとしても、周囲からバックアップしてもらえることが多い宿です。また、何かに熱狂的になり、自分の信じたものに関してエネルギーを注いでいくのも、この宿の特徴。つまり彼女は、アレクサンダーさんのことを熱狂的に愛して、自分に与えられた恵まれた環境を生かし、彼をサポートしているのです。一方の彼は鬼宿。パーソナリティーあふれる宿で好奇心も旺盛。そのため、普通の人とは違うキャラクターを演じられます。その結果、彼女の宿性、そして相性のよさにより、自由な発言・行動をすることができるのでしょう。このように相性のいい2人は、彼のキャラクターを存分に生かして仕事で利益を生む関係でいられるのです。ただし、彼の浮気が度重なり、希さんの熱が冷めてしまった場合は注意が必要です。■あなたと彼の相性は?運命的に出会い、強力に引き合う2人の間には、やはり何かしら特別な縁があるようですね。あなたと大切な人の相性は?たとえ喧嘩ばかりでも、或いは一緒にいなくても…そこには切っても切れない深いつながりがあるのかもしれません。どんな関係か気になったら、占いサイト『魔性の宿曜』でチェックしてみてはいかがでしょうか。監修者紹介宇月田麻裕皇室関係の家庭で育つ。学生時代から東洋・西洋の占いに関心を持ち、特に宿曜経の研究を積み重ね、「宿曜占星術」の若き第一人者として知られるようになる。そのプロセスの中で、「自分の存在を、人々の幸せに役だてたい」と願うようになり、ハッピネスファクトリーRを設立。現在、開運研究家、タレント、作家としてマスコミで活躍、読売新聞日曜版連載、TBSテレビ「はやドキ」(ぐでたま占い)を監修中。
2019年06月28日明石家さんまが超豪華ゲストとトークを繰り広げる「さんまのまんま」。そのスペシャル番組となる「さんまのまんま35年目突入SP」が5月31日(金)今夜オンエア。今回はゲストに女優の篠原涼子やミュージシャンのMISIA、ムロツヨシ、浜辺美波らを迎える。「アネゴ」「アンフェア」「ハケンの品格」などで姉御肌キャラを確立、近年では『人魚の眠る家』などの演技も話題となった篠原さんはトップバッターとして登場、手料理を披露する。過去にしじみの味噌汁を作ってさんまさんにダメ出しされた篠原さんだが、今回は“リベンジ”なるか!?エプロン姿でのさんまさんとの疑似新婚生活ぶりも盛り上がるなか、そこに女優の浅田美代子と音楽アーティストのMISIAさんが合流。これにMISIAさんの曲をカラオケで歌うほど大ファンだという篠原さんのテンションがMAXに。番組が用意したあるグッズでMISIAになりきる。篠原さんの“なりきりMISIA”は必見。「勇者ヨシヒコ」シリーズから「大恋愛~僕を忘れる君と」『50回目のファーストキス』まで幅広い演技力をみせるムロさんは、今回がさんまさんと初対面。ムロさんはあの人気女優「F」への想いを告白、まさかの結婚宣言も!?独自の笑いの世界を持つ2人の初トークをお楽しみに。番組後半にはいま、さんまさんが最もお気に入りだという浜辺さんが登場。「咲-Saki-」シリーズに主演、その後『君の膵臓をたべたい』で一躍注目されると『亜人』『センセイ君主』など話題作が続く浜辺さんがバラエティでその天然ぶりを炸裂させ、イメージ崩壊の危機に!?粗品のネタに挑戦することになるが、まさかの一言にスタジオ大爆笑の嵐に。霜降り明星も大困惑した浜辺さんの天然トークをお楽しみに。また樹木希林、内田裕也ら永遠のスターたちとの超貴重トークも特別大公開。さんまさんの師匠・笑福亭松之助とのトークなど貴重映像も交えて豪華な布陣でオンエアされる。篠原さんの映画最新作となる『今日も嫌がらせ弁当』は6月28日(金)より全国にて公開。ムロさんの主演する舞台「恋のヴェネチア狂騒曲」は7月5日(金)から新国立劇場 中劇場で上演。浜辺さんがヒロイン役で出演する『アルキメデスの大戦』は7月26日(金)より全国東宝系にて公開。「さんまのまんま35年目突入SP」は5月31日(金)今夜20時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年05月31日HKT48を卒業したタレントの指原莉乃(26)が、5月5日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演。先月28日に行われた横浜スタジアムでの自身の卒業コンサートの舞台裏を、サプライズ出演した番組MCの松本人志(55)らとともに振り返った。先月14日に放送された同番組へ指原が出演した際、自身の卒コンに松本の出演をオファーしていると告白。松本も「その日はスケジュール的には空いているんです」と出演の可能性を示唆する発言をしており、サプライズ出演が現実のものとなった。番組ではその舞台裏に密着。松本は指原がプリントされたTシャツを着るよう促され、本番3時間前からリハーサルに悪戦苦闘。番組MCの東野幸治(51)やゲストの山里亮太(42)らが驚愕する一幕もあった。また番組内では、ライブ本番の様子もVTRで紹介。指原は内田裕也さん(享年79)に扮した松本と軽快なトークを展開。松本からの労いの言葉には目に涙を浮かべながら、感謝を伝えていた。松本に失礼が無いよう、他のHKT48のメンバーにはサプライズ出演を隠していたという指原。松本の出演後、「松本さんと写メ撮りたいんですけど……」と言ってきた後輩の頼みを断ったエピソードも紹介。スタジオ内でも松本に対して改めて頭を下げ、自身の卒業コンサートに出演してくれたことへの感謝を伝えていた。この指原の振る舞いにはツイッター上でも《自分のコンサートに松本人志を召喚できる指原すごい!》《なんだかんだ楽しげにしつつ、指原は松ちゃんに対してずっと涙目で頭下げて感謝してる。アイドルとしてのスキルが高いのに、そういう腰の低さが評価されるんだろなぁ》など絶賛するツイートが続出。タレント・指原莉乃の「人間力」が改めて評価される形となった。
2019年05月06日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が28日、神奈川・横浜スタジアムで開催されたHKT48・指原莉乃の卒業コンサートにサプライズ登場し、指原と爆笑やりとりを繰り広げた。指原は26曲目で、3月に死去したロック歌手・内田裕也さんとのコラボ曲「シェキナベイベー」を歌唱。その途中、内田さんに扮した松本が乗って登場し、ファン3万800人がどよめいた。松本は「はいはいはい、これは完全に怒られるやつ」と苦笑し、「裕也さん、僕じゃないです、コイツがやれって言ったんです!」と天国の内田さんに釈明。「悪いやつなんです、コイツ。『来てください』って僕にアップかましてくるんですよ。『炎上止めたの私でしょ』とか」と続けると、指原も「松本さん、干されなくて良かったですね!」と乗っかった。さらに「『来てくれたら秋元(康)さんが感謝してくれると思いますよ』とか、そんなこと言ってくるんですよ。裕也さんコイツをなんとかしてください。(樹木)希林さんもなんとかしてください」と訴えかけ、「2時からリハやらされたんです。衣装合わせも何日か前からやらされて」と告白。「合間があったんで、中華街でご飯食べて、一応これ…指原で領収書」と領収書を見せると、指原は「めちゃめちゃ食べてるじゃないですか。勘弁してください!」と笑った。そんな爆笑やりとりの後、松本は「まあまあまあ、よく頑張ったよ。すごいなと思って。ずぶとさというか、これから先も期待できると思います」とねぎらいの言葉をかけ、「俺の卒業のときも来てね」とジョーク。そして、「シェキナベイベー」を2人で熱唱し、最後は手を合わせてハートマークを作って盛り上げた。指原と松本はフジテレビ系『ワイドナショー』でたびたび共演。今年1月、番組でNGT48の騒動を取り上げた際、松本の指原に対する「お得意の身体を使って何かするとか」という発言に「セクハラ発言」などと批判の声が続出し、指原がツイッターで「松本さんが干されますように!!!」と笑いに転換。松本は指原の投稿をリツイートし、「指原様~」と感謝していた。
2019年04月29日HKT48・指原莉乃の卒業コンサートが28日、神奈川・横浜スタジアムで開催され、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志がサプライズ登場。ファン3万800人がどよめいた。松本は内田裕也さんに扮して登場し、指原と「シェキナベイベー」をデュエット。「裕也さん、僕じゃないです。コイツがやれって。悪いヤツなんです、コイツ本当に」と天国の内田さんに話しかけて笑いを誘った。指原と松本はフジテレビ系『ワイドナショー』でたびたび共演。今月14日の放送で、指原は松本に「来てください」とお願い。松本も「その日はスケジュール的には空いてるんです」と明かしていた。
2019年04月28日俳優の山田孝之、綾野剛、内田朝陽からなるバンド「THE XXXXXX(ザ・シックス)」の初ワンマンライブ&ドキュメンタリーを、6月16日(日)にWOWOWにて独占放送する。演じるというフィールドで活躍しながら、“バンドでライブがやりたい”という夢を長年持ち続けていた彼らが、昨年11月、それぞれボーカル・TAKAYUKI YAMADA、ギター・GO AYANO、シンセサイザー・ASAHI UCHIDAとして音楽プロジェクト「THE XXXXXX」を結成。2018年11月30日、作詞・作曲・編曲を共同で担当したファースト配信シングル「Seeds」をリリース。その後もセカンド配信シングル「Zealot」をリリースと精力的に活動を続け、今回、バンド名と同じ4月5日のファースト配信アルバム「THE XXXXXX」のリリースに伴い、4月24日、25日にEX THEATER ROPPONGIにてファーストワンマンライブ「MUSIC EXISTENCE」を敢行する。記念すべきこのライブをWOWOWでは独占放送。彼らのライブを中心に、ライブ当日のドキュメント映像、この日に至るまでのリハーサル風景、そして3人へのインタビューで番組を構成する。収録日:4月25日(木)収録場所:東京EX THEATER ROPPONGI「THE XXXXXX」1st LIVE & DOCUMENTARY「MUSIC EXISTENCE」は6月16日(日)20時30分よりWOWOWライブにて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年04月24日女優の内田理央が20日、沖縄県内で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」(18日~21日)で行われた映画『クソみたいな映画』の舞台挨拶に、稲葉友、村田秀亮(とろサーモン)、芝聡監督とともに登壇した。吉本興業とABCテレビの共同制作による同作は、お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が脚本を担当。スクリーンに上映されている映画がコメディからシリアスに、さらには観客が事件の当事者になっていく映画館内パニックムービーだ。内田は、肩と背中を上品に出した黒のロングワンピースで登場し、レース素材のスカート部分から美脚もチラ見せ。「沖縄に来られてとってもうれしいです。まだ沖縄料理を食べられていないので、このあとたくさん食べたいと思います」とあいさつし、村田が「もうソーキそばを6杯ほどいただきました」と明かすと、「そんなに!?」と驚いた。本作では復讐を誓った主人公の女性を演じた内田は、「難しいですね、許しっていうものは」としみじみ。「でも、自分の近くに優しい人がいると許せるなっていう気持ちでやりました」と語り、村田らから「深い」という声が上がっていた。
2019年04月20日4月11日が古希の誕生日だった武田鉄矢(70)。70代を迎えた武田は、今後の人生をどう過ごしていきたいのだろうか。記者の質問に彼は神妙な顔でこう答えた。「生々しい話になるんですが、実は、内田裕也さんみたいな顔を目指していこうかと思っています。銭の取れる顔にならないと、芸能界では生きていけませんから。裕也さんみたいに、遠くからひと目見ても『ああ、あの人だ!』ってわかる顔になりたい。そうじゃないと、われわれはギャラが発生しないんで。“あの老人役はあの人しかいない”、そういう老人にならないと――」なんと武田は、3月に亡くなった内田裕也さん(享年79)のような“不良老人”を目指しているというのだ。4月上旬には古希のお祝いを兼ねた『3年B組金八先生』の同窓会が行われたというが、この“贈る言葉”には『3年B組』教え子たちも驚くに違いない。約100人が集まった『3年B組』同窓会では、彼らからプレゼントを贈られたという。「内緒ですが、茶碗を。なぜか今回はうちのカカアのことを気遣ってくれて、夫婦茶碗をくれました」そう満面の笑みを見せる武田。最後に記者に“愛の講義”を――。「僕も、60歳過ぎて本物の愛に気付いたというか。かわいくて可愛くて仕方ないからいまの母ちゃんもらったわけでしょ。でも長い年月を経ると金メッキもはげ落ちて、おばあさんになってる。でも、この前、そんなお母ちゃんの顔を見ながらふと思ったんです。ここから『愛してるよ』って言葉がのびのび使える年齢じゃないかって。永い間、こんな俺を嫌いにならないで一緒にいてくれてありがとうってね。子供たちも手を離れ、なかには孫の顔さえ見せてくれて。気付いたら家に2人きり。まさに一緒に人生の荒波を戦ってくれた“戦友”ですよね」ほぼ同年代の記者も、金八先生の“生講義”に思わず聞き入ってしまう。「この年になれば、あの煩わしい肉体関係を迫ることもお互いなくなるしね。若いときは相手の肉体に魅せられて手をつなぎ、いまは愛おしくて手を握る。つないでないと、どっちか倒れるから(笑)。それは、支え合うという“人”という字そのもの。人間愛にも通じるよね。“裕也&希林の恋”はなかなか真似できませんが、人を愛するというのは、実はああいうことなんじゃないかと思います」誕生日の夜は、妻と食事会だと照れくさそうに話し、去っていった武田。どうやら金八先生は長年、“不良”に憧れていたようだ――。
2019年04月19日都内某所のライブハウスで、4月中旬、舞台『BACKBEAT』の製作発表が行われた。本作は“5人目のビートルズ”と言われるスチュアート・サトクリフを中心に、ハンブルクでの巡業時代のビートルズ創成期が描かれる。この日は翻訳・演出を手がける石丸さち子のほか、キャストの戸塚祥太、加藤和樹、辰巳雄大、JUON、上口耕平、夏子、鈴木壮麻、尾藤イサオが登壇した。【チケット情報はこちら】会見冒頭に披露されたのは、バンドメンバーキャストによる『ロックン・ロール・ミュージック』と『ラブミー・テンダー』の生演奏。ハンブルク時代、ビートルズはカバー曲を演奏することが多く、この2曲も作品を象徴する重要な楽曲となる。ジョン・レノン役の加藤がボーカルを務める『ロックン~』では、熱い歌声とパワフルな演奏でバンドとしての一体感を見せ、『ラブミー~』ではスチュワート役の戸塚がボーカルを取り、恋人のアストリッド・キルヒヘルへの想いを情感たっぷりに歌い上げた。続いて全登壇者が登場。まず石丸から「本編ではビートルズのカバー曲を中心に20曲以上を生演奏します」との驚きの発表が。そのためすでにバンドメンバーは、2月から楽器のレッスンを始めていたという。だが観客の前で演奏したのは初とのことで、「今すごく気分が高揚しています!バンドマジックを体験してしまいました」とは戸塚。加藤も「初めてひとつになった瞬間でした。このバンドのグルーヴ感をもっと高めていきたい」と意気込む。辰巳はほぼギター初心者だったとのことだが、「もうすっかり味をしめちゃったので、このバンドメンバーでライブツアーをやりたいです!」との大きな夢を明かした。ビートルズがライブを行っていたクラブのオーナー、ブルーノ・コシュミダーなどを演じる尾藤は、1966年のビートルズ初来日時、彼らの前座として同じ日本武道館のステージに立っている。そんな尾藤に「皆さんの演奏、とってもグーでした」と言われると、バンドメンバーの顔にも安堵の色が。さらにビートルズ来日時のエピソードとして、「内田裕也さんも出ていたので、日本のアーティスト代表として一緒にプレゼントを渡そうということになったんです。でもとにかく警備が厳しくて!彼らの楽屋まであと3メートルというところで止められて、結局会えずじまいでした」との貴重な話も飛び出した。かつて世界中を熱狂させたビートルズ。今度はこの『BACKBEAT』の面々が、日本の観客を熱狂させてくれるに違いない。5月25日(土)から6月9日(日)まで東京・東京芸術劇場プレイハウスにて上演後、兵庫、愛知、神奈川を巡演。取材・文:野上瑠美子
2019年04月17日結婚には夫婦独自のスタイルがあってもいい。そんな結婚観を貫いてきた夫婦の代表といえば、樹木希林さんと内田裕也さんではないでしょうか。ふたりは結婚後40年以上にわたり別居していましたが、つい先日、先に亡くなった樹木さんを追うように、夫の内田さんも旅立ちました。■ちょっと変わったカップルに注目周囲の人から見て「それでいいの?」と思えるような結婚スタイルでも、夫婦が納得していれば問題ないのでしょう。今回は、ちょっと変わった結婚生活を送りながら、円満な関係を築いている夫婦に注目してみます。働き方や暮らし方は人それぞれ。ふたりが納得できる結婚スタイルを探したいものですね。■妻の実家に同居!マスオさん婚言わずと知れた『サザエさん』のマスオさんは、妻のサザエさんの実家である磯野家に同居しています。そのため、夫が妻の実家に同居をしているケースをマスオさん婚と呼ぶこともありますね。義両親と同居している妻の苦労話は筆者の周りでも度々話題に上がりますが、マスオさん婚夫婦の場合、どのような生活をしているのでしょう。その生活を始めて5年目の熟年夫婦にお話を聞いてみました。夫のYさんは会社員、妻のRさんはパート勤めをしていて、共に50代です。◎同居のメリットは?Yさん「定年まで10年を切ったところで、災害で家をダメにしてね。そこから家を建てるのも賃貸住まいをするのも金銭的に不安があった。でも、今回は住む人みんなで費用を出して家を建てたから、それぞれの負担が少なく済んだところがメリットかな」Rさん「同居で得たのは安心ですね。家がなくなったし、親や高齢の祖父母のことが心配だったから、介護も視野に入れて同居することにしました。両親たちを看取ったあとは夫婦の家として暮らす予定です」◎同居のデメリットは?Yさん「年を取ってからだから、妻の親族ともそれなりに馴染んではいたけど、24時間一緒っていうのは少し気を遣うね。だから自分の時間を作りに外に行くことはあるかな」Rさん「同居するにあたって多少、介護や大人数の食事、洗濯などの家事が増えたこと。主人もちょっと気を遣ってるみたい」マスオさん婚も、妻が夫の実家で同居する場合も、それぞれ気を遣うシーンはあるようです。一方で、家賃や建築費用の負担が、多少楽になるというメリットもあるとのこと。円満に同居するためには、世帯ごとにルールを決めておくといいそうですよ。■夫は主夫!子育ても担当結婚後は妻がバリバリ働き、夫は主夫になって家事と子育てを担当する。そんな結婚スタイルだって、ふたりが納得していたらありなんです!妻のOさんは30代の医療研究員。夫のKさんは元販売員で、現在2歳の息子さんと家で過ごしています。Oさんは産休明けすぐに復帰。保育園の入園は地域柄、激戦を極めていたため、出産を機に夫のKさんが退職して、育児を担当することになりました。◎夫が主夫になることのメリットは?Oさん「まず仕事の継続ができたこと。わたしの仕事は長期的な研究データが必要な研究職なので、なるべくキャリアに穴を空けたくなかったんです。幸い、専門職ということでわたしの収入で家計を賄えるため、話し合いの結果、継続することができました。夫に仕事のやりがいや今までの勉学の経緯を尊重してもらえているからありがたいです。子育ても、とても頼もしいし」Kさん「もともときれい好きで、家事も得意だったから、主夫になることに抵抗はありませんでした。子育ては大変だけど、周りのお父さんよりも息子と一緒にいられる時間が多いのが自慢です」◎夫が主夫であることのデメリットは?Oさん「帰宅したとき、夫が疲れていたり、息子が寝てしまっていたりすると、寂しいなとか、負担になってないかなって思います」Kさん「児童館とかに行くと圧倒的にママさんが多いから、ちょっと浮いてるなってくらい」夫婦のどちらが家計を支えるかは、ふたりがしっかりと納得すれば、こだわることではないのではと話していました。まだまだこういった夫婦の形は少数派かもしれませんが、男女の括りなく育児や仕事、社会活動の幅が広がるといいですね。■結婚までの間に恋愛感情はなし結婚=恋愛とは限らない。そんな結婚スタイルもあるようです。協同経営者として一緒に仕事をしているT夫妻は、もともと同じデザイン会社で働いていました。共に独立傾向が強く、起業を目指している者同士、仲良くなったそうです。そのため、社会的な利害関係の一致がパートナーとして歩むきっかけになったとか。妻のAさんは30代。現在の結婚スタイルについてこう話します。「メリットは協同経営者として10年、20年後の未来を考えて仕事ができる。そして仕事を中心にした生活スタイルをふたりで維持できるところです。デメリットは家庭と仕事の線引きがないことかな」まるで“相棒”のような夫婦生活ですが、ふたりは円満に暮らしています。■意思を尊重し合うことが大事ほかにも、著名人の中にはあえて事実婚を選択する夫婦も増えていますよね。最近では有名ブロガーのはあちゅうさんも事実婚を選択しています。はあちゅうさん夫妻の結婚生活の様子は、Instagramなどで知ることができますよ。さまざまな生き方を選べる時代。結婚スタイルも「こうでなくては」という定型に当てはめず、それぞれの意思を尊重し合えるといいですね。
2019年04月15日本木雅弘の長男・UTA(うた)が「サントリー天然水」ブランドの新商品「サントリー天然水 GREEN TEA」のメッセンジャーとして起用されることが決定。本木さん、UTAさん父子が初めて並び立つ印象的な写真が公開された。UTAさんといえば、2004年以来15年にわたり「伊右衛門」ブランドの“顔”を務めてきた俳優・本木さんの長男。中学時代から家族と離れて暮らし、現在はアメリカで大学生活を送り、バスケットボールの選手やモデルの仕事の1つ1つに果敢にトライしながら、この先の人生を模索している平成生まれの21歳。先日亡くなった内田裕也さんと昨年9月に亡くなった樹木希林さんの孫にあたる。今回の写真は、4月9日(火)の日本経済新聞朝刊に全面広告として掲載されるもので、UTAさんが父・本木さんの肩を組む、父子が初めて並ぶ“家族写真”が実現。まっすぐに正面を見据える2人の眼差しが印象的だ。この“家族写真”は、2019年正月の帰省時に本木さんやUTAさんの家族によって撮影された。撮影には制作スタッフや広告カメラマンは一切介在せず、アングル、ポーズ、ロケーションなど全てを本木さんたち自身で進められたという。広告の企画意図やコピーに込めた思いを伝えたのみで、父子2人は試行錯誤を重ねながら数日にわたって撮影。撮影されたカットは100枚を超えたという。今回使用された1枚は、ふと日差しがいいと気づいた家族に声をかけられて撮影したものだったとか。制作陣からは写真を見た瞬間、「この写真は自分たちには撮れない」と感嘆の声が上がったという。UTA「一緒に背負っていくんだという緊張感が湧きました」「あえて親子共演するということは、恥ずかしいという思いはありました」と本木さん。心を決めてからは「UTAとセルフィーを試したり、家族にカメラを覗いてもらったりしながら撮り始めた」と話す。また、UTAさんは「幼い頃から父の仕事を見続けてきたので、それを今回一緒に背負っていくんだという緊張感が湧きました」と、父と共演した胸の内を明かした。本木雅弘「肩に手を回された瞬間、私の親としての力みもフッと抑えられて」「今年の1月2日、私の実家の長屋門の前で撮った1枚です」と本木さん。「近所でいくつか撮影しましたが、今ひとつしっくりくるものがなくて、トボトボと実家に帰る途中、家族に『あ、そこの場所、ちょっと光がキレイ!』と促されて撮影しました」と明かす。「最初はいわゆる親子らしい姿をイメージして、私が彼の肩に手を回してみましたが、15センチ以上も身長差があるので、『今度はUTAの方からかけてみて』と」と語り、「UTAから肩に手を回された瞬間、私の親としての力みもフッと抑えられて、ようやく2人とも同じところに立てたという感覚が持てました」と父親らしさを覗かせながら吐露。「結果的に自分たちにとっても、新しい時代に向かう、記念の1枚になった気がします」と語った。普段から細かい父、「だからこそ今回の1枚にたどり着けたのかな」そしてUTAさんも「『この角度はどうかな?』、『あそこは光がよくないな』とか、父が悩みすごく細かいことまで、こだわっていたのを覚えています。普段から父はそうなのですが、だからこそ今回の1枚にたどり着けたのかなと思います」と父・本木さんへの思いを語り、「普段、肩を組むような関係ではないので、それはちょっとだけ違和感というか…。恥ずかしさもあったので『早く撮ってよ!』と思いました」と、若干照れた様子も。さらに、本木さんが「スタートラインに立った気がしました。新しい時代を迎え、新しい可能性に賭けていこうという、どの家族も抱くであろう思いが伝われば嬉しいです」と写真に込めた思いを語ると、UTAさんも「忘れられない1枚になりました」と語った。(text:cinemacafe.net)
2019年04月09日桜舞い散る4月3日。内田裕也さん(享年79)のお別れ会「ロックンロール!葬」が東京・青山葬儀所で行われた。1,700人の参列者でごった返す会場の片隅に、2人の女性の姿があった。それは、この日喪主を務めた長女の内田也哉子(43)と、裕也さんのマネージャーを16年間務め“内縁の妻”とも報じられたAさんだ。寄り添ってお互いを見つめ合い、話し込む2人。ときには手を取り、裕也さんを亡くした悲しみを慰め合っているようだった――。2人は最近、一部週刊誌に確執を報じられていた。当初3月30日に予定されていたお別れの会が延期された理由が、本木雅弘(53)・也哉子夫妻とAさんが揉めたせいだという内容だった。也哉子はお別れの会当日の謝辞で、裕也さんの女性関係についてこんな複雑な思いを赤裸々に明かしている。「(母は)半世紀近い婚姻関係のなか、折々に入れ替わる父の恋人たちに、あらゆる形で感謝をしてきました。私はそんな綺麗事を言う母が嫌いでしたが、彼女はとんでもなく本気でした」内田家の知人はこう語る。「也哉子さんは、物心ついたときから父親がいない家庭で育ち、事実上、ずっと母1人子1人の暮らしをしてきました。也哉子さんと裕也さんの距離は最後まで縮まることはありませんでした。病床の父の世話もAさんに任せっきりにしていた。也哉子さんはそのことを、いまになって悔やんでいるようです」“遠い存在”のまま、天国へ旅立ってしまった父。だからこそ、父を看取った“最後の恋人”であるAさんを、許せない思いがあったのかもしれない。だが、本誌が目撃した会場での2人からは、母娘と見間違うような親密さが伝わってきた――。葬儀が終わり、会場を後にするAさんに、記者が声をかけた。――お別れの会では、報じられていた“確執”なんてない様子でしたが?「確執なんてありませんよ。也哉子さんとは、お互い力を合わせて彼を天国に送るためにやってきたんですから。これで、裕也さんも天国で喜んでくれると思います」そう口にすると、安堵の微笑みを浮かべて去っていった。それにしても、2人はどうやって“火宅の愛憎”を乗り越えたのだろうか。「8年前に一部で、Aさんが裕也さんの愛人と報じられました。そのとき希林さんは、知人に『もしAさんが内田と男女の関係だったとしても、私の代わりによく面倒を見てくれて、感謝しかない』と語っていたそうです。最初はそんな“奇妙な三角関係”を受け入れられなかった也哉子さんも、いまでは理解できるようになったのでしょう」(前出・知人)希林さんの告別式のとき、也哉子は遺品整理をしていて父から母に宛てたラブレターを見つけ、秘められた“夫婦の愛情”に気づいたことを語っていた。「今回も裕也さんの遺品整理をするなかで、也哉子さんのAさんに対する気持ちが変わっていったのだと思います。そして実は、その遺品整理はAさんと一緒に作業をしたと聞いています」(前出・知人)実際、裕也さんが亡くなった翌日も、本誌は也哉子とAさんが同時間帯に裕也さんの自宅に数時間、滞在していたのを確認している。2人は遺品整理をしながら、どんな思い出話を語り合ったのだろうか――。終活カウンセラー協会の武藤頼胡代表理事は遺品整理の重要性についてこう語る。「遺品整理は、遺された者たちの“心の整理”にもなるのです。長い間別々に暮らしていた也哉子さんにとって、裕也さんの遺品整理はそれまで知らなかった父に出会う作業かもしれません。愛用の品などについて、Aさんから説明を受けたりすることで、父の意外な一面を知ることができたでしょう。共同作業で遺品整理をしていけば、悲しみを癒すだけでなく、2人の間にあるわだかまりも消えていくと思います」也哉子は謝辞の後半、父と母と恋人たちの“三角関係”についてこう語っている。「今更ですが、このある種のカオスを私は受け入れることにしました」そして、最後は声高らかにこう締めくくった。「Fuckin’ Yuya Uchida! Don’t rest in peace!(クソッタレ内田裕也!安らかに眠るな!)」
2019年04月09日お笑いタレントの松本人志(55)が4月7日、自身がMCを務める『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演。麻薬取締法違反の罪で起訴され、今月4日に保釈されたピエール瀧被告(51)への、電気グルーヴの相方・石野卓球(51)のツイートに対して持論を述べた。瀧被告が保釈された際、石野が「えー!?死刑じゃないの?」「早く瀧に会いたいな」「髪型wwwwwww」などと自由奔放なツイートを多投。世間から賛否を呼んでいる様子を番組で紹介した。MCの東野幸治(51)から石野のツイートに意見を求められた松本は「僕は大好きですね」と即答。「『すみません』って謝るのが1番簡単で楽ですけど、それだと許してくれないというか、おもしろがってくれないファンの人たちが多いというのを分かってやっていると思う」と卓球の胸中を推測。同じコンビとして「相方(浜田)がコカインやってたら絶対謝らない。俺は俺のやり方で何かやる」と断言した。また番組には乙武洋匡氏(43)も出演。乙武氏は一連の騒動についてツイッター上で「4度逮捕された萩原健一さん、3度逮捕された内田裕也さんは“カリスマ”と持ち上げ、新井浩文さん、ピエール瀧さんは徹底的に糾弾するのは何故なんでしょう」と疑問を投げかけ、話題を呼んでいた。そんな彼は番組で「きちんと罪を償い、然るべき対応処置をとった後には、(世間から)チャンスは与えられるべきなんじゃないかと思う」とツイートの真意を説明。石野のツイートに関しても「『おもしろい』と言う人もいれば、『不謹慎だ』という人もいる。そのどちらも許される社会が健全なのかなと思う」と中立的な持論を展開。横で話を聞いていた松本も大きく頷き同調した上で、「ただあまりにも卓球のラリーがすごいので……」と石野のツイートの多投を笑いに変えていた。このやり取りに対して、ツイッター上では賛同の声が上がっている。≪松本さんの意見は人間味があって好き≫≪卓球のツイートを不謹慎という人は石野卓球を知らない人だと思う≫≪来週のワイドナショーは松本人志と石野卓球のタイマンがいい≫2人の対談が実現すれば、ファン注目の内容となりそうだ。
2019年04月07日『きっと、うまくいく』『PK』の巨匠ラージクマール・ヒラニ監督がインドに実在するスキャンダル王の栄光と挫折を描いた『SANJU/サンジュ』が公開決定。日本版ポスタービジュアルと場面写真が解禁となった。勝新太郎、内田裕也、萩原健一…映画界には数々の破天荒スターが存在してきた。浮世離れした言動や行動、そして数々の名演で人々を魅了してきた彼ら。そんな彼らを超える型破りなスーパースターが、インドにも存在した!インドの伝説的俳優“サンジュ”、それは現在も絶大な人気を誇るボリウッドの国民的スター、サンジャイ・ダットの愛称。彼の半生はまさに“映画より奇なり”の、ジェットコースター人生だった…。ドラッグ、幾度の逮捕…大スターにしてスキャンダル王の栄光と挫折25歳で俳優デビュー後、数々のヒット作に出演して栄光を手に入れるも、幾度の浮気、薬物中毒、更生施設からの脱走、そして銃刀法違反、さらにはテロ関与の冤罪で逮捕され、スター街道から転落。その度に彼を支え続けた家族と恋人の存在、本作はいまもなお国民に愛され続けるサンジュの栄光の裏に隠された挫折と再生の物語。観る者の心を揺さぶるストーリーがインドで“サンジュ旋風”を巻き起こし、インド公開週末興収オープニング成績NO.1を記録(MOJO調べ)。『パッドマン 5億人の女性を救った男』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』『パドマーワト 女神の誕生』といった日本でも注目を集める話題作を超えて、「インド国内興収歴代6位」「2018年インド国内興収2位」さらに「世界興収約100億円」「インド映画世界興収歴代9位」となるメガ・ヒットを記録、インド版アカデミー賞(フィムルフェア賞)など数多くの映画賞を受賞した。主演は、『バルフィ! 人生に唄えば』のランビール・カプール、そのほかのキャストに『PK』のアヌシュカ・シャルマ、『パッドマン 5億人の女性を救った男』のソーナム・カプールといった豪華キャストを、日本でも大ヒットを記録した『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ監督がまとめる。俳優人生も私生活もまさに規格外、インドを魅了し続けるボリウッド史上最大のスキャンダル王サンジュが、この夏、日本もとりこにする!『SANJU/サンジュ』が6月15日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月05日樹木希林さん(享年75)の名言集「一切なりゆき~樹木希林のことば~」の累計発行部数が100万部を突破したと、出版元の文芸春秋が3月27日に発表した。「一切なりゆき」は生前のインタビューから、希林さんの154に及ぶ名言をまとめたもの。昨年12月の発売当初から話題を呼んでいた同書だが、発売3カ月でミリオンセラーとなった。本誌「女性自身」から採用された言葉も同書には収録されているが、名言はまだまだある。そこで今回は本誌が過去に取材した中から、希林さんの“意外な持論”を紹介したい。まずは、娘・也哉子(43)と本木雅弘(53)が結婚した当時のインタビューから。■「今の風潮として、結婚式は挙げなくていい、籍はどうだっていいとなってきて、ひょっとして私はこの時代の先頭を走っていたような気がするんですよ。(中略)だから結婚話が出たとき、ふたりには日本人が昔は当たり前に持っていた“家を繋いでいく”ということからまず始めてみて、その後どうするかは自分たちで選び取ってほしいと思ったんですね」(95年7月18日号)希林さんと内田裕也さん(享年79)は73年10月に結婚。裕也さんのDV騒動や女性問題が明るみになるも、希林さんは“別居しつつも離婚しない”という選択を取ってきた。その夫婦関係は新しい家族像として注目されてきた。だが、娘夫婦には“家を繋いでいく”ということを経験して欲しいと考えていたのだ。その言葉は、身をもって“家族とは繋いでいくこと”だと学んだ希林さんだからこそのメッセージだった――。続いての言葉は、裕也さんから学んだ“父親観”についてだ。■「お父さんがいての子供だから『お父さん』ということをまず大事にする。するとね、お父さんが子供に対して見栄を張るんですよ、いい意味の。子供には自分のいい所をきちっと見せよう、いいものを伝えようとするんですね」(95年7月25日号)裕也さんは、破天荒な父親だった。しかし希林さんは家族を大事にするうえでも、“父を大事にする”ということを第一に考えていたというのだ。「このたびの結婚で誰が一番真剣かと言ったら内田さんなんですよ(笑い)内田さんが微に入り細に入り、鯛の寸法から雨が降った時の蛇の目傘の発注から、それは名簿から段取りからすごいチェックなんですよ。そういうことでいいんだなと思いました。家長としての役目を果たすわ果たすわ。ただ、一方的だからときどきこちらが面食らうだけで」本木夫妻の結婚に際してこう続けていた希林さん。彼女の“父親観”は、裕也さんにも影響を与えていたようだ――。また希林さんは、親子3世代で暮らしていたこともあった。個性的な家族が同じ屋根の下に暮らすことは気苦労も多かったはず。そんななか、希林さんはこんな“教育論”を語っていた。■「ホント、子供にとっても人間が多いほうがいいでしょう。親だけで育てるんじゃなく、違う世代が関わることが大切だと思うの。おじいちゃんがいて、おばあちゃんがいてというのは少なくなったでしょう」(01年9月25日号より)娘夫婦と暮らし始めた希林さんは当時、本誌へこう語っていた。核家族化が進み、家族の形が変わっていく。そんななかでの“あらゆる世代が関わって子育てをしよう”という提言。このとき希林さんは「孫と一緒はくたびれます」とも語っていたが、その姿は嬉しそうだった――。「一切なりゆき」はこの度17刷となったという。希林さんの言葉は、これからの世代にも受け継がれていくだろう。
2019年04月05日内田裕也さん(享年79)のお別れの会「内田裕也Rock’n Roll葬」が4月3日に営まれた。そのなかで喪主を務めた内田さんの長女・也哉子(43)の謝辞が大きな反響を呼んでいる。《私は正直、父をあまりよく知りません。わかり得ないという言葉のほうが正確かもしれません》そんな言葉から始まった也哉子の謝辞。裕也さんについて《いつ噴火するか分からない火山であり、それと同時に溶岩の間でものともせずに咲いた野花のように、すがすがしく無垢な存在でもありました》と表現し、《父が息を引き取り、冷たくなり、棺に入れられ、熱い炎で焼かれ、ひからびた骨と化してもなお、私の心は、涙でにじむことさえ戸惑っていました》と語った。しかし《私が父から教わったことは何だったのか。それはたぶん大げさに言えば、生きとし生けるものへの畏敬の念かもしれません》とする也哉子。《彼は破天荒で、時に手に負えない人だったけど、ズルい奴ではなかったこと。地位も名誉もないけれど、どんな嵐のなかでも駆けつけてくれる友だけはいる。これ以上、生きるうえで何を望むんだ。そう聞こえています》と続けた。《母は晩年、『自分は妻として名ばかりで、夫に何もしてこなかった』と申し訳なさそうにつぶやくことがありました。『こんな自分に捕まっちゃったばかりに……』と、遠い目をして言うのです。そして半世紀近い婚姻関係のなか、折々入れ替わる父の恋人たちにあらゆる形で感謝をしてきました。私はそんなきれいごとを言う母が嫌いでしたが、彼女はとんでもなく本気でした》そう母と父の関係を語り、《2人を取り巻く周囲にこれまで多大な迷惑をかけたことを謝罪しつつ、いまさらですがこの“ある種のカオス”を私は受け入れることにしました》とした也哉子。最後には《彼らしく送りたいと思います》として《Fuckin’ Yuya Uchida, don’t rest in peace. Just Rock’n Roll》と結んだ。そんな謝辞にTwitterでは感動する声が上がっている。《内田裕也さん 樹木希林さん このお2人の娘さんだからこそ伝えられる、伝わってくるんだろう…… 何故かじんわり涙が流れてくる感じだった》《言葉を仕事にする人に読んで欲しい。詩的であり、論理的であり、当事者的であり、第三者的。締めを別次元に飛ばす感性。才能という言葉でしか説明がつかない言葉選びと言葉運びがただ、すごい》《これはちょっと、すさまじいな。名文ではなかろうか、ロックンロールではなかろうか》自らの心の内をすべて赤裸々に明かした也哉子の言葉。きっと、天国の2人も届いていることだろう。
2019年04月04日樹木希林さん(享年75)逝去から約半年後の3月17日に亡くなった、内田裕也さん(享年79)。一人娘の也哉子(43)は、4月3日に行われる裕也さんのお別れの会の喪主を務める。「希林さんの告別式で喪主代理を務めたときもそうでしたが、亡くなられた直後は葬儀やお別れ会の準備などで考える時間がないほどに忙しい。でも、それが一段落したときに喪失感が襲いかかってくるのではないかと心配です。そんななか、お別れの会をめぐって裕也さんのマネージャー女性・Aさんと也哉子さん夫妻の確執トラブルが『女性セブン』で報じられ、也哉子さんはひどく心を痛めています」(前出・知人)3月下旬、本誌は裕也さんの自宅から出てきたAさんを直撃。1週間前の取材には快く答えてくれたAさんだったが、「それ(『女性セブン』の記事)に関してお話することはありません」と足早に去って行った――。前出の知人によると、悲しみに暮れる也哉子を支えているのが、夫の本木雅弘(53)だという。実際、本木は3月22日の会見で妻への思いをこう語っている。「家族のなかではそばにいることしかできないけども、(子どもたちと)『マミーを支えようね』という会話をしています」遺族外来のある「嵯峨嵐山・田中クリニック」の田中啓一院長は、遺族のケアについてこう語る。「遺族はうつ病の発症率や自殺率も高く、薬物治療を行うケースもあります。そうした状態にならないように、家族のサポートは必要不可欠。ただ、焦らせてはいけません。家族は助言も批判もせず、静かに話を聞いてあげることが大事です」希林さんは生前、自分の理想の最期についてこう語っていた。《私の両親はふたりとも70代半ばで、床に伏して1週間ぐらいで逝ったのね。子どもとしては、とてもありがたくて、上出来! と思っていました。私自身も、両親と同じように、最期は娘に上出来! と言ってもらいたい》(文春新書『一切なりゆき』より抜粋)也哉子にもいつか“上出来!”と思える日が来ることだろう。
2019年04月04日3月17日、内田裕也さん(享年79)さんが肺炎により都内の病院で息を引きとった。一夜明けた18日、裕也さんの自宅には長女の也哉子(43)や孫の雅樂(22)ら家族たちがせわしなく出入りしていた。そのなかには、裕也さんにとって“特別な女性”Aさんの姿も――。「Aさんは16年前から裕也さんのマネージャーを務めていました。裕也さんは4年ほど前から体調を崩し自宅で療養生活を送っていたのですが、その身の回りの世話をすべて1人でこなしていたのがAさんです。希林さん以上に一緒にいる時間が長かったため、一部では“Aさんは裕也さんの愛人ではないか”と噂されてきました。昨年9月に希林さんが亡くなってからしばらく経ったころには、2人が極秘入籍したという仰天情報が流れたこともあったんです」(Aさんを昔から知る芸能関係者)裕也さんが元交際相手への強要未遂と住居侵入の疑いで逮捕された11年5月。その釈放直後にも、裕也さんとAさんが東京・銀座のカフェで談笑している現場を本誌は目撃している。ちょうどこのころ、Aさんと裕也さんの不倫疑惑がマスコミの間で話題になっていたのだ。しかし希林さんは当時、そんなAさんを称賛しきっていたという。希林さんの知人はこう明かす。「Aさんが愛人と噂されていたことは希林さんも知っていたのですが、希林さんは『彼女と内田(裕也さん)がもしそういう関係だったとしても、彼女には本当に感謝しているの。私ができないことまで内田のためによくやってくれている方。感謝の気持ちしかありません』と話していました。最後の1年くらいは2人とも満身創痍で、お互いの介護どころか簡単に会うことすらできない状態。そこでAさんは裕也さんの看病だけではなく、希林さんとの連絡係も務めていたそうです。希林さんは昨夏、もう自分が長くないと悟ったときに改めてAさんに『内田をよろしくね』と伝えたといいます」(前出・希林さんの知人)希林さんとの“約束”を守るべく、Aさんは最後の最後まで裕也さんに尽くし続けたのだろう――。本誌が裕也さんの自宅を訪れた18日、家族が帰ってからもAさんは裕也さんの亡きがらに寄り添い続けていた。前出の芸能関係者は、彼女の憔悴ぶりをこう明かす。「訃報を受けて、Aさんの携帯電話にはマスコミ各社から連絡が殺到しました。私も何度か連絡をとろうと試みたのですが、電源を落としていたのか、3日間まったく繋がらなかったんです。こんなことは今回が初めてです。半生を捧げた裕也さんが亡くなったことは、彼女にとって相当なショックだったのでしょう」20時過ぎ、裕也さんの自宅から出てきたAさんに記者が声をかけた。――裕也さんの訃報、本当に残念です。お悔み申し上げます。今日ずっと裕也さんのそばにいらっしゃったかと思いますが……。「おはようとか、もう帰るねとか、声をかけました。でも彼は、天寿をまっとうしたと思います」――Aさんにとって、裕也さんはどんな存在でしたか?「とても素敵な男性でした」疲れているはずなのに、Aさんは屈託なく答えてくれた。そこで、裕也さんとの関係についても率直に聞いてみた。――お2人が極秘入籍していたという話が一部ではささやかれていたのですが。「私もその噂をある人から聞いて、びっくり!ありえるわけないじゃないですか」そう苦笑したAさん。希林さんが生前、Aさんに感謝していたことを伝えると「そうですか……。それが本当なら、とても嬉しいことですね」とほほ笑んだ。最後にAさんは裕也さんへの感謝を清らかな笑顔でこう語った。「彼には、ありがとうと伝えたいですね。彼のおかげで面白い人生になりましたから」
2019年03月26日内田裕也さん(享年79)の逝去から数日が経った3月中旬。樹木希林さん(享年75)が眠る東京都港区・光林寺の墓前には、鮮やかなピンク色のチューリップが供えられていた。供花には珍しいチューリップは、2人の型破りな夫婦生活をどこか彷彿とさせる――。3月17日、裕也さんが肺炎により都内の病院で息を引きとった。一夜明けた18日、裕也さんの自宅には長女の也哉子(43)や孫の雅樂(22)ら家族たちがせわしなく出入りしていた。そのなかには裕也さんにとって“特別な女性”、Aさんの姿も――。「Aさんは16年前から裕也さんのマネージャーを務めていました。裕也さんは4年ほど前から体調を崩し自宅で療養生活を送っていたのですが、その身の回りの世話をすべて1人でこなしていたのがAさんです。希林さん以上に一緒にいる時間が長かったため、一部では“Aさんは裕也さんの愛人ではないか”と噂されてきました」(Aさんを昔から知る芸能関係者)裕也さんが元交際相手への強要未遂と住居侵入の疑いで逮捕された11年5月。その釈放直後にも、裕也さんとAさんが東京・銀座のカフェで談笑している現場を本誌は目撃している。ちょうどこのころ、Aさんと裕也さんの不倫疑惑がマスコミの間で話題になっていたのだ。しかし希林さんは当時、そんなAさんを称賛しきっていたという。希林さんの知人はこう明かす。「Aさんが愛人と噂されていたことは希林さんも知っていたのですが、希林さんは『彼女と内田(裕也さん)がもしそういう関係だったとしても、彼女には本当に感謝しているの。私ができないことまで内田のためによくやってくれている方。感謝の気持ちしかありません』と話していました」Aさんに感謝していたのは希林さんだけではない。葬儀・告別式を終えた22日の夕方。義理の息子で俳優の本木雅弘(53)が囲み取材に応じた。「私の妻、也哉子と裕也さんの関係は、微妙なところがありました。極端な話、それは家族全体がそうなんですね。実際、私たち家族は、裕也さんの闘病には深く関わっていないんです。16年来、ずっと付き添ってくれたマネージャーさんを中心に、バンドマンのみなさんがケアをしてくれていました」希林さんと裕也さんの夫婦関係は、他人にはなかなか理解しがたい奇妙なものだった――。2人は73年の結婚後わずか1年半で別居。76年には也哉子が誕生するも、翌76年に裕也さんは大麻取締法違反の疑いで起訴猶予処分に。81年には裕也さんが勝手に離婚届けを提出し、希林さんがこれを認めず訴訟に発展したこともあった。「裕也さんが常連だった店の支払いも、すべて希林さんがしていました。酔っぱらった裕也さんが他の客と揉めることも多く、希林さんが謝りに来ることは日常茶飯事。それでも希林さんは『救われたのは私のほうだ』と言い切り、決して別れようとはしませんでした」(夫妻の知人)希林さんは昨年5月のインタビューで裕也さんへの愛をこう語っている。《私と夫は(中略)四六時中一緒にいるわけではないけれど、本質は変わらないわね。いつも頭のなかに彼のことがありますから》(『婦人公論』18年5月22日号)そんな最愛の夫を残して、自分が先に逝ってしまうかもしれない。そうした不安があったのか、希林さんは亡くなる直前、もっとも信頼できるAさんに裕也さんのことを託していたという。「最後の1年くらいは2人とも満身創痍で、お互いの介護どころか簡単に会うことすらできない状態。そこでAさんは裕也さんの看病だけではなく、希林さんとの連絡係も務めていたそうです。希林さんは昨夏、もう自分が長くないと悟ったときに改めてAさんに『内田をよろしくね』と伝えたといいます」(前出・希林さんの知人)希林さんとの“約束”を守るべく、Aさんは最後の最後まで裕也さんに尽くし続けたのだ。内田家の墓前に手向けられていたチューリップの花言葉は“思いやり”。希林さんと裕也さん、そしてAさんの“常識を超えた三角関係”は、慈愛と思いやりの心で溢れていた――。
2019年03月26日3月17日に肺炎で逝去した内田裕也さん(享年79)の葬儀・告別式が都内で執り行われた。式後、自宅前で義理の息子で俳優の本木雅弘(53)が囲み取材に応じ、義父への思いを涙ながらに語った。内田さんの闘病は約4年前からで、病状が思わしくなかったのがここ1年。自宅で療養生活を送る日々だったという。亡くなったときの様子については「とても静かな微笑でした。笑っている感じです」と語った。内田さんと本木の最後の会話は樹木希林さん(享年75)についての生前のエピソードについての笑い話。本木が「(樹木さんが)口が災いするね。そう自分も戒めていたのに、結局なんだかんだでそれが評価されちゃってるね」と話すと、内田さんは楽しそうに笑っていたという。そんな樹木さんも半年前にこの世を去っている。立て続けに両親を亡くした妻の也哉子(43)については「半年前にも同じ光景がありましたからね、さすがにそれを立て続けて見ることは、戸惑っているだろうな。それは表情からも見てとれました。家族はそばにいることしかできないけど、マミーを支えようねと(子どもたちと)そういう会話はしています」と思いやった。樹木さんは亡くなる前、「自分が亡くなるときに(裕也さんを)連れてゆく」と本木や家族たちに“約束”をしていたという。そのことについて本木は「病と向き合っている裕也さんと私たち家族。それが長患いで疲れないように樹木さんが気を利かせて、ちょっと早めに連れて行ったんじゃないかな?そう思います」と語った。樹木さんの後を追うように天国へ逝った裕也さん。半年ぶりに再会した2人は、どんな様子で過ごしているのだろうか――。
2019年03月22日内田裕也さんが3月17日、肺炎のため亡くなった。79歳だった。各メディアによると、内田さんの所属事務所は「内田裕也、2019年3月17日、5時33分、肺炎のため、永眠いたしました」と報告。「この数年、闘病の日々でした。それでもユーモア、ウイットを忘れず、時には世の中を憂い、怒り、常に自分の出来る事を模索しておりました」と明かし、「多くの友人知人、家族に支えられて、Rock’n’Roll人生を全うすることが出来ました事をここに心よりお礼申し上げます」とつづったという。「近年は闘病生活を送っていた内田さんですが、昨年9月樹木希林さん(享年75)が亡くなった際も気丈に振る舞っていました。さらに年始に開催された『NEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL』では、久々のステージで大熱唱。そのパフォーマンスは完全復活を期待させるものでした。ですが17日に容態が急変。そのまま静かに亡くなられたそうです」(音楽関係者)その豪快なキャラクターで、注目を集めていた内田さん。昨年「日清焼きそば U.F.O.」のテレビCMにも出演し、幅広い世代に知られることとなった。その訃報は反響を呼び、Twitterでも「内田裕也さん」のほかに「ロッケンロール」「シェケナベイベー」といった内田さんらしいワードがトレンド入り。さらに追悼の声も上がっている。《内田裕也さん、自由な感じで好きだったから寂しい》《破天荒なスタイル凄く好きでした》《ご冥福をお祈り致します。ロケンロー》また《ロックな夫婦だったけど、晩年は穏やかだったし、今頃ふたりでとてもいい会話をしてるような気がする》《やだアナタもう来たの?そんなに早く来なくたってよかったのに とか話してるんだろうな》《希林さんと会えたかなぁ。これからは同居してあげてくださいね》と、樹木さんとの再会を想像する声も上がっている。
2019年03月18日ロック歌手・内田裕也さんが3月17日、肺炎のため都内の病院で亡くなった。79歳だった。一部スポーツ紙によると、入院中だった裕也さんの体調は16日までは落ち着いており元気な様子だったとのこと。見舞いに訪れた孫ら家族とも会話を交わし、昼ご飯にはオムライスを食べていたという。しかし、17日になって体調が急変。病院から連絡を受けた娘の内田也哉子(43)が駆けつけたが、最期をみとることはできなかったという。「也哉子さんの夫で俳優の本木雅弘さん(53)は英・ロンドンに滞在中。追悼コメンントは発表しましたが、本木さんの帰国後に葬儀やお別れ会などについて、裕也さんの事務所関係者と話し合いを進めるそうです」(ワイドショー関係者)破天荒なその生き方もロックと貫いた内田さんだが、ライフワークだったのが1973年から2014年まで42回開催した年越しライブだった。「『ニューイヤーロックフェスティバル』などの名称で知られていましたが、04年からは海外でも同時開催されるなど規模が拡大。とはいえ、ライブをスタートさせた際に掲げていたのは『打倒!NHK紅白歌合戦』でした。ただ裕也さんの激過な言動もあり、紅白からはお呼びがかかりませんでした。それでも裕也さんは2013年9月にNHKの『あさイチ』に出演し、『いつか紅白に出て見返したい』と発言していました」(レコード会社関係者)夢がかなわぬまま天国へと旅立った内田さん。今年の紅白は新元号で初の紅白となるが、内田さんは追悼コーナーで“最後の出演”を果たすことができるだろうか。
2019年03月18日「2月15日に吉村さんは長年所属していた『オフィス作』を電撃退社していますが、実は“素行不良”により解雇されたのだと聞いています」(芸能プロ関係者)主演映画『ハッピーアイランド』が公開されたばかりの、注目の若手俳優・吉村界人(26)。吉村といえば、樹木希林さん(享年75)の“最後の愛弟子”として一躍有名になった。「昨年5月に公開された映画『モリのいる場所』での共演がきっかけで2人は意気投合。大人しい役者が多いなか、いまどき珍しくやんちゃな吉村さんを、樹木さんはいたく気に入ったそうです。樹木さんの前で平然と大あくびをかくなど、大御所に対しても媚びないところが夫の内田裕也さん(79)とも重なったのでしょう」(映画関係者)大御所に目をかけられ、順風満帆に思えた彼に、いったい何があったのか――。「もともとお酒好きで知られる吉村さんですが、このところ酒量が増えていたようで、現場でも心配の声があがっていました。最近もお酒が残っている状態で仕事現場に来たり、飲酒のせいで生活リズムが乱れてしまい、体調にも影響が出ていたといいます。そうした酒癖の悪さも退社の一因となっているのではないでしょうか」(舞台関係者)昨年2月、彼は映画『悪魔』でアルコール依存症に苦しむ大学生役を怪演。当時のインタビューに彼は私生活をこう明かしている。《佐伯(映画の主人公)ほど病的ではなかったですが、自分の部屋にぽつんとひとりでいて酒飲んで、こう俯きながら自分で自分に問いかけて》(『キネマ旬報』18年8月31日号)本誌は『オフィス作』に吉村の退社理由について問い合わせたが「コメントは控えさせていただきます」との回答があった。前出の映画関係者はこう続ける。「役づくりに悩む吉村さんに、樹木さんは『自然体でやんなさい』と優しく助言していました。また、プライベートな相談にも乗ってあげていたそうです。樹木さんがいたら、こんなことには……」孫のように可愛がっていた吉村の“まさかの変転”。天国の樹木さんはさぞ無念だろう――。
2019年03月14日元AKB48で女優の篠田麻里子が主演を務める「刑事 雪平夏見シリーズ」の舞台化第2弾となる『殺してもいい命』が、6月21日~30日に東京・池袋のサンシャイン劇場で上演されることが26日、明らかになった。昨年初演した『アンフェアな月』の続編となる。秦建日子氏の大ベストセラー「刑事 雪平夏見シリーズ」の第2作『アンフェアな月』を昨年2月に篠田主演で舞台化。そして今年、続編となる『殺してもいい命』の舞台化が決定した。バツイチ、子持ち、酒豪にして、警視庁捜査一課検挙率NO.1、“無駄に美人”な雪平夏見を再び篠田が演じる。共演には、松田凌、水谷あつし、中村優一、加村真美、田中稔彦、瀬戸啓太野崎弁当(MeseMoa.)、槇尾ユウスケ(かもめんたる)、齋藤健心、馬庭良介、小島よしお、内田裕也、中村公隆、川名浩介、御崎かれん、川口直人、瀬川ももえ、末松杏梨、山口馬木也が決定している。
2019年02月26日「希林さんが愛用していた携帯電話を、今は孫の雅樂さんが愛用しているそうです。“おばあちゃんの形見だから”と大切に使っていると聞いています」(仕事関係者)樹木希林さん(享年75)が逝去して4カ月あまり。単行本『一切なりゆき~樹木希林のことば~』(文春新書)が50万部超のベストセラーとなり、出演作『万引き家族』もアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるなど、その影響力は一向に衰えることがない。樹木さんは急逝2カ月前、パリコレでUTAとしてデビューした雅樂(21)について本誌の直撃取材に応じてくれていた。「昔からやたらと背が高かったから。かもいに頭をぶつけるだけじゃなく、何か利用方法はないものかね、と前から私は言っていたんです。そういう意味では、モデルという仕事も“利用方法”の1つですよね」現在、雅樂も、映画『あん』(15年)で共演した孫娘・伽羅(19)も海外に留学中だ。樹木さんに、なかなか孫たちに会えずに寂しくないですか?と聞いた際は、「全然寂しくない。孫は元気で海外がいいってね。孫たちと同居するとゴミが増えるだけですから。私はゴミ出し担当なんで大変なんですよ」と冗談を交えながら淡々と話していた。だが本木雅弘(53)の実母は樹木さんの死後、自宅を訪れ驚いたと本誌に語っている。「希林さんは、ふだんは孫たちの話もあまりしなかったと思うんです。でも、やっぱり大好きだったんですね。家中に3人の孫たちの写真とか、誕生日にもらったメッセージカードとか貼ってあったんです。孫たちが私にも1枚1枚説明してくれました」樹木さんの知人は、特に伽羅には特別な“形見”を残したと語る。「希林さんは昔から不動産投資の達人で、都内各所に物件を多数、持っていました。ちょうど伽羅さんとの初共演映画『あん』が公開された時期に、夫・内田裕也さん(79)が住むマンションに“空室”が出ることを知ったそうです。そこで本木さんと也哉子さんとも相談し、英国留学中の伽羅さんに、その一室を持たせることにしたんです」東京都内にある風格漂うマンション。この部屋はコンパクトな一室ながら、今の評価額でも4千万円以上するという。希林さんが不動産の目利きだったことは親交の深かった浅田美代子(62)も認めている。浅田が千葉県内に別荘を購入するときのことを本誌にこう語っている。「わざわざ千葉まで一緒に来てくれて、『ものすごくいいところじゃない!』と希林さんのほうが気に入っちゃった。悩む必要なんかないわよ、と購入を決めました」この物件を、樹木さんはどうして孫・伽羅に託したのか。「それは夫のことを気にしていたからでしょう。希林さんは『孫娘が日本にたまに戻ってきたときに、裕也さんの様子を気にしてくれるといいな』と考えていたそうです。がん闘病中で自らの体力に不安を感じていただけに、自分が先立った後のことが心配でならなかったのでしょう。『裕也さんを頼むわね』という“生前整理”です。孫の顔を見られることは、裕也さんにとっても“明日への活力”になりますからね」この知人によると、もともとこの一室は樹木さんの所有だったが、一度手放したという。だが、70代半ばとなった裕也のことを考え、“買い戻す”決断をしたようだ。夫への「準備万端の終活」が、この一室からもうかがい知れる。樹木さんは生前、本誌がインタビューをお願いした際、“ここで撮影を”と要望を受けたことが。それが今、樹木さんが眠る東京都港区内の光林寺だった。墓石には「内田家代々之墓」と刻まれていた。「私はね、死ぬまで、このお墓を守りとおしていかなければならないんです」そう言って手を合わせていた樹木さん。「内田家の妻」として、全身全霊で一族を支え続けるという確固たる信念が貫かれていた――。
2019年02月06日『舟を編む』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の石井裕也監督が、安藤ゆきによる第20回手塚治虫文化賞受賞作「町田くんの世界」の実写映画化に挑戦。6月7日(金)より全国公開されることが決定した。石井裕也監督は、2009年の商業デビュー作『川の底からこんにちは』で第53回ブルーリボン賞監督賞を史上最年少で受賞。その後も様々な作品を世に送り出し、2013年公開の三浦しをんによるベストセラーを映画化した『舟を編む』では、第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞をW受賞する快挙を達成。さらに第86回アカデミー賞外国語映画部門の日本代表作品にも選出されるなど各映画賞を総なめ。石橋静河と池松壮亮が共演した2017年公開『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』では、第12回アジア・フィルム・アワードで名だたる監督たちを抑え、監督賞を見事受賞。手掛けてきたほぼ全ての作品が、海外の国際映画祭への招待や数々の賞を受賞するなど、国内だけでなく海外にも多くのファンを持つ日本が誇る若き実力派監督だ。■新しい時代の幕開けに相応しい挑戦――石井監督がいままでの概念をぶっ壊す!派遣OLが病気の父に代わって田舎のしじみ工場の経営に奮闘する姿を描いた『川の底からこんにちは』。玄武書房の辞書編集部に配属された主人公が訳あり編集部員たちと協力しながら新辞書「大渡海」を編纂する姿をユーモラスに描く『舟を編む』。ベストセラー同名詩集をもとに、東京に生きる男女の切ないラブストーリーを描いた『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』など、これまで石井監督が手掛けてきたのは、ごく普通の生活を生きる人間たちや家族。そして石井監督が最新作の題材に選んだのは、別冊マーガレットで2015年から2018年まで連載されていた漫画「町田くんの世界」。監督自身初となる漫画原作で、しかも昨今続く少女漫画原作の映画化という、自身も“例外的”と語るほど、これまでの監督のイメージとは一線を画するジャンルへチャレンジする。これまで人間をおかしくも、その本質を描いてきた石井監督。平成の時代が終わり、新たな時代に公開となる本作では、今回様々な新たな試みに挑戦。このデジタル全盛の時代に逆行する35mmフィルムで全編を撮影するなど、常識にとらわれない手法を取り入れながらキャリア集大成を目指す。石井裕也(監督・脚本)コメント人を好きになる気持ち、愛とかそういうものは、普通であれば恥ずかしくて口に出すのもはばかられますが、やはりどう考えても人間にとって必要なこと。それが今、本当にやるべき題材だと感じ、それをまったくてらいもなく、恥ずかしげもなくやってる“少女漫画原作の力”に僕も乗っかりたいと思いました。この作品では、本当に例外的なことをやりまくっています。まさか自分が少女漫画原作をやるとは思っていなかったので、逆に振り切れたというか、冒険的になれたし、映画的な自由を得られたんだと思います。安藤ゆき(原作)コメント1人の人間から生まれた小さな作品がたくさんの人が構築する大きな企画になっていくということは、わくわくする一方で不思議な気持ちでいっぱいです。この映画の関係者の1人になれたことを幸福に思います。■ストーリー運動も勉強も苦手で、見た目も普通な町田くん。しかし、彼には困った人は絶対に見過ごさず、接した人みんなの世界を変えてしまう不思議な力が…!?そんな町田くんに訪れた突然の出来事。優しさに溢れていた“町田くんの世界”がひっくり返る!『町田くんの世界』は6月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年01月16日「私が出演する映画で、祖母役に樹木希林さんが決まったとドリス・デリエ監督から聞いてうれしくて大興奮しました。ただその後、監督から『ただ条件があるの』と聞かされて……。希林さんの出された条件、それは『(私が)生きていたらね』だったんです」そう振り返るのは、ドイツをはじめ海外で活躍する舞踏家・ダンサーの入月絢さん。’08年にドイツで公開された映画『HANAMI』に準主役のミステリアスな日本人少女でダンサー役として出演。その続編に、尊敬する希林さんとの共演を喜んだ入月さんだが、その条件を聞いて息をのんだ。希林さんが、人生最後の撮影に臨んだのが、この映画『満開の桜と妖精』(来年3月にドイツで公開。日本では配給会社が未定)だった。遺作となる映画で共演を果たした入月さんが、本誌に貴重な撮影時の思い出を語ってくれた。「初めての出会いは、庭園の美しい旅館の廊下でした。西日が差しこむ7月10日午後3時ごろ、希林さんの撮影終わりを待ってご挨拶したんです。思っていたよりも、小さくか弱くて、歩くのもつえを突かれてゆっくりで大変そうでした。『孫役の……』とご挨拶をすると、『そうね、こんにちは』と、パッと優しい笑顔になられて。でもお部屋へ戻るのも一歩一歩ゆっくりと歩かれていました」(入月・以下同)撮影現場も、出演者やスタッフが宿泊したのも、神奈川県にある和風旅館「茅ヶ崎館」だった。「希林さんは私の祖母で、旅館『茅ヶ崎館』の女将役でした。でも本当に出演していただけるかは、7月ギリギリまでわからなかったんです。その姿を見ながら、『生きていたらね』と、おっしゃった言葉の重みを感じました」今年の夏は暑さも特に厳しかったが、撮影現場となる旅館の廊下や食堂には冷房はなかったという。「女将役の希林さんは、常に首にタオルを巻かれていました。旅館の台所のシーンなら汗を拭きながらお芝居できますから」希林さんとは3日間、一緒にすごした。朝食後に1度だけじっくり会話ができたことも、大切な時間となった。「朝ごはんを、みんなでご一緒したあと1時間くらい、ざっくばらんな話をしてくださって。誰かが、うちのドイツ人の夫のことを『絢ちゃんは、旦那がカッコよくていいわね』と言ったとき。普通なら謙遜するところを、つい『はい。夫のこと大好きです』と返した私に、希林さんが『あら~いいわね~』と、ふわ~っと柔らかな笑顔で言ってくださったんです」そして、こう続けたという。「『結婚しなきゃダメよ。籍に入ることは人をつくりあげるの。(籍という)縛りが人をつくるのよ』。この言葉からも、希林さんの“哲学”や、ご主人の内田裕也さんへの愛が伝わってきました」
2018年12月17日