カツセマサヒコ著『明け方の若者たち』が北村匠海主演で映画化され、2022年に公開されることが決定した。原作は安達祐実、村山由佳、尾崎世界観、紗倉まな、今泉力哉、長谷川朗など各界の著名人や書店員から推薦の声が集まり、Amazon日本文芸ランキング1位(2020年5月18日調べ)、王様のブランチのランキング2位(2020年6月27日放送)、Apple Books新人賞受賞など、大ヒットを記録した青春恋愛小説。著者はTwitterの140字で人々を魅了し続け、10~20代の圧倒的な支持を獲得したウェブライター・カツセマサヒコ。『明け方の若者たち』は彼の長編小説デビュー作だ。物語は主人公が下北沢、明大前、高円寺……退屈な飲み会で出会った“彼女”に、一瞬で恋をするところから始まる。世界が“彼女”で満たされる一方で、社会人になった“僕”は「こんなはずじゃなかった人生」に打ちのめされ……。大都会・東京に生きる若者が突然出会った人生最大の恋と、何者にもなれないまま大人になっていくことへの葛藤を描き、現代でしか表現できない「エモさ」に共感者が続出した。主人公の“僕”役を務めるのは、ダンスロックバンド・DISH//のリーダーで『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し『東京リベンジャーズ』、『とんび』など数々の公開予定作品でも主演を務める北村匠海。近くて遠い2010年代のリアリティ溢れる青春劇の映像化に挑戦するのは、23歳新進気鋭の松本花奈監督だ。映画、TV、MV、広告、写真と幅広いジャンルで活動をしており、今年公開された映画、実写版『ホリミヤ』でも監督を務めた若手の旗手がメガホンをとる。脚本は『デイアンドナイト』、Netflixオリジナルドラマ『全裸監督2』などで知られ、『愛はどこにも消えない』(「21世紀の女の子内)一篇)」、『過ぎて行け、延滞10代』でも松本花奈監督とタッグを組んだ脚本家・小寺和久が担当した。作中では「フジロック」や「RADWIMPS」、「ヴィレッジヴァンガード」などの固有名詞が散りばめられ、人生でもかけがえのない「若者だった時間」を描く作品となる見込みだ。主演:北村匠海・コメント『明け方の若者たち』で主演を務めさせて頂ける事になりました。松本監督とは10年前、共演者として学園ドラマで出会い、そして今お互いの道を進んでやっと再会できました。映画に登場する、街や音楽が偶然にも僕の「本物の青春」と重なっていて、もう2度と帰ってこない人生のマジックアワーをまた味わえたような、切なくてじんわりあったかくて、笑ってるのか泣いてるのかよくわからないあの頃を、皆さんも思い出せるかもしれません。お楽しみに。監督:松本花奈・コメントカツセさんの紡ぐ言葉の、笑顔でいるけれど本当は少し寂しかったりとか、夢を追いかけることをやめたけれど本当はどこかで希望を捨てきれていなかったりとか、決して単純ではない、濁りのある感情の描写がとても好きです。そんな繊細でリアルなこの物語を、北村さんと共につくれることが楽しみです。1カット1カットを大切に、撮影していきたいと思います。原作:カツセマサヒコ・コメント初めて書いた小説が、発売して一年も経たないうちに映画化発表されて、しかも、その主演が北村匠海さん?どこからがドッキリですか。まだ実感が沸かず、フワフワとした気持ちでいます。小説を子供とするならば、映画は可愛い甥っ子といったところでしょうか。松本監督と素晴らしいキャスト・スタッフ陣に全て委ねて、温かく見守ろうと思っています。本当に楽しみです!『明け方の若者たち』2022年公開
2021年02月22日現在放送中の“冬ドラマ”に関して、シネマカフェでは「好きな冬ドラマ&キャラクターは?」と題して読者アンケートを実施。2月3日~2月12日までのアンケート期間中に1000人から回答を得ました。今期ドラマは菜々緒さん演じる編集長・宝来麗子や、藤原竜也さん演じるスクールポリス・嶋田隆平、北村匠海さんが好演するぱっつんスタイルの看護師・蒼山太陽など印象的なキャラクターも多いのが特徴的です。「好きな冬ドラマ」に続き、今回は「好きなキャラクター」のランキング結果を読者のコメントと共に発表。上位は、「好きな冬ドラマ」ランキングでも1~3位に入ったあの作品の登場人物がランクイン!第1位:日高陽斗<彩子>(高橋一生)「天国と地獄」今回キャラクター人気1位となったのは、入れ替わりエンターテインメントドラマ「天国と地獄 ~サイコな2人~」より、日高陽斗<彩子>。高橋さんが演じているのは、表向きはやり手経営者だが、実はサイコパスな殺人鬼・日高陽斗。しかし、歩道橋から転落したことで刑事・望月彩子と入れ替わってしまうことに。第1話終盤の目覚めるシーンの演技に引き込まれた視聴者も多いはず。そんな日高というキャラクターに読者からは「入れ替わる前後で全く違う表情、仕草、声が凄すぎる」、「魂が入れ替わる前の日高の圧倒的なカリスマ性&底知れない恐ろしさと、中身が綾子に入れ替わった子犬の様な日高(中身は綾子)。とても同じ俳優が演じているとは思えない振り幅で見ている者を釘付けにしています」と、役者の演技について触れるコメントや、「魂が望月彩子になった日高陽斗は可愛くてたまりません」、「かわいい。入れ替わってからの混乱ぶりや中身日高に翻弄される姿が不憫でかわいい」と“かわいい”の意見が多く寄せられた。第2位:宝来潤之介(玉森裕太)「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」キュンキュンする人続出中のドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」から、“子犬系男子”潤之介が2位に。玉森さん扮する潤之介は、主人公が運命的な出会いを果たす、超天然でマイペースな御曹司でカメラマン。ドラマ内では、主人公の妄想シーンで実際に“子犬姿”で登場するのもひとつの見どころ。「子犬系男子、最高です!天然だけど頼れるし、奈美ちゃんの前では可愛い。最高です」、「毎回必ず素敵な響く言葉があるから」、「天然系子犬男子にキュンキュンです。 潤之介のすべてにキュンキュン」、「とても可愛くて優しくて、仔犬系男子に癒されてます」と、“癒やし”や“キュンキュン”といったワードが目立った。第3位:剣崎(建石)澪(広瀬アリス)「知ってるワイフ」韓国ドラマを原作とした「知ってるワイフ」から、ヒロインがランクイン。主人公の妻で2児の母親でもある澪は、ほぼワンオペ育児にストレスマックス。子どもを寝かしつけた後、「なんでこんな風になっちゃったんだろう」とため息をつく毎日を過ごす。しかし、主人公のタイムスリップ後は、独身のキャリアウーマンとなり、主人公の親友から積極的にアプローチされるという、異なる人生を送る。夫婦やカップルで一緒に観ている方も多い本作。「澪の言うことは、私の今の気持ちの代弁!と思うことばかり。出産直後で旦那さんとぶつかることも多く、彼の言うことも分かるが私の話も聞いて…という気持ちをよく表現されていると思います」、「主婦の切ない気持ち、子供の小さかった頃思い出します」、「どっちの世界でも健気で人の為に生きてるから。本当は弱いのに強く振舞っててすごい」などと、共感の声が多い。第4位望月彩子<日高>(綾瀬はるか)「天国と地獄」第1位の日高と入れ替わる警視庁捜査第一課の刑事。努力家で正義感が強く、気も強い。それに加えて上昇志向も強いが慌てん坊で、上司や周囲からは煙たがられている。第1話以降は、魂はサイコパスな殺人鬼ということで、「時々ゾクッとするような猟奇的な表情をする」、「冷酷で何を考えているか分からないのに、どこか哀しみを感じる」といった意見が。第5位鈴木奈未(上白石萌音)「ボス恋」「ボス恋」の主人公。イマドキの安定志向の持ち主で、編集長の雑用係で振り回され、私生活では子犬系男子・潤之介に振り回され、恋と仕事に懸命に立ち向かい成長していく。まさかのファッション雑誌編集部に配属され、仕事に恋に一生懸命な姿に「社会人になりたての若い頃を思い出させるような、仕事に恋に邁進する姿に共感する」、「見ていて頑張れ!頑張れ!って思ってしまう」と共感し、応援したくなるキャラクターとして多くの票が集まった。6位~10位は以下の通り。第6位剣崎元春(大倉忠義)「知ってるワイフ」「あおい銀行」世田谷支店の融資課主任で本作の主人公。結婚5年目、妻の罵声におびえながら暮らす日々を送る。しかし、大学時代にタイムスリップしたことで、選択を変え、大学の後輩で西急グループ会長令嬢と結婚。豪邸で暮らし、高級車で通勤する毎日を送ることに。「ダメダメだけど何故か憎めない」「悪い事と分かっていながら、人間は揺れ動く感情の中で生きているなぁと。実際、こんな優柔不断になることも分かる。共感出来る」第7位観山寿一(長瀬智也)「俺の家の話」観山流宗家の長男として生まれるが、17歳で家出、大手プロレス団体の門を叩き、人気レスラーとして活躍。父の危篤の知らせをきっかけに、力と人気に限界を感じていた寿一はプロレスラーを引退し、実家に戻り、父の後を継ぐことを決意する。「バカ正直な熱い男寿一。 誰よりも優しくて正直者で頑張ってる。 私も両親が介護が必要になったらこう頑張れるのだろうかと考えさせられます」「不器用だけどまっすぐで男らしいでもちょっと切なさがありながらも介護と家業を両立させていこうと頑張っている姿はグッとくるものがあります」第8位嶋田隆平(藤原竜也)「青のSP」本作の主人公。警視庁捜査一課の敏腕刑事だったが、学校内警察(スクールポリス)に自ら志願し、この制度が試験導入されるとある中学校に配属される。常に冷静で毒舌な嶋田は、そんな校内にはびこる悪を痛快に成敗していく。「過去に色々ありつつ、現在は冷徹な感じがミステリアスでたまらない」「厳しいながらも優しさを持ち合わせてるから」第9位万木(桑原)朝顔(上野樹里)「監察医 朝顔」本作の主人公で法医学者。懸命に真摯に遺体に向き合っていく中で見いだされる真実により、時に犯罪を看破し、時に遺族の悲しみを癒やし、遺体が最後に伝えたかった思いを明らかにしていく。また震災で母を失い、遺体すら見つからないという悲しみを抱えている。「プライベートも仕事もすべてのことに一生懸命で憧れます。 私は余裕がないとイライラが出てしまうけど、朝顔さんは情緒も安定していて見習いたいと思う。 夫婦のお互いに尊敬、尊重しているところも素敵です」「仕事に対しての真摯な姿勢、子供に対しての愛情が尊敬できて憧れています」第10位蒼山太陽(北村匠海)「にじいろカルテ」前髪はぱっつんの虹ノ村の看護師。村のいじられキャラで、真面目で仕事ぶりは超絶優秀だが、すぐキレる。また家事全般は得意で、かわいいイラストも書けちゃう。「絶妙な受け答えが最高です!」「真面目、正しい、可愛い、暖かい」番外編最後に少し番外編を。10位までのランキングには入らなかったものの、「監察医 朝顔」に登場する桑原つぐみ(加藤柚凪)にも多数票が集まり、多くの視聴者を虜にしている様子。つぐみは、朝顔と桑原の娘。読者からは「小さいのにとても自然でかわいくて、表情がとても豊か。朝顔とも本当の親子のようでほのぼのとする」、「かわいい。キュンとする」、「もう可愛くて可愛くて毎週癒やされてます~」といった“かわいい”の声がたくさん集まった。シネマカフェ読者アンケート<2021年冬ドラマの好きなキャラクターTOP10>1位日高陽斗<彩子>(高橋一生)2位宝来潤之介(玉森裕太)3位剣崎(建石)澪(広瀬アリス)4位望月彩子<日高>(綾瀬はるか)5位鈴木奈未(上白石萌音)6位剣崎元春(大倉忠義)7位観山寿一(長瀬智也)8位嶋田隆平(藤原竜也)9位万木(桑原)朝顔(上野樹里)10位蒼山太陽(北村匠海)※2月3日時点で、初回放送がすでに始まった作品を対象としてラインナップしています。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(cinemacafe.net)
2021年02月19日高畑充希が主演を務め、岡田惠和が脚本を手がける「にじいろカルテ」5話が2月18日放送。井浦新演じる朔の“告白”と北村匠海演じる太陽が村内放送で流した“自作曲”に多くの反響が巻き起こっている。難病を抱え東京の大病院から山奥の小さな村の診療所やってきた内科医の主人公が、ヘンテコな外科医&看護師と一つ屋根の下でシェアハウスすることになる3人の笑って泣けるチーム医療ドラマとなる本作。難病の多発性筋炎・皮膚筋炎を発症し、救命救急の現場から山奥の小さな村“虹ノ村”の診療所で働くことなった紅野真空に高畑さん。虹ノ村の診療所で真空が一緒に暮らすことになる、ツナギにサングラス、自由奔放で天真爛漫なキャラだが、過去に妻を亡くしている外科医・浅黄朔に井浦さん。同じく真空が一緒に暮らすぱっつん前髪、優等生&いじられキャラ的存在の看護師・蒼山太陽に北村さん。また物語の舞台となる虹ノ村の村人役で眞島秀和、安達祐実、水野美紀、西田尚美、光石研、池田良、水野久美、泉谷しげる、モト冬樹、半海一晃らも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は虹ノ村に人気バラエティ番組の取材がやってくるが、テレビクルーのカメラマンが足から血を流していることに太陽が気づき治療する。一方、朔に辛い過去があることを察しつつ、本人が言うまでなにも聞かないと決めた真空と太陽だが、「仲間だから気を遣わせるのは嫌」と朔は妻の死をめぐる過去について告白を始める…というのが今回のストーリー。爆破事件の現場で犯人の手当てをしている間に、妻・沙織(佐々木希)が亡くなる…辛い過去をわかりやすい物語にされるのが嫌だったと話し、自分はもちろん沙織に哀れみの視線を向けられることから離れたくて村に来たと明かす朔に「話さなかった理由は聞いた人に簡単な物語にされたくなかったから…すごく共感する」「朔先生が本当に良い存在。嬉しそうに楽しそうに奥さんの話をしてるの、素敵」といった反応が。そんな朔の話に涙した太陽は村人たちとの飲み会で悪酔いし、自らを「優秀な普通。個性がない」と言い出し、周囲に人々と違い「俺だけ何もないじゃん!」と叫ぶ…そんな太陽に雪乃(安達さん)、嵐(水野さん)、氷月(西田さん)が村の放送局「にじいろ放送局」のDJを依頼、そして迎えた放送当日、太陽は自作のデスメタルを村内に流す…。このラストに「デスボイスから始まった時はビックリしたけど基本歌が上手いから何でも歌いこなせるのが凄い」「毎回可愛いパジャマ姿でマイナスイオン出しまくりだったのに、いきなりデスメタル歌わせるとは…最高です」などSNSは大盛り上がり。アーティストとしても人気の北村さんだけに「次のシングルはデスメタルですかね…」といった声も投稿されている。(笠緒)
2021年02月18日ロックバンド・DISH//の4thアルバム『X(クロス)』(24日発売)のクロスフェードムービーがきょう17日22時に、DISH// official YouTube channelでプレミア公開される。同アルバムはこれまでに、あいみょん作詞・作曲で2020年に大ヒットし、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」では同チャンネル初の1億再生を突破した「猫 ~THE FIRST TAKE ver.~」や、はっとり(マカロニえんぴつ)作詞・作曲の「僕らが強く。」など、バラードや熱いバンドロックサウンド、シティポップまでバリエーション豊かな楽曲を収録。著名なアーティストとコラボレーションし、メンバーがディレクションを行って作り上げたJQ(Nulbarich)提供の「QQ」、長屋晴子(緑黄色社会)提供の「ニューノーマル」、くじら提供の「君の家しか知らない街で」、GLIM SPANKY提供の「未完成なドラマ」では、各アーティストの個性とDISH//の個性が融合を果たしている。また、メンバーが作詞・作曲・ベーシックアレンジを手掛けた「ルーザー」は、本日より先行配信を開始。グループ存続の危機や挫折、惨敗を感じながらも戦い続けてきたDISH//の思いが詰め込まれた1曲だ。そのほかメンバーの自作曲は「rock‘n’roller」、先日ミュージックビデオを公開した北村匠海作詞・作曲の「あたりまえ」の合計3曲で、いずれもDISH//の進化を感じられる楽曲に仕上がった。
2021年02月17日北村匠海、小松菜奈、吉沢亮が3人きょうだい役で共演した、直木賞作家・西加奈子の60万部超えベストセラーの映画化『さくら』。そのブルーレイ&DVDが5月12日 (水)にリリース決定。この3人のコメント付き予告編が公開された。2020年ブレイク俳優1位に選ばれ、マルチに活躍する北村さん、常にタイプの違う役柄を演じわけ観客を魅了する小松さん、 話題作に次々と出演し、2021年大河ドラマ「青天を衝け」の主演を務める吉沢さんと、人気・実力ともに兼ね備え、いま最も旬な俳優陣がきょうだいを熱演。“母”を寺島しのぶ、“父”を永瀬正敏が演じ、主題歌は椎名林檎率いる「東京事変」が担当した。物語は、サクラと名付けられた1匹の犬と5人家族が織りなす“ありふれた家族の、きれいごとじゃない物語”。それぞれのキャラクターが、幸せ・怒り・悲しみなど、様々な感情で観客の心を揺さぶり、「笑いながら泣きながら生きていきたいと思った」「人間臭くでも真っすぐに生きようとする姿が美しかった」「人に好きと言える 時に、言わないと!」「心の中でずっと大切にしようと思う作品だった」など、 絶賛の声が上がっていた。豪華版には、撮影の舞台裏やキャストの現場インタビューをとらえたメイキング映像など、この“家族”が誕生するまでの貴重な映像を収録。 そして、「さくら咲け!完成記念トークイベント」「公開記念舞台挨拶」の様子も詰め込まれている。『さくら』は5月12日(水)よりBD&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さくら 2020年11月13日より全国にて公開©西加奈子/小学館 ©2020 「さくら」製作委員会
2021年02月13日難病を抱え山奥の村の診療所にやってきた医師を高畑充希が演じ、井浦新、北村匠海らが共演する「にじいろカルテ」の4話が2月11日オンエア。朔の“過去”にこれまでの井浦さん出演作を連想する視聴者が続出している。救命救急の現場で働いていたが難病の多発性筋炎・皮膚筋炎を発症。山奥の小さな村“虹ノ村”の診療所で働くことなる紅野真空役を高畑さんが主演する本作。真空が虹ノ村の診療所で一緒に過ごすツナギにサングラス、自由奔放で天真爛漫な性格の外科医・浅黄朔に井浦さん。同じくぱっつん前髪、優等生すぎていじられキャラ的な存在の看護師・蒼山太陽に北村さん。3人が暮らす虹ノ村の村人たちとして、村唯一の商店兼食堂「にじいろ商店」の店主・橙田晴信に眞島秀和、晴信の妻で認知症を患い、定期的に記憶を失う雪乃に安達祐実、雪乃の親友で村役場で働く緑川嵐に水野美紀、同じく雪乃の親友の霧ケ谷氷月に西田尚美。真空を虹ノ村に連れてきた村役場の職員で氷月の夫・桂に光石研。村に配達物を運んでくる通称“まじょたく君”雨尾結城に池田良。花に囲まれた家で一人暮らしをする桃井佐和子に水野久美。また“じじーず”と呼ばれる3人組を泉谷しげる、モト冬樹、半海一晃らが演じる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。太陽も参加した青年団の活動で、ブヨに刺される人が続出。太陽も刺されたのだが「自分は大丈夫」と言った手前、周りに話すことができずデリケートゾーンにかゆみを抱えたまま平静を装っていた。そんななか隣の村のキャンプ場で土砂崩れが発生、多くのけが人が出ている中で治療の優先順位を決めるトリアージをしてほしいとの要請が入る。急いで現場に向かうことになった真空、太陽、朔。その様子を見た霧ケ谷は朔に「大丈夫…?」と声をかける。笑顔で応える朔だが心配そうな霧ケ谷の様子に、真空は何か知っているようだと悟る。緊張感ただようなか土砂崩れの現場に入った3人。混乱のなかある患者の「大丈夫です」という言葉に、思わず朔は「それはあなたが決めることじゃない!」と激昂する…というのが今回のストーリー。実は彼の妻・沙織(佐々木希)は爆破事故に巻き込まれ亡くなっており、現場でトリアージしていた朔は沙織の「大丈夫」という言葉を信じて、彼女を失っていた…。朔の過去に「にじいろカルテの朔先生とアンナチュラルの中堂先生が重なってつらい」「アンナチュラルも、ニッポンノワールも、にじいろカルテも、井浦新が恋人と幸せになる世界無いわけ?」などの声が。「アンナチュラル」で演じた中堂は恋人・夕希子を失い、「ニッポンノワール」でも元婚約者を失い…と出演作が、いずれも愛する人を失った過去を持つ役どころだっただけに、過去の出演作の役柄を連想してしまう視聴者が続出。その後虹ノ村に帰る途中の車内で、患者に激昂したことについてその理由をあえて触れない真空と太陽に「いい奴だな。聞かないんだな、何があったんですかって」と感謝の言葉を伝える朔。すると真空は「言いたかったら、こっちが聞かなくても言う性格だろうし」と答え、自分の心の中のことは「大丈夫かどうか、本人にしか決められない」と続ける。その言葉に無言でうなづく太陽…。朔を思いやる真空と太陽の様子に「朔先生、すてきな仲間に出会えて、本当によかった!」といった反応や、「最後3人が仲良さそうにしてるのだけで「うわーーんいいドラマだーーー」って泣けた」「高畑充希と北村匠海と井浦新が演じてる3人の役の絡みも最高」と真空、朔、太陽の関係性にも多くのコメントが寄せられている。(笠緒)
2021年02月12日佐野勇斗や古川毅、板垣瑞生、森崎ウィン、北村匠海らが出演する「FAKE MOTION 2021 SS LIVE SHOW」が3月25日(木)から26日(金)、東京ガーデンシアターで開催される。『恵比寿学園男子部(EBiDAN)』×マルチクリエイター『まふまふ』×漫画家『おげれつたなか』の超豪華布陣で2020年に始動した総合エンタテインメントプロジェクト『FAKE MOTION』。ドラマ『FAKE MOTION -卓球の王将-』は日本テレビにて2020年4月期深夜に放送、オンエア中は毎週「#FAKEMOTION」「#卓球の王将」がSNSのトレンドにあがるなど、卓球を通して高校生の“友情”や“悩み”“葛藤”を描き、その熱い展開が話題をさらった。コロナ禍でもそのプロジェクトは精力的に展開し、オンラインで応援上映ファンミーティングやオンライン舞台(朗読劇)を開催、さらに2020年9月には「東京ガールズコレクション」にてアパレルブランド「FAKE MOTION」を発表している。1月20日からは、シーズン2となるドラマ『FAKE MOTION -たったひとつの願い-』が毎週水曜深夜24:59~日本テレビほかにて放送中。若手最注目俳優・板垣瑞生を主演に迎え、エモ度100%の成長&青春ストーリーを展開している。そんなビジュアルと演技力を兼ね備えた期待の若手俳優の“登竜門”としての地位を築いた「FAKE MOTION」プロジェクトのイベントが「FAKE MOTION 2021 SS LIVE SHOW」だ。シーズン1ドラマ「FAKE MOTION -卓球の王将-」、シーズン2ドラマ「FAKE MOTION -たったひとつの願い-」に出演する超特急、DISH//、M!LK、SUPER★DRAGON、さくらしめじ、ONE N’ ONLY、原因は自分にある。、森崎ウィン、板垣瑞生、宮世琉弥など総勢29名が大集結する。イベントではライブと芝居のパートを予定しており、ライブパートではドラマで流れている主題歌や各高校のテーマソングをメンバーがパフォーマンス。まふまふプロデュースの主題歌『FAKE MOTION』を佐野勇斗、古川毅、北村匠海、森崎ウィン、板垣瑞生、松尾太陽が、薩川大学付属渋谷高校のテーマソング『Beat of ENERGY』を草川拓弥、小笠原海、村田祐基、船津稜雅、松尾太陽の超特急のメンバー、そして現在放送中のドラマで流れるエビ高連合軍のテーマソング『覚醒』(布袋寅泰プロデュース・作曲)を板垣瑞生、佐野勇斗、古川毅、田中洸希、吉澤要人が披露するなど、イベントに出演する29名全員が名曲の数々を熱く演じる予定だ。また芝居パートでも、超貴重な「生」の芝居を体験できる。こちらも29名全員が登場して繰り広げる、ステージ上でドラマさながらの熱くて泣ける新しい卓球青春ストーリー。ライブならではの、その日、その瞬間、その場でしか見られない「生」の緊張感を楽しみにしてほしい。本日より「FAKE MOTION」公式FCにてチケット先行受付がスタート。さらに今回のイベントは、HuluストアとBARONにて同時配信も決定(詳細は後日発表)。メンバーと一緒に、リアルで&オンラインで「FAKE MOTION」のエンタテインメントを楽しもう。薩川大学付属渋谷高校・小松武明役:船津稜雅(超特急リーダー)コメント「まさかドラマ作品がイベントに発展するとは…!きっとそれぞれキャラクターに化けて色の違うパフォーマンスになるのではないかと!個人的にお芝居を生で披露するのも好きなので楽しみです!(^o^)総勢29人の男子達が一堂に会して、君の方へ曲がる!」■イベント情報「FAKE MOTION 2021 SS LIVE SHOW」3月25日(木)開場17:00 開演18:003月26日(金)開場11:30 開演12:30 / 開場17:00 開演18:00会場:東京ガーデンシアター出演(予定):【恵比寿長門学園】佐野勇斗 古川毅 橘柊生 田中洸希 吉澤要人 田中雅功 髙田彪我 北村匠海【薩川大学付属渋谷高校】草川拓弥 小笠原海 村田祐基 船津稜雅 松尾太陽【八王子南工業高校】森崎ウィン 板垣瑞生 矢部昌暉 泉大智 ジャン海渡【浅草雷門高校】池田彪馬【天下布武学園】草川直弥 宮世琉弥 大倉空人【謙信ソルト電子工学院】関哲汰 山下永玖 上村謙信 高尾颯斗 沢村玲【信玄明王高校】志村玲於 杢代和人チケット代:全席指定 8,800円(税込)※未就学児入場不可チケット販売:FAKE MOTION FC受付 受付期間:2月11日(木)12:00~2月15日(月) 23:59入金期間:2月19日(金)13:00~2月21日(日) 23:00
2021年02月11日佐々木希が、2月11日(木)今夜放送のドラマ「にじいろカルテ」第4話にゲスト出演することが分かった。本作は、虹ノ村でシェアハウスをしている紅野真空(高畑充希)、浅黄朔(井浦新)、蒼山太陽(北村匠海)が個性豊かな村人たちと触れ、成長していく、スーパードクターじゃない彼らの笑って泣ける物語。佐々木さんが演じるのは、ツナギでグラサン姿のヘンテコ外科医、朔の妻の浅黄沙織。「田舎で畑をやりたかった」「俺は本業は農家で、外科医は副業だ」とそのバックグラウンドはベールに包まれている朔。しかし第4話で、隣村のキャンプ場で発生した土砂崩れの現場からトリアージの要請が入り、ふと顔が曇る。察する真空たちだが、ちゃんと向き合えぬまま、現場に急行する――。朔の脳裏に思い浮かんだのは、いまは亡き妻・沙織の存在。都会で救命救急センターの外科医として働いていた頃の“秘められた過去”が明らかになる。「まず最初に台本を読ませていただいた時は、涙が止まりませんでした」と第4話の感想を明かした佐々木さんは、「朔との温かな時間にとても癒やされました。それと同時に、結末を知っているからこそ、胸が締め付けられる思いも多々ありました」とコメント。「農作業は好きですし、自然の中での撮影は空気も綺麗でとても気持ち良かったです」と撮影をふり返り、「深川栄洋監督は丁寧に細かく説明してくださるので、心の深い部分の新たな感情に出合わせていただいたように思います。おかげ様で演じることの楽しさを改めて感じさせていただき、感謝しています」と明かしている。「にじいろカルテ」は毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送中。(cinemacafe.net)
2021年02月11日DISH//の北村匠海がYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で「猫」を歌った動画が、同チャンネル初の1億再生を突破した。この快挙に、北村本人からのコメントが到着した。アーティストの一発撮りパフォーマンスを切り取った動画で人気を集める「THE FIRST TAKE」は、現在チャンネル登録者353万人を超え、世界220カ国から視聴されている。本動画「DISH//(北村匠海) - 猫/THE FIRST TAKE」は、昨年3月20日に公開。2017年に発売したDISH//のシングル「僕たちがやりました」のカップリング曲でシンガーソングライター・あいみょん作詞作曲の同曲を、DISH//のメンバーがアコースティックバージョンとしてリアレンジし、ボーカルの北村がソロで披露した。公開後、「猫」のオリジナル楽曲がストリーミングチャートでも急上昇を果たし、2020年を代表するヒット曲に。THE FIRST TAKE ver.として初の音源化もされ、累計ストリーミング再生数は「猫」と「猫~THE FIRST TAKE ver.~」の合算で2億回を突破している。今回の快挙に北村は、「凄すぎる。ゼロ何個かわかりません。昨年3月に公開されたときはこんなことになるとは思ってもいなかったですし、世の中が大変な中で生み出したこの作品が、1億回も見ていただけた事に本当にありがたい気持ちでいっぱいです」と述べ、「バンドとしても『猫~THE FIRST TAKE ver.~』という楽曲で昨年、色々な景色を見せていただきました。THE FIRST TAKEスタッフの皆様、見ていただいた方々、この楽曲を書いてくれたあいみょんにも感謝したい気持ちでいっぱいです」と感謝をあらわに。そして「これからもDISH//は4人でよりたくさんの人に音楽でたくさんの感情を与えていけるバンドになっていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」と呼びかけた。
2021年02月08日プライベートでサウナ愛好家の道を歩む俳優・磯村勇斗による究極のサウナ番組「サウナーーーズ」の第2弾が配信決定。3月から開始となる本番組には、同じく俳優の北村匠海が参加し、番組を通してサウナー(=サウナ愛好家)を増やすミッションに挑む。ドラマ「サ道」にも出演し、プライベートでもサウナーの道を歩む磯村さんが第1弾に引き続き出演し、磯村さんのサウナ仲間であり、第1弾ではナレーションとして活躍した北村さんと、2人でサウナの新体験を探求する本番組。今回は、磯村さんはヴィヒタ(白樺などの枝葉の束)を使って体をたたき、マッサージや血流促進、殺菌の効果が期待できるウィスキングを習得し、北村さんへ施術。そして、サウナの中でも特に薪サウナが好きだという北村さんは、キャンプでも得意技の薪をつかったサウナをゼロから仕込んで、理想のサウナを用意する。第2弾の始動に磯村さんは「再びシーズン2として戻って来ることができ嬉しいです。これも皆さんの応援のお陰です。ありがとうございます」と感謝を述べ、「今回は、もう一度サウナのあり方を考え、北村匠海と一緒にオリジナルのテントサウナを設営し、自分自身もサウナスキルを磨く為、ウィスキングにも挑戦しました。果たして匠海は喜んでくれるのか。サウナとの距離が遠くなった今日、サウナの必要性を改めて感じた『サウナーーーズ2』。一緒に笑って楽しんで観て頂けたらと思います」と呼びかける。ナレーションから今回は出演者として参加する北村さんは「サウナーズのナレーションを担当していた頃からなぜあの場に自分がいないのかウズウズしておりました。もう4年の付き合いになる磯村くんとただひたすらにととのいます。たった2人の宇宙旅行」とコメントしている。「サウナーーーズ2 磯村勇斗×北村匠海」は3月7日(日)11時スタート。「第1回サウナを愛する男たち サウナの日スペシャル」はWOWOWプライム&WOWOWオンデマンドにて放送&配信、第2回以降はWOWOWオンデマンドにて配信。(cinemacafe.net)
2021年02月08日TVアニメ「クレヨンしんちゃん」の2月13日(土)放送回にて、高畑充希主演ドラマ「にじいろカルテ」とコラボした特別エピソードが登場することが分かった。山奥深くにぽつんと佇む診療所にやってきた内科医・紅野真空(高畑充希)が、外科医・浅黄朔(井浦新)と看護師・蒼山太陽(北村匠海)とシェアハウスしながら、時に泣き、喧嘩しながら、熱く命と向き合っていくチーム医療成長譚「にじいろカルテ」。今回のコラボアニメのタイトルは「にじいろカルテだゾ」。ある“深刻な悩み!?”を抱えるひろしが、しんのすけと一緒に真空の診療所を訪問。ほのぼのとした笑いに包まれたやりとりが繰り広げられる。主演を務めた『ひるね姫~知らないワタシの物語~』以来のアニメ作品出演となった高畑さん。監督との打ち合わせでは、テンポの速い会話劇のため、通常より声を張ってテンション高く演技するという役作りがリクエストされる中、アフレコがスタート。何度か練習を重ね、セリフの速さや間の取り方、声の強弱をスタッフと確認しつつ、あっという間に役をつかみ、予定よりかなり短い時間でアフレコ終了。スタッフも感嘆の声をあげたという。「まさか『クレヨンしんちゃん』に出られる日がくるなんて想像もしていなかったですし、物心つく前から観ていた作品なので、感無量でした(笑)」と出演への心境を明かした高畑さんは、「真空がアニメになっていることが不思議でした。でも、診療所の外観や室内が見事に再現されていたので感激しましたし、しんちゃんとはドラマであったシーンをオマージュしたやりとりがあったので、そこでもまた感激していました」と感想を語る。また、ドラマ版で真空を支える蒼山太陽と浅黄朔も登場する本作。「お二人とも本当にアフレコに来たがっていて(笑)。アニメで朔先生と太陽くんがどんな風に描かれているのか気にしていたので、『こんな感じです』とお見せしたら喜んでいましたが、『余計セリフを言いたくなった』と拗ねていました」とコメント。見どころについては「ドラマとアニメは世界観が本当に同じですし、朔先生や太陽くんの立ち位置まで一緒なんです。そこにしんちゃんとひろしさんがいるなんて、想像するだけで楽しいと思います。ぜひドラマもアニメも両方ご覧になって、それぞれの『にじいろカルテ』を楽しんでいただきたいです」とメッセージを寄せた。「クレヨンしんちゃん」は毎週土曜日16時30分~テレビ朝日にて放送中。「にじいろカルテ」は毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送中。(cinemacafe.net)
2021年02月06日松岡茉優主演で2020年9~10月に放送されたTBS系ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」のBlu-ray&DVD-BOXの発売に先駆け、特典映像からインタビューやメイキングなどの一部を含むスペシャルPVが公開された。本作は、1円まで清く正しく美しく。モノや恋に一途で、全て計算通りの“清貧女子”九鬼玲子を松岡さんが演じ、お金を使うことになんの迷いもなく、予定は未定な“浪費男子”の猿渡慶太を三浦春馬、玲子の初恋相手・早乙女健を三浦翔平、慶太の同僚で“ドケチ節約男子”板垣純を北村匠海が演じた。今回解禁された約2分の映像には、本編シーンはもちろん、メイキング、豪華キャスト陣のインタビューに、松岡さんと三浦さんの独占2ショットインタビューも。そして、「これからの人生の誇りになる」と語る、クランクアップ時の松岡さんの姿なども収められ、これらの特典映像は170分以上にも及ぶボリュームとなっている。「おカネの切れ目が恋のはじまり」Blu-ray&DVD-BOXは3月5日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)
2021年02月05日森山未來主演、北村匠海、勝地涼らが共演する『アンダードッグ』が第75回毎日映画コンクールで日本映画優秀賞ほか、男優主演賞、撮影賞、録音賞と最多4冠を獲得した。このコロナ禍では今後しばらくは企画・製作されることも難しいであろうボクシング映画だ。ボクシング映画の魅力は、演じる俳優たちの“ボクサーとしての説得力”によってストーリーや試合シーンに没頭できるかどうか、“負けないで!”“必ず勝って!”と応援したくなる共感性がキャラクターにあるかどうかがカギを握る。そこで今回は、観ているうちに思わず身を乗り出してしまうほど、グッと心を掴まれるボクシング映画に迫った。森山未來×北村匠海×勝地涼がリングで拳を交える『アンダードッグ』タイトルの“アンダードッグ”とは、スターダムに駆け上がっていく選手たちが勝数を稼ぐために踏み台にする“かませ犬”のこと。元日本ライト級1位の実力者ながら、いまでは“かませ犬”としてリングに立つ末永晃(森山未來)は、妻子に愛想を尽かされ、夜はデリヘルの運転手をして凌ぐ日々。児童養護施設で晃と出会い、ボクシングに目覚めた若き天才ボクサー・大村龍太(北村匠海)は、過去に起こした事件が期待された将来に暗い影を落とす。また、テレビ番組の企画でボクシングの試合に挑む、二世タレントの芸人ボクサーの宮木瞬(勝地涼)は自分の存在を証明するかのようにボクシングに挑む。この3人の男たちは、「もうやめてしまえ」と言われても“諦められない”のが共通点。人生から見放され、それぞれに闘う理由を持つ3人が、リングの上で交錯する――。とがある本作は、ロングラン中の【前編】【後編】では3人のドラマが中心となり、【全8話】からなるは3人と彼らをとりまく登場人物の群像劇となっている。ここに注目!ダンサーとしても国内外で活躍する森山さんは、持ち前の身体能力に加え、クランクインの1年以上前からトレーニングを開始。プロが行う食事療法も行い、受験資格ぎりぎりの34歳(申込時)でプロテストを受け、見事合格。そのストイックな準備と、惨敗のタイトルマッチ戦から宮木戦、大村戦と順撮りを行ったこともあり、“ボクサー・末永”としてさらに進化した肉体を目の当たりにできる。試合のシーンでは、相手のパンチが実際にボディやガードに直撃しているという。北村さんや勝地さんは体重を10kg減量し、本格トレーニングに挑んだ。劇場版公開初日の舞台挨拶で北村さんは、食事制限のほか「ボクシングで落とそうと思ってシャドーボクシングに励んでました。家に帰ってからもシャドーをしたり、縄跳びしたり走ったり」と語っている。また、勝地さん演じる激しい葛藤を内に抱えた芸人・宮木のセコンド役を務めたのは、実際にプロデビューし、トレーナーのライセンスも持っている「ロバート」の山本博。まだ終わってない!北野武監督が放つ青春映画『キッズ・リターン』高校の同級生マサルとシンジはいつもつるみ、学校をサボっては好き勝手ばかりする毎日。ヤクザに絡まれ、その組長に助けられたことも。そんなある日、以前カツアゲした高校生が助っ人に呼んだボクサーにマサルはあっけなくKO。それをきっかけにマサルはボクシングジムに通い始め、シンジもなりゆきでジムに入門することに。ところが、初めての2人でのスパーリングで、シンジはマサルに鮮やかなカウンターを決め倒してしまう。格下と思っていたシンジに倒されたマサルはふてくされてジムをやめ、ヤクザの世界に足を踏み入れる。一方、そのセンスを認められ、やがてプロデビューしたシンジはボクシングの世界で快進撃を続けていたが…。ここに注目!安藤政信は北野武脚本・監督の本作(1996)でデビュー。何気なしに始めたボクシングにやりがいを見出し、瞬く間に成長していくが、つるむ大人を間違えたことで道を踏み誤っていく18歳のシンジを好演、その年の日本アカデミー賞をはじめ各映画賞の新人賞を総ナメにした。金子賢も主役を務めたのは本作が初、一時期は総合格闘家に転身していたことも。本作のラストで、シンジとマサルが交わす会話は25年の時を経ても語り継がれる名シーン。また、脇を固める俳優陣の中には亡き大杉漣や、若き日のやべきょうすけ(当時は矢部享祐)に宮藤官九郎などの姿も。10年後を舞台にした北野監督原案の『キッズ・リターン 再会の時』(2013)では平岡祐太と三浦貴大がそれぞれシンジとマサルを演じた。伝説のチャンプの名を継ぐマイケル・B・ジョーダン『クリード チャンプを継ぐ男』ロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)とかつて歴史に残る激闘を繰り広げたライバルで、親友でもあった元ヘビー級王者アポロ・クリードの息子アドニス(マイケル・B・ジョーダン)は、生まれる前に死んだ父を知らずに養護施設を転々としてきた。アポロの妻メアリー・アンに引き取られ教育を受けて育つが、ボクシングへの情熱は高まるばかり。ついにはフィラデルフィアのロッキーのもとを訪ね、トレーナーを依頼する。妻エイドリアンや愛する者たちを亡くし、ボクシングから退いていたロッキーだったが、アポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見出し、トレーナーを引き受けることに。“クリード”の名を伏せたアドニスと、かつての英雄ロッキーは試合に臨むが…。ここに注目!「父親と『ロッキー』映画を観て育った」というライアン・クーグラー監督がシルベスター・スタローンに企画を持ちかけて、始動した本作。フィラデルフィア美術館の“ロッキー・ステップ”と呼ばれる階段や“ロッキー像”なども印象的に登場させ、アドニスがYouTubeで父アポロの現役時代を見るシーンもキーポイントに。なお、クーグラー監督、そして主演のマイケル・B・ジョーダンといえば『ブラックパンサー』でもタッグを組んだコンビ。恋人ビアンカ役を好演したテッサ・トンプソンもマーベルヒーローだ。ロッキーとアドニスの師弟を超えた父子のような関係も、“伝説”を継承。“試合で負けても、勝負に勝った”というべきラストマッチは『アンダードッグ』のある一戦にも通じるものがある。『ロッキー4/炎の友情』でアポロを死に追いやった宿敵(ドルフ・ラングレン)が再登場する続編『クリード炎の宿敵』も必見。ジェイク・ジレンホールが再起を賭ける主人公に『サウスポー』養護施設で育ったビリー・ホープ(ジェイク・ジレンホール)は、同じ施設で共に育った妻モーリーン(レイチェル・マクアダムス)との二人三脚でチャンピオンの座に上り詰めた。彼の闘い方は、パンチを浴び続けた“怒り”をエネルギーに変えて一気にやり返す、という非常に危険なスタイル。やがて、そのビリーの気性がモーリーンの死へと繋がってしまう。最愛の妻を失くしたビリーは自暴自棄になり、ライセンスを剥奪され、自宅も失い、裁判所命令によって愛娘レイラとも引き離されることに。再起をかけたビリーは、ストリートキッズたちを含むアマチュアボクサーのトレーナーを務めるティック(フォレスト・ウィテカー)に教えを請い、自らの“怒り”を封印し、過去の自分と向き合うことで再びリングに上がる…。ここに注目!主演のジェイク・ジレンホールが本作の前に撮影していたのは、目元が落ちくぼむほど減量して映像パパラッチを怪演した『ナイトクローラー』。その後、体重を増量させ撮影までの6か月間、1日2回のトレーニングを週7日こなし、無敗チャンピオンとして筋骨隆々の姿に大変身。さらに試合のレフリーや解説者なども、米「HBO」でボクシング中継に関わるスタッフが参加する徹底ぶり。また、母役のレイチェルに似た雰囲気を持つレイラ役のウーナ・ローレンスが、聡明かつ繊細な眼差しで父・ビリーに対する愛憎を表現。「怖かった…」と言いながらも父の試合を見届ける姿に目頭もハートも熱くなる。安藤サクラが身体と連動した精神面の変化も熱演『百円の恋』主人公は実家に引きこもり、自堕落な生活を送る斎藤一子(安藤サクラ)・32歳。ひょんなことから妹の二三子と大ゲンカになり、ヤケクソで家を出て一人暮らしを始め、夜な夜な買い食いしていた百円ショップで時給の高い深夜に働くことに。文句ばかりの本社社員や、セクハラする同僚などに囲まれる日々で、近所のボクシングジムを通りかかるたび、ストイックに練習する一人の中年ボクサー・狩野が気になっていた。ある日、狩野の引退試合を見た一子はボクシングに魅せられ、そのジムで一からボクシングを習い始める。湧き上がる怒りや悔しさを糧に、「百円程度の女」だった自分を変えるために、一子はプロテストにも挑戦するが…。ここに注目!朝ドラ「まんぷく」で明朗なヒロイン・福ちゃんを好演し、『万引き家族』ではカンヌの審査委員長ケイト・ブランシェットを感服させ、映画賞を数多く受賞した安藤さん。彼女のスゴさを改めて実感する本作は、映画冒頭とクライマックスの試合シーンではまるで別人のよう。自分自身の人生に“勝ちたい”と渇望し、身体とともに精神も変わっていく一子を体現するべく短期間での過酷な肉体改造に挑んだ(※なお、劇中には性的暴行のシーンがあるので注意が必要)。そのボクシング指導を務め、ジムの先輩役で出演もしているのが、俳優兼トレーナーの松浦慎一郎。作品に十分なリアリティと説得力をもたらしている。『アンダードッグ』でも主演・森山さんの役作りに大きな影響を与え、北村さん演じる若き天才ボクサー・龍太のセコンド役を演じている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キッズ・リターン 再会の時 2013年10月12日より全国にて公開© 2013『キッズ・リターン 再会の時』製作委員会百円の恋 2014年12月20日より全国にて公開© 2014 東映ビデオクリード 炎の宿敵 2019年1月11日より全国にて公開©2018 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2021年02月03日乃木坂46、DISH//、フワちゃんが、3日から放送されるはるやま商事の新CMに出演することがわかった。山下美月が新センターに就任後、初めてのCM出演となる乃木坂46。「どんなシーンでも編 レディス」で、新曲「僕は僕を好きになる」に合わせてダンスを披露した。入学式やゼミの発表、インターン、アルバイトなど様々な場面でスーツを着用するメンバーが、スーツのシルエットが美しく見える“Sライン”を意識した姿に注目だ。DISH//は「どんなシーンでも編 メンズ」で、TVCMでは初となるクールな演奏シーンからスタートする。そしてスーツを着用した4人が24日発売のアルバム『X』に収録される新曲「ニューノーマル」をバックに登場。思いがこもった北村匠海のナレーションも聞くことができる。フワちゃんはママたちと大学生のスーツについて議論を繰り広げる「はるやま討論会」編に出演。スーツを着用するラストシーンでは「生まれて初めて公の場でスーツを着た!」と語る。撮影の終盤ではスーツのままY字バランスに挑戦し、バラエティ番組で出場しているエアロビクスの大会について「今度はスーツで出場しようかな」と意気込みを見せた。
2021年02月03日「ずっと見る側だった月9に出演させていただけて光栄です」1月31日、こうコメントしたのは俳優の赤楚衛二(26)。彼は今月8日に放送されるドラマ「監察医 朝顔」(フジテレビ系)の第13話に出演することが決まった。各メディアによると同ドラマの金城綾香プロデューサーは「赤楚さんとはいつかお仕事をご一緒したいと思っていました」と“ラブコール”を明かしたという。17年、「仮面ライダービルド」(テレビ朝日系)に出演し一躍脚光を浴びることとなった赤楚。そして昨年、「科捜研の女」(同局)や「映像研には手を出すな!」(TBS系)、「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)といった話題のドラマに出演したのち、10月期の“チェリまほ”こと「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京系)でブレイクを果たした。「昨年11月に発売された写真集『A』は発売前に予約が殺到し、これまで2度も重版しています。また『チェリまほ』効果もあり、Instagramのフォロワー数は現在47万人。国内のみならず、海外にもファンが多数います。さらに『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)への出演も決まっており21年、さらなる活躍が期待されています」(芸能関係者)■町田啓太と北村匠海に刺激を受けたそんな赤楚だが、これまでの俳優生活は決して平坦なものではなかったようだ。「赤楚さんは高校生のころ、モデルの仕事をしました。そのことをご両親が喜んでくれたため、芸能界を目指すように。次第に俳優を志すようになりました。進学したものの、のちに大学を中退。そして、愛知県から上京しました。しかし、芝居の経験が少なかったため当初は悪戦苦闘したといいます。オーディションには何度も落ちたそうで、『芝居が好き』といえるようになったのも最近のことだといいます」(スポーツ紙記者)出演作を重ねるにつれ、いよいよ軌道に乗り始めた赤楚。そうして「チェリまほ」の町田啓太(30)や映画「思い、思われ、ふり、ふられ」の北村匠海(23)といった共演俳優たちから刺激も受けたようだ。「話を聞くのが好きな赤楚さんは、共演者から演技に関する様々なことを吸収しているそうです。町田さんは世界情勢について詳しく、多面的に世界を見ている。それが“演技に活かされているのでは”と赤楚さんは考えたといい、勉強になったそうです。また北村さんの自然体な演技に感銘を受け、“どうすればそう演技できるか”を考えたとも。北村さんは博識でもあり、赤楚さんは年下の彼を尊敬しているそうです」(前出・スポーツ紙記者)■謙虚さと愛されキャラでオファー続々そんな赤楚は18年7月、舞台「民衆の敵」への出演が決まった際、「自分は未熟者で畏れ多い」と「スポーツ報知」の取材でコメント。さらに昨年12月、Webサイト「ぴあ」にアップされたインタビューでは「作品選びなんて役者としておこがましいと思っているので、基本的にはどんな作品も受けさせてくださいという気持ちです」とも語っている。赤楚衛二とは謙虚な俳優のようだ。「彼の魅力はそれだけではありません。いつも穏やかで気配りも上手。そのため『いるだけで現場の雰囲気がよくなる』と評判です。そんな愛されキャラも相まって、オファーが相次いでいるようです」(テレビ局関係者)「朝顔」の出演について、《大好きなドラマ『朝顔』に赤楚くんが出演だなんて、嬉しすぎます!!》《赤楚くん朝顔に出るんだ!いいドラマだし楽しみだなー》《赤楚君出るの?見逃せない》とネットで期待の声が上がっている赤楚。はたして、どんな演技を見せてくれるだろうか?
2021年02月02日北村匠海がボーカルを務めるバンド・DISH//の初となる大型展覧会「DISHX EXHIBITION//」が池袋パルコ&名古屋パルコで開催。会期は、池袋パルコは2021年2月13日(土)から2月28日(日)まで、名古屋パルコは3月6日(土)から3月15日(月)まで。DISH//は、北村匠海(Vo/G)、矢部昌暉(cho/G)、橘柊生(DJ/Key)、泉大智(Dr)の4人によるバンド。あいみょんが作詞作曲を手掛けた「猫 ~THE FIRST TAKE ver.~」は、2020年に日本レコード大賞優秀作品賞を受賞するなど、今最も注目を集める若手アーティストグループだ。今回はそんなDISH//のグループ初となる大型展覧会が開催。会場では最新アルバム『X』の制作に関する資料展示のほか、メンバーによる録り下ろしの歌詞の朗読を聴く事が出来る体験展示などを展開する予定となっている。また、会場内のショップでは展覧会記念商品も販売。入場特典としてオリジナルステッカーも配布されるので、是非会場に足を運んでみて。【詳細】DISHX EXHIBITION//■池袋会場会期:2021年2月13日(土)~2月28日(日)時間:11:00~20:00会場:池袋パルコ 本館7階「パルコ ファクトリー」住所:東京都豊島区南池袋1-28-2入場料:一般500円、小学生以下無料※入場特典としてオリジナルステッカー(全4種)1枚付き。■名古屋会場会期:3月6日(土)~3月15日(月)時間:11:00~20:00会場:名古屋パルコ 西館6階「パルコ ギャラリー」住所:愛知県名古屋市中区栄3-29-1入場料:一般500円、小学生以下無料※入場特典としてオリジナルステッカー(全4種)1枚付き。
2021年01月31日安藤サクラ主演『百円の恋』の監督・武正晴、脚本・足立紳をはじめとしたスタッフが再集結し、森山未來、北村匠海、勝地涼がそれぞれ闘う理由も、バックグラウンドも異なるボクサーを熱演した『アンダードッグ』。「ABEMAプレミアム」にて配信版(全8話)が配信されている本作で、この度、ずば抜けた身体能力と表現力で主人公の崖っぷちのボクサー・末永晃を演じた森山さんと、「週刊少年マガジン」にて1989年から連載され、アニメ化もされた人気ボクシング漫画「はじめの一歩」の原作者・森川ジョージとの貴重な対談が実現。森山未來のふくらはぎが「ガンダムのよう」!?森川:撮影って結構バラバラにやったりとかするじゃないですか。でも、これに限っては森山さんはどんどんボクシングの型もできてて、スウィングスピードも上がってるわけですよ、振っていくのも。そこは順を追ってやっていったんですか。森山:ほぼほぼ順撮りですね。最初のかませ犬的な、点描的なものが序盤にあって、海藤(演:佐藤修)戦のタイトルマッチをやって、宮木(演:勝地さん)戦、大村(演:北村さん)戦というふうになっていたので。単純に映画の中でたくさん発見があったのは、12月にプロテストを受けたんですけど、撮影の開始は1月なんですね。プロテストって基本的にワンツーしか見られないじゃないですか。あとディフェンスとスタミナっていう。だから、基本的にフックとかボディとか、映画の振付としてはちょっとやってたんですけど、12月まではほぼワンツーだけやってた感じだったんです。でも、片や末永晃はそれこそ、ボディもありますけど、左フックが主体だったりだとか、スタンスが全然違うから、撮影をやっていくうちにプロテストのための練習よりも勉強になることがどんどん増えていって。森川:なるほど。森山:だから、本当にやっていくうちに宮木との試合とかでもまた勉強になっていくことも増えていって。という意味では、単純にちょっとずつ上達していたっていうのはあるかもしれないです。森川:本当にうまくなってるって思って。もともと末永は上手い設定だから。日本(ライト級)ランク1位じゃないですか。そういう設定なんですけど、それが勘を取り戻しているように見えるんです。そんなに下半身は映ってないんですけど、最後の試合に臨む前の練習で縄跳びのスキッピングやるところがあって、そこだけ森山さんの脚が映るんですが、それがガンダムみたいな脚じゃないですか!森山:(爆笑)森川:うわ、随分鍛えたなって。なるじゃないですか、ふくらはぎが。うわっと思って。どんどんラストに向けて体ができていって、スウィングスピードが速くなって、ちゃんと試合になっていくような。多分気持ちもできているから試合になっていくんですよ。途中で投げないボクサーになってましたから。うわ、凄いと思って。森山:実際、(プロが行う食事療法)カーボ・ローディングとかもやりましたから。本当に面白かったです。こんなに体って変わるんだっていう。森川:面白いですよ。森山:純粋な驚きがありました。森山未來が考える“プロフェッショナル”とは?森山:単純に、自分の性格とこの仕事の特性みたいなものが僕は運良く合ってるんだろうなとは思ってるんです。ボクシングというもののためだけに人生を捧げられない、と僕は思っていて。それこそ自分の好奇心というか興味のおもむくままにいろいろ流動的に動く、落ち着きがないともいうんですけれど、流動的に動くのが自分の性に合っているので。だから、1年という期間を決めてボクシングをやるとなったら、何か入れ方っていうのは自分なりにあるとは思っていて。だからボクシングっていうものだけを見つめ続ける能力を持っている人は本当に素晴らしいと思うし、僕には全くない、ある種の能力だと思うんです。でも、大きな表現というか、舞台芸術だったり、映像表現だったり、こういう表現の場において自分がどういうアンテナを張り巡らして、ここに行ったら面白いんじゃないかというところで人と出会ったりとか、その自分の好奇心とか、自分で向かう先をパンパン、パンと振っていくっていうその直感、と言ってしまうとちょっと抽象的なんですけど、そのセンスっていうのは大事にしたいなとは思っています。森川:僕は、当たり前のことなんですけど、読者が一番大事。ボクシング漫画を始める前に3つKO負けしてるんですよ。才能ないな、と自分で思い知らされたんで。それから「はじめの一歩」で初めて成功って思えたんですけど、これは本当に読者のおかげですね。少年マガジンってボクシングファンが少ないというのが大前提にあるんですけど、その中で全員楽しませられるものはなんだろう、というのをずっと追いかけてる感じです。「漫画うまいってなんですか」というは読者に楽しんでもらうってなんですか、というのと同じだとおもってるんで、それが永遠のテーマですね。最後には、これだけは聞きたかったという様子で森川さんから、「試合中の撮影のとき、当ててます?」との質問が。「ボディと、ガード越しは当ててます」との森山さんの答えに、「見ててキツそうだな、と思いまして。当ててるの分かりますからね。お客さんにも分かってもらえるといいですね。当たってますよ、っていう」と感心した様子の森川さん。「本当にやってますから。その視点で見てほしいと思います」と続ける。そんな森川さんから「一歩」の描き下ろし色紙がプレゼントされると、「やった!めちゃ嬉しい、ありがとうございます!家宝にします」と、劇中とは別人のような満面の笑みが森山さんからこぼれていた。森川さん流の漫画の描き方と森山さんの撮影の悩みの共通点は!?後編インタビューはABEMAビデオにて公開中。劇場版『アンダードッグ』前後編は全国にて公開中。配信版は「ABEMAプレミアム」にて独占配信中(全8話)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2021年01月31日重松清のベストセラー小説「とんび」が初の映画化。阿部寛×北村匠海の共演で、映画『とんび』として2022年4月8日(金)に全国公開される。親子の絆を描いた名作「とんび」重松清による小説『とんび』は、一組の親子の絆を描いた感動ストーリー。妻を先立たれた後、不器用だけれど深い愛で息子を育てた父と、一歩一歩まっすぐな大人へと成長していく息子の、不滅の絆を描いた小説は、累計60万部を超えるヒットを記録。過去には2度のTVドラマ化も果たした『とんび』だが、今回オリジナルストーリーを加えた新たな物語として待望の映画化を実現する。阿部寛×北村匠海が親子役に物語の核となる“とんびと鷹”親子を演じるのは、本作で初共演となる阿部寛×北村匠海の豪華タッグ。主人公・ヤス/市川安男(阿部寛)親の愛を知らないまま父となりながら、男手ひとつで息子を愛し続ける主人公。破天荒ながら周囲に愛されている。演じるのは、『護られなかった者たちへ』『HOKUSAI』などに出演する阿部寛。息子・アキラ/市川旭(北村匠海)ヤスのもとで真っ直ぐに育つ息子。2021年に『東京リベンジャーズ』『明け方の若者たち』など主演作が立て続けに公開された北村匠海が務める。その他の登場人物&キャスト由美(杏)...出版社に勤める編集者でアキラの婚約者。照雲(安田顕)...ヤスの幼なじみで薬師院の跡取り息子。幸恵(大島優子)...照雲の妻。たえ子(薬師丸ひろ子)...ヤスの姉貴分でアキラを我が子のように可愛いがる、小料理屋「夕なぎ」の女将。美佐子(麻生久美子)...ヤスの妻でアキラの母。海雲(麿赤兒)...薬師院住職で照雲の父。その他、濱田岳、宇梶剛士、田中哲司、豊原功補、嶋田久作、村上 淳、尾美としのり、吉岡睦雄、宇野祥平、木竜麻生が出演する。監督に瀬々敬久監督を務めるのは、『64(ロクヨン)』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『糸』など多くのヒット作を手掛けてきた瀬々敬久。主演に阿部寛を選んだ理由には、「明るさと、優しさ、パワフルな男らしさを兼ね備え、昭和の香りを知っている阿部さんとならば、活気に満ち溢れた作品に出来る」と、厚い信頼を寄せたコメントを残している。主題歌はゆずの新曲「風信子(ヒヤシンス)」主題歌は、ゆずが書き下ろした新曲「風信子(ヒヤシンス)」。“出来ることなら あなたに返したい「ありがとう」” のフレーズが、『とんび』で描かれる親子の絆や家族の愛をより感動的に彩る。映画『とんび』あらすじ昭和37 年、瀬戸内海に面した備後市。運送業者で働くヤスは、今日も元気にオート三輪を暴走させていた。愛妻・美佐子の妊娠に嬉しさを隠せず、姉貴分のたえ子や幼馴染の照雲に茶化される日々。幼い頃に両親と離別したヤスにとって家庭を築けるということはこの上ない幸せだった。遂に息子・アキラが誕生し「とんびが鷹を生んだ」と皆口々に騒ぎ立てた。しかしようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。こうして、父子二人きりの生活が始まる。母の死を理解できないアキラに、自分を責めるヤス。和尚の海雲は、アキラに皆が母親代わりなってやると説き、雪が降っても黙って呑み込む広い海のようにアキラに悲しみを降り積もらすな 「お前は海になれ」と、ヤスに叱咤激 励するのであった。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間達に助けられながら、我が子の幸せだけを願い、不器用にも愛し育て続けた。そんなある日、誰も語ろうとしない母の死の真相を知りたがるアキラに、ヤスは大きな嘘をついた ── 。詳細映画『 とんび 』公開日:2022年4月8日(金)監督:瀬々敬久脚本:港岳彦出演:阿部寛、北村匠海、杏、安田顕、大島優子、濱田岳、宇梶剛士、尾美としのり、吉岡睦雄、宇野祥平、木竜麻生、田中哲司、豊原功補、嶋田久作、村上淳、麿赤兒、麻生久美子、薬師丸ひろ子原作:重松清「とんび」(角川文庫刊)
2021年01月31日安藤サクラ主演『百円の恋』の監督・武正晴、脚本・足立紳をはじめとしたスタッフが再集結し、森山未來、北村匠海、勝地涼がそれぞれ闘う理由も、バックグラウンドも異なるボクサーを熱演した『アンダードッグ』。「ABEMAプレミアム」にて配信版(全8話)が配信されている本作で、この度、ずば抜けた身体能力と表現力で主人公の崖っぷちのボクサー・末永晃を演じた森山さんと、「週刊少年マガジン」にて1989年から連載され、アニメ化もされた人気ボクシング漫画「はじめの一歩」の原作者・森川ジョージとの貴重な対談が実現。開口一番「面白かった」と語る森川さんから観た『アンダードッグ』についてや、実際にプロテストにも挑戦し、“かませ犬=アンダードッグ”のボクサーとして役を生きた森山さんのプロフェッショナルな姿勢などが語られた。「やめられない。未練がある」そういうボクサーは多い森川:本当に僕、褒めるの下手で語彙力なくて申し訳ないんですけど、主人公が心配で心配で…。うまくいかないんだろうなっていうことの連続で。また持ち直してがんばる、がんばるの連続なんですけど。これはうまくいかないんだろうな、と思いながら。でも、本当に面白かった。大人のドラマだなと思って僕は観ました。森山:ボクシング指導の松浦(慎一郎)さんからお話を伺ってはいたんですけど、ああいう(末永晃のような)タイプというか、ああいうふうに生きざるを得なくなってしまったボクサーとの出会いって、いままでありましたか。森川:僕も会長としてジムを経営しているんですけど、僕が知る限り、ああいうボクサーは間違いなくいます。やめられない、まだ未練がある、もう一発やれるんじゃないか、そういうのがあるでしょうね。KO負けしても、またお願いしますって来たりとか。こっちではもうこれで終わりだろうなって思ってるわけです。なのに、まだやりたいですって来るわけです。そういうボクサーは多いと思いますね。森山:末永晃は夜にしかジムに行けないので。午前中とか昼間とかは現役の若い選手もいるから、行くのも憚られて、夜しか行くことができない。でも、夜に行ってもトレーナーも会長もいないから、自分を追い込む相手とか、稽古する相手がいないからどんどん変なクセもついていくし、結局身にならないトレーニングになってしまう。そういうボクサーもいるとは聞いていました。森川:いるんです。森山:そうなんですね。今回『アンダードッグ』っていうタイトルですけど、かませ犬っていう、外から見てかませ犬的に扱われているっていう見方はあると思うんですけど、やってる本人としてはかませ犬だと思ってやっているボクサーは基本的にいないっていう話も聞いたんですけど。森川:それが難しい。どこの会長も恐らく、選手をやめさせるのが一番の仕事なんですよ、もう駄目だよって。映画の中でもありましたけど、それが役割だと思うんですけど。やっぱり事故も起こります、ボクシングですから。あのパンチもらったらお前無理だよっていうのがあるんですけど。選手にとっては職業のひとつじゃないですか。俺の職業、何でお前が決めるんだってことになっちゃうんで。引き際は自分で決めたいんだよ、っていうのはやっぱりすごくある問題で。移籍してもやるっていう人は多いです。森山:それは会長も気持ち汲んじゃいますもんね。森川:そうですね。僕も劇中では、会長の気持ちになって「やめよう、やめろよ」って思ってました。森山:そうですよねえ。人間ドラマをきっちり描かないと「試合で応援してもらえない」森川:『アンダードッグ』を見る限り、僕が一番気をつけていることをやっているなっていうのはありました。「少年マガジン」の読者には、ボクシングファンは多分1割もいないんですよ。だからボクシングを描いても受けないんです。それでどうやるかっていうと、主人公を好きになってもらう、主人公の環境を好きになってもらう、主人公の周り人たちを好きになってもらう。人間ドラマですよね。まずはそこを描かないと、試合が始まっても応援してくれないんですよね。ですから『アンダードッグ』も、試合に行くまでをじっくり描いているじゃないですか。そうそう、そういう描き方しないと、きっと試合では応援してもらえないよなと思って観ていて。それで試合で応援している自分がいるので、「ああ、勉強になったな」って思いながら僕は観ました。――『アンダードッグ』の前半戦では末永の日常を観ていくうちに、共感したという観客が多いようなんですが、ボクサーの日常について先生はどう思われますか。共感というか、そのキャラクターが好きになっていくというか。森川:僕ね、(主人公が)不安で不安で。ダメなやつだな、こいつと思いながら、でもいいとこあるじゃないですか。女性のこと「待ってるから」とか。あれも多分、適当に言ってるんですよ。本気でちゃんと思ってたら…。森山:そこ「最低だね」って言われますからね。そんなに見え透いてるのかなっていう(笑)。森川:不安でしょうがないんですよ。だから、どうなんだろう、こいつ。本当にがんばってチャンピオン目指すのかな。もしかしたら途中で投げ出してもおかしくないですよね。何か不安で。自分にもダメな部分があるから共感はしますけど、「がんばれよ」しかない。森山:「少年マガジン」では性的描写って描けないじゃないですか。今回、逆に言うとすごく盛り込んでるじゃないですか、主要な3人のボクサー全員に。末永は明確なパートナーっていないけれど、ほかのボクサーにはちゃんと彼女や奥さんがいて、性的描写がしっかり出てくるじゃないですか。それってどう思われますか。というのは、末永に関していうと、ボクサーとそれを支える女性っていうことになるんですけど、その描かれ方っていうのが、ともすれば杓子定規に見えることもなくはないかなとおもうんですが。末永の場合は妻(演:水川あさみ)にも逃げられてるし、生活もうだつが上がらない中で何とかやりくりして。デリヘルの女性(演:瀧内公美)と関わって。彼は言葉をしゃべらない、無口なので、セックスをするっていう描写そのものも彼自身の何かメンタルの表れみたいにならないかな、と思いながらやってるところはあったんです。森川:末永は夜の街に流れていったボクサーなので、『アンダードッグ』で性描写はあって当然だと思うんですけれど。息子さんがいるじゃないですか。息子さんと夜の街とのコントラストが素晴らしくて。だから、息子の力強さだとか、清らかさみたいな、唯一の希望のように際立ったところかなと。「お前、息子のためでいいからがんばれよ」って思って観てました。森山:誰にも愚痴も吐けないけど、最終的に(息子の)太郎にだけ愚痴を吐くって言う…。息子に愚痴吐くの、みたいな(笑)。「俺どうしたらいいか、分かんないんだよ」みたいなことを子どもにしか言われへんのかい、っていう(笑)。――晃は知るよしもないんですが、母親がテレビ中継を何度消しても、息子はまたテレビを付けるっていうシーンがありましたね。森川:あのシーン、カッコいいんだよね、息子さんの決意みたいなのがうかがえて。僕はかなりグッと来ましたよ。「続けていったら世界チャンピオンですよ」と森川さんからお墨付きをいただいた森山さんが「撮影に向けて取り組んだこと」などはABEMAビデオで公開中。劇場版『アンダードッグ』前後編は全国にて公開中。配信版は「ABEMAプレミアム」にて独占配信中(全8話)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2021年01月30日ロックバンド・DISH//の4thアルバム『X(クロス)』(2月24日発売)に、Nulbarichと緑黄色社会が楽曲提供で参加することが29日、明らかになった。同アルバムはこれまでに、あいみょん作詞・作曲で2020年に大ヒットした「猫 ~THE FIRST TAKE ver.~」や、マカロニえんぴつのはっとり作詞・作曲の「僕らが強く。」、そして15日に先行配信された北村匠海作詞・作曲の「あたりまえ」の収録が発表されていた。そして今回明かされた2組以外にも、さらに2組のアーティストとコラボレーションした4楽曲の収録を発表。それぞれの楽曲は、DISH//の各メンバーが1曲ずつディレクションを担当し、それぞれがコミュニケーションを重ねて楽曲を作っていくスタイルで完成した。Nulbarich・JQの提供楽曲は「QQ(クイーンズ)」。橘柊生がディレクションと作詞を担当し、「Nulbarichのスタイリッシュさ、グルーブとDISH//の融合」というテーマで制作された。緑黄色社会のボーカル・長屋晴子は「20代になった僕たちの青春」をテーマにした楽曲「ニューノーマル」を提供。テーマは。ディレクションは矢部昌暉が務めた。コラボレーション楽曲の残る2曲とその他アルバム収録曲は追って発表される。
2021年01月29日2月13日(土)より、池袋PARCO“パルコファクトリー”にてDISH//の大型展覧会「DISHX EXHIBITION//」が開催される。北村匠海(Vo/G)、矢部昌暉(cho/G)、橘柊生(DJ/Key)、泉大智(Dr)による4人組バンドDISH//。2020年にはあいみょん作詞作曲の「猫 ~THE FIRST TAKE ver.~」が日本レコード大賞優秀作品賞を受賞するなど今注目の彼らは、2月24日(水)に約2年ぶりとなるフルアルバム『X』をリリースする。今回の展覧会は、同アルバムのリリースを記念して開催されるもの。アルバム『X』の制作に関する資料展示のほか、メンバーによる録りおろしの歌詞の朗読が鑑賞者の耳元で聞こえる体験展示などを予定している。また、会場内SHOPでは展覧会記念商品も販売。入場特典として、「オリジナルステッカー(全4種)」1枚がもらえるので、ぜひ本展を訪れてほしい。【開催概要】「DISHX EXHIBITION//」会期 :2月13日(土)〜2月28日(日) 11:00〜20:00※2月17日休館 ※入場は閉場の30分前まで ※最終日は18:00閉場会場 :PARCO FACTORY(池袋PARCO 本館7F)東京都豊島区南池袋1-28-2入場料 :一般500円・小学生以下無料※入場特典「オリジナルステッカー(全4種)」1枚付き ※各種入場割引あり主催・協力:パルコ / SDR、ソニー・ミュージックレーベルズ※営業時間は感染症拡大防止の観点から変更の可能性があります。ご来場の際は池袋パルコHPをご確認ください。
2021年01月29日東京の大病院から山奥の村の診療所にやってきた医師を高畑充希が演じる「にじいろカルテ」の2話が1月28日放送。今回は北村匠海演じる蒼山が提案した「くせにポイント表」に反応する声と、藤井風の主題歌「旅路」に注目する視聴者の声がSNSを賑わせている。東京の大病院の救命救急の現場で働いていたが、難病である多発性筋炎・皮膚筋炎の告知を受け、仕事を続けたいと困っていたところ、偶然知った山奥の小さな村“虹ノ村”の診療所で働くことなる紅野真空を高畑さんが演じる本作。虹ノ村に着いた真空が診療所で出会うのが、井浦新演じるツナギにサングラスという医者らしからぬ風体に、自由奔放で天真爛漫な性格という外科医の浅黄朔。そしてもう1人が、北村さん演じるぱっつん前髪スタイル、超絶優秀な仕事ぶりゆえ優等生すぎる一面も持つ、いじられキャラ的存在の看護師・蒼山太陽。3人は診療所でともに暮らすことになる…。また村の人々として眞島秀和、安達祐実、光石研、水野美紀、西田尚美、泉谷しげる、モト冬樹、半海一晃といった顔ぶれも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話のラストで真空は自分が病気であることを告白するが、朔は「医者で患者、最強じゃん?」と答え、温かい村人たちも真空を受け入れた。改めて虹ノ村診療所での日々をスタートさせた真空だが、お年寄りたちに熱心に向き合いすぎ、連日診療所は大行列で真空自身の体調も密かに悪化していく。そんななか診療所を訪れた次郎(半海)を診た真空。最初は風邪と診断するが、次郎の病状がその後急速に悪化。無痛性の心筋梗塞になってしまう…というのが今回のストーリー。朝食の準備中、真空のじゃがいもの切り方に唖然とする朔。思わず「それでもお前…」と言いかけると、真空は「それでも女かよとか、女のくせにとか言われたら、キレちゃうかもしれないので…」と、近くにあった木の枝を持ち朔と蒼山を追いかけまわす…。結局蒼山の提案で“~のくせに”と発言するごとにポイントがたまり、10ポイントたまったらペナルティが課せられることになり、壁に「くせにポイント表」が貼りだされるという展開に。SNSでは「「女のくせに、男のくせにって言われるのが嫌いなんです」ってはっきり言う高畑充希が良かった」「くせにって結構言っている気がするので私も気をつけます!」などの声が上がるとともに、「アンナチュラルで「クソッ」の数を数えられてた井浦新が「くせに」の数を数えられてた」「アンナチュラルでは「クソが」を数えられにじいろカルテでは「くせに」を数えられる新さんwww」など、朔を演じる井浦さんの出演作「アンナチュラル」を連想した視聴者からの投稿も。くせにポイント表はこちら!今後どんなふうにポイントが貯まるのかご注目ください#にじいろカルテ#テレビ朝日#くせにポイント pic.twitter.com/twaSK1RXOf— 【公式】にじいろカルテ第3話は2/4(木)よる9時 (@nijiirokarte) January 28, 2021また「旅路ほんといい曲」「エンディングの風くんのやさしい声もぴったり」「最後に待ちに待った旅路がかかるとドラマの話と相まって泣きそう」など、藤井風が手がける主題歌の「旅路」に注目する声も数多く上がっている。(笠緒)
2021年01月29日俳優の阿部寛が、映画『とんび』(2022年公開)の主演を務めることが28日、明らかになった。北村匠海が息子役を務める。同作は重松清によるベストセラー小説の初映画化作で、瀬々敬久が監督を務める。広島県備後市で暮らすヤス(阿部寛)は、愛妻との間に待望の息子アキラ(北村匠海)を授かったが、ようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間たちに助けられながら、不器用にも息子を愛し育て続ける。主人公のヤスこと市川安男役には阿部寛が決定し、破天荒で愛すべき父・ヤスを圧巻の表現力で演じる。息子・アキラこと市川旭役は北村匠海で、2人は本作が初共演ながらも、親子の繊細な関係を見事に演じきった。 これまで2度テレビドラマ化され話題を呼んだ、時代を超えて愛され続ける永遠のベストセラー小説が、豪華キャスト・スタッフにより、オリジナルエピソードが加えられ、映画版『とんび』として新たに蘇ることになる。撮影は2020年11月14日から12月24日にかけて岡山県、兵庫県、関東地区にて行われた。○阿部寛 コメントこれまで2度映像化されている名作ですからプレッシャーはありました。「阿部さんのヤスが見てみたい」という言葉をもらい、お受けすることを決めました。これだけ魅力的な主人公を演じられるというのは非常にやりがいがありました。本作は、不器用な父・ヤスと息子・アキラの情愛、そして町の人々の人情も強く描かれています。ヤスにとっての“家族”は登場人物全員、町の人々皆が支え合いながら生きていく姿がこの映画の魅力です。ひとつの家族だけではなく、様々な形の家族が集合体となって大きな家族を描く作品です。アキラを育てていくことにより、彼を取り巻く人々の愛が錯綜する物語です。昭和30年代から令和までという長い時間を描いています。今、世の中が世界的に分断され、さらにコロナウィルスで人々の間に亀裂が入り、距離が生じている時だからこそ、人々が助け合って生きるこの物語が、皆様に届いてくれればいいなと思います。・北村匠海の印象は?伝えることに対しての才能が素晴らしい。それは饒舌とかじゃなくて、一つ一つの言葉が心地よく伝わってくる。役柄でもダメな父を理解し、母を亡くした父の苦悩を背負うアキラを見事演じてくれた。匠海くんとなら「とんびと鷹の物語」ができると感じました。・瀬々敬久監督について瀬々さんにはいつも本当に感動する。惜しみなく作品の為に自分を使い、なりふり構わず撮影に集中していく。役者の気持ちや演技をしっかり見ていて、周りを見ながら最大限の撮影をしていく。そんな監督を皆信じて進行している現場でした。○北村匠海 コメントテレビドラマに続き3度目の映像化で、出演のお話しをいただいた時にプレッシャーはありましたが、監督から「北村匠海のアキラでいい、何にも引っ張られる必要はない」という言葉をもらい、アキラという人間を、自分なりに自由に演じられると思いました。この作品で描かれている、家族の愛という形だけではなく、アキラを皆が大切に育ててきた、そういう愛を心に受けて育ってきたアキラという人物を演じられるということ、それを届けられるということが非常に幸せだなと感じました。家族という存在は、色んな形はあれど時が経っても変わらないもので、どんなに時代がデジタルになろうがその繋がりは変わらず、この映画で描かれている親子の話はきっと誰かに届けられるものだと思います。ひとつの命がどんどん成長し、様々なことを乗り越えていく様を、僕の演じるアキラはこの映画の中で体現しています。そこに寄り添う父と、親子ふたりを取り巻く暖かい人々の愛の物語を是非とも映画館で体感して欲しいなと思います。・阿部寛の印象は??今回初めて共演させていただいて、阿部さん演じられた父は不器用なんだけれど、奥底にはとても大きな愛情があって、温かいものが伝わってくるんです。言葉や表情、父としてのたたずまい…、大きな船に乗った気持ちでした。ふたりのキャッチボールの心地良さを現場では感じ、改めて息子として参加できてよかったと感じています。・瀬々敬久監督についてたっぷり時間を使って映画というものを最大限贅沢に撮っている印象です。チーム全体が信頼をもって監督の指揮に乗っかっていき、演じている僕達も心地良くて、演技の中で色々と試せる場所を沢山作ってくださる、可能性と時間を与えてくださる監督だなと思います。贅沢な時間を過ごさせていただきました。○重松清 コメント阿部寛さんのヤス、北村匠海さんのアキラ、監督は瀬々敬久さん……もう、この組み合わせだけで、ワクワクしてしまいます。映像化は3度目。しかし、原作こそ同じお話でも、それぞれに独立した『とんび』です。だからこそ、原作者として「新作」を誰よりも楽しみにしています。※重松さんのコメントをご掲載いただく際は、抜粋でのご利用はお控えいただけるようご協力下さいませ。○瀬々敬久監督 コメント小説『とんび』は今まで二度テレビドラマ化されているだけあって物語の強さを感じます。日本の伝統的な、それこそ国定忠治から、菊池寛や山本周五郎の世界につながるような人情噺で、生き生きとした人々の暮らしがそこに描かれています。特に、原作者の重松清さんの自伝的な部分が、息子のアキラに投影されていて、僕はちょうど重松さんやアキラと同世代に当たるのでその時代感覚に親しいものを覚えました。高度経済成長期に小学校で、30歳になる前に昭和が終わり、やがてバブル崩壊。あの生き生きと活気があり、隣近所の人たちは、皆知り合いだった時代を知っている世代。一も二もなく引き受けました。映画では令和の時代まで描いています。そこはオリジナルの部分です。あの時代とは何だったのか。そしてあの時代にあった親と子の関係、それは今でも共通するものだろうし、人と人が一緒に生きること、その素晴らしさ。私たちはどこから来て、どこに行くのか。そこを探ってみたいと思いました。活気あふれる躍動感ある豪華な俳優陣が集まってくれました。どのシーンも熱く、それでいて情感たっぷりで、ものすごいシーンの連続になっています。編集ラッシュを見ましたが自分たちが撮影したことを忘れて魅入りました。主人公、ヤスを演じた阿部寛さんは、本当にチャーミングにヤスを演っています。全身全霊でぶつかり、そのエネルギーが見る者を幸福にすらさせてくれる、新たなヤスさんが皆さんの前に現れると思います。北村匠海さんのアキラは、内部にほとばしるマグマを一見静かに湛えながら、急爆発する火山のようです。平成9年生まれの北村さんが新しい感覚で昭和生まれのアキラを演じてくれています。決して古びることのない重松清さんの『とんび』の世界、新たな映画版をぜひ、ご期待ください。○天馬少京プロデューサー コメント重松清さんの原作『とんび』は昭和中期以降の瀬戸内を舞台とした物語ですが、そこで描かれるヤスとアキラ、二人を取り巻く町の人々の生き方からは、当時の価値観や規範だけには決して収まらない大らかさ、真に普遍的な温かさを感じました。社会や家族の在り方が急激に変化している時代の移ろいの中で、人と人が純粋に想い合う気持ちとはどういうものなのか、なぜそれが現代においても大切で尊いものなのか。瀬々監督のもと、阿部 寛さん、北村匠海さんをはじめとしたこれ以上ない豪華なキャストの方々が集まり、スタッフ全員の力が結実した作品になると思います。映画という新たな装いでお届けする『とんび』、ぜひ楽しみにしていただければ幸いです。
2021年01月28日阿部寛主演、北村匠海共演で、これまで2度TVドラマ化された重松清のベストセラー小説「とんび」が待望の初映画化。監督は『64-ロクヨン-』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『糸』など多くのヒット作を手掛ける瀬々敬久が務める。物語の舞台は広島県備後市。ヤス(市川安男)は、愛妻との間に待望の息子アキラ(市川旭)を授かったが、ようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間たちに助けられながら、不器用にも息子を愛し育て続けた――。主人公のヤスこと市川安男役には、数々の人気作に出演し、『テルマエ・ロマエ』「下町ロケット」などで大ヒットを飛ばした日本を代表する唯一無二の俳優・阿部寛。破天荒で愛すべき父・ヤスを圧巻の表現力で演じる。「明るさと、優しさ、パワフルな男らしさを兼ね備え、昭和の香りを知っている阿部さんとならば、活気に満ち溢れた作品に出来る」と瀬々監督。息子・アキラこと市川旭役には、『思い、思われ、ふり、ふられ』『とんかつDJアゲ太郎』『東京リベンジャーズ』など幅広いジャンルでの映画主演が続き、いま最も注目を浴びる若手実力派・北村匠海。阿部さんとは本作が初共演ながらも、親子の繊細な関係を見事に演じきった。主演の阿部さんは「今、世の中が世界的に分断され、さらにコロナウィルスで人々の間に亀裂が入り、距離が生じている時だからこそ、人々が助け合って生きるこの物語が、皆様に届いてくれればいいなと思います」とコメント。北村さんの印象について「伝えることに対しての才能が素晴らしい。それは饒舌とかじゃなくて、一つ一つの言葉が心地よく伝わってくる。役柄でもダメな父を理解し、母を亡くした父の苦悩を背負うアキラを見事演じてくれた。匠海くんとなら『とんびと鷹の物語』ができると感じました」と、初タッグに手応えを見せる。一方、北村さんは、「家族という存在は、時が経っても変わらないもの。この映画で描かれている親子の話はきっと誰かに届けられるものだと思います」と真摯にコメント。「監督から『北村匠海のアキラでいい、何にも引っ張られる必要はない』という言葉をもらい、アキラという人間を、自分なりに自由に演じられると思いました」と語る。阿部さんについては「今回初めて共演させていただいて、阿部さん演じられた父は不器用なんだけれど、奥底にはとても大きな愛情があって、温かいものが伝わってくるんです。言葉や表情、父としてのたたずまい…、大きな船に乗った気持ちでした。ふたりのキャッチボールの心地良さを現場では感じ、改めて息子として参加できてよかったと感じています」と、こちらも温かく、確かな感触を得たよう。瀬々監督「新たなヤスさんが皆さんの前に現れる」そんな2人について、瀬々監督も「主人公、ヤスを演じた阿部寛さんは、本当にチャーミングにヤスを演っています。全身全霊でぶつかり、そのエネルギーが見る者を幸福にすらさせてくれる、新たなヤスさんが皆さんの前に現れると思います。北村匠海さんのアキラは、内部にほとばしるマグマを一見静かに湛えながら、急爆発する火山のようです。平成9年生まれの北村さんが新しい感覚で昭和生まれのアキラを演じてくれています」と自信を見せている。2020年末に重松氏の故郷でもある岡山県を中心に撮影が行われ、すでにクランクアップ。原作の重松氏は、「阿部寛さんのヤス、北村匠海さんのアキラ、監督は瀬々敬久さん……もう、この組み合わせだけで、ワクワクしてしまいます。映像化は3度目。しかし、原作こそ同じお話でも、それぞれに独立した『とんび』です。だからこそ、原作者として『新作』を誰よりも楽しみにしています」と期待を寄せている。時代を超えて愛され続ける永遠のベストセラー小説が、豪華キャスト・スタッフによりオリジナルエピソードが加えられ、待望の映画版となる。阿部さんと北村さんの新たな“とんびと鷹”に、引き続き注目だ。『とんび』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:とんび 2022年公開予定©2022『とんび』製作委員会
2021年01月28日阿部寛と北村匠海が出演する映画『とんび』が瀬々敬久監督のもと、2022年に公開されることが決定した。原作は親子の絆を描いたベストセラー小説、重松清著『とんび』。撮影は2020年末に重松の故郷である岡山県を中心に行われた。物語の舞台は広島県備後市。ヤス(市川安男)は、愛妻との間に待望の息子アキラ(市川旭)を授かったが、ようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間たちに助けられながら、不器用にも息子を愛し育て続ける。主人公のヤス役には、数々の人気作に出演し、『テルマエ・ロマエ』『下町ロケット』などでヒットを飛ばした、日本を代表する俳優・阿部寛。破天荒で愛すべき父親を圧巻の表現力で演じる。息子・アキラ役には、『思い、思われ、ふり、ふられ』『とんかつDJアゲ太郎』『東京リベンジャーズ』など幅広いジャンルでの映画主演が続き、今最も注目を浴びる若手実力派・北村匠海が抜擢された。ふたりは本作が初共演ながら、親子の繊細な関係を見事に演じきっている。これまで2度テレビドラマ化され話題を呼んだ、時代を超えて愛され続ける永遠のベストセラーが豪華キャストとスタッフにより、オリジナルエピソードとともに映画版として蘇った。日本一不器用だけれど、海より深い愛で息子を育て続けた父と、一歩一歩まっすぐな大人へと成長していく息子。いつの世も変わらない親子の不滅の絆を描く“家族の物語”がここに誕生した。各キャスト、メンバーからのコメントは以下。阿部寛これまで2度映像化されている名作ですからプレッシャーはありました。「阿部さんのヤスが見てみたい」という言葉をもらい、お受けすることを決めました。これだけ魅力的な主人公を演じられるというのは非常にやりがいがありました。本作は、不器用な父・ヤスと息子・アキラの情愛、そして町の人々の人情も強く描かれています。ヤスにとっての“家族”は登場人物全員、町の人々皆が支え合いながら生きていく姿がこの映画の魅力です。ひとつの家族だけではなく、様々な形の家族が集合体となって大きな家族を描く作品です。アキラを育てていくことにより、彼を取り巻く人々の愛が錯綜する物語です。昭和30年代から令和までという長い時間を描いています。今、世の中が世界的に分断され、さらにコロナウィルスで人々の間に亀裂が入り、距離が生じている時だからこそ、人々が助け合って生きるこの物語が、皆様に届いてくれればいいなと思います。――北村の印象は?伝えることに対しての才能が素晴らしい。それは饒舌とかじゃなくて、一つ一つの言葉が心地よく伝わってくる。役柄でもダメな父を理解し、母を亡くした父の苦悩を背負うアキラを見事演じてくれた。匠海くんとなら「とんびと鷹の物語」ができると感じました。――瀬々敬久監督について。瀬々さんにはいつも本当に感動する。惜しみなく作品の為に自分を使い、なりふり構わず撮影に集中していく。役者の気持ちや演技をしっかり見ていて、周りを見ながら最大限の撮影をしていく。そんな監督を皆信じて進行している現場でした。北村匠海テレビドラマに続き3度目の映像化で、出演のお話しをいただいた時にプレッシャーはありましたが、監督から「北村匠海のアキラでいい、何にも引っ張られる必要はない」という言葉をもらい、アキラという人間を、自分なりに自由に演じられると思いました。この作品で描かれている、家族の愛という形だけではなく、アキラを皆が大切に育ててきた、そういう愛を心に受けて育ってきたアキラという人物を演じられるということ、それを届けられるということが非常に幸せだなと感じました。家族という存在は、色んな形はあれど時が経っても変わらないもので、どんなに時代がデジタルになろうがその繋がりは変わらず、この映画で描かれている親子の話はきっと誰かに届けられるものだと思います。ひとつの命がどんどん成長し、様々なことを乗り越えていく様を、僕の演じるアキラはこの映画の中で体現しています。そこに寄り添う父と、親子ふたりを取り巻く暖かい人々の愛の物語を是非とも映画館で体感して欲しいなと思います。――阿部の印象は?今回初めて共演させていただいて、阿部さん演じられた父は不器用なんだけれど、奥底にはとても大きな愛情があって、温かいものが伝わってくるんです。言葉や表情、父としてのたたずまい…、大きな船に乗った気持ちでした。ふたりのキャッチボールの心地良さを現場では感じ、改めて息子として参加できてよかったと感じています。――瀬々敬久監督について。たっぷり時間を使って映画というものを最大限贅沢に撮っている印象です。チーム全体が信頼をもって監督の指揮に乗っかっていき、演じている僕達も心地良くて、演技の中で色々と試せる場所を沢山作ってくださる、可能性と時間を与えてくださる監督だなと思います。贅沢な時間を過ごさせていただきました。重松清阿部寛さんのヤス、北村匠海さんのアキラ、監督は瀬々敬久さん……もう、この組み合わせだけで、ワクワクしてしまいます。映像化は3度目。しかし、原作こそ同じお話でも、それぞれに独立した『とんび』です。だからこそ、原作者として「新作」を誰よりも楽しみにしています。瀬々敬久監督小説「とんび」は今まで二度テレビドラマ化されているだけあって物語の強さを感じます。日本の伝統的な、それこそ国定忠治から、菊池寛や山本周五郎の世界につながるような人情噺で、生き生きとした人々の暮らしがそこに描かれています。特に、原作者の重松清さんの自伝的な部分が、息子のアキラに投影されていて、僕はちょうど重松さんやアキラと同世代に当たるのでその時代感覚に親しいものを覚えました。高度経済成長期に小学校で、30歳になる前に昭和が終わり、やがてバブル崩壊。あの生き生きと活気があり、隣近所の人たちは、皆知り合いだった時代を知っている世代。一も二もなく引き受けました。映画では令和の時代まで描いています。そこはオリジナルの部分です。あの時代とは何だったのか。そしてあの時代にあった親と子の関係、それは今でも共通するものだろうし、人と人が一緒に生きること、その素晴らしさ。私たちはどこから来て、どこに行くのか。そこを探ってみたいと思いました。活気あふれる躍動感ある豪華な俳優陣が集まってくれました。どのシーンも熱く、それでいて情感たっぷりで、ものすごいシーンの連続になっています。編集ラッシュを見ましたが自分たちが撮影したことを忘れて魅入りました。主人公、ヤスを演じた阿部寛さんは、本当にチャーミングにヤスを演っています。全身全霊でぶつかり、そのエネルギーが見る者を幸福にすらさせてくれる、新たなヤスさんが皆さんの前に現れると思います。北村匠海さんのアキラは、内部にほとばしるマグマを一見静かに湛えながら、急爆発する火山のようです。平成9年生まれの北村さんが新しい感覚で昭和生まれのアキラを演じてくれています。決して古びることのない重松清さんの「とんび」の世界、新たな映画版をぜひ、ご期待ください。プロデューサー・天馬少京重松 清さんの原作『とんび』は昭和中期以降の瀬戸内を舞台とした物語ですが、そこで描かれるヤスとアキラ、二人を取り巻く町の人々の生き方からは、当時の価値観や規範だけには決して収まらない大らかさ、真に普遍的な温かさを感じました。社会や家族の在り方が急激に変化している時代の移ろいの中で、人と人が純粋に想い合う気持ちとはどういうものなのか、なぜそれが現代においても大切で尊いものなのか。瀬々監督のもと、阿部 寛さん、北村匠海さんをはじめとしたこれ以上ない豪華なキャストの方々が集まり、スタッフ全員の力が結実した作品になると思います。映画という新たな装いでお届けする「とんび」、ぜひ楽しみにしていただければ幸いです。『とんび』2022年公開
2021年01月28日高畑充希主演、岡田惠和が脚本を手掛ける木曜ドラマ「にじいろカルテ」が1月21日から放送開始。高畑さんをはじめ北村匠海、井浦新、眞島秀和らに「かわいい」の声が上がるとともに、彼らの織りなす“優しい風景”にも数多くの反応が集まっている。本作は東京の大病院から山奥の小さな村の診療所やってきた内科医の主人公が、ヘンテコな外科医&看護師と一つ屋根の下でシェアハウスすることになる、全然スーパードクターじゃない3人の笑って泣けるチーム医療ドラマ。東京の大病院の救命救急の現場で夢と誇りを持ちながら働いていたが、病の告知を受け、お金もなく仕事も続けたいと困るなか、偶然知った山奥の小さな村“虹ノ村”の診療所で病を隠して働くことになる紅野真空に高畑充希。虹ノ村にやってきた看護師でいじられキャラ的存在。ぱっつん前髪スタイルで、仕事ぶりは超絶優秀だが、それゆえに優等生すぎる一面も持つ蒼山太陽に北村さん。3人の中では最も古株となる虹ノ村にやってきた外科医。ツナギにサングラスという医者らしからぬ風体で自由奔放で天真爛漫な性格の浅黄朔に井浦さん。この3人を中心に村唯一の食堂「にじいろ商店」の店主・橙田晴信に眞島秀和。晴信の妻・雪乃に安達祐実。村役場でバリバリ働く嘘のない奔放な性格の緑川嵐に水野美紀。真空を虹ノ村に連れてきた村役場の職員・霧ケ谷桂に光石研。霧ケ谷の妻・氷月に西田尚美。ネット注文に応じて村の外からいつも配達物を運んでくる通称“まじょたく君”の雨尾結城に池田良。嵐の義理の父親で日向の祖父の日出夫に泉谷しげる、お酒大好きな日出夫の同級生・白倉博にモト冬樹、日出夫と博の仲を取りもつ筑紫次郎に半海一晃といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は多発性筋炎と診断された真空が霧ケ谷と出会うところから始まり、それがきっかけで真空は虹ノ村の診療所で働くことになる。太陽や朔と出会い村の人々から歓迎を受けるなか、白倉が酔って山道で転落。その治療に当たる最中、今度は村でおばあさんとふたり暮らしの少年が熱中症になって…というストーリーが展開。視聴者からは真空をはじめ、太陽、朔、そしてエプロン姿で「にじいろ商店」を切り盛りする晴信らの姿に「高畑充希、めちゃめちゃかわいい」「キレキャラぱっつん看護師の北村匠海くんかわいい」「井浦さん眞島さんの存在感、安心感」などの反応が多数。また虹ノ村の美しい風景と、ハンディカメラで撮影したような微妙に揺れのある映像に「クレパスで書いたような景色」「撮り方がすごく良い」「映像の色合いが暖色系でかわいい」など絶賛の声が続々。「姉ちゃんの恋人と同じ脚本の方なのか~なるへそ~だから温かい」「いいなあと思ったら、脚本家が岡田惠和さんだ。楽しみなドラマ」など、岡田さんの紡ぐストーリーにも多くの視聴者が好感の声を寄せている。(笠緒)
2021年01月22日2021年1月21日、トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、歌手で俳優の北村匠海さんが出演しました。23歳になる北村さんですが、芸歴は15年になるといいます。北村さんが20歳になった際には、両親からあるメッセージが送られてきたのだとか。その内容をタレントの黒柳徹子さんが代読しました。~育児満了のお知らせ~北村匠海様成人おめでとうございます。本日をもちまして、我々の長男北村匠海の育児を終了させていただき、ここにご報告させていただきます。20歳になられた匠海様へ両親から二言三言…。親の許可なく結婚できる年齢ですが、北村家では親に紹介なくしての結婚は認めませんのでご了承ください。良い相手が見つかりましたらご紹介ください。将来をみすえ、しっかり貯蓄しましょう。貯蓄がたくさんになったら親孝行しましょう。鼻を高くしたところで誰も喜びません。いつまでも謙虚な気持ちを忘れずにいてください。では、これからの人生を謳歌し、大きく羽ばたいてください。楽しみにしています。父・母より。徹子の部屋ーより引用このメッセージを受け取った北村さんは、「自分も子供にやろうって思いました。親だからこそ、自分の中のすごくいいところを変わらないでほしいと思っているんだなと。いくつになっても親は親だと感じました」とコメント。今でも、両親との約束は守っているといいます。ネット上には、両親からのメッセージに反響が上がっていました。・泣いてしまう…!素敵なご両親ですね。・とても愛されて育ったのがよく分かる。いい手紙。・愛とユーモアがあってとてもいいメッセージ。20歳になり大人の仲間入りをしても、両親にとってはいつまでも変わらない愛する子供。その想いが伝わってくるメッセージに、感動しますね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月21日岡田惠和が描く、スーパードクターじゃない3人の笑って泣ける物語「にじいろカルテ」より、高畑充希、井浦新、北村匠海をはじめ6種類のキャラクタービジュアルが公開された。完成したビジュアルには、高畑さんが演じるある“秘密”を抱えるぽんこつドクター・紅野真空、井浦さん演じる外科医・浅黄朔、北村さん演じる看護師・蒼山太陽をはじめ、村唯一の食堂「にじいろ商店」の看板娘であり、認知症を患う雪乃(安達祐実)とその夫・晴信(眞島秀和)。村役場の職員・霧ケ谷桂(光石研)とその妻・氷月(西田尚美)、自分を捨てた夫の父親と愛娘と、いびつな3人家族で暮らす緑川嵐(水野美紀)と、娘の日向(中野翠咲)、義父・日出夫(泉谷しげる)というメインキャストたちが写し出されている。キャラクターの個性がそのままビジュアルに投影された本ビジュアル。それぞれの背景は、ドラマに登場する実在のスポットとなっており、虹ノ村診療所、シェアハウスのリビング、畑などが確認できる。さらに、意味深なキャッチコピーも添えられている。“医者であり患者。だからわかる痛みがある。”“善い人も悪い人も、誰だって救うさ。医者は患者を選ばない。でもー。”“普通で、つまらなくて、悪かったな。でもこれが僕。”――これらの笑顔と対象的な心のつぶやきは、ドラマで徐々に明かされていくキャラクターたちの隠された秘密の伏線となっている。「にじいろカルテ」は1月21日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送(初回拡大スペシャル)。(cinemacafe.net)
2021年01月14日ABEMAと東映ビデオが共同製作で贈る『アンダードッグ』の配信版が1月1日(金)より「ABEMAプレミアム」にて独占配信中。この度、メインキャストとして名を連ねる森山未來、北村匠海、勝地涼という実力派俳優たちのキャリアと本作での役どころに迫った。タイトルである“アンダードッグ”とは、ボクシング界で“かませ犬”を意味する言葉。スターダムに駆け上がっていく選手たちの陰で、“かませ犬”として踏み台にされ、這い上がろうともがく崖っぷちボクサー・末永晃を主演の森山さんが演じ、過去に秘密をもつ若き天才ボクサー・大村龍太を北村さん、テレビ番組の企画でボクシングの試合に挑む芸人ボクサー・宮木瞬を勝地さんが演じている。主人公の崖っぷちボクサー・晃を演じる森山未來15歳で本格的に舞台デビューした後、ドラマ「WATER BOYS」の出演で注目され、2004年の映画『世界の中心で、愛をさけぶ』では様々な映画賞を受賞、2019年には、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演した。主な映画出演作は『モテキ』『苦役列車』『北のカナリアたち』『人類資金』『怒り』ほか、世界的プロデューサー、ジェレミー・トーマスが手掛けた『サムライマラソン』(19)、日本・カザフスタン合作映画『オルジャスの白い馬』など。その一方、5歳から様々なジャンルのダンスを学び、演劇、映像、パフォーミングアーツなどのカテゴライズに縛られない表現者として活躍。なお、ボクサー役は今回が初めてとなる森山さんは、元日本ライト級1位のプロボクサーを演じるにあたり、撮影が始まる1年以上前から本格的なボクシングの練習に取り組んだ。メガホンをとる武正晴監督が「もはやプロボクサーにしか見えない」と語るほど鍛え抜いた肉体を披露。自ら語った「リングに倒れたまま、そこを降りることも立ち向かうこともできず、身動きのとれない男」を体現している。闇を抱える若き天才ボクサー・龍太を演じる北村匠海子役からキャリアを積み、2011年に結成したダンスロックバンド「DISH//」ではメインボーカルとギターを務め、13年にメジャーデビュー。2015年からは4年連続で元日に日本武道館で単独公演を開催するなど、高い人気を誇る。昨年は、シンガーソングライターのあいみょんが作詞・作曲を担当した配信シングル「猫」が大きな注目を集めた。俳優としては『DIVE!!』(08)で池松壮亮の幼少期役で映画初出演以降、様々な作品に出演。『君の膵臓をたべたい』では第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、活躍の幅を広げている。なお、本作の出演に向けて10kg減量し、完璧な肉体美を披露した。劇場版公開初日の舞台挨拶では「食事制限はもちろんですが、ボクシングで落とそうと思ってシャドーボクシングに励んでました。家に帰ってからもシャドーをしたり、縄跳びしたり走ったり。野菜中心の食事制限をしてたんですが、歌うときは豚肉がいいとされています。撮影期間に野菜しか食べてなかったら声がカスカスに。ほかの仕事にすこし支障が出てしまいました」と、役作りにストイックに挑んだ撮影当時をふり返っていた北村さん。出演が決まった際には「確実に自分への挑戦状だと思い、そのリングに上がらない訳がないと気持ちが熱くなりました」とも語っている。光と影を持つ、崖っぷち芸人の宮木を演じる勝地涼2000年にドラマ「千晶、もう一度笑って」で俳優デビュー。その後、映画・ドラマ・舞台など様々な作品に出演し、2005年に阪本順治監督の映画『亡国のイージス』で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年の主な出演作に「BG~身辺警護人~」や大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」「破天荒フェニックス」「ハケンの品格」、映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』『マスカレード・ホテル』、現在公開中の『サイレント・トーキョー』など。本作の出演にあたり北村さんと同じく10kg減量した勝地さんは、大物俳優の父から見放され空虚な日々を送る売れない芸人・宮木を熱演。テレビ企画でプロボクサーの晃との試合が組まれ、芸能界引退を懸けた勝負に挑むことになる宮木。芸人仲間の前でこそおちゃらけているものの、時折見せる虚ろな表情、試合に賭けた決意を見せるシーンが印象的。今回、そんな宮木に共鳴する部分があったという勝地さんは、「僕は10代から役者をやらせていただいていますが、その時に自分が思い描いていたような役者になっているかと言ったらそうではなかった。よく、いろんな方から『器用に現場の空気を読みすぎる』と言われるのですが、ある時、『それを続けていたらいつかこの世界にいられなくなるよ』と指摘されたことがあって」と打ち明ける。「これまでは明るいキャラクターを演じさせていただくことが多かったのですが、そうすると僕自身もそういうイメージだと思われるようになって、バラエティー番組などでも変にリップサービスしすぎてしまうところがあるんです。僕自身は実際に明るいバカですし、もちろん明るいキャラクターを演じるのは楽しいですが、それ以外の“何か”も見つけなければと模索しています。実像と乖離していることの辛さみたいなものは宮木に共感するところがありました」と、自身を重ねたことを語っている。三者三様のボクサーたちの人生が交錯する物語は、配信版の前半では「晃VS宮木」、後半では「晃VS龍太」の対決が大きな見せ場となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会
2021年01月13日高畑充希主演×脚本・岡田惠和タッグの新ドラマ「にじいろカルテ」の主題歌が、いま注目のミュージシャン藤井風の「旅路」に決定したことが分かった。高畑さんが医師・紅野真空を演じ、井浦新、北村匠海らも出演する、全然スーパーじゃないドクターたちが織り成す、笑って泣けるチーム医療成長譚「にじいろカルテ」。本作の主題歌を担当することが決定した藤井さんは、昨年発売のファーストアルバム「HELP EVER HURT NEVER」が軒並みチャート1位を獲得しスマッシュヒット、10月には日本武道館単独公演を成功させ注目を集めている。自身初となる主題歌「旅路」は、ドラマの撮影現場に訪問しキャストやスタッフ陣とも触れ合い、台本を読み込んだ上で制作された、ノスタルジックさと先鋭性が同居する、温かくも胸に響くヒューマンドラマにピッタリの楽曲だ。「こんなに難しいとは思いませんでした」と制作をふり返った藤井さんは、「ドラマの主題歌って、派手で、それこそドラマチックなイメージがありましたが、このドラマに、そーゆーのは全然合わない気がしました。ちょっとポンコツで、人間くさい医者が、村の個性豊かな住民や病気と、『共存』していくお話。衝撃的な出来事が起こる訳でもない、だからこそ描けるリアルを淡々と描く。そんなドラマは初めて聞いたし、正直、今これを書いてる時点でも、どんな作品になってるのか想像もできていません」と語り、「現場にお邪魔させていただいた時に感じたのは、作り手の皆さんの穏やかで自然体な空気感。主演の高畑充希さんの、あまりにナチュラルな、演技にいつ入ったのか分からないくらいの演技にはすごく感銘を受けました。だから、わしももっと自然で、自分の内側から勝手に溢れてくるような、あったかい音楽を添えられたらなと思いました」とコメント。高畑さんは「藤井風さん、という素敵な天才が居る、ということを耳にしてYouTubeを漁っていたのが昨年の春のこと。風さんの曲は、私のステイホームを穏やかに彩ってくださいました。なので、今回初めて主題歌を担当される作品が私たちのドラマになったこと、とっても幸せに感じています」と今回の決定を喜び、「『旅路』という曲は、風さんならではの、人生を少し俯瞰から、そしてゴール地点に近い場所から眺めているような曲で、初めて聴いた時に、あたたかさと同時に心地のよいドライさを感じました」と楽曲の印象を明かしている。「にじいろカルテ」は1月21日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。※初回拡大スペシャル(cinemacafe.net)
2021年01月07日