多部未華子、奥田瑛二らが出演する舞台『サロメ』の舞台稽古の様子が、5月29日、東京・新国立劇場で報道陣に公開され、多部、奥田と演出の宮本亜門が取材に応じた。『サロメ』公演情報『サロメ』はオスカー・ワイルドが書いた戯曲で、演劇やオペラでも度々上演される名作。今回、小説家の平野啓一郎が現代の日本での上演に合わせて新たに翻訳を手がけた。これまでのサロメ像は官能的で肉感的なイメージだったが、平野の新訳では無邪気さゆえの残酷さをたたえた女性として描かれている。サロメを演じる多部は「まだまだです。明後日の本番までに何とかします」と話すが、演出の宮本が「自分に厳しい人なので、無心で演じられる状態にもっていきたいのだと思う」とフォロー。さらに、サロメが対立する養父・へロデ王に扮する奥田は「この人が天才!体のきれ、セリフのきれ、頭の良さ、感性、素晴らしい!」と多部を絶賛。横で恐縮しながら聞いていた多部は「セリフも難しいですし、言い方だったり、それを現代っぽく受け止めて言葉にするのが難しい」と役作りに苦心している様子を正直に話していた。今回の舞台では、ヨウジヤマモトの衣裳や大きな鏡を使った舞台美術など、随所にこだわりがあるようだ。宮本は「お客さん全員が想像を絶する『サロメ』にします。視覚的にも、内容的にも、演劇的にも。抉り出すような『サロメ』になります。これを観ないと後で語れない、これは事件だな、と僕は思ってます」と自信をのぞかせた。共演はサロメの母ヘロディア役に麻実れい、預言者ヨカナーン役に成河が扮するほか、オーディションで選ばれた26人の男優陣も加わり、群集劇ならではの多彩な舞台となりそうだ。公演は5月31日(木)から6月17日(日)まで、新国立劇場 中劇場にて。チケットは発売中。
2012年05月30日1991年に悪人会議プロデュースとして上演され、1998年には日本総合悲劇協会公演として再演、演劇界を超えてカルチャーシーンに衝撃を与えた松尾スズキ(作・演出)の『ふくすけ』。薬剤被害や宗教ビジネス、テロ行為に没入する人々など、世紀の変わり目を経てなお“今の物語”であり続け、生温かいヒューマニズムをも笑いつくす伝説的作品だ。実に14年ぶりの再々演となる今回は、古田新太や多部未華子、大竹しのぶら豪華メンバーに、阿部サダヲ、皆川猿時、平岩紙ら大人計画の劇団員も出演する最強のキャスティング。某日、宣伝写真撮影中の都内のスタジオで松尾の話を訊いた。『ふくすけ』チケット情報スタジオに到着すると、ちょうど古田が撮影中。劇中ではさえない中年男を演じる古田だが、撮影は作品自体のビジュアルイメージということで、ネックレスを胸元にチャラチャラと光らせた服装で不敵に立つ。見ている松尾から思わず「脂が乗ってるよね」という言葉が漏れ、その圧倒的な存在感にスタッフ全員が引き込まれる。次に衣裳を身につけた阿部がフラリと現れ、スタジオの中央へ。指の爪をかじりながらカメラに視線を向ける様子はどこまでが阿部自身で、どこからが阿部が演じるフクスケなのか分からないほど。キュッと細められた阿部の瞳を見ているうちに、本番で見られるであろうフクスケの物語が俄然楽しみになってきた。今回のキャストについて松尾に訊くと、「あえての地味な男の役を見たかった古田さんに、絆と尊敬を感じている大竹さん。毒々しい舞台に透明感を放ってくれるであろう多部さんと、理想のキャスティング。あとは、フクスケの哀しみを出せるのはこいつしかいねぇな、と阿部(笑)」との答えが返ってきた。その最強キャストで迎える14年ぶりの上演については「初演はバブル景気の頃で、世の中の浮かれ気分に対する20代の自分の“怒り”を込めて作っていたんです。でも今は状況が違う。日本全体が不景気だし、発散しきれない怒りや諦めとかで覆われてるでしょう。実は前回、30代後半で再演した時に、初演とは別の手応えを客席から感じたんです。“怒り”って人間の根源的な部分だと思うし、年代によっても感じ方は違ってくる。だから40代最後に演出する今回、『ふくすけ』を通して感じられる怒りを普遍的なものとして受け止めてもらえるかどうか。それを見極めたいという思いがあります」と語った。生の舞台はリアルと地続きだからこそ、そのときどきに形を変える。本作が常に“事件”であり続ける理由を、ぜひ劇場で確かめてほしい。公演は8月1日(水)から9月2日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、9月6日(木)から13日(木)まで大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!にて上演される。なお、チケットは東京・大阪とも6月3日(日)10:00より一般発売開始。また、チケットぴあではWEB先行抽選を東京公演は5月24日(木)11:00まで、大阪公演は5月23日(水)11:00まで受付中。取材・文佐藤さくら
2012年05月22日多部未華子、奥田瑛二、麻実れい、成河らが出演し、5月31日(木)に開幕する新国立劇場の舞台『サロメ』。宮本亜門が演出する本作の稽古場を、5月某日、訪ねた。『サロメ』は、演劇のみならずオペラでも知られるオスカー・ワイルドの名作戯曲。今回の舞台では作家の平野啓一郎が新たに翻訳を手がけた。平野の新訳により、遠まわしの比喩がわかりやすい表現に、また語尾なども徹底して現代にマッチした形に置き換えられており、戯曲全体がスッキリとした印象になっている。さらに宮本の演出で多部扮するサロメを、従来の官能的なイメージから無邪気さゆえに残酷さを持った人物像へとシフトチェンジ。多部の周りを囲む共演者もサロメに首ったけの養父ヘロデ王に奥田、元夫の弟であるヘロデと再婚した母ヘロディアに麻実、ヘロデに幽閉された預言者ヨカナーンに成河と経験豊富な面々を配し、総勢30名で新たなる『サロメ』を作り上げる。訪れたこの日は、サロメがヘロデ王に7つのヴェールを使った踊りを見せるまでの、実に台本の4分の3を通す長丁場。白を基調とした舞台上で、演出の宮本が大勢の出演者に細かい指示を出していく。いざ稽古が始まると、やはり目を惹いたのは主演の多部だった。母ヘロディアを中傷する預言者ヨカナーンに興味を抱いたサロメが、山口馬木也扮する護衛隊の隊長・ナラボートに困った顔をして預言者と会うことを懇願する。しかし、それが叶わぬと知ると「あなたは、わたしのためなら、やってくれるでしょう、ナラボート?」と連呼しながら山口の前に現れ、一歩も引かぬ頑固さで説き伏せてしまう様が、可愛い顔をして手段を選ばない残酷な少女を体現していた。また、「キスさせて、その口唇に」とサロメに欲望のままにじり寄られる預言者役の成河、預言者の雑言に耐えられず、撹乱するヘロディア役の麻実は芝居の要所を締めていた。自分のために踊りを踊ってくれるのなら「お前の欲するものは、何でもやろう、たとえ、わしの領土半分でも」と訴えかけるヘロデ王役の奥田。その奥田へ口元だけ笑って見つめている多部に、うすら寒さすら感じた。このシーンの後、ヘロデ王に預言者ヨカナーンの生首を要求するサロメが、どんな結末を見せてくれるのか大いに期待したい。公演は5月31日(木)から6月17日(日)まで、新国立劇場 中劇場にて。チケットは現在発売中。
2012年05月18日「毎朝自家製のグリーンスムージーを欠かさず飲んでいる」、「手作りの野菜のポタージュが定番」なんて声を当たり前のように聞く昨今、さまざまな料理に活用できる家庭用ブレンダーやミキサーの需要がキッチン家電のなかでも特に高まっているという。そんななかで気になるのは「場所を取る」、「お手入れが大変」、「洗うときに重たい」などの声。そこで、おすすめしたいのが今回ティファールから新登場する多機能&コンパクト設計のミキサー「ミニマルチ」だ。まず注目すべきは、一般的なミキサーと比較し約2/3のサイズまで縮小されたコンパクトさ。横幅約13cmとキッチンでの置き場所に困らないサイズ感だ。しかも、総重量が約1kgで、容器部分はわずか約300gの超軽量設計。この重さはなんと一般的なミキサーの約半分だというから驚きだ。このコンパクト&ライトな設計は実際に手に取るとすぐに実感することができるのだが、「手作りジュースは飲みたいけれど…」とミキサー購入を考えつつも躊躇していた人にも、この仕様は大きな魅力と言える。また、この「ミニマルチ」はコンパクトながら多機能な点も魅力。ハイパワーで氷や冷凍フルーツもラクラク粉砕するので、かき氷や近頃人気のスムージーもあっという間に完成する。そして、手前にある2段階スピード切り替えボタンの簡単操作で「高速」「低速」モードも簡単スムーズに切り替えることができるので、食材や料理の仕上がりにあわせて自由に使い分けることも可能だ。容器を付属のドライミル用容器に付け替えれば、コーヒーや自家製ふりかけなどの粉砕(ミル)も簡単にできてしまう。もちろん、気になる安全面もクリア。本体と容器が正しくセットされないと作動しない安全構造も徹底している。その他にも、さらにスッキリ収納を実現する本体底面のコードホルダー、ドライミルで挽いたものをそのまま保管できる便利なキャップやお掃除に便利な専用ブラシ、買ったその日から使える別冊オリジナルレシピも付属されていて価格は10,500円というコンパクト&ライトな価格設定も嬉しい。(挽肉や野菜のみじん切りに使える「チョッパー」を付属した『ルビーレッドモデル』は12,600円)店頭発売開始は3月初旬から(取り扱い店舗により異なる)。T-fal『ミニマルチ』ミモザ 10,500円 ルビーレッド 12,600円サイズ:135×135×330(mm)重量(本体+ミキサー):1200g定格消費電力:300Wお問い合わせ先:株式会社グループセブ ジャパン ティファールお客様相談センタ—(ナビダイヤル)0570-077772取材/松浦明
2012年03月14日多部未華子が主演する舞台『サロメ』の製作発表が3月12日、新国立劇場で行われ、多部のほか共演の奥田瑛二、麻実れい、成河、演出の宮本亜門、翻訳を手がけた作家の平野啓一郎らが登壇した。本作は、新国立劇場の演劇シリーズ「JAPAN MEETS… ―現代劇の系譜をひもとく―」の第5弾。『サロメ』は言わずと知れたオスカー・ワイルドの名作戯曲で、演劇のみならずオペラでも知られる傑作だ。今回は新たに平野がフランス語からの翻訳を手がけ、現代の日本にマッチした瑞々しい台詞劇として生まれ変わらせた。そこに宮本の演出が加わることによって、これまでの官能的なサロメ像を廃し、新たに無邪気さゆえの残酷さをたたえた人物としてサロメ像を作り変える。サロメ役は多部、そしてサロメが対立する養父ヘロデ王に奥田、元夫の弟ヘロデと再婚した母ヘロディアスには麻実、ヘロデに幽閉されていた預言者ヨナカーンに成河を配する。演出の宮本は、この2月にNY凱旋公演を終えた自身演出の舞台『金閣寺』と今回の『サロメ』の世界観に近いものがあったと話す。「思春期の主役が社会的な犯罪行為に至る。ひとりは首を切り、ひとりは金閣を燃やす。その後彼らは成長し、発見をし、何かを知っていくとともに、大きな時代の変革が起きる。『サロメ』ではキリストが生まれる前の時代を治めていたヘロデ王が時代の不安感をどう感じ、サロメがそれをどう変えていくのか。それらが読み取れる象徴的な作品だと思う」。また、多部の起用については読売演劇大賞 杉村春子賞を受賞した初舞台作品『農業少女』を観たのがきっかけだそうで、「妖艶というより芯がある。僕にとってはオスカー・ワイルドの描きたかったものと多部さんの持っているものがピタっとくる」と期待を寄せる。一方、多部は作品へのプレッシャーからかかなり緊張気味。「こういう場で自信のあることを述べたいものなのですが、なにぶん舞台経験があまりに浅いもので皆さんについていきたいなと思う次第であり、今はネガティブな言葉しか出てこないのですが、本番初日には堂々と皆さまの前に立って演じられたら」とか細い声で決意表明。それが逆に場の笑いを誘い、皆の空気を和ませていた。公演は5月31日(木)から6月17日(日)まで、新国立劇場 中劇場にて。チケットは3月17日(土)より前売開始。なお、チケットぴあでは3月14日(水)11:00まで先行抽選販売「プレリザーブ」を受付中。
2012年03月13日映画『ライアーゲーム −再生(リボーン)−』が3月3日(土)に公開を迎え、主演の松田翔太を始め、多部未華子、芦田愛菜、船越英一郎、高橋ジョージ、濱田マリ、要潤、新井浩文、野波麻帆、池田鉄洋、鈴木浩介、松山博昭監督の総勢12人による舞台挨拶が行われた。「週刊ヤングジャンプ」(集英社刊)に連載中の甲斐谷忍による漫画を原作に、これまで2シーズンにわたって連続ドラマ化され、2010年には劇場版第1弾が公開された人気作品の最新劇場版。元天才詐欺師・秋山深一(松田さん)に苦汁をなめさせられた“ライアーゲーム事務局”が復讐を目論み“イス取りゲーム”を企画。秋山は映画オリジナルのヒロイン・篠宮優(多部さん)と共にゲーム攻略に挑む。松田さんは「これまで、天才・秋山が余裕のドヤ顔を見せてきましたが、今回はかなりギリギリでした。そのギリギリの感じを見せないで余裕を見せるように頑張りました」と撮影中の奮闘を述懐。最初のTVシリーズが放送されたのは2007年で松田さんは当時20歳。「それが深夜に放送されていたりすると恥ずかしいですが…」と苦笑しつつも「これからもまた、みなさんが驚くような作品を作っていきたい」とさらなる続編への意欲も明かした。愛菜ちゃんは今回、ゲームを取り仕切る最年少の事務局員で笑顔を全く見せないアリスを演じているが「クールな悪役ができて嬉しかったです!」とこの日は満面の笑みを浮かべて観客を魅了した。松田さんが演じた秋山を「かっこよくて頭の回転が速い!」とベタ褒め。さらに、劇中の秋山のモノマネまでノリノリで披露し会場をわかせた愛菜ちゃん。隣りで優しい笑みを浮かべて愛菜ちゃんを見守っていた松田さんもそのかわいさに「恋しちゃいますねぇ」とデレデレ。高橋さんは、なぜか父親のような表情で「ダメダメ!」と2人の“熱愛”を遮ろうとしていたが、自身も三船美佳との年の差婚夫婦とあって、26歳と7歳という松田さんと愛菜ちゃんの年齢を聞いて一転「全然オッケー!」と勝手にお墨付きを与え、会場の笑いを誘っていた。今回の劇場版で初めて“ライアーゲーム”に参戦した多部さんは「撮影は過酷で大変でした」と述懐。ちなみに、高橋さんの中学時代の初恋の相手が多部さんと似ているそうで「撮影の中盤、あまり話す機会がなかったんですが、急に高橋さんに『初恋の相手にそっくりなんだよね』と言われてどうしたらいいのか?ちょっと困りました」と苦笑交じりに明かした。『ライアーゲーム −再生−』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ライアーゲーム -再生- 2012年3月3日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョン/集英社/東宝/FNS27社■関連記事:芦田愛菜「いつもニコニコしてるから」濱田マリをウソつき呼ばわり!?
2012年03月05日人気シリーズを再映画化した『ライアーゲーム -再生-』の完成披露試写会が9日に東京国際フォーラムで行われ、松田翔太、多部未華子、芦田愛菜、高橋ジョージ、濱田マリ、新井浩文、野波麻帆、池田鉄洋、小池栄子、鈴木浩介、船越英一郎、松山博昭監督が舞台挨拶を行った。その他の写真甲斐谷忍の人気コミックを原作にTVドラマ、劇場版と進化を続けてきた「ライアーゲーム」シリーズが『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』(2010)以来の再スタート。描かれるのは、ファンからの評価が高い20億円争奪“イス取りゲーム”だ。メガホンをとった松山監督は「今回の“再生”に、喜びの声と同時に『前回でファイナルだと思っていた。だまされた』という意見もあった。それに対しては僕らがいい作品を作って、再生に意味があったと思ってもらうしかない」と宣言し、「ぜひみなさんに観ていただき、判断してほしい」と挑戦状をたたきつけた。主人公・秋山深一役の松田以外のキャストをほぼ一新し、多部が劇場版オリジナルのヒロイン・篠宮ユウ役を演じるほか、人気子役の芦田愛菜が謎に満ちたライアーゲーム事務局員・アリスに扮している。松田はまさかの“再生”に「率直にうれしい。ドラマが始まったのがちょうど20歳のとき。本当に新人で何かチャレンジしたい時期だっただけに、役柄にも思い入れがある」と喜び爆発。おなじみの“必勝法”も健在で「僕が負けるなんてこと、あるのかな」と自信をのぞかせる。一方、多部は初参戦とあって緊張した面持ち。今回参加したゲームも「すごく難しかった」といい、「とにかく頭の回転をすばやくして観てください」とアピールした。笑顔を封印し、役作りに挑んだ愛菜ちゃんは「今回はいつもと違うから、やっぱり難しかった。でもクールな役ができてとてもうれしかった」とこの日はニッコリ。登壇者の中では「濱田さんが一番嘘つきだと思う。いつもニコニコして、辛いときもずっと笑顔でいるから」とバッサリ。これには濱田も「やっぱり天才……」とタジタジ。本作には新顔も多く「演じているうちに、人間不信になりそうだった」(小池)、「観る映画ではない。参加する映画です!」(船越)、「自分で出演して、最後までストーリーがわからなかった。今度、映画館で確認したい」(高橋)とゲームがもつ“魔力”を語った。『ライアーゲーム -再生-』3月3日(土)全国公開
2012年02月10日大ヒットシリーズの劇場版第2弾『ライアーゲーム −再生−』の完成披露試写会が2月9日(木)、東京国際フォーラムで開催され、主演を務める松田翔太を始め、多部未華子、芦田愛菜、高橋ジョージ、濱田マリ、新井浩文、野波麻帆、池田鉄洋、小池栄子、鈴木浩介、船越英一郎、松山博昭監督が舞台挨拶に登壇した。原作は2005年に連載がスタートし、人間の深層心理をえぐる新ジャンルコミックとして人気を博した甲斐谷忍の「ライアーゲーム」(集英社刊)。2度のドラマ放送を経て、2010年に劇場公開された『ライアーゲームザ・ファイナルステージ』が興行収入23億円を超える大ヒットを記録した。本作は完結したかに思えた劇場版シリーズの第2弾。原作の中でも圧倒的な人気を誇る“イス取りゲーム”を新旧キャスト勢ぞろいで映画化し、賞金20億円をかけた壮絶な心理戦が繰り広げられる。松田さんは「思い入れも強い役柄なので、また『ライアーゲーム』に参加できるのは率直に嬉しい」。ドラマ放送が始まったのがちょうど20歳のとき。主人公・秋山役でブレイクのきっかけをつかんだだけに「当時は何か新しいことにチャレンジしたい時期だった。ここまで来るのはあっという間」とゲーム“再生”に思いもひとしおだ。一方の多部さんは初参戦で「ドラマ、映画と歴史があるシリーズなので、いろんな思いを背負って演じた」と少し緊張した表情だった。そして、本作には人気子役の愛菜ちゃんも初登場!なんとライアーゲームの最年少事務局員をクールに演じており、「いつもと違うから、やっぱり難しかった」。共演者のうちでは「濱田さんが一番ウソつきだと思う」と言い、「いつもニコニコしてるから。辛いときもずっと笑顔でいると思う」と理由を説明した。一方、ウソつき呼ばわりされた濱田さんは「そんなこと言われたら、営業妨害…。やっぱり天才ですね」とすっかり見透かされた様子。「愛菜ちゃん、大人には『ウソも方便』って大事よ」と7歳の女の子には早すぎる助言を与えた。「人間不信になりそう」(小池さん)、「ウソ、裏切り、作戦。これら全てがみなさんへの挑戦です。五感を研ぎ澄ませて、ぜひ参加してください」(船越さん)、「自分が出演したけど、最後までストーリーが理解できなかったので、映画館に観に行こうかな」(高橋さん)と“新顔”たちもライアーゲームの世界感にすっかり魅了されていた。『ライアーゲーム −再生−』は3月3日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ライアーゲーム -再生- 2012年3月3日より全国東宝系にて公開© フジテレビ集英社東宝
2012年02月09日よしながふみによる大人気漫画を原作に、2010年10月に劇場公開され、興行収入で23億円、動員数200万人を突破した大ヒット映画『大奥』。“男女逆転”した大奥の愛憎渦巻く世界を描き、人気を博した本作の待望の続編がこのほど、ドラマ&映画という壮大なプロジェクトとして始動することが決定!堺雅人が一人二役で主演を務めることが分かった。原作「大奥」(白泉社)は2004年に少女コミック誌「メロディ」にて連載開始されて以来、謎の疫病により男女逆転した江戸時代の大奥という斬新な設定と奥深い物語で、熱狂的な支持を受けてきた大人気漫画。前作では、8代将軍・吉宗の時代が描かれたが、今回手がけられるドラマ版では大奥が誕生した3代将軍・徳川家光の時代、映画版では“犬将軍”こと徳川綱吉の時代の“大奥”が実写化される。この一大プロジェクトのメインキャストに今回抜擢されたのが、『武士の家計簿』、『日輪の遺産』、『ツレがうつになりまして。』などで国内映画賞を受賞している堺雅人。ドラマ版では、汚れなき心で将軍を支える院主・有功(ありこと)、そして映画版では胸に野望を秘めた、有功に瓜二つの男・右衛門佐(えもんのすけ)という一人二役の主役を演じる。そして、有功と右衛門佐それぞれと愛のドラマを交わす女将軍を演じるのは、このふたり。ドラマ版では、国のため翻弄されながらもわが身を捧げる初の女将軍となる3代将軍・家光をドラマ「デカワンコ」など多彩な活躍を見せる若手注目女優、多部未華子。その30年後を描いた映画版では、不安と孤独に苛まれながらも愛を求め続ける5代将軍・綱吉を女性からの支持が厚い演技派女優、菅野美穂が演じる。菅野さんといえば、2003年に放送されたドラマ「大奥」で天璋院篤子(篤姫)を演じ女同士の確執のドラマを魅せたが、本作では立場が逆転、才能と美貌を備えた“女将軍”をどう演じるのか注目だ。大河ドラマ「篤姫」で好評を博した将軍(徳川家定)役から一転、2人の将軍を翻弄するキーパーソンに抜擢された堺さんは「大変なお役をいただきました。ドラマ、映画と、半年近いご奉公になります。精一杯、努めさせていただくつもりです。大河ドラマに参加するときのような、意気込みと緊張感で臨みたいと思っています」とコメント。菅野さん、多部さんとは初共演となるが「ずっとご一緒したいと思っていたので、撮影が本当に待ち遠しいです。多部さんの、運命を見据えた、強いまなざし。菅野さんの、哀しげな、悩ましい吐息。お二人の演じる将軍を通して徳川家を見ると、江戸時代にまた違った光が当てられるのではないでしょうか?華やかな世界ですが、あくまでも裏方。いい作品になるよう、お二人を支えながら粉骨砕身、力の限りを尽くす所存です」と語っている。多部さんは、「大きなプロジェクトでとても重要な役柄を担うこと、とても緊張していますし、不安でいっぱいですが、大奥の世界観を乱すことなく、精一杯頑張りたいと思います。堺さん始め、たくさんのキャストのみなさんとお芝居をさせていただくことも、とても楽しみにしています」と胸膨らませる。一方、菅野さんは「まさか自分が、将軍の役をやらせていただく機会があるなんて、夢にも思いませんでした」と驚きの様子。「少しずつイメージを膨らませている段階ですが、将軍の葛藤、孤独、やり切れない運命を、そしてどうにもならない弱さ、愚かさを、エンターテインメントとして演じられたらいいなと思います。“イケメン大奥版”にしかない世界観を、美しい着物と共に楽しんでいただけるよう頑張ります」と意気込みを寄せている。映画&ドラマの監督は、前作に引き続き金子文紀が務め、脚本はドラマ「美しい隣人」など、大人のドラマで定評のある神山由美子が手がける。金子監督は「前作では男女の立場が変わっても、変わらない『男とは、女とは?』『男らしさ、女らしさとは?』が僕自身の一つのテーマでした。今回の映画では、そこからさらに一歩踏み込んで『人にとっての幸せとは何か?』『心が満たされるとは?』『心の解放とは?』といったことを大きなテーマとして描いていこうと思っています」と語っている。3人が魅せる愛のドラマに加え、前作と同じく“大奥”に集結する美男たちの顔ぶれも気になるところ。TVドラマ「大奥[有功・家光篇]」は今年10月クールで、TBS系列にて放送、映画『大奥[右衛門佐・綱吉篇]』は12月22日(土)より全国にて公開。■関連作品:大奥[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会 大奥 (2010) 2010年10月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会■関連記事:2010年映画ファンが選ぶベストムービー洋画大作を抑えあの邦画がNo.1に輝く!日本アカデミー賞優秀作品を一挙上映!好きな作品を観られる鑑賞券を5組10名様プレゼント【シネマモード】2010年をふり返ってみれば…『大奥』16億円突破二宮和也&大倉忠義が着用の劇中の秘蔵衣裳の展示が決定『大奥』金子監督二宮和也を「国宝級」と絶賛!110万人突破で続編にも意欲
2012年01月17日倖田來未、ニューアルバム・ジャケット写真が超セクシー!!デビュー12周年目を迎える歌手の倖田來未(29)が10枚目となるニューアルバム「JAPONESQUE」(2月1日発売)のジャケット写真を公開した。「JAPONESQUE」のジャケット写真はピンクを基調にしたカラーで統一され、和傘を手に持って花魁(おいらん)に扮した倖田が、ピンクのランジェーリーを身につけ、大胆に着物をはだけさせ、自慢のボディーを見せた過激だが美しいショットで、ヘソピアスもしている。紅白歌合戦出場も含め充実の倖田來未ニューアルバムは「愛を止めないで」などのヒット曲やフジテレビ系ドラマ「謎解きはディナーのあとで」のオープニングテーマ曲「Love Me Back」など最新シングルに加え、新曲の11曲を新たに収録した17曲入りの豪華盤。ダンスやロックサウンドなど、今までの作品に比べて激しい曲も多く、非常に倖田らしいアルバムに出来あっがているという。倖田の紅白歌合戦出場も、今年の第62回で7回目の出場となり、若かった倖田だが最近は貫禄さえ感じる。デビュー当時からセクシー路線を通してきた倖田も来年は30歳を迎えるが、変わらぬ気さくさと、明るいセクシーさを保って30歳を迎えてほしい。元の記事を読む
2011年12月08日会話するとき、最初はなかなか目を合わせない人がいる。窪塚洋介はその反対。自己紹介から、まっすぐこちらを見る。いい加減な嘘などすぐ見透かされそうなその視線。真剣勝負のような緊張の数分間が過ぎると、笑顔やリラックスした調子になっていく。取材の冒頭の写真撮影で狂気を漂わせた次の瞬間、ふっと柔らかい笑みを浮かべる自在な感じ。それは『源氏物語千年の謎』で演じた安倍晴明を思わせる。「源氏物語」は言わずと知れた、平安朝の宮廷で繰り広げられる恋愛絵巻。絶世の美男、光源氏と女たちの愛憎の物語はこれまで何度も映像化されてきたが、今回は物語の作者・紫式部が生きる現実の世界もパラレルに描かれる。窪塚さんが演じる安倍晴明は、紫式部に物語の執筆を命じた時の権力者・藤原道長が信頼を寄せる陰陽師だ。「『来たー!』と思いましたね」と出演オファーが来たときの気持ちを語る。「興味があったんです、安倍晴明に。台本よりも先に『安倍晴明の役やってくれない?』と言われて。正直言うと、『源氏物語』にはそれほど興味はなかったんですけど、『源氏物語』の中に晴明が出てくるんだと思ったら、ワクワクしたし、台本を読んでみると、物語の中と外の区別がはっきりついてなくて。映像にしたら、きっと面白いだろうと、すごく楽しみでした」。安倍晴明はまさに、物語と現実の世界、その両方を往き来する。「平安の時代って、怨霊とか呪いが強いんですよ。今よりもっと見えない世界のことは大事にされていて。陰陽師は“方違え”といって『今日は家から北の方向には行けないから東に回ってから行って下さい』みたいなアドバイスをするんです。そういうものが信じられていた時代に安倍晴明は2つの世界の橋渡しをしていた。何でもできる存在ですよね。その気になれば、トップ・オブ・トップまで狙えると思うんですよ。だけど、しない。ちゃんと国に仕えるというところが潔いというか、格好いいなと思う」。撮影前の準備について「映画1本撮れるくらいは用意したと思います」と言い、「資料のほかに岡野玲子さんの『陰陽師』を読んだり、神社に行ったり。晴明神社ともう1つ、陰陽師の聖地みたいに言われている大将軍八神社というのがあるんですよ。大将軍というのは北極星のことで…」と陰陽道の知識をわかりやすく解説してくれる。昨秋に京都で行われた撮影時も神社めぐりをした。「撮影で京都に拘束はされているんだけど、自由な時間はすごくあったから、京都の中を自分で運転して、ぐるぐる回ってました。全然違うじゃないですか、東京とは。俺らは、そういう目に見えないものを昔から“気”と漢字で表してきた人たちだから、感じやすい。京都は特に風水で守られているから、そういう安心感もたぶんあると思うんです」。調べていく過程で新たな発見があると、さらに深く掘り下げ、台詞などにも窪塚さんの意見が反映されているという。 「結構自由に『好きにやって』というか、ちょっと放っとかれているみたいな感じだったんで(笑)。今回に限らず、そういうことが多いんです。演出しないで『任すわ』みたいに言ってもらうのは、それはそれでうれしいんですけど、『物足んねえ』みたいに思うときもありますね」と本音もちらりとのぞかせる。全編パリで撮影した主演作『UGLY/アグリー』や園子温監督の『ヒミズ』など、今後も話題作への出演が続く。作品としての規模も物語も全く違う世界に、いつも自然に、しかも、それぞれの作中の異分子として溶け込んでいる。これは相当に面白い現象だ。本人は「どうなんですかね」と照れ笑いしつつ、「ただ、そうありたいとは思っている」と言う。「すごいチープな言い方すると、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロがよく対比で出てくるけど、アル・パチーノって何見ても結構アル・パチーノじゃないですか。デ・ニーロはすごく変わる。その両方が合体したら最強やと。矛盾しているけど(笑)。10代の頃からそう思っていて。うまいこと言葉にできないけど、感覚として、絶対あり得ない存在というのを捉えて、それになろうという。輪郭ぐらいしか見えてない気もするけど、そこを追い求めているようなところがあると思います。芝居という言葉の中に“居る”って漢字が入るじゃないですか。演じる技じゃなくて、居る。そこに居る。道を歩いていて、その角を曲がってそいつが歩いてくる可能性を感じさせたいというか。本当に生きている、そいつがどこかに。と思わせたい」。ミュージシャンとしてのライヴ活動やブログ、Twitterなどで「ダイレクトに世の中と交流できるようになってから、ものすごいストレスがなくなったんですよ」と言う。「映画に関しては、前よりはそんなに自我が強くないと思います。きちんと駒に徹底することに自分の情熱を燃やせるし、そこだけに、よりピュアになってきている」。そう語る窪塚さんは実は今回、安倍晴明のみならず光源氏も演じてみたかったという。「両方やりたかったです、強欲なんで。何なら桐壺もやりたかった(笑)。究極言ったら、全部の役をやりたい。自分自身、役者として、そうありたいから。そういうアクロバティックなことからベーシックなものまで、丁寧にやっていきたいです」。(photo:Yoshio Kumagai/text:Yuki Tominaga)■関連作品:源氏物語 千年の謎 2011年12月10日より全国東宝系にて公開© 2011 「源氏物語」製作委員会■関連記事:愛憎渦巻く、雅な平安絵巻『源氏物語 千年の謎』試写会に100組200名様ご招待田中麗奈が“生霊”となって嫉妬に燃える!『源氏物語』新カット披露中谷美紀、憧れの女優は高峰秀子「輝き続けられるように自分を磨きたい」生田斗真の恋の相手は…?『源氏物語』に真木よう子、多部未華子、田中麗奈ら出演生田斗真主演『源氏物語』に中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之が出演!
2011年12月07日作家・高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」(角川書店刊)を原作に、生田斗真ほか豪華キャストを迎え、紫式部が「源氏物語」を執筆する現世と光源氏の生きる物語を描いた映画『源氏物語千年の謎』。光源氏との恋愛を繰り広げる数々の美しき姫君たちの中で、嫉妬に狂う苦悩の美女・六条御息所役の田中麗奈の劇中カットがこのほど披露された。田中さんが今回演じる六条御息所は、前の東宮の妃であり、教養も理性も兼ね備えた美女でありながら、年下の光源氏に恋をしたことで嫉妬に狂い、光源氏の正妻・葵の上(多部未華子)や彼の愛人・夕顔(芦名星)を生霊となって殺めていく。“生霊”役ということで、田中さんは特殊メイクを施し、獲物を絡め取る蜘蛛の巣をイメージした特注の衣裳をまとい、これまでの爽やかなイメージを一新するミステリアスな役どころを熱演。さらにワイヤーロープを用いての撮影にも挑んでいる。この難しい役をつくるうえで、「源氏物語」にまつわる映像や著書の数々から六条御息所という女性を研究したという田中さんは、「(研究で得た)それらを身体の中に取り入れる感じと、こんな風な女性に…という希望、それからただ苦しい恋をしてしまった女性の一人というイメージで演じさせていただきました」と話す。美しくも狂気に満ちた容貌については「メイクは生霊ということでもちろんおぞましいのですが、アジアンテイストを取り入れたモード感が入っているところが新しいと思うし、個人的にも好きです。カツラやメイクも彼女の感情に合わせて少しずつ変わってきています」と気に入った様子。だが、緊張感あふれるシーンが続いたそうで、「集中力を切れないようにすることがちょっと難しかったです」とも。愛するがゆえの怖ろしさと悲哀を、田中さんはどのように演じてみせるのか?光源氏を取り巻く女性たちの中でもひときわ異彩を放つ、六条御息所のドラマにご注目あれ。『源氏物語千年の謎』は12月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:源氏物語 千年の謎 2011年12月10日より全国東宝系にて公開© 2011 「源氏物語」製作委員会■関連記事:中谷美紀、憧れの女優は高峰秀子「輝き続けられるように自分を磨きたい」生田斗真の恋の相手は…?『源氏物語』に真木よう子、多部未華子、田中麗奈ら出演生田斗真主演『源氏物語』に中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之が出演!
2011年10月17日女優の中谷美紀が「第3回 プラチナ・ミューズ アワード」を受賞。その受賞式が7月14日(木)に都内で開催され、トロフィーとプラチナのネックレスが贈呈された。プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関である「プラチナ・ギルド・インターナショナル」が雑誌「Domani」(小学館刊)とのコラボレーションで、プラチナのように光り輝く“ワーキング・ウーマン”を表彰するというもので、過去には米倉涼子、滝川クリステルが受賞している。映画やドラマなど女優としての活躍に加え、エッセイや紀行文など多彩な活躍で広い年代に支持されているということで今回、中谷さんが選ばれた。プラチナ・ギルドのハンキンソン尚子代表は「知性あふれる凛とした佇まいがプラチナ・ミューズにふさわしい」と中谷さんを絶賛。トロフィーを手渡し、“プラチナ・アラベスク”と呼ばれる、宝石を使わずにプラチナだけで制作されたネックレスを中谷さんの首に掛けた。中谷さんは「プラチナってこんなに輝く美しいものだったのか、と改めて実感しています。年齢と共に肌の輝きは減っていくものかもしれませんが、プラチナを身につけて輝きを増すことができたら。プラチナのように輝き続けられるように自分磨きに努めたい」と喜びを語った。この日は、大胆に肩を露出しつつも、下は黒のパンツスタイル。「シンプルな服が大好きなんですが、プラチナもシンプルで控え目な輝きを持っていて気に入っています」と微笑んだ。いわば、働く女性の理想として今回の受賞に至ったわけだが、中谷さん自身が憧れる女性像を聞かれると「日本の女性は空気を敏感に読み取り、和を保つことができてすごく素敵だと思います。女優として、亡くなられた高峰秀子さんを素敵だなと思いますが、憧れの女性に近づくのにあと何十年かかるのかな、とも思っています」と明かした。映画にドラマと活躍する中谷さんだが、今年は舞台に初挑戦。井上靖原作の「猟銃」がまずカナダのモントリオールで上演され、その後、10月に日本で凱旋公演が行われる。中谷さんは初舞台で一人三役をこなす。一人の男性の不倫の愛が、妻、愛人、愛人の娘の手紙で浮かび上がってくるという物語で「日本の女性の心のマグマのようなものが表現できるのでは?と思いました」と語り、初舞台で三役、しかも初演がモントリオールという点についても「自分に試練を与えるときなのかも、と思っています」と不敵な笑みを浮かべていた。さらに「演じるときに、年齢を(役を)あきらめる理由にするのではなく挑戦し続けたい。つい惰性で日々を過ごしがちですが、常に新鮮、純粋な気持ちで演じていきたい」とさらなる飛躍に向けた決意を口にした。■関連作品:源氏物語 千年の謎 2011年12月10日より全国東宝系にて公開© 2011 「源氏物語」製作委員会■関連記事:生田斗真の恋の相手は…?『源氏物語』に真木よう子、多部未華子、田中麗奈ら出演生田斗真主演『源氏物語』に中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之が出演!
2011年07月14日光源氏役に人気絶頂の生田斗真を迎えて描き出す歴史絵巻『源氏物語』の共演陣が新たに発表され、真木よう子、田中麗奈、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、室井滋が出演することが明らかになった。作家・高山由紀子の「源氏物語 悲しみの皇子」を原作に、紫式部が「源氏物語」を執筆する現世と、光源氏の生きる物語の中という2つの世界を往き来する形で物語は展開。これまでに生田さんのほか、紫式部を中谷美紀、藤原道長を東山紀之、そして安倍晴明を窪塚洋介が演じることが発表されていた。今回新たに出演が明らかになったのは6人の女優陣。NHK大河ドラマ「龍馬伝」に龍馬の妻・お龍役で出演中の真木さんは、源氏の亡き母・桐壺と彼女に瓜二つで光源氏の義理の母となる藤壺を演じる。田中さんは、源氏に恋焦がれるあまり生霊の姿に身を変えてしまう六条御息所、多部さんは源氏の正妻・葵の上を演じる。源氏の想い人である夕顔の君に芦名さん、帝の正妻で桐壺を目の敵にする弘徽殿役に室井さんが演じ、現実世界で紫式部の語り相手で道長の娘である中宮彰子に蓮佛さんが扮する。生田さんからは「絢爛たる女優陣を相手に現代ならではの源氏物語を創っていきたいと思っています。ひとつの作品でこれだけ多くの女優さんと共演が出来ることは稀有な経験で、かなり緊張もしておりますが、いまから楽しみにしています」とのコメントが到着した。また、製作総指揮を務める角川歴彦氏は「光源氏をとりまく女たちには著者・紫式部の心の底に蠢く様々な思いが投影されています。だから“生田源氏”をとりまく女優たちには紫式部が振りつけた個性を光らせる“それぞれの艶”を演じきる力が必須でした。そこで魅力と可能性を併せもつ日本映画界屈指の華麗な演技派に白羽の矢を立てたわけです。母性と色香で光源氏を虜にする藤壺には真木よう子の放つ、なまめかしい大人の艶がその魅力を引き立たせると思います。光源氏への深い愛が嫉妬へと変貌し、生霊と化す六条御息所には妖艶さとある種の気迫を演じ切れるであろう田中麗奈に期待をかけました。光源氏の后・葵の上は、儚さと気品が絶対条件、さらに華もなければならない。表情に幼さを覗かせる多部未華子は適役でしょう。優しさと慎ましやかな佇まいで自然に光源氏に受け入れられてゆく夕顔には、可愛らしさを繊細にかもし出すことが出来るであろうクールビューティの芦名星を選びました。そして光源氏とは直接絡みませんが、清楚さと矜持を表現せねばならない道長の娘・彰子役は蓮佛美沙子に託しました。そして、この物語の主要な舞台となる平安宮廷の大奥を支配する弘徽殿は『人間失格』でも素晴らしい存在感で若手を圧倒した室井滋に委ねます。彼女なら“鬼気迫る”という言葉がまさにぴったりの、物語を大きくうねらせる演技をしてくれるに違いないと思っております」とひとりひとりの配役の理由を説明すると共に、期待を寄せる。彼女たちが源氏とどのように絡み合い、どのように愛憎を表現するのか?撮影は9月20日より始まり、岩手や京都を中心に行われ年内にはクランクアップの予定。『源氏物語』は2011年、全国東宝系にて公開。■関連作品:源氏物語 2011年完成予定■関連記事:生田斗真主演『源氏物語』に中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之が出演!
2010年10月11日椎名軽穂による人気漫画を実写映画化した『君に届け』。見た目の暗さと雰囲気から“貞子”と恐れられる女子高生の爽子(さわこ/多部未華子)とクラスの人気者・風早(かぜはや/三浦春馬)の恋を中心に青春物語が展開するが、いち早く爽子と打ち解けるのが、ちょっぴりお調子者ながら、義理人情に厚く涙もろいムードメーカー、千鶴。演じているのは次々と話題作に出演する蓮佛美沙子。これまでにも数多くの“女子高生”役をこなしてきた蓮佛さんだが、さてさて今回の千鶴には何を感じ、どのような思いで演じたのか?「今回の話が来るまで原作は読んだことはなかった」という蓮佛さん。読者の中でイメージが出来上がった漫画原作(しかも超人気作品!)の役柄を演じることにプレッシャーや不安はなかったのだろうか?「大学の友達が『風早くんが…』と話しているのを聞いたことがあって、お話しをいただいたとき『あ、みんなが話してた漫画だ!』と。身近に原作が好きな友達がいれば、もちろんプレッシャーになりますよ!実際、『美沙子って千鶴のイメージじゃないよね』と言われましたし(苦笑)。『これが生の読者の声だな』なんて思いつつも、映画の物語は原作にすごく忠実に作ってあったので、私も原作を教科書のように思って千鶴を取り込んでいきましたね」。撮影前には原作者の椎名さんから各キャラクターの設定資料を見せてもらうことができて、そこからこんなヒントを得たという。「椎名先生が、それぞれのキャラクターのイラストを描いてくださったんですが、千鶴の頭の上に花が咲いてたんです(笑)。ポワーンと花が咲いた感じが千鶴なんだな、と。このイラストにはずいぶん助けてもらいました。あとは、龍(青山ハル)とは幼なじみなので、長年一緒にいる空気を出せればと思って、撮影を離れてもハルくんとはよく話していました。突然、意味もなくハルくんをバシって叩いたりして(笑)、千鶴っぽい感じや幼なじみっぽさを出してみたりしましたね」。ひとくちに“女子高生”と言っても、本作のような男勝りなタイプから落ち着いた雰囲気の女の子まで、蓮佛さんが演じてきた女子高生は千差万別!どの役も“蓮佛美沙子らしい”と思えてしまうが…素の蓮佛さんは?「いままでの全ての役に、何かしら私自身が反映されているとは思います。例えば千鶴の、誰も聞いてないのにワァーって喋り続けるところとか(笑)。いつも、役を通じて『こんな自分もいるんだ?』って発見している感じですね。いつも役のことなら何でも話せるけど、素の自分がどんな風かと聞かれると…難しいですね。マイペースなのは自覚してます。それから…よく周りには『自由だね』って言われます。どこに行っちゃうか分かんない感じらしいです…(苦笑)」。近くにいたマネージャーさんに同じ質問をしてみるとひと言「自由です」!一方で、幅の広い役柄を演じることについてはその楽しさをこう語る。「やっぱり嬉しいですね。これからもずっと役者をやっていきたいと思っていますが『あの人はこういう役』というイメージを作りたくない。熊澤(尚人)監督とご一緒させていただくのは2度目ですが『(千鶴は)蓮佛のイメージじゃないかもしれないけど、やってほしい』と言っていただいて嬉しかったです。観る人に『蓮佛美沙子ってこういう役もやるんだ?』っていつも思ってもらいたいですね」。では、再び物語について。ずばり、劇中の男の子たちの中で蓮佛さんが心惹かれるのは?「龍ですね。風早は友達ならいいけど…好きになっちゃったら心配になるかも。『何でそんなにみんなに好かれるの?』ってやきもち焼いちゃいますね。龍は寡黙だけど、一途で男らしくて好きです」。ちなみに蓮佛さんも、劇中の物語のような甘酸っぱい高校生活を…「送ってないです!高校生活は楽しかったんですが、その頃から『自由だね』ってよく言われてました(笑)。特定の友達と仲良く、というよりは面白そうなものがあるとあっちにフラフラ、こっちにフラフラという感じで…。高校時代に原作を読んでたら、『こういう恋愛したい!』って思ったかも。屋上で友達と抱き合ったりってうらやましいですね」。そんな彼女も次の誕生日で二十歳!改めてこれまで、そしてこれからについて聞いてみた。「役者をやらせていただくようになって5年くらい…好きにやらせてもらったな、という気持ちが強いです。とにかく、芝居が好きでしょうがないという気持ちで走ってきましたね。思い切り――蓮佛美沙子という人間がなくなってしまうくらい役に浸かったこともあれば、『もっと客観視しなきゃ』という思いで臨んだときもあって、本当に試行錯誤しながら勉強させていただいたと思います。この作品でも強く感じたんですが、『この役はこうしたい!』という思いをもっともっと強く出していけたらいいな、と思います」。「いまやってみたい役は」という質問に「コメディで思い切りバカバカしいことをやりたいです」との答えが。まだまだいろいろな顔を見せてくれそうだ。蓮佛美沙子オフィシャルサイト■関連作品:君に届け 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010映画「君に届け」製作委員会 © 椎名軽穂/集英社■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第7回)映画で見てみたいカップルと言えば?春馬好きなタイプは「黒髪で一日一善のいい子」春馬&未華子今年初の浴衣姿で“パワスポデート”東山紀之サッカー日本代表の雄姿で主演ドラマキャスト陣と「心がひとつに」三浦春馬仕事飲みデビュー「初めて監督とお酒飲みました」
2010年10月08日映画『君に届け』(熊澤尚人監督)の完成披露試写会が9月15日(水)、東京・文京区のJCBホールで行われ、W主演の多部未華子、三浦春馬らが出席した。長い黒髪の外見と内気な性格から「貞子」のあだ名で呼ばれるヒロインの爽子(多部さん)と明るく爽やかなクラスの人気者の男子・風早(三浦さん)の淡い恋を描くラブストーリー。コミック既刊11巻の売上数累計1,400万部突破の人気少女漫画の実写化。クラスメイトから暗い性格と誤解される役どころについて、多部さんは「全部大変でした。でもホントに爽やかNo.1の三浦くんに支えられ、ほかにいたたくさんのスタッフに支えられ、頑張ることができました」と三浦さんに感謝の弁。三浦さんは「去年まで舞台とかドラマで切羽詰まった役、危機迫る役ばかりやっていたので、ふり返ったりするのが尋常じゃなく速かったようで、監督に言われてそこから直していきました」とふり返るジェスチャーを交えて話し、会場の笑いを誘った。一方、タイトルにちなみ司会者が、2人に自身が想いを届けたい好みの相手のタイプを質問。多部さんは「いろんな知識が詰まった方がいらっしゃれば、想いを伝えたいです」と照れながら答えた。三浦さんは「結構、爽子ちゃんみたいな子、ですね。黒髪、一日一善をモットーにしたいい子で、親への思いやりがあって感動屋なところがいい」。会場の女性ファンはザワザワとどよめいていた。ほかに共演の蓮佛美沙子、桐谷美玲、夏菜、青山ハルが出席。イベントの後半、本作の同名主題歌を歌う男性4人組バンド、「flumpool」が登場し、同曲を披露。客席最前列に移動し着席していた三浦さんらは、演奏が始まると“総立ち”。リズムにのって体を揺らし拍手をしながら聞き入った。演奏終了後、多部さんは「ホワッとした映画ですが、力強く後押ししてくれる曲で、爽子ちゃん目線で聴いて、胸が…いっぱいです」と感激。三浦さんはギターの阪井一生に向かい「カズキくーん」と手を振り「最近仲良くなったんですけど」と親しげな笑顔をステージに向け、「すごくいい曲をありがとう。サビを聞くと、駆け出したくなるんですよね」と喜んでいた。『君に届け』は9月25日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:君に届け 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010映画「君に届け」製作委員会 © 椎名軽穂/集英社■関連記事:春馬&未華子今年初の浴衣姿で“パワスポデート”東山紀之サッカー日本代表の雄姿で主演ドラマキャスト陣と「心がひとつに」三浦春馬仕事飲みデビュー「初めて監督とお酒飲みました」
2010年09月15日三浦春馬と多部未華子が8月11日(水)、東京・港区の日本テレビ内で開催中の汐博EXPO 2010内に設けられたW主演映画『君に届け』にちなんだパワースポットで行われた、「届け!想い」入魂式に出席した。漫画家・椎名軽穂による同名人気コミックの実写化で、見た目が暗く「貞子」のあだ名を持つ女子高生・黒沼爽子(多部さん) とクラスの人気者・風早翔太(三浦さん)の淡い恋を描く青春ラブストーリー。内容にちなみ、カップル向けパワースポットにひと役買う形で開催されたこちらのイベント。2人はハンドスタンプを押して、想いが届くスポットになるようパワーを“注入”した。この日は揃って今年初めてという浴衣姿。お互い見つめ合い、「素敵ですね」と照れくさそうに褒め合うなど、いいムード。夏の思い出について聞かれると、三浦さんは「毎年サーフィンをやっていますが、今年からはもっと本格的にやろうと思って、行っています」。多部さんも「夏休みと言えばいつも、祖父母の家に行き、いとこのボートで大好きな水上スキーをやっています」と仲良くマリンスポーツをあげた。一方、いま、届けたい想いは?との質問に、三浦さんは「原作の『君に届け』ファンの人に。みなさん、大好きな作品が映画化されることになって、どうなっちゃうんだろう?と心配していると思いますが、僕たちも(原作が)大好きな気持ちは変わらないので、一生懸命やりました。裏切っていないと思います。だから映画も愛してください」と仕上がりに自信をのぞかせつつ、真摯なメッセージ。退場時には、暑い中、多数集まった女性ファンに向かって、笑顔を振りまき手を振るなど、配慮も忘れなかった。ハンドスタンプは同EXPO開催期間中の今月29日(日)まで同所で展示されている。『君に届け』は9月25日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:君に届け 2010年9月25日より全国東宝系にて公開© 2010映画「君に届け」製作委員会 © 椎名軽穂/集英社■関連記事:東山紀之サッカー日本代表の雄姿で主演ドラマキャスト陣と「心がひとつに」三浦春馬仕事飲みデビュー「初めて監督とお酒飲みました」
2010年08月11日映画『君に届け』(熊澤尚人監督)のクランクアップ会見が6月8日(火)、東京・荒川区の旧中学校舎で行われ、W主演の多部未華子、三浦春馬らが出席した。高校を舞台に、暗い外見ゆえに“貞子”のあだ名で呼ばれる爽子(多部さん)と明るいクラスの人気者・風早(三浦さん)の恋と同級生らとの友情を描く青春ストーリー。漫画家、椎名軽穂が「別冊マーガレット」(集英社刊)で連載中の、単行本売上累計1,000万部突破の人気同名漫画の映画化。4月27日(火)から6月6日(日)まで栃木・足利市内で撮影された。ロケ中をふり返り三浦さんは、「20歳になり、出席できる場が増えまして。いままでドラマ、映画をやってきましたが、今回初めて監督と芝居の話をしながらお酒を飲みました。初めての機会ですごく貴重な経験で、いい撮影期間でした」と“仕事飲み”デビューを楽しんだ様子。風早役については「いい奴で爽やかで真っ直ぐで、爽子にとってスーパーマンみたいな男の子。原作ファンの人はいろいろ思うことがあると思うけど、一生懸命やりました。静かに戦いました。自信あります。それは自分の力だけではなく、隣に多部さんがいて、彼女の芝居が自然な表情を引き出してくれた」と充実の笑顔を浮かべて話した。この日の会見は同作の内容が学生モノとあって、終業式スタイルで進められ、三浦さんと多部さんに熊澤監督が卒業証書ならぬ撮影終業証書を授与。証書を受け取った多部さんは「嬉しい、いまやっと終わったって気がしました。あとは素直に仕上がりを待つのみです」と感激。続いて証書を手にした三浦さんは「去年、高校を卒業したので、2度目をもらった感じ」と喜びつつ、「当初のスケジュールでは、僕の分は『以下同文』だったけど、いま、監督がちゃんと(文言を)読んでくれたので、嬉しかったです」と会場の笑いを誘っていた。ほかに、共演の蓮佛美沙子、桐谷美玲、夏菜、青山ハルが出席した。『君に届け』は9月25日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:君に届け 2010年9月25日より全国東宝系にて公開
2010年06月08日人気漫画を映画化した『ソラニン』が先日より公開を迎えヒットを記録、今後も『BECK』に『大奥』など人気漫画を原作にした作品が次々と公開される。これまでにも『DRAGONBALL EVOLUTION』に、『20世紀少年』シリーズなど、「映像化不可能」と言われた作品の数々が実際に映画化されてきており、その都度、人気キャラクターを誰が演じるかから映画化そのものに対する賛否まで熱い議論が交わされてきた。では、あなたが映画で観てみたいと思う漫画は?シネマカフェでは読者を対象に投票を実施!あなたは観たい?観たくない?投票結果を大発表!1位の栄誉を授かったのは2作品。日本に空前絶後のバスケットボール旋風を巻き起こした井上雄彦による大人気漫画「スラムダンク」と、すでに実写化され大ヒットを記録した『NANA』の原作者・矢沢あいの手による学園恋愛漫画「天使なんかじゃない」。「スラムダンク」の人気の高さに関してはもはや説明要らず。ファンの思い入れも強く、逆に言うとそれだけ映画化の壁が多いということを意味する。特に桜木、流川といった人気キャラを誰が演じるかというだけで3日3晩は議論が出来そう!白熱する試合をどのように映像化するかもポイント。「色々な想いが交錯して、あの切ない感じがたまらない」(20代・女性)、「あの元気な主人公、翠ちゃんを実写で見てみたい」(20代・女性)と女性の支持を集めた「天使なんかじゃない」も「スラムダンク」と同じくキャスティングが論議を呼びそう。なお、さすが“カリスマ”と言うべきか、矢沢あい作品は「ご近所物語」も3位にランクイン!2位に入った「君に届け」(椎名軽穂)は、読者からの映画化を熱望する声が実って、実写映画化が決定!見た目が暗く、周囲に「貞子」と呼ばれ、クラスに馴染めないでいた黒沼爽子(くろぬまさわこ)が、クラスの人気者の風早翔太(かぜはやしょうた)らの協力を得て成長していく、というまさに絵に描いたような青春ストーリー。爽子を多部未華子、風早を三浦春馬が演じることが先日発表されたばかり。果たしてどんな作品に仕上がるのか?3位には現在もベツコミ(小学館刊)で連載中の小畑友紀による「僕等がいた」がランクイン。七美と矢野、高校で出会って惹かれ合った2人の恋を現在、過去、未来にわたって描いた物語で「(主人公たちと同じ)高校の頃に読み始めた」という女性読者の票を多く集めた。ちなみに、『ソラニン』の原作者・浅野いにおの他作品も上位に名を連ねており、「僕等がいた」、「ご近所物語」と同数での3位に「おやすみプンプン」が。また、浅野さんにとって初の連載作品である短編連作「素晴らしい世界」も5位に入っており、改めて浅野作品の人気の高さを見せつけた。『ソラニン』の三木孝浩監督は以前に出席したトークイベントで別の浅野作品「世界の終わりと夜明け前」の映画化に意欲を見せていたが、実現なるか?それ以外では4位に、昨年TVドラマ化され人気を博した「JIN -仁-」が入った。ドラマ放送当初から続編の映画化を期待する声が多かったが、今回の投票ではドラマとは別作品として映画化を望む声も。元気いっぱいの少女とその周囲の人々の姿を描いたハートフル・コメディ「よつばと!」(あずまきよひこ)、すでに映画化もされた「ハチクロ」こと「ハチミツとクローバー」の羽海野チカが、プロ棋士の少年を主人公に描く「3月のライオン」も上位に。共に宇宙を目指す兄弟を描いた「宇宙兄弟」、また変わり種では天界からやって来て、都内でバカンス中のブッダとイエスの日々を描いた異色のコメディ「聖☆おにいさん」の映画化を期待する声も多数!どうせ作るならCGを多用して製作してほしいところ?人気漫画映画化の波はまだまだこれからも続きそうだが、さてさて、次に実写化されるのは?あなたが映画化してほしい漫画ランキング1位「スラムダンク」(井上雄彦/集英社刊)「天使なんかじゃない」(矢沢あい/集英社刊)2位「君に届け」(椎名軽穂/集英社刊)3位「ご近所物語」(矢沢あい/集英社)「僕等がいた」(小畑友紀/小学館刊)「おやすみプンプン」(浅野いにお/小学館刊)4位「JIN-仁-」(村上もとか/集英社刊)5位「3月のライオン」(羽海野チカ/白泉社刊)「よつばと!」(あずまきよひこ/アスキー・メディアワークス刊)「宇宙兄弟」(小山宙哉/講談社刊)「聖☆おにいさん」(中村光/講談社刊)「素晴らしい世界」(浅野いにお/小学館刊)シネマカフェSweet「『ソラニン』 素晴らしきマンガワールド特集」■関連作品:ソラニン 2010年4月3日より全国にて公開© 2010浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会写真:太田好治 BECK ベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:あのシーンも原作の種田そのまま!『ソラニン』高良健吾の落書き顔公開宮崎あおい、桐谷健太の細かいネタに“グッときた!”『ソラニン』三木孝浩監督動画インタビュー!宮崎あおいが監督に漏らした思いとは?芽衣子は理想の恋人?あなたの青春恋愛ソングは?『ソラニン』アンケート結果発表爆発あり、ツッコミあり 水嶋ヒロら『BECK』メンバー会見の生の声を動画でお届け!
2010年04月06日20代女性のお眼鏡にかなうのは、“キレイ”より“面白い”新人毎年この時期に入社する女性新人は、男性社員の注目を集めるうらやましい存在。でも、20代ビジネスウーマンの皆さんには、招かれざる客だったりもしますよね。では、先輩女性社員のお眼鏡にかなうのは、一体どんなタイプなのか?20~24歳の女性タレントを例に挙げて調査してみました!>>男性編も見るQ. 新入社員として入社してきたらテンションがあがる女性タレントは?(単数回答)1位イモトアヤコ9.6%2位柳原可奈子8.9%3位北川景子8.4%4位井上真央8.0%5位新垣結衣7.0%■見た目に反応する!派は……・戸田恵梨香:「かわいいから。話しかけて仲良くなりたい」(26歳/化学/研究開発)・佐々木希:「かわいい!一緒に遊んだり飲みに行ったりしたい」(22歳/卸/秘書・アシスタント)・新垣結衣:「笑顔がかわいくて、こちらまで幸せな気分になれそう」(25歳/卸/営業)・北川景子:「笑顔が本当にかわいい。でもそれだけじゃなく、意外に骨があって仕事にも積極的に取り組んでくれそう」(27歳/IT/SE)・柳原可奈子:「美人すぎると同じ女として比べられるのが嫌だし、不細工でも嫌。キュートな癒し系の彼女がちょうどいい」(23歳/商社/営業)■外見より中身に反応する!派は……・イモトアヤコ:「ガッツがあっていい。無理難題を吹っ掛けられても、やりとげるあの根性が素晴らしい」(24歳/その他/サービス)・スザンヌ:「仕事がきついとき、ボケてくれたらかなり心が和みそう」(26歳/官公庁/法務)・井上真央:「根性もあって、理解力もあって、きちんと仕事ができそう」(27歳/金融/金融系専門職)・黒木メイサ:「むしろこちらがしっかりしなければならない、と刺激になりそう」(24歳/自動車関連/総務)・上野樹里:「『のだめカンタービレ』みたいなバカ役ができるということは、きっと賢いはず!」(26歳/食品/企画開発)・多部未華子:「礼儀正しそうで見た目も派手じゃないので、先輩ウケしそう」(26歳/鉄鋼/総務)・木下優樹菜:「バカ部長をぶった切ってくれそう」(28歳/商社/営業)・榮倉奈々:「明るくて元気が良さそうなので、職場が活気づくと思う」(29歳/化学/秘書・アシスタント)・紺野あさ美:「アイドル活動のかたわら難関大学に入った努力家なので、しっかりしていると思う」(26歳/卸/財務)・渡辺直美:「キャラが強くて面白いので、楽しい職場になりそう」(25歳/マスコミ/秘書・アシスタント)総評1位と2位には、明るいイメージのお笑い芸人がランクイン。同性の場合は、やはり外見より中身を重視するようです。とはいえ、3~5位には男性編でもトップ5に入った美人女優が並びました。外見でも同性の支持を得たこの3人。もしかしたら、最強の新人像かもしれませんね。もし新社会人の知り合いがいたら、彼女たちを真似るよう勧めてみてはどうでしょう?ハードルが高すぎて、逆にプレッシャーになっちゃうかも!?(文・大城健太郎)調査時期:2010年3月9日~3月18日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性604名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク新社会人応援ソング「キミだけのRainbow」のリリース記念ライブを4/11(日)原宿にて開催!!(入場無料/事前予約)第53回職場での愛され新人診断【女性編】職場にいてほしい後輩ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年04月05日男性ウケの良い新人は、外見だけでなく中身も充実している!毎年フレッシュな新顔が職場にお目見えするこの季節。「先輩としてしっかりなきゃ」と自分を律する一方で、「どんなかわいい子が来るんだろう?」と期待に胸を膨らませたりもしますよね。では、新人と比較的年齢の近い20代男性は、どんな新人だとボルテージがあがるのでしょう?旬の女性タレントを引き合いに、皆さんの好みを検証します!>>女性編も見るQ. 新入社員として入社してきたらテンションがあがる女性タレントは?(単数回答)1位北川景子10.7%2位新垣結衣8.3%3位戸田恵梨香7.9%4位井上真央5.6%5位長澤まさみ5.1%5位堀北真希5.1%■見た目に反応する!派は……・戸田恵梨香:「笑顔がかわいらしくて、一緒に働いていると和みそう」(26歳/繊維/研究開発)・佐々木希:「かわいすぎる。毎日会社に行くのが楽しみになる」(29歳/運輸/総務)・新垣結衣:「あどけない雰囲気にドキドキしてしまう。あの笑顔で質問されたら、余計なことまで教えてしまいそう」(23歳/教育関連/サービス)・堀北真希:「さわやかでかわいい感じが良い」(29歳/コンサルティング/経営・コンサルタント)■外見より中身に反応する!派は……・イモトアヤコ:「良い意味でテンションを上げざるを得ない状況になると思う」(28歳/教育関連/サービス)・井上真央:「ハキハキしていて仕事ができそう」(27歳/電気/設計)・上野樹里:「職場にちょっと変な空気を吹き込んでほしい」(25歳/商社/金融系専門職)・石原さとみ:「元気があって天然っぽい雰囲気が癒しを与えてくれそう」(29歳/医療/その他[医療専門職])・多部未華子:「周囲の意見と自分の意見をうまく調和させつつ仕事してくれそう」(25歳/その他[芸能関連]/営業)・長澤まさみ:「素直な感じなので、職場がほんわかしそう」(28歳/その他[専門職]/法務)・北川景子:「テレビで話し方を見て、賢そうだと思った」(25歳/IT/SE)・本仮屋ユイカ:「ドラマなどで優等生役が多いので、仕事をしっかりやってくれそうな気がする」(23歳/運輸/サービス)・木下優樹菜:「雰囲気を盛り上げて、職場を楽しくしてくれそう」(24歳/ソフトウェア/プログラマー)・柳原可奈子:「とにかくいじってみたい」(25歳/金属/エンジニア)・榮倉奈々:「ドラマ『泣かないと決めた日』の強くたくましい姿に影響された」(25歳/卸/総務)総評トップ5に並んだのは、現在活躍中の美人女優ばかり。新人とはいえ、相手が異性となると外見が気になりますよね。そんな中口コミを見ると、「仕事ができそう」、「雰囲気が和みそう」、「元気がある」など、パーソナリティの方もしっかり吟味した上で選んでいる模様。美人であれば誰でも良いわけではないようですね。とはいえ、実際にこの中の誰か一人が職場にいたとしたら、緊張しすぎてこっちが仕事にならないでしょう。(文・大城健太郎)調査時期:2010年3月9日~3月18日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性216名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク第53回職場での愛され新人診断新社会人応援ソング「キミだけのRainbow」のリリース記念ライブを4/11(日)原宿にて開催!!(入場無料)【男性編】職場にいてほしい後輩ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年04月05日