妊娠中、お腹の中で胎児がある程度大きくなると、エコー検査で性別を判別できるようになります。出産後の準備のために、妊婦検診の際に性別を担当医にたずねる妊婦さんは多いでしょう。小学5年生と小学2年生の姉妹を育てる、吉田いらこ(@irakoir)さんは、妊婦検診での出来事を漫画化。その内容に、反響が寄せられています。赤ちゃんの性別の話妊娠5か月の検診で、医師に性別をたずねた吉田さん。すると、医師はなぜか暗い反応をして…。赤ちゃんの性別の話本当に色々な事情があるんだろうなと思った pic.twitter.com/0oILmxv7Yb — 吉田いらこ/大阪おでこ姉妹 (@irakoir) June 12, 2021 「まだ中絶可能な時期なので、伝えられない」医師はそう話し、いろいろな事情から性別を簡単に伝えられないことを明かしました。エコー検査で性別を予想できても、出産後に違っていたというケースもあるでしょう。また、胎児が望む性別でなかった際、妊婦や周囲の人が精神的に不安定になってしまうことがあるのかもしれません。読者からはさまざまな意見や体験談が寄せられました。・娘を産んだ病院は確認してくれましたが、過去に予想していた性別と違かったことがあったらしく「確定ではない」と念押しされました。・私の通った産院は、産み分けの相談もしている病院だからか、かなり早い段階で教えてくれました。・性別を教えてもらうか悩んでたら、医者がエコーを見ながらいきなり「これおちんちんですね!」とネタバレしてきた。病院の方針によって、妊婦への性別の伝え方は異なるようですね。吉田さんの担当医は「教えられない」といいつつも、「付いてません」と分かりやすすぎるヒントをくれたのでした。性別を気にせず、シンプルに命の誕生を喜べることが理想ですが、状況によって配慮を必要とする場合があるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年06月14日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人を不安にさせない気遣いができる女性、「正直に言う女」になりきり。事情を素直に伝えることが、人を安心させる第一歩に。このあいだ健康診断を受けに病院へ行った時のことです。結果を待っていると、先生が「あ、ちょっと待ってね」「え~っとこれは…」と普段より時間がかかっていたので、診断結果に何か悪いところがあったに違いないと一瞬、思ったんです。でも、すぐに「ごめんなさいね。病院のシステムが変わって、横澤さんが初めてだから…」と事情を教えてくれてホッとしました。どうやら、4月の新年度を機に病院のシステムがすべて変わり、先生やスタッフの方もまだ慣れていないということでした。本来なら、言わなくていいことかもしれないけど、正直に言ってくれたおかげで無駄に心配せずにすみました。「そういうことなら、第一人者として、見届けてみましょう」「新年度は大変ですね~」とおおらかな気持ちにも。こうして、何に手こずっているのか、時間がかかっているかということをきちんと素直に伝えるほうが、相手のためになるんだと気がついたんです。たとえば乗っていた新幹線が止まった時も、理由がわからないと困惑するけれど「動物が線路を横断しています」と一言、理由を伝えられるだけでスッキリする。「あら、鹿かな?」などと考えられる余裕が生まれますよね!そうした気遣いができる人になるには、まず、待たされている側の気持ちを想像してみましょう。すると、ここが不安の理由なんだろうなと理解でき、安心させる一言を添えられそうです。あとは、相手が自分に対して聞きづらそうなことを考えたり、人が不安に思いそうなことを予測して答えを用意しておくのもよさそう。ネットショップのお問い合わせのところに書いてある「よくある質問」のようなイメージですね。“もはや質問はさせない”くらいの気持ちでいるようにしましょう!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。昨年2月に第一子を出産。※『anan』2021年6月9日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2021年06月06日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。「1歳半健診後の不安だったこと」第1話。2012年の冬。1歳半健診を受けることになった息子さんとはるさんは、会場へ向かっていました。会場へ到着し部屋に入ると、やさしそうな担当の職員が「どうぞ」と案内してくれます。そして、健診が始まるのですが、担当の職員からある提案をされてしまいます。 2012年冬。息子さんと1歳半健診に行ったときのこと… 1歳児健診で、積み木や指差しができなかった息子さん。 担当の職員に「ちょっと発達がゆっくりかもしれないので、心の相談のほうへご相談ください」と言われたので、はるさんはさっそく相談の予約を取ります。 最初は職員の方の言っている意図がわからなかったのですが、少しずつわかっていくことに……。 職員の方の言葉がピンとこなかったはるさんですが、子どもの年齢が低いとなかなかわかりづらいのかもしれませんね。とはいえ、子どもの成長は十人十色だと思います。発達の差は個人差があるので、焦らず見守っていきたいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2021年06月01日妊娠37週4日、妊婦健診があった日の深夜に陣痛開始。病院に行くと、すでに子宮口は6cm。分娩台に上がると、「ばちゅん!」破裂音とともに、下半身に赤ちゃんの頭が挟まった! 人生最大の痛みに直面し、叫びだし、周りの声も聞こえなくなってしまい……。 安堵し思い出したことは… 今でもはっきり覚えているのが、妊娠5カ月の妊婦健診にてエコーをしてもらっていたとき。先生「あっ! 森田さん。赤ちゃんの性別わかりましたけど、聞きたいですか?」 息子「あのね、僕知ってるよ! 女の子だよ!」 先生「えっ……凄いね! 当たりだよ。多分女の子じゃないかな?」 このとき、驚きとうれしさで私は泣きそうになってしまいました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 画像提供/森田家@愛と笑いの育児漫画(@moritake2020) 監修/助産師REIKO
2021年05月30日妊娠37週4日、妊婦健診で「お産はまだかな」と医師に言われたものの、その日の深夜陣痛開始。病院へ行くと、まだ我慢できる痛みなのに、子宮口はなんともう6cm以上開いていた!いよいよ出産、人生最大の痛みに直面することに……! ついに子宮口が全開大に! よく、出産にて旦那さんに立ち会いしてもらうか否かで賛否両論ありますが、私は立ち会ってもらって本当によかったです。夫は、「3人目は、立ち会わない! あんなに痛そうでつらそうな姿、もう、見たくない! 3人目は……俺が産む!」と言ってくれました。最高かよ。来世でも結婚しようと思います。 さて、「そんなに痛くなかったよ」と言いつつ、痛がっている描写満載ですみません。まぁ、人が1人股から出てくるので、ちょっとは痛かったんですよ(笑)。 でも、この痛みは10分間ほどでした。また、出産した時間が真夜中だったため、来てくださった先生の頭に寝癖がついていて、「先生がいつものオールバックじゃない……! 寝てたところ、起きてくれたんだ! なんか、ほんとすみません……」と思っていたくらいなので、余裕があったと思います(笑)。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 画像提供/森田家@愛と笑いの育児漫画(@moritake2020) 監修/助産師REIKO
2021年05月29日妊娠37週4日、妊婦健診で「お産はまだかな」と医師に言われたものの、その日の深夜陣痛が始まりました。病院へ行くと、まだ我慢できる痛みなのに、子宮口はなんともう6cm以上開いていて……!? 希望のバースプランで 1人目の息子の出産では、夫と母の2人に立ち会ってもらいました。その際も、スピード出産で、陣痛は3時間ほどでした。ありがたや。 しかし、2人目の娘のときは実家に置いてきた息子のことがどうしても心配で……母には、実家に戻ってもらいました。 この判断が、あとから功を奏することとなります。 自分的には、陣痛の痛みは本当におなかを壊したような感覚でした。痛みに波がある感じ。ぐうぅーーと唸るような痛みがまるっきり同じでした。 そして、バースプランの「褒めて伸ばしてね作戦!」 これ、すごくよかったです!プレママの方、もしよければ(笑)。 そしてこのあと、驚くほどのスピードで出産となります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 画像提供/森田家@愛と笑いの育児漫画(@moritake2020) 監修/助産師REIKO
2021年05月28日妊娠37週4日、妊婦健診で「お産はまだかな」と医師に言われた森田さん。しかし、夕食をたくさん食べられるようになったり、胎動が減ったり、当時5歳の息子が何度も抱っこをせがんでくるなど、今思うと出産の兆候かな?と思う節がいくつかありました。そして、深夜に痛みを感じて……。 陣痛っぽい! 自分の陣痛の始まりは、「なんだか痛いような〜? あ、食べ過ぎておなか壊したのかな?」くらいの痛みからでした。 それが1時間ほど続き、そこまで痛くないけど、いつ産院に連絡しようかなぁ〜と悩んでいたところ、母から「電話してみな!」と助言され、産院へ連絡を取りました。 もしもこのときちゅうちょしていたら、車の中で出産していたかもしれません。母さんグッジョブ! 父は、陣痛で唸る私の横で、お酒を片手に10分ほどその姿を見守ってくれました……おぉーーい(笑)!! 妊婦さんや経産婦さんはご存知の方も多い、内診グリグリ! 「かなり痛い」と評判でしたが、私は、まるっきり痛くありませんでした。 産院に着いてからも「え、本当に今から産むの? 到着してすぐ分娩室? 嘘だろ……」 と心が置いてけぼりとなっていました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 画像提供/森田家@愛と笑いの育児漫画(@moritake2020)
2021年05月27日妊娠37週4日、妊婦健診で「お産はまだかな」と医師に言われたけれど、今思うと出産の兆候かなと思うことがありました。 お産の兆候だった…? みなさんは、陣痛前に何か兆候ってありましたか? 私は、かの有名な「おしるし」はなくて……ただ、ひたすらに食欲が増して、ご飯が食べたくなりました!もしかしたら、赤ちゃんが下におりてきて胃に余裕ができたのと、出産に向けてエネルギーを貯めるためだったからなのかな?と思っています。 現在、出産間近ではないのに、食欲増加が甚だしいのは、日々の生活が大変だから……ってことにしておきたいですな。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 画像提供/森田家@愛と笑いの育児漫画(@moritake2020)
2021年05月26日■前回のあらすじ 体重増加を気にしつつも、妊婦健診はワクワク気分。ところが、糖負荷テストで再検査になってしまい…。生まれてこの方、大病したことのない至って健康な私ですが、妊婦となると話は別(というか、検査してないから見つかってないだけかもしれない…)。赤ちゃんが安全に生まれてこられるように、たくさんの検査をしてくれるお医者さんには感謝しかないです。今回のGBSも、事前に“陽性”とわかっていれば抗生剤の点滴で対応してもらえるので、「妊婦検診はエコーが楽しみ!」くらいの気持ちで検診に通うことができました。しっかり検査してもらうのって大事ですね。※2020年のお話です。ついにコロナ禍っぽいことが出てきました。誰かに2歳のちゃちゃくんをお願いしないといけないけど、旦那は遅くまで仕事だからどうしても無理で、近くに住む母にお願いすることに。うちは母が近くに住んでいるので、仕事が休みの日に予約を入れれば預かってもらえましたが、そうじゃない人はコロナ禍で「急に1人で来て」と言われてもなかなか難しいですよね。緊急事態宣言中は、いつも激混みの産院に人が少なくて必ず座れるから、それは快適でよかったですが、子どもくらいはOKにしてほしかったな…。面会、立ち合いについては、この後どんどん厳しくなっていきました。悪い予感的中!やっぱりずーーっとそこばかり見てるというのは“気になることがある”ということなんでしょうね。明らかにいつもとエコーの見てる長さが違いました。心臓病と聞くとすっごく重い疾患に思えて、めちゃくちゃ不安でした。これを聞いたときの衝撃は忘れられません…!次回に続く(全15話)「コロナ禍出産」は毎日12時更新!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年05月23日■前回のあらすじ 第1子は吐き悪阻、第2子は食べ悪阻。第3子では眠り悪阻に悩まされて…。ちょっと怖い話ですが、今回通算で18キロ増えたのに、まだ8キロしか減っていません…。あと10キロは、いつどこかに行ってくれるのでしょうか…!?第3子の妊娠期間は、あっという間でした。年を取るこごとにどんどん時の流れが早く感じるようになるけれど、体感速度と老化速度が同じだったらいいのに。そしたら私、「まだ18歳なのに~!!」と思います(笑)私の産院では“糖負荷テスト”は全員が受ける検査でしたが、どうやら産院によって、あるところとないところがあるみたいです。採血があるのはすごく嫌だけど、糖負荷テストで飲むサイダーみたいな飲み物は美味しくて大好きです。採血しにくい血管の為、3回も採血となると血管が全く見つからず(?)、頑張って探してくれるからかあざになります…。今回初めて肘の内側から採血してもらったのですが、めちゃくちゃ痛かった…!採血がすごく嫌いなので、「子どものために頑張って採血する私、偉いな!」という精神で乗り切りました。次回に続く(全15話)「コロナ禍出産」は毎日12時更新!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年05月22日出産を間近に控えた妊婦健診で、初めておなかの中の赤ちゃんの様子について「異常」と診断されました。生まれてから調べると「卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)」という病気であることが判明。病気がわかってから現在まで、定期的に大学病院で診察を受けています。今回は、この病気にまつわる出産までの体験と、現在の子どもの様子をお話ししたいと思います。 出産直前、エコー検査で異常ありおなかの中ですくすく育つ赤ちゃん。妊娠の経過は順調でしたが、出産を間近にひかえた妊娠33週目の健診のことです。超音波検査で「異常あり」と言われてしまいました。 よく聞くと「赤ちゃんの腹部に、通常では見られない影がある」とのこと。思いがけない診断結果に慌てふためいたものの、「生まれてからでないとしっかりした検査はできない」と先生に言われ、すぐにできることはありませんでした。 おなかの中の赤ちゃんがどのような様子なのか、病気なのか、苦しんでいるのではないかなどとさまざまな考えが巡り、その日からはとても不安な日々を過ごしていました。 超音波検査で4cmの卵巣嚢腫が見つかる出産予定日とほぼ同日、無事に出産しました。不安ななかでの出産でしたが、3,000gを超える元気な赤ちゃんで安心したことを覚えています。 しかし、ほっとしたのもつかの間。小児科の先生にお越しいただき、赤ちゃんの超音波検査を受けることとなりました。結果は「4cm大の卵巣嚢腫がある」とのこと。 悪性のものではないものの、大きくなると捻転してしまう可能性もあるとのことで、定期的に大学病院に通院することとなりました。 生後1年が経過…卵巣嚢腫は小さくなった 卵巣嚢腫というと大人の女性が抱える病気のイメージがありますが、赤ちゃんもかかることがある病気で、原因ははっきりわかっていませんが母親のホルモンバランスの影響という説があるそうです。 また、最近は超音波の技術が発達して、赤ちゃんの卵巣嚢腫が発見されることは少なくないそうです。ですが、小児科で「ママじゃなくて赤ちゃん?」と尋ねられることもあり、体験談も調べてもほとんど出てこず、孤独で不安な毎日を過ごしていました。 わが子は4cmの卵巣嚢腫がありましたが、出生後徐々に小さくなり、生後1年たった今、1.5cmまでになりました。完全になくなるまでは半年に1回、エコーで検査をしてもらいますが、「ここまで小さければ、ほとんど問題ないだろう」とのことで、現在は問題なく元気に過ごしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。作画/まきこんぶ監修/助産師REIKO著者:河相 さくら国内外問わず旅行が大好きな1歳女の子のママ。育休中に小学校英語指導者資格を取得。主に子育て・英語育児を中心に執筆中。
2021年03月26日ブラジルの動物病院で起きた心温まる出来事が話題になっています。ある日、動物病院に1匹の野良犬がふらりと入ってきました。犬は左の前足をかばうように歩いていて、まるで「診てくれませんか?」というようにその場に座り込みます。気付いた獣医師のデイゼ・フェレイラ・ダ・シルバさんは、野良犬を追い出すことはしませんでした。「この犬は何か助けを必要としている」と感じた彼女は、すぐに犬を診察してあげることにしたのです。 この投稿をInstagramで見る Clínica Veterinária Vet Vip(@clinicavetvip)がシェアした投稿 助けを求めて病院にやってきた野良犬デイゼさんはその犬に「診察室のほうへ行ってちょうだい」といいます。すると犬はしっぽを振って、素直に彼女の指示に従いました。この時、犬は前脚の肉球に釘が刺さっていたのだそう。きっと痛くてまともに歩くのもつらかったのでしょう。また診察の結果、陰茎に伝染性の腫瘍が見つかったのです。この腫瘍は野良犬に多く、治療をすれば完治するため、デイゼさんは犬に化学療法をすることにします。 この投稿をInstagramで見る Clínica Veterinária Vet Vip(@clinicavetvip)がシェアした投稿 人懐っこい犬はブラジルのお菓子の名前をとってキンジンと名付けられました。キンジンの治療には多額の費用がかかりますが、病院には多くの人たちから寄付金が集まっているといいます。キンジンについて投稿した病院のInstagramにはたくさんのコメントが寄せられました。・あなたのような人がこの世界にいることに感謝したい。・素晴らしい仕事をしてくれてありがとう。・泣いた。この犬は自分が歓迎してもらえることを知っていたのね。 この投稿をInstagramで見る Clínica Veterinária Vet Vip(@clinicavetvip)がシェアした投稿 幸いキンジンは治療の効果があり、順調に回復しているとのこと。まもなく、里親の募集を始めるそうです。動画を見るとキンジンがデイゼさんにすっかり心を開いているのが分かります。彼女が自分を助けてくれたことを理解しているのでしょう。キンジンがそこを動物病院だと知った上で入ったのかは分かりません。ほかの動物の匂いにつられただけという可能性もあります。しかしその行動が彼の命を救い、さらに家族までできることになったのです。助けを求めてきた野良犬を見捨てなかったデイゼさんの優しさに大きな拍手を送りたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月26日1歳半健診とは?1歳半健診は「1歳6か月児健康診査」といい、各市町村の保健センターなどで主に集団で行われ、1歳半~2歳の間に受ける乳幼児健診の一つです。日本の乳幼児健診事業は、母子保健法に基づいて実施されています。1歳6か月児(1歳半児)および3歳児を対象とする健診は、「法定健診」ともいわれています。母子健康法第十二条 市町村は、次に掲げる者に対し、厚生労働省令の定めるところにより、健康診査を行わなければならない。一 満一歳六か月を超え満二歳に達しない幼児二 満三歳を超え満四歳に達しない幼児第二十一条 市町村が行う第十二条第一項の規定による健康診査に要する費用及び第二十条の規定による措置に要する費用は、当該市町村の支弁とする。乳幼児健診は、長い歴史と住民の高い理解の中で、現在でも受診率が非常に高くなっています。「法定健診」のほとんどは集団健診で実施されていますが、個別健診の割合も少しずつ高くなっているようです。そして健診の対象時期や、集団健診か個別健診かの実施方法は、市町村によって異なってきます。また、費用は自治体負担のため原則無料となっていますが、住んでいる地域の自治体ホームページなどで確認する必要があります。1歳半健診を行う目的は、厚生労働省によって下記のように定められています。“幼児初期の身体発育、精神発達の面で歩行や言語等発達の標識が容易に得られる一歳六か月児のすべてに対して健康診査を実施することにより、運動機能、視聴覚等の障害、精神発達の遅延等障害を持った児童を早期に発見し、適切な指導を行い、心身障害の進行を未然に防止するとともに、生活習慣の自立、むし歯の予防、幼児の栄養及び育児に関する指導を行い、もって幼児の健康の保持及び増進を図ることを目的とする。”まとめると、1.子どもの体の健康、発達の確認2.子どもの心の健康、発達の確認3.疾患の有無4.子どもとその保護者のサポートとなりますが、1歳半健診以前のものと比べて大きく違うのは、体の成長だけでなく、運動面、言語、生活習慣、社会性を診ることも目的となっており、子どもの「心の発達」も診査するということです。1歳半は、心身の発達に大きな差が出てくる時期。発達がゆっくりであれば、早期に働きかけることが必要となってきます。1歳半健診で子どもの発達状況をしっかり把握しておくことは、とても重要です。このコラムでは、おもに1歳半健診の発達に関する検査項目やその内容、検査の結果発達について指摘された場合どうすればいいのかを、詳しく紹介していきます。1歳半健診のおおよその健診内容や持ち物、待ち時間過ごし方などについては、「1歳半健診、積み木や指差しどんなことを診ているの?診査内容や目的、持ち物の工夫など」で詳しく触れています。1歳半健診では、具体的に下記の項目で子どもの様子を診ていきます。事前に保護者からの発育、発達に関するアンケートに担当医師が目を通し、それをもとに健診、問診を行います。・身体発達状況身長や体重、栄養状態や、背骨や胸、皮膚、口腔内に疾病がないか。また、手足がしっかり動き、歩行や運動および指先の協調運動ができているか、など。・精神発達の状況言葉の発達の遅れ(意味のある言葉を言えているか)、視線(しっかり見るか、追視できているか)、呼びかけへの反応など。・予防接種やその他の疾病の状況これまでの予防接種の実施状況、上記以外の疾病や異常がないか。・その他育児上問題となる事項生活習慣の自立、社会性の発達、しつけ、食事、事故など。1歳半健診を含む乳幼児健診は、「命を守る子育て健康支援」の根幹であると考えられています。その子どもに今後どのような医療的配慮、あるいはどのような発達支援が必要かを考えていく大切な材料となります。そして全国で標準化された健診が実施されれば、発育や発達の遅れを発見できるだけでなく、地域のすべての親子とつながることができ、児童虐待予防にもなります。そしてその健診データを利用し、よりよい健診事業、支援事業を広げていくことができます。発達に関する診査にはどんな項目がある?1歳半健診を前に、「ことばに遅れがある」「なかなか歩かない」など、わが子に関する発達の不安を抱える保護者も少なくありません。1歳半健診では、発達を診る項目にはどんなものがあるのか、子どものなにを診ているのかを紹介します。歯科検診、身体測定や身体診察の内容については、「1歳半健診、積み木や指差しどんなことを診ているの?診査内容や目的、持ち物の工夫など」のコラムで詳しく紹介されています。「育てにくさ」や「子育てへの不安」を感じる原因はさまざまですが、一部には発達障害などが原因になっている場合があります。2004年に制定された「発達障碍者支援法」の中で市町村が発達障害の早期発見に十分留意することが定められ、健診においても発達障害に適切に対応することが求められるようになりました。集団検診という限られた時間の中で、効率よく見落としがないよう、ポイントを絞り込んで診察が行える工夫もされています。発達面の診察・問診を行う際、主にどこにポイントを絞って診るのでしょうか。いくつか紹介していきます。◎運動発達面・歩行できているか・手足の動きがぎこちなくつっぱった感じがあるか・手を引かれて階段を上ることができるか・手先を使ってどのようなことができるか(指先の協調)…積み木を積む、積み木を打ち合わせて音が出せるか、殴り書きなど◎言語発達・理解面・絵本を見て知っているものを指さすか・大人の言う簡単な言葉が分かるか(おいで、ねんね、ちょうだい、など)・ママ・ブーブーなど意味のある言葉をいくつか話すか(有意語)◎社会性(周囲への関心)・コミュニケーション面・うしろから名前を呼んだとき振り向くか(呼びかけへの反応)・視線が合うか、追視するか・大人の真似をしたがるか・周囲の人や他の子どもたちに関心を示すか特に「有意語が出ない」場合は知的能力障害(運動発達の遅れも伴っていることが多い)や自閉スペクトラム症などの社会性の障害の可能性、また「呼んでも振り向かない」場合、知的能力障害、自閉スペクトラム症、聴覚障害という可能性が考えられます。このほかにも「排泄のしつけを始めているか」「自分でコップを持って水を飲めるか」「かんが強く泣きいったりすることがあるか」「おとなしすぎると思ったことがあるか」など、生活面や情緒面における発達についても、問診で確認します。参考:参考資料3 乳幼児健診に用いられる標準的な様式 | 厚生労働省1歳半健診にて活用されることがあるお子さんの発達を評価する指標の1つとして、『M-CHAT(Modifield Checklist for Autism in Toddlers)』が導入されている地域もあります。M-CHATは、自閉スペクトラム症の特性を早期にスクリーニングする目的で使用されます。全23問の質問で構成され、親が「はい」「いいえ」で答える形式です。3項目以上が不通過、または重要10項目とされるもののうち1項目以上不通過だった場合には、1ヶ月ほどの期間をおいて保健師が電話などで状況の確認を行い、その後必要な支援へと適切につなげていきます。参考:国立障害者リハビリテーションセンターホームページ様子を見ましょうといわれたら?一連の発達検査を終え、「少し様子を見ましょう(経過観察)」あるいは「しかるべき機関で診てもらった方がいい」と助言されるケースもあります。少なからず発達に不安のあった親は、さらなる不安でいっぱいになってしまいそうですが、家庭だけで抱え込まずに、身近で受けられる支援を受けながら子どもの育ちを見守っていくことが大切です。適切な支援、サポート方法や受けられる施設、機関は必ず見つかります。「様子を見ましょう」といわれるケースに中には、「ことばの遅れ」や「親子のコミュニケーションが取れない」など、言語発達、社会性・コミュニケーションが気になるという方が多いようです。1歳半健診で発達が気になる点があった場合、その後の子どもの発達を電話相談や個別の検査等によって見守ります。経過観察の期間や方法については、その地域や子どもの特性によって異なりますが、経過観察を受けることによって、1歳半健診では分からなかったことや、今後の発達・子育て支援のアフターフォローに繋げていくことができます。市町村窓口は、子育て支援や福祉サービス等に関する身近な相談・申請窓口の役割を果たしますが、今後子どもに必要な支援を申請する際に必要な書類や意見書の作成、より専門的な相談や支援に応じるのは、以下の専門機関になります。・地域の児童発達支援センター・子ども発達支援センター週3~5日の通園グループ指導、個別指導(ST、OT、PTなどのリハビリや親子グループ指導)などの療育、地域支援(保育所等訪問支援等)を受けることができます。児童通所受給者証(受給者証)が必要なので、事前に自治体の窓口に相談します。受けられる支援内容については各センターによっても異なるので、詳細は問い合わせて確認しましょう。・発達障害者支援センター発達障害児(者)への支援を行う専門的機関。発達障害児(者)とその家族、関係機関等から、日常生活のこと、家庭での療育方法のことなど、さまざまな相談に応じてくれます。必要であれば、保健、医療、福祉、教育など関係機関への紹介、福祉制度やその利用方法も教えてくれます。・療育センター心身の発達に遅れや障害があったり、その心配がある子どもと家族のために医療、福祉、相談等の必要な支援を行うとともに、障害のある人の自立を支援する総合的な施設。障害者総合支援法に基づく障害者支援施設、児童福祉法に基づく福祉型障害児入所施設および障害児通所支援事業所や診療所が併設されている場合があります。・発達障害の専門医療機関心理検査や小児神経疾患など発達障害に関連する診療を行う医療機関です。ホームページに発達障害医療機関リストを掲載している自治体もあるので、子どもの特性に合った、あるいは自宅から近い医療機関を探すことができます。・児童相談所0~17歳の児童を対象として、保健相談・発達障害などの心身障害相談を行います。必要に応じて発達検査も行い、医師や児童福祉士、保健師、児童心理士、言語聴覚士などの支援や療育を受けられたり、アドバイスももらえます。また、療育手帳の申請受付、判定、発行も行っています。実際に様子見(要経過観察)といわれた後、どのような事後フォロー(療育やサポート)が受けられるのかは、自治体によっても異なります。ここでは「ことばの遅れ」と「コミュニケーション困難」を例に挙げて紹介します。◎ことばの遅れ・地域の発達支援センター主催の「遊びの教室」に定期的に通い、子ども同士遊ばせることで、少しずつ言葉を引き出していく。(神奈川県横須賀市の場合)・発達支援センターで個別の言語リハビリを受け、簡単なゲームや遊びの中で言葉を増やしていく。・家庭では、「よく噛んで食べる、笛を吹く(構音を良くする)」「絵本の読み聞かせなど、なるべく言葉をたくさん聞かせる」「語りかけるときは、短く分かりやすい言葉で」「なるべくテレビやDVDなどからの一方的な語りかけにならないようにする」などの指導を行う。実物やイラストを見せながら話しかけるなど、言葉以外の手段も活用して子どもにとってわかりやすい伝え方を心がける。◎コミュニケーションが取れない・地域の発達センターの通園型グループ指導に定期的に通い、身体を動かす遊び、感覚あそびなど、集団での共通行動を通じて、親や友達とのかかわりを構築していく。・家庭では、「どうぞ、ちょうだい」などのやり取り、親の動作を真似させる、「積み木を積んでみようか」「箱に入れてみようか」など簡単な指示に従いながら人の話を聞いて実行することなどを教えていく。「ことばの遅れ」や「コミュニケーションが取れない」背景にはさまざまな要因が考えられます。専門医療機関などでその原因を調べることで、より子どもに合った療育やサポートを受けることができます。また、地域の子育て支援施設などでは保護者に対するケアも行っているので、子育てに関する悩みや、感じている不安なども相談してみましょう。神経学的発達および精神発達遅滞の疑いある場合は、療育相談において、医療機関からの発達専門医による2次スクリーニングを行う。また、3次スクリーニングとしては、専門医療機関、児童相談所が位置付けられているが、市町村における1次スクリーニングでの結果によっては、直ちに、この専門機関に紹介されることもある。参考:乳幼児健康診査の事後フォロー横須賀市 | 厚生労働省自治体、市町村窓口からの紹介がないケースもあります。ほかにはどのようなところで相談・療育を受けられるのでしょうか。いくつか紹介していきます。・児童精神科のある病院総合病院であれば発達相談だけでなく、他の疾病や眼科・耳鼻科・歯科など、総合的な相談や診療も受けることができます。東京都立小児総合医療センター横浜市立大学附属市民総合医療センター小児総合医療センター・大学内で行っている療育附属施設で子どもの発達に関する研究と相談・治療を行っている大学もあります。発達相談の対象年齢は乳幼児から思春期と幅広く、発達に心配のある子どもに対して、診断や発達の状況に応じた適切な治療教育、心理指導や両親の相談カウンセリングなどを行っています。岩手大学人文社会科学部 こころの相談センター明星大学 心理相談センター・特別支援学校や併設研究所での療育相談特別支援学校やその中にある研究施設などで、療育相談を行っているところもあります。支援学校が蓄積してきた教育支援のノウハウを活用し、発達の遅れに不安のある子どもへの支援を目的としています。東京学芸大学特別支援教育・教育臨床サポートセンター「発達障害相談のご案内」(附属特別支援学校 発達障害相談)東京都立羽村特別支援学校発達相談・加配の先生とは1歳半健診で発達に気なる点があった子が園生活を送る際に、手厚い配慮があると安心です。加配の先生とは、保育所等で障害児保育を行う場合、その対象となる子どもがスムーズに園生活を送ることができるよう、個別の配慮を行いながら生活の手助けをするために、通常の配置基準に追加して配置される先生のことです。市区町村の「保育に関する課」などに、「子どもにこのような心配があるので、障害児保育や加配の先生について教えてほしい」と問い合わせれば、申し込み方法や面接など、手続きや申請について教えてくれます。自治体によって加配を付けるための基準はさまざまなので、前もって確認する必要があります。・保育所等訪問支援保育所等訪問支援とは、発達の気になる子どもや障害児が通う保育所等に、専門の支援スタッフが定期的に訪問し、必要な支援やアドバイスを行う支援です。支援スタッフが訪問先で子ども本人への「直接支援」と、子どもと関わる職員(先生)への助言やサポートをするなどの「間接支援」を行います。申請方法や利用料なども自治体によって変わるので、事前確認が必要です。参考:保育所等訪問支援の効果的な実施を 図るための手引書 | 厚生労働省まとめ1歳6か月は、人間の発達において、脳幹支配から大脳支配が優位となる時期といわれています。具体的には、アイコンタクト、呼名反応、模倣(大人の動作を真似るなど)、注意喚起(親の注意を自分にひきつける)、共同注意(親の視線を目で追ったり、自分の興味あるものを指さしで親に伝えるなど)、見立て遊びが増えるなどの順を追って、社会性やことばを獲得していく時期です。もちろん個人差はありますが、1歳半健診は、コミュニケーションの取り方や遊びの性質、対人関係、ことばの状態など、子どもの発達を確認するのにふさわしいタイミングといえます。そして、ことばの遅れやコミュニケーション困難などの子どもの特性や、子どもを取り巻く環境などにも注目しながら、早期の発見、支援および健康な生活習慣の獲得につなげていくことも1歳半健診の大きな意義であり、目的なのです。健診後のフォローアップがきちんとなされているか、その現状や評価を行っている自治体も増えてきています。1歳半健診が、支援が必要な子どもを把握する場としてだけでなく、適切かつ継続性のある支援を行うために活用されていくといいですね。参考:乳幼児健康診査事業実践ガイド | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター(平成30年3月)
2021年03月05日■前回のあらすじ三歳児健診では成長した姿を見せてくれた息子。面談終了後、保健師さんに声をかけられ…■3歳児健診から時は過ぎ…夫の育休が終了新しい環境がそれぞれ始まり息子の状況も自然と好転していきました。もめた時には本人の思いを汲みながら、いけなかったことを注意したり、こうした方が仲良く遊べるよ、とアドバイスをしました。たとえ同じ内容でも何度も話しをしました。担当してくださるのは、なんとあの保健師さんでした。次回へ続く 【同じテーマの連載はこちら】 我が子を触れない母の話 この連載の全話を見る >> 産後の話 この連載の全話を見る >> 親子を救う!?ピンクのパンダのオールOK! この連載の全話を見る >>
2021年02月18日■前回のあらすじしつけについてのプレッシャーで息子や夫に八つ当たりする日々。しかし夫と話し合い、お互いの気持ちを整理することができました。■夫と3歳児健診へ離れて見ても神経がすり減らないのってこんなにありがたいのか…と噛みしめながら眺めていました。まだ妹に手を出してしまうという心配はあるけれど、1年半前には想像できなかった息子の成長を感じることができました。次回へ続く 【同じテーマの連載はこちら】 我が子を触れない母の話 この連載の全話を見る >> 産後の話 この連載の全話を見る >> 親子を救う!?ピンクのパンダのオールOK! この連載の全話を見る >>
2021年02月16日こんにちは、ゴリラウーママンです。1歳過ぎから他の子に手をあげるようになった息子。その成長記録を漫画にしました。こんなことがあって、1歳半健診に行くのが憂鬱でした…。次回へ続く 【同じテーマの連載はこちら】 我が子を触れない母の話 この連載の全話を見る >> 産後の話 この連載の全話を見る >> 親子を救う!?ピンクのパンダのオールOK! この連載の全話を見る >>
2021年02月11日私の息子は3歳半健診で、「発達障害の疑いがある」と診断されました。結果的に、その1年後の健診で「発達障害ではない」と診断されましたが、息子の幼過ぎる行動を見るたびに、発達障害と親のしつけについて考えさせられた私の体験談をお伝えします。 3歳半健診で色が答えられない私の夫は外国人で、私たち家族は長い期間を国外で過ごしています。息子の周りで日本語を話すのは私だけでした。 あれは日本に帰国し、3歳半健診を受けたときのことです。「この色は何?」という質問に、息子は答えられませんでした。私は相談室に入り、医師に「息子は日本語が苦手なだけです」と話をしました。その後もさまざまなテストを受け、できることもあればできないこともありましたが、最終的には「発達障害の疑いがある。様子を見ましょう」と医師に言われてしまいました。 発達障害? 親のしつけのせい?息子はレゴブロックを組み立てたり、本の内容を覚えたりする点ではほかの子よりも優れているところもありました。そのため、息子が店で走り出したり、大声で怒り出して止まらなくなったりしても、手のかかる子だと思う程度でした。 ところが周りからは、私の息子への対応が甘過ぎる、しつけが悪いと言われることもありました。そう指摘され、息子に厳しく接することも。そのため、3歳半健診で「発達障害の疑いがある」と言われたとき、「本当に発達障害かもしれない」という思いと、「いや違う、私のしつけのせいだ」という思いから毎日悩みました。 息子の個性と親のしつけを考える 1年後の健診で、息子は「発達障害ではない」との診断を受けました。テスト結果は、同年代より優れている部分と劣っている部分の両方がありましたが、普段の生活でも、ほかの子より優れている部分と劣っている部分の差が大きい息子。以前はその劣っている部分を直そうと、厳しくしつけをしていました。 私はその視点を変えることにしました。周りからのプレッシャーもありましたが、今は息子の個性を大事にして優れている部分を伸ばそうと考えています。 息子は、いまだに幼い子のように自分の感情を強く出します。それは、のちに発達障害と診断されることになるかもしれません。でも、私には息子の優れた部分もきちんと見えています。今はその個性を大切にしたいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:シュストルじゅんこ二児の母。海外で結婚し、2人の男の子を妊娠・出産。異文化を楽しみながら子育てをしている。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年12月16日一時期、減少傾向にあった新型コロナウイルス感染症ですが、寒くなりまた増加しています。そんな中、乳幼児がいる家庭では「乳幼児健診はどうなるのか」「さらにコロナが流行した場合、病院へ行くのも躊躇してしまう」という心配の声も出ていると聞きます。現在、2歳2か月のわが家の次男も1歳半検診が延期になり、2歳直前まで健診が受けられませんでした。今後延期や中止になった場合はどのようにすればいいか、作業療法士として子どもの発達に携わっている専門家の意見もまじえてお伝えしたいと思います。延期と中止で焦りと不安の日々わが家の次男は、今年の3月に1歳半検診予定でしたが、コロナの影響で集団検診は延期になったと連絡がきました。その後、緊急事態宣言が発令され、当分集団検診は延期ということに。「個人病院へ行ってもいいものか、コロナ禍の中で行って大丈夫だろうか」とモヤモヤしながらも、どうすることもできないまま行政からの連絡を待ちました。ようやく「個人で受診を」とのお知らせがきたのはそれから半年後の2歳直前。とにかく2歳になる前にとバタバタ小児科と歯科に駆け込んで1歳半検診を終えました。わが家は第2子の健診でしたが、なかなか連絡がなく焦りと不安を覚えました。第1子の家庭はさらに不安だったことでしょう。再び延期・中止の危機!?専門家に聞いてみたインフルエンザと新型コロナの同時流行が危ぶまれている今年の冬、同じような状況になる可能性もあると思います。実際に、「病院でコロナになってしまったら怖いから」「子どもの発達が不安な人だけが行けばいい」という声があるのも事実で、未受診の家庭も多いのだそうです。そのような時どうするべきか、子どもの発達やリハビリを担当している作業療法士に話を聞きました。乳幼児健診を受ける意味は「現在、予防接種や乳幼児健診を集団から個別に、保健指導を対面から電話による指導に極力切り替えています。乳幼児健診の実施は各自治体でも対応を急いでおり、オンライン上で相談を受け付ける活動なども行われています」とのこと。また、「感染リスクなどを考えて、乳幼児健診は未受診のままでもいいですか?と聞かれることがありますが、やはりきちんと受けていただきたいと思います。まず、乳幼児健診の目的の1点目は、発達の遅れがないか、病気の可能性はないかをスクリーニングすること。そして2点目はそれぞれの家庭の心配ごとの解消です。これは、“うちの子はなかなか話さないし、発達が遅れているのではないか”、“上の子やまわりのお友達はできているのに、この子はまだできていない”などの不安を解消する機会となります。何事においてもそうですが、ひとりで悩むことは子育てを担う人の心身の健康を害することもあります。専門家と話ができる機会を有効に活用してほしいと思います」と話します。もし健診が延期になってしまったら?健診が延期になった場合について聞いてみると、「現在の母子保健法では1歳半、3歳の健診が義務づけられています。そのほかにも育児相談の場や、発育確認で集団検診が設けられています。それが医療機関で個別実施になったり、感染予防対策を講じた上で集団検診を実施したりしています。今後の感染状況によって延期や中止を余儀なくされる地域も出てくることも考えられますが、行政の対応を待っていたら健診本来の時期を逃す可能性もあるため、健診のための時間を設けている小児科で受けるのをおすすめしています」とのこと。ちなみにわが家の次男はかかりつけの小児科が健診や予防接種の時間を設けているので、その時間に受けることができました。歯科は保育園の歯科検診でお世話になっている歯科に行き、無事に済ませました。集団よりも時間も短くなり、子どももいつもの場所なので落ち着いていたように感じました。自費での健診費用の助成についてなお、私が住んでいる地域では医療機関で自費で健診を受けた場合、上限はあるものの償還払い(利用者が医療サービス提供事業者に費用をいったん全額支払い、その後申請して払い戻しを受けること)という形で助成を受けることができます。市区町村のホームページからダウンロードした健康診査助成金交付申請書と費用がわかる領収書、通帳のコピーと母子手帳のコピーを郵送すればよいので、直接行政機関に行くことなく受け取れます。お住まいの各市区町村のホームページに記載があると思いますので、確認してみてください。健診で子育ての不安を解消この状況下ではママ同士の集まりも少なく、子育てに関しての不安や辛さを話したり、共有することが難しいと思います。そんなそれぞれの状況を健診の場でならゆっくり話すことができます。健診の時期がそろそろの家庭は、かかりつけ医や行政に相談して、健診を安全な場所で受けられるように準備し、見送ることがないようにしたいですね。<文・写真:ライターmayuru>
2020年12月08日1歳半の健診では…出典 : 子どもたちは、1歳半~2歳の間に市町村の行う1歳半健診を受けることになっています。「スクスクと育っているだろうか」「発達について何か指摘されたらどうしよう」と不安に感じる方もいるかもしれませんね。母子手帳には、・「ママ」「ブーブー」など意味のある言葉をいくつか話しますか・うしろから名前を呼んだとき、振り向きますかというチェックリストがあることに気づいた方がいらっしゃると思います。言葉を話すかどうかのチェック項目が含まれるため、保護者の方は子どもの「発語」に注目されるかもしれません。でも人とのコミュニケーションに必要なのは「発語の力(言葉を発する力)」だけではありません。実際に1歳半健診では、保健師さんとのやり取りを通して、話し言葉や話し言葉以外の手段で「伝える」力や「わかる」力、人と「関わる」力の育ちなどをチェックし、気になる行動や反応がないかどうかを観察します。これらの力を含め、コミュニケーションの発達を総合的にみていくことが大切です。では、「コミュニケーションの力」とはどういうものなのでしょうか。また、その力はどのように育っていくのでしょうか。話し言葉を習得しつつある段階の子どもにとって、コミュニケーションと言葉を育むために大切な3つの力があります。このコラムでは、その土台となる3つの力をそれぞれご紹介します。基礎となるポイントを知り、子どもとの日々のやりとりに役立てていただけたらと思います。でも、ただでさえ大変な子育てです。保護者だけで頑張るのでは、疲れ果ててしまいます。健診などで「様子をみましょう」と言われたり「発達の遅れ」を指摘されたりしたら、自治体の子育て支援センターなどに相談して、いろんな人の助けを求めることも忘れないでくださいね。赤ちゃんのコミュニケーションと言葉の発達出典 : そもそもコミュニケーションや言葉はどのように育まれるのでしょう。ここでは、乳幼児期の子どもたちのコミュニケーションと言葉の育ちについてご紹介します。生まれたばかりの赤ちゃんは、おっぱいを飲むことや息をすることが大切な仕事です。舌やのどは、まだしゃべるためのつくりにはなっていませんし、脳の発達も未熟ですから、主に泣き声しか出せません。オムツが濡れて嫌だったり困ったりしたとき泣いて声を出すと、誰かがそばにきて助けてくれるという経験をかさね、困ったときや何か伝えたいときに声を出して伝えようとする気持ちを育んでいきます。3~4か月ごろになってくると、赤ちゃんは機嫌のいいときの声と、悪いときの声がだんだん分かれてくるようになります。周りの人があやすと笑うようになり、笑わせたいからあやすようになるという関係がうまれてきます。「あーあー」「ばぶばぶ」など、2つ以上の音を発する喃語を話し始めるのはこのころです。喃語が意味のある言葉へとつながっていくためには、子どもの発する声に対して周りの人が子の思いを推測し「楽しいね」「気持ちいいね」と応えるなどのやりとりが必要となります。保護者や周りの人とのやり取りのなかで、赤ちゃんの言葉を発する準備が整ってくるのです。人に関心を持ち、子どもから保護者に近づき催促するようなしぐさをしたり、声をだしたりしはじめます。そして、保護者の声色や表情などをまねし始めるようになります。保護者が料理をしているのをじっと観察してしゃもじで遊ぼうとしたり、お化粧道具で顔を塗りたくったりもするようになります。まねすることは、なにかを学ぶことにつながります。言葉も、誰かの話を聞いてまねしながら学んでいきますから、まねっこはとても大切な遊びのひとつです。行きたい方向や、取ってほしいものに、指差しをするようになります。「あっちへ行きたい」と子どもが考えたときに指差しで教えてくれたり、取ってほしいおもちゃを指差しして要求したりすることで気持ちを伝えはじめます。そして、「見て」「一緒に遊ぼう」と物を持ってきたり物をさしだしたりしはじめます。また、話しかけられていることがわかりはじめ、名前を呼ぶと振り向く、「お人形はどこ?」などの質問に反応する、「ちょうだい」に対して物を渡すなどができるようになってきます。多くの赤ちゃんは、1歳ごろになると「ママ」「ワンワン」など、意味のある言葉がいくつか話せるようになってきます。独り言のようにつぶやくだけでなく、見てほしい・何かを取ってほしいという気持ちで「ママ」と言ったり、嬉しい気持ちを共有したい・怖いから助けてほしいという気持ちで「ワンワン」と言ったりする様子もみられはじめます。1歳半~2歳くらいには、「ママねんね」「ワンワンいた」など単語と単語のふたつをくっつけて話す2語文が話せるようになります。繰り返しお伝えしますが、言葉の発達には個人差があります。この時期に話さないからといって、必ずしも発達が遅れているということではありません。このように、赤ちゃんは成長する中で言葉に繋がるコミュニケーションの力を少しずつ獲得していきます。コミュニケーションに関する気になる行動出典 : 一歳半健診などは、赤ちゃんの様子を客観的にみてもらえる貴重な機会ですが、健診の機会に限らず、日ごろの赤ちゃんとの関わりの中でも、コミュニケーション面で気になるポイントがある方もいらっしゃるかもしれません。赤ちゃんと周りの人とのコミュニケーションと言葉について、気になることのチェックリストをご紹介します。気になる項目があって心配な場合には、ひとりで抱え込まずに早めに支援センターや保育園・幼稚園などに相談しましょう。また、このコラムも参考にしていただき、子どもとの関わり方の工夫も取り入れてくださいね。・話しかけても目が合いづらい・名前を呼んでも、振り向くなどの反応がない・「ちょうだい」と言っても、手に持っているおもちゃを渡さない・気持ちが通わないように感じるときがある・他の子どもに興味がない・バイバイなどの真似をしない(手のひらを自分に向けてバイバイする)・言葉が遅いと思う(ワンワン、ママなど意味のある単語が少ししか出ない)・言葉が出ていたのに、1歳半から2歳前後のころに言葉が出なくなった(折れ線現象)・見て欲しいものがあるとき、それを見せに持ってこない・何か欲しいものがあるとき、指をさして要求しない・何かに興味を持ったとき、指をさして伝えようとしない・大人が離れたところにあるおもちゃを指さしても、その方向を見ない歳からの発達が気になる赤ちゃんにやってあげたいことコミュニケーションと言葉を育む大切な3つのポイントそれでは、コミュニケーションの力を育み、言葉にもつながる力を育てるには、どうしたらよいのでしょうか。コミュニケーションと言葉には、以下の3つの力が関わっていて、これらの力を育てることがとても大切です。1.「わかる」力:情報をキャッチする力・見て・聞いて・体験して「わかる」力2.「伝える」力:情報を伝える力・言葉や言葉以外の手段を使って表現する力3.人と「関わる」力:人と一緒に過ごしたい、わかりたい、伝えたいと思えるモチベーションの源コミュニケーションの力を育むために...1〜2歳の時期大切にしたい関わり方出典 : ここからは、1~2歳の時期に人と「関わる力」、「わかる力」、「伝える力」の3つの力を育む関わり方について紹介します。人と関わる力を育てることは、もっと人と一緒に過ごしたい、わかりたい、伝えたいという気持ちの源となり、コミュニケーションと言葉の土台となります。子どもの段階ごとに詳しく見ていきましょう。【ステップ1:子どもの世界に入れてもらおう】ステップ1は、人とあまり関わろうとしない、遊びを独り占めしたい・邪魔されたくない子に向けた関わり方です。この段階では、子どもに「この人といると心地良いな、もっと一緒にいたいな」と思ってもらうことを目標にします。まずは、子どもの世界に入れてもらうことを目指します。そのためには、子どもが注目しているものや、取り組んでいることに対して・子どもが嫌がらない程度に近づいて・声をかけ過ぎず・干渉し過ぎず・一緒にゆったりと過ごすことに気をつけてみてください。子どもの目線に合わせて同じものを見たり、子どもと同じタイミングで同じ遊びをしたりしながら、距離を縮めてみましょう。少しずつ子どもの世界に入れてもらうことで、同じ空間にほかの人がいても「大丈夫」「安心だ、心地が良い」と気づいてもらうことから始めましょう。【ステップ2:子どもの見ているもの・聞いているもの・感じていること・動きにコメントしてみよう】子どもが身近な大人と一緒の空間で過ごせるようになったら、ステップ2を試してみます。子どもが見たり聞いたり感じたりしていることを、一緒に体験している人がいることに気付いてもらえるよう関わり、子どもが関心を向けていることについて言葉をかけましょう。・世話をしながら話しかける:オムツをはかせながら「はい、オムツがはけました」「気持ちいいね」・子どもの興味関心に合わせて言葉をかける:おもちゃの車を走らせながら「パトカーがくるよ」、青いブロックを積みながら「青いブロックだね」など・子どもの気持ちを推測し、代弁する:「できた」「やったー!」・子どもの身体の動きに合わせて声をかける、オノマトペなどで実況する:「お口、あーん」「ごっくん」など・子どもの出す声や行動をそのまままねる:子どもがジャンプしたらジャンプする、「あ!」と言ったら「あ!」と言う・大人が自分の行動や気持ちを口に出して言う:「あぁ、おいしい!」「かばんはどこかな?」このとき、かける言葉を無理にまねさせる必要はなく、子どもの耳にしっかりと入れてあげるよう意識しましょう。【ステップ3:子どもが「思いが叶った」「気持ちを満たしてもらえた」と思えるよう関わろう】子どもが身近な人と一緒に過ごす中で、「気持ちを満たしてもらえた」と感じられるよう関わってみましょう。人と関わることで、嬉しいことが起こった、思いが叶った、不快な気持ちが軽減した、不安が和らいだという体験を積み重ねることが大切です。できる範囲で、お互いがより安心して気持ちよく過ごすためにはどうしたら良いのか、一緒に探りましょう。【ステップ4:子どもにもっと期待してワクワクしてもらえるような関わりをしよう】ステップ3までで、子どもは人との関わりが「悪くない」「むしろ心地良い、気持ちが満たされるかもしれない」と思える体験を重ねてきました。ステップ4では、子どもにもっとワクワクと期待してもらえるように関わることで、身近な人にさらに意識や関心を向けてもらうことが目標です。・体を使ったふれあい遊び・繰り返し遊び:いないいないばあ、シャボン玉あそび、かくれんぼなど・動きに合わせてオノマトペを使って大げさに声をかける・子どもが興味を持ってくれるような仕掛け:眼鏡をさかさまにかけてみる、わざと失敗するチャップリンやMr.ビーンなど、主人公がしゃべらなくても笑わせてくれる映画があります。こうしたコメディ映画などで、大げさな動き・表情、追いかけたり追いかけられたりといった流れを参考にしてみるのもよいかもしれません。子どもがワクワクする関わり合いや繰り返し遊びの中で、時々パターンやタイミングをずらして、子どもが「あれ?」と思わず相手に注目したり、期待してじっと待ったりする機会をつくってみましょう。やりとりを楽しむ中で、子どもの「もっとやってほしい」という気持ちや行動を引き出すことで、相手の言葉や行動に注目する力や、思いを伝えたいと思える気持ちを育むことを目指します。発達障害のある子どもと周囲との関係性を支援する: コミュニケーション支援のための6つのポイントと5つのフォーカス関わり合いの中で、わかる力を育んでいきましょう。わかる力は、情報をキャッチする力ともいえます。「わかる」とは聞いてわかる力だけでなく、見てわかる力・体験してわかる力も含まれます。ここでは2つのステップに分けて、わかる力を育む関わり方を紹介します。いずれの関わりでも大切なことは、「一緒に楽しく行うこと」です。【ステップ1:聞こえてくる音や言葉へ耳を傾けることを楽しむ】わかる・理解する力を育む第一歩として、周囲の音や言葉へ興味を持ち、楽しく耳を傾けることから始めます。聴力は備わっているものの、周囲の音にあまり興味を示さない、言葉がけが耳に入りづらい場合があります。まずは楽しく音のありかを探したり、音や言葉に耳を澄ましたりする機会をつくりましょう。その際には、以下のポイントに注意してみてください。・できるだけ気が散らない静かな環境で関わる・ものを操作する音や、電話やチャイム・飛行機の音に耳を澄ましてみたり、楽器や歌を楽しんだり、関わり合い遊びの中で言葉かけをすることで、さまざまな音や言葉に親しむ・子どもの正面で、ものを見せたり身体に触れたりしてから声をかけるなど、注意をひきつけてから言葉をかける・子どもが何気なく音や言葉を聞いている様子が見られたら「リンリンと音がするね」「楽しいね」「よく聞いているね」と声をかける・お話を聞いている様子が見られたら「聞いてくれてありがとう」と、注目したり耳を傾けたりしてくれて嬉しい気持ちを伝える言葉の発達に遅れのあるお子さんの多くは、注意を向けるべき音や言葉に耳を傾けることが苦手です。そのため、指摘されたり叱られたりする場面が増え、そのことでますます苦手意識を高める場合もあります。まずは、「お菓子を食べよう」や「お外に行こう」など、楽しい声かけに耳を傾けることから試してみると良いかもしれません。このような関わりを通じて、お子さんが周囲の音や言葉に耳を傾けやすい関わり方や工夫を見出すとともに、「相手に注目したり耳を傾けたりすると楽しいことが起こるんだな」と思える経験を積み重ねましょう。【ステップ2:見たり、聞いたり、体験してわかることを増やす】ステップ2では子ども自身が見たり聞いたり体験することで興味関心を広げ、わかることが増えることを目指します。「わかる」ことを増やす手がかりは、以下のようなものがあげられます。・その場所に行く・体験して「わかる」:プールに入ってようやく「水遊びをするんだな」ということがわかる、身体介助をされ座ってようやく「座る」ということがわかる・繰り返し習慣化しているものは「わかりやすい」:玄関に行くと「靴を履く」ことがわかる、朝起きると「トイレに行く」ことがわかっている・周囲の人の動きを見て「わかる」:お母さんが脱衣所に行くときは「お風呂に入る」とわかる、、保育園のお友達が一斉に部屋を出ると「移動する時間だ」とわかる・実物を見ると、次に起こること・何をすべきかが「わかる」:プールバッグを見ると「プールに行く」ことがわかる、車の鍵を見せられると「車に乗る」ことがわかる・写真やイラスト・文字を見ると「わかる」:靴の写真を見ると「靴を脱ぐ」ことがわかる、“おしまい!"と描かれたイラストや文字を示されると「おもちゃを片付ける」ことがわかる・身振り手振りやジェスチャーをすると「わかる」:バイバイと手を振ると「部屋を出る」とわかる、ちょうだいのジェスチャーをされると物を渡す・言葉を聞くと「わかる」さまざまな方法や手掛かりを用いて「わかる」ことが大切です。わかることが増えることは、身の回りのことを理解し安心して生活することや、語彙を広げ「伝える」力を育むことにも繋がります。お子さんが「わかる」方法で、身の回りのことを伝えましょう。伝える力とは、話し言葉や話し言葉以外の手段を使って思いを表現する力、情報を伝える力ともいえます。【ステップ1:子どもの伝えたいことは何か、身近な大人が推測する】「伝える」力を育む準備として、何が不快なのか、どうなると安心なのか、本当は何がしたいのかを、人と関わる中でお子さん自身が知っていくことが必要です。発達段階によっては、お子さん自身何が不快なのか、どうしたいのか、具体的にどう振る舞えば良いのかが、よくわかっていないことがあります。その場合、やむを得ずパニックや癇癪を起すことがあり、本人も周囲の人もどうしてよいか分からないことがあります。このような場合、まずは子どもの現在の気持ちを探り、「伝えたいこと」を推測、代弁してあげることから始めます。【ステップ2:表現手段を紹介し、一緒に練習してみよう】欲しいものやしたいことがある、一緒にやって欲しい・見て欲しいことがある、嫌で避けたいことがあるなど、子どもが何か訴えたい様子が見られたら、それを表現したり相手に伝えたりするための手段を紹介しましょう。そしてもし可能であれば、一緒に練習してみましょう。言葉で表現することが難しそうであれば、言葉以外の、例えば以下の手段も試してみましょう。モデルを見せてあげたり、嫌がらない範囲で子どもの身体や手を取って手助けしたりしながら一緒に行ってみてください。・相手に向かっていく、肩をトントンとたたく、行動で示す・クレーンする、手を引いて連れていく・実物・写真・絵を持っていく・絵や文字を書いて示す・身振り手振り、ジェスチャー、うなずき・首ふりで示す・手さしや指さしで指し示す・視線や表情、態度で表す・発声や言葉で伝える・選択肢から選び取る大切なのは、お子さんが無理なく、楽に使える手段を用いることです。話し言葉だけにとらわれすぎず、相手に思いが伝わるさまざまな方法を紹介し「思いを伝える手段を増やしていく」という姿勢でのぞみましょう。そうすることで、子ども自身が「気持ちを汲み取ってもらえてホッとした」「伝わって嬉しかった」と感じられる機会を増やし、“もっと落ち着いて思いを伝えたい”と思う気持ちを育みます。練習のポイントは、うまくいかない困った場面で始めないこと、比較的穏やかに過ごせる時間や、身近な人と楽しく遊んでいるときに行うということです。日々の生活の中で、子どもが自然と思いを表現する様子が見られたら、見逃さず褒めてあげたり「いいね!」と注目やサインを送ってあげたりすることも大切です。どんな手段であっても、落ち着いて思いを伝えられる機会が増えることは、癇癪やパニックを起こさずに済む時間を増やすことにも繋がります。まとめ出典 : このコラムでは、コミュニケーションに関わる3つの土台、人と「関わる力」、「わかる力」、「伝える力」を育むための工夫を紹介しました。どんな子どもも、その子のペースで成長しています。ご紹介した3つの力のうち、既にできているところを見つけたらすかさず褒め、お互いに無理なくできそうなところから少しずつチャレンジしてみてください。ポイントは、「一緒に楽しもうとすること」です。実践してみて「うまくいかない」「疲れてしまった」「つらい」と感じたときは、どうか一人で悩まずに発達支援センターなどに相談してください。いろいろな人に子どもの成長を支援してもらい、見守ってもらいながら、ゆっくりと取り組んでみてくださいね。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2020年12月06日Instagramで大人気のニシカタさんの出産エピソードをご紹介します。 妊娠39週、妊婦健診当日におしるし、陣痛が開始しそのまま入院することに。陣痛MAX中、夫が聞いた表彰しちゃいたくなるレベルの一言とは……!? 出産ビデオを事前に見ておいたおかげだと思います!この気の利かせ方はすごく助かりました~! いろんなことを考え巡らせたうえで、イエスかノーかで答えられる的確な質問。旦那さん、すてきー! このほかにも、ニシカタさんのInstagramでは育児エピソードが更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る ニシカタさん(@c_nishikata)がシェアした投稿 - 2018年 6月月12日午後2時22分PDT 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター ニシカタ2018年1月、長女を出産。インスタで出産、産後、育児レポートマンガを更新し、人気に。ゲームと海外ドラマとデパ地下が好き。
2020年12月03日Instagramで大人気のニシカタさんの出産エピソードをご紹介します。 妊娠39週、妊婦健診当日におしるし、陣痛が開始しそのまま入院することになり……?! 腰とか肛門を旦那様に押してもらったんですが、力加減もポイントも角度も全部違う旦那様のグググは、想像以上につらかったです(泣)! でも頑張ってくれたのでありがたい!そう考えると、どんな妊婦にもジャストなグググができる助産師さんは、ほんとテクニシャンだなぁ、と改めて尊敬しました! わ……わかるー!!! 助産師さんの押し方が的確すぎて、ほかの人に代わってもらったときの、「そうじゃない感」。この瞬間、助産師さんが神に見えて、お願いだから私の元から去らないで……と叫びたくなります。 このほかにも、ニシカタさんのInstagramでは育児エピソードが更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る ニシカタさん(@c_nishikata)がシェアした投稿 - 2018年 6月月12日午後2時22分PDT 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター ニシカタ2018年1月、長女を出産。インスタで出産、産後、育児レポートマンガを更新し、人気に。ゲームと海外ドラマとデパ地下が好き。
2020年12月02日Instagramで大人気のニシカタさん。2018年1月生まれのお子さんの育児に奮闘する日常を更新しています。今回はニシカタさんの出産エピソード第1話をご紹介します。 妊娠39週の妊婦健診当日(出産予定日3日前)の朝、おしるし降臨! 6分間隔のときの痛みは、おなかを下したときのような「いたた~」程度の痛みでした。 点滴の針抜いて刺して、をやってる最中に陣痛が来たら最悪なので、もう着替えは速攻断念しました(笑)!いやー、旦那さんの登場は本当にほっとしました!入院グッズに入れていたペットボトル用ストローを心底待ちわびてました。このストローの働きは出産時ダントツだった! ……カッコイイぜ! ニシカタさん!!! このほかにも、ニシカタさんのInstagramでは育児エピソードが更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る ニシカタさん(@c_nishikata)がシェアした投稿 - 2018年 6月月12日午後2時22分PDT 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター ニシカタ2018年1月、長女を出産。インスタで出産、産後、育児レポートマンガを更新し、人気に。ゲームと海外ドラマとデパ地下が好き。
2020年12月01日妊娠10週。産婦人科で妊婦健診を受けたときのお話です。 ついに出産予定日が決定しました~~!! まだまだ生まれるのは半年以上も先なのに、「この日ですよ」って予定日が出るってすごいですよね。もちろん確実に予定日に生まれるということはないだろうけど(むしろ予定日に生まれるのは5%くらいだとか)この日がこの子の誕生日になるんだ! とか、あと〇日~! とカウントダウンが始まった気がしてわくわくします……! そして「妊娠届出書」という用紙をもらいました。クリニックの判子が押されたこの用紙を記入し、住民登録してある市区町村の役場窓口や保健センターに提出すると母子健康手帳がもらえるようです。 このままクリニックが終わったあとにもうもらいに行っちゃおうか! とも思いましたが、時間がない&ハンコを持ってなかったので日を改めました。 母子健康手帳って何が書いてあるんだろう!早く……手に入れたい……! 【第76話につづく】 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 漫画家 まっふ令和元年5月1日生まれの男の子を子育て中の漫画家。多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を備忘録としてブログにのんびり4コマで更新中。ベビーカレンダーでは妊娠中のお話「妊婦レベル1 まっふの冒険記」を連載中。息子とのお昼寝と一日の終わりにするゲームがなによりの至福。
2020年12月01日妊娠10週を迎え、産婦人科に行ってきました。 また長い2週間を経て産婦人科へ、お待ちかねのエコーの時間です。 前回はムンクの叫びしたクリオネのような姿が見れましたが、今回はさらに進化して頭と手と胴と足が確立されてきてました! し…しかも……手を振ってるんですけどー!!! 子「ここにいるよ、見てる~?」って私に手を振ってるんですけど(勝手なイメージ)! 胎児の大きさ、頭殿長(CRL)は27.4mm。そんな3cmもない子でも立派に人間してるんだなあと感動と興奮でした。かわいすぎる……。 【第75話につづく】 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 漫画家 まっふ令和元年5月1日生まれの男の子を子育て中の漫画家。多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を備忘録としてブログにのんびり4コマで更新中。ベビーカレンダーでは妊娠中のお話「妊婦レベル1 まっふの冒険記」を連載中。息子とのお昼寝と一日の終わりにするゲームがなによりの至福。
2020年11月29日双子妊娠が判明後、医師から少しだけ聞いた「双胎間輸血症候群」というワード。順調に妊娠生活を送っていたのに、妊娠6カ月の健診でまさか自分の身に起こるとは思っていませんでした。珍しい症例でしたが、無事に出産を終えるまでのお話をお伝えします。 双子妊娠。初めて聞く言葉ばかりで不安妊娠11週での健診時、おなかの子が双子だとわかり、個人病院から大きい病院へ転院になりました。担当医からは「前の病院で膜性は聞いているよね?」と言われましたが、何かわかりませんでした。双子には、一卵性と二卵性の他にも膜性の違いによって分類されるそうで、わが家の場合は一絨毛膜ニ羊膜双胎(※いちじゅうもうまくにようまくそうたい ※赤ちゃんは羊膜によって別々の部屋に分けられているが、ひとつの胎盤から栄養補給などおこなっている状態の双子)だったのです。 医師は、「妊娠中に双胎間輸血症候群が起こることがあるが、話すと不安が大きくなってしまうので必要になったら詳しく話をします」と言われました。どれも初めて聞く言葉で戸惑ったのを覚えています。 順調だったのに妊娠6カ月目で問題がエコーをしていると医師から「No.1とNo.2の子の羊水量に差ができている。進行すると双胎間輸血症候群になる可能性があり、腹腔鏡によるレーザー手術で2人が共有している胎盤の血管を焼き切る必要があるかもしれない」と言われ、ポカンとしてしまいました。ですが、手術も今すぐに必要なわけではなく、私自身が注意できることは何もない。慎重に経過を見たいので、週2回から週1回の健診に来てほしいと言われました。 調べてみると手術ができるのは日本で数カ所私自身にできることは何もないと言われたので、心配しすぎず、今まで通りの生活を心がけ、いつ入院してもいいように準備していました。そして「双胎間輸血症候群」についてネットで検索してみると、レーザー手術は日本でわずか数カ所の病院でしか受けられないことがわかりました。幸運なことに私の通っている病院・担当医は日本で初めてこの手術をおこなっていたのです。安心して先生たちにおまかせすることにして、毎週おなかの子たちと会えるのだからと健診も楽しみになりました。 結果的には羊水量の差は小さくなり、手術の必要もなく、妊娠32週目から1カ月間の管理入院に入り、退院した2日後に双子を出産しました。ハイリスクな妊娠・出産を経験して不安を乗り越えたからこそ、わが子に出会えた感動は言葉にできないほどうれしかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:山中 凪一卵性の双子男児(2歳)の母。何を言っても「イヤ!」が合言葉の2人を、追いかけまわす毎日。双子ならではの悩みや経験を生かした記事を執筆中。
2020年11月29日私の息子は、1歳半健診で体の成長は問題ありませんでした。ところが、保健師さんとの面談後、別室に通されて臨床心理士さんと面談をすることに……。そのとき、どんなことを話したのか、息子の言葉の様子とあわせてご紹介します。 気にしていなかった息子の言葉の遅れ私は「男の子だし、上の子もそうだったし……」と、あまり息子の言葉の遅れを気にしていませんでした。また、同年代の子と遊ぶ機会が少ないこともあり、周りの子の「一般的な」成長度合いに疎かったという部分もありました。 同時に上の子と年齢差があり、「もう少しだけ赤ちゃんらしくいてほしいな」という気持ちから、喃語や宇宙語がいとおしかったことも事実です。1歳半健診時、息子が話せていた言葉は「ママ」程度でした。 保健師さんから指摘されたこと今は言葉について吸収している時期で、息子もそのうちしゃべり出すんだろう……と悠長に構えていました。また、こちらの言っていることの理解も問題がないように感じていました。 ところが健診後、保健師さんからは「言葉の理解がちょっと気になりますね。臨床心理士と話して、発語や理解を促す方法を相談してみましょう」という話が。そんな状況でも、保健師さんにニコニコするわが子。申し訳ないやら、悲しいやらで複雑な気持ちになりました。 臨床心理士さんとの面談臨床心理士さんには妊娠の経過や出産時の様子、首すわりの時期など、これまでの成育歴について気になっていること、普段の関わり方について質問されました。 質問のあと、「2歳までは様子を見て、2歳の時点で電話で面談し、それでも発語や言葉の理解が遅れがあるなら再度相談しましょう」ということに。言葉の発達を促すためにはたくさん話しかけたり、本を読んであげたりすることをすすめられました。ワンワン、ブーブーなどの音や声、物などの動きを音で表した擬声語である「オノマトペ」での声かけも効果的とのことです。 教えていただいたことを実践した成果か、少しずつ息子にも変化が見られている気がします。発達の遅れを指摘されたときは正直ショックでした。でも、これまでのかかわりを見直すいい機会になったようにも思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/和田フミ江著者:東 慶子三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。
2020年11月19日何の心配もなく、すくすく育った長男。気軽に受けた2歳児健診で、言葉の遅れを指摘されました。一歩を踏み出し、発達の専門医の診察を受けて、前向きに考えられるようになった私の体験談を紹介します。 とても育てやすい、ママ思いのいい子初めての妊娠で育児の右も左もわからず、大きな不安を抱えたまま長男との生活が始まりました。ところがそんな頼りないママを思ってか、長男は何の問題もなく育ちました。 毎月の身体測定でも、成長曲線のド真ん中を走り続け、発育もまったく問題なし! 離乳食にもすぐに慣れ、よく食べてくれました。1歳児健診では、「順調です!」と先生のお墨付きをもらい、母子健康手帳にも「何も悩みはありません」と、自信を持って書いたことを覚えています。 かかりつけの小児科で2歳児健診を受けて…2歳を目前にして、かかりつけの小児科へ任意の2歳児健診を受けに行ったときのことです。これまで通り「順調です!」で、すぐに終わるものと思っていました。少し長い健診ののち、先生から「目は合うし、こちらが言うことはわかっているようだけど、もし2歳半になっても二語文が出なかったら、一度専門のところで診てもらいましょうね」と言われたのです。 言葉は交わさなくても、長男とのコミュニケーションはできていたので、先生からの言葉にとても驚かされました。 焦らず、温かく見守ること確かに同じ月齢の子どもに比べ、長男は言葉が出ていませんでした。2歳半になっても二語文がほとんど出なかったため、子どもの発達の専門機関である療育センターを受診しました。発達のテストの結果、発達障害と判断がつかないグレーゾーンの診断。 もうすぐ3歳になる長男は、その後も定期的に専門医のサポートを受けながら、マイペースに成長中です。最初は心配しましたが、専門医からアドバイスをもらい、安心して育児に向き合えています。 周りの子どもと比べたわけではありませんが、長男の発達状況を素直に受け止め、プロに相談したことはよい判断だったと思います。長男の特性をより理解できたことで、以前より楽しく育児ができるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:鍜治すみの生後6カ月と2歳、2男の母。長男妊娠時の切迫早産により、9年続けた製薬会社のMR職を退職。前職では主に産婦人科領域製剤を担当。培った知識をフルに活かし執筆活動や育児に奮闘中。
2020年11月17日妊娠8週の妊婦健診で無事に赤ちゃんの心拍を確認。そして前から気になっていた出血の原因もわかります。 この日、妊娠8週での妊婦健診だったのですが、先生がなにやら子の大きさを測り、その大きさをもとに「8W2d」と変更しているようでした。※w=week(週)、d=day(日) そして生理予定日から長く悩まされていた茶色い出血ですが、どうやら前に見つかったポリープが原因ということがわかりました! 赤ちゃんには影響がないようなのでほんと一安心……! 「安定期入ったら取るかどうするか考えます」とのことでしたが、結局取らずに済みます。 あとこの日は子宮頸がんとクラミジアの検査もしていただきましたが、相変わらず何も感じず一瞬でした! 【第71話につづく】 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 漫画家 まっふ令和元年5月1日生まれの男の子を子育て中の漫画家。多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を備忘録としてブログにのんびり4コマで更新中。ベビーカレンダーでは妊娠中のお話「妊婦レベル1 まっふの冒険記」を連載中。息子とのお昼寝と一日の終わりにするゲームがなによりの至福。
2020年11月10日ついに妊娠8週に到達! 2週間ぶりに産婦人科にやってきました。 長い2週間を経てようやくの妊婦健診です。軽いとはいえつわりを感じられるので、体の中では何かが急激に変化していってる気分。わくわくが止まらない……! そして映し出されるエコー。 しっかりと、そこに何かいるー!!何かピコピコ動いてるー!! 赤ちゃんできた! って思える一番のことってやっぱり心拍確認じゃないでしょうか! 心臓が動いているのを見て命が生まれたんだなって実感できました。感動……! しかし2週間ですごく成長するんですね。前見たときはただの点だったのに……。 手と頭ができてクリオネみたいでびっくりしました! 【第70話につづく】 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 漫画家 まっふ令和元年5月1日生まれの男の子を子育て中の漫画家。多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を備忘録としてブログにのんびり4コマで更新中。ベビーカレンダーでは妊娠中のお話「妊婦レベル1 まっふの冒険記」を連載中。息子とのお昼寝と一日の終わりにするゲームがなによりの至福。
2020年11月03日わが家の息子が、初めて発達障害の可能性を疑われたのは1歳半健診(1歳6カ月児健康診査)のときでした。市町村によって検査内容や診断方法に差があるようですが、今回は息子が発達障害と疑われた1歳半から、実際に診断が出るまでの検査内容などをご紹介します。 発達障害の可能性を指摘された1歳半健診1歳半健診では簡単な絵を見せられ、そのなかから「○○はどれ?」と質問される検査があります。息子は、市の検査と小児科の検査、どちらもその指示を適切にこなすことができず、言葉もほとんどしゃべらないことから「要経過観察」となりました。 この時期、同じような対応の子どもは意外と多いようですが、息子の通う小児科は偶然にも発達障害に詳しく、その後も定期的に検査を受けることになりました。 半年に一度のペースで実施された発達検査 1歳半で要経過観察になって以降、半年に一度のペースで「遠城寺式 乳幼児分析的発達検査」という検査をおこないました。定期的におこなうことで前回と比べることもでき、先生が子どもの様子を見ることで発達具合もわかるようです。 この検査は先生と個室でおこなわれ、指示にきちんと従えるか、言われたことがどこまでできるかはもちろん、子どもの様子や理解力なども確認されます。息子は3歳までこの検査を定期的におこないました。 発達障害と診断されたときは…実際に発達障害と診断されたのはかかりつけの小児科ではなく、その後リハビリに通うことも考慮して紹介された、リハビリテーション病院でした。小児科からの紹介状に、今までの検査結果が詳しく記されており、リハビリテーション病院では診察のみ。息子は「自閉症」の診断がつきました。 診断がつくまでの診察時間は約10分と、予想外の早さでした。その後、これからのリハビリについての説明や診断の理由などが詳しく説明されました。 発達障害の検査は大変そうと思われがちですが、私の場合はかかりつけの小児科が発達障害に詳しい病院だったので、スムーズに診断がつきました。難しいことはあまり考えず、少しでも気になることがあれば、発達障害に詳しい小児科や市の保健センターに相談してみるといいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:前田奈々自閉症の長男、次男の二児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年11月02日