「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」が、2019年9月16日(月祝)まで、三重県総合博物館にて開催される。「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」では、高畑勲・宮崎駿から厚く信頼を寄せられた日本屈指のアニメーター・近藤喜文を特集する。アニメ制作の第一線で活躍するとともに、その丁寧で繊細な絵は、多くのアニメーターに影響を与えてきた。近藤喜文は、高畑勲が手掛けた『赤毛のアン』『火垂るの墓』など、日本のアニメーション史に残る名作において作画監督やキャラクターデザインを担当。1995年には『耳をすませば』で初めて長編アニメーション映画の監督を務めた。会場には、スタジオジブリの全面的な協力のもと、アニメーションの原画やイメージボード、スケッチなど、500点以上が集結。企画だけで成立しなかった作品のラフスケッチや、『魔女の宅急便』のイメージボード、『紅の豚』や『もののけ姫』などの原画、『耳をすませば』の絵コンテ、キャラクター設定、セル・背景原画など、作品の裏側を感じられる、貴重な資料を揃える。その他、原画をパラパラできる体験コーナーや、撮影コーナーなども設置される。【開催概要】この男がジブリを支えた。近藤喜文展会期:2019年7月6日(土)~9月16日(月祝)観覧時間:平日9:00~17:00、土日祝日9:00~19:00(ただし入場は閉場30分前まで)休館日:毎週月曜日(9月16日は開館)会場:三重県総合博物館(MieMu:みえむ)住所:三重県津市一身田上津部田3060観覧料:一般1,300円、大学生800円、小中高生500円、ペアチケット(2枚1組) 2,300円※未就学児童は入場無料※身体障がい者手帳等持参者とその付添1名は観覧料無料。※各種割引の併用不可。【問い合わせ先】三重県総合博物館TEL:059-228-2283
2019年08月09日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今週は、日本のアニメ草創期に携わり、昨年死去した高畑勲氏の業績をたどる「高畑勲展」へ行ってきました。■「高畑勲―日本のアニメーションに遺したもの」東京国立近代美術館 1階企画展ギャラリーにて10月6日まで開催中本展は、未公開資料も含め約1,000点の資料が全4章にわたって公開されています。大きく分けると、(1)演出助手時代、(2)海外児童文学を手がけた時代、(3)日本らしさを描いた時代、(4)新たなアニメーションへの挑戦という構成。同じく演出家である宮崎駿氏はアニメーターでもあるけれど、高畑氏は絵を描かない演出家として有名でした。しかし、高畑氏による絵コンテや細かく書かれたプロットなど貴重な資料を見ることができます。そして豊かな原画と企画書などの制作資料からは、ひとつの作品に多くのクリエーターが携わっていることがわかります。『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』など、世界名作劇場シリーズで育ってきた記者は、第2章が特にテンションアップ!日本のアニメとして初めて海外現地調査(ロケハン)を行った『アルプスの少女ハイジ』のロケハン時の写真もあります。昨年、舞台となった村まで行ってきた記者、アニメと変わらないそのままの風景を目の当たりにし、すごく感激したものでした。高畑氏の型にはまらないスケールの大きさと豊かな想像力は、大人も楽しめる作品を作ったのです。朝ドラでもアニメーターがフィーチャーされる現在。日本アニメーション界の功労者の足跡を見ることができます。
2019年08月05日1992年から2016年まで、スタジオジブリが手掛けたプロモーションフィルムやミュージッククリップ、企業 CM、WEBアニメーションほか数多くの貴重な映像が収録された短編作品集『ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート 1992-2016』が7月17日(水)よりリリースされる。作品を描くのは、宮崎駿をはじめ、百瀬義行、稲村武志、田辺修らスタジオジブリを支える監督・アニメーターたちだ。いまの日本アニメーション界を牽引し、多彩な作品を世に送り出す彼らの技やこだわりが“ギュッ”と凝縮された短編の数々は、長編作品とはまた違った見どころが満載!ジブリの短編はいかにして誕生したのか? 制作の裏側をスタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫が語った。スタジオジブリが短編を制作する理由とは?制作時のポイントは“好きなように作る”1985年に株式会社スタジオジブリが誕生して以降、『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』とアニメーション映画制作を主としてきたスタジオジブリ。初めて短編作品を手掛けたのは、1992年、日本テレビ開局40年記念スポットとして放映された短編作品「そらいろのたね」だ。その後、CHAGE&ASKAの楽曲「On Your Mark」のプロモーションフィルムや「金曜ロードショー」のオープニング映像を経て、『千と千尋の神隠し』が公開された2001年頃から、スタジオジブリでは幅広く企業CM映像なども制作するようになる。その流れにはどういった心境の変化があったのか?「映画を作るときは、現場のスタッフもさることながら、企業の方やその他いろんな方のご協力を得ているんです。ある時、そういう方たちから『CMを作ってくれないか』と頼まれまして。断りにくいですよね(笑)。とは言いつつも、断ってきたんですよ。でも次第に断り切れないという状況が出てきた…というのが一つ。あと、ジブリにもいろんなアニメーターがいて、腕があって優秀ではあるんだけど、社員でありながらなかなか仕事をやってくれない人たちがいるんですよ。その方たちに“ジブリにいる言い訳”を作る絶好の機会かな、と。つまり、『CM制作で稼いでいるから会社に貢献している』と周りに言い訳できるじゃないですか」。「もう一つ考えたのは、若い人たちの勉強の機会として捉えよう、と。それでCMをやろうか、という動きになったのが実情ですね。日頃、やってみたいと思っていてもできなかった企画をやることができて面白かったし、CM(ショートショート)は意味があったかなと思っています」。アニメーションとしての面白さを追求しつつも、企業CMであれば企業側の要望とのバランスを取る必要がありそうだが、「それは簡単ですよ」と鈴木さんは答えた。「最初から制作の条件に入れるんです、“好きなように作る”って。『注文に応じるのが苦手なので』って丁寧に謝るんですよ(笑)。企画会議なんて絶対やらないんですよね。まずは好きなようにやらせてもらってダメだったらやめましょうって。態度でかいですよね(笑)。だからこちらで出したアイディアで色々ボツになったものとかありますよ。僕らとしては良いと思ったものが、ご理解いただけないこともありました(笑)」。短編制作ならではの“実験精神”が新たな映像表現の追求を可能にするこれまでプロデューサーとして長編を手がけてきた鈴木さん。いざ短編のプロデュースをやってみてわかったことがあるという。「作品を作るとき、まずキャラクターを作らないといけないでしょ。状況設定によって大道具や小道具も決めないといけない。音楽も作る、声も入れる…15秒の作品でも2時間の作品でも、やらなきゃいけないことは一緒なんですよ。“これ効率悪いな!”と思ったことがあるんですよね(笑)。“短いから早くできるだろ”なんて嘘ですよ。やらなきゃいけないこと同じなんだもの(笑)」。だからこそ短編制作をやる理由は、アニメーターの“やってみたい”を実現するための実験的要素が強いという。「ジブリでやっちゃいけないことって公序良俗に反するってことでしょ。でも作品って公序良俗に反したほうが面白いんですよね。そこが難しいですよね。多くの人に観てもらわないといけない。そうすると収まるところに収まる」。「僕らの作品ってお金も時間もかかる。そうすると回収が大変でしょ。とがった作品を作るのは非常に難しいんですよね。そういうところでいうと、短編は“実験精神”でちょっととがったことに挑戦することができる。そういう違いはあるんじゃないですかね」。実際、百瀬ヨシユキ(義行)と中田ヤスタカのコラボレート・アニメーションとして制作された、capsuleの楽曲「ポータブル空港」のミュージッククリップでは“実験精神”が大いに活かされたようだ。「当時、お付き合いのあったYAMAHAさんの所属だった中田くんのプロモーションビデオをジブリで作れないだろうかという話が来たんですよ。ちょうどその頃、手書きだったアニメーションにCGというのが始まったんですよ。百瀬さんという方は早くから、CGで作ったアニメ作品に関わっている人なんですよね。中田くんの音楽を考えると、ジブリでCGを実験するいい機会かなと思ったんです。それで引き受けた記憶がありますね」。「結果としてジブリと肌合いが違う作品が出来上がるというのは、最初から覚悟していました。そこでやったことが未来を切り開けばいいな、と考えていたんです。そういうところで思考実験をやっていますね。なかなかそういう練習ってできないんですよ」。さらに鈴木さんは短編制作において自身の想いをこう語った。「そもそもアニメーションの究極って何か?というと、四角や三角のものを動かすとか、そういうシンプルなこと。モノに命を吹き込んで動く楽しさって、ものすごく単純なものになってくるんですよね。分かりやすいモノを動かして楽しかったら素敵でしょ。多分子どもが一番喜ぶと思うんです。だから本当は、ショートショートでそういうことをやりたい。凝りすぎたものを作ってもしょうがないんじゃないかって、僕はどこかで思っているんですよね」。鈴木敏夫とアニメーターたちの関係――「アニメーターは“役者”」本作には、宮崎駿をはじめ、近藤喜文、百瀬義行、稲村武志、田辺修、橋本晋治、大塚伸治、近藤勝也、宮崎吾朗とトップクリエイターが集結している。鈴木敏夫プロデューサーが思う「優秀なアニメーターの条件」とは?「アニメーターって、実写の世界で言うと“役者さん”なんですよね。ごはん食べるとか歩くとかいろんな動きが的確というか。例えば近藤喜文という人は、リアルな芝居が上手なんです。『となりのトトロ』には4歳の女の子が出てくるじゃないですか。実際にその年齢の子どもって、歩くときに真っすぐ立って歩く子はいない。前のめりか、後ろのめりで歩くんです。宮崎駿は漫画のアニメーションが基本だから、あまりそういう描写をやってこなかったんですよ。ところが近藤喜文はそれができるアニメーターだった」と明かす。「要するに“芝居ができる”人。日ごろいろんな人の行動を観察して、観察したものを作品の中に活かす。そういうことができる人が優秀だと思いますね」。確かに、“アニメーションの動き=芝居が魅力的なキャラクター”にはどこか惹きつけられる。そんなキャラクターの数々は、鈴木さんのイラストが元になっていることが多い。本作品集収録作品の中では、日清製粉グループ企業CMの猫キャラクター「コニャラ」や、スタジオジブリにプロデューサー見習いとして参加するドワンゴの川上量生をモデルにしたキャラクターの顔、伊藤園WEBアニメーション「となりのおにぎり君」に登場するキャラクターたちも鈴木さん自身が描いた。「僕の絵はいたずら書きで、それを立派にしてくれるのがアニメーターなんです。やっぱりキャラクターを描くよりも芝居(動き)を重視しているんですよ。そこに基点を置くから、キャラクターは誰かが描いてくれた方が良いという人が多いんですよね。上手な人ほどそうです」。鈴木さんの味のある“いたずら書き”が、芝居上手なアニメーターたちの手によってより魅力的なキャラクターに仕上げられ、登場人物たちの動きから目が離せなくなるようなチャーミングさと、ワクワク感を兼ね備えた短編ができ上がっているようだ。「もともとは新人研修に役に立つかなと思ったんだけど、短いものは世間の目が厳しい。やっぱり上手な人に頼まなければならなくなる。若い人に作ってもらったこともあったんですけど、やっぱり見栄えがしないんですよね。結果として腕扱きのアニメーターが制作を担当しました」。様々な制約がある長編制作と違い、短編では短ければ短いほど、とことん制作できる環境が用意できるという。“優秀なアニメーターたちが、とことんまで突き詰めて表現した短編”…それが一挙に堪能できる本作は、真に贅沢な作りだと言えるだろう。「凄腕のアニメーターが“とことんやる”仕事」っぷりを、本作から感じてほしい。発売情報:「ジブリがいっぱいSPECIALショートショート 1992-2016」2019年7月17日(水) 発売ブルーレイ:4,700円+税、DVD:3,800円+税(C)2019 Studio Ghibli(text:cinemacafe.net)
2019年07月17日国民的キャラクター「ルパン三世」の劇場最新作が長編アニメーション『ルパン三世 THE FIRST』として23年ぶりに公開されることが決定し、60秒の予告映像とティザービジュアルが解禁。先日亡くなった原作者モンキー・パンチの悲願だったというシリーズ初の3DCGアニメーションとなり、監督・脚本を山崎貴がつとめる。1967年に「漫画アクション」にて連載がスタート、1971年にはTVアニメ化され、誕生から50年以上経ったいまでも、映画、ゲームなど様々なメディアで老若男女問わずに支持されている「ルパン三世」。アルセーヌ・ルパンの孫であるルパン三世を中心に、桁外れな技術を持つ早撃ちの天才ガンマン・次元大介、居合の達人で切れない物はないという斬鉄剣の使い手・石川五ェ門、類稀なる美貌と抜群のプロポーションを持つ謎の美女・峰不二子、ICPO(インターポール)のルパン三世専任捜査官・銭形警部など個性豊かな魅力的なキャラクターと、アクション・コメディ・ラブ要素など、小粋でオシャレな世界観で人気を博している。モンキー・パンチも「ワクワクする」と心待ちにしていた3DCGそして今回、モンキー・パンチ氏が「ずっと待ち望んでいた」という“フル3DCGによるルパン一味”が誕生!生前(2018年10月)、キャラクター設定資料を観て「新しい感覚がいっぱいつまったルパンになりそうで、どんな作品になるか想像するだけで、今からワクワクしています」とコメントしていた同氏が完成を心待ちにしていた“新しいルパン三世”が登場する。監督・脚本を務めるのはVFXの第一人者で、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『永遠の0』『STAND BY ME ドラえもん』などを手がけ、『アルキメデスの大戦』『ドラゴンクエストユア・ストーリー』が待機する山崎貴。山崎監督は「モンキー・パンチ先生に完成品を観てもらえなかったことが残念」と語りながらも、「様々な名作を生み出したルパン三世という作品はモンキー・パンチ先生のオリジナルキャラの圧倒的な個性の強さと懐の深さから生まれたものだと思っています。その系譜の端っこに3DCGという新たなフォーマットで加われるのは本当に嬉しいこと」と並々ならぬ思いでコメントを寄せる。「ルパン三世」新時代突入を示す“THE FIRST”また、映画のタイトルは『ルパン三世 THE FIRST』。謎を解いたものは莫大な富を手にすることができるとされ、あの“ルパン一世”が唯一盗み出すことに失敗した因縁のお宝ブレッソンダイアリーがターゲット。シリーズで初めて3DCGアニメーションで描くなど、まさに「ルパン三世」新時代突入の記念すべき第1作であることを示すという。予告編では、モンキー・パンチの描いた「ルパン三世」の画に、歴代のルパンが一堂に会するシリーズの歴史を感じるオープニングから始まり、3DCGとなったルパン一味と銭形警部が生き生きと躍動。さらに、映画オリジナルキャラクターに加え、ルパンの「確実に世界を変える何か」というセリフが印象的な映像に。そしてティザービジュアルには、傷だらけになったハットをかぶりステッキを持って不敵に笑うルパン三世の姿が!声優陣には栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一とお馴染みの“ルパンファミリー”が名を連ねる。宮崎駿監督が手がけた不朽の名作『ルパン三世カリオストロの城』の誕生から40年、いまだからこそ描くことができる3DCGアニメーション版のルパンに期待が高まる。ストーリー20世紀最高の考古学者ブレッソンが遺した、最大の謎・ブレッソンダイアリー。その謎を解いたものは莫大な富を手にすることができるとされ、第二次世界大戦中には、あのナチスがその行方を追い求め、かのルパン一世でさえも盗み出すことに失敗したといわれる最高難度の秘宝。そんな伝説級の獲物に、天下の大泥棒ルパン三世が挑む。ブレッソンダイアリーに隠された秘密とは一体!?『ルパン三世 THE FIRST』は12月6日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月11日数多くの革新的な作品を発表し、日本のアニメーションに多大なる影響を与えたアニメーション監督・高畑勲。その高畑初の回顧展『高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの』が、7月2日(火)から10月6日(日)まで、東京国立近代美術館で開催される。アクションやファンタジーではなく、日常生活に寄り添った、豊かな人間ドラマとしてのアニメーションを確立した高畑。本展では、半世紀を超える高畑の創作の秘密を、その演出術に着目し4つの章から紐解いていく。【チケット情報はこちら】まず第1章は「出発点:アニメーション映画への情熱」。ここで注目すべきは、初の演出(監督)作品となった『太陽の王子 ホルスの大冒険』だろう。高畑は絵を描かないアニメーション監督であり、作画監督や脚本家など、各スタッフと対話を重ねることで、これまでにない作品世界を構築。それは登場人物の香盤表や作画担当表といった、高畑による緻密な資料群からも伺うことが出来る。また本章には、遺作となった『かぐや姫の物語』に通じる貴重な資料「ぼくらのかぐや姫」も展示。第2章は「日常生活のよろこび:アニメーションの新たな表現領域を開拓」。ここでは子供を主人公に、子供が楽しめる作品づくりを目指した高畑の、テレビの名作シリーズを中心に紹介する。『アルプスの少女ハイジ』では、かの有名なオープニング映像のラフ原画を展示。現地をロケハンし描かれたという、美しい背景美術にも目を奪われる。また宮崎駿が手がけた『パンダコパンダ』のレイアウトは、本展開催直前に発見された非常に貴重なものだ。第3章「日本文化への眼差し:過去と現在との対話」では、『火垂るの墓』や『平成狸合戦ぽんぽこ』などが登場。大阪を舞台にした『じゃりン子チエ』以降、日本の風土や庶民の生活を、リアリティーをもって描くことに情熱を注いでいった高畑。膨大なイメージボードや背景などから、その強い想いを感じることが出来る。最後の第4章「スケッチの躍動:新たなアニメーションへの挑戦」では、水彩画風という新たなアニメーション表現を摸索した、高畑の飽くなき探求心に驚かされる。特に完成まで8年を要した『かぐや姫の物語』では、線画による1枚1枚の原画が、残像効果までも計算して描かれているというから、さらに驚きだ。また高畑はかつて、ジャック・プレヴェールの詩を翻訳、それに奈良美智が絵をつけた詩画集『鳥への挨拶』を発表。本展にはその詩画集が出力された色校正用の紙の上から、奈良が新たにドローイングを加えたオリジナル作品、≪鳥への挨拶≫24点も出品されている。取材・文:野上瑠美子
2019年07月05日「読書」が子どもにもたらしてくれるものというと、国語の文章問題に強くなるといった学習面のメリットをイメージする人が多いかもしれません。でも、「そういったこと以上に大切なものがある」と、屈指の名門校、麻布中学・高校の国語科教諭である中島克治先生はいいます。その大切なものとは、「批評する力」「自ら考える力」を養えること。その理由と併せて、子どもを本好きにする方法も教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)言葉を知ることは「考える、感じ取る」ことの下地読書はいくつになっても大切なものですが、できればなるべく幼い頃から子どもが親しむことができるように導いてあげてほしいですね。というのも、中学生、高校生になると、子どもでも忙しくなってきて本を読む時間が取れなくなってしまうからです。子どもが本当に時間を気にせず本と向き合えるのは小学生までだと考えていいでしょう。読書は子どもにたくさんのものを与えてくれます。本を読んで言葉を覚えるということは、言葉と自分の間にある壁をなくすということであり、言葉によってものごとを考える、感じ取ることの下地になっていきます。読書をして語彙が増えれば、教科書の内容や先生の話をしっかり理解できるのですから、学力の向上にもつながります。また、読書によって増えた語彙は、感情コントロールという点でも力を発揮します。というのも、言葉によって自分の感情を相対化して見つめ直すことができるようになるからです。興味があることなら「読み癖」がつくでは、子どもはどんな本を読むべきなのでしょうか。親が読んでほしい本でもいいのですが、やはり子ども自身が興味を持つものがベストでしょう。内容は問いません。誰もが物語を好むわけではないのですから、たとえば野球やサッカーが好きな子どもなら野球雑誌やサッカー雑誌でも構わないのです。そういった雑誌にはいろいろな選手のインタビュー記事が載っていて、彼らが活躍した試合やそうでなかった試合などのデータも掲載されています。子どもが興味を持っている分野の雑誌ですから、書かれていることもすんなりと頭に入ってきますし、なによりもそれらの雑誌には、選手たち、人間のドラマが描かれています。そういうドラマに触れることは、子どもたちの心のなかと外の世界を結ぶ架け橋になり、もっといえば子どもが世界とかかわっていくときの羅針盤にもなるのです。また、どんな本でも子ども自身の興味に従って読むことのメリットには、興味があるからこそ読み続けることになり、「読み癖」がつくということもあります。この読み癖がとても大切なのです。読み癖について、スポーツ雑誌の例で考えてみます。たとえば不甲斐ない成績に終わったある選手の試合後の記事を読めば、「次はどうなるだろう?」と子どもは「続編」にあたるような記事を求めるようになる。当然、次号も読むことになり、しかも、その表現にまで注意を向けるようになります。次の試合でその選手が大活躍をしたとして、「この活躍をどんな文章にするのかな?」といった思いを持っているからです。この行為は、書かれているものに対して受け身ではなくなっているということに他なりません。つまり、積極的にアクティブに活字に触れる姿勢が生まれているのです。加えるならば、「批評する力」が育っているということでもある。先の例の子どもが次号を読んで、「あれ?」と違和感を覚えたとします。そう感じるのは、書かれていることがすべて正しいのではなく、自ら考える、批評力が育っているからです。これは、いわゆる「考える力」が重要だとされるいま、とても重要なことではないでしょうか。親が書店にいる時間を増やせば子どもは本に興味を持つここまではあくまでも理想であって、「子どもが自分から進んで本を読んでくれない」という悩みを抱えている人も多いはずです。そういう場合は、やはり子ども自身が興味を持っていることを親がつかむことが大切になる。そして、それらに関する本を与えるのです。そうすれば、本によって自分が興味を持っている世界が広がるという体験を子どもにさせてあげることができます。また、読むこと自体が苦手だという子どももいます。そういう場合には読み聞かせをしてあげましょう。全部を読む必要はありません。最初の何ページかを読んであげるだけで十分です。子どもは続きが気になって自発的に読むということもあるからです。大人だってそうですよね。映画の冒頭の数分だけを観せられたら、続きを観たくなるでしょう?それから、同じ作品が映像と本の両方になっているものもおすすめです。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』なんて何度も映像化されていますし、宮崎駿監督の映画作品もいくつもノベライズされています。そういったものであれば、子どももすんなり本に入っていけるのではないでしょうか。そして、子どもに本への興味を持たせるもっとも簡単な方法は、親が子どもを連れて書店や図書館に行く時間を増やすこと。親が書店や図書館に長くいれば、子どもは大好きなお父さんやお母さんが本に興味を持っている、本を大切なものだと思っていることを体で感じ取ることができます。しかも、そういった場所には見たこともない世界を描いた本がいくらでもある。そのような場所に接することで、子どもは自然に好奇心を刺激されて本の世界に近づいていくはずです。『本物の読解力をつけることばパズル 入門編』中島克治 著/小学館(2019)■ 麻布中学・高校国語科教諭・中島克治先生 インタビュー一覧第1回:子どもの「言葉の力」を伸ばすには?名門麻布の国語教師が説く“親の心得3か条”第2回:先取り学習はこんなに危険。「した子」の成績が「しなかった子」に抜かれるのはなぜ?第3回:麻布中高の国語教師が断言。「絵本の読み聞かせ」の教育効果はやっぱり絶大だった!第4回:我が子に“読書好き”になってほしいなら。ぜひ身につけさせたい「読み癖」とは【プロフィール】中島克治(なかじま・かつじ)1962年生まれ、東京都出身。麻布中学・高校を経て東京大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程修了。現在、私立麻布学園麻布中学・高校国語科教諭。『本物の読解力をつけることばパズル 初級編』(小学館)、『一生役立つ! 子どもの本当の読解力をグッと引き出す方法』(PHP研究所)、『1話5分! 12歳までに読みたい名作100』(新星出版社)、『小学生クロスワードBOOK 1・2・3年生』(星雲社)、『本物の国語力をつけることばパズル 中級編』(小学館)、『本物の国語力をつけることばパズル 入門編』(小学館)、『本物の国語力をつけることばパズル 初級編』(小学館)、『夏目漱石ほか文豪名著 書き写しノート』(朝日新聞出版)、『小学校入学前にことばの力をつける魔法の本棚』(小学館)など著書多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月27日スタジオジブリの展覧会「鈴木敏夫とジブリ展」が、2019年7月13日(土)から9月23日(月)まで、長崎・ハウステンボス美術館にて開催される。鈴木敏夫の“言葉”にフォーカス「鈴木敏夫とジブリ展」はジブリ作品の数々を手掛けてきた、スタジオジブリの敏腕プロデューサー・鈴木敏夫の“言葉”にフォーカスを当てた展覧会。2017年に広島・筆の里工房、2018年に名古屋・松坂屋美術館と金沢・金沢21世紀美術館で開催された「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」をベースに、パワーアップさせた内容となる。なお東京では、2019年4月から5月にかけて神田明神 EDOCCOにて開催され、人気を博した。鈴木が描き下ろした書やイラストを展示鈴木敏夫は、作品の世界観をより多くの人に伝えるため、監督の意図を汲み、作品と真摯に向き合い、その本質を「言葉」にして伝えてきた。『風の谷のナウシカ』や『千と千尋の神隠し』、そして『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』まで、鈴木が高畑勲、宮崎駿と出会って40年。会場では、その原点から現在までを、鈴木が書き下ろした書や、イラスト、ポスターなどの作品資料などを通して紐解いていく。“湯屋”や“湯婆婆と銭婆”の立体モチーフも展示『千と千尋の神隠し』に登場する“湯屋”の高さ3mの巨大立体模型など、立体的なモチーフにも注目。「湯婆婆と銭婆の"開運・恋愛"おみくじ」は、湯婆婆と銭婆が来場者の様々な悩みにアドバイスをくれるというもの。3メートルにも及ぶ超巨大“湯婆婆と銭婆”の口の中に手を入れて番号が書かれた札を引き、札に描かれた番号のおみくじを棚から持ち帰ることができる。おみくじの種類は“恋愛”、“開運”共に13種類の計26種類。おみくじには、鈴木敏夫が書きおろした言葉と、 その言葉にまつわる解説が記されている。限定アイテム&特別メニュー会場には、オフィシャルショップを併設。湯婆婆のイラストや、鈴木敏夫のメッセージを配したうちわや、湯婆婆プリントのトートバッグ、江戸から続く染め物の老舗「竺仙」とコラボレーションした藍染のふきんなどを揃える。また、パレス ハウステンボス内のティーサロンでは、竹炭の黒いバニラアイスにチョコスプレーをまぶし、金平糖とお札クッキーを添えた「お風呂屋さんのデザート」などの特別メニューを提供する。【詳細】鈴木敏夫とジブリ展期間:2019年7月13日(土)~9月23日(月)会場:パレス ハウステンボス内 ハウステンボス美術館住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1時間:9:00~21:00 ※日によって変更あり。詳細は公式WEBサイトを確認。料金:・各パスポート持参者 無料※1DAY パスポート、ムーンライト4パスポート、アフター5パスポート、VIPプレミアパスポート、年間パスポート・散策チケット持参者 大人800円、中人700円、小人・未就学児500円・ハーバーゾーンのみの入場者 大人1,600円、中人1,400円、小人・未就学児1,000円※ハーバーゾーン入場料(別途) 大人・中人1,000円、小人・未就学児500円【問い合わせ先】ハウステンボス総合案内(ナビダイヤル)TEL:0570-064-110
2019年06月16日宮崎駿や百瀬義行をはじめとする、スタジオジブリを支える監督・アニメーターたちの貴重な短編作品集「ジブリがいっぱいSPECIALショートショート 1992-2016」が、Blu-ray&DVDでリリースされることが決定した。「ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート 1992-2016」は、1992年にスタジオジブリが初めて手掛けた短編作品「そらいろのたね」から、2005年制作の最新アニメーションPVまで、22作品を収録した「ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート」に、2005年以降に制作された10作品を新たに収録し、全32作品になり、装いも新たに登場。宮崎駿をはじめ、近藤喜文、百瀬義行、稲村武志、田辺修、橋本晋治の6名のほか、新たに収録された作品を担当した大塚伸治、近藤勝也、宮崎吾朗も名を連ね、スタジオジブリを支える監督/アニメーターたちの作品が楽しめる本作。金曜ロードショーのオープニング映像や様々な企業CMなどのほか、宮崎監督作品として「CHAGE and ASKA」の楽曲のプロモーションフィルムとして話題になった「On Your Mark」も収録されている。「ジブリがいっぱいSPECIALショートショート 1992-2016」Blu-ray&DVDは7月17日(水)リリース、同時DVDレンタル開始。(cinemacafe.net)
2019年06月12日糸曽賢志監督(41)が6月10日、フィンランド大使館で行われた「『サンタ・カンパニー』&『コルボッコロ』劇場版制作プロジェクト」発表会に出席。師事していたスタジオジブリの宮崎駿監督(78)との思い出話を披露したことが複数メディアで報じられている。報道によると、それは糸曽監督がジブリの演出候補者のオーディションを受けたときのこと。糸曽監督は「ある女性が宮崎監督の『最近、どんな作品を観た?』という問いに『となりのトトロを観ました。昔から大好きでグッズを集めています』と答えると、宮崎さんは『そうなんだ。今おっしゃってくれたことはうれしいけど、僕自身はトトロはかわいい生き物だと思っていないんだよね』とおっしゃって」と述懐。さらに糸曽監督は「宮崎監督は『あれは恐ろしい生き物。肉食でサツキとメイを食べなかったのは、お腹が空いてなかったからだ』と笑いながら言い、続けて『それについてどう思う?』と質問して…」と宮崎監督が同じ問いを全員にぶつけたことを話した。この問いに糸曽監督は「気づいたのがトトロは臼歯なんですよ」と臼草食動物の特徴がトトロにあることを思い出し、「サツキとメイを食べるわけがない!と思ったので『草食動物ですよね?』と…」と宮崎監督に“反論”。報道によれば、糸曽監督は自分のみがその面接に合格したことを暴露。その後、宮崎監督「『エンターテインメントに携わる人はすべてを鵜呑みにするのではなく、考えることが重要なんだ』とおっしゃって」と教えられたことを明かした。この報道に対しネットでは「どんぐりが主食じゃないの??」、「た、確かにっ! アレ、臼歯だわ!」と驚きや納得の声が多く上がっていた。また「なかなか頭捻るなぁ」と、宮崎監督の“質問の意図”がファンの間で話題になっているようだ。
2019年06月10日2018年11月に東京で行われた、ヴァレンティノ(VALENTINO)の2019年プレフォールコレクションショーで発表された、写真家の宮崎いず美とのコラボレーション。5月29日にこの特別なアイテムが、ヴァレンティノ銀座と全国ヴァレンティノ直営店にて発売される。1994年生まれの宮崎いず美は、国内外で精力的に活動の場を広げる写真家の新星。学生時代に自身を被写体としたシュールレアリスティックな作風の写真をTumblr上で発表し、直ちにネット上で注目を集めた。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018」で公開されたおにぎりをモチーフにした作品も記憶に新しい。ヴァレンティノとのコラボアイテムは、日本の美と文化をテーマに、ヴァレンティノ銀座店で昨年開催した、“VALENTINO TKY”ストアインスタレーションのために撮り下ろした作品をプリントしたTシャツ、スウェットなどがラインアップ。Tシャツ(5万円)その他にも、ショーでも着用されたドレス、アウターといったアイテムもラインアップ。また、アイテムローンチを記念し、第2弾として新たにヴァレンティノのために宮崎いず美が作品を制作。ヴァレンティノ銀座では、発売日の5月29日から6月11日までインスタレーションが行われる。【イベント情報】ヴァレンティノx宮崎いず美 スペシャルインスタレーション会期:5月29日~6月11日会場:ヴァレンティノ 銀座住所:東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX
2019年05月24日「ベビーカレンダー 2018年赤ちゃんの名前ランキング」の男の子の名前では、1位「はると」2位「そうた」3位「ゆうと」と、三文字の名前が多いなか、四文字の名前も毎年ランクインしています。「四文字ネーム」はどっしりと力強い感く、男の子らしい印象があります。 今回は、赤ちゃんの名づけ調査件数日本最大級「ベビーカレンダー 2018年赤ちゃんの名前ランキング」から、2018年に人気だった「四文字ネーム」TOP10をご紹介します。 1位そうすけ2018年よみランキング8位の「そうすけ」は、2017年24位から一気にランクアップした注目ネーム。宮崎駿監督のアニメ「崖の上のポニョ」に出てくる、素直で芯の強い男の子を思い出す方も多いのでは?「そう」は2018年漢字ランキング10位「蒼」、11位「颯」、15位「湊」などがよく使われています。爽快で天真爛漫な印象の名前です。人気のよみランキングTOP10中、唯一ランクインした「四文字ネーム」で、近年人気の高い名前です。 2位ゆうせい2018年よみランキング21位の「ゆうせい」は、ここ数年人気が高まっている名前。「ゆう」は「悠」「優」「佑」「侑」「勇」、「せい」は「生」「成」「誠」「星」と、人気のある漢字が多いのも特徴です。同じ「ゆうせい」でも、さまざまな漢字の組合せが考えられますね。 3位こうせい2018年よみランキング35位の「こうせい」も、「ゆうせい」と同じく使える漢字が多く、さまざまな組合せの「こうせい」が存在するよう。「こう」は、「航」「光」「幸」「煌」などが人気漢字にランクインしています。 4位りょうま2018年名前ランキング55位に「涼真」がランクインしており、涼しげでさわやかな印象の名前。「天真爛漫」といった元気で明るい印象や、「真剣」「真っすぐ」などの誠実さも感じられる「真」は、2018年漢字ランキング5位と人気の漢字でもあります。今注目の俳優、竹内涼真さんの人気も影響しているかもしれませんね。洗練された印象と、誠実な印象を兼ね備えた人気ネームです。 5位しょうま2018年名前ランキング95位に「翔真」がランクインしています。2018年漢字ランキング3位の「翔」と、5位の「真」、人気の漢字2文字を使った四文字ネームです。「涼真(りょうま)」に続き、「そうま」「ゆうま」など、「ま」で止める名前は近年人気の傾向です。「ま」で終わることで安定感があり、落ち着いた印象の名前になります。 6位たいせい2018年名前ランキング88位に「大晴」がランクイン。「大」は漢字ランキング2位、「晴」は13位と、人気の漢字を組み合わせた名前です。明るく晴れ渡った空を連想させる「晴」に「大」をつけることで、より一層元気で豪快な印象に。広く明るい心を持った男の子に育ちそうです。 7位しょうた2018年の名前ランキング44位に「翔太」、81位「翔大」がランクイン。2018年の漢字ランキングで「翔」は3位、「太」は1位、「大」は2位と、人気の漢字を組み合わせた最強ネーム! 「翔」は、羽を大きく広げて飛び舞うことを意味します。そのことから、「将来大きく羽ばたいてほしい」というパパ・ママの願いがこもった名前です。 8位こうすけ2018年よみランキング56位の「こうすけ」は、「そうすけ」に続き「すけ」で止まる人気の名前のひとつ。他にも2018年名前ランキング79位に「りょうすけ」、89位に「おうすけ」がランクインしており、「すけ」止めの名前は男の子の名づけでよく使われているようです。2018年漢字ランキング18位には「介」が入っており、やはりその人気ぶりがうかがえます。 9位りょうた「りょう」と読む漢字は、2018年漢字ランキング69位「涼」、72位「凌」、90位「亮」、「た」と読む漢字は1位「太」が、2位「大」と、人気の漢字を組み合わせることができる名前。爽やかさと男らしさを兼ね備えた名前です。 10位こたろう2018年よみランキング81位の「こたろう」は、2017年でも86位にランクインしており、近年じわじわと人気の名前。どこか古風な印象がありながらも、逆に周りにはあまりいない新鮮さも感じられます。2018年漢字ランキング95位に「虎」が入っており、「こたろう」の「こ」は「虎」を採用することが多いよう。 四文字ネームでは、「そうすけ」「こうすけ」などの「すけ」、「ゆうせい」「こうせい」「たいせい」などの「せい」、「りょうま」「しょうま」などの「ま」、「しょうた」「りょうた」などの「た」で止まる名前が定番のよう。男の子の四文字ネームを考えているパパ・ママは参考にしてみてくださいね!【調査概要】調査期間:2018年9月13日(木)~2018年10月1日(月)調査件数:88,107件(男の子:44,460件/女の子:43,647件)調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方、ベビーカレンダー「2018年 赤ちゃんの名づけエピソードキャンペーン」に応募された方、内祝いサービスを利用された方(協力:内祝いカタログ事業会社3社/ルメールの出産内祝い、出産内祝い.jp、ナイスベビー)著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年05月21日スパイダーマン映画史上最高傑作との呼び声高く、第91回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』のブルーレイ&DVDが、8月7日(水)にリリース。これに先駆け、監督のボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンと、製作を務めたクリストファー・ミラーにインタビューを敢行、日本のアニメから大きな影響を受けたことを明かしている。CGアニメーションと手描きの手法の融合により、革新的なビジュアルで誰も観たことのないスパイダーマンの世界を誕生させた本作は、劇場公開時から日本をはじめ世界中で大絶賛の声が続出。世界で最も有名なキャラクター“スパイダーマン”の世界で、主人公マイルス・モラレスの成長や仲間との絆の全く新しい物語が描かれる。大友克洋監督『AKIRA』の要素は絶対ある本作にはアメリカ発のアニメ、クレイアニメ、日本発のアニメなど様々な要素が取り入れられているが、監督のボブは「日本のたくさんの作品からインスピレーションを受けた」と断言する。「僕たちはみんな宮崎駿のファンだと思う。僕らの作品は彼にインスパイアされているんだ。彼の作品からは、全体的な映画のトーンとビジュアルが大きく反映されたね。彼は“詩人”なんだ。だから、たくさんの要素が詰まっている彼のストーリーテリングには、僕がこれまで手がけてきた作品は、影響を受けてきたと言えるね。だから、彼のDNAは本作にも継承されていると思うよ」と、宮崎駿が本作とボブ自身に与えた影響の大きさを語る。共同監督のピーターは「多大な影響を受けた作品は、大友克洋監督の『AKIRA』だね。『AKIRA』の要素は絶対あるし、彼のスタイルは演出におけるまさにナチュラリズムだね」と語っており、日本アニメの要素が盛り込まれているのが伺える。『パプリカ』今敏監督らも参考にさらに監督たちは、アニメ映画『東京ゴッドファーザーズ』や『パプリカ』を手がけた今敏をはじめ、従来のアニメ製作の手法の枠を突き破り、斬新な映像を作り上げてきた日本のクリエイターたちから影響を受けているという。ボブは「様々な手法で斬新な映像を作ることは日本ではずっと前からやってきたことだけど、僕たちは今、まさに追いつこうとしているんだ。僕たちが目指している楽しみなことの一つが、スパイダーマンの新しくて面白いストーリーを新しくて斬新な映像スタイルで見せていくことなんだ。そして、僕らが参考にしている芸術的なアプローチのほとんどが日本から来ているんだ」と、日本アニメの製作手法に多大な影響を受けたことを明かしている。ペニー・パーカーのアイデアは「セーラームーン」から続いて、登場キャラクターについて、日本のメディアやファンから注目を集めているペニー・パーカーの話題に。ペニーは日本の学生服を着た女の子でロボットを操縦して戦う姿が特徴的だが、「ペニーのアイデアは、『セーラームーン』をはじめ、本当に色々な漫画やアニメから影響を受けたよ」とピーターは語る。ロドニーも「ペニーの元のアイデアとなった色々なキャラクターから僕たちのスタイルで僕たちのバージョンのペニー・パーカーを作り上げようとしたんだ」と、ペニーの誕生秘話を明かしている。スタン・リーのカメオ登場シーンは多すぎて監督もわからず!?また、監督たちは、本作の見どころの1つでもある『スパイダーマン』の生みの親スタン・リーの登場シーンについても触れた。主人公マイルスがスパイダーマンのマスクとスーツを買う店(Stan’s Merch Shop)のオーナーとしてスタンが登場するシーンはすぐにわかるが、それだけでなく、数え切れないほどスタンが本編に登場していると監督たちは口を揃える。「スタンはあらゆるニューヨークのシーンに登場していて、突如現れたり、ほんの数秒だけだったり、映画全体を通してたくさんの場面に登場している。特に、電車のシーンに多く登場しているし、他にも、マイルスとピーター・パーカーが歩道を歩きながら、ピーターが“ありがとうニューヨーク”って言うときに横を通り過ぎるのもスタンなのさ!」と解説してくれた。実際に、スタンは目で確認できる数よりもかなり多く登場しているようで、監督たちもスタンを本編に何回登場させたのか正確には分からないという。最後に、続編やスピンオフの製作もささやかれている本作の今後の展開やアイデアについても、「この映画は、“Into the Spider-Verse”って内側にってサブタイトル(原題)が付いているけど、実際は外側の話だったよね(笑)。もし、もっとスパイダーマンの内面的な部分を描いていたら、クールだったかもしれない。まあ、今後どういう展開になるか期待していてよ。(スタン・リーがスパイダーマンになった)スパイダー・スタンが登場するかもしれないしね(笑)」とファンの期待を煽るコメントも残している。『スパイダーマン:スパイダーバース』ブルーレイ&DVDは8月7日(水)発売、レンタル開始。6月26日(水)よりデジタル先行配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開
2019年05月14日自然世界への畏敬を表現し続ける漫画家・五十嵐大介の原作を、芦田愛菜が主演を務めて贈るアニメーション映画『海獣の子供』。この度、新たな追加キャストが発表となった。芦田さん演じる主人公・琉花と共に物語の鍵を握る、ジュゴンに育てられた2人の少年海と空。石橋陽彩演じる海の兄・空役を、変声期を迎えた窪塚愛流に代わって新たに浦上晟周が演じることに。さらに、2人の少年の謎を追う天才海洋学者・アングラード役として森崎ウィンがアニメーションの声優に初挑戦。アングラードのかつての相棒で海と空を保護している海洋生物学者・ジム役を田中泯が演じることが決定した。2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で堺雅人演じる真田幸村の嫡男・大助を好演したほか、バラエティ番組「痛快TV スカッとジャパン」での丁寧かつ細かな演技も話題を呼び、本年秋には宮崎駿のオリジナル作品で国内初の舞台化となった「最貧前線」にも出演する浦上さんも、本作がアニメーション映画の声優は初めて。「最初は不安が大きかったですが、声を吹き込ませて頂く過程はすごく楽しかったです。“空”が醸し出す雰囲気は異質で、台詞のテンポやリズムも独特です。渡辺(歩)監督と色々お話をさせて頂きながら、大人びている喋り方と、時折見せる少年らしさのバランスを意識しました」とキャラクターを丁寧に作り上げた様子を明かした。また、ダンスボーカルユニット「PRIZMAX」のメインボーカルとして活躍しながら、俳優としてスティーヴン・スピルバーグ監督にその才能を見出され、映画『レディ・プレイヤー1』でトシロウ役に抜擢された森崎さん。自分で演じたキャラクターの吹き替えとはまた違う声の演技に、「“絵の中にいるキャラクターと一緒に呼吸をしなくてはいけない”と感じました。今回でいうとアングラードと僕、二人で一人という感覚で、その息がピタっ! とはまった瞬間はすごく気持ちがよかったです」とコメント、初挑戦ながら声の演技を通して映画に参加する喜びに触れた。さらに、数々の映画作品に出演するほか、アニメーション作品では『鉄コン筋クリート』の“ネズミ”という独特なキャラクターを演じ、13年ぶりに「STUDIO4°C」作品に帰ってきた田中さんは、「『参加せよ!』と何処からか聞こえる気がしたのです。好奇心の脈動に震える僕に安堵したのでした。収録については、大きなヘッドホンからの自分の声に包まれて言葉を出す、まさしく声もカラダなのだ、と思い、演じることの面白さと際どさを同時に感じるお仕事でした」とふり返る。ダンサーとして、カラダで表現するものとしての共通点をアニメーションに見い出した様子だ。本年劇場公開の長編アニメーション映画の中でも、ひときわ異彩を放つ本作。芦田さんに石橋さん、浦上さん、森崎さん、田中さんに加え、稲垣吾郎、蒼井優、渡辺徹、富司純子といった、それぞれの個性を自由自在に共鳴させる豪華キャストたちにますます期待が高まる。『海獣の子供』は6月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海獣の子供 2019年6月7日より全国にて公開©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
2019年04月16日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」の「さよなら平成2週連続スタジオジブリ」。2週目となる4月12日(金)今夜は原作・脚本・監督、宮崎駿監督の平成最後の長編作品『風立ちぬ』を“平成ラスト”オンエアする。本作はゼロ戦の生みの親として知られる航空技師・堀越二郎をモデルに、二郎の「美しい飛行機を作りたい」という夢に向かって真っすぐに突き進んだ青春を描いて2013年7月に公開、大ヒット、国内外で高く評価された作品。宮崎監督が原作・脚本・監督を務めたほか、二郎の声優を「新世紀エヴァンゲリオン」や『シン・ゴジラ』の監督と知られる庵野秀明が担当したことも話題となった。また連続テレビ小説「てっぱん」の瀧本美織、放送中の「きのう何食べた?」も話題の西島秀俊、『殿、利息でござる!』などの西村まさ彦、「先に生まれただけの僕」などの風間杜夫、連続テレビ小説「わろてんか」の竹下景子、「ハケン占い師アタル」などの志田未来、「SUITS/スーツ」の國村隼、『のみとり侍』の大竹しのぶ、『七つの会議』の野村萬斎らも声優として出演。幼いころから美しい飛行機を作ることに憧れていた二郎。二郎はイタリアのジャンニ・カプローニ(野村さん)のような飛行機の設計士を目指して東京の大学に進学、関東大震災の日に美しい少女・菜穂子(瀧本さん)と運命的な出会いを果たす。大学卒業後、飛行機の設計をするために三菱に入社した二郎は周囲から一目置かれる存在となり、親友の本庄(西島さん)と共にドイツに研修に行くことに。ドイツで最先端の技術に触れた二郎は、帰国後、戦闘機の設計主任に任命されるが、初めての試験飛行で二郎が作った戦闘機が大破したことで、しばらく軽井沢のホテルで静養することになり、そこで菜穂子と再会。震災以降、二郎にほのかな恋心を抱き続けていた菜穂子は再会を喜ぶが彼女は結核を患っていた。二郎と菜穂子はいつしか恋に落ちるのだが、再び戦闘機の設計に没頭する二郎のもとに菜穂子が体調を崩したという連絡が入る…というストーリー。『風立ちぬ』は4月12日(金)今夜21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠でノーカットでオンエア。(笠緒)■関連作品:風立ちぬ 2013年7月20日より全国東宝系にて公開© 2013 二馬力・GNDHDDTK
2019年04月12日スタジオジブリ初の海外共同製作作品として2016年に公開され、アニメ界のアカデミー賞「アニー賞」長編インディペンデント作品賞を受賞した『レッドタートル ある島の物語』が4月1日(月)深夜放送の日本テレビ「映画天国」枠でオンエアされる。ジブリのプロデューサーとして宮崎駿監督の数々の作品などを手掛けてきた鈴木敏夫氏が、『岸辺のふたり』で米国アカデミー賞短編アニメーション映画賞に輝くなど高い評価を得たマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督にオファー、監督の長編初監督作品としてスタジオジブリが初めて海外と共同で製作に臨んだ記念すべきタイトル。第69回カンヌ国際映画祭では「ある視点」部門特別賞も受賞するなど世界的に高く評価されたのも記憶に新しい。嵐の中、荒れ狂う海に放りだされた男が九死に一生を得て、ある無人島にたどり着いた。必死に島からの脱出を試みるが、見えない力によって何度も島に引き戻される。絶望的な状況に置かれた男の前に、ある日、1人の女が現れた――。マイケル監督が「ジブリとの話し合いで『むしろセリフがないほうが、強い作品になるはず』という結論に至り」というセリフがない圧巻の映像美は必見だ。また今回は『巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版』もオンエア。こちらは東京都現代美術館で開催された「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」で上映された、宮崎監督の『風の谷のナウシカ』に登場した巨神兵を主役にした特撮短編映画となる。『風の谷のナウシカ』で印象深い巨神兵の作画を担当、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』や『シン・ゴジラ」などアニメ、実写両方で活躍する庵野秀明監督が鈴木氏らとプロデュースを手掛け、『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督がメガホンを取った。映画天国『レッドタートル ある島の物語』『巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版』は4月1日(月)25時59分~日本テレビでオンエア。(笠緒)■関連作品:レッドタートル ある島の物語 2016年9月17日より全国にて公開
2019年04月01日お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が、23日に放送されたTBSラジオ『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送』(毎週土曜 9:00~)にて、マリナーズ・イチローの引退について語った。番組冒頭、塙は「正直、イチローのことは原点ですから。我々も」と切り出し、「イチローの漫才を一番最初につくりましたから」と明かした。ナイツの代名詞でもある"言い間違い漫才"について、「日本で一番有名な人を言い間違えようということで。イチローで、その後がSMAP、宮崎駿かな」と振り返った。相方の土屋伸之も「イチローぐらいの誰もがプロフィールを知っている人を間違えるから、お客さんも分かるというネタですから。イチローを超える人はいないですね、本当に」と評した。そして番組アシスタントのTBS・出水麻衣アナウンサーは、イチローの会見に参加したことがあるといい、「ちょっと中途半端な質問をすると、質問返しにあうんですよね。『それはどういう意図で聞いてるんですか?』って。記者の方も試されるというか。皆さん非常に準備して行くんですよね」と話した。これに対して、塙も「うん、(引退会見も)そんな感じでしたもんね。結構、記者も緊張してましたもんね」と感想を述べていた。
2019年03月23日女優の宮崎あおい、俳優の西島秀俊が20日、東京・銀座のアルマーニ/銀座タワーで行われた「アルマーニ/銀座タワー リニューアルオープニングイベント」に出席した。ジョルジオアルマーニジャパンは、昨年3月より改装を行ってきた「アルマーニ/ 銀座タワー」を、3月21日にリニューアルオープン。それを記念したオープニングイベントがこの日行われ、スペシャルゲストとして宮崎あおいと西島秀俊が出席してトークショーを繰り広げた。春らしいピンクのドレス(63万円※税抜き)とベージュの靴(12万円※税抜き)を履いて登場した宮崎。「もうすぐ桜が咲きそうということなので、春らしいピンク色のお洋服を着させていただきました」とファッション解説した宮崎の姿に、西島は「本当に素晴らしいですよ。結構何度かご一緒させてもらっていますが、時代劇が多くてお着物が多かったので、すごく新鮮で素敵に感じます」と絶賛した。西島について宮崎も「ご一緒させていただいた映画で西島さんが料理人の役をやられていた時に、スーツを着られていたんです。その後ろ姿が格好良かったですね」と当時の印象を語り、「西島さんとは私が19歳ぐらいからのお付き合い。もう10年以上になりますが、昔はとてもふんわりして柔らかく、ぼんやりした印象がありましたが、それがどんどん歳を重ねられて会う度にシャッキリ?(笑)」と言葉の選択を間違えると、西島が「褒めてます?」と指摘されて苦笑い。気を取り直した宮崎が「西島さんの柔らかい中に、男性としてのかっこよさがあるという印象に変わって、今はカッコイイと思います」と話した。また、リニューアルした同店舗でチョコレートを食したという宮崎、「とても美味しかったですよ。今度はレストランで美味しい食事をいただいて、その後にお買い物をしたいですね。友だちとかにプレゼントで買うことも多いので、是非人のことを思いながらアルマーニでお買い物ができたら楽しいんじゃないかな? と思いました」と次回に同所を訪れるプランを明かしていた。
2019年03月21日映画『バンブルビー』のジャパンプレミアが昨日、3月12日に行われ、バンブルビーの相棒役のヘイリー・スタインフェルドをはじめ、トラヴィス・ナイト監督、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラプロデューサー、そして本作の日本語吹き替えを務めた土屋太鳳、志尊淳が登壇した。会場となったTOHOシネマズ六本木ヒルズには、バンブルビーカラーのイエローカーペットが敷かれ、まず吹き替え声優を務めた土屋さんと志尊さんが登場。「ヘイリーたちがせっかく日本に来て下さったので、日本らしさと良さを伝えたくてこの着物を選びました!」と土屋さんはグリーンの美しい着物姿を披露し、一方、志尊さんは黒一色のスーツに黄色いポケットチーフでバンブルビーカラーのアクセントを取り入れるスマートな衣装で登場した。続いて、シリーズ全作でプロデューサーを務めているロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、本作が実写映画デビューとなったナイト監督が登場すると一気に会場のボルテージが上昇。『トランスフォーマー』シリーズ好きの志尊さんは固い握手を交わし感激の様子。そして最後に登場したのは、チャーリー役のヘイリー。黄色一色のワンピースで登場したヘイリーは「14歳のときにはじめて日本に来て以来、本当に大好きなの!映画以外にも歌手やファッションの仕事でも来たけど、こうして自分にとって意味のある大切な作品で、しかもトランスフォーマーの聖地・日本に、カワイイ(日本語)バンブルビーと来られて本当に嬉しい!」と笑顔で来日した感想を語る。またナイト監督も「父と初めて8歳で日本に来て、人生が変わった。そのインスピレーションが『KUBO/クボ~』に、そして『バンブルビー』に繋がっているんだ。日本と言えば、宮崎駿監督はもはや自分の一部だし、本作ではそんなつもりがなかったのに彼の作品に似ているところがたくさんあると言われたんだ。この作品を、こうして日本に届けられて安堵と喜びの気持ちでいっぱいだよ」と感無量の様子だった。このあと、映画を待ちわびる観客たちのもとで舞台挨拶も行った5人。まずヘイリーが「トラヴィス監督の手腕で、バンブルビーの動きや反応が人間らしくてカワイイ(日本語)です!私も、皆さんもそうだと思うけど、人生って何だろうと、不安でいっぱいになる10代の最後の感覚をこの映画は完璧にとらえているの。トランスフォーマーの聖地・日本に、この作品を紹介できるのは本当に嬉しいわ!」と興奮気味。ナイト監督も「本作が行く最後の地が、バンブルビーの生まれた日本で本当にうれしい。これは偶然じゃない。日本は特別で、愛の結晶だと思っているし、誇りです。アリガトウゴザイマス!(日本語)」と日本愛が伝わるコメントを、ロレンツォは「これだけ歓迎してくれて1つ思い浮かんだのは、トランスフォーマー5作でこれまできちんと日本への感謝をスクリーンで描いてないんだ。次作があれば、大阪でも京都でもなく、この東京を爆破してぶち壊して感謝したいね」と次作へ意欲を示す。そして志尊さんは「トランスフォーマーが本当に大好きで、このような形で関わらせてもらって本当に光栄です」と今回の吹き替え参加について語り、一方土屋さんは「今日はせっかくヘイリーさんたちが日本に来て下さったので、英語であいさつしたいと思います」と言うと、流暢な英語でスピーチ、会場を沸かせた。そんな土屋さんの流暢なあいさつにヘイリーは「ワオ!わたしは日本語は話せないから次回までにがんばるわ(笑)本当に素敵!」と大感激の様子だった。<土屋太鳳英語あいさつ>I am so happy and excited with my role as Charlie. The movie is full of love,power and courage. Today I am so thankful for a chance to be on the same stage with Mr.Bonaventura, Mr.Knight, Hailee and Jun Shison as Memo. I am very confidence that the movie Bumblebee will be loved and empowered in Japan by your love. Thank you. I hope you will enjoy!『バンブルビー』のチャーリー役として、ここにいることができて本当に嬉しいです。この映画は愛とパワー、そして勇気で溢れた作品に仕上がっています。今日はボナベンチュラさんとトラヴィス監督とヘンリー、そしてメモ役の志尊くんとこのステージに立てて感謝の気持ちでいっぱいです。この映画は日本で愛されると自信を持って言えるほど、とても素晴らしい作品なので、みなさんぜひ楽しんでください!『バンブルビー』は3月22日(金)より全国にて公開。※3月21日(木・祝)先行上映(cinemacafe.net)■関連作品:バンブルビー 2019年3月22日より全国にて公開© 2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro. © 2018 Hasbro. All Rights Reserved.
2019年03月13日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、「さよなら平成2週連続スタジオジブリ」と題して高畑勲監督作『平成狸合戦ぽんぽこ』と、宮崎駿監督作『風立ちぬ』を放送することが決定した。第1夜:4月5日放送『平成狸合戦ぽんぽこ』まず最初は、タイトルに“平成”が付いた時代を代表する名作で、平成最後にふさわしい『平成狸合戦ぽんぽこ』を、昨年亡くなった高畑勲監督の命日となる日にノーカットで放送。今回で放送回数は9回目となる『平成狸合戦ぽんぽこ』は、人間に住みかを奪われたタヌキたちがふるさとを守るため、あの手この手で大奮闘を繰り広げる笑いと感動の一大エンターテインメント。劇中には、『魔女の宅急便』のキキのほか、歴代のジブリキャラクターたちがさりげなく登場するシーンもあり、それを探すのも見どころのひとつだ。また、本作には野々村真、石田ゆり子、清川虹子、泉谷しげるが声で出演。さらに、語りの古今亭志ん朝をはじめ、林家正蔵、桂文枝(5代目)ら落語家も声で出演している。第2夜:4月12日放送『風立ちぬ』続く翌週には、原作・脚本・監督、宮崎監督の平成最後の長編作品『風立ちぬ』を、こちらもノーカットで放送。2015年のテレビ初放送に続き、今回で2回目の放送だ。本作は、飛行機作りに情熱を注いだ実在の人物、堀越二郎をモデルに、堀辰雄の小説「風立ちぬ」をモチーフにした物語。大空への憧れ、時空を超えた友情、切ない夫婦愛…夢に向かってまっすぐ生きる青年を描いた。声の出演には、主人公・堀越二郎役を「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が務めたほか、瀧本美織、西島秀俊、西村まさ彦、風間杜夫、竹下景子ら豪華俳優陣が参加している。映画天国も要チェック!月曜日深夜に放送している「映画天国」(関東ローカル)では、高畑監督がアーティスティック・プロデューサーとして参加した最後の長編映画『レッドタートルある島の物語』もノーカット放送。さらに同日、庵野監督が企画・製作・脚本を務め、声優・林原めぐみが声で出演する特撮短編「巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版」も放送と、豪華2本立てとなっている。<スタジオジブリ・鈴木敏夫プロデューサーコメント>ジブリは平成と共に歩んできたので、平成が終わるのはある感慨があります。そのものずばりの「平成狸合戦ぽんぽこ」、平成の時代に大正~昭和を描いた「風立ちぬ」、時代を感じながらお楽しみ下さい。『平成狸合戦ぽんぽこ』は4月5日(金)21時~、『風立ちぬ』は4月12日(金)21時~日本テレビ 金曜ロードSHOW!にて放送。『レッドタートル ある島の物語』「巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版」は4月2日(火)1時59分~日本テレビ 映画天国(関東ローカル)にて放送。(cinemacafe.net)
2019年03月08日戦後の日本のアニメーションの基礎を築き、昨年4月5日に亡くなった高畑勲監督の業績を総覧する展覧会「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したものTakahata Isao: A Legend in Japanese Animation」が、東京国立近代美術館で開催されることが分かった。スタジオ・ジブリ設立に携わった人物であり、『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『かぐや姫の物語』など数々の名作を手掛けてきた高畑監督が、日本のアニメーションに遺したもの、その業績を総覧する初の回顧展。展覧会は4章構成となっており、「1章 出発点─アニメーション映画への情熱」では劇場用長編初演出(監督)となった『太陽の王子 ホルスの大冒険』などにスポットを当て、「2章 日常生活のよろこび─アニメーションの新たな表現領域を開拓」では「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」などのTVアニメにおいて、宮崎駿らとのチームワークを絵コンテ、レイアウト、背景美術によって検証し、高畑演出の秘密に迫る。さらに、「3章 日本文化への眼差し─過去と現在との対話」では、『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』などから、日本人の戦中・戦後の経験を現代と地続きのものとして語り直す話法の創造と、“里山”というモチーフの展開に注目。そして、手描き風アニメーションや水墨画のような表現で注目を集めた『かぐや姫の物語』などにフォーカスした「4章 スケッチの躍動─新たなアニメーションへの挑戦」で構成される。これまで未発表だった高畑監督の制作ノートや絵コンテなどの貴重な資料を通して、高畑演出術の秘密に迫る本展覧会。絵を描かない監督が、どのようにして歴史に残るアニメーションをつくったのか?ほかのクリエイターたちとの交流や共同制作の過程を通して明らかにしていく。なお、東京のほかにも今後、岡山での開催も予定しているという。「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したものTakahata Isao: A Legend in Japanese Animation」は7月2日(火)~10月6日(日)東京国立近代美術館1階 企画展ギャラリーにて開催。※休館日あり(cinemacafe.net)
2019年03月07日もし、自分の彼女がモテる女性だったら、果たして男性はうれしいものでしょうか?それとも、「浮気されるんじゃ」とか「ほかの男にとられるんじゃ」などと心配になるのでしょうか?今回は、「モテる彼女」と付き合ったことのある男性3人に本音を聞いてみました!■ オレの自慢の彼女「今の彼女、すごくモテますよ。『お前の彼女、めちゃくちゃいい女じゃん』とか『お前にはもったいない』みたいなことはよく言われます。オレも負けずに『手出したらシメるぞ!』って言い返すんですけど、やっぱりうれしいですよね。オレはこんないい女と付き合ってるんだぞって、自慢できるから。他の男のちょっかい?そんなの、オレが全力でブロックします!」(25歳/会社員)付き合っている女性がモテると、男性は程度の差はあれ独占欲を刺激されます。ただ、この男性のように彼女がモテることを素直に喜ぶタイプだと、周囲の嫉妬心をはねつけて、彼女一筋になってくれますよ。■ 毎日インスタチェック「付き合ってた彼女は交遊関係が広くて、しょっちゅう男性から食事に誘われてました。彼女は隠しごとはしないとハッキリ言ってて、他の男性と二人で会わないと約束してくれてます。でもつい気になって、彼女のインスタを毎日見ちゃうんですよ。『今日は職場のみんなで飲み会!』みたいな写真を見て安心したりとか。僕、心が狭いんですかね?」(29歳/自営業)モテる彼女が自分の知らないところで、他の男性に口説かれたりしてないか、気が気でない男性も多いですよね。こうした心配性の男性には、マメなフォローが不可欠。SNSを使って、自分の行動をあえてオープンにするのも方法の一つです。■ 美女は公共財?「モデルの彼女と付き合ってたことがあるんですけど、街を歩いてたら男がみんな振り返る(笑)。本人はまったく気にしてなくて、興味すらないみたいだった。ここまで外見のレベルが高いと、もう嫉妬心も湧かないよね。『オレの彼女きれいでしょ?いいよ、目の保養にして』って感じで、優越感に浸ってたな~」(33歳/医師)「美少女は世界の宝だぞ!」というセリフが、かの宮崎駿監督のマンガにもありました(おそらく巨匠の本心……)。付き合っている女性があまりにも美しいと、独占欲を通り越して、こうした悟りの境地に達する男性もいるようです。■ 彼女がモテると、やっぱり複雑?付き合っている女性がモテるタイプだと、多くの男性は優越感と不安が綯い交ぜなった、複雑な心境になります。正直、他の男性とは関わってほしくない、というのが本音かもしれませんね。そんな時は、女性が「好きなのはあなただけ」という気持ちを、言葉や態度で示してあげるときっと安心してくれますよ。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年02月27日米国アカデミー賞が世界最高峰の映画の祭典ならば、日本最高峰の祭典となるのが「日本アカデミー賞」。先日、第42回の各優秀賞および新人俳優賞などの発表記者会見が行われたが、日本のアカデミー賞は米国や他国とどう違うのか、改めて紹介していこう。1.米国アカデミー賞との関係は?米国の映画芸術科学アカデミー(AMPAS:Academy of Motion Picture Arts and Science)の正式許諾を得て日本アカデミー賞協会が1978年に発足、米国と同様に映画人が選ぶ映画賞として日本アカデミー賞が誕生した。米国アカデミーから正式許諾を得ているのは、世界で日本と英国のみ。記念すべき第1回授賞式は1978年4月6日、帝国劇場にて開催。授賞式の模様は日本テレビで放送され、現在も毎年、同局で放送されている。第2回目から日本アカデミー賞協会会員による現在の投票方式となり、第4回から1次選考のノミネート5作品および5人全てを“優秀賞”とし、授賞式ではその中から“最優秀賞”を競うことになった。2.対象となる作品は?第42回日本アカデミー賞は、2017年12月16日~2018年12月15日に東京地区の商業映画劇場にて有料で初公開された、40分以上の新作劇場用劇映画及びアニメーション作品であり、同一劇場で1日3回以上、かつ2週間以上継続し上映された作品が対象。そのため、映画祭のみの上映作品や2週間限定公開作品、イベント上映作品、モーニング、レイトショーのみの上映は除かれる。3.どうやって決める?国内の映画関係者によって構成される日本アカデミー賞協会会員(下記参照)の投票によって行われる。作品賞・アニメーション作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞・外国作品賞などの正賞15部門と新人俳優賞を含む全16部門を投票で行い、郵送された投票用紙は公正なる第三者機関によって集計され、正賞15部門の優秀賞受賞者・受賞作品(各5名または5作品)と男女各3~5名の新人俳優賞が決まる。さらに、この15部門優秀賞受賞者及び受賞作品を対象に最終投票を行い、郵送された投票用紙は公正なる第三者機関によって集計され、最優秀賞が決定する。なお、日本アカデミー賞で唯一、一般の映画ファンが参加できるのが話題賞。ニッポン放送「オールナイトニッポン」の番組を通じ、一般リスナーがその年の映画界で最も話題を集めたと思われる作品と個人に投票し、決定される。たとえば、いまなお実写邦画歴代第1位の興収記録を持つ『踊る大捜査線THE MOVIE2レインボーブリッジを封鎖せよ!』は第27回(2003年度)優秀作品賞・優秀監督賞などに選ばれていたが、結果的に話題賞・作品部門を獲得。また、第40回(2016年度)は最優秀アニメーション作品賞を『この世界の片隅に』、話題賞・作品部門を『君の名は。』が受賞したことも記憶に新しい。4.日本アカデミー会員の構成は?米国アカデミーの場合、本年度は史上最多で928人が会員に招待され、会員総数は約8,200名にのぼる。俳優部門の会員が最も多く、短編及び長編アニメ部門、プロデューサー部門、監督部門と続く。日本アカデミー賞協会は、2018年度で会員数3,960名。会員の資格は、日本の映画事業に現在も含め3年以上従事していることが前提で、運営・実行委員会または賛助法人より推薦され認められた者となる。内訳は東宝、松竹、東映、KADOKAWAの大手映画製作配給会社(映連)4社で985名となり、俳優/マネージャーが132名、監督が117名。さらに映画関連企業やプロダクション関係、テレビ局、出版社などの賛助法人の社員が多数。その中には声優事務所の青二プロダクションや映像配信サービスNetflixなども名を連ねている。5.女性の司会は前年の最優秀主演女優賞受賞者第42回授賞式で総合司会を務めるのは、日本アカデミー賞協会・組織委員会副会長でもあるベテラン俳優の西田敏行。6年連続9度目となり、それ以前は関根勉が4年連続、その前は関口宏が12年連続で務めていた。注目なのは、女性の司会は前年度の最優秀主演女優賞受賞者が務めること。今回の第42回は、昨年『彼女がその名を知らない鳥たち』で同賞を受賞した蒼井優が人生初の司会に挑戦する。「去年の私にとって、そうであったように、どなたかにとって忘れられない1日になるはずなので、皆さんの喜びを感じつつ、楽しんで司会ができれば」と蒼井さん。同業者の司会となれば、共演経験者や親交の厚い人が壇上に上がることも多く、思いがけない振りがあったり、ツッコミがあったり、思い出話に花が咲くことも。第32回(2008年度)授賞式では、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』で前年、最優秀主演女優賞に輝いた故・樹木希林さんが司会に。その年は、米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した“婿”・本木雅弘主演『おくりびと』が主要賞をほぼ総なめにするという巡り合わせが実現。樹木さんのマイペースな司会ぶりには会場が何度も沸いた。今回は『日日是好日』『万引き家族』の2作品で優秀助演女優賞に選ばれている樹木さん。優秀助演女優賞の歴代最多受賞者だ。追悼セレモニーの中で、そんな在りし日の姿が取り上げられるかもしれない。なお、最優秀賞のプレゼンターは前年度の受賞者が行うことになっており、蒼井さんはじめ、菅田将暉、広瀬すず、役所広司、是枝裕和監督、湯浅政明監督らが務める予定。オスカー像の代わりとなるのが、第1回授賞式より受賞者に贈られている「最優秀賞・優秀賞ブロンズ」だ。その制作者で日本アカデミー賞協会の創設メンバー・流政之氏も2018年に亡くなられた。6.一般客も観覧できるディナー形式レッドカーペットが敷かれた授賞式会場に、華やかなドレスやタキシードなどに身を包んだ最旬の俳優・女優たちが集う様はやはり壮観。また、「ぴあ」会員限定だが、ディナー付授賞式観覧チケットも販売され、一般客も観覧できる。その雰囲気はハリウッドスターがパーティ形式で一堂に会するゴールデン・グローブ賞に似ている、ともいえるかも?7.アニメーション作品賞が独立へ第30回(2006年度)からアニメーション作品賞が独立した部門に。初めての受賞作品は、本年度の米アカデミー賞長編アニメ部門に『未来のミライ』がノミネートされている細田守監督の『時をかける少女』だった。なお、同賞設立以前に、宮崎駿監督の『もののけ姫』(第21回)、『千と千尋の神隠し』(第25回)の2作品が実写作品を抑えて最優秀作品賞に選ばれている。8.新人俳優賞から羽ばたくスター俳優たち新人俳優賞は、劇場映画で主演・助演クラスの役を演じ、印象を与えた俳優が対象。原則として映画初出演ではなくともこれまで日本アカデミー賞の受賞歴がない者、となっている。かつて同じ年(第13回)に新人俳優賞に選ばれた本木さんや深津絵里は、後に主演賞クラスの俳優となり、海外でも評価を受けるまでになった。第37回(2013年度)『共喰い』で選ばれた菅田さんは昨年度、第41回にて『あゝ、荒野』で見事、最優秀主演男優賞を受賞、さらに全くタイプの違う『帝一の國』で話題賞・俳優部門にも選ばれた。同年の新人俳優賞には綾野剛や黒木華らがおり、黒木さんは続く『小さいおうち』(第38回)、『母と暮せば』(第39回)で2年連続の最優秀助演女優賞を受賞。また、広瀬さんは『海街diary』で新人俳優賞を受賞して以来、翌年は『ちはやふる上の句』『怒り』で優秀主演女優賞と優秀助演女優賞、さらに昨年は『三度目の殺人』で最優秀助演女優賞を獲得。『湯を沸かすほどの熱い愛』の杉咲花などのように、最優秀賞(助演女優)と新人俳優賞を同年にW受賞した快挙も。本年度は上白石萌歌、趣里、平手友梨奈、芳根京子、伊藤健太郎、中川大志、成田凌、吉沢亮と、すでに映画・テレビでお馴染みの顔ぶれがずらり。彼らの晴れ舞台にも注目だ。第42回日本アカデミー賞授賞式は3月1日(金)、グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールにて開催される。(text:Reiko Uehara)
2019年02月26日1月25日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は「ルパン三世」のテレビスペシャル第26弾となる「ルパン三世 グッバイ・パートナー」を放送。6年ぶりとなる完全オリジナルストーリーである本作では、なんとルパンと次元が戦うことに…!「ルパン三世」は1967年、「漫画アクション」誌で原作の連載が開始。その後1971年からTVアニメ第1期の放送が開始された。当初は原作のハードなイメージを踏襲していたアニメ版だがその後ターゲットを低年齢向けにシフトするも、当時はまだ時代が早すぎたのかTVアニメ1期はそこまでの評価を得ることなく終了してしまう。しかし再放送でその人気に火がつき、1977年にTVアニメ第2シリーズが放送され高評価を受けることに。翌1978年には劇場版第一作となる『ルパン三世 ルパンVS複製人間』が、続く1979年には宮崎駿監督がメガホンを取った『ルパン三世 カリオストロの城』が公開。1984年にはTVアニメ第3シリーズが制作、さらに『ツィゴイネルワイゼン』『ピストルオペラ』などの鈴木清順監督が参加した『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』の公開と、コンスタントに新作が製作されるようになっていく。その後90年代に入るとTVスペシャルとして毎年のように新作が放送されるようになり、2015年には久々のTVアニメ第4シリーズ、2018年には第5シリーズも制作。また『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』ではこちらも長年にわたり愛される人気キャラクターの「名探偵コナン」とコラボするなど、半世紀にわたり愛され続けている「ルパン三世」。今回はなんと銭形警部にルパン三世との共謀容疑がかけられ逮捕令状が出される。それを知ったルパンはテレビに出演し誤報であることを伝えるが、誤解を解く代わりに特別なダイヤモンド「タイムクリスタル」を盗むはめになる。そのダイヤは世界征服をも可能にするスーパー量子コンピューター「エミルカ」を起動するために必要なもの。ルパンはダイヤを盗むことに成功するが、仲間の次元に奪われてしまう。その頃ロンドンでショパンコンクール最有力優勝候補の少女・アリサが誘拐されて…というストーリー。ルパン役の栗田貫一をはじめ、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一らお馴染みの声優陣に加え、諏訪部順一、寿美菜子ら人気の声優もゲストで出演する。金曜ロードSHOW!「ルパン三世グッバイ・パートナー」は1月25日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年01月25日第91回アカデミー賞のノミネート作品が1月22日(現地)に発表され、是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画賞に、細田守監督の『未来のミライ』が長編アニメーション部門にそれぞれノミネートされた。日本映画のダブルノミネートは、オスカー史上初!日本人にとっては“平成最後”の米アカデミー賞となる今回だが、まず、同じ年に日本映画2作品が、外国語映画賞と長編アニメーション部門の候補にあがるのは、アカデミー賞史上初めてのこと。映画界最大の祭典において、日本映画の躍進を感じさせるノミネーションは、素直に喜ばしい結果だ。どちらの作品も、現代日本が抱える問題を背景に、“家族”のあり方を作家性あふれるアプローチで描き切っており、それが海外で評価を得た点も見逃せない。ちなみに、外国語映画賞が正式に設置された第29回以来、同賞に輝いた日本映画は滝田洋二郎監督の『おくりびと』(第81回)のみ。長編アニメーション部門は2001年の第74回から設置され、翌年の第75回に宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が受賞。以降、5度にわたって、スタジオジブリ作品がノミネートされるも受賞は逃している。外国語映画賞は『万引き家族』と『ROMA/ローマ』の一騎打ち昨年5月、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞して以来、各国の映画賞で旋風を巻き起こしている『万引き家族』。第76回ゴールデングローブ賞では、惜しくも外国語映画賞を逃したが、その後に発表された第44回LA映画批評家協会では外国語映画賞に輝いており、賞レースでの勢いに衰えは見えない。是枝組の常連であり、本作でも圧倒的な存在感を放った樹木希林さんが昨年この世を去ったのは残念だが、今回の朗報を喜んでいるのは間違いない。きっと天国から強力なエールを送ってくれるはずだ。最大のライバルは、アルフォンソ・キュアロン監督のメキシコ映画『ROMA/ローマ』。こちらはヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞し、その後は各映画賞の外国語映画賞を次々と手にしている。ゴールデングローブ賞でもこちらに軍配があがった。なお、『ROMA/ローマ』は作品賞候補にもあがっており、これはNetflix配給の作品としては初の快挙。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』に続いて、「メキシコ出身のキュアロン監督に作品賞をあげたい!」という思いから、外国語映画賞は『万引き家族』に…という可能性は少なからずあるのではないだろうか。もちろん、これは“棚ぼた”では決してなく、実質的に今年の外国語映画賞は『万引き家族』と『ROMA/ローマ』の一騎打ちなのだ。ジブリ以外の作品が初ノミネート!真価を問われる『未来のミライ』昨年夏に公開され、国内では、批評的にも興行的にも正当な評価を得たとは言い難かった『未来のミライ』。しかし、海外での評判は上々で、第76回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞にノミネートされた。同賞候補に日本の作品が挙がるのは、意外にも初めてのこと。そして、第91回アカデミー賞では、ジブリ作品以外で初めて長編アニメーション部門にノミネートされ、まさに真価を問われることになった。長編アニメーション部門の候補は『未来のミライ』に加えて、『インクレディブル・ファミリー』『犬ヶ島』『シュガー・ラッシュ:オンライン』『スパイダーマン:スパイダーバース』の計5作品。アニメ界のアカデミー賞と言われる第46回アニー賞(2月発表)では、『インクレディブル・ファミリー』『シュガー・ラッシュ:オンライン』がそれぞれ11部門、10部門にノミネートされ、強さを発揮しているが、第76回ゴールデングローブ賞では下馬評を覆し『スパイダーマン:スパイダーバース』が最優秀長編アニメーション映画賞を受賞したばかり(『未来のミライ』も候補だった)。その上で過去6年間、ディズニーアニメーション作品が栄冠に輝き続けた同賞が、そろそろ安定したブランド力から離れ、より革新的でユニークな映像表現にスポットをあてるべき転機を迎えているのは事実。確かに『未来のミライ』は最有力候補ではないが、『犬ヶ島』同様にそのオリジナリティは評価に値するはずである。第91回アカデミー賞授賞式は2月25日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催される。(text:Ryo Uchida)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年01月23日モンキー・パンチの名作コミックをアニメ化、世代を超え愛される国民的キャラクターが活躍するアニメの最新作「ルパン三世 イタリアン・ゲーム」が1月18日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠に登場する。1971年にアニメ第1作が初放送されると、その後TV第2シリーズが製作され映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』、宮崎駿が監督した『ルパン三世 カリオストロの城』の公開を経て人気アニメへと成長。その後もTVシリーズ、劇場版ともに製作され続け、さらに90~00年代には毎年のようにスペシャルが放送。さらに近年は「名探偵コナン」とコラボした『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』に銭形警部にスポットを当て鈴木亮平主演で実写版も製作されるなど、40年以上にわたり絶大な支持を受け続ける同シリーズ。今回の「イタリアン・ゲーム」は2016年以来となるテレビスペシャルとなり、宮崎監督が描き出した名作『カリオストロの城』に登場したカリオストロ伯爵の遺産を巡って“青ジャケット姿”のルパンとその一味たちが活躍する。サンマリノ共和国の名家に生まれ、イタリア最大手のホテルチェーンを経営するロッセリーニ財閥の若き会長であり、スーパーモデルなどとしても活躍するお騒がせセレブのレベッカが誘拐され、レベッカの熱狂的なファンである犯人が彼女に結婚を迫り列車を制御不能状態に陥れる。あるお宝を狙い彼女を追っていたルパンは、何の因果か銭形とともに、暴走列車に監禁されたレベッカを救いだすため暴走列車とカーチェイスをする羽目になるのだが、実は誘拐犯を裏で操っていた謎の人物が。その人物「仮面伯爵」とルパンは「あるお宝」をめぐって勝負を繰り広げていたのだ。その「あるお宝」とはかの有名な「カリオストロ伯爵の遺産」だった…という物語。ルパン役の栗田貫一に次元大介役の小林清志、石川五ェ門役の浪川大輔、峰不二子役の沢城みゆき、銭形役の山寺宏一らお馴染みメインキャスト陣にくわえ、レベッカには藤井ゆきよが起用。『カリオストロの城』の世界観を受け継いだ今年の新ルパンをお見逃しなく。金曜ロードSHOW!「ルパン三世 イタリアン・ゲーム」は1月18日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年01月18日是枝裕和監督の『万引き家族』が、アカデミー賞前哨戦として注目を集める第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞にて、日本映画としては33年ぶりとなる外国語映画賞を受賞、是枝監督が現地で行われた表彰式に駆けつけた。ロサンゼルスを拠点に活動する映画批評家で構成された“ロサンゼルス映画批評家協会”のメンバー投票によって決定する同賞。今年は、村上春樹の短編小説「納屋を焼く」をもとにしたイ・チャンドン監督による韓国映画『バーニング 劇場版』も『万引き家族』と並んで外国語映画賞を受賞している。なお、日本映画では黒澤明監督の『乱』以来、33年ぶりの外国語映画賞受賞となる。過去には『君の名は。』(新海誠監督)、『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)、『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督)がアニメーション映画賞に輝いており、本年度のキャリア功労賞には宮崎駿監督が選ばれている(日米合作映画としてはクリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』が作品賞を受賞)。表彰式では、割れんばかりのスタンディングオベーションに包まれる中、是枝監督が登場。トロフィーを受けとると、「この賞を頂いたお礼を一言述べたくて、10時間飛行機に乗って、今朝この街に着きました。本当にありがとうございます」と喜びの挨拶。「5月にカンヌの映画祭で賞を頂いたときに、審査委員長のケイト・ブランシェットさんがこの作品のことをインビジブルピープル、目に見えない人たちを目に見える形にしたというところをすごく評価していただきまして、とても嬉しかったんですね。この映画に限らず、いつも映画を作る時には、見えないもの、声にならない声をどういう風に映画にするかという事をいつも考えているのでとても嬉しかったです」と語った。さらに「映画にはある力があると思っています」と続けると、「例えば日本と韓国とか、アメリカとメキシコとか隣り合う国と国、人とひとの間に大きな力が、壁を作りお互いがお互いを見えなくしようとするときに、その壁を取り払ってお互いを見える形にしていく、そういう力が映画にはあると思っています。なのでこの賞を友人でもあり、韓国の最も尊敬する監督でもあるイ・チャンドンさんと同じ賞を受賞できたことが本当に嬉しいです」とスピーチ、大きな喝采を浴びていた。また同日、1月13日に発表となったパームスプリングス映画祭でも、外国語映画に贈られるFIPRECI賞(国際批評家連盟賞)を受賞。こちらにも是枝監督が駆けつけた。本作は、先日発表された英国アカデミー賞やアジアン・フィルム・アワーズなど、現在56の海外映画賞各部門でのノミネート、30の受賞歴を重ねている。第91回米国アカデミー賞の外国語映画賞部門・最終ノミネーション発表前の候補リスト9本にも選ばれており、1月22日(火)に行われるノミネート発表に向けても大きな弾みとなっている。『万引き家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.バーニング 劇場版 2019年2月1日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved
2019年01月13日スタジオジブリにとって約3年ぶりとなる東京での展覧会「鈴木敏夫とジブリ展」が、2019年4月20日(土)から5月12日(日)まで、神田明神に新設された文化交流館「EDOCCO」内の神田明神ホールおよびその周辺エリアにて開催される。スタジオジブリプロデューサー・鈴木敏夫の“言葉”に着目した展覧会本展は、国内外問わず多くのファンに愛され続けるジブリ作品の数々を手掛けてきた、スタジオジブリの敏腕プロデューサー・鈴木敏夫の“言葉”に注目した展覧会。2017年に広島(筆の里工房)、2018年に名古屋(松坂屋美術館)と金沢(金沢21世紀美術館)で開催され好評を博した「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」をベースに、更にジブリの魅力を詰め込んでバージョンアップさせたものとなる。作品の世界観をより多くの人に伝えるため、監督の意図を汲み作品と真摯に向き合い、その本質を「言葉」にして伝えてきた鈴木敏夫。鈴木が高畑勲、宮崎駿両氏と出会って40年、「風の谷のナウシカ」や「千と千尋の神隠し」、そして「風立ちぬ」、「かぐや姫の物語」まで、ジブリはどこから始まりどこへ向かうのか。その原点から現在までを鈴木の言葉を通して紹介することで、スタジオジブリの秘密に迫る。会場では、鈴木が書き下ろした書やイラストなどの作品資料の展示のほか、新たな時代へのメッセージを来場者に投げかける特別企画、会場となる神田明神とジブリのコラボレーショングッズの販売なども行われる。“湯婆婆と銭婆”がアドバイスをくれるおみくじ東京会場で初披露となる新展示は、湯婆婆と銭婆が来場者の様々な悩みにアドバイスをくれる「湯婆婆と銭婆の"開運・恋愛"おみくじ」。3メートルにも及ぶ大迫力の超巨大“湯婆婆と銭婆”が会場に登場する。口の中にある札を引っ張ると、2人からのメッセージが。そのあと、札に描かれた番号のおみくじを棚から持ち帰ることができる。会場に行った際は、湯婆婆たちからの“アドバイス”をぜひとも聞いてみてほしい。『千と千尋の神隠し』の限定グッズ会場で販売されるのは、映画『千と千尋の神隠し』に登場するキャラクターをデザインした展覧会限定グッズ全7点。グッズに描かれたイラストは、全て今回の展覧会のために鈴木敏夫が描き下ろしたもので、東京会場で初披露される。展開されるグッズは、人気キャラクター"湯婆婆"をモチーフにしたこけしやがま口財布、手ぬぐい、鈴付きの絵馬風キーホルダーなど。八百万の神々を描いた御朱印帳のほか、Tシャツ、クリアファイルも登場する。作品の世界観を落とし込んだカフェメニュー会場の1階にある江戸っ子 カフェ「マスマス」では、ジブリ作品をモチーフにしたメニューを販売。『千と千尋の神隠し』でハクが千尋に渡したおにぎりをイメージした「白(ハク)米のおにぎり」は、神田明神の境内で、元気が出る様に願いをこめて握ったもの。「となりのカキ氷」は、『となりのトトロ』の住む深い森をイメージした宇治金時かき氷となっている。他にもまっくろくろすけを彷彿させる“黒ゴマのおはぎ”や、鈴木敏夫が描いた「だいこく様」をあしらったプリンなど、作品の世界観を落とし込んだユニークなメニューが並ぶ。神田明神コラボのお守り&絵馬また1階の神札授与所で受け取れる参拝記念品には、“湯婆婆”が描かれた迫力満点の絵馬や御守など、ジブリキャラクターとコラボレーションした特別デザインが登場。展覧会を楽しんだ後は、是非記念に立ち寄ってみてはいかがだろう。開催概要鈴木敏夫とジブリ展開催期間:2019年4月20日(土)〜5月12日(日) ※計23日間、会期中無休会場:神田明神 文化交流館「EDOCCO」内 神田明神ホール時間:10:00~18:00(最終入場 17:30) ※営業時間は今後変更になる可能性あり。■チケット情報・当日券価格:大人 1,300円、 中高生 800円、 小学生 600円・前売券チケット発売日:2019年2月10日(日)取扱いプレイガイド:ローソンチケット(Lコード36666:ローソン・ミニストップ)、イープラス(ファミリーマート)、アニメイト(※特典付前売券の販売はなし)、チケット金額:特典付前売券:大人1,300円価格(特典なし):大人 1,200円、中高生 800円、小学生 600円※湯婆婆イラストのオリジナルメモ帳の引換券付き前売券は数量限定で販売。「引換券」と交換で観覧当日に展覧会会場、開館時間内にて受け渡し。※3月10日(日)からは、「三鷹の森ジブリ美術館」とのセット券の販売を予定。■「鈴木敏夫とジブリ展」限定グッズ例・「八百万の神々/御朱印帳」1,620円・「湯婆婆こけし」3,780円・「銭婆/がま口」1,944円※デザインは変更になる場合がある。※価格はすべて税込。■1階 江戸っ子 カフェ 「マスマス」期間:2019年4月20日(土)~5月12日(日)営業時間:10:00~19:00(会期中無休)※日により営業終了時間が異なるメニュー例:・まっくろなくろ胡麻おはぎのお茶セット 864円(店内提供専用)・白(ハク)米のおにぎり 864円 ※お茶付き・となりのカキ氷 648円(持ち帰り専用)・だいこく様の縁結びプリン 380円(持ち帰り専用)■神田明神コラボ御守・絵馬授与場所:神札授与所 <文化交流館 1階>授与期間:2019年4月20日(土)~5月12日(日)授与時間:9:00~19:00(会期中無休)※都合により時間変更の場合有り
2019年01月12日スタジオジブリの敏腕プロデューサーとして知られる鈴木敏夫の展覧会「鈴木敏夫とジブリ展」が、約3年ぶりに東京で開催。神田明神に新設された文化交流館「EDOCCO」内の神田明神ホールおよびその周辺エリアにて、4月20日から5月12日まで行われる。過去開催「言葉の魔法展」の様子 ©TS ©Studio Ghibli同展は、国内外問わず多くのファンを持ち愛され続けるジブリ作品を手掛けてきた、スタジオジブリの敏腕プロデューサー鈴木敏夫の“言葉”に注目した展覧会。一昨年の広島(筆の里工房)を皮切りに、昨年は名古屋(松坂屋美術館)と金沢(金沢21世紀美術館)で開催され、好評を博した「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」を元に、さらにジブリの魅力を詰め込みバージョンアップさせた。会場には、鈴木が書き下ろした書やイラストをはじめ、新たな時代へのメッセージを来場者に投げかける特別企画や、本企画展の会場となる神田明神とジブリのコラボレーショングッズの販売も予定している。鈴木敏夫氏による揮毫の様子 撮影:山本 彩乃作品の世界観をより多くの人に伝えるため、監督の意図を汲み作品と真摯に向き合うことで、その本質を「言葉」にして伝えてきた鈴木。その力強い“言葉”を見ただけで、きっと誰しも心に残る名場面を鮮明に思い出すとともに、ジブリの世界観に強く引き込まれるだろう。高畑勲、宮崎駿両氏と出会って40年、『風の谷のナウシカ』や『千と千尋の神隠し』、そして『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』まで、ジブリはどこから始まりどこへ向かうのか。展示では、鈴木による書やジブリ作品の資料を用いて、鈴木敏夫の「原点」から「今」を紹介することで、スタジオジブリの秘密に迫る。【イベント情報】鈴木敏夫とジブリ展会期:4月20日〜5月12日会場:神田明神 文化交流館「EDOCCO」内 神田明神ホール時間:10:00~18:00 (最終入場 17:30)
2019年01月11日「金曜ロードSHOW!」では先週と今週の2週にわたり「冬もジブリ」を掲げてジブリ作品を連続放送。2週目の1月11日(金)今夜は放送される度に多くの視聴者に感動を呼び起こす名作『耳をすませば』が放送される。『紅の豚』『平成狸合戦ぽんぽこ』のヒットでスタジオジブリの名前がアニメファンだけでなく日本じゅうに知れ渡った1995年に公開された本作。物語は現代の東京、多摩地区が舞台。中学3年生の月島雫は、図書館で借りた本の図書カードに必ず名前が書いてある「天沢聖司」という男の子にほのかな想いを抱きはじめていた。雫は偶然迷い込んだアンティークショップ「地球屋」で最悪な出会い方をした同級生の聖司と再会してしまい、聖司の無神経ぶりに「地球屋」の主人・司朗や店に置いてあったロマンティックな仕掛け時計、猫の人形・バロンとの“出会い”まで台無しにされたような気分になる。夏休みが明けた新学期、雫は親友の夕子が想いを寄せていたクラスメイトの杉村から逆に告白され、戸惑ったまま「地球屋」に向かうとそこに聖司が現れる。聖司は「地球屋」の主人・司朗の孫で、親に反対されながらも司朗の元でバイオリン職人になるための修行を積んでいたのだった。さらに聖司があの「天沢聖司」だと知り雫は衝撃を受けるが、夢に向かって真っすぐ進もうとしている聖司に少しずつ惹かれていく。そしてイタリアに短期留学することになった聖司を見て、雫も「物語」を書いてみようと決意する――という展開。柊あおいによる同名コミックを原作に、先週放送の『風の谷のナウシカ』をはじめ『魔女の宅急便』『千と千尋の神隠し』など数々の名作アニメを世に送り出してきた宮崎駿が脚本を手掛け、本作が劇場アニメ初監督となる近藤喜文がメガホンを取った。ドラマ「カルテット」や月9「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」、昨年秋の「僕らは奇跡でできている」も好評のうちに終了した高橋一生が声優として聖司役で出演。14歳の高橋さんのいまとまた違った声の演技も見どころ。金曜ロードSHOW!「2週連続冬もジブリ」『耳をすませば』は1月11日(金)21時~日本テレビ系にてノーカット放送。(笠緒)
2019年01月11日エミリー・ブラントが主人公のミステリアスな魔法使いを演じた『メリー・ポピンズ リターンズ』を引っさげ、ついに初来日を果たすことが決定!「待ちきれないわ。日本の皆さんにお目にかかれるのが楽しみ」と期待のコメントを寄せている。本作は、超一流のスタッフとキャストが集結し、心躍る歌とダンス、そしてとびっきりの魔法で、観る者を夢の世界へと誘う極上のエンターテインメント作品。パーフェクトでエレガントな魔法使いメリー・ポピンズを演じるエミリー・ブラントは、ディズニーとロブ・マーシャル監督が“エミリーでなければやらない”と断言したというほど、その演技力が高く評価されている。1983年2月23日、英ロンドン生まれのエミリーは、2000年ごろから舞台で活躍し、翌年に「The Royal Family」でイブニング・スタンダード新人賞を獲得。大ヒット映画『プラダを着た悪魔』(06)でハリウッド進出を果たしてブレイク。以降、トム・クルーズ主演『オール・ユー・ニード・イズ・キル』などハリウッド大作のヒロイン役に起用され、宮崎駿監督作『風立ちぬ』英語吹き替え版では、ヒロインの声を担当したことも。昨年出演した『クワイエット・プレイス』が全米で大ヒットを記録。私生活では同作の監督であるアメリカ人俳優ジョン・クラシンスキーと2010年に結婚、おしどり夫婦として知られ、現在2児の母でもある。そんなエミリーは、ディズニーが50年以上も大切にしてきた“メリー・ポピンズ”というキャラクターを見事に演じきり、世界的にも注目を集める中、日本のファン待望の初来日が実現。エミリーは「待ちきれないわ。日本に行ったことのある人は誰でも、唯一無二の美しい国だと言うの。日本の皆さんにお目にかかれるのがとても楽しみです!」とコメント。1月23日(水)に行われるジャパンプレミアへの登壇も予定しており、日本語吹き替えを担当した平原綾香、谷原章介との共演が実現する。また、すでに公開された全米では、「『メリー・ポピンズ リターンズ』でメリー・ポピンズが私たちの世界に戻ってきたことは喜ばしく、ウインターホリデーシーズン中に全ての年代の映画ファンが求めている楽しさを兼ね備えている」(SCREENRANT/Sandy Schafer)、「本当にディズニー・マジック!休暇に観たい映画!」(KSL (NBC)/Jimmy Martin)など称賛の声が相次ぎ、話題をさらっている。エミリーが演じるメリー・ポピンズは、一体どんな奇跡を私たちにもたらしてくれるのか?観る者の誰もが幸せでハッピーになれる本作に、ますます期待が高まる。『メリー・ポピンズ リターンズ』は2月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年01月10日